JP2014096645A - 防災無線システム - Google Patents

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【課題】親局からの防災無線放送による放送局変更情報により、プリセット登録内容を変更することができる防災無線受信機と放送局変更情報を発信する親局とからなる防災無線システムを提供する。
【解決手段】防災無線システム100は、防災無線放送を受信する防災無線受信機10と前記防災無線放送を送信する親局50とからなり、防災無線受信機10が、親局50からの選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定を変更させる制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、防災無線放送を受信する防災無線受信機と防災無線放送を発信する親局とからなる防災無線システムに関するものである。
近年、防災への意識又は取組は高まってきている。そして、メディアもスピーディーで且つ正確な情報の発信を求められ、一般市民は、如何にその情報を収集できるかが関心とされている。そこで、緊急時にメディアは緊急地震速報や防災無線放送により夫々に情報を発信している。
防災無線放送は、親局となる市町村等の行政機関等が、地震、火災、水害等の災害時の緊急通報、避難情報に関する情報等を市町村内に居住する住民に報知する無線放送である。緊急時には、親局から各種情報が送信され、例えば、屋外拡声受信装置で受信した情報をスピーカを通じて拡声して一帯の住民に報知する。また、親局から送信された各種情報は、防災無線受信機によっても受信可能で、防災無線受信機を通じて各世帯の住民に情報を報知する。
そして、防災無線受信機は、防災無線放送の受信を主たる目的としながら、AM/FM放送を受信可能とするにあたって、複数のAM/FM放送の放送局を予めプリセットして登録しておくことにより、登録された放送局を簡単に選局できるようにするとともに、周波数帯を示す表示板やチューニング操作に関わるダイヤルやレバー等の操作部材を省略することで必要不可欠な機能に特化してコストダウンされてるものがある。
また、下記に示す特許文献1には、ラジオ放送において、聴取者が聞きたい番組を自動的に選択できることを可能にするラジオ信号受信装置とそのためのラジオ信号送信装置が開示されている。
特開平9―261098号公報
しかしながら、上述の特許文献1のラジオ信号受信装置とそのためのラジオ信号送信装置は、複数のAM/FM放送の放送局を予めプリセットして登録した放送局の中から聴取者が予め選局した放送局の一連の放送の中から聴取者が聞きたい番組、あるいは聞きたい内容、あるいは聞きたい出演者が出る番組のみを自動的に選択して聞くことができるものであるが、プリセットして登録した放送局の周波数が変更されたり、新たな放送局が開設されたときには、それらの放送局を登録することが困難であるという課題があった。
本発明は、予め複数のAM/FM放送の放送局をプリセットして登録されたラジオ機能を有する防災無線受信機において、親局からの防災無線放送による放送局変更情報により、プリセット登録内容を変更することができる防災無線受信機と放送局変更情報を発信する親局とからなる防災無線システムを提供することを目的とする。
本発明の防災無線システムは、防災無線放送を受信する防災無線受信機と前記防災無線放送を送信する親局とからなる防災無線システムであって、前記親局は、送信する前記防災無線放送として選択呼出しの送信信号を発するものであって、前記選択呼出しの送信信号の構成は、起動信号、音声信号及び終話信号からなり、前記起動信号がデータ信号を有し、前記データ信号には、選択信号の他、プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータが設定され、前記防災無線受信機は、防災無線放送を含むプリセットされた複数の放送局のAM/FMラジオ放送を受信するラジオ受信回路と、前記防災無線放送の送信信号を受信し、受信したときにはスケルチ信号を出力する防災無線受信回路と、前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定を変更させる制御部と、を備え、前記制御部が前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号に前記プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータを含んでいるときに、プリセットされた放送局の設定を変更させることを特徴とする。
好適には、前記制御部が前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号に前記プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータを複数セット含んでいるときに、複数のプリセットされた放送局の設定を変更させることを特徴とする。
好適には、前記防災無線受信機は記憶部を更に備え、前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定を前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
好適には、前記防災無線受信機は、さらに、前記スケルチ信号を判定するスケルチ判定回路と、前記選択呼出しの送信信号を復調する選択信号復調回路と、前記復調された復調信号が所定の選択呼出しの送信信号か否かの判定により前記防災無線放送が行われているか否かを判定する選択信号判定部と、を備えることを特徴とする。
好適には、前記防災無線受信機は、前記スケルチ判定回路においてスケルチ検出し、前記選択信号判定部において所定の選択呼出しの送信信号を検出することにより、割り込み受信機能で前記防災無線放送を流すことを特徴とする。
本発明によれば、予め複数のAM/FM放送の放送局をプリセットして登録されたラジオ機能を有する防災無線受信機において、親局からの防災無線放送による放送局変更情報により、各世帯に設置された防災無線受信機のプリセット登録内容を一斉に変更することができる防災無線受信機と放送局変更情報を発信する親局とからなる防災無線システムを提供することができる。
そして、本発明によれば、既に各地に供給された戸別受信機のプリセット登録を一括で実行できることから、サポート側で機器を回収してプリセット登録の修正や再登録をする必要がなく、メンテナンス費用を削減することができる。
さらに、本発明によれば、新たに複数の放送局が開設された時に、親局からの1回の防災無線放送による放送局変更情報により、複数のプリセット登録の内容を変更することができる。
また、本発明によれば、防災無線受信機のプリセット登録内容を一斉に変更して、そのプリセット内容を記録させることができるために、一度変更すれば、新たにプリセット登録する必要が無くなる。
さらに、本発明によれば、スケルチ機能を利用して、主電源オンであるがみかけ上電源オフとしながら内部的にサーチ処理を行って、地震などの災害が発生したときには防災無線放送の放送開始を検出して、当該受信機を選択対象とするときには、直ちに、放送局変更情報の読み取りや防災無線放送を聴取することができる。
そして、本発明によれば、防災無線放送が放送されると、割込み受信機能により、防災無線受信機が優先的に防災無線放送を流すことにより、いかなる時でもプリセット登録内容を変更することができる。
本発明の実施形態に係る防災無線システムの概要について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る防災無線受信機の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る防災無線放送の選択呼出しの送信信号の説明図である。 本発明の実施形態に係る防災無線受信機の主要部の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、実施形態に係る防災無線システム100の概要について説明するための図である。
防災無線システム100は、図1に示すように防災無線放送を受信する防災無線受信機10と防災無線放送を発信する親局50とからなるアナログ方式の防災無線システムである。
そして、防災無線受信機10は、各家庭に設けられている。無論、各世帯で各個人が所有していても構わない。そして、防災無線受信機10は、ラジオ放送局が送信するAM/FM放送を受信する機能(AM/FM受信モード)と、親局50のアンテナ51を介して送信する防災無線放送を受信する機能(防災無線受信モード)とを有する。
また、防災無線受信機10は、防災無線放送の受信を主たる目的としながら、AM/FM放送を受信可能とするにあたって、複数のAM/FM放送の放送局を予めプリセットして登録しておくことにより、登録された放送局を簡単に選局できるようにするとともに、周波数帯を示す表示板やチューニング操作に関わるダイヤルやレバー等の操作部材を省略することで必要不可欠な機能に特化してコストダウンされている。
なお、防災無線受信機10は、供給するにあたって、地域の行政機関等に出荷され、行政機関を通じて無償供給又は有償供給されるケースが多い。そのため、防災無線受信機10は、出荷段階で、その地域の防災無線放送の周波数や選択呼出し信号の送信信号の判定アルゴリズムを調整されるとともに、地域の複数のAM/FM放送の放送局を予めプリセットして出荷されるようにしている。
具体的には、防災無線受信機10は、図2に示すように、機器の正面上部にAM放送局用及びFM放送局用で予め登録されたプリセットのラジオチャンネルの登録番号1から登録番号6までを示す文字板とその下方の選択チャンネルの夫々にLED等の発光素子とからなる表示部であるチャンネル表示部31aを備える。また、防災無線受信機10は、チャンネル表示部31aの右方にAM放送局又はFM放送局を選択可能とする操作部である選局レバー32aを備える。
また、防災無線受信機10は、図2に示したように、チャンネル表示部31aの上部に位置する機器上面にプリセットのラジオチャンネルをワンプッシュ操作で選択可能とする操作部である選局ボタン32bを夫々のチャンネル毎に備える。
さらに、防災無線受信機10は、機器の正面の選局レバー32aの右方に、表示部である防災無線放送の自動受信状態を示す待機LED31b、電池交換お知らせ機能である電池切予告LED31c、及び、機器の正面右には、操作部である機器のON/OFF用の主電源レバー32cや、マニュアルの音量調整手段である音量ダイヤル32dを備える。また、機器の正面下部にはスピーカ17を備える。
そして、防災無線受信機10は、図示しない機器側面には、停電時のランプとして緊急用に所定時間(例えば1分間程度)点灯させる白色LEDや、アンテナジャック、イヤホンジャック、ACジャック等を備えるものである。
また、親局50は、アンテナ51を介して送信する防災無線放送を屋外拡声受信装置60のスピーカを通じて拡声し、一帯の住民に報知させるものである。
さらに、親局50は、例えば、新規に開設された放送局を案内すべく防災無線放送を通じて、放送局変更情報を選択呼出し送信信号として送信するものである。
そして、防災無線受信機10は、後述するスケルチ機能を利用して、主電源オンであるがみかけ上電源オフとしながら待機LED31bを点灯させ、防災無線の待受けを行ない、防災無線放送の送信が行われて、MSKの選択呼出し送信信号が一致したときには、自動的に受信回路で受信した防災無線放送の音声信号を音声選択回路に伝達し、自動選択により選択された音声信号を音声選択回路からアンプである音声増幅回路に伝達するようにして、スピーカ17から発するようにされて、放送局変更情報や防災無線放送を流す防災スタンバイ(自動受信)機能を有する。
また、防災無線受信機10は、主電源オンであるがみかけ上電源オフとしながら、予め設定されたAM/FMラジオ局を無音状態で内部的にモニターして、緊急地震速報のチャイム音を検出したら、即座に受信回路で受信した所定の放送局の音声信号を音声選択回路に伝達し、自動選択により選択された音声信号を音声選択回路からアンプである音声増幅回路に伝達するようにして、スピーカ17から発するようにされて、予め設定されたAM/FMラジオ局による緊急地震速報を流すものである。
このように、防災無線受信機10には、防災スタンバイ(自動受信)機能が搭載されているため、放送局変更情報や防災無線放送を逃すことなく聴取することができる。
ここで、行政機関等の親局50のアンテナ51を介して送信する防災無線放送による放送局変更情報を送信する場合の選択呼出し送信信号の形態について説明する。
親局50は、防災無線システム100の一部を構成するものである。そして、親局50は、例えば、市町村の役場に設置され、災害の発生時には、防災無線放送を防災無線信号で送信する。このとき、市町村の地域別に設置された屋外拡声受信装置60は、防災無線信号を受信し、屋外拡声受信装置60のスピーカから緊急無線放送を音声で出力するものである。
また、親局50は、例えば、行政事務に関する情報を、朝と夕方等、決められた時間に防災無線信号で送信するものであったり、町内会などの地域、学校、病院、消防団等の特定のコミュニティー用に防災無線信号による放送開始前に起動信号の中でデータ信号として、識別情報である選択信号を発し、受信機側でそのコミュニティーの対象か否かを判別して放送を受信するようにされているものである。そして、特定のコミュニティー用に音声信号である防災無線信号による放送の終了時には、終話信号が発信されて放送の終わりを検出するようにされている。
防災無線放送の選択呼出し送信信号の構成は、図3に示すように、起動信号71、音声信号72及び終話信号73からなる。
起動信号71は、ユーザーコードのエリアにおいてデータ信号として、識別情報である選択信号を設定しており、受信機側でそのコミュニティーの対象か否かを識別するように用いられるものである。
また、起動信号71及び終話信号73は、変調形式をMSK変調形式とされており、ビット同期信号、フレーム同期信号及びデータ信号で形成されている。そして、データ信号は、識別情報とは別に付加機能として、ユーザーコードのエリアに様々なデータを割り当てることができ、夫々の目的に応じて設定し利用することができる。
本発明は、防災無線放送を通じて放送局変更情報を選択呼出し送信信号に乗せて送信することにより、このデータ信号のユーザーコードに図3に示したように変更チャンネル指定74のプリセットチャンネル番号のデータ、ラジオ識別情報75としてのAM/FM種別のデータ、ラジオ周波数情報76としての同調周波数のデータ、変更対象の受信機か否かのデータ、及び、変更バージョン情報等を設定している。
そして、親局50が、防災無線放送を通じて、これらの放送局変更情報を選択呼出し送信信号に乗せて送信し、さらに、音声信号72で各世帯に、例えば「新規に開設された○○放送局をプリセット登録いたします。今後、プリセットチャンネル5では○○放送局の放送を聴くことができます。」と伝達することにより、予め複数のAM/FM放送の放送局をプリセットして登録されたラジオ機能を有して各世帯に設置された防災無線受信機10のプリセット登録内容を一斉に変更することができる。
なお、親局50は、防災無線放送を通じて、データ信号のユーザーコードとして、変更チャンネル指定74のプリセットチャンネル番号のデータ、ラジオ識別情報75としてのAM/FM種別のデータ、ラジオ周波数情報76としての同調周波数のデータについては、複数チャンネルの変更用に複数セットの情報からなる放送局変更情報を選択呼出し送信信号に乗せて送信することにより、複数のプリセット登録内容を一斉に変更することができるようにしても構わない。
そして、親局50が送信する防災無線信号は、例えば、極狭い周波数帯域のFM波である。その周波数帯は、アナログ方式の54MHz〜70MHzを利用したものであり、FM放送の一部の周波数帯域の近傍の周波数である。
また、この放送局変更情報を含む防災無線信号を受信するにあたって、防災無線受信機10は、スケルチ回路を有しており、FM波の受信を行う。
スケルチ回路は、スケルチモードを実行するため、FM波を基に、防災無線信号を受信したか否かを判別するものである。この判別の際に、スケルチ回路は、防災無線受信回路の出力信号に含まれる雑音の大きさが予め設定された値より大きいか小さいかを比較する。
なお、スケルチとは、低い受信レベルのときに発生するノイズを音声スピーカから流さないようにするもので、音声帯域外のノイズを検知して音声回路をオンまたはオフさせる機能のことをいう。
スケルチ回路は、雑音の方が大きい場合には、防災無線信号を受信していないものと認識する。一方、スケルチ回路は、雑音の方が小さい場合には、放送局変更情報を含む防災無線信号を受信したものと認識する。そして、スケルチ回路は、スケルチ信号を制御部であるマイクロコンピュータに出力し、割込み処理により制御部を作動させる。
次に、防災無線受信機10の回路ブロックについてブロック図を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態に係る防災無線システム100の防災無線受信機10の主要部の構成例を示すブロック図である。
防災無線受信機10は、図4に示すように、アンテナとしてFMアンテナ11及びAMアンテナ12を有する。また、防災無線受信機10は、各放送の受信回路として、各アンテナに接続されるラジオ受信回路13及びラジオ受信回路13内に含まれる防災無線を受信する防災無線受信回路20を有する。そして、防災無線受信機10は、各受信回路で受信したAM/FM放送又は防災無線放送の各音声信号が音声選択回路19に伝達され、ユーザー選択又は自動選択により選択された音声信号が音声選択回路19から、アンプである音声増幅回路18に伝達されるようにされている。音声増幅回路18はCPU等のマイクロコンピュータからなる制御部40により音量を制御されて、制御された音声信号をスピーカ17から発するようにされている。
また、このラジオ受信回路13は、PLL回路を内蔵し、マイクロコンピュータの基準発振器の周波数を分周して同調周波数を形成し、分周率を制御部40で制御することにより、放送局の選局決定を可能としている。
そして、制御部40は、ラジオ機能として、ユーザーにより選局レバー32aや選局ボタン32b等の操作部32を操作されて放送局を選択されると、チャンネル表示部31a等の表示部31を制御するとともに、その選択された放送局の放送をラジオ受信回路13を制御して、受信するようにされている。
なお、ユーザーが主電源レバー32cをオン位置として選局ボタン32bや選局レバー32bにより特定のAM/FM放送の放送局を受信する操作を行わないとき、自動的に防災無線放送を受信するようにプリセットされている。
また、本発明の防災無線受信機10は、記憶部33を備えるものであって、制御部40は、親局50からの防災無線放送を通じて、放送局変更情報である先述の選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定をEEPROM等の電気的に書換え可能で小容量のメモリーである記憶部33に記憶させる。
さらに、防災無線受信機10は、先述のスケルチ回路21と、選択対象の防災無線放送か否かを検出するべく選択信号を復調させる選択信号復調回路22と、選択信号検出による選択対象の防災無線放送かを検出するとともに、放送の終了時の終話信号を検出する選択信号判定部23を有し、制御部40で選択対象の防災無線放送が放送されているか否かを判定する。通常、選択信号判定部23は、制御部40の機能として組み込まれており、その判定を行うものである。
なお、選択信号復調回路22と選択信号判定部23とはワンチップICで構成するようしても構わず、防災スタンバイ(自動受信)モードのときに、スケルチ回路21により防災無線放送の送信を検出した時に、このICはON状態とされて、選択信号の判定を行うようにしても構わない。
このようにして、防災無線受信機10は、親局50が、防災無線放送を通じて放送局変更情報を選択呼出し送信信号に乗せて送信することにより、優先的に受信する設定とされており、予め複数のAM/FM放送の放送局をプリセットして登録されたラジオ機能を有して各世帯に設置された防災無線受信機10のプリセット登録内容を一斉に変更することができる。
なお、本発明はアナログ方式の54MHz〜70MHzの周波数帯を利用した防災無線システムの例で説明してきたが、これに限定されず、260MHzの周波数帯を利用した市町村等デジタル移動通信システムの基地局と移動局において、移動局の受信周波数設定の一括調整等に応用することができる。
また、その他に災害時の緊急情報の通信システムとして、画像、文字表示も可能とする高機能な親局と戸別受信機からなる市町村デジタル防災同報通信システムにおいても、受信機の新たな放送局の設定等の一括調整に応用することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、防災無線受信機10が内部にAM/FM放送を受信するラジオ受信回路13と併せて、防災無線放送用の専用チューナーを備え、常時、専用チューナーで防災無線放送を監視するようにすれば、AM/FM放送の放送局の放送を聴いているときであっても、防災無線放送が放送されると、割込み受信機能により、防災無線受信機10が優先的に防災無線放送を流すことにより、いかなる時でもプリセット登録内容を変更することも可能となる。
以上のように本実施形態によれば、予め複数のAM/FM放送の放送局を所定の選局ボタン32bにプリセットして登録されたラジオ機能を有する防災無線受信機10において、親局からの防災無線放送による放送局変更情報により、各世帯に設置された防災無線受信機10のプリセット登録内容を一斉に変更することができる防災無線受信機10と放送局変更情報を発信する親局50とからなる防災無線システム100を提供することができる。
そして、本実施形態によれば、既に各地に供給された戸別受信機のプリセット登録を一括で実行できることから、サポート側で機器を回収してプリセット登録の修正や再登録をする必要がなく、メンテナンス費用を削減することができる。
また、本実施形態によれば、新たに複数の放送局が開設された時に、親局からの1回の防災無線放送による放送局変更情報により、複数のプリセット登録内容を変更することができる。
さらに、本実施形態によれば、防災無線受信機10のプリセット登録内容を一斉に変更して、そのプリセット内容を記録させることができるために、一度変更すれば、新たにプリセット登録する必要が無くなる。
そして、本実施形態によれば、スケルチ機能を利用して、主電源オンであるがみかけ上電源オフとしながら内部的にサーチ処理を行って、地震などの災害が発生したときには防災無線放送の発信を検出して、直ちに、放送局変更情報や防災無線放送を聴取することができる。
また、本実施形態によれば、防災無線放送が放送されると、割込み受信機能により、防災無線受信機10が優先的に防災無線放送を流すことにより、いかなる時でもプリセット登録内容を変更することができる。
さらに、本発明の実施形態における処理は、コンピュータに実現させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリー等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、或いは、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施形態で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施形態の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。なお、コンピュータは、本実施形態で述べた装置に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行うCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 防災無線受信機 11 FMアンテナ
12 AMアンテナ 13 ラジオ受信回路
17 スピーカ 18 音声増幅回路
19 音声選択回路
20 防災無線受信回路 21 スケルチ回路
22 選択信号復調回路 23 選択信号判定部
31 表示部
31a チャンネル表示部 31b 待機LED
31c 電池切予告LED
32 操作部
32a 選局レバー 32b 選局ボタン
32c 主電源レバー 32d 音量ダイヤル
33 記憶部
40 制御部
50 親局 51 アンテナ
60 屋外拡声受信装置
71 起動信号 72 音声信号
73 終話信号
74 変更チャンネル指定 75 ラジオ識別情報
76 ラジオ周波数情報
100 防災無線システム

Claims (5)

  1. 防災無線放送を受信する防災無線受信機と前記防災無線放送を送信する親局とからなる防災無線システムであって、
    前記親局は、送信する前記防災無線放送として選択呼出しの送信信号を発するものであって、
    前記選択呼出しの送信信号の構成は、起動信号、音声信号及び終話信号からなり、
    前記起動信号がデータ信号を有し、
    前記データ信号には、選択信号の他、プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータが設定され、
    前記防災無線受信機は、
    防災無線放送を含むプリセットされた複数の放送局のAM/FMラジオ放送を受信するラジオ受信回路と、
    前記防災無線放送の送信信号を受信し、受信したときにはスケルチ信号を出力する防災無線受信回路と、
    前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定を変更させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部が前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号に前記プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータを含んでいるときに、プリセットされた放送局の設定を変更させることを特徴とする防災無線システム。
  2. 前記制御部が前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号に前記プリセットチャンネル番号、AM/FM種別及び同調周波数のデータを複数セット含んでいるときに、複数のプリセットされた放送局の設定を変更させることを特徴とする請求項1に記載の防災無線システム。
  3. 前記防災無線受信機は記憶部を更に備え、前記親局からの前記選択呼出しの送信信号のデータ信号を受けて、プリセットされた放送局の設定を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防災無線システム。
  4. 前記防災無線受信機は、さらに、前記スケルチ信号を判定するスケルチ判定回路と、前記選択呼出しの送信信号を復調する選択信号復調回路と、前記復調された復調信号が所定の選択呼出しの送信信号か否かの判定により前記防災無線放送が行われているか否かを判定する選択信号判定部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の防災無線システム。
  5. 前記防災無線受信機は、前記スケルチ判定回路においてスケルチ検出し、前記選択信号判定部において所定の選択呼出しの送信信号を検出することにより、割り込み受信機能で前記防災無線放送を流すことを特徴とする請求項4に記載の防災無線システム。
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