JP2014094361A - ガス発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高濃度の水素ガスや炭酸ガスを発生する装置を提供する。
【解決手段】 ガス発生装置3に水を供給する。すると、水は収納部12内にも侵入するがキャップ部材13の下向きの凹部14内には空気が滞留する。そして、筒体10の上端は凹部14内に臨んでいるため、凹部14内の空気によって、収納部12内の水W1と収納部12外の水W2とは分離され、混じり合うことがない。その結果、飲料水ボトル1を倒さない限り、収納部12内のガス発生剤の原料及び反応物は収納部12から外部に出ることはなく、更に仮にMgやCaなどの原料やその化合物が水に溶解したとしてもその水は収納部12に留まり、外部に出てくることはない。
【選択図】 図3
Description
本発明は水中に大量のガスを発生させる装置に関する。
例えば、水素は体内の活性酸素のうちの最も問題となっているヒドキシラジカルに選択的に結合するため、最近では水素を含んだ水が市販されている。しかしながら、水素の1気圧25℃における飽和濃度は1.6ppmと極めて少なく、また水素ガス分子は最も半径が小さい分子であるので、簡単に水中から抜けてしまい、実際に市販されているペットボトルやアルミニウム缶などに入っている飲用水中の水素濃度は無視できるほど少ない。このため、積極的に水中で水素ガスを発生させる提案がなされている。
特許文献1には、CaH2やMgH2などの水素化金属化合物とクエン酸などの固体酸をポリエチレンなどの水不溶性高分子化合物に溶融して冷却固化させた水素発生剤が提案されている。
また、水素ではないがボトル内の飲料にお茶の粉を添加する先行技術として特許文献2が提案されている。この特許文献2にあっては、キャップの下半部にはボトル口部の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部形成し、上半部と下半部の境に仕切り板を設け、この仕切り板の上方空間をお茶の粉を入れる空間とし、また仕切り板の一部は外部まで伸び。この外部に伸びた部分を引くことで、仕切り板を抜き取りボトル内にお茶の粉が落下する構成が開示されている。
特許文献3には、同じくボトルのキャップに工夫を凝らすことで、キャップ内に収納した添加物がボトル内の飲料中に落下する内容が開示されている。即ち、下端部に排出口を有する内部キャップの内側に前記排出口を閉塞する円筒部をスライド可能に配置し、この円筒部を外部キャップと一体化することで、外部キャップを廻して上方に移動させる際に前記排出口を開けて添加物を飲料中に落下させるようにしている。
特許文献4には臭気トラップについて開示されている。この文献ではオイルを密封したトラップにより、臭気源の気体が外部に漏れないようにしたものであり、本願発明とは目的もまた技術分野も異なる。
特許文献1に挙げられている水素化カルシウム(CaH2)は水と接触して瞬時に水素ガスを発生するが、水素化カルシウムは発熱量が大きく危険物に指定され、また反応物である水酸化カルシウム(Ca(OH)2)は目に入ると失明のおそれがある。したがって、水素化カルシウムを飲料用の水素発生剤として用いることはできない。
一方、水素化マグネシウム(MgH2)は水と接触して水素ガスを発生するが、極めて緩慢でペットボトルなどで水素ガスを発生させるには不向きである。しかしながら、酢酸やクエン酸が存在することで反応速度は大幅に向上する。
そこで、水素化マグネシウム(MgH2)とクエン酸(固体酸)との混合物を、特許文献2または特許文献3に開示されるようなキャップの内側部に収納し、この収納した混合物をボトル内の飲料中に落としこむことが考えられる。
上記の構成とすることで、確かに水中で水素ガスが多量に発生するので、溶存水素濃度は1.6ppm近くなり且つそれ以外に水素ガスの気泡が多量に存在するので、実質的な水素濃度は極めて高くなる。
しかしながら、水素化マグネシウムは危険物ではないが現在までのところ食品添加物として認められていない。また水素化マグネシウムを水と反応させると下記の反応式で水酸化マグネシウムが生成される。
MgH2+2H2O→Mg(OH)2+2H2
この水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)は危険物ではなく整腸剤(下剤)として市販されているが、大量に摂取することは好ましくなく、且つ飲料水に不快な味がついてしまう。
MgH2+2H2O→Mg(OH)2+2H2
この水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)は危険物ではなく整腸剤(下剤)として市販されているが、大量に摂取することは好ましくなく、且つ飲料水に不快な味がついてしまう。
また、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)は酸(酢酸)と反応して炭酸ガスを発生する。但し、炭酸水素ナトリウムは胃酸を中和する効能はあるが、高血圧、心臓病或いは腎臓病を患っている患者には悪影響を及ぼす。したがって、誰でもそのまま摂取できるものではない。
上記した先行技術を組み合わせて構成されるものは、水素化カルシウムや水素化マグネシウムとクエン酸との混合物、炭酸水素ナトリウムなどを飲料水中に落下させることになり、そのまま体内に入ってしまうので、水素ガスや炭酸ガスを発生するボトルとしては実用的ではない。
また高濃度の水素水や炭酸水を製造する装置として、水を電気分解したり、水素ボンベや炭酸ガスボンベからガスを供給する先行技術も提案されているが、コスト的に見合うものではない。
上記課題を解決するため本発明に係るガス発生装置は、容器の底部に水と反応してガスを発生するガス発生剤を収納する収納部が設けられ、この収納部の上部は上方に伸びる筒体とされ、この筒体の上端はキャップ部材にて覆われ、このキャップ部材の外周部下端は前記筒体の上端よりも下方に位置し、前記筒体の上部にはその下端が前記キャップ部材の外周部下端よりも高い位置となる連通部が形成され(トラップ構造)、また、前記収納部の底部には着脱自在な蓋部材が設けられ、この蓋部材の動作に連動して前記収納部内に前記容器内の飲料を一定量だけ導入する導入機構が設けられた構成である。
発生するガスとしては、ガス発生剤を変えることで、水素や炭酸ガスに限らず酸素も発生させることができる。
発生するガスとしては、ガス発生剤を変えることで、水素や炭酸ガスに限らず酸素も発生させることができる。
本発明に係るガス発生装置を飲料用ボトルと一体とする場合には、飲料用ボトルの底部を本発明に係るガス発生装置で構成する。
また、本発明に係るガス発生装置を飲料用ボトルからの水のレシーバとする場合には、例えば上下逆さまにした飲料用ボトルが収まる載置部を備えた構成とする。
また、本発明に係るガス発生装置を飲料用ボトルからの水のレシーバとする場合には、例えば上下逆さまにした飲料用ボトルが収まる載置部を備えた構成とする。
上記の導入機構の具体的な構成例としては、蓋部材の回転動作に連動して筒体内面と液密の状態で昇降動する昇降体を蓋部材に取り付け、これら昇降体と筒体の側面に連通穴を形成し、昇降体の上昇時に昇降体の連通穴と筒体の連通穴が重なっている間だけ、容器内の水(飲料)を収納部内に導入する機構が考えられる。
また、上記の導入機構の別の具体的な構成例としては、蓋部材の回転動作に連動して筒体内面と液密の状態で蓋部材と反対方向に昇降動する昇降体を蓋部材に設けたネジ部材に螺合し、この昇降体の上面をガス発生剤のセット面とし、蓋部材の締め付け動作に連動して昇降体を降下させ、この降下によって昇降体の上方空間の容積を増大させて減圧し、この減圧によって容器内の水(飲料)を収納部内に導入する機構が考えられる。
また、上記の導入機構の別の具体的な構成例としては、蓋部材の一部を上方に凹んだダイヤフラムとし、また、収納部内には蓋部材を締め込んだ際に前記ダイヤフラムに当接する作動片を設け、蓋部材締め込みの途中でダイヤフラムが瞬時に下方へ突出する形状に反転させ、これによって収納部内の容積を急激に増大させて減圧し、この減圧によって容器内の水(飲料)を収納部内に導入する機構が考えられる。
また、上記の導入機構の別の具体的な構成例としては、蓋部材の裏面に設けたカムに当接する弁棒を備えた弁を収納部に設け、蓋部材の締め込み回転に伴うカムの移動に連動して、一定時間だけ前記弁を開き、この間に収納部内に容器内の水(飲料)を収納部内に導入する機構が考えられる。
水素化カルシウムの粉末は水と接触することで、また水素化マグネシウムの微粉末は酢酸やクエン酸を含む飲料と接触して瞬時に水素ガスを発生し、また水素化マグネシウムの微粉末は水と接触しても比較的短時間のうちに水素ガスを発生する。一方、水素化カルシウムおよび水素化マグネシウムはいずれも食品添加物として認められていない。
また、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)は酸(酢酸)と反応して炭酸ガスを発生するが、高血圧、心臓病或いは腎臓病を患っている患者には悪影響を及ぼす。
また、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)は酸(酢酸)と反応して炭酸ガスを発生するが、高血圧、心臓病或いは腎臓病を患っている患者には悪影響を及ぼす。
本発明によれば、未反応の水素化金属や炭酸水素ナトリウム及び反応残渣である水酸化カルシウムや水酸化マグネシウムなどはガス発生剤の収納部に閉じ込められ、外部に拡散しないので、飲料水を飲んでも体内に入ることがない。
また本発明によれば、蓋部材を外すだけで、簡単に新しいガス発生剤に交換することができる。
また本発明によれば、蓋部材を外すだけで、簡単に新しいガス発生剤に交換することができる。
以下に本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、飲料水ボトル1はボトル本体2と、このボトル本体2に取り付けられた底部を構成するガス発生装置3からなる。ボトル本体2には注水口4が形成され、この注水口4は蓋体5で閉じられている。更にボトル本体2の下部には水素水や炭酸水を取り出すための蛇口6が設けられている。
図1に示すように、飲料水ボトル1はボトル本体2と、このボトル本体2に取り付けられた底部を構成するガス発生装置3からなる。ボトル本体2には注水口4が形成され、この注水口4は蓋体5で閉じられている。更にボトル本体2の下部には水素水や炭酸水を取り出すための蛇口6が設けられている。
ガス発生装置3は飲料水ボトル1のテーパ状をなす底面7の最も低くなった中央部に開口が形成され、この開口に環状部材8が装着されている。環状部材8の外周には雄ネジ部が形成され、この雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を形成した蓋体9が環状部材8の下端に取り付けられ、また環状部材8の上端開口には筒体10のフランジ部が取り付けられている。尚、環状部材8と筒体10とを1つの部材で構成することもできる。
以上の環状部材8、蓋体9及び筒体10によってガス発生剤11の収納部12が形成される。ガス発生剤11としては、水素化金属の粉末、水素化金属の粉末とクエン酸などの固体酸粉末の混合物、炭酸水素ナトリウムの粉末、更にはこれらに甘味料や着色剤を添加してもよい。
また図3に示すように、複数の材料、例えば水素化金属の粉末11aとクエン酸などの固体酸粉末11bを別々に収納部12内にセットしてもよい。
また図3に示すように、複数の材料、例えば水素化金属の粉末11aとクエン酸などの固体酸粉末11bを別々に収納部12内にセットしてもよい。
そして筒体10の上方にはキャップ部材13が配置されている。キャップ部材13は例えば筒体10に支持されている。そして本実施例ではキャップ部材13は筒体10の上縁部を覆う環状の下向きの凹部14が形成されている。つまり、筒体10の上縁部よりも凹部14の下端、即ちキャップ部材13の外周部下端の方が下になっている。
また筒体10の上端部は周方向に不連続に切欠することで凹部14内の筒部10よりも内側部と外側部を連通する連通部15が形成されている。この連通部15の下端は前記凹部14の下端よりも高い位置にある。したがって、飲料水ボトル1内に水が入った状態でも水は連通部15を介して収納部12内に流入することはない。
キャップ部材13の形状としては単純なキャップ形状としてもよい。但し、図3に示したように環状凹部14とすることで、後述するように凹部14内に最初に滞留する空気の量が少なくなり、水素ガスなどの反応によって生じたガスが薄まることなくまた空気との置換が短時間のうちに行える。
収納部12内でガスを発生させるには、ガス発生剤11に水を接触させなければならない。そのための水導入機構20として図3に示す実施例にあっては、蓋部材9の底面の中央にピン21を立設し、このピン21の上端に筒状昇降体22を固着している。この筒状昇降体22は蓋部材9を外した時には筒体10から抜ける。
また筒状昇降体22は筒体10の内面に液密に密接するとともに筒体10の内面に対し摺動自在となっている。また、筒体10と筒状昇降体22の側面には連通穴10a、22aが形成されている。
次に、図2及び図3(a)〜(c)に基づき、ガスとして水素ガスが発生するまでの過程を説明する。
前記したように飲料水ボトル1内に水W1が入った状態でも図3(a)に示すように収納部12内は空気で満たされている。
前記したように飲料水ボトル1内に水W1が入った状態でも図3(a)に示すように収納部12内は空気で満たされている。
次いで図3(b)に示すように蓋部材9を廻して締め付ける。すると蓋部材9の上昇に伴って筒状昇降体22も上昇し、途中まで上昇した時点で連通穴10a、22aが重なり、収納部外の水W1が収納部12内に流入する。そして、更に蓋部材9を廻して締め付けて筒状昇降体22が上昇すると、連通穴10aと連通穴22aの重なりはなくなり、収納部外の水W1の流入は停止する。
一方、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図3(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
ここで、筒体10の上端は凹部14内に臨んでいるため、凹部14内の空気によって、収納部12内の水W2は収納部12外の水W1とは分離され、混じり合うことがない。
その結果、飲料水ボトル1を倒さない限り、収納部12内の水素ガス発生剤11の原料及び反応物は収納部12から外部に出ることはなく、更に仮にMgやCa或いはその化合物が水に溶解したとしてもその水は収納部12に留まり、外部に出てくることはない。
図4(a)〜(c)は別実施例を説明した図3と同様の図であり、この実施例では導入機構30を備えている。
この導入機構30は蓋部材9の底面の中央に雄ネジロッド31を立設し、雄ネジロッド31にナット部材32を介して筒状昇降体33を螺合している。前記雄ネジロッド31の向きは蓋部材9の昇降動の動きと筒状昇降体33の昇降動の動きとが逆になる向きとし、またネジのピッチは蓋部材9の上昇よりも筒状昇降体33の下降動の方が早くなるようにする。
この導入機構30は蓋部材9の底面の中央に雄ネジロッド31を立設し、雄ネジロッド31にナット部材32を介して筒状昇降体33を螺合している。前記雄ネジロッド31の向きは蓋部材9の昇降動の動きと筒状昇降体33の昇降動の動きとが逆になる向きとし、またネジのピッチは蓋部材9の上昇よりも筒状昇降体33の下降動の方が早くなるようにする。
筒状昇降体33の上面はガス発生剤11の載置部となっている。したがって、この実施例では筒状昇降体33の上方空間が収納部12となる。また、筒体10と環状部材8の境界部にはシール部材34を設け、筒状昇降体33が昇降動する際に液密性を維持するようにしている。
図4(a)の状態から図4(b)に示すように蓋部材9を廻して締め付ける。すると蓋部材9の上昇に伴って筒状昇降体33は下降し、収納部12の容積が急激に増大する。その結果、収納部12内の圧力が低下し収納部外の水W1が一定量だけ収納部12内に流入する。
この実施例にあっても、凹部14内の空気によって、収納部12内の水W2は収納部12外の水W1とは分離され、混じり合うことがない。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図4(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図4(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
図5(a)〜(c)は別実施例を説明した図3と同様の図であり、この実施例では導入機構40を備えている。
この導入機構40はダイヤフラム機構を採用している。即ち、蓋部材9の底面部41を弾性的に上方に凹出するか下方に突出するかいずれかの姿勢をとるダイヤフラムとし、筒体10のフランジ部には下方に突出するピン、板などの作動片42を取付けている。
この導入機構40はダイヤフラム機構を採用している。即ち、蓋部材9の底面部41を弾性的に上方に凹出するか下方に突出するかいずれかの姿勢をとるダイヤフラムとし、筒体10のフランジ部には下方に突出するピン、板などの作動片42を取付けている。
図5(a)の状態から蓋部材9を廻して締め付ける。すると蓋部材9の上昇に伴って上方に凹出している底面部41が作動片42の下端に当たる。そして、更に蓋部材9を廻わすと底面部41は徐々に変形し、思案点を過ぎた時点で図5(b)に示すように急激に下方に突出する。その結果、収納部12の容積が急激に増大し、収納部12内の圧力が低下し収納部外の水W1が一定量だけ収納部12内に流入する。
この実施例にあっても、キャップ13の凹部14内の空気によって、収納部12内の水W2は収納部12外の水W1とは分離され、混じり合うことがない。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図5(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図5(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
図6(a)〜(c)は別実施例を説明した図3と同様の図であり、この実施例では導入機構50を備えている。
この導入機構50は筒体10のフランジ部に連通穴51を形成し、この連通穴51をバルブ52で開閉するようにしている。バルブ52はバルブケース53内に収められ、バルブケース53内の弾性体54によって閉方向に付勢され、またバルブステム55は下方に伸び環状部材8の内面に設けたガイド56間に摺動自在に位置している。
この導入機構50は筒体10のフランジ部に連通穴51を形成し、この連通穴51をバルブ52で開閉するようにしている。バルブ52はバルブケース53内に収められ、バルブケース53内の弾性体54によって閉方向に付勢され、またバルブステム55は下方に伸び環状部材8の内面に設けたガイド56間に摺動自在に位置している。
また、蓋部材9の底面にはカム57が設けられ、このカム57の形状は立ち上がり面、水平面及び立ち下がり面から構成されている。
蓋部材9の締め付けを開始した時点では、図6(a)に示すようにバルブステム55の下端はカム57から離れている。
そして、蓋部材9を締め付けてゆくにつれて蓋部材9上昇し、カム57にバルブステム55の下端が当接する。更に蓋部材9を締め付けてゆくと、図6(b)に示すようにカム57の水平面にバルブステム55の下端が当接し、蓋部材9の上昇に伴って、バルブ52が持ち上げられ、連通穴51が開となり、納部外の水W1が収納部12内に流入する。
そして、蓋部材9を締め付けてゆくにつれて蓋部材9上昇し、カム57にバルブステム55の下端が当接する。更に蓋部材9を締め付けてゆくと、図6(b)に示すようにカム57の水平面にバルブステム55の下端が当接し、蓋部材9の上昇に伴って、バルブ52が持ち上げられ、連通穴51が開となり、納部外の水W1が収納部12内に流入する。
更に蓋部材9を回転させるとバルブステム55の下端がカム57の立下り部に落とし込まれ、バルブ52が弾性体54の弾発力で押し下げられ、連通穴51が閉じられ、収納部外の水W1が一定量だけ収納部12内に流入する。
この実施例にあっても、キャップ13の凹部14内の空気によって、収納部12内の水W2は収納部12外の水W1とは分離され、混じり合うことがない。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図6(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
また、収納部12内の水W2はガス発生剤に接触して図6(c)に示すように水素ガスを発生する。発生した水素ガスは一旦凹部14内に入るが凹部14から溢れ出て収納部12外の水W1の中に分散する。
図7は本発明に係るガス発生装置を水のレシーバに適用した例の縦断面図であり、この実施例では飲料水ボトル1の口部にバルブ部材15が設けられ、ガス発生装置3の上面16を飲料水ボトル1の肩部形状に合わせた載置部とし、更に上面16の中央に飲料水ボトル1の口部が挿入される受け部17が形成され、この受け部17に前記バルブ部材15を解除して飲料水ボトル1内の水をガス発生装置3内に導くバルブ解除部材18を設けている。尚、バルブ部材15及びバルブ解除部材18の構造は任意である。
以上においてガス発生装置3の上面16に飲料水ボトル1を逆さまにしてセットすると、バルブ解除部材18によりバルブ部材15が持ち上げられ、流路19が開となり飲料水ボトル1内の水がガス発生装置3内に入り、前記と同様に水素ガスが発生する。
尚、図7では導入機構40を示しているが、これ以外の導入機構20、30、50を適用してもよい。
尚、図7では導入機構40を示しているが、これ以外の導入機構20、30、50を適用してもよい。
本発明に係るガス発生装置はガス発生剤として水素ガスを発生するものを用いる場合には、一般家庭、会社、ジム、その他公共施設など多くの場所で利用することができる。また炭酸ガスを発生させるガス発生剤を用いる場合にはキャンプやパーティーなどにも使用することができる。
1…飲料水ボトル、2…ボトル本体、3…ガス発生装置、4…注水口、5…蓋体、6…蛇口、7…飲料水ボトルの底面、8…環状部材、9…蓋体、10…筒体、10a…連通穴、11…ガス発生剤、12…収納部、13…キャップ部材、14…凹部、15…バルブ部材、16…ガス発生装置の上面、17…受け部、18…バルブ解除部材、19…流路、20,30,40,50…導入機構、21…ピン、22…昇降体、22a…連通穴、31…雄ネジロッド、32…ナット部材、33…昇降体、34…シール部材、41…蓋部材の底面部、42…作動片、51…連通穴、52…バルブ、53…バルブケース、54…弾性体、55…バルブステム、56…ガイド、57…カム、W1…収納部外の水、W2……収納部内の水。
Claims (3)
- 容器の底部に水と反応してガスを発生するガス発生剤を収納する収納部が設けられ、この収納部の上部は上方に伸びる筒体とされ、この筒体の上端はキャップ部材にて覆われ、このキャップ部材の外周部下端は前記筒体の上端よりも下方に位置し、前記筒体の上部にはその下端が前記キャップ部材の外周部下端よりも高い位置となる連通部が形成され、また、前記収納部の底部には着脱自在な蓋部材が設けられ、この蓋部材の動作に連動して前記収納部内に前記容器内の飲料を一定量だけ導入する導入機構が設けられていることを特徴とするガス発生装置。
- 請求項1に記載のガス発生装置において、前記容器は飲料用ボトルであることを特徴とするガス発生装置。
- 請求項1に記載のガス発生装置において、前記容器は飲料用ボトルとは別体で、飲料用ボトルの載置部を備え、載置された飲料用ボトルからの水を受けるレシーバを構成することを特徴とするガス発生装置。
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