JP2014098328A - 移動電源車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LPガスで駆動するLPガスエンジン4と、上記LPガスエンジン4によって発電する発電機5と、LPガス供給源9からLPガスの供給を受けて上記LPガスエンジン4に供給するLPガス供給設備2と、LPガスの漏れを検知するガス漏れ検知器14と、上記ガス漏れ検知器14でLPガスの漏れを検知したときに、LPガスエンジン4へのLPガスの供給を停止する遮断弁13とを備えている。LPガスを用いることを考慮した安全機構を確保し、かつ非常時に十分に速やかに起動して電気の供給を開始できる。
【選択図】図2
Description
上記発電用エンジンによって発電する発電機と、
ガス燃料の供給源からガス燃料の供給を受けて上記発電用エンジンに供給するガス燃料供給部と、
ガス燃料の漏れを検知するガス漏れ検知器と、
上記ガス漏れ検知器でガス燃料の漏れを検知したときに、発電用エンジンへのガス燃料の供給を停止する遮断弁とを備えたことを要旨とする。
また、ガス燃料の漏れを検知するガス漏れ検知器と、上記ガス漏れ検知器でガス燃料の漏れを検知したときに、発電用エンジンへのガス燃料の供給を停止する遮断弁とを備えている。したがって、可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保され、事故のリスクが極めて少なくなる。このように、これまで大規模災害時に余り活用されていなかったLPガスのような気体燃料を有効に活用して被災地に電気を供給できるようになる。特に、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、機器や部材は激しい振動を受けることになる。このため、ガス漏れを検知してガス燃料の供給を停止することにより、ガス漏れの危険を回避した運用がより重要になるのである。
可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保され、事故のリスクが極めて少なくなる。
発電機が稼動するまでの間のガス漏れ検知器の電源を太陽電池ならびに蓄電池により確保する。これにより、可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保されるとともに、迅速な電気の供給を担保する。従来の移動電源車では発電機の本格的な稼動が開始するまで24時間程度の時間が必要であったところ、本発明では15分程度の短時間での稼動が可能となる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能になり、迅速に不便を解消できる。
夜間においても、迅速に発電機を稼動させ、被災地・災害地でのスムーズな救助対応を可能とし、迅速に不便を解消できる。
ガス燃料の供給圧力を0.07〜0.09MPa程度の中圧でコントロールすることで、ガス供給用のホースの長さを確保しながら車載用としてのコンパクト性を確保している。すなわち、供給圧力が低すぎると、ガス燃料を太いホースで供給しなければならず、被災地で必要な長さを確保しようとすると、ホースリールだけで車載できないほど嵩張るものになってしまう。反対に供給圧力が高すぎると、ガス漏れのリスクが高くなって好ましくない。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、機器や部材は激しい振動を受けることになる。このため、供給圧力を中圧に保つことによりガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
遮断弁を低圧領域に設けることとなるため、ガス漏れ検知時にガス燃料の供給を確実に遮断し、安全性が担保される。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、遮断弁は激しい振動を受けることになる。このため、低圧領域でガスの供給を遮断してガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
ガス供給用のホースなどをカプラーで接続するため、迅速な電気の供給を担保する。従来の移動電源車では発電機の本格的な稼動が開始するまで24時間程度の時間が必要であったところ、本発明では15分程度の短時間での稼動が可能となる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能になり、迅速に不便を解消できる。
カプラーを中圧領域に設けることとなるため、ガス漏れのリスクを低下させ、安全性が担保される。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、カプラー等の機器は激しい振動を受けることになる。このため、中圧領域にカプラーを設けてガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
単相コンセントを一般家庭用の100V電源とし、三相コンセントを動力用の200V電源とする。これにより、100V電源によって家電製品を使用可能にするほか、200V電源によってエレベータや空調を稼動させることができる。従来の移動電源車等では、家電製品は使えるようにできたが、停電が復旧するまでのあいだエレベータを動かすことができなかった。本発明では、停電した被災地でエレベーターに閉じ込められた被災者を救助するのに必要な電力を確保できる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能となる。また、非常時にエレベータ等の電源を確保して被災地の不便を解消することができる。
また、ガス燃料の漏れを検知するガス漏れ検知器14と、上記ガス漏れ検知器14でガス燃料の漏れを検知したときに、LPガスエンジン4へのガス燃料の供給を停止する遮断弁13とを備えている。したがって、可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保され、事故のリスクが極めて少なくなる。このように、これまで大規模災害時に余り活用されていなかったLPガスのような気体燃料を有効に活用して被災地に電気を供給できるようになる。特に、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、機器や部材は激しい振動を受けることになる。このため、ガス漏れを検知してガス燃料の供給を停止することにより、ガス漏れの危険を回避した運用がより重要になるのである。
可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保され、事故のリスクが極めて少なくなる。
発電機5が稼動するまでの間のガス漏れ検知器14の電源を太陽電池15ならびに蓄電池16により確保する。これにより、可燃性のガス燃料を用いることの安全性が確保されるとともに、迅速な電気の供給を担保する。従来の移動電源車では発電機の本格的な稼動が開始するまで24時間程度の時間が必要であったところ、本実施形態では15分程度の短時間での稼動が可能となる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能になり、迅速に不便を解消できる。
夜間においても、迅速に発電機5を稼動させ、被災地・災害地でのスムーズな救助対応を可能とし、迅速に不便を解消できる。
ガス燃料の供給圧力を0.07〜0.09MPa程度の中圧でコントロールすることで、ガス供給用のホースの長さを確保しながら車載用としてのコンパクト性を確保している。すなわち、供給圧力が低すぎると、ガス燃料を太いホースで供給しなければならず、被災地で必要な長さを確保しようとすると、ホースリールだけで車載できないほど嵩張るものになってしまう。反対に供給圧力が高すぎると、ガス漏れのリスクが高くなって好ましくない。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、機器や部材は激しい振動を受けることになる。このため、供給圧力を中圧に保つことによりガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
遮断弁13を低圧領域に設けることとなるため、ガス漏れ検知時にガス燃料の供給を確実に遮断し、安全性が担保される。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、遮断弁13は激しい振動を受けることになる。このため、低圧領域でガスの供給を遮断してガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
ガス供給用のホースなどをカプラー6で接続するため、迅速な電気の供給を担保する。従来の移動電源車では発電機5の本格的な稼動が開始するまで24時間程度の時間が必要であったところ、本発明では15分程度の短時間での稼動が可能となる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能になり、迅速に不便を解消できる。
カプラー6を中圧領域に設けることとなるため、ガス漏れのリスクを低下させ、安全性が担保される。すなわち、震災後の悪路を被災地まで走行する際に、カプラー6等の機器は激しい振動を受けることになる。このため、中圧領域にカプラー6を設けてガス漏れのリスクを低く運用するのが好ましいのである。
単相コンセント8を一般家庭用の100V電源とし、三相コンセント7を動力用の200V電源とする。これにより、100V電源によって家電製品を使用可能にするほか、200V電源によってエレベータや空調を稼動させることができる。従来の移動電源車等では、家電製品は使えるようにできたが、停電が復旧するまでのあいだエレベータを動かすことができなかった。本発明では、停電した被災地でエレベーターに閉じ込められた被災者を救助するのに必要な電力を確保できる。被災地・災害地でのスムーズな救助対応が可能となる。また、非常時にエレベータ等の電源を確保して被災地の不便を解消することができる。
2:LPガス供給設備
3:分電盤
4:LPガスエンジン
5:発電機
6:カプラー
7:三相コンセント
8:単相コンセント
9:LPガス供給源
10:第1圧力調節器
11:ホースリール
12:第2圧力調節器
13:遮断弁
14:ガス漏れ検知器
15:太陽電池
16:蓄電池
17:チャージコントローラー
18:インバーター
19:LED
20:DC−DCコンバーター充電器
21:内蔵バッテリー
22:セルモータや電装類
23:一次ブレーカー
24:三相二次ブレーカー
25:三相電源線
26:スコットトランス
27:単相二次ブレーカー
28:単相電源線
29:三相切替スイッチ
30:単相切替スイッチ
31:三相分電盤
32:単相分電盤
33:三相電力
34:単相電力
100:牽引車
101:トレーラー
102:発電コンテナ
Claims (9)
- ガス燃料で駆動する発電用エンジンと、
上記発電用エンジンによって発電する発電機と、
ガス燃料の供給源からガス燃料の供給を受けて上記発電用エンジンに供給するガス燃料供給部と、
ガス燃料の漏れを検知するガス漏れ検知器と、
上記ガス漏れ検知器でガス燃料の漏れを検知したときに、発電用エンジンへのガス燃料の供給を停止する遮断弁とを備えたことを特徴とする移動電源車。 - 上記ガス漏れ検知器は、ガス燃料の漏れを検知したときに警報を発する警報機を兼ねている請求項1記載の移動電源車。
- 太陽電池と、上記太陽電池で発電された電気を蓄電する蓄電池を備え、上記蓄電池をガス漏れ検知器を稼動させる電源として使用する請求項1または2記載の移動電源車。
- 上記蓄電池を夜間照明用のLEDを発光させる電源として使用する請求項3記載の移動電源車。
- ガス燃料の供給源から供給を受けたガス燃料を発電用エンジンに供給するガス燃料供給部において、ガス燃料を0.07〜0.09MPaの中圧で供給するための第1圧力調節器を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動電源車。
- ガス燃料供給部を供給されてきたガス燃料を、2.0〜3.3kPaの低圧にして遮断弁および発電用エンジンに供給するための第2圧力調節器を備えている請求項1〜5のいずれか一項に記載の移動電源車。
- 上記ガス燃料供給部は、ガス燃料の供給源からガス燃料の供給を受けるカプラーを備えている請求項1〜6のいずれか一項に記載の移動電源車。
- 上記カプラーは、上記第1圧力調節器の下流側に配置されている請求項7記載の移動電源車。
- 上記発電機で発電した電気を出力するコンセントとして三相コンセントと単相コンセントの双方を備えている請求項1〜8のいずれか一項に記載の移動電源車。
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