JP2014099354A - 蓄電装置モジュール - Google Patents

蓄電装置モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2014099354A
JP2014099354A JP2012251197A JP2012251197A JP2014099354A JP 2014099354 A JP2014099354 A JP 2014099354A JP 2012251197 A JP2012251197 A JP 2012251197A JP 2012251197 A JP2012251197 A JP 2012251197A JP 2014099354 A JP2014099354 A JP 2014099354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
power storage
storage device
locking
device module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012251197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5998868B2 (ja
Inventor
Akihisa Matsudo
覚央 松戸
Motoaki Okuda
元章 奥田
Masami Tomioka
雅巳 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012251197A priority Critical patent/JP5998868B2/ja
Publication of JP2014099354A publication Critical patent/JP2014099354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5998868B2 publication Critical patent/JP5998868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】ダクトにおける連通口のシール性を高めることができる蓄電装置モジュールを提供すること。
【解決手段】電池モジュール10は、複数の二次電池11とダクト30を有する。ダクト30は、各蓋体14に対向する電池側壁部31に、圧力開放弁18に対向配置される複数の連通口35と、複数の連通口35を個別に囲むシール部材33を有するとともに、ダクト30の内部に連通口35と連通する排出路34を有する。ダクト30は、連通口35を圧力開放弁18に向き合わせ、かつシール部材33が蓋体14に密接した状態で配置されている。電池モジュール10は、ダクト30が蓋体14に向かう方向へのテンションをダクト30に付与するテンション付与部材40を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の蓄電装置が、端壁が同一平面上に位置する状態で積層されているとともに、複数の端壁に跨るダクトを備える蓄電装置モジュールに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池を、複数モジュール化した電池モジュールが搭載されている。各二次電池は、ケースに電極組立体と電解液を収容して構成される。また、二次電池のケースには、ケース内の圧力が上昇した場合に開放する圧力開放弁が備えられている。圧力開放弁が開放されたとき、ケース内からは電解液が気化した可燃性のガスが噴出するが、このガスを二次電池から遠ざけるために、電池モジュールにはダクトが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図11(a)に示すように、特許文献1の蓄電素子モジュール80は、五個のリチウムイオン二次電池81を電気的に直列に接続した状態で、幅方向に並べ、幅方向の両端部にアルミニウム製の拘束プレート83を配置し、二枚の拘束プレート83を鉄製の拘束バンド84で拘束して一体化した。各リチウムイオン二次電池81の上面には図示しない安全弁が設けられている。蓄電素子モジュール80には、絶縁部材製のダクト部材85が配設され、このダクト部材85は拘束プレート83にネジ89によって固定されている。
図11(b)に示すように、ダクト部材85は、リチウム二次電池81の積層方向に延びる箱状であり、その底面85aがリチウム二次電池81の上面81aと当接している。ダクト部材85は、リチウム二次電池81の安全弁に対応した位置に貫通孔85bを有し、かつリチウム二次電池81の並んだ方向の一方の側面に内部のガスを排出する排出孔85cが開口している。
そして、それぞれのリチウム二次電池81の安全弁が開放されたとき、その安全弁から噴出した電解液の分解ガスは、貫通孔85bからダクト部材85の内部に流入する。そして、その流入した分解ガスは、ダクト部材85によってリチウムイオン二次電池81から遠ざけられた位置で排出孔85cから排出される。
特開2007−265658号公報
ところが、安全弁から噴出した分解ガスが、ダクト部材85の貫通孔85bから洩れてしまう虞があり、貫通孔85bのシール性を高めることが要求されている。
本発明は、ダクトにおける連通口のシール性を高めることができる蓄電装置モジュールを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の蓄電装置モジュールは、電極組立体及び電解液をケース内に収容し、前記ケースの内圧が開放圧を越えた場合に開放する圧力開放弁を前記ケースの端壁に有する蓄電装置を複数有し、複数の蓄電装置が、前記端壁が同一平面上に位置する状態で積層されているとともに、前記複数の端壁に跨るダクトを備える蓄電装置モジュールであって、前記ダクトの内部に排出路を有するとともに、前記ダクトの壁部に前記排出路から前記圧力開放弁に向けて開口する複数の連通口と、前記複数の連通口をシールするシール部材を有し、前記ダクトは、前記連通口を前記圧力開放弁に向き合わせ、かつ前記シール部材が前記端壁に密接した状態で配置されており、前記ダクトが前記端壁に向かう方向へのテンションを前記ダクトに付与するテンション付与手段を有する。
これによれば、テンション付与手段によってダクトが端壁に向けて押圧される。すると、シール部材はダクトと端壁の間で押し潰され、シール部材は端壁に密接する。したがって、シール部材によって圧力開放弁の周囲をシールすることができ、万一、圧力開放弁が開放されても、連通口から流体が洩れることを防止できる。
また、前記複数の蓄電装置を前記積層方向に拘束する拘束部材を有し、前記テンション付与手段は、前記ダクトにおいて前記壁部と反対側の別の壁部に配置される押圧部と、前記押圧部から前記拘束部材に向けて延設され、前記拘束部材に連結される連結部とを有するテンション付与部材であってもよい。
これによれば、拘束部材をダクトにテンションを付与する手段として利用することができる。
また、前記テンション付与手段は、前記ダクトにおいて前記壁部と反対側の別の壁部に配置される押圧部材と、前記複数の蓄電装置の少なくとも一つでの前記端壁と反対面に係止する係止部材と、前記係止部材に一端が連結され、他端が前記押圧部材に連結される連結部材とを有していてもよい。
これによれば、押圧部材、係止部材及び連結部材を用いて、ダクトにテンションを付与することができる。よって、蓄電装置を利用してダクトへテンションを付与することができる。
また、前記係止部材は、全ての蓄電装置の前記反対面に係止しているのが好ましい。
これによれば、例えば、係止部材が、複数の蓄電装置のうちの一つだけに係止している場合と比べると、蓄電装置に対する係止部材の係止状態を安定させることができ、係止部材が蓄電装置から外れにくくなる。よって、安定した係止部材に対し、連結部材を介して連結される押圧部材も安定した状態とすることができ、ダクトを端壁に向けて確実にテンションを付与することができる。
本発明によれば、ダクトにおける連通口のシール性を高めることができる。
第1の実施形態の電池モジュールを示す斜視図。 (a)は電池モジュールのダクトの取付構造を示す部分断面図、(b)はダクトの連通口と圧力開放弁との位置関係を示す拡大断面図。 二次電池及び伝熱プレートを示す斜視図。 (a)はダクトを示す斜視図、(b)はダクトを連通口側から示す斜視図、(c)はダクトを示す断面図。 ダクトをダクト形成部材に展開した状態を示す斜視図。 ダクト形成部材からダクトを形成する状態を示す斜視図。 (a)はダクト形成部材を示す部分断面図、(b)は成形部材で連通口を成形した状態を示す部分断面図、(c)はシール部材を装着する状態を示す部分断面図。 拘束部材及びテンション付与部材を示す斜視図。 第2の実施形態の電池モジュールを示す斜視図。 第2の実施形態の電池モジュールを示す側面図。 (a)及び(b)は背景技術を説明する図。
(第1の実施形態)
以下、蓄電装置モジュールを電池モジュールに具体化した第1の実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、電池モジュール10は、二次電池11を複数備えるとともに、それら二次電池11は拘束部材20によって一体化されている。
図3に示すように、各二次電池11のケース13には電極組立体12及び電解液(図示せず)が収容されている。ケース13は、開口部を有する直方体状のケース本体24と、ケース本体24の開口部を閉塞する矩形平板状の蓋体14とを有する。ケース本体24と蓋体14は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池11は、その外観が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池11は、リチウムイオン電池である。ケース本体24は、有底四角筒状であり、矩形平板状の底壁21と、この底壁21の四辺から立設された四角筒状の周壁22と、を有する。
また、ケース13に収容された電極組立体12には、正極端子15と負極端子16が電気的に接続されている。そして、正極端子15及び負極端子16には、ケース13から絶縁するためのリング状の絶縁リング17aがそれぞれ取り付けられている。また、正極端子15と負極端子16は、蓋体14からケース13外に露出している。二次電池11は、ケース13の内圧が開放圧を越えた場合に開放する圧力開放弁18を蓋体14に有する。よって、本実施形態では、蓋体14が、圧力開放弁18の設けられた端壁に相当する。
なお、ケース本体24の周壁22において、最も広い二つの長方形状の側壁を第1側壁22aとし、二つの第1側壁22aに直交する他の二つの側壁を第2側壁22bとする。そして、第1側壁22aの長手方向を二次電池11の長手方向とする。また、蓋体14において、正極端子15及び負極端子16が突出する面の短手方向を、二次電池11の厚み方向とする。そして、複数の二次電池11は、隣り合う二次電池11同士において第1側壁22aの間に伝熱プレート19を介装した状態で積層されている。よって、電池モジュール10の長手方向に沿って各二次電池11の厚み方向が延びている。また、電池モジュール10では、全ての蓋体14が同一平面上に位置している。
図1及び図8に示すように、複数の二次電池11は、矩形環状の拘束部材20によって積層方向に拘束されている。拘束部材20は金属製(例えば、鉄)である。拘束部材20は、積層方向両端の二次電池11の第1側壁22aの外側、及び全ての第2側壁22bの外側から電池モジュール10を取り囲んでいる。拘束部材20は、短手方向に延びる二つの辺部20aに、各辺部20aの長手方向中央から突出する係止突部23を備える。各係止突部23は、辺部20aから棒状に突出する軸部23aと、軸部23aの先端の球状の頭部23bを備える。
図1及び図2に示すように、電池モジュール10は、全ての蓋体14に跨る長尺四角筒状及び樹脂製のダクト30を備える。
図2及び図4に示すように、ダクト30は、その内側に排出路34を備え、排出路34の両端は開放されている。ダクト30において、蓋体14に対向する壁部を電池側壁部31とすると、排出路34を挟んだ電池側壁部31と反対側の別の壁部を、外側壁部32とする。また、ダクト30において、電池側壁部31と外側壁部32を繋ぐ一対の壁部を連結壁部38とする。
ダクト30は、電池側壁部31に排出路34と連通する複数の連通口35を有し、複数の連通口35は電池側壁部31の長手方向に等間隔おきに設けられている。また、電池側壁部31は、各連通口35の外周から電池側壁部31の外面側に突出する四角環状の突条部31aを備え、この突条部31aには四角環状のシール部材33が装着されている。よって、連通口35はシール部材33によって全周が囲まれるとともに、シール部材33は電池側壁部31の外面よりも突出している。
図1及び図2に示すように、ダクト30は、各連通口35が電池モジュール10の各圧力開放弁18に向けて開口する状態で配設されている。電池モジュール10は、ダクト30に対し蓋体14に向けたテンションを付与するテンション付与手段としてのテンション付与部材40を備える。テンション付与部材40は、ダクト30の外側壁部32に面接触する弾性材料(例えば、ゴム)製の押圧部41を備え、この押圧部41は細長板状である。押圧部41の長手方向の長さは、ダクト30の長手方向への長さ、及び電池モジュール10の長手方向への長さより若干長く設定されている。
テンション付与部材40は、押圧部41の長手方向両端から延びる細長板状の連結部42を備える。各連結部42は、押圧部41に対し屈曲し、テンション付与部材40はコ字状をなす。各連結部42は、先端部に金属板が巻き付けられた連結片43を備え、連結片43及び連結部42を貫通する係止孔45を有する。各係止孔45は鍵孔状である。
電池モジュール10では、拘束部材20の係止突部23の軸部23aが、係止孔45の円形状の孔から挿通されるとともに、係止孔45の内周縁に軸部23aが係止している。テンション付与部材40は、押圧部41及び連結部42が長手方向に延びるように弾性変形して係止突部23に係止している。ダクト30の各シール部材33は、電池側壁部31の外面と蓋体14の外面との間に介装されるとともに、電池側壁部31の外面と蓋体14の外面に密接し、連通口35をシールしている。
上記構成の電池モジュール10は、矩形箱状のモジュール用ケース50内に収容され、このモジュール用ケース50は長手方向両端の側壁に排気口50aを有する。そして、ダクト30の長手方向両端は、モジュール用ケース50の排気口50aに向けて開放されている。
次に、電池モジュール10の製造方法及び作用を記載する。
複数の二次電池11を拘束部材20によって積層状態で拘束する。次に、蓋体14の上面にダクト30の電池側壁部31を対向配置するとともに、各圧力開放弁18を連通口35で囲む位置にダクト30を配置する。
次に、テンション付与部材40の両連結部42を引張って弾性変形させながら、係止孔45に拘束部材20の係止突部23を挿入する。そして、連結部42が若干、原形状に復帰(収縮)することで、係止孔45の内周縁に係止突部23の軸部23aが係止し、テンション付与部材40によってダクト30が複数の二次電池11と一体化されるとともに、電池モジュール10が製造される。
電池モジュール10において、テンション付与部材40の連結部42が拘束部材20の係止突部23に係止され、この拘束部材20は、複数の二次電池11に対し移動不能に固定されている。そして、連結部42の引張りによって押圧部41がダクト30に向けて引寄せられている。よって、ダクト30は、テンション付与部材40の押圧部41によって外側壁部32に直交する方向から押圧され、ダクト30は長手方向全体に亘って蓋体14(二次電池11)に向けてテンションが付与されている。このため、ダクト30によって、シール部材33が電池側壁部31と蓋体14との間で押し潰され、シール部材33は電池側壁部31の外面と蓋体14の外面に確実に密接する。
そして、複数の二次電池11のいずれかにおいて、ケース13内の圧力が上昇し、圧力開放弁18が開放されたとき、ケース13内からは電解液が気化した可燃性のガスが噴出する。このガスは、連通口35を通ってダクト30の排出路34に排出される。そして、連通口35はシール部材33によってシール性が高められているため、ガスが連通口35からモジュール用ケース50内に洩れることが防止される。ダクト30の排出路34に排出されたガスは、排出路34を通ってモジュール用ケース50の排気口50aからモジュール用ケース50外へ排気される。
次に、電池モジュール10におけるダクト30の製造方法について説明する。
図5及び図6に示すように、ダクト30は、樹脂製のダクト形成部材55を折り曲げて製造される。矩形状のダクト形成部材55は、外側壁部32を形成する矩形板状の第1壁形成部57aを有し、この第1壁形成部57aの長手方向に沿って連通口35を形成し得る貫通孔35aが予め形成されている。なお、貫通孔35aは、後述の連通口35の形成方法によって連通口35を形成するための孔であり、連通口35より一回り小さく形成されている。
ダクト形成部材55は、その短手方向で第1壁形成部57aを挟む位置に、第1の折り線55aを有する。ダクト形成部材55は、その短手方向で両第1の折り線55aよりも外側に、連結壁部38を形成する矩形板状の第2壁形成部57bを有する。さらに、ダクト形成部材55は、その短手方向で第2壁形成部57bを挟む位置に、第2の折り線55bを有する。また、ダクト形成部材55は、その短手方向で第2の折り線55bより外側に、外側壁部32を形成する第3壁形成部57cを有する。
そして、第1の折り線55aを谷折りして第1壁形成部57aから電池側壁部31を形成し、さらに、第2の折り線55bを谷折りして各第2壁形成部57bから連結壁部38を形成する。また、二つの第3壁形成部57cを、その長手方向に延びる両端縁を突き合わせて接合する。すると、二つの第3壁形成部57cから外側壁部32が形成されるとともに、ダクト形成部材55が四角筒状に成形されてダクト30が形成される。
次に、連通口35の形成方法及びシール部材33の装着方法について説明する。
図7(a)に示すように、ダクト形成部材55において、第1壁形成部57aに連通口35よりも一回り小さい貫通孔35aを成形時に形成しておく。次に、図7(b)に示すように、貫通孔35aに加熱した成形部品56を挿入する。成形部品56は、四角柱状をなすとともに、軸方向の一端から他端に向けて徐々に断面積が大きくなる形状である。そして、成形部品56を、断面積の小さい側から貫通孔35aに挿入していく。成形部品56が貫通孔35aに挿入されていくに従い、成形部品56の熱によって軟化したダクト形成部材55は成形部品56の挿入方向に沿って押し出されていき、突条部31aが形成される。そして、貫通孔35aが、連通口35と同じ大きさにまで拡大されたら、成形部品56を抜き取る。最後に、図7(c)に示すように、突条部31aにシール部材33を装着する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)テンション付与部材40によって、ダクト30に蓋体14に向けたテンションを付与した。このため、ダクト30と蓋体14の間に介装されたシール部材33を押し潰して、シール部材33を蓋体14の外面に密接させることができる。よって、万一、圧力開放弁18が開放されても、圧力開放弁18から噴出したガスが連通口35から洩れることを防止できる。
(2)電池モジュール10は、複数の二次電池11が拘束部材20によって積層方向に拘束され、この拘束部材20にテンション付与部材40の連結部42を係止させた。このため、電池モジュール10を形成するための拘束部材20を利用してダクト30にテンションを付与することができる。
(3)ダクト30の連通口35を囲むシール部材33は、電池側壁部31の外面から突出する突条部31aに装着されている。このため、例えば、電池側壁部31に突条部31aが形成されず、連通口35の周縁にシール部材33を装着する場合と比べると、シール部材33を簡単に装着することができる。
(4)テンション付与部材40は、外側壁部32の長手方向全体に亘って面接触する押圧部41を備え、その押圧部41の長手方向の両端部に連結部42を備える。このため、連結部42によって押圧部41にテンションを付与したとき、ダクト30の長手方向全体に亘って蓋体14に向けたテンションを付与することができる。よって、全ての蓋体14に跨るダクト30を、全ての蓋体14に向けてテンションを付与することができ、全てのシール部材33を蓋体14に密接させることができる。
(第2の実施形態)
次に、蓄電装置モジュールを電池モジュールに具体化した第2の実施形態を図9〜図10にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態の電池モジュール60において、積層方向の両端の二次電池11の外側には、それぞれ板状のエンドプレート61が配設されている。両エンドプレート61の四隅には、それぞれ通しボルト62が挿通されるとともに、各通しボルト62にナット63が螺合され、全ての二次電池11が積層方向に拘束された状態で一体化されている。よって、第2の実施形態では、エンドプレート61、通しボルト62及びナット63が拘束部材に相当する。
テンション付与手段は、ダクト30を蓋体14に向けて押圧する押圧部材70と、全ての二次電池11において、蓋体14と反対面となる底壁21に係止する係止部材71と、押圧部材70と係止部材71を連結する連結部材72とからなる。
押圧部材70は、ダクト30の外側壁部32に面接触する弾性材料(例えば、ゴム)製の押圧部70aを備え、この押圧部70aは細長板状である。押圧部70aの長手方向の長さは、ダクト30の長手方向への長さ、及び電池モジュール60の長手方向への長さより若干長く設定されている。また、押圧部材70は、押圧部70aの長手方向両端から延びる弾性材料製及び細長板状の第1連結部70bを備える。各第1連結部70bは、押圧部70aに対し屈曲しており、押圧部材70は全体としてコ字状をなす。また、各第1連結部70bは、先端に押圧部70aとは逆方向に延びる第1連結片70cを有する。
係止部材71は、電池モジュール60の長手方向に延び、全ての二次電池11の底壁21に係止する金属製の係止部71aを備え、この係止部71aは細長板状である。係止部71aの長手方向の長さは、電池モジュール60の長手方向への長さより若干長く設定されている。また、係止部材71は、係止部71aの長手方向両端から延びる細長板状の第2連結部71bを備える。各第2連結部71bは、係止部71aに対し直交する方向に延び、係止部材71はコ字状をなす。また、各第2連結部71bは、先端に係止部71aとは逆方向に延びる第2連結片71cを有する。
連結部材72は、押圧部材70の第1連結部70bと、係止部材71の第2連結部71bとを連結する。連結部材72は、Y字状の本体部72aを有するとともに、本体部72aの三つの先端に、本体部72aの面に対し直交する方向に延びる連結片72cを有する。
電池モジュール60において、一対の係止部材71は、その係止部71aが、各ケース13の底壁21に係止しているとともに、各第2連結部71bが両エンドプレート61の外側に配置されている。また、押圧部材70は、その押圧部70aがダクト30の外側壁部32の外面上に配置されるとともに、各第1連結部70bがダクト30の長手方向両端の外側に配置されている。
そして、各係止部材71の第2連結片71cと、連結部材72の一端の連結片72cとがボルト75aとナット75bによって締結されている。また、押圧部材70の第1連結片70cと、連結部材72の他端の連結片72cとがボルト75aとナット75bによって締結され、
よって、電池モジュール60において、押圧部材70の押圧部70aが、連結部材72を介して係止部材71に連結され、この連結状態では、連結部材72によってダクト30が係止部材71側に引張られている。このため、ダクト30は押圧部材70の押圧部70aによって、外側壁部32に直交する方向から押圧され、ダクト30は長手方向全体に亘って蓋体14(二次電池11)に向けてテンションが付与されている。このため、ダクト30によって、シール部材33が電池側壁部31と蓋体14との間で押し潰され、シール部材33は電池側壁部31の外面と蓋体14の外面に確実に密接する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果と同様に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)電池モジュール60は、複数の二次電池11をエンドプレート61と、通しボルト62と、ナット63で積層方向に拘束した。そして、押圧部材70、係止部材71及び連結部材72を用いて、ダクト30にテンションを付与した。よって、二次電池11の拘束と、ダクト30へのテンションの付与とを別々の部材で行うようにしたため、二次電池11の拘束と、ダクト30へのテンション付与のそれぞれを確実に行うことができる。
(6)係止部材71を全ての二次電池11の底壁21に係止させ、その係止部材71に対し、押圧部材70を連結部材72を用いて連結し、ダクト30にテンションを付与した。したがって、第2の実施形態では、エンドプレート61や通しボルト62といった拘束部材を使わず、二次電池11だけを利用してダクト30にテンションを付与することができる。
(7)係止部材71は、その係止部71aが全ての二次電池11の底壁21に係止し、電池モジュール60の長手方向全体に亘って係止している。したがって、例えば、係止部材71が、積層方向両端の各二次電池11だけに係止している場合と比べると、二次電池11に対する係止部材71の係止状態を安定させることができ、係止部材71が二次電池11から外れにくくなる。よって、安定した係止部材71に対し、連結部材72を介して連結される押圧部材70も安定した状態とすることができ、ダクト30を蓋体14に向けて確実にテンションを付与することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態において、拘束部材20に対するテンション付与部材40の係止方法は、係止突部23と係止孔45の係止以外の方法でもよい。例えば、図8の2点鎖線に示すように、連結部42の先端に係止片42cを延設し、この係止片42cを拘束部材20の下面に係止させてもよい。
○ ダクト形成部材55において、折り線の位置は適宜変更してもよい。
○ ダクト30は、ダクト形成部材55を折り曲げて形成するのではなく、型成形で形成してもよい。
○ ダクト30は突条部31aが無くてもよく、この場合、シール部材33は、連通口35の内周縁に装着される。
○ 拘束部材20は、金属製でなく、ゴム製であってもよい。
○ 第1の実施形態において、テンション付与部材40は複数でもよく、第2の実施形態において、押圧部材70は複数でもよい。
○ 第2の実施形態において、係止部材71は一つでもよい。
○ 第2の実施形態において、押圧部材70の第1連結片70cと連結部材72の他端の連結片72c、及び各係止部材71の第2連結片71cと連結部材72の一端の連結片72cを、第1の実施形態のように係止突部23と係止孔45の係止で連結してもよい。
○ 第2の実施形態のエンドプレート61に、第1の実施形態で拘束部材20に設けた係止突部23を設け、第1の実施形態のテンション付与部材40を係止突部23に係止させてダクト30にテンションを付与してもよい。すなわち、拘束部材にテンション付与部材40を係止してダクト30にテンションを付与する。
○ 第2の実施形態では、係止部材71の係止部71aを、全ての二次電池11の底壁21に係止させたが、係止部71aを全ての二次電池11のうちの一部の二次電池11の底壁21に係止させる構成としてもよい。
○ 各実施形態では、各連通口35にシール部材33を設けたが、複数の連通口35を一括して取り囲むシール部材としてもよい。
○ 電池モジュール10,60はモジュール用ケース50に収容されていなくてもよい。
○ 圧力開放弁18は、蓋体14ではなくケース本体24に設けられていてもよい。この場合、圧力開放弁18が設けられたケース本体24の周壁22のうちの一つの側壁が端壁を形成し、複数の二次電池11は、ケース本体24の側壁が同一平面上に位置するように積層されるとともに、その側壁に跨るようにダクト30が設けられる。
○ ケース13の形状は、円柱状や、楕円柱状でもよい。
○ 蓄電装置は、ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタであってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記ダクトは、前記連通口の周囲に、前記ダクトの外方に突出する突条部を有し、該突条部に前記シール部材が装着されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置モジュール。
10…蓄電装置モジュールとしての電池モジュール、11…蓄電装置としての二次電池、12…電極組立体、13…ケース、14…端壁としての蓋体、18…圧力開放弁、20…拘束部材、30…ダクト、31…壁部としての電池側壁部、32…別の壁部としての外側壁部、33…シール部材、34…排出路、35…連通口、40…テンション付与手段としてのテンション付与部材、41,70a…押圧部、42…連結部、61…拘束部材としてのエンドプレート、62…拘束部材としての通しボルト、63…拘束部材としてのナット、70…テンション付与手段としての押圧部材、71…テンション付与手段としての係止部材、72…テンション付与手段としての連結部材。

Claims (4)

  1. 電極組立体及び電解液をケース内に収容し、前記ケースの内圧が開放圧を越えた場合に開放する圧力開放弁を前記ケースの端壁に有する蓄電装置を複数有し、複数の蓄電装置が、前記端壁が同一平面上に位置する状態で積層されているとともに、前記複数の端壁に跨るダクトを備える蓄電装置モジュールであって、
    前記ダクトの内部に排出路を有するとともに、前記ダクトの壁部に前記排出路から前記圧力開放弁に向けて開口する複数の連通口と、前記複数の連通口をシールするシール部材を有し、
    前記ダクトは、前記連通口を前記圧力開放弁に向き合わせ、かつ前記シール部材が前記端壁に密接した状態で配置されており、
    前記ダクトが前記端壁に向かう方向へのテンションを前記ダクトに付与するテンション付与手段を有する蓄電装置モジュール。
  2. 前記複数の蓄電装置を前記積層方向に拘束する拘束部材を有し、前記テンション付与手段は、前記ダクトにおいて前記壁部と反対側の別の壁部に配置される押圧部と、前記押圧部から前記拘束部材に向けて延設され、前記拘束部材に連結される連結部とを有するテンション付与部材である請求項1に記載の蓄電装置モジュール。
  3. 前記テンション付与手段は、前記ダクトにおいて前記壁部と反対側の別の壁部に配置される押圧部材と、前記複数の蓄電装置の少なくとも一つでの前記端壁と反対面に係止する係止部材と、前記係止部材に一端が連結され、他端が前記押圧部材に連結される連結部材とを有する請求項1に記載の蓄電装置モジュール。
  4. 前記係止部材は、全ての蓄電装置の前記反対面に係止している請求項3に記載の蓄電装置モジュール。
JP2012251197A 2012-11-15 2012-11-15 蓄電装置モジュール Expired - Fee Related JP5998868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251197A JP5998868B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 蓄電装置モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251197A JP5998868B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 蓄電装置モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014099354A true JP2014099354A (ja) 2014-05-29
JP5998868B2 JP5998868B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=50941189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012251197A Expired - Fee Related JP5998868B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 蓄電装置モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5998868B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016046043A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社豊田自動織機 蓄電モジュール
JP2016119202A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 電気デバイス
WO2020031620A1 (ja) * 2018-08-09 2020-02-13 株式会社デンソー 組電池
WO2021199596A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 三洋電機株式会社 電源装置及びこれを備える車両並びに蓄電装置
CN113594620A (zh) * 2021-07-21 2021-11-02 宁波小顶科技有限公司 一种电池定向通风装置
WO2023188777A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 株式会社村田製作所 電池パック

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100699A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 車両用電源装置及びこれを備える車両並びに車両用電源装置の製造方法
JP2011222419A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Sanyo Electric Co Ltd バッテリシステム及びこのバッテリシステムを搭載する車両
JP2012099432A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Hitachi Vehicle Energy Ltd 二次電池および二次電池モジュール
WO2012147150A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 日立ビークルエナジー株式会社 組電池および単電池

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100699A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 車両用電源装置及びこれを備える車両並びに車両用電源装置の製造方法
JP2011222419A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Sanyo Electric Co Ltd バッテリシステム及びこのバッテリシステムを搭載する車両
JP2012099432A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Hitachi Vehicle Energy Ltd 二次電池および二次電池モジュール
WO2012147150A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 日立ビークルエナジー株式会社 組電池および単電池

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016046043A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社豊田自動織機 蓄電モジュール
JP2016119202A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 電気デバイス
WO2020031620A1 (ja) * 2018-08-09 2020-02-13 株式会社デンソー 組電池
JP2020027693A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社デンソー 組電池
WO2021199596A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 三洋電機株式会社 電源装置及びこれを備える車両並びに蓄電装置
CN115004466A (zh) * 2020-03-31 2022-09-02 三洋电机株式会社 电源装置、具备该电源装置的车辆以及蓄电装置
CN113594620A (zh) * 2021-07-21 2021-11-02 宁波小顶科技有限公司 一种电池定向通风装置
WO2023188777A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 株式会社村田製作所 電池パック

Also Published As

Publication number Publication date
JP5998868B2 (ja) 2016-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5998868B2 (ja) 蓄電装置モジュール
JP6166994B2 (ja) 組電池
US9947958B2 (en) Power source module
WO2012147150A1 (ja) 組電池および単電池
US8822050B2 (en) Electric storage apparatus
JP5305837B2 (ja) 電池モジュール
US20160301051A1 (en) Assembled battery
US20150207128A1 (en) Square secondary battery
JP2018101486A (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
WO2019031087A1 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
US11462788B2 (en) Method for manufacturing energy storage device
JP2016009596A (ja) リチウムイオン二次電池
EP4350865A1 (en) Power storage device
JP7234908B2 (ja) 圧力調整弁構造及び蓄電モジュール
WO2021187114A1 (ja) 蓄電装置
US20190260088A1 (en) Energy storage device and method of manufacturing energy storage device
JP7226269B2 (ja) 圧力調整弁構造及び蓄電モジュール
JP6212017B2 (ja) 蓄電モジュール
JP7347233B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6996317B2 (ja) 蓄電装置
JP7119837B2 (ja) 蓄電素子
JP6693453B2 (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
WO2023068029A1 (ja) 蓄電装置、及び、蓄電装置の製造方法
WO2023053831A1 (ja) 蓄電装置
EP4336528A1 (en) Power storage apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160815

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5998868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees