JP2014095827A - レーザ描画装置及びレーザ描画方法 - Google Patents

レーザ描画装置及びレーザ描画方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014095827A
JP2014095827A JP2012247649A JP2012247649A JP2014095827A JP 2014095827 A JP2014095827 A JP 2014095827A JP 2012247649 A JP2012247649 A JP 2012247649A JP 2012247649 A JP2012247649 A JP 2012247649A JP 2014095827 A JP2014095827 A JP 2014095827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
laser beam
pattern
grid
sweep
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012247649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6072513B2 (ja
Inventor
Chie Tanaka
千恵 田中
Sayuri Azuma
小由里 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Electronics Co Ltd
Original Assignee
SK Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Electronics Co Ltd filed Critical SK Electronics Co Ltd
Priority to JP2012247649A priority Critical patent/JP6072513B2/ja
Publication of JP2014095827A publication Critical patent/JP2014095827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6072513B2 publication Critical patent/JP6072513B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】ラスター走査方式であって、均一なパターンを得ることができるレーザ描画装置を提供する。
【解決手段】レーザ描画装置は、レーザ光を出射するレーザ光出射部3と、レーザ光出射部をX方向に移動させる移動機構と、描画パターンに基づいてレーザ光をY方向にスイープさせながら出射させるスイープ機構と、被描画基板10をY方向に送り出す機構と、移動機構及びスイープ機構をそれぞれ制御する制御部5とを具備し、制御部は描画パターンに基づいてn回多重描画させ、各描画は、走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施される。ただし、YはY方向のスイープ長であり、nは描画回数であって2以上の自然数である。
【選択図】図1

Description

本発明は、微細加工製品の製造に用いられるレーザ描画装置及びレーザ描画方法に関する。
フォトマスクの描画装置としてラスター走査方式のレーザ描画装置が知られている(特許文献1参照)。このレーザ描画装置では、マスクブランクスの一面に対応するように配列された矩形の描画グリッドに描画パターンを形成し、その描画グリッドのすべてを一定方向に繰り返し走査しながら、描画パターンの存在する描画グリッドに対してのみレーザ光をスウィープ(スイープ)中に出射させてマスクブランクスにパターンの描画を行う。
描画グリッドに対するエネルギービームの最大照射回数をN回としたとき、基体上に設けられたエネルギー受容層に対し、該描画グリッドを単位としてM回のエネルギービームの照射をラスタ走査方式に基づいて行う描画方法が知られている。この描画方法では、矩形の描画グリッドの縮小に伴うスループットの大幅な低下が防止でき、特定の照射回数におけるパターン寸法の誤差発生を防止することができる(特許文献2参照)。
特開2010−26217号公報 特開2000−349016号公報
しかしながら、従来のラスター走査方式のレーザ描画装置では、レーザ光はスイープの走査中に出射されるため、スイープの開始から終了までの走査中に同じ条件でレーザ光が出射されていても描画対象に与えるレーザ光のエネルギーが走査中に変動し、そのエネルギーの変動が描画に対して影響しやすかった。そのため、描画されたパターンの形状がスイープの走査位置で異なり、均一でないことがあった。さらに、描画パターンは矩形の描画グリッドに近いサイズの円形からなる円パターンを表すことができないため、このような円パターンを描画することが困難であった。従来のラスター走査方式のレーザ描画装置では、このような円パターンを描画しようとすると、パターン自体が歪な矩形になったり、全体的に不揃いで歪なパターンしか描画することができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ラスター走査方式であって、均一なパターンを得ることができるレーザ描画装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザ描画装置は、レーザ光を出射するレーザ光出射部と、前記レーザ光出射部をX方向に移動させる移動機構と、前記レーザ光をY方向にスイープさせながら、描画パターンに基づいて出射させるスイープ機構と、被描画基板をY方向に送り出す機構と、前記移動機構及び前記スイープ機構をそれぞれ制御する制御部とを具備したレーザ描画装置であって、前記制御部は前記描画パターンに基づいてn回多重描画させ、各描画は、走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施されることを特徴とする。ただし、YはY方向のスイープ長であり、nは描画回数であって2以上の自然数である。
このような構成によると、レーザ光により描画パターンに基づいて被描画基板に、例えば、マスクブランクス上に塗布されたフォトレジストに走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてn回多重描画することができる。このn回の各描画は走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施されるため、スイープの走査中のレーザ光のエネルギーの変動を平均化してフォトレジストに与えるエネルギーを均一にすることができる。そのため、均一なパターンを得ることができる。すなわち、パターンの形状や繰り返されるパターンの単位形状が、マスクブランクス上のどの位置でも形状のばらつきが小さなものとすることができる。
上記レーザ描画装置において、前記各描画は、走査の開始位置がさらにX方向にk×Xずつずれて実施されるようにしてもよい。ただし、Xは1回のスイープで描画される描画グリッドのX方向の幅であり、kは自然数である。このようにすると、n回の各描画毎にX方向及びY方向の走査の開始位置を変えることができる。
上記レーザ描画装置において、前記レーザ光が複数であり、前記走査の開始位置は、各描画時に出射されるレーザ光に対してそれぞれ異なるように設定されることが好ましい。このようにすると、さらに、各描画時に出射されるレーザ光間のエネルギーのばらつきを平均化して被描画基板、例えば、マスクブランクス上に塗布されたフォトレジストに与えるエネルギーを均一にすることができる。
上記レーザ描画装置において、前記各描画は、X方向に描画された第1の領域と前記第1の領域の次に描画された第2の領域とがY方向に対して8〜12μmの範囲内で帯状に重複するように実施され、前記第1の領域と前記第2の領域との重複した帯状の部分は、n回の多重描画によってY方向にY/nずつずれるようにしてもよい。このようにすると、第1の領域と第2の領域との間に描画されない空白領域が形成されないようにすることができる。また、X方向に描画された各領域に対してレーザ光のエネルギーのばらつきを平均化してレーザ光のエネルギーの規則的な変動部分が抑制され、その結果、各領域に対するムラが表出することを抑制できる。
上記レーザ描画装置において、前記描画パターンは、矩形の描画データがX方向に前記描画グリッドのX方向の幅Xの整数倍のピッチで配置されていると共にY方向に前記描画グリッドのY方向の長さYの整数倍のピッチで配置されてなり、前記矩形の描画データの大きさは、X方向が描画グリッドのX方向の幅Xと同じであると共にY方向が描画グリッドのY方向の長さYの1〜2.5倍であることが好ましい。このようにすると、描画グリッドに近いサイズの円形や円形に近い小さなパターンを得ることができる。
本発明に係るレーザ描画方法は、レーザ光を出射するレーザ光出射部と、前記レーザ光出射部をX方向に移動させる移動機構と、前記レーザ光をY方向にスイープさせながら、描画パターンに基づいて出射させるスイープ機構と、被描画基板をY方向に送り出す機構と、前記移動機構及び前記スイープ機構をそれぞれ制御する制御部とを具備したレーザ描画装置を用いたレーザ描画方法であって、描画パターンを準備する工程と、各描画に対する走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてそれぞれ設定する工程と、前記描画パターンに基づいてn回多重描画させる工程とを含むことを特徴とする。
このような構成によると、レーザ光により描画パターンに基づいて被描画基板、例えば、マスクブランクス上に塗布されたフォトレジストに走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてn回多重描画することができる。このn回の各描画は走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施されるため、スイープの走査中のレーザ光のエネルギーの変動を平均化してフォトレジストに与えるエネルギーを均一にすることができ、均一なパターンを得ることができる。特に、描画パターンが描画グリッドに近いサイズの矩形の描画データからなる場合、描画グリッドに近い小さなサイズの円形からなる単純で均一な円パターンを得ることができる。
上記レーザ描画方法において、前記各描画は、走査の開始位置がさらにX方向にk×Xずつずれて実施されるようにしてもよい。ただし、Xは1回のスイープで描画される描画グリッドのX方向の幅であり、kは自然数である。このようにすると、n回の各描画毎にX方向及びY方向の走査の開始位置を変えることができる。
上記レーザ描画方法において、前記レーザ光が複数であり、前記走査の開始位置が各描画時に出射されるレーザ光に対してそれぞれ異なるように設定される工程をさらに含むことが好ましい。このようにすると、さらに、各描画時に出射されるレーザ光間のエネルギーのばらつきを平均化して被描画基板、例えば、マスクブランクス上に塗布されたフォトレジストに与えるエネルギーを均一にすることができる。
上記レーザ描画方法において、前記描画パターンは、矩形の描画データがX方向に前記描画グリッドのX方向の幅Xの整数倍のピッチで配置されていると共にY方向に前記描画グリッドのY方向の長さYの整数倍のピッチで配置されてなり、前記矩形の描画データの大きさは、X方向が描画グリッドのX方向の幅Xと同じであると共にY方向が描画グリッドのY方向の長さYの1〜2.5倍であることが好ましい。このようにすると、円形や円形に近いパターンを得ることができる。
本発明に係るレーザ描画装置によれば、ラスター走査方式のレーザ描画装置において、レーザ光により描画パターンに基づいて被描画基板に走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてn回の多重描画をすることにより、均一なパターンを得ることができる。このn回の多重描画により、X方向に描画された第1の領域とその次に描画された第2の領域との重複する帯状の部分もY方向にY/nずつずらして描画することができるので、レーザ光のエネルギーを平均化してレーザ光のエネルギーの規則的な変動部分を抑制でき、結果としてムラが表出することを抑制できる。
第1の実施形態のレーザ描画装置の構成を示す模式図 図1のレーザ光が描画する部分Pを拡大した図 描画パターンの一例を示す図 5回多重描画の描画領域を示す図であり、(a)は1回目の描画領域を示す図、(b)は5回多重描画に用いる描画領域の合成イメージを示す図 5回多重描画によるパターンの形成イメージを示す図であり、X方向に見た図 5回多重描画によるパターンの形成イメージを示す図であり、レーザ光の出射方向に見た図 レーザ描画方法を説明する図であり、(a)は主にフォトレジストが塗布されたマスクブランクスを示す図、(b)はマスクブランクスの多重描画を示す図、(c)はマスクブランクスの現像を示す図 5回多重描画に用いる描画領域の合成イメージを示す図
以下、本実施形態について図面を参照して詳述する。各図における符号が同じ構成は、
同一のものであることを示している。本実施形態の記載は本発明の技術的思想を理解する
ために合目的的に解釈され、本実施形態の記載に限定解釈されるべきものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、1本のレーザ光で、走査の開始位置をY方向にずらしながら、多重描画によって、小さな円パターンを形成するものである。図1は、第1の実施形態のレーザ描画装置の構成を示す模式図である。図1において、矢印に示すようなX(横)方向、そのX方向と直交するY(縦)方向を用いて以下説明する。図1に示すように、レーザ描画装置20は、ステージ1と、キャリッジ2と、ヘッド部3と、レーザ光発生部4と、制御部5と、オンオフ切替部6とを有する。図1では、X方向の両端矢印はヘッド部3の移動方向を、Y方向の両端矢印はステージ1の移動方向をそれぞれ示す。
ステージ1の上には、マスクブランクス10が固定される。マスクブランクス10は、例えばクロム及び低反射クロムが成膜されたガラス基板が一般的であるが、膜種、膜材料については、特に限定するものではなく、最上層に反射防止膜が成膜されているものが多く用いられる。また、基板上に、例えば、反射防止膜を上下に成膜したクロム膜の構成であってもよい。マスクブランクス10の上にはさらにフォトレジスト11が塗布されている。ステージ1は、図示しない駆動部によりY方向に沿って移動可能に構成されている。
キャリッジ2は、ステージ1の上方においてX方向に沿うように設けられる。ヘッド部3は、キャリッジ2に取り付けられ、X方向に沿って移動可能に構成されている。
レーザ光発生部4はレーザ光Lを発生させる。レーザ光Lは、図示しない光学系及び反射鏡によってオンオフ切替部6を介してレーザ光出射部としてのヘッド部3に導かれる。そして、そのレーザ光がヘッド部3からステージ1上のマスクブランクス10に向けて出射される。このとき、レーザ光を同じ位置に向けてn回出射させると、マスクブランクス10上のフォトレジスト11にn回描画することができる。ただし、nは2以上の自然数である。以下、同じ描画パターンに基づいて同じ位置にn回描画することをn回多重描画という。レーザ光の出射のオンオフは、オンオフ切替部6により切り替えられる。
レーザ光を複数出射する場合では、レーザ光Lは、図示しないスプリッタ等の分離手段によって複数のレーザ光に分離され、その複数のレーザ光がヘッド部3からほぼ同時にステージ1上のマスクブランクス10に向けて出射されるようにしてもよい。このとき、複数のレーザ光をいずれも同じ位置に向けて出射させると、マスクブランクス10上のフォトレジスト11に多重描画することができる。また、レーザ描画装置に複数のレーザ光発生部を設け、それらのレーザ光発生部でレーザ光をそれぞれ発生させるようにしてもよい。この複数のレーザ光の出射のオンオフは、オンオフ切替部6により切り替えられるようにしてもよい。
制御部5は、キャリッジ2と、ヘッド部3を制御する。具体的には、制御部5は、キャリッジ2とヘッド部3を制御することにより、ヘッド部3をX方向に移動させる。そして、ヘッド部3からのレーザ光の出射方向を一定の周期でY方向に繰り返し変化させる。以下、これをスイープという。このスイープにより、マスクブランクス10上のフォトレジスト11でレーザ光が出射される位置が一定の周期でY方向に繰り返し移動する。制御部5は、ヘッド部3の移動速度やレーザ光の出射方向の変化を適宜調整する。
また、制御部5は、主に後述する描画パターン及び描画領域に基づいて、オンオフ切替部6を制御することにより、レーザ光をマスクブランクス10上の所定の位置に向かって出射させる。具体的には、描画パターンにおける描画データの位置とマスクブランクス10上のレーザ光の照準位置が重なったときに、オンオフ切替部6によりレーザ光の出射をオンにすることでレーザ光が出射され、その照準位置に描画パターンが描画される。なお、オンオフ切替部6によりレーザ光の出射をオフにするとレーザ光は出射されず、レーザ光の照準位置には描画パターンが描画されない。また、オンオフ切替部6には、複数のレーザ光に分割する分割機能とY方向にスイープさせるためにレーザ光を偏向させる偏向機能も有している。
図2は、図1のレーザ光が描画する部分Pを拡大した図である。レーザ光がY方向に1回スイープされることによって、フォトレジスト11の領域P1に描画パターンが描画される。領域P1のX方向の幅はレーザ光のビーム径Xであり、Y方向の長さはスイープ長Yである。そして、ヘッド部3がX方向に移動することによって、レーザ光がスイープされる領域がX方向にずれていく。ヘッド部3は、X方向の端まで移動すると、X方向の初期位置(他端)に移動する。この初期位置への移動中は、ヘッド部3からレーザが出射されず、描画は行われない。このような描画によりX方向に描画された領域を以下、ストライプといい、X方向の初期位置への移動と同時にステージ1がY方向にYだけ移動して、次のストライプの描画を行う。制御部5がこのステージ1のY方向の移動を制御するようにしてもよい。図1及び図2では示されていないが、次のストライプを描画する際には、描画されない空白領域が形成されないように直前に描画されたストライプと次のストライプとの間でY方向に対して8〜12[μm]の範囲内で重複する領域を設けている。この重複する領域は、X方向に沿って帯状になっている。また、この重複する領域ではスイープの終了地点と次のストライプのスイープ開始地点が重複するため、その他のスイープ領域とのレーザ光のエネルギーのばらつきが発生してしまう。第1の実施形態のレーザ描画装置では、このばらつきに対し、n回の多重描画の際にY方向にY/nずつずらして描画を実施することで、レーザ光のエネルギーを平均化している。
図3は、第1の実施形態のレーザ描画装置で用いる描画パターンの一例を示す図である。描画パターンDは、矩形の描画データdからなる。この矩形の描画データdは、主にレーザ光を出射させるためのデータであり、描画グリッドの横(X)方向の大きさX及び縦(Y)方向の大きさYを基本単位としている。描画グリッドはレーザ描画装置や設定により様々な大きさX、Yを持つ。描画グリッドの大きさX、Yはレーザ光のビーム径としてもよい。
図3の描画データdのX方向の大きさXは描画グリッドのX方向の大きさXと同じ大きさである。また、描画データdのY方向の大きさYは描画グリッドのY方向の大きさYを1〜2.5倍にしたものである。描画パターンDでは、この矩形の描画データdがX方向にピッチX、Y方向にピッチYの間隔でそれぞれ配置され、描画パターンDは周期性を有している。後述するように、描画パターンDにおいて、矩形の描画データdの大きさX、YやピッチX、Yを変えることでマスクブランク10上のフォトレジスト11に描画される円パターンの大きさや形状を調整することができる。描画パターンDは、予め準備しておいて制御部5に読み込んでもよく、制御部5により新たに作成してもよい。
n回多重描画する場合、制御部5はレーザ光に対してn個の描画領域を設定する。以下、n回目の描画に用いる描画領域を単にn回目の描画領域という。n個の描画領域は、描画の起点すなわち各描画は走査の開始位置がY方向にY/nずつずれるように設定される。例えば、1回目の描画領域として基本描画領域A1を設定する。この基本描画領域A1の描画の起点の座標を、X座標がX 、Y座標がYとする。そして、m回目の描画領域の描画の起点の座標を、X座標がX、Y座標がY−(m−1)×Y/nとする領域を設定する。ただし、YはY方向のスイープ長であり、mは1,2,・・・,nの自然数である。描画領域全体の大きさは所望のパターンがすべて収まるように適宜決定することができる。このような描画領域をそれぞれ設定することで、各描画は走査の開始位置がY方向にY/nずつずらして実施される。
図4は、5回多重描画の描画領域を示す図である。図4(a)は1回目の描画領域を示す図であり、図4(b)は5回多重描画に用いる描画領域の合成イメージを示す図である。図4(a)に示すように、マスクブランクス10上のフォトレジスト11に対応させた1回目の描画領域A1が設定されている。描画領域A1は基本描画領域である。描画領域A1内に上記描画パターンDが配置されている。図4(b)に示すように、フォトレジスト11に対応させた2回目の描画領域A2、3回目の描画領域A3、4回目の描画領域A4、5回目の描画領域A5がそれぞれ設定されている。描画領域A1、A2、A3、A4、A5は、いずれもX方向の大きさが同じであり、Y方向の大きさがY/5ずつ大きい。ただし、YはY方向のスイープ長である。
図5は、5回多重描画によるパターンの形成イメージを示す図であり、X方向に見た図である。図中のグラフは、Y方向の位置とレーザ光Lnの5回多重描画によってマスクブランクス10上のフォトレジスト11に与えるエネルギーとの関係を示している。レーザ光Lnのエネルギーは、スイープの開始地点から終了地点までの間で変動する。また、レーザ光Lnのエネルギーはガウス分布を持っており、その中央部分Lcのエネルギーが最も高く、その外周部のエネルギーは低くなる。また、レーザ光Lnの出射開始地点Yaの外側部分Ycと出射終了地点Ybの外側部分Ydではレーザ光Lnのフォトレジスト11に与えるエネルギーがいずれも低くなる。
図5に示すように、5回スイープさせて、具体的には、上記描画パターンDの描画データd及び上記描画領域A1〜A5に基づいてヘッド部3からのレーザ光の出射方向をYaからYbのY方向にそれぞれ変化させて、レーザ光をフォトレジスト11にそれぞれ出射させる。そうすると、スイープ中のどの描画データdに対しても5回スイープさせた際のレーザ光のエネルギーの変動を平均化してエネルギーE〜Eのようにフォトレジスト11に与えるエネルギーを均一にすることができる。このようなエネルギーE〜Eをフォトレジスト11にそれぞれ与えることで描画データdに対してY方向に解像領域Yが形成される。この解像領域Yは、エネルギーE〜Eを合計したエネルギーがフォトレジスト11のエネルギー強度よりも大きくなった部分である。
図6は、5回多重描画によるパターンの形成イメージを示す図であり、図5のレーザ光の出射方向に見た図である。図中のグラフは、X方向の位置とレーザ光Lnの5回多重描画によってマスクブランクス10上のフォトレジスト11に与えるエネルギーとの関係を示している。図6に示すように、図5と同様にX方向に解像領域Xが形成される。そして、図中の描画パターンに示す微小な矩形の描画データdに対して図中のパターン形成イメージに示す円形状のパターンCが形成される。スイープ中のフォトレジスト11に与えるエネルギーを均一にしているため、スイープ中のどの描画データdに対しても同じようにして上記描画パターンDと同様に周期性のある均一な円形状のパターンCが形成される。
図7は、レーザ描画方法を説明する図である。図7(a)は主にフォトレジスト11が塗布されたマスクブランクス10を示す図であり、図7(b)はマスクブランクス10の多重描画を示す図であり、図7(c)はマスクブランクス10の現像を示す図である。上記レーザ描画装置20を用いたレーザ描画方法を図7(a)〜(c)を用いて以下簡単に説明する。まず、上記矩形の描画データdからなる上記描画パターンDを準備する。次に、描画回数nを設定する。次に、各描画に対する走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてそれぞれ設定する。描画回数が5回の場合は、上記描画領域A1〜A5のようにそれぞれ設定する。次に、フォトレジスト11が塗布されたマスクブランクス10をステージ1上に固定する。図7(a)に示すように、マスクブランクス10は、ガラス基板8上に遮光性クロム膜及び低反射性クロム膜9を成膜したものである。次に、ヘッド部3をX方向に移動させ、レーザ光の出射方向を一定の周期でY方向に繰り返し変化させ、描画パターンDに基づいてレーザ光を上記描画領域に対してそれぞれn回出射させる。ヘッド部3をX方向の描画領域の端まで移動させた後、ステージ1をスキャン幅YだけY方向と逆方向に移動させる。また、ヘッド部3をX方向の描画領域の初期位置に移動させる。この初期位置への移動中はヘッド部3からレーザ光を出射させないようにする。以上の作業を繰り返して、図7(b)に示すように、矢印のフォトレジスト11の部分にn回多重描画する。次に、図7(c)に示すように、そのn回多重描画されたマスクブランクス10を現像する。次に、フォトレジスト11が覆われていない遮光性クロム膜及び低反射性クロム膜9をエッチングすることにより除去する。次に、フォトレジスト11を有機溶剤等で除去する。これにより、マスクブランクス10上に円パターンを得ることができる。
第1の実施形態のレーザ描画装置は、レーザ光により描画パターンDに基づいてマスクブランクス10上に塗布されたフォトレジスト11にn回多重描画することができる。この各描画は走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施されるため、スイープ中のレーザ光のエネルギーの変動を平均化してフォトレジスト11に与えるエネルギーを均一にすることができる。そのため、均一なパターンを得ることができる。描画パターンが描画グリッドに近いサイズの矩形の描画データからなる場合、描画グリッドに近い小さなサイズの円形からなる単純で均一な円パターンを得ることができる。
(第2の実施形態)
レーザ描画装置において、レーザ光が複数であり、走査の開始位置が各レーザ光に対してそれぞれ異なるように設定してよい。第2の実施形態のレーザ描画装置と第1の実施形態のレーザ描画装置20との主な相違点は、複数のレーザ光に対してそれぞれ異なった描画領域が設定される点である。
レーザ光の数がnであって各レーザ光によりn回多重描画する場合、制御部5は各レーザ光に対してそれぞれ異なるように描画領域をn個設定する。n個の描画領域は、描画の起点すなわち各描画は走査の開始位置がX方向にk×XかつY方向にY/nずつずれるように設定される。例えば、1回目の描画領域として基本描画領域A6を設定する。この基本描画領域A6の描画の起点の座標を、X座標がX 、Y座標がYとする。そして、m回目の描画領域の描画の起点の座標を、X座標がX−(m−1)×k×X1、Y座標がY−(m−1)×Y/nとする領域を設定する。ただし、Xは1回のスイープで描画される描画グリッドの横方向の幅であり、kは自然数であり、YはY方向のスイープ長であり、mは1,2,・・・,nの自然数である。描画領域全体の大きさは所望のパターンがすべて収まるように適宜決定することができる。このような描画領域をそれぞれ設定することで、各描画はそれぞれ異なったレーザ光で走査の開始位置がX方向にk×XかつY方向にY/nずつずらして実施される。このようにすると、さらに、1つ目からnつ目のレーザ光間のエネルギーのばらつきを平均化することができる。
図8は、5回多重描画に用いる描画領域の合成イメージを示す図である。図8では、第2の実施形態のレーザ描画装置において、レーザ光の数が5つであり、上記描画パターンDに基づいてマスクブランクス10上のフォトレジスト11に5回多重描画するにあたって、その5つのレーザ光に対して1〜5回目の描画領域の合成イメージを示している。図11に示すように、1〜5つ目のレーザ光でフォトレジスト11に描画パターンDを5回多重描画するにあたり、各レーザ光に対してそれぞれ異なった描画領域が設定され、それに伴って各描画はそれぞれ異なったレーザ光で走査の開始位置がX方向にk×XかつY方向にY/nずつずらして実施される。このように5回多重描画すると、さらに、1〜5つ目のレーザ光間のエネルギーのばらつきを平均化してフォトレジスト11に与えるエネルギーを均一にすることができる。第2の実施形態のレーザ描画装置では、上記図8の描画領域をそれぞれ設定し、5回多重描画することにより、単純で均一な円パターンを得ることができる。
レーザ光の数nは、多重描画回数をレーザ光の数と同じとすれば、各レーザ光間のエネルギーのばらつきを抑えてマスクブランクス10上のフォトレジストに与えるエネルギーを高度に均一化できるので望ましい。しかし、多重描画回数がレーザ光の数よりも少ない場合でも、1回の描画でパターンを形成するよりも、エネルギーのばらつきを抑える効果は得られる。
第2の実施形態のレーザ描画装置は、レーザ光の数がn(2以上の自然数)であり、走査の開始位置が各レーザ光に対してそれぞれ異なるように、具体的には、X方向にk×XかつY方向にY/nずつずらされて設定されているため、さらに、各レーザ光間のエネルギーのばらつきを抑えてマスクブランクス10上のフォトレジストに与えるエネルギーを高度に均一化できる。そのため、レーザ光の数がnであっても、均一なパターンを得ることができる。描画パターンが描画グリッドに近いサイズの矩形の描画データからなる場合、描画グリッドに近い小さなサイズの円形からなる単純で均一な円パターンを得ることができる。
(実施例)
上記第2の実施形態のレーザ描画装置を用いて以下の条件で実際にマスクブランクス10上のフォトレジスト11に円形パターンを形成した。まず、マスクブランクス10としてガラス基板上に遮光性クロム膜及び低反射性クロム膜を合計100〜150[nm]程度の膜厚で成膜したものを製造した。そのマスクブランクス10上に500[nm]程度の膜厚でフォトレジストを塗布し、レーザ描画装置のステージ1に固定した。そして、以下の(実施例1)、(実施例2)の条件でフォトレジスト11に5回多重描画し、現像、エッチングした。(実施例1)、(実施例2)の条件では、矩形の描画データdのY方向の大きさは、円形が形成されるように選択した。
(実施例1)
レーザ光の数・・・5つ
描画グリッドの大きさ・・・X方向:0.25[μm]、Y方向:0.25[μm]
矩形の描画データdの大きさ・・・X方向:0.25[μm]、Y方向:0.45[μm]、
描画パターンD・・・矩形の描画データdを、X方向に1[μm]のピッチで、Y方向に1[μm]のピッチで配置したもの
描画領域・・・基本描画領域と、その基本描画領域のX方向の大きさを(m−1)×0.5[μm]、Y方向の大きさを(m−1)×42[μm]だけ大きくした領域,(m=2,3,4,5)
(実施例2)
レーザ光の数・・・5つ
描画グリッドの大きさ・・・X方向:0.162[μm]、Y方向:0.162[μm]
矩形の描画データdの大きさ・・・X方向:0.162[μm]、Y方向:0.290[μm]
描画パターンD・・・矩形の描画データdを、X方向に0.81[μm]のピッチで、Y方向に0.81[μm]のピッチで配置したもの
描画領域・・・基本描画領域と、その基本描画領域のX方向の大きさを0.324[μm]、Y方向の大きさを42[μm]ずつ大きくした4つの領域
(実施例1)及び(実施例2)では、いずれにおいても得られたパターンを電子顕微鏡で観察及び解析することによりマスクブランクス10上に描画グリッドに近い小さいサイズの円形からなる円パターンを得ることができることを確認した。この円パターンの形状はいずれも均一な円形であり、歪な矩形や階段状になっていなかった。また、その円形はパターン全体で揃って配置されたものであった。
以上の(実施例1)及び(実施例2)の結果から、上記第2の実施形態のレーザ描画装置では、レーザ光の数が5つであり、その5つのレーザ光に対して上記描画領域を設定して走査の開始位置を変え、上記描画パターンDに基づいてフォトマスク11に5回多重描画することで、描画グリッド描画グリッドに近い小さいサイズの円形からなる単純で均一な円パターンを得ることができることを確認した。
1 ステージ
2 キャリッジ
3 ヘッド部
4 レーザ光発生部
5 制御部
6 オンオフ切替部
10 マスクブランクス
20 レーザ描画装置

Claims (9)

  1. レーザ光を出射するレーザ光出射部と、
    前記レーザ光出射部をX方向に移動させる移動機構と、
    前記レーザ光をY方向にスイープさせながら、描画パターンに基づいて出射させるスイープ機構と、
    被描画基板をY方向に送り出す機構と、
    前記移動機構及び前記スイープ機構をそれぞれ制御する制御部とを具備したレーザ描画装置であって、
    前記制御部は前記描画パターンに基づいてn回多重描画させ、
    各描画は、走査の開始位置がY方向にY/nずつずれて実施される
    ことを特徴とするレーザ描画装置。
    ただし、Y:Y方向のスイープ長、n:描画回数(2以上の自然数)。
  2. 前記各描画は、走査の開始位置がさらにX方向にk×Xずつずれて実施される
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ描画装置。
    ただし、X:1回のスイープで描画される描画グリッドのX方向の幅、k:自然数。
  3. 前記レーザ光が複数であり、
    前記走査の開始位置は、各描画時に出射されるレーザ光に対してそれぞれ異なるように設定される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ描画装置。
  4. 前記各描画は、X方向に描画された第1の領域と前記第1の領域の次に描画された第2の領域とがY方向に対して8〜12μmの範囲内で帯状に重複するように実施され、
    前記第1の領域と前記第2の領域との重複した帯状の部分は、n回の多重描画によってY方向にY/nずつずれる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレーザ描画装置。
  5. 前記描画パターンは、矩形の描画データがX方向に前記描画グリッドのX方向の幅Xの整数倍のピッチで配置されていると共にY方向に前記描画グリッドのY方向の長さYの整数倍のピッチで配置されてなり、
    前記矩形の描画データの大きさは、X方向が描画グリッドのX方向の幅Xと同じであると共にY方向が描画グリッドのY方向の長さYの1〜2.5倍である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のレーザ描画装置。
  6. レーザ光を出射するレーザ光出射部と、
    前記レーザ光出射部をX方向に移動させる移動機構と、
    前記レーザ光をY方向にスイープさせながら、描画パターンに基づいて出射させるスイープ機構と、
    被描画基板をY方向に送り出す機構と、
    前記移動機構及び前記スイープ機構をそれぞれ制御する制御部とを具備したレーザ描画装置を用いたレーザ描画方法であって、
    描画パターンを準備する工程と、
    各描画に対する走査の開始位置をY方向にY/nずつずらしてそれぞれ設定する工程と、
    前記描画パターンに基づいてn回多重描画させる工程とを含む
    ことを特徴とするレーザ描画方法。
    ただし、Y:Y方向のスイープ長、n:描画回数(2以上の自然数)。
  7. 前記各描画は、走査の開始位置がさらにX方向にk×Xずつずれて実施される
    ことを特徴とする請求項6記載のレーザ描画方法。
    ただし、X:1回のスイープで描画される描画グリッドのX方向の幅、k:自然数。
  8. 前記レーザ光が複数であり、
    前記走査の開始位置が各描画時に出射されるレーザ光に対してそれぞれ異なるように設定される工程をさらに含む
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のレーザ描画方法。
  9. 前記描画パターンは、矩形の描画データがX方向に前記描画グリッドのX方向の幅Xの整数倍のピッチで配置されていると共にY方向に前記描画グリッドのY方向の長さYの整数倍のピッチで配置されてなり、
    前記矩形の描画データの大きさは、X方向が描画グリッドのX方向の幅Xと同じであると共にY方向が描画グリッドのY方向の長さYの1〜2.5倍である
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のレーザ描画方法。
JP2012247649A 2012-11-09 2012-11-09 レーザ描画装置及びレーザ描画方法 Active JP6072513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247649A JP6072513B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 レーザ描画装置及びレーザ描画方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247649A JP6072513B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 レーザ描画装置及びレーザ描画方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014095827A true JP2014095827A (ja) 2014-05-22
JP6072513B2 JP6072513B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=50938918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012247649A Active JP6072513B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 レーザ描画装置及びレーザ描画方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6072513B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112415858A (zh) * 2019-08-21 2021-02-26 株式会社斯库林集团 描绘方法以及描绘装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333942A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Hoya Corp パターン描画方法及びフォトマスクの製造方法
JP2004354415A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Tadahiro Omi パターン描画方法及びパターン描画装置
JP2010026217A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Sk Electronics:Kk 描画方法および描画装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333942A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Hoya Corp パターン描画方法及びフォトマスクの製造方法
JP2004354415A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Tadahiro Omi パターン描画方法及びパターン描画装置
JP2010026217A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Sk Electronics:Kk 描画方法および描画装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112415858A (zh) * 2019-08-21 2021-02-26 株式会社斯库林集团 描绘方法以及描绘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6072513B2 (ja) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE45552E1 (en) Lithography system and projection method
JP2012178437A5 (ja)
US8766216B2 (en) Drawing apparatus, and article manufacturing method
KR101621784B1 (ko) 하전 입자 빔 묘화 장치 및 하전 입자 빔 묘화 방법
JP6072513B2 (ja) レーザ描画装置及びレーザ描画方法
TWI688830B (zh) 曝光裝置及曝光方法
US9455124B2 (en) Drawing apparatus, and method of manufacturing article
US9001387B2 (en) Drawing apparatus, data processing method, and method of manufacturing article that transform partially overlapping regions using different transformation rules
US9293292B2 (en) Drawing apparatus, and method of manufacturing article
US20130344443A1 (en) Lithography apparatus, and method of manufacture of product
JP6925746B2 (ja) 膜形成装置及び膜形成方法
US20120107748A1 (en) Drawing apparatus and method of manufacturing article
US20150155135A1 (en) Drawing apparatus, drawing method, and method for fabricating article
JP2696101B2 (ja) パターン膜形成方法
CN113523579A (zh) 进行激光烧蚀的方法和装置
JP2010026217A (ja) 描画方法および描画装置
KR20200041250A (ko) 회절 대물렌즈용 격자 구조
JP2016062939A (ja) 描画装置および描画方法、ならびに物品の製造方法
JP6230295B2 (ja) 描画装置及び物品の製造方法
KR102333285B1 (ko) 노광 장치
JP2021079359A (ja) インク塗布制御装置及びインク塗布方法
JP4487737B2 (ja) 回折格子の作製方法
JP2007279460A (ja) マスク描画方法およびマスク描画装置
JP2021107807A5 (ja)
JP2011252953A (ja) フォトマスクの製造方法、フォトマスクおよびフォトマスクの製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160727

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6072513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250