JP2014099082A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラム、アプリケーションの実行方法、および、記憶媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラム、アプリケーションの実行方法、および、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供する。
【解決手段】可搬型の記憶媒体は、アプリケーションのプログラムを記憶する。情報処理装置は、アプリケーションを実行可能である。記憶媒体は、アプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶する。情報処理装置は、記憶媒体から第2データを読み出して情報処理装置にインストールする。また、情報処理装置は、記憶媒体に記憶される第1データと、インストールされた第2データとに基づいてアプリケーションの起動および実行を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、アプリケーションを実行するための情報処理システム、情報処理装置、および情報処理プログラム、アプリケーションの実行方法、ならびに、アプリケーションのデータを記憶した記憶媒体に関する。
従来、情報処理装置で実行されるアプリケーションに対して更新がある場合、更新を行うためのデータ(例えばパッチファイル等)をネットワークを介して情報処理装置へ送信する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−63053号公報
アプリケーションを提供する方法としては、ネットワークを介してサーバ等から提供する他、可搬型の記憶媒体を用いて提供する方法がある。ここで、記憶媒体を用いてアプリケーションを提供する場合において、記憶媒体に記憶すべきアプリケーションのプログラムを作成することは開発者にとって大変な作業である。例えば、更新を反映したアプリケーションを光ディスク等の記憶媒体によって提供する場合には、更新前のアプリケーション(オリジナル版)のプログラムを、更新を反映した内容(リマスター版)に変更するといった、労力の大きい作業が必要となる。
それ故、本発明の目的は、記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供することが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラム、アプリケーションの実行方法、および、記憶媒体を提供することである。
上記の課題を解決すべく、本発明は、以下の(1)〜(10)の構成を採用した。
(1)
本発明の一例は、アプリケーションのプログラムが記憶された可搬型の記憶媒体と、当該アプリケーションを実行可能な情報処理装置とを含む情報処理システムである。
記憶媒体は、アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、当該第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶する。
情報処理装置は、インストール処理部と、実行部とを備える。インストール処理部は、記憶媒体から第2データを読み出して情報処理装置にインストールする。実行部は、記憶媒体に記憶される第1データと、インストールされた第2データとに基づいてアプリケーションの起動および実行を行う。
上記「実行部」は、後述する実施形態のように、第1データと、インストールされた第2データとを用いてアプリケーションを実行するようにしてもよいし、後述する変形例のように、アプリケーションの起動時に第1データを用い、第2データを用いてアプリケーションを実行するようにしてもよい。
上記(1)の構成によれば、記憶媒体は第1データと第2データとを記憶し、情報処理装置は第2データをインストールしてアプリケーションを実行する。これによれば、第1データと第2データとを単に記憶媒体に記憶するだけでアプリケーションのプログラムを作成することができるので、アプリケーションの開発者の作業負担を軽減することができる。その結果、記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供することができる。
(2)
記憶媒体は、アプリケーションのプログラムを第1データとして記憶し、当該プログラムに追加および/または変更を行うためのプログラムまたはデータを第2データとして記憶してもよい。
上記(2)の構成によれば、第1データのプログラムに追加および/または変更を行うためのプログラムまたはデータを第2データとする。これによれば、第2データを用いてアプリケーションのバージョンアップを行う場合等において、更新を反映したアプリケーションを記憶媒体によって容易に提供することができる。例えば、アプリケーションのバージョンアップを行うためのパッチがサーバにおいて用意される場合には、このパッチを第2データとして用いることによって開発者の作業負担を軽減することができる。
(3)
実行部は、第2データのインストールに必要なデータ空き容量が情報処理装置の記憶部にない場合、第2データを用いずに、記憶媒体に記憶される第1データを用いてアプリケーションの起動および実行を行ってもよい。
上記(3)の構成によれば、第2データが情報処理装置にインストールできない場合であってもユーザはアプリケーションを利用することができる。また、記憶媒体に記憶されている第2データをあえて用いないようにすることで、開発者の作業負担を軽減することができる。
(4)
第1データは、アプリケーションの各バージョンに共通のプログラムであってもよい。また、第2データは、アプリケーションのバージョン毎に異なるプログラムまたはデータであってもよい。
上記(4)の構成によれば、アプリケーションに対して複数回の変更(バージョンアップ)が行われる場合において、記憶媒体に記憶すべきアプリケーションのデータを開発者が容易に作成することができる。
(5)
第1データは、アプリケーションの最初のバージョンのプログラムであってもよい。また、第2データは、第1データのプログラムに対するバージョンアップを行うためのパッチデータであってもよい。
上記(5)の構成によれば、オリジナルのプログラムに対してパッチデータを用いてバージョンアップを行う場合において、記憶媒体に記憶すべきアプリケーションのデータを開発者が容易に作成することができる。
(6)
実行部は、第1データが参照可能または使用可能であることを条件としてアプリケーションを実行し、第1データとともに第2データを用いてアプリケーションを実行してもよい。
上記(6)の構成によれば、第2データは、第1データとともに用いられることを条件として情報処理装置において実行可能である。そのため、仮に他の情報処理装置において第2データが不正にインストールされても、記憶媒体が無ければ(第1データがないので)アプリケーションを利用することができない。したがって、上記(6)の構成によれば、複数の情報処理装置でアプリケーションを不正に利用することを防止することができる。
(7)
実行部は、第1データが記憶媒体に記憶されていることを条件としてアプリケーションの起動を可能とし、インストールされた第2データを用いてアプリケーションを実行してもよい。
上記(7)の構成によれば、アプリケーションの実行中に情報処理装置内の記憶部と記憶媒体との両方からデータを読み出す場合に比べて、アプリケーションプログラムの作成が容易になる。そのため、アプリケーションの開発者の作業負担を軽減することができる。また、アプリケーションの実行中に記憶媒体から第1データを読み出さなくてもよいので、情報処理装置は、アプリケーションに関する情報処理を高速に行うことができる。
(8)
記憶媒体は、情報処理装置に着脱可能な記憶媒体であってもよい。
上記(8)の構成によれば、着脱可能な記憶媒体を用いて情報処理装置に対してアプリケーションを提供することができる。
(9)
情報処理装置は、第2データがインストールされていない場合には少なくとも、ネットワークを介して所定のサーバから第2データと同じデータを取得する通信部をさらに備えていてもよい。インストール処理部は、第2データがインストールされていない場合には少なくとも、サーバから取得されたデータを情報処理装置にインストールしてもよい。
上記(9)の構成によれば、記憶媒体によって提供される第2データは、サーバによって提供されるものと同じであるので、開発者の作業負担を軽減することができる。
(10)
本発明の他の一例は、アプリケーションのプログラムである第1データが記憶された可搬型の記憶媒体にアクセス可能であり、かつ、当該アプリケーションを実行可能な情報処理システムである。情報処理システムは、第1取得部と、第2取得部と、実行部とを備える。第1取得部は、第1データのプログラムに追加および/または変更を加えるためのプログラムまたはデータである第2データを所定のサーバからネットワークを介して取得可能である場合、当該所定のサーバから第2データを取得する。第2取得部は、第2データが記憶媒体に記憶されている場合、記憶媒体から第2データを取得する。実行部は、記憶媒体に記憶される第1データと、取得された第2データとに基づいてアプリケーションの起動および実行を行う。
上記(10)の構成によれば、上記(1)の構成と同様、アプリケーションの開発者の作業負担を軽減することができ、記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供することができる。また、記憶媒体によって提供される第2データは、サーバによって提供されるものと同じであるので、開発者は記憶媒体用のデータを作成しなくてもよい。上記(10)の構成によれば、この理由によってもアプリケーションの開発者の作業負担を軽減することができる。さらに、上記(10)の構成によれば、情報処理装置が第2データを取得できる機会を増やすことができるので、ユーザが更新後のアプリケーションを利用しやすくなる。
なお、本発明の別の一例は、上記(1)〜(10)の情報処理システムにおける情報処理装置と同等の機能を備える情報処理装置であってもよいし、当該情報処理装置における処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであってもよい。また、本発明の別の一例は、上記(1)〜(10)において実行されるアプリケーションの実行方法であってもよい。さらに、本発明の別の一例は、上記(1)〜(9)の情報処理システムにおける記憶媒体と同等の記憶媒体であってもよい。
本発明によれば、記憶媒体に第1データと第2データとを記憶し、情報処理装置は第2データをインストールしてアプリケーションを実行することによって、アプリケーションの開発者の作業負担を軽減することができる。その結果、記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供することができる。
情報処理システムの一例の構成を示すブロック図 第1データのみが記憶媒体に記憶される場合における情報処理システムの動作の一例を示す図 第1データおよび第2データが記憶媒体に記憶される場合における情報処理システムの動作の一例を示す図 第2データがインストールできない場合における、情報処理システムの動作の一例を示す図 アプリケーションのバージョンと第1および第2データとの関係の一例を示す図 本実施形態において情報処理装置の記憶部に設定されるデータ領域の一例を示す図 本実施形態において制御部のCPUが実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャート 本実施形態の変形例における情報処理システムの動作の一例を示す図
[1.情報処理システムの構成]
以下、本実施形態の一例に係る情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラム、アプリケーションの実行方法、および、記憶媒体について説明する。まず、情報処理システムの構成について説明する。図1は、情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理システム1は、記憶媒体2と情報処理装置3とを含む。情報処理装置3は、記憶媒体2に記憶されたアプリケーションを実行する。
記憶媒体2は、可搬型であり、例えば、ディスク型、カード型、またはスティック型の記憶媒体である。なお、情報処理装置3が記憶媒体2にアクセスする方法は任意である。例えば、記憶媒体2が情報処理装置3に装着(挿入)されることによって、情報処理装置3が記憶媒体2にアクセス可能となってもよい。また、例えばNFC(近距離無線通信)のように、記憶媒体2が情報処理装置3に近接することによって、情報処理装置3が記憶媒体2にアクセス可能となってもよい。
記憶媒体2は、アプリケーションのデータを記憶する。アプリケーションは情報処理装置3が実行可能なソフトウェアである。アプリケーションは、例えばゲームのアプリケーション等、どのような種類であってもよい。
記憶媒体2は、アプリケーションのデータとして、第1データ21と第2データ22とを記憶する。第1データ21は、アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである。第1データ21は、情報処理装置3におけるアプリケーションの実行に必要なプログラムまたはデータである。本実施形態においては、第1データ21は、アプリケーションのオリジナルのプログラムである。なお、オリジナルのプログラムとは、最初のバージョンのプログラムであり、換言すれば、後述する第2データ22によるアプリケーションの更新が行われる前のプログラムである。
第2データ22は、上記アプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである。本実施形態においては、第2データ22は、上記オリジナルのプログラムに対して追加および/または変更を行うための拡張(または修正)プログラムまたはデータ(例えばパッチデータ)である。
なお、記憶媒体2において、第1データ21および第2データ22は別々に記憶される。例えば、記憶媒体2がディスク型の記憶媒体である場合、第1データ21は、連続して読み出し可能な記憶領域に記憶されてもよく、第2データ22も同様に、連続して読み出し可能な記憶領域に記憶されてもよい。なお、第1データ21と第2データ22は、連続した記憶領域に記憶されていなくてもよい。
情報処理装置3は、アプリケーションを実行可能な任意の情報処理装置(または情報処理システム)である。情報処理装置3は、パーソナルコンピュータ、ゲーム装置、携帯端末、スマートフォン等、どのような形態の情報処理装置であってもよい。本実施形態においては、情報処理装置3は、1つの装置で構成される。ただし、他の実施形態においては、情報処理装置3の機能が複数の装置によって実現されてもよい。例えば、主な情報処理を行うメインの情報処理装置と、入力部および表示部を有する端末装置とを含む端末システムが、情報処理装置3に代えて用いられてもよい。また、他の実施形態においては、情報処理装置3において実行される情報処理の少なくとも一部が、ネットワーク(広域ネットワークおよび/またはローカルネットワーク)によって通信可能な複数の装置によって分散して実行されてもよい。
情報処理装置3は通信部11を備える。ここで、図1に示すように、情報処理装置3は、ネットワーク5を介してサーバ4と通信可能である。なお、サーバ4については後述する。通信部11は、ネットワーク5を介してサーバ4とデータの送受信を行う。
情報処理装置3は入力部12を備える。入力部12は、ボタン(キー)、タッチパネル、および/または、マウス等、ユーザから入力を受け付ける任意の入力装置である。また、情報処理装置3は表示部13を備える。表示部13は、情報処理装置3における情報処理によって生成される画像を表示する。
情報処理装置3は制御部14を備える。制御部14は、情報処理装置3において実行されるべき各種の情報処理を実行する。具体的には、制御部14はCPUを有し、CPUが所定の情報処理プログラム(本実施形態においては、図6に示す情報処理プログラム32)を実行することによって上記各種の情報処理が実行される。
情報処理装置3は記憶部15を備える。記憶部15は、情報処理装置3に設けられる任意の内部記憶装置である。本実施形態においては、記憶部15は、制御部14(CPU)が実行すべきプログラムが記憶される第1記憶装置(例えば揮発性のワーキングメモリ)と、データを保存しておくための第2記憶装置(例えば不揮発性の記憶装置)とを含む。
記憶部15は、上記第2データ22を記憶する。第2データは、記憶媒体2から情報処理装置3にインストールされる。ここで、「第2データを情報処理装置にインストールする」とは、第2データを情報処理装置で実行可能な状態にすることを意味する。つまり、本明細書においては、例えば、第2データを情報処理装置において実行可能となるように所定の設定処理を要する場合の他、第2データを情報処理装置内の記憶部に単にコピーする場合も、「第2データを情報処理装置にインストールする」と記載する。なお、第2データ22は、上記第2記憶装置に記憶される。
サーバ4は、情報処理装置3に対して第2データ22を提供することができる。詳細は後述するが、第1データのみが記憶される記憶媒体(図2に示す記憶媒体6)が情報処理装置3に対して読み取り可能となった場合、情報処理装置3は、第2データ22をサーバ4から取得する。サーバ4は、1以上の情報処理装置(サーバ装置)で構成される。例えば、第2データ22の種類(バージョン毎)にサーバ装置が設けられてもよいし、アプリケーション毎にサーバ装置が設けられてもよい。これらの場合、サーバ装置群全体をサーバ4と呼ぶこととする。
[2.動作の概要]
次に、情報処理システム1における動作の概要を説明する。以下では、まず、第1データ21のみが記憶される記憶媒体(例えば、修正前のオリジナルプログラムのみが記憶される記憶媒体)が情報処理装置3にアクセス可能(読み取り可能)となった場合の動作について説明し、次に、第1データ21および第2データ22が記憶される記憶媒体(例えば、オリジナルプログラムと修正パッチが記憶される記憶媒体)が情報処理装置3にアクセス可能となった場合の動作について説明する。
(2−1:記憶媒体に第1データのみが記憶される場合の動作)
図2は、第1データ21のみが記憶媒体に記憶される場合における、情報処理システム1の動作の一例を示す図である。図2において、記憶媒体6は、上記記憶媒体2とは異なり、第1データ21のみを記憶している。つまり、記憶媒体6は、パッチ等による更新が考慮されていないオリジナル版のアプリケーションプログラムを記憶したものである。
本実施形態においては、情報処理装置3がネットワーク5を介してサーバ4と通信可能である場合、情報処理装置3は、記憶媒体6のアプリケーション(自機が実行可能なアプリケーション)について更新があるかないかを判定する。そして、更新がある場合、情報処理装置3は、アプリケーションのプログラムを更新するためのデータ(第2データ22)をサーバ4から取得する。なお、更新の有無を判定するタイミングはいつであってもよい。例えばアプリケーションの起動指示があったタイミングで、情報処理装置3は、起動指示があったアプリケーションについて更新の有無の判定を行う。上記第2データが取得されると、情報処理装置3は第2データ22をインストールする(図2に示す(1))。なお、アプリケーションを実行する度に第2データ22を取得しなくてもよいように、情報処理装置3は、記憶部15のうちの不揮発性の記憶装置に第2データ22を記憶してもよい。
アプリケーションを実行する場合、情報処理装置3は、記憶媒体6に記憶される第1データ21と、インストールされた第2データ22とを用いてアプリケーションを実行する(図2に示す(2))。例えば、情報処理装置3は、第1データ21を読み出し、読み出した第1データ21を必要に応じて第2データ22で変更しつつメモリ(上記第1記憶装置)に展開してもよい。また例えば、情報処理装置3は、記憶媒体6に記憶される第1データ21を実行しつつ、インストールされた第2データ22を必要に応じて実行することで、更新が反映されたプログラムを実行してもよい。以上のようにして、更新が反映されたアプリケーションが実行される。なお、アプリケーションの実行中において、アプリケーションの実行に必要な第1データ21の一部がメモリに適宜読み出される場合には、メモリの記憶内容は適宜変更されてよい。また、第1データ21および第2データ22を用いてメモリに記憶(展開)されたデータは、アプリケーションの実行終了後に削除されてもよく、記憶部15のうちの揮発性の記憶装置に記憶されてもよい。
以上のように、本実施形態においては、オリジナル版の記憶媒体6を用いてアプリケーションが実行される場合には、サーバ4から取得される第2データ22が情報処理装置3にインストールされる。そして、インストールされた第2データ22を用いてアプリケーションが更新される。なお、情報処理装置3は、サーバ4と通信する機能を必ずしも有していなくてもよく、その場合には、後述するように記憶媒体2から第2データ22を取得することが可能である。
(2−2:記憶媒体に第1データおよび第2データが記憶される場合の動作)
図3は、第1データ21および第2データ22が記憶媒体に記憶される場合における、情報処理システム1の動作の一例を示す図である。図3において、記憶媒体2は、図1に示すものと同様、第1データ21および第2データ22を記憶している。つまり、記憶媒体2は、パッチ等による更新が考慮されたリマスター版のアプリケーションプログラムを記憶したものである。第2データ22を含む記憶媒体でアプリケーションを提供することによって、ネットワーク5に接続する機能を有していない情報処理装置3に対しても、更新を反映したアプリケーションを提供することができる。
記憶媒体2がアクセス可能である場合、情報処理装置3は、必要に応じて第2データ22を記憶媒体2から取得する。制御部14は、記憶媒体2から第2データ22を読み出して情報処理装置3にインストールする(図3に示す(1))。なお、情報処理装置3が第2データ22を取得するタイミングは任意である。また、第2データ22のインストールは、アプリケーションの実行前に行われる。すなわち、第2データ22のインストールが完了した後で、アプリケーションの実行が行われる。例えば、制御部14は、記憶媒体2が情報処理装置3に最初にアクセス可能となった場合に第2データ22を取得し、第2データ22を記憶部15に保存しておくようにしてもよい。また例えば、制御部14は、アプリケーションが実行される度に第2データ22を取得し、アプリケーションが終了すると第2データ22を削除するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態においては、第2データ22は情報処理装置3内にインストールされる。つまり、情報処理装置3は、第2データ22がサーバ4から取得される場合と同じ状態となる。したがって、情報処理装置3は、第2データ22が記憶媒体2から取得される場合も、第2データ22がサーバ4から取得される場合と同様の動作でアプリケーションを実行することができる。すなわち、アプリケーションを実行する場合、情報処理装置3は、記憶媒体2に記憶される第1データ21と、インストールされた第2データ22とを用いてアプリケーションを実行する(図3に示す(2))。
以上より、本実施形態においては、記憶媒体2に第1データ21および第2データ22が記憶されている場合において、情報処理装置3は、第2データ22がサーバ4から取得される場合と同様の動作でアプリケーションを実行することができる。ここで、第2データ22による更新を反映させたアプリケーションを記憶媒体によって提供する方法としては、当該更新を反映したリマスター版のアプリケーションプログラムを新たに作成して記憶媒体で提供する方法が考えられる。しかし、この方法では、リマスター版のアプリケーションプログラムを新たに作成する必要があり、アプリケーションの開発者の作業負担が増大してしまう。
これに対して、本実施形態によれば、リマスター版のアプリケーションを作成する作業としては、オリジナル版と同じ第1データ21に対して、サーバ4で用意される第2データ22を単に追加すればよく、作業が容易になる。すなわち、本実施形態によれば、オリジナル版をリマスター版に変更する際の開発者の作業負担を軽減することができ、更新を反映したアプリケーションを記憶媒体によって容易に提供することができる。
また、本実施形態においては、情報処理装置3は、サーバ4と可搬型の記憶媒体2との両方から第2データ22を取得することができる。すなわち、情報処理装置3は、ネットワーク5を介して所定のサーバ4から第2データ22を取得可能である場合、当該所定のサーバ4から第2データ22を取得する。また、情報処理装置3は、第2データ22が記憶媒体2に記憶されている場合、記憶媒体2から第2データ22を取得する。そして、情報処理装置は、(上記のいずれかの方法で)取得された第2データをインストールする。これによれば、情報処理装置が第2データを取得できる機会を増やすことができるので、ユーザが更新後のアプリケーションを利用しやすくなる。
(第2データがインストールできない場合の動作)
本実施形態においては、第2データ22が情報処理装置3にインストールされるので、第2データ22を記憶部15に記憶するためには記憶部15に空き容量が必要となる。ここで、本実施形態において、記憶部15の空き容量が少ないために第2データ22がインストールできない場合には、情報処理装置3は第2データ22を用いず、第1データ21を用いてアプリケーションを実行する。
図4は、第2データがインストールできない場合における、情報処理システム1の動作の一例を示す図である。記憶部15の空き容量が少ないために第2データ22がインストールできない場合、図4に示すように、情報処理装置3は第2データ22をインストールしない。なお、このとき、情報処理装置3は、ユーザに対して、空き容量が少ないために第2データ22がインストールできない(更新後のアプリケーションを利用できない)旨を通知してもよい。さらにこのとき、情報処理装置3は、記憶部15の空き容量を増やす(他のデータを削除する)機会をユーザに与えるようにしてもよい。そして、第2データ22を記憶するのに十分な空き容量が生成された場合には、情報処理装置3は第2データ22をインストールしてもよい。
第2データ22がインストールされない状態においてアプリケーションを実行する場合、情報処理装置3は、記憶媒体2に記憶される第1データ21を用いてアプリケーションを実行する(図4に示す(2))。したがって、この場合には、更新が反映される前のアプリケーションが実行される。
上記のように、本実施形態においては、情報処理装置3は、第2データ22のインストールに必要なデータ空き容量が記憶部15にない場合、第2データ22を用いずに、記憶媒体2に記憶される第1データ21を用いてアプリケーションの起動および実行を行う。これによれば、第2データ22がインストールできない場合であってもユーザはアプリケーションを利用することができる。
なお、図4に示す場合において、情報処理装置3は、第1データ21とともに、記憶媒体2に記憶される第2データ22を用いてアプリケーションを実行する方法も考えられる。しかし、アプリケーションの実行のために、情報処理装置3内に記憶される第2データ22を読み込む場合と、記憶媒体2に記憶される第2データ22を読み込む場合とでは、読み込み速度の違い等の理由から、2つの場合で情報処理装置3が同じように動作しないおそれがある。そのため、上記の方法では、正常に動作することの検証作業(動作確認の作業)がアプリケーションの開発者に課せられ、開発者の作業負担が増大してしまう。これに対して、本実施形態においては、第2データ22がインストールできない場合には第2データ22を用いないようにすることで、開発者の作業負担が増えないようにしている。
なお、他の実施形態においては、情報処理装置3は、第2データ22がインストールできない場合にはアプリケーションの実行を禁止してもよい。これによっても本実施形態と同様、開発者の作業負担を抑えることができる。
(2−3:第1データおよび第2データ)
次に、第1データ21および第2データ22について説明する。第1データ21は、アプリケーションの実行に必要なプログラムまたはデータである。つまり、情報処理装置3は、記憶媒体2に記憶される第1データ21が参照可能または使用可能であることを条件としてアプリケーションを実行する。これによれば、第2データ22が情報処理装置3にインストールされても、情報処理装置3においてアプリケーションを実行するためには、第1データ21が記憶された記憶媒体2が必要となる。例えば他の情報処理装置において記憶媒体2を用いて第2データ22をインストールしても、記憶媒体2が無ければアプリケーションを利用することはできない。したがって、複数の情報処理装置でアプリケーションを不正に利用することを防止することができる。
また、本実施形態において、第2データ22は、第1データ21とともに用いられることを条件として情報処理装置3において実行可能である。したがって、仮に他の情報処理装置において(記憶媒体2を用いて)第2データ22をインストールしても、記憶媒体2が無ければ第2データ22を利用することができない。そのため、複数の情報処理装置でアプリケーション(第2データ22)を不正に利用することを防止することができる。
なお、他の実施形態においては、例えば第2データ22は、単独で(第1データ21が無くても)実行可能なものであってもよい。このとき、第1データ21無しで第2データ22が実行される場合には、アプリケーションの機能に制限が付けられるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、第1データ21は、オリジナルのアプリケーションプログラムである。また、第2データ22は、第1データ21のプログラムに追加および/または変更を行うためのプログラムまたはデータ(例えばパッチ)である。したがって、本実施形態においては、パッチを用いてアプリケーションのバージョンアップを行う場合等において、更新を反映したアプリケーションを記憶媒体によって容易に提供することができる。
なお、他の実施形態においては、第1データ21および第2データ22は、オリジナルのプログラムおよびパッチに限らない。例えば、第1データ21および第2データ22は、後述する“[4.変形例]”に記載のものであってもよい。
図5は、アプリケーションのバージョンと第1および第2データとの関係の一例を示す図である。図5においては、オリジナルプログラム(第1データ21)に対する変更を行うためのパッチがバージョン毎に用意される。すなわち、バージョン1のオリジナルプログラムに対して1度目の変更が加えられたバージョン2の記憶媒体においては、オリジナルプログラムが第1データ21として記憶され、それに対する変更を行うための第1パッチが第2データ22として記憶される。また、オリジナルプログラムに対して2度目の変更が加えられたバージョン3の記憶媒体においては、オリジナルプログラムが第1データ21として記憶され、それに対する変更を行うための第2パッチが第2データ22として記憶される。なお、第2パッチは、第1パッチと、バージョン2からバージョン3への変更を行うためのパッチとによって構成されてもよいし、バージョン1からバージョン3への変更を行うためのパッチによって構成されてもよい。
上記のように、アプリケーションを提供するための記憶媒体においては、アプリケーションの各バージョンに共通のプログラム(オリジナルプログラム)が第1データ21として記憶され、アプリケーションのバージョン毎に異なるプログラムまたはデータが第2データ22として記憶されてもよい。これによれば、アプリケーションに対して複数回の変更(バージョンアップ)が行われる場合においても、記憶媒体に記憶すべきアプリケーションのデータを開発者が容易に作成することができる。
[3.情報処理システムにおける処理の詳細]
(3−1)情報処理に用いられるデータ
以下、図6および図7を参照して、本実施形態において情報処理システム1(情報処理装置3)で実行される具体的な処理の一例について説明する。図6は、本実施形態において情報処理装置3の記憶部15に設定されるデータ領域の一例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置3の記憶部15は、プログラム格納領域31、アプリ格納領域34、および処理用データ格納領域35を有する。なお、記憶部15には、図6に示すデータの他、表示部13へ出力すべき画像やそれを生成するために用いられる画像のデータ等が記憶される。
プログラム格納領域31は、制御部14のCPUが実行するプログラムが記憶される領域である。プログラム格納領域31には、情報処理プログラム32が記憶される。情報処理プログラム32は、情報処理装置3のコンピュータ(制御部14)に実行させるためのプログラムである。情報処理プログラム32の一部または全部は、制御部14を有する情報処理装置3内に予め記憶されていてもよいし、情報処理装置3の外部から取得されてもよい。図7に示す処理が実行される場合には、情報処理プログラム32の一部または全部が適宜のタイミングでメモリ(記憶部15)に読み込まれ、CPUによって実行される。
また、アプリケーションが実行される場合、プログラム格納領域31にはアプリケーションプログラム33が記憶されてもよい。本実施形態においては、アプリケーションプログラム33として、上記第1データ21および第2データ22に基づくプログラムが記憶されてもよい。
アプリ格納領域34には、上記第2データ22が記憶される。なお、図6においてはアプリケーションを1つのみ示すが、アプリ格納領域34には、複数のアプリケーションについてそれぞれ第2データが記憶されてもよい。
処理用データ格納領域35には、情報処理装置3において実行される情報処理(図7に示す情報処理)において用いられる各種のデータが記憶される。処理用データ格納領域35には、バージョン情報データ36が記憶される。バージョン情報データ36は、アプリケーションのバージョンを表すデータである。本実施形態においては、情報処理装置3は、情報処理装置3が現在実行可能なアプリケーションのバージョン情報を予め取得して記憶部15に記憶しておく。
(3−2)情報処理の具体例
次に、本実施形態における情報処理の詳細な流れを説明する。図7は、本実施形態において制御部14のCPUが実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施形態においては、情報処理装置3が起動されると、制御部14のCPUは、メモリ等を初期化し、情報処理プログラム32をメモリに読み込む。そして、CPUによって当該情報処理プログラム32の実行が開始される。
なお、図7に示すフローチャートにおける各ステップの処理は、単なる一例に過ぎず、同様の結果が得られるのであれば、各ステップの処理順序を入れ替えてもよいし、各ステップの処理に加えて(または代えて)別の処理が実行されてもよい。また、本実施形態では、上記フローチャートの各ステップの処理を制御部14のCPUが実行するものとして説明するが、上記フローチャートにおける一部のステップの処理を、CPU以外のプロセッサや専用回路が実行するようにしてもよい。
図7に示す情報処理は、例えばアプリケーションを起動する指示がユーザによって行われたことに応じて開始される。本実施形態においては、メニュー画像が表示部13に表示されている状態において、メニュー画像中のアプリケーションを表すアイコンがユーザの操作によって指定されたことに応じて情報処理が開始される。
ステップS1において、制御部14は、サーバ4にアクセスしてアプリケーションを更新することが可能であるか否かを判定する。ステップS1の判定処理は、情報処理装置3がサーバ4にアクセス可能であるか否かの判定と、および、サーバ4においてアプリケーションの更新があるかないかの判定とを行うものである。つまり、制御部14は、情報処理装置3がサーバ4にアクセス可能であり、かつ、アプリケーションの更新がある場合に、ステップS1の判定結果が肯定であると判断する。なお、アプリケーションの更新があるかないかの判定は、例えば、サーバ4から取得した当該アプリケーションのバージョン情報が、情報処理装置3におけるアプリケーションの現在のバージョン情報よりも新しいか否かによって行われる。なお、制御部14は、記憶部15に記憶されるバージョン情報データ36を参照することで、情報処理装置3におけるアプリケーションの現在のバージョン情報を知ることができる。上記ステップS1の判定結果が肯定である場合、ステップS2の処理が実行される。一方、ステップS1の判定結果が否定である場合、後述するステップS4の処理が実行される。
ステップS2において、制御部14は、サーバ4から第2データ22を取得する。すなわち、制御部14は、サーバ4からネットワーク5を介して第2データを通信部11によって受信する。続くステップS3において、制御部14は、取得された第2データ22をインストールする。すなわち、記憶部15に第2データ22が記憶される。なお、古いバージョンの第2データ22が記憶部15にすでに記憶されている場合、記憶部15に記憶される第2データ22は新たに取得された第2データ22の内容に更新される。ステップS3の次に、制御部14は、後述するステップS9の処理を実行する。
一方、ステップS4において、制御部14は、記憶媒体2に第2データ22が記憶されているか否かを判定する。ステップS4の処理は、記憶媒体2が、オリジナル版のアプリケーションを記憶しているか、それともリマスター版のアプリケーションを記憶しているかを判定する処理である。ステップS4の判定結果が肯定である場合、ステップS5の処理が実行される。一方、ステップS4の判定結果が否定である場合、後述するステップS10の処理が実行される。
ステップS5において、制御部14は、第2データ22がインストール済みであるか否かを判定する。ステップS5の判定においては、制御部14は、記憶媒体2から第2データ22がすでに取得されている場合の他、記憶媒体2に記憶されている第2データ22と同じかそれよりも新しいバージョンの第2データがサーバ4から取得されている場合、第2データ22がインストール済みであると判定する。ステップS5の判定結果が肯定である場合、後述するステップS9の処理が実行される。一方、ステップS5の判定結果が否定である場合、ステップS6の処理が実行される。
ステップS6において、制御部14は、第2データ22を記憶するための空き容量が記憶部15にあるか否かを判定する。ステップS6の処理は、第2データ22をインストールすることが可能であるか否かを判定する処理である。ステップS6の判定結果が肯定である場合、ステップS7の処理が実行される。一方、ステップS5の判定結果が否定である場合、後述するステップS10の処理が実行される。
ステップS7において、制御部14は記憶媒体2から第2データ22を取得する。すなわち、制御部14は、記憶媒体2から第2データ22を読み出す。続くステップS8において、制御部14は、取得した第2データ22をインストールする。すなわち、記憶部15に第2データ22が記憶される(必要に応じて各種設定を行い、使用可能な状態にする)。ステップS8の次に、制御部14はステップS9の処理を実行する。
ステップS9において、制御部14は、記憶媒体2の第1データ21と、インストールされた第2データ22とを用いてアプリケーションを実行する。アプリケーションの実行は、具体的には、上記“(2−1:第1データのみが記憶される場合の動作)”で述べた方法で行われる。ステップS9の後、アプリケーションの実行が終了されることに応じて、制御部14は、図7に示す情報処理を終了する。
ステップS10において、制御部14は、記憶媒体2の第1データを用いてアプリケーションを実行する。アプリケーションの実行は、具体的には、上記“(第2データがインストールできない場合の動作)”で述べた方法で行われる。ステップS10の後、アプリケーションの実行が終了されることに応じて、制御部14は、図7に示す情報処理を終了する。
なお、図7に示す処理のうち、S1〜S8の処理の一部または全部は、アプリの実行時以外のタイミングで実行されてもよい。例えば、サーバ4から第2データ22を取得することに関する処理(ステップS1〜S3)は、情報処理装置3の起動時に実行されてもよい。また例えば、記憶媒体2から第2データ22を取得することに関する処理(ステップS4〜S8)は、記憶媒体2が情報処理装置3にアクセス可能となった時点(情報処理装置3が記憶媒体2を認識した時点)で実行されてもよい。
[4.変形例]
上記実施形態においては、第1データ21および第2データ22の両方を用いてアプリケーションを実行する場合を例として説明した。ここで、他の実施形態においては、情報処理装置3は、第2データ22のみを用いてアプリケーションを実行し、アプリケーションを起動するための条件としてのみ第1データ21を用いるようにしてもよい。以下、上記実施形態の変形例として、情報処理装置3が第2データ22のみを用いてアプリケーションを実行する場合について説明する。
図8は、上記実施形態の変形例における情報処理システムの動作の一例を示す図である。図8に示すように、本変形例において記憶媒体2に記憶される第1データ21は、アプリケーションの起動のために用いられるデータ(起動用データ)である。起動用データの具体的な内容は任意であるが、起動用データは、例えば、アプリケーションの識別情報(タイトル情報)のデータ、メニュー画像内に表示されるアプリケーションのアイコンのデータ、および/または、(第2データが暗号化されている場合に)第2データ22を復号するための鍵データ等であってもよい。
また、本変形例において記憶媒体2に記憶される第2データ22は、アプリケーションのプログラムである。本変形例では、第2データ22のプログラムは、第1データ21とともに実行されるのではなく、単独で実行可能である。
本変形例でも上記実施形態と同様、情報処理装置3はまず、第2データ22を記憶媒体2から読み出して記憶部15にインストールする(図8に示す(1))。なお、第2データ22をインストールするタイミングは任意である。例えば、記憶媒体2が情報処理装置3にアクセス可能となったタイミングで第2データ22のインストールが行われてもよい。
アプリケーションを実行する際、情報処理装置3は、第1データ21が記憶媒体2に記憶されていることを条件としてアプリケーションの起動を可能とする(起動を許可する)。すなわち、制御部14は、記憶媒体2にアクセスして、第1データ21が記憶されていること(換言すれば、第1データ21が記憶されている記憶媒体2にアクセス可能であること)を確認する(図8に示す(2))。そして、確認できた場合、制御部14は、インストールされた第2データ22を用いてアプリケーションを実行する。
第1データ21を条件としてアプリケーションの起動を許可するための方法は、どのような方法であってもよい。例えば、情報処理装置3は、第1データ21を用いてメニュー画像にアプリケーションのアイコンを表示し、アイコンが指定された場合にそのアプリケーションを実行するようにしてもよい。これによれば、第1データ21を取得できなければメニュー画像にアイコンが表示されないので、アプリケーションの起動を禁止することができる。また例えば、情報処理装置3は、アプリケーションの起動が指示されたことに応じて、自動的に記憶媒体2にアクセスして、アクセス可能な記憶媒体2がない、あるいは、記憶媒体2に第1データ21が記憶されない場合には、アプリケーションを起動しないようにしてもよい。
本変形例において、アプリケーションの実行は、第1データ21ではなく、インストールされた第2データ22を用いて行われる(図8に示す(3))。すなわち、アプリケーションの実行中においては、制御部14は第1データを用いず、記憶媒体2にアクセスしなくてもよい。なお、アプリケーションの実行の際、第2データ22はメモリ(上述の第1記憶装置)に適宜展開されて実行されてもよい。
上記変形例によれば、アプリケーションの実行中に記憶媒体2から第1データ21を読み出さなくてもよいので、情報処理装置3は、アプリケーションに関する情報処理を高速に行うことができる。また、実行中に情報処理装置内の記憶部15と記憶媒体2との両方からデータを読み出す場合に比べてアプリケーションプログラムの作成が容易になるので、開発者の作業負担を軽減することができる。
以上のように、本発明は、記憶媒体を用いてアプリケーションを容易に提供すること等を目的として、ゲームアプリケーション等の各種アプリケーションを実行するための情報処理装置あるいは情報処理端末等に利用可能である。
1 情報処理システム
2 記憶媒体
3 情報処理装置
4 サーバ
14 制御部
15 記憶部
21 第1データ
22 第2データ

Claims (15)

  1. アプリケーションのプログラムが記憶された可搬型の記憶媒体と、当該アプリケーションを実行可能な情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記記憶媒体は、前記アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、当該第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶し、
    前記情報処理装置は、
    前記記憶媒体から前記第2データを読み出して前記情報処理装置にインストールするインストール処理部と、
    前記記憶媒体に記憶される第1データと、前記インストールされた第2データとに基づいて前記アプリケーションの起動および実行を行う実行部とを備える、情報処理システム。
  2. 前記記憶媒体は、前記アプリケーションのプログラムを前記第1データとして記憶し、当該プログラムに追加および/または変更を行うためのプログラムまたはデータを前記第2データとして記憶する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記実行部は、前記第2データのインストールに必要なデータ空き容量が前記情報処理装置の記憶部にない場合、前記第2データを用いずに、前記記憶媒体に記憶される第1データを用いて前記アプリケーションの起動および実行を行う、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1データは、前記アプリケーションの各バージョンに共通のプログラムであり、
    前記第2データは、前記アプリケーションのバージョン毎に異なるプログラムまたはデータである、請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1データは、前記アプリケーションの最初のバージョンのプログラムであり、
    前記第2データは、前記第1データのプログラムに対するバージョンアップを行うためのパッチデータである、請求項2に記載の情報処理システム。
  6. 前記実行部は、前記第1データが参照可能または使用可能であることを条件として前記アプリケーションを実行し、前記第1データとともに前記第2データを用いて前記アプリケーションを実行する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記実行部は、前記第1データが前記記憶媒体に記憶されていることを条件として前記アプリケーションの起動を可能とし、前記インストールされた第2データを用いて前記アプリケーションを実行する、請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記記憶媒体は、前記情報処理装置に着脱可能な記憶媒体である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記情報処理装置は、前記第2データがインストールされていない場合には少なくとも、ネットワークを介して所定のサーバから前記第2データと同じデータを取得する通信部をさらに備え、
    前記インストール処理部は、前記第2データがインストールされていない場合には少なくとも、前記サーバから取得されたデータを前記情報処理装置にインストールする、請求項1から請求項6、および、請求項8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. アプリケーションのプログラムである第1データが記憶された可搬型の記憶媒体にアクセス可能であり、かつ、当該アプリケーションを実行可能な情報処理システムであって、
    前記第1データのプログラムに追加および/または変更を加えるためのプログラムまたはデータである第2データを所定のサーバからネットワークを介して取得可能である場合、当該所定のサーバから前記第2データを取得する第1取得部と、
    前記第2データが前記記憶媒体に記憶されている場合、前記記憶媒体から前記第2データを取得する第2取得部と、
    前記記憶媒体に記憶される第1データと、前記取得された第2データとに基づいて前記アプリケーションの起動および実行を行う実行部とを備える、情報処理システム。
  11. 可搬型の記憶媒体に記憶されるアプリケーションのプログラムを実行可能な情報処理装置であって、
    前記記憶媒体は、前記アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、当該第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶し、
    前記記憶媒体が前記情報処理装置に対して読み取り可能になった場合、前記記憶媒体から前記第2データを読み出して前記情報処理装置にインストールするインストール処理部と、
    前記記憶媒体に記憶される第1データと、前記インストールされた第2データとに基づいて前記アプリケーションの起動および実行を行う実行部とを備える、情報処理装置。
  12. 前記第2データがインストールされていない場合には少なくとも、ネットワークを介して所定のサーバから前記第2データと同じデータを取得する通信部をさらに備え、
    前記インストール処理部は、前記第2データがインストールされていない場合には少なくとも、前記サーバから取得されたデータを前記情報処理装置にインストールする、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 可搬型の記憶媒体に記憶されるアプリケーションのプログラムを実行可能な情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
    前記記憶媒体は、前記アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、当該第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶し、
    前記記憶媒体が前記情報処理装置に対して読み取り可能になった場合、前記記憶媒体から前記第2データを読み出して前記情報処理装置にインストールするインストール処理手段と、
    前記記憶媒体に記憶される第1データと、前記インストールされた第2データとに基づいて前記アプリケーションの起動および実行を行う実行手段として前記コンピュータを機能させる、情報処理プログラム。
  14. 可搬型の記憶媒体に記憶されるアプリケーションのプログラムを実行可能な情報処理装置において実行されるアプリケーションの実行方法であって、
    前記記憶媒体は、前記アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、当該第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータである第2データとを記憶しており、
    前記記憶媒体が前記情報処理装置に対して読み取り可能になった場合、前記記憶媒体から前記第2データを読み出して前記情報処理装置にインストールし、
    前記記憶媒体に記憶される第1データと、前記インストールされた第2データとに基づいて前記アプリケーションの起動および実行を行う、アプリケーションの実行方法。
  15. アプリケーションのプログラムが記憶された可搬型の記憶媒体であって、
    前記アプリケーションの少なくとも一部を構成するプログラムまたはデータである第1データと、
    前記第1データによって構成される同じアプリケーションの一部を構成するプログラムまたはデータであり、前記情報処理装置が前記アプリケーションを実行するために前記情報処理装置にインストールされて用いられる第2データと、を記憶する記憶媒体。
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