JP2014094413A - ショット処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射材と異物とを効率良く分離することができるショット処理装置を得る。
【解決手段】ロータリースクリーン40は、筒状体とされた第一篩部50、及び第一篩部50に対してその外周側に同心円状に配置されて筒状体とされた第二篩部60を備えている。第一篩部50は、被処理対象物に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が内部に流入される。第一篩部50には、投射材の径よりも大きい径の第一孔部50Aが複数形成されており、第一篩部50はその軸周りに回転駆動される。これに対して、第二篩部60には、第一孔部50Aを通過した混合物が供給される。第二篩部60は、第一孔部50Aの径よりも小さくかつ投射材の径よりも大きい径の第二孔部60Aが複数形成され、第一篩部50と一体的に回転駆動される。
【選択図】図4

Description

本発明は、投射材を被処理対象物に投射した後に回収して異物と分離するショット処理装置に関する。
ショット処理装置においては、回収した投射材と異物とを分離する機構を備えた装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような装置では、例えば、振動篩機等を用いて投射材と異物とを分離している。
特公平7−35020号公報
しかしながら、投射材よりも大径の異物を大量に含む場合に投射材と異物とを効率良く分離する点で改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、投射材と異物とを効率良く分離することができるショット処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のショット処理装置は、被処理対象物に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、前記投射材の径よりも大きい径の第一孔部が複数形成されると共に筒状体とされてその軸周りに回転駆動され、かつ前記投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が内部に流入される第一篩部と、前記第一篩部に対してその外周側に同心円状に配置された筒状体とされると共に前記第一篩部と一体的に回転駆動され、前記第一孔部の径よりも小さくかつ前記投射材の径よりも大きい径の第二孔部が複数形成され、前記第一孔部を通過した混合物が供給される第二篩部と、を備えた回転篩が設けられている。
請求項1に記載する本発明のショット処理装置によれば、回転篩は、筒状体とされた第一篩部、及び第一篩部に対してその外周側に同心円状に配置されて筒状体とされた第二篩部を備えている。第一篩部は、被処理対象物に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が内部に流入される。第一篩部には、投射材の径よりも大きい径の第一孔部が複数形成されており、第一篩部は自らの軸周りに回転駆動される。すなわち、混合物が第一篩部の内部に流入されて第一篩部が回転駆動されると、前記混合物のうち投射材及び第一孔部よりも径が小さい異物が第一孔部を通過する。
また、第一孔部を通過した混合物は、第二篩部に供給される。第二篩部は、第一孔部の径よりも小さくかつ投射材の径よりも大きい径の第二孔部が複数形成され、第一篩部と一体的に回転駆動される。よって、第一孔部を通過した混合物が第二篩部に供給されて第二篩部が第一篩部と共に回転駆動されると、前記混合物のうち投射材及び第二孔部よりも径が小さい異物が第二孔部を通過する。前述のように、第二篩部には第一孔部を通過した混合物のみが供給されるので、例えば、大きめの異物の間に投射材が挟まれて当該投射材が大きめの異物と共に取り除かれてしまうといった事態を防止又は抑制でき、第二篩部では選別が効率的になされる。
請求項2に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1記載の構成において、前記第一篩部の内周面側及び前記第二篩部の内周面側には、前記投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を前記第一篩部の軸方向一方側へ送るスクリューリードが設けられている。
請求項2に記載する本発明のショット処理装置によれば、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が、第一篩部の内周面側及び第二篩部の内周面側に設けられたスクリューリードによって第一篩部の軸方向一方側へ送られるので、前記混合物は、効率的に送られながら順次選別される。
請求項3に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第一篩部にはパンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用され、前記第二篩部には網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されている。
請求項3に記載する本発明のショット処理装置によれば、第一篩部にはパンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用されているので、第一篩部の内部に流入される混合物が大量にあっても第一篩部は基本的に変形することなく混合物を選別する。これに対して、第二篩部には網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されているので、第一篩部と比べると変形しやすいが、第二篩部に供給される混合物は第一孔部よりも径が大きい異物が除かれているので、前記混合物の重量が抑えられることで、第二篩部の変形も抑えられる。また、第二篩部に網筒体が適用されることでパンチングパイプが適用される場合と比べてより多くの孔部を容易に形成できるので、第二篩部は、より多くの孔部で効率良く混合物を選別する。
請求項4に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記回収経路には、前記第二孔部を通過した混合物が供給される経路位置に配置されて前記混合物を自然落下させると共に前記混合物に対して上向きの気流を当てることによって前記気流に乗せられる軽量物と落下する重量物とに選別する風力選別機構が設けられている。
請求項4に記載する本発明のショット処理装置によれば、回収経路には第二孔部を通過した混合物が供給される経路位置に風力選別機構が配置されている。風力選別機構は、混合物を自然落下させると共に混合物に対して上向きの気流を当てることによって気流に乗せられる軽量物と落下する重量物とに選別する。このように自然落下する混合物に対して上向きの気流が当てられることで、混合物に軽量の異物が大量に含まれている場合には、選別が効率良くなされる。
請求項5に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記回収経路には、被処理対象物に投射された投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を装置下部側から装置上部側へ搬送するバケットエレベータが設けられ、前記回転篩は、装置下部側に設けられて前記バケットエレベータへ前記混合物を供給する経路位置に配置されている。
請求項5に記載する本発明のショット処理装置によれば、被処理対象物に投射された投射材と粉粒状の異物とを含む混合物は、回収経路に設けられたバケットエレベータによって、装置下部側から装置上部側へ搬送される。ここで、回転篩は、装置下部側に設けられてバケットエレベータへ混合物を供給する経路位置に配置されているので、バケットエレベータは、大きな異物が除かれて量が減らされた混合物のみを搬送する。このため、バケットエレベータの搬送能力を大きくしなくても混合物の搬送が可能となる。
請求項6に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第一篩部及び前記第二篩部には、網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されている。
請求項7に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の構成において、前記被処理対象物は丸棒状の電極棒である。
請求項8に記載する本発明のショット処理装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の構成において、前記投射材は磁性体よりなる。
以上説明したように、本発明に係るショット処理装置によれば、投射材と異物とを効率良く分離することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係るショットブラスト装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るショットブラスト装置を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係るショットブラスト装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるロータリースクリーン等を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態におけるロータリースクリーン等を示す背面図である。 本発明の一実施形態におけるロータリースクリーンを示す縦断面図(図4の6−6線に沿った拡大断面に相当する図)である。 本発明の一実施形態における風選式セパレータの構成を示す模式的な縦断面図である。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るショット処理装置としてのショットブラスト装置について図1〜図7を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは装置正面視の手前側を示しており、矢印UPは装置上方側を示しており、矢印LHは装置正面視の左側を示している。
図1にはショットブラスト装置10が正面図にて示され、図2にはショットブラスト装置10が右側面図にて示され、図3にはショットブラスト装置10が平面図にて示されている。本実施形態に係るショットブラスト装置10の被処理対象物12は、丸棒状(丸材状)の電極棒とされる。なお、被処理対象物12の電極棒は、非磁性体よりなる不純物を表面側に含んでいる。また、図中において適宜示される矢印Xは、被処理対象物12が搬送される搬送方向を示している。
図1に示されるように、ショットブラスト装置10は、キャビネット14を備えている。キャビネット14には、被処理対象物12の搬送方向の上流側(図中左側)に被処理対象物12の搬入用とされた搬入口14Bが形成されると共に、被処理対象物12の搬送方向の下流側(図中右側)に被処理対象物12の搬出用とされた搬出口14C(図2参照)が形成されている。
搬入口14B及び搬出口14Cには、昇降扉20が設けられている。昇降扉20は、シリンダ機構21によって装置上下方向に昇降する構造となっており、被処理対象物12の通過時にのみ上昇して開くように制御されている。昇降扉20の下端部には、シール体22(図2参照)が取り付けられている。シール体22は、弾力性及び可撓性を備えた複数の長尺材で構成され(所謂ゴム暖簾とされ)、被処理対象物12の通過時に被処理対象物12の搬送方向に撓むように設定されている。これにより、シール体22は、後述する投射材がキャビネット14の搬入口14B及び搬出口14Cから漏れ出す(飛散する)のを阻止するようになっている。
キャビネット14の内部には、被処理対象物12を回転させながら搬送するローラコンベヤ16が設けられている。ローラコンベヤ16は、被処理対象物12が載せられる複数のコンベアローラ16Aと、これらのコンベアローラ16Aを回転駆動させる駆動機構(図示省略)と、を含んで構成されている。複数のコンベアローラ16Aは、被処理対象物12の搬送通路に沿って所定の間隔をおいて配置されている。図3に示されるように、各コンベアローラ16Aは、その軸線方向の両端側から中央側へ向けて徐々に小径となって当該軸線方向の中央部が括れた所謂、鼓型に形成されている。各コンベアローラ16Aの軸線方向は、搬送方向に対して傾斜し、かつ互いに平行に設定されている。これらのコンベアローラ16Aは、駆動機構によって同時に同速度で回転するようになっている。
また、図1に示されるように、キャビネット14の内部には、被処理対象物12への投射材の投射によって被処理対象物12のブラスト処理(ショット投射研掃処理、広義には表面加工)をなす投射室14Aが形成されている。キャビネット14には、被処理対象物12の搬送通路の上方側に複数台(本実施形態では計四台(図3参照))の投射機18が取り付けられている。投射機18は、遠心式投射機とされ、羽根車(インペラ)の回転により投射材(ショット)に遠心力を付与することが可能となっている。すなわち、投射機18は、投射材を遠心力で加速して、投射室14Aに搬送された被処理対象物12に対して投射するようになっている。投射材には、磁性体よりなる投射材(本実施形態では一例として鋼球)が適用されている。
一方、投射機18の上方側には、導入管24が配置され、導入管24の上端は、流量調整装置26を介して投射材貯蔵用のショットタンク28に接続されている。また、投射機18は、導入管24、流量調整装置26、及びショットタンク28を介して循環装置30に連結されている。循環装置30は、投射機18によって投射された投射材を搬送して投射機18へ循環させるための装置であり、キャビネット14の内部におけるローラコンベヤ16の下方側に図2に示されるホッパー32を備えている。ホッパー32は投射材の回収用とされている。ホッパー32の下方側には第一スクリューコンベヤ34が設けられている。
図1に示されるように、第一スクリューコンベヤ34は、被処理対象物12の搬送方向を長手方向として水平に左右一対で配置されており、軸周りに回転することによって投射材等を装置左右方向の中央部側へ搬送するようになっている。第一スクリューコンベヤ34の長手方向の中央部における下方側には、スクリューシュート36が配設され、スクリューシュート36の下方側には、第二スクリューコンベヤ38が配設されている。
図2に示されるように、第二スクリューコンベヤ38は、第二スクリューコンベヤケース37の内部に配設されており、被処理対象物12(図1参照)の搬送方向に直交する方向を長手方向として水平に配置されている。図4に示されるように、第二スクリューコンベヤ38は、シャフト38Aを備えると共に、シャフト38Aの外周側にスクリューリード38Bが形成されている。第二スクリューコンベヤ38のシャフト38Aは、第二スクリューコンベヤケース37の外側に突出しており、図5に示される駆動力伝達部45を介して駆動モータ44に接続されている。これにより、図4に示される第二スクリューコンベヤ38は、シャフト38Aの軸周りに回転駆動可能とされており、スクリューシュート36を介して投入された投射材等を装置奥側(図4の右側へ向かう方向)へ搬送するようになっている。
第二スクリューコンベヤ38の搬送方向下流側には、回転篩としてのロータリースクリーン40が設けられている。なお、図2に示されるように、ロータリースクリーン40は、第二スクリューコンベヤ38と共に、装置下部側に配設されている。図4に示されるように、ロータリースクリーン40の内部は、第二スクリューコンベヤ38のシャフト38Aの延長部であるシャフト延長部42によって貫通されている。シャフト延長部42は、その先端部側がロータリースクリーン40の外周側に設けられたロータリースクリーンケース46の側壁46Aを貫通してシール体47によってシールされると共に軸受48によって回転可能に支持されている。
ロータリースクリーン40は、シャフト延長部42に対して同心円状に配置された第一篩部50を備えている。第一篩部50は、筒状体とされて第二スクリューコンベヤケース37よりも若干大径とされ、第一篩部50における第二スクリューコンベヤ38側の端部が第二スクリューコンベヤケース37の端部と重なる位置に配置されている。すなわち、第一篩部50は、被処理対象物12(図1参照)に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、第一篩部50の内部には、回収された投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が第二スクリューコンベヤ38側から流入されるようになっている。
第一篩部50とシャフト延長部42とは、第一篩部50の内部においてシャフト延長部42の軸方向両側に設けられた連結部52、54を介して連結されている。第二スクリューコンベヤ38寄りに設けられた連結部52は、シャフト延長部42に固定されたボス52Aを備えている。ボス52Aは、略円筒形状とされると共にその軸芯部がシャフト延長部42によって挿通された状態で配置されている。ボス52Aの外周側には、複数のブラケット52Bが取り付けられている。ブラケット52Bは、第一篩部50の半径方向に延在してその先端部が第一篩部50の内周面に突き当てられると共に、アングル52Cを介して第一篩部50に取り付けられている。
連結部52よりもシャフト延長部42の先端側に設けられた連結部54は、ボス54Aを備えている。ボス54Aは、略円筒形状とされると共にその軸芯部がシャフト延長部42によって挿通された状態で配置されている。ボス54Aには、その半径方向にボルト挿通孔が貫通形成されてボルト54Bが挿通されており、ボルト54Bの先端部がシャフト延長部42に押し付けられることでボス54Aがシャフト延長部42に固定される構成となっている。このため、ボス54Aのシャフト延長部42に対する固定位置は、シャフト延長部42の軸方向に変更可能となっている。
ボス54Aの外周側には、複数のブラケット54Cが取り付けられている。ブラケット54Cは、第一篩部50の半径方向に延在してその先端部が第一篩部50の内周面に突き当てられると共に、断面L字形状のアングル54Dを介して第一篩部50に取り付けられている。なお、本実施形態では、図6に示されるように、ブラケット54Cは、第一篩部50の軸方向視(図6の方向視)で十字形状となるように配置されている。
これらにより、図5に示される駆動モータ44が作動して駆動力伝達部45を介して図4に示されるシャフト延長部42がその軸周りに回転した状態では、第一篩部50がその軸周りに回転駆動されるようになっている。
図4に示されるように、第一篩部50には、パンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用され、複数の第一孔部50Aが形成されている。第一孔部50Aは、投射材の径よりも大きい径aに設定されている。また、第一篩部50の内周面側には、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を第一篩部50の軸方向一方側(図中の右方向)へ送るスクリューリード56が設けられている。スクリューリード56は、第一篩部50の内周面に螺旋状に巻き付けられている。なお、図6では、スクリューリード56を模式的に二点鎖線で示している。
このような構成により、図4に示される第一篩部50が軸周りに回転することによって、第一篩部50の内部の混合物を所定方向(図中の右方向)に搬送することが可能でかつ前記混合物を転動させながら第一孔部50Aよりも径が大きい異物を除去することが可能な構成となっている。
図4及び図6に示されるように、第一篩部50の外周側には、筒状体とされた第二篩部60がシャフト延長部42及び第一篩部50に対して同心円状に配置されている。第二篩部60は、連結部62によって第一篩部50と連結されることで、第一篩部50と一体的に回転駆動されるようになっており、第一篩部50の第一孔部50A(図4参照)を通過した混合物が供給される。この第二篩部60には、網状体70を備えて筒状に形成された網筒体が適用されている。図4の部分拡大図に示されるように、第二篩部60における網状体70には、複数の第二孔部70Aが形成されている。第二孔部70Aは、第一孔部50Aの径aよりも小さくかつ投射材の径よりも大きい径bに設定されている。なお、この部分拡大図を除く図4及び図6では、第一篩部50の網状体70を模式的に二点鎖線で示している。
第二篩部60は、図6に示されるように、周方向に四分割された第二篩用ピース64が周方向に連結されると共に、図4に示されるように、複数の第二篩用ピース64は第二篩部60の軸方向に直列的に配置されて連結されている。
図4及び図6に示されるように、第二篩用ピース64は、フレーム66を備えている。フレーム66は、互いに対向配置される一対のフレーム円弧部68A(図6参照)を備えると共に、フレーム円弧部68Aの円弧方向の両端部同士をその対向方向に連結する一対のフレーム直線部68B(図4参照)を備えている。一対のフレーム円弧部68A及び一対のフレーム直線部68Bには、網状体70の外周端部が接合されている。そして、網状体70は、張力が付与された状態で円弧面を形成してフレーム66に取り付けられている。
また、図6に示されるように、フレーム66において、フレーム66の円弧方向の両端部からは、ロータリースクリーン40の半径方向外側へ曲げられたフランジ部69が延設されている。第二篩部60の周方向に隣り合う第二篩用ピース64は、対向するフランジ部69同士がプレート62Aの先端部を挟んだ状態で締結具(図示省略)により締結(連結)されている。
図4及び図6に示されるように、プレート62Aは、第二篩部60と第一篩部50とを連結するための連結部62の一部を構成し、基端部が第一篩部50の外周面に固定されている。また、図4に示されるように、プレート62Aは、第一篩部50の外周面上でロータリースクリーン40の軸方向に延在すると共に、ロータリースクリーン40の半径方向外側へ向けて立設されている。プレート62Aの長手方向の両端部及び中央部からはタブ状の張出部が延設されており、この張出部の先端部が前述したフレーム66のフランジ部69に挟まれて共締めされている。
一方、フレーム66における第二篩部60の軸方向両端部には、その外周側に断面L字形状の円弧部材72が固定されている。円弧部材72は、図6に示されるフレーム円弧部68Aに沿って配置されている。なお、図を見やすくする(複雑化させない)ために、図6では、円弧部材72のフレーム円弧部68Aへの取付部の図示を省略している。図4に示されるように、第二篩部60の軸方向に隣接する円弧部材72同士は、重ね合わせられて締結具(図示省略)によって締結(連結)されている。
また、第二篩部60の内周面側には、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を第一篩部50の軸方向一方側(図中の右方向)へ送るスクリューリード74が設けられている。スクリューリード74は、フレーム66の内周面に取り付けられて螺旋状に巻き付けられている。なお、図6では、スクリューリード74を模式的に二点鎖線で示している。
以上説明した第二篩部60の構成により、図4に示される第二篩部60が軸周りに回転することによって、第二篩部60の内部に供給された投射材と異物とを含む混合物を所定方向(図中の右方向)に搬送することが可能でかつ前記混合物を転動させながら第二孔部70Aよりも径が大きい異物を除去することが可能な構成となっている。
第一篩部50及び第二篩部60の搬送方向下流側の端部は、ロータリースクリーンケース46の側壁46Aに対向しており、この側壁46Aの下部には、粗出孔46Bが貫通形成されている。粗出孔46B内には、シュート76の一部が配設されて図4の右下方側へ傾斜している。これにより、シュート76は、第一篩部50の第一孔部50Aを通過しなかった異物及び第二篩部60の第二孔部70Aを通過しなかった異物が流し込まれる位置に配置されており、第一孔部50Aよりも径が大きい異物の排出、及び第二孔部70Aよりも径が大きい異物の排出が可能となっている。なお、ここで排出される異物は、その多くが被処理対象物12(図1参照)の電極棒から脱落した非磁性体よりなる不純物(ブリーズ)となっている。
シュート76の下流側は、粗出ケース78内に配置されている。図2に示されるように、粗出ケース78内には、皿状の受部78A(ブリーズ受け)が設けられており、受部78Aは、シュート76を介して供給された異物を一旦受け止める。粗出ケース78の下方側には、マグネットセパレータ(磁選機)80が配置されている。マグネットセパレータ80は、マグネット(磁石)を備えており、磁力により吸着される粉粒物と、磁力により吸着されない粉粒物と、に分離する。マグネットセパレータ80の下方側には、磁力により吸着される粉粒物を排出するための第一排出シュート82A(鉄粉排出シュート)が設けられると共に、磁力により吸着されない粉粒物を排出するための第二排出シュート82B(ブリーズ排出シュート)が設けられている。なお、第一排出シュート82A及び第二排出シュート82Bから排出された粉粒物は、廃棄される。
一方、ロータリースクリーン40の下方側には、ロータリースクリーンシュート84が設けられている。ロータリースクリーンシュート84の下端部側は第一バケットエレベータ86(バケットエレベータ)の下部収集部に臨む位置に配置されている。換言すれば、第一バケットエレベータ86は、被処理対象物12(図1参照)に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、ロータリースクリーン40は、第一バケットエレベータ86へ混合物(図4に示される第一孔部50A及び第二孔部70Aを通過した投射材等)を供給する経路位置に配置されている。
第一バケットエレベータ86は、公知構造であるため詳細説明を省略するが、図1に示されるように、ショットブラスト装置10の上部及び下部に配置されたプーリ86Aに無端ベルト86Bが巻き掛けられると共に、無端ベルト86Bに多数のバケット(図示省略)が取り付けられている。またプーリ86Aはモータ87に駆動力伝達手段を介して接続されて回転駆動可能とされている。これにより、第一バケットエレベータ86は、ロータリースクリーンシュート84から流し込まれた投射材等(被処理対象物12に投射された投射材と粉粒状の異物とを含む混合物)を前記バケットで掬い上げると共に、プーリ86Aをモータ87で回転させることによって、前記バケット内の投射材等を装置下部側から装置上部側へ搬送するようになっている。
第一バケットエレベータ86の上部搬出口は、風力選別機構としての風選式セパレータ88に通じている。すなわち、風選式セパレータ88は、被処理対象物12に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、ロータリースクリーン40の第二孔部70A(図4参照)を通過した混合物が供給される経路位置に配置されている。
図7には、風選式セパレータ88の構成が示されている。なお、以下の説明においては、図7の紙面に垂直な方向をセパレータ幅方向という。図7に示されるように、風選式セパレータ88は、集塵機100(図中ではブロック化して模式的に図示、図2も同様)の吸気側に通じるセトリングチャンバー部96を備えている。なお、集塵機100は、空気を吸入する吸入手段(ブロワ)を備えており、吸引ダクト98(セパレータダクト)を介してセトリングチャンバー部96に接続されている。セトリングチャンバー部96の気流上流側には、連結配管部94を介して上下方向に延在する対向風選部92が設けられている。また、対向風選部92には、第一バケットエレベータ86の上部搬出口86Cから搬出された投射材等を対向風選部92へ供給するための供給部90が設けられている。
供給部90には、上下空間を隔成するようにメッシュ状のスクリーン90Aが水平に張られている。スクリーン90Aの網目の粗さは投射材が通過可能なサイズに設定されている。供給部90においてスクリーン90Aよりも下方側には、第一傾斜壁部90Bが形成されている。第一傾斜壁部90Bは、下方側へ向けて対向風選部92側とは反対側に傾斜して開口面積を狭めている。また、第一傾斜壁部90Bの下端部の対向位置付近から第一傾斜壁部90Bの下方側へかけては第二傾斜壁部90Cが形成されている。第二傾斜壁部90Cは、第一傾斜壁部90Bとは反対向きに傾斜している。さらに第二傾斜壁部90Cの下端部からは対向風選部92側へ向けて略水平に配置された水平部90Dが形成されている。
供給部90と対向風選部92との境界部には、振れ板90Gが配置されている。振れ板90Gは、図7の方向視で逆T字形状とされると共に、セパレータ幅方向(図7の紙面に垂直な方向)に延在している。振れ板90Gの上端部は、風選式セパレータ88のハウジングに固定された取付プレート90Eにピン90Fを介して取り付けられており、振れ板90Gはピン90Fの軸周りに回転移動可能とされている。すなわち、振れ板90Gは、投射材等が供給されていない状態では垂下姿勢とされて流路を塞ぎ(又は狭め)、投射材等が供給された状態では投射材等の押圧力によって回転移動して流路を開ける(又は広げる)。これにより、振れ板90Gは、供給部90から対向風選部92へ流出する粉粒物(投射材を含む混合物)の層をセパレータ幅方向(図7の紙面に垂直な方向)に十分に広げて均一にしている。
振れ板90Gにはウェイト90Hが取り付けられており、押圧力に対する振れ板90Gの回転変位の角度を調整できるようになっている。また、振れ板90Gが取り付けられる取付プレート90Eには、締結具の挿通用として上下方向を長手方向とする長孔が形成されており、これにより、取付プレート90E、ひいては、振れ板90Gの上下方向位置が調整可能となっている。
対向風選部92は、上下方向を長手方向として配置された空気通路92Aを備えており、供給部90の供給下流側は、対向風選部92の長手方向中間部に接続されている。対向風選部92は、供給部90の水平部90Dに連続して形成された傾斜部92Bを備えている。傾斜部92Bは、下方側へ向けて空気通路92Aの開口面積を狭くする方向に傾斜している。また、この傾斜部92Bに連続して一定径で垂下部92Cが垂下されている。
垂下部92Cには、複数の分散棒92Gが差し渡されている。複数の分散棒92Gは、間隔を開けて配置されており、供給された投射材等の粉粒物を垂下部92C内で分散させるための手段とされている。
垂下部92Cの下方側には、拡径された拡径部92Dが形成されている。拡径部92Dの上端には、上向きに開口した空気流入口92Hが貫通形成されている。このため、集塵機100の吸入手段(図示省略)が作動した状態では、空気流入口92Hから外気が流入して垂下部92Cを通る上向きの気流f1が生じるようになっている。また、前述した分散棒92Gで粉粒物が分散されることで、気流f1は概ね均一に流れ、その結果として気流f1による粉粒物の選別(分級)がしやすくなっている。
拡径部92Dの下方側には、テーパ筒部92Eが形成されている。テーパ筒部92Eは、拡径部92Dに連続して徐々に縮径されている。テーパ筒部92E内には、受部92Iが配設されている。受部92Iは、投射材の摩耗防止用とされ、落下する投射材を一旦溜めてから下方側へ供給するようになっている。テーパ筒部92Eの下端部側には、排出口92Fが形成されて投射材を再利用する経路へ通じている(詳細後述)。
以上により、対向風選部92は、投射材を含む混合物を、自然落下させると共に、混合物に対して上向きの気流f1を当てることによって気流f1に乗せられる軽量物と落下する(矢印S1方向参照)重量物とに選別するようになっている。より具体的には、対向風選部92は、気流f1に乗せられる低比重の異物と落下する高比重の投射材とに選別している。
対向風選部92に連結配管部94を介して接続されるセトリングチャンバー部96は、その上部96Aが円筒状に形成されると共に、その下部96Bが下方側へ向けて小径とされた円錐台筒状に形成されている。また、セトリングチャンバー部96の下端部は、粗出しパイプ102を介して前述した粗出ケース78(図2参照)に接続されている。
セトリングチャンバー部96の上部96Aには、案内板96C(広義には「案内手段」として把握される要素である。)が上壁側から垂れ下がるように配設されている。案内板96Cは、集塵機100の吸入手段(図示省略)の吸入力でセトリングチャンバー部96の内部に吸入された粉粒物を含む空気を案内してその空気へ分級流としての迂回流f2を生じさせるようになっている。すなわち、セトリングチャンバー部96は、吸入された空気中の粒子を迂回流f2によって分離(選別)するようになっている。より具体的には、セトリングチャンバー部96は、吸入された粉粒物のうち、より比重が軽い微粉等を気流に乗せて集塵機100側へ排出し(矢印S3参照)、より比重が重い砂等を落下させて(矢印S2参照)粗出しパイプ102を介して粗出ケース78(図2参照)側へ排出するようになっている。
一方、前述した対向風選部92の排出口92Fは、図2に示される投射材循環用のパイプ104に接続されている。パイプ104の下端部の下方側にはシュート106が配設されており、シュート106の下端部側は、第二バケットエレベータ108の下部収集部に臨む位置に配置されている。第二バケットエレベータ108は、記述した第一バケットエレベータ86と同様の公知構造であるため詳細説明を省略する。第二バケットエレベータ108の上部は、シュート110(投出しシュート)を介してスクリューコンベヤ112に通じている。
図1に示されるように、スクリューコンベヤ112は、被処理対象物12の搬送方向を長手方向として水平に配置されており、軸周りに回転することによって投射材を装置左側へ搬送する。スクリューコンベヤ112の下方側には、前述したショットタンク28が配置されており、搬送された投射材がショットタンク28に供給されるようになっている。すなわち、回収されて選別された投射材は、ショットタンク28から流量調整装置26及び導入管24を介して再び投射機18に供給される。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示される投射機18によって被処理対象物12へ投射された投射材は、被処理対象物12から除去された不純物(ブリーズ)等の異物と共に、図2に示されるホッパー32、第一スクリューコンベヤ34、及びスクリューシュート36を経て、第二スクリューコンベヤケース37内へ流し込まれる。図4に示される第二スクリューコンベヤケース37内に流し込まれた投射材及び異物の混合物は、第二スクリューコンベヤ38によって、ロータリースクリーン40における筒状の第一篩部50の内部に流入される。
第一篩部50は、投射材の径よりも大きい径の第一孔部50Aが複数形成されると共に第二スクリューコンベヤ38と一体になってその軸周りに回転駆動されるので、混合物のうち投射材及び第一孔部50Aよりも径が小さい異物が第一孔部50Aを通過する。このとき、混合物は、第一篩部50の内周面側のスクリューリード56によって第一篩部50の軸方向一方側(図中右側)へ送られるので、前記混合物は効率的に送られながら順次選別される。
また、第一篩部50にはパンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用されているので、第一篩部50の内部に流入される混合物が大量にあっても第一篩部50は基本的に変形することなく混合物を選別する。
第一孔部50Aを通過した混合物は、ロータリースクリーン40の一部を構成する第二篩部60に供給される。ここで、第二篩部60は、第一篩部50に対してその外周側に同心円状に配置された筒状体とされると共に第一篩部50と一体的に回転駆動され、第一孔部50Aの径よりも小さくかつ投射材の径よりも大きい径の第二孔部70Aが複数形成されている。このため、第二篩部60が第一篩部50と共に回転駆動されると、第一孔部50Aを通過した混合物のうち投射材及び第二孔部70Aよりも径が小さい異物が第二孔部70Aを通過する。このとき、混合物は、第二篩部60の内周面側に設けられたスクリューリード74によって第一篩部50の軸方向一方側(図中右側)へ送られるので、前記混合物は、効率的に送られながら順次選別される。
そして、前述のように、第二篩部60には第一孔部50Aを通過した混合物のみが供給されるので、例えば、大きめの異物の間に投射材が挟まれて当該投射材が大きめの異物と共に取り除かれてしまうといった事態を防止又は抑制でき、第二篩部60では選別が効率的になされる。また、第二篩部60が第一篩部50に対してその外周側に同心円状に配置されることで、選別すべき処理量が多い場合であっても、ロータリースクリーン40の軸方向の長さが抑えられる。
また、第二篩部60には網状体70を備えて筒状に形成された網筒体が適用されているので、第一篩部50と比べると変形しやすいが、第二篩部60に供給される混合物は第一孔部50Aよりも径が大きい異物が除かれているので、前記混合物の重量が抑えられることで、第二篩部60の変形も抑えられる。また、第二篩部60に網筒体が適用されることでパンチングパイプが適用される場合と比べてより多くの孔部を容易に形成できるので、第二篩部60は、より多くの孔部で効率良く混合物を選別する。
なお、第一篩部50の第一孔部50Aを通過しなかった異物、及び第二篩部60の第二孔部70Aを通過しなかった異物は、シュート76及び粗出ケース78を経て、マグネットセパレータ80(図2参照)によって磁性体よりなる粒状物と非磁性体よりなる粒状物とに分離されて廃棄される。
第一篩部50の第一孔部50A及び第二篩部60の第二孔部70Aを通過した投射材等は、図1に示されるロータリースクリーンシュート84を経て第一バケットエレベータ86の下部へ流し込まれ、第一バケットエレベータ86によって、装置下部側から装置上部側へ搬送される。ここで、ロータリースクリーン40は、装置下部側に設けられて第一バケットエレベータ86へ混合物を供給する経路位置に配置されているので、第一バケットエレベータ86は、大きな異物が除かれて量が減らされた混合物のみを搬送する。このため、第一バケットエレベータ86の搬送能力を大きくしなくても混合物の搬送が可能となる。
第一バケットエレベータ86で搬送された混合物は、風選式セパレータ88に供給される。図7に示されるように、風選式セパレータ88は、混合物を自然落下させると共に混合物に対して上向きの気流f1を当てることによって気流f1に乗せられる軽量物(ブリーズと微粉)と落下する重量物(使用可能な投射材)とに選別する。このように自然落下する混合物に対して上向きの気流f1が当てられることで、混合物に軽量の異物が大量に含まれている場合には、選別が効率良くなされる。
風選式セパレータ88で落下した(矢印S1参照)使用可能な投射材は、図2に示されるパイプ104、シュート106、第二バケットエレベータ108、シュート110、スクリューコンベヤ112を経て、図1に示されるショットタンク28へ流され、さらに、流量調整装置26及び導入管24を経て再び投射機18に供給される。
一方、図7の風選式セパレータ88で気流に乗せられる軽量物(ブリーズと微粉)は、セトリングチャンバー部96で比重に応じて選別される。比重が大きい異物(ブリーズ)は、粗出しパイプ102及び粗出ケース78(図2参照)を介してマグネットセパレータ80(図2参照)へ流れ、比重が小さい異物(微粉)は気流(エア)と共に吸引ダクト98を介して集塵機100へ流れる。
以上説明したように、本実施形態に係るショットブラスト装置10によれば、投射材と異物とを効率良く分離することができる。その結果、循環された投射材中への異物(ブリーズ)の混入が効果的に抑えられるので、循環された投射材中に異物(ブリーズ)がある程度混入している場合に比べて、投射効率を向上させることができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図4に示される第一篩部50の内周面側及び第二篩部60の内周面側には、投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を第一篩部50の軸方向一方側へ送るスクリューリード56、74が設けられており、混合物を効率的に送りながら順次選別する観点からはこのような構成がより好ましいが、例えば、スクリューリード56、74を設けずに第一篩部50及び第二篩部60の軸方向を下流側へ向けて斜め下方側へ傾斜させる等のような他の構成を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第一篩部50にはパンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用され、第二篩部60には網状体70を備えて筒状に形成された網筒体が適用されているが、例えば、第二篩部にパンチングパイプを適用してもよく、また、必要な強度が確保できれば、第一篩部に網状体を備えて筒状に形成された網筒体(例えば、第二篩部60と同様の構造よりなる網筒体)を適用してもよい。すなわち、第一篩部及び第二篩部に、パンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用されてもよいし、第一篩部及び第二篩部に、網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されてもよい。なお、第一篩部に必要な強度は、投射材の種類や想定される処理量等によって定まる。
また、上記実施形態では、第二篩部60は、図6に示される周方向に四分割された第二篩用ピース64が周方向に連結されると共に、図4に示されるように、複数の第二篩用ピース64は第二篩部60の軸方向に直列的に配置されて連結されており、部分的な交換等を考慮すれば、このような構成が好ましいが、第二篩部は、例えば、円筒骨格を形成するフレームに対して網状体が円筒状に張られることで形成されたもの等のような他の第二篩部であってもよい。
また、上記実施形態では、第二篩部60は、第一篩部50とは別体で、第一篩部50と連結されることによって第一篩部50と一体的に回転駆動されているが、例えば、第二篩部が第一篩部と一体に形成されることで第二篩部が第一篩部と一体的に回転駆動される構成でもよい。
また、上記実施形態では、混合物を自然落下させると共に混合物に対して上向きの気流f1を当てることによって前記気流f1に乗せられる軽量物と落下する重量物とに選別する風選式セパレータ88が設けられており、混合物に軽量の異物が大量に含まれている場合の選別効率を考慮すれば、このような構成が好ましいが、風選式セパレータ88に代えて、例えば、混合物を自然落下させると共に混合物に対して落下方向に略直交の気流を当てることによって気流に乗せられる軽量物と落下する重量物とに選別する風選式セパレータ等のような他の風選機を設けてもよい。
また、上記実施形態では、ロータリースクリーン40は、装置下部側に設けられて第一バケットエレベータ86へ混合物を供給する経路位置に配置されているが、例えば、バケットエレベータの搬送能力が大きい場合等には、バケットエレベータで搬送された混合物が供給される経路位置にロータリースクリーン(回転篩)が配置されてもよい。
また、上記実施形態では、被処理対象物12が電極棒とされているが、被処理対象物は、例えば、電極棒以外の棒状部材等のような他の被処理対象物であってもよい。
また、上記実施形態では、ショットブラスト装置10には、磁性体よりなる投射材が用いられているが、ショット処理装置に用いられる投射材は、非磁性体よりなる投射材であってもよい。
また、上記実施形態では、ショット処理装置は、ショットブラスト装置10とされているが、ショット処理装置は、例えば、ショットピーニング装置に適用されてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
また、請求項1記載の「投射材の径よりも大きい径」とは、上記実施形態のように、投射材が通過可能な径を意味する。
10 ショットブラスト装置(ショット処理装置)
12 被処理対象物
40 ロータリースクリーン(回転篩)
50 第一篩部
50A 第一孔部
56 スクリューリード
60 第二篩部
70 網状体
70A 第二孔部
74 スクリューリード
86 第一バケットエレベータ(バケットエレベータ)
88 風選式セパレータ(風力選別機構)
f1 上向きの気流

Claims (8)

  1. 被処理対象物に投射された投射材を回収するための回収経路に設けられ、前記投射材の径よりも大きい径の第一孔部が複数形成されると共に筒状体とされてその軸周りに回転駆動され、かつ前記投射材と粉粒状の異物とを含む混合物が内部に流入される第一篩部と、
    前記第一篩部に対してその外周側に同心円状に配置された筒状体とされると共に前記第一篩部と一体的に回転駆動され、前記第一孔部の径よりも小さくかつ前記投射材の径よりも大きい径の第二孔部が複数形成され、前記第一孔部を通過した混合物が供給される第二篩部と、
    を備えた回転篩が設けられている、ショット処理装置。
  2. 前記第一篩部の内周面側及び前記第二篩部の内周面側には、前記投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を前記第一篩部の軸方向一方側へ送るスクリューリードが設けられている請求項1記載のショット処理装置。
  3. 前記第一篩部にはパンチングメタルが筒状に形成されたパンチングパイプが適用され、前記第二篩部には網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されている請求項1又は請求項2に記載のショット処理装置。
  4. 前記回収経路には、前記第二孔部を通過した混合物が供給される経路位置に配置されて前記混合物を自然落下させると共に前記混合物に対して上向きの気流を当てることによって前記気流に乗せられる軽量物と落下する重量物とに選別する風力選別機構が設けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のショット処理装置。
  5. 前記回収経路には、被処理対象物に投射された投射材と粉粒状の異物とを含む混合物を装置下部側から装置上部側へ搬送するバケットエレベータが設けられ、
    前記回転篩は、装置下部側に設けられて前記バケットエレベータへ前記混合物を供給する経路位置に配置されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のショット処理装置。
  6. 前記第一篩部及び前記第二篩部には、網状体を備えて筒状に形成された網筒体が適用されている請求項1又は請求項2に記載のショット処理装置。
  7. 前記被処理対象物は丸棒状の電極棒である請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のショット処理装置。
  8. 前記投射材は磁性体よりなる請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のショット処理装置。
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