JP2014094037A - 放射線撮影装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮影装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利便性を損なわずに省電力化を図ることが可能となる、放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】被検者を透過した放射線を検出することにより、被検者の画像データを生成する放射線撮影装置101であって、動き検出部206は、被検者の動きの量を検出する。電力制御部208は、動き検出部206により検出される被検者の動きの量が減少した場合、放射線撮影装置101における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検者を透過した放射線を検出することにより、当該被検者の画像データを生成する技術に関するものである。
従来より、X線照射源からX線を被写体に照射し、当該被写体を透過したX線の強度分布であるX線画像をデジタル化し、デジタル化されたX線画像データに必要な画像処理を施して、より鮮明なX線画像データを生成するX線撮影装置が知られている。このようなX線撮影装置は、生成したX線画像データを画像処理や保存のためにパーソナルコンピュータ等の画像処理装置に転送する。画像処理装置は、ディスプレイ等の表示装置に画像処理済みのX線画像データを転送し、表示させる。また、X線撮影装置は、病院内等に構築されている院内LANを介して、サーバにX線画像データを転送する場合もある。
従来、X線撮影装置と画像処理装置との間の通信は、専用線、又は、UTP(Unshielded Twist Pair)ケーブルのような汎用的なケーブルを用いて、有線で行われることが一般的であった。しかし、設置容易性、取り回し或いは撮影の自由度向上、又は、被検者への身体的負担減少等の特長から、IEEE802.11に代表される無線LAN等により、有線ケーブルを用いずに通信を行う事例が増えている。特許文献1には、X線撮影装置内にバッテリを備え、電源供給においても有線での接続を必要としないX線撮影装置が開示されている。
上述したように、X線撮影装置内にバッテリを内蔵したり、着脱可能なバッテリをX線撮影装置に取り付けて使用する場合、従来のケーブルによって電源供給する場合と異なり、バッテリの充電が空になると、X線撮影装置を使用することができなくなる。このような場合、バッテリを再度充電したり、充電された換えのバッテリと交換する必要がある。これらは、操作者の通常の撮影フロー外の作業であり、操作者の利便性を損ない、効率を下げることになる。従って、一度バッテリを充電すると、できるだけ長い時間使用し続けられることが必要であり、そのためにX線撮影装置の省電力化が求められる。
省電力化のための方策として、例えば、X線撮影装置の全部分に電力を供給して、撮影可能な状態の消費電力のモード(以下、通常モードと称す)や、撮影はできないが消費電力が少なく、通常モードへ迅速に切り換えられるモード(以下、省電力モードと称す)等のように、消費電力の異なる複数の電力モードを備え、これらを撮影動作に合わせて効率的に切り換えることにより、消費電力を低減する方法が知られている。
特許文献2には、X線撮影装置に備えられるスイッチやタイマにより、電力モードの切り換えを行う方法が開示されている。また、特許文献3には、検査領域内に被検者が存在し、且つ所定の時間以上、被検者が静止していることをセンサによって検知された場合のみ、通常モードとする電力モード制御方法が開示されている。特許文献3に開示される電力モード制御方法においては、撮影が行われるのは、被検者が検査領域内で静止している間のみであるため、効率よく電力モードを切り換えることが可能となる。
特開2003−210444号公報 特開平9−294229号公報 特開2011−177450号公報
しかしながら、X線撮影装置の電源やX線検出器等の能力又は特性によっては、実際には、電力モードを切り換えた後、直ちに撮影することができない場合や、直ちに撮影すると画質等に対して悪影響を及ぼす場合がある。例えば、電力モードを切り換えた後、新しい電源状態が安定するまでに時間を要する場合や、電力モードを切り換えた後、X線検出器の特性上、画質の向上や安定のために、撮影する前に一定時間の準備駆動が必要な場合等である。このような場合、上述した例のように、被検者の静止の検出をトリガとして省電力モードから通常モードへ切り換えると、被検者が静止した後、直ちには撮影ができず、被検者を待たせたり、操作者の作業を滞らせ、利便性を損なう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、利便性を損なわず省電力化を図ることにある。
本発明の放射線撮影装置は、被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置であって、前記被検者の動きの量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、利便性を損なわずに省電力化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係るX線撮影システムの構成を示す図である。 X線撮影装置の機能的な構成を示す図である。 動き検出部の設置例を示す図である。 X線撮影装置の電力状態、各電力状態における撮影に関する電力供給部位、主な動作、及び、消費電力の大小の一例を表で示した図である。 本発明の実施形態に係るX線撮影システムによる一連の撮影動作を時間軸に沿って示す図である。 動き検出部の出力値が前回検出した出力値よりも減少した状態を説明するための図である。 動き検出部の出力値が最大値から所定の割合以上減少した状態を説明するための図である。 撮影不可時間を開始して被検者が静止したときに撮影不可時間が終了する速度を説明するための図である。 被検者の動きの量の増減の判定方法を具体的に説明するための図である。 X線撮影装置の給電方式やバッテリ残量に対応する、適正なレディの電力状態の継続時間を示す図である。 X線撮影装置の給電方式やバッテリ残量に対応する、被検者の動きの量の検出方式、被検者の動きの量の検出周期、及び、被検者の動きの量の増減の判定基準を示す図である。 X線撮影装置の処理を示すフローチャートである。 X線管球に動き検出部及び判定部を備えた場合の構成例を示す図である。 動き検出部、又は、動き検出部又は判定部をリストバンド型又は携帯歩数計型として被検者に取り付けた場合を説明するための図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るX線撮影システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線撮影システムにおいて、X線撮影装置101に相対して設置されたX線管球102と、X線発生装置103と、ネットワークインタフェース装置104と、ネットワーク装置105と、画像処理装置106と、無線アクセスポイント107と、表示装置108とが、有線ケーブルにより接続されている。また、X線撮影装置101には無線機が内蔵され、X線撮影装置101と無線アクセスポイント107との間は、無線通信により接続されている。ここで、X線発生装置103とネットワークインタフェース装置104との間は、専用の有線ケーブルで接続されている。また、ネットワーク装置105とネットワークインタフェース装置104との間、ネットワーク装置105と画像処理装置106との間、及び、ネットワーク装置105と無線アクセスポイント107との間は、UTPケーブルによって接続されている。
X線撮影装置101とX線管球102との間に被検者が位置した状態において、操作者がX線発生装置103における不図示のスイッチを押すことにより、X線管球102からX線が照射される。X線撮影装置101は、被検者を透過したX線を検出してX線画像データを生成する。X線撮影装置101により生成されたX線画像データは、画像処理装置106に送信され、必要な画像処理が施されたり、表示装置108において表示されたり、院内ネットワークを介して院内サーバ等に送信され、保存されたりする。X線撮影装置101は、無線アクセスポイント107との間の無線通信を介して、画像処理装置106やX線発生装置103(ネットワークインタフェース装置104)に対してX線画像データを送信したり、コマンド又は情報等のやり取りを行う。なお、X線撮影装置101は、放射線撮影装置の一例である。
図2は、X線撮影装置101の機能的な構成を示す図である。図2に示すように、X線撮影装置101は、被検者を透過したX線を検出するX線検出部201と、X線検出部201を駆動させる駆動部202と、X線検出部201から蓄積された電荷を読み出してX線画像データを生成する読み出し部203と、生成されたX線画像データを外部の画像処理装置106へ送信したり、コマンド等の通信を行う通信部204と、これらの制御を行う撮影制御部205とを備える。
X線検出部201は、X線照射前に準備動作を行った後、蓄積モードに移行して被検者を透過したX線の強度分布に依存する電荷をセンサ内に蓄積する。その後、読み出し部203は、X線検出部201から蓄積された電荷を読み出してX線画像データを形成する。X線照射前の準備動作は、暗電流によってセンサ内部に蓄積された電荷を予め排出するために行われるものであり、画質向上及びダイナミックレンジの確保のために必要である。
また、X線撮影装置101は、被検者の動きを検出する動き検出部206と、動き検出部206の出力を受けて判定を行う判定部207と、判定部207の出力を受けて電力モードの切り換えを行う電力制御部208とを備える。動き検出部206は、被検者の動きの量の増減を検出して検出信号を出力する。判定部207は、動き検出部206から出力された検出信号を受け、判定基準に基づいて電力モードをどのようにすべきかを判定して判定信号を出力する。電力制御部208は、判定部207から出力された判定信号に応じて各部への電力供給を制御する。感度制御部209は、X線撮影装置101の給電方式(バッテリによる給電方式、ケーブルを介して接続される外部電源からの給電方式)や、バッテリによる給電方式の際における当該バッテリの残量に応じて、動き検出部206の被検者の動きの量の検出感度を制御する。検出周期調整部210は、X線撮影装置101の給電方式や、バッテリによる給電方式の際における当該バッテリの残量に応じて、動き検出部206の被検者の動きの量の検出周期を制御する。
図3は、動き検出部206の設置例を示す図である。図3(a)に示すように、動き検出部206は、X線撮影装置101の被検者接触側の表面又は内部に設置される。また、図3(b)に示すように、X線撮影装置101の被検者接触側の表面又は内部に動き検出部206を複数設置し、それらの出力をもって被検者の動きを検出してもよい。撮影対象領域内での被検者の動きを検出することが可能な設置場所であれば、X線撮影装置101の実装形態等に応じて自由に選ぶことが可能である。なお、動き検出部206は、速度センサ、赤外線センサ又は動画像撮影装置等によって構成することができる。
図4は、X線撮影装置101の電力状態、各電力状態における撮影に関する電力供給部位、主な動作、及び、消費電力の大小の一例を表で示した図である。図4に示すように、X線撮影装置101の電力状態がオフである場合、全部位に電力は供給されず、消費電力は発生しない。X線撮影装置101の電力状態がオンである場合、さらにスリープ、レディ及びフルの3通りの電力状態が存在する。電力状態がスリープである場合、電力は、通信部204と電力状態の遷移を担う部分とにのみ供給され、駆動や撮影動作等を行うことはできず、可能な動作は、外部とのコマンドのやり取りや状態通知等の通信とレディ又はオフへの電力状態の遷移に限られる。そのため、電力状態がスリープである場合、消費電力は小さい。
X線撮影装置101の電力状態がレディである場合、電力は、通信部204に加え、撮影制御部205及び駆動部202にも供給され、X線画像データの送信や駆動部202によるX線検出部201の駆動が可能となる。従って、その分、電力状態がスリープである場合よりも消費電力は大きくなる。また、各要因によるフル又はスリープへの電力状態の遷移が可能である。
X線撮影装置101の電力状態がフルである場合、さらに読み出し部203にまで電力が供給される。これにより、X線検出部201に蓄積された電荷の読み出しが可能となり、X線画像データの生成、つまり、X線画像データの撮影動作が可能となるが、消費電力は最大となる。また、フルからレディへの電力状態の遷移が可能である。各電力状態の消費電力の関係を、記号を用いて表すと、オフ<スリープ<レディ<フルとなる。
図5は、本実施形態に係るX線撮影システムによる一連の撮影動作を時間軸に沿って示す図である。ここでは、X線検査室内でX線撮影が行われる場合を想定して説明する。
本実施形態において、動き検出部206は、速度センサを用いて被検者の速度を検出するものとするが、被検者の動きの量の増減を測れるものであればよい。例えば、赤外線センサ及びフレネルレンズを用いて、被検者の動きの大きさや動きの頻度等を検出する構成としてもよい。また、ビデオカメラ等の動画像撮影装置を搭載してフレーム間での動き量の検出を行ってもよい。動き検出部206は、定められた周期で検出を行い、判定部207は、その周期で判定を行う。検出周期は、数十ミリ秒間隔程度で十分であるが、ある程度周期を調節できるようにしておくとよい。動き検出部206において、速度センサの出力をそのまま動き検出部206の出力とすることも可能であるが、ここでは、速度センサの後段に適切なローパスフィルタを挿入し、その出力を動き検出部206の出力としている。これにより、ノイズ成分や、不要な細かい動きを検出した成分により、被検者の動きを過剰に検出してしまうことを回避することができる。
図5の上部及び下部は、ともに横軸で時間経過を表している。図5の上部の破線は、速度センサの出力の変化を表しており、上部の実線は、速度センサ後段に配置されたローパスフィルタの出力、つまり、動き検出部206の出力の変化を表している。図5の下部は、電力状態の変化を表している。
オフの電力状態から電源が投入されると(図5の(a))、電力状態はスリープとなる。この状態では、動き検出部206、判定部207、電力制御部208及び通信部204に電力が供給される。スリープの電力状態で通信部204に電力が供給されているのは、被検者の動きの検出による電力状態制御だけではなく、外部からの通信による指示での電力状態遷移や、ステータスや温度等の情報取得要求等があることに対応するためである。この状態では、被検者は未だ検出領域内に存在しないため、動き検出部206は何も検出しない。
被検者が撮影のためにX線撮影装置101へ近づき、動き検出部206の検出領域内に入ると、被検者の速度が検出される(図5の(b))。被検者が検出領域内に入った後、動き検出部206の出力値は増加していくが、被検者が静止しようと減速すると、動き検出部206の出力値は減少する(図5の(c))。判定部207は、動き検出部206の出力値に基づいて、被検者の動きの量が減少したか否かを判定する。判定部207の判定動作は、動き検出部206の検出周期に合わせて行われる。
例えば、動き検出部206の出力値が前回検出された出力値よりも減少した場合、被検者の動きの量が減少したと判定するようにしてもよい。図6は、動き検出部206の出力値が前回検出した出力値よりも減少した状態を説明するための図である。図6の例では、動き検出部206の出力値V2は、前回の動き検出部206の出力値V1よりも減少している。このとき、判定部207は、被検者の動きの量が減少したと判定する。
また、判定部207が動き検出部206の出力値の最大値を記憶しておき、その値よりも所定の値や所定の割合以上、動き検出部206の出力値が減少した場合、被検者の動きの量が減少したと判定するようにしてもよい。図7は、動き検出部206の出力値が最大値から所定の割合以上減少した状態を説明するための図である。図7の例では、記憶されている最大値V1に対して、所定の割合以上(ここでは、N%以上とする)減少した出力値V3が検出されたところで、被検者の動きの量が減少したと判定される。
また、時間と出力値Vtとの関係から、後述する撮影不可時間を開始して被検者が静止したときに撮影不可時間が終了する速度を算出し、この速度になることを被検者の動きの量が減少したと判定したり、この算出を動的に行い、学習して判定に反映させてもよい。
図8は、撮影不可時間を開始して被検者が静止したときに撮影不可時間が終了する速度を説明するための図である。図8において、801は、出力値に対する閾値であり、当該閾値以下の出力値が動き検出部206から出力された場合、被検者が静止しているとみなされる。802は、撮影不可時間を示している。Vtの曲線と閾値801とが交わる時間taから、撮影不可時間802分遡った時間tbでの出力値Vtbが、被検者の動きの量が減少したと判定すべき出力値と考えることができる。判定部207は、撮影不可時間802や時間と出力値Vtとの関係の誤差等を考慮し、出力値Vtbに所定の値xを加算し、その値を下回った出力値Voになったときに被検者の動きの量が減少したと判定する。実際には、被検者毎に時間と出力値Vtとの関係が異なる場合も考えられるが、これらは統計をとる、又は動作の中で継続的に学習していくことにより、最適な値を選択することが可能となる。判定部207は、上記のような判定手法により、被検者の動きの量が減少したと判定した場合、電力状態をスリープからレディに遷移させる判定信号を出力する。電力制御部208は、その判定信号を入力すると、駆動部202及び撮影制御部205に電力を供給する。なお、今回、出力値Vtbに所定の値xを加算することによって求められた閾値は、次回の撮影動作時における被検者の動きの量の判定時に用いられる。即ち、今回の撮影動作時における被検者の動きの量の判定には、前回、出力値Vtbに所定の値xを加算することによって求められた閾値が用いられる。
電力状態がスリープからレディに遷移した際、電源状態の安定や画質向上及び安定のために、撮影まで一定時間の撮影不可時間がある場合、その撮影不可時間は、電力状態がスリープからレディに遷移した時点より始まる。撮影不可時間は、上述したように幾つかの要因があり、要因により撮影不可時間の長さは異なるが、数秒程度と考えれば概ね十分である。これは、判定部207が被検者の動きの量が減少したと判定してから、撮影に適切な体勢を整えて(操作者による細かい位置調整等も含む)実質的に静止する(図5の(d))までの時間よりも短い。よって、撮影者は、被検者が静止した後、直ちに撮影することができる。被検者の動きの量の増加の判定も同様に考えることもできるが、被検者の動きの量の減少の判定と別の手法をとってもよい。また、被検者の動きの量の増加に対する感度を、被検者の動きの量の減少に対する感度よりも低くすることにより、ヒステリシスを持たせるようにしてもよい。その方法の一例として、判定部207が動き検出部206の出力値を監視し、被検者の動きの量が増加したと判定するまでに要する期間より、被検者の動きの量が減少したと判定するまでに要する期間の方を短くすることが挙げられる。
図9は、上述した、被検者の動きの量の増減の判定方法を具体的に説明するための図である。図9に示す例では、4検出周期連続して動き検出部206の出力値が増加した場合、判定部207は、被検者の動きの量が増加したと判定する。一方、1検出周期でも動き検出部206の出力値が減少した場合、判定部207は、被検査の動きの量が減少したと判定する。
また、被検者の動きの量の増減の他の判定方法として、被検者の動きの量の減少を判定する際の動き検出部206の出力値の閾値(第1の閾値)よりも、被検者の動きの増加を判定する際の動き検出部206の出力値の閾値(第2の閾値)を高く設定する方法も挙げられる。この場合、動き検出部206の出力値が第1の閾値を下回ったときに、被検者の動きの量が減少したと判定され、動き検出部206の出力値が第2の閾値を上回ったときに、被検者の動きの量が増加したと判定される。
本実施形態では、撮影不可時間中に判定部207によって被検者の動きの量が増加したと判定された場合であっても、撮影不可時間が経過した後、直ちに撮影を可能とするため、電力状態をレディに維持する。そのため、撮影不可時間中は、動き検出部206の検出処理、又は、判定部207の判定処理を実行しないようにしてもよい。或いは、撮影不可時間中も動き検出部206の検出処理及び判定部207の判定処理を行うが、検出処理又は判定処理を行う周期を変更したり、検出処理又は判定処理の基準を変更するようにしてもよい。
X線発生装置103のスイッチが押されると、X線撮影装置101が準備動作を行った後、X線管球102からX線が照射され、X線撮影装置101は被検者を透過したX線を蓄積した電荷として読み出してX線画像データを生成する(図5の(e))。蓄積した電荷が読み出される際、電力状態はレディからフルへ遷移し、読み出し部203まで電力が供給される。読み出しが完了すると、電源状態はレディに戻る。X線画像データ生成後は、通信部204から外部の画像処理装置106に対してX線画像データが送信される。なお、X線発生装置103のスイッチが押されてから、画像処理装置106へのX線画像データの送信が完了するまでの間、電力状態は、X線画像データの読み出し時のみフルであり、他はレディである必要がある。そのため、X線発生装置103のスイッチが押されてから、画像処理装置106へのX線画像データの送信が完了するまでの間は、動き検出部206の検出処理、又は、判定部207の判定処理を行わないようにしてもよい。また、X線発生装置103のスイッチが押されてから、画像処理装置106へのX線画像データの送信が完了するまでの間は、被検者の動きの量の増加を検出しても、スリープの電力状態に遷移しないという制限を設けてもよい。さらに、X線発生装置103のスイッチが押されてから、画像処理装置106へのX線画像データの送信が完了するまでの間において、被検者の動きの量の増加が検出された場合、電力状態をスリープに遷移させず、X線画像データの送信が完了すると同時に、被検者の動きの量の増加が検出されたことを通知してもよい。
撮影部位を変えて次の撮影をするために被検者が体勢を変えようとすると、被検者の動きが検出されるので、動き検出部206の出力値は速度の増加を示す(図5の(f))。判定部207は、これをトリガに、電力状態をレディからスリープに遷移させると判定する。体勢がある程度整うと速度は減少し(図5の(g))、それをトリガに電力状態はスリープからレディに遷移し、次の撮影が行われる。撮影部位を変えずに再度撮影する場合、動き検出部206の出力値に変化がないため、レディの電力状態が維持される。レディの電力状態が所定の時間よりも長く継続した場合、電力状態はレディからスリープに遷移するものとする。或いは、何か異常が発生した可能性があるとして、電力状態をスリープへ遷移させ、且つ異常状態を警告する旨を通知してもよい。その際、X線撮影装置101がバッテリで給電されているか否かや、その際のバッテリ残量によって、上記所定の時間を変更することも可能である。なお、本処理は、第1の変更手段の処理例である。
図10は、X線撮影装置101の給電方式やバッテリ残量に対応する、適正なレディの電力状態の継続時間を示す図である。即ち、図10(a)は、X線撮影装置101がバッテリによって給電される場合とケーブルを介して接続される外部電源から給電される場合との適正なレディの電力状態の継続時間を示している。図10(b)は、バッテリによって給電される場合における当該バッテリの残量に対応する、適正なレディの電力状態の継続時間を示している。なお、X線撮影装置101は、図10に示した対応関係を示すテーブルを内部に格納している。
図10(a)に示す例では、X線撮影装置101がバッテリによって給電される場合、レディの電力状態が10分以上継続すると、何か異常が発生した可能性があるとして、電力状態がレディからスリープに遷移されるとともに、異常状態が警告される。一方、ケーブルを介して接続される外部電源から給電される場合、レディの電力状態が30分以上継続すると、電力状態がレディからスリープに遷移されるとともに、異常状態が警告される。
図10(b)に示す例では、X線撮影装置101がバッテリにより給電される場合において、当該バッテリの残量が81%〜100%である場合、レディの電力状態が10分以上継続すると、電力状態がレディからスリープに遷移されるとともに、異常状態が警告される。また、当該バッテリの残量が61%〜80%である場合、レディの電力状態が8分以上継続すると、電力状態がレディからスリープに遷移されるとともに、異常状態が警告される。
予定された撮影が終了し、被検者が検査室より退室しようとしてX線撮影装置101から離れていくと(図5の(h))、動き検出部206の出力値は増加するので、電力状態はレディからスリープへ遷移する。また、X線撮影終了時に次の検査オーダが入力されていなければ、直ちに電力状態をスリープに遷移させてもよい。動き検出部206の出力値が一定値に満たない場合、判定部207は、検出領域内に被検者がいないものとし、電力状態をスリープに遷移させると判定する。このとき、X線撮影装置101に対して直接電源操作を行ってオフする以外に、所定の時間以上、スリープの電力状態が継続した場合は、自動的にオフへ遷移する。なお、X線撮影装置101がバッテリで給電されているか否かや、その際のバッテリ残量によって、上記所定の時間を変更させることも可能である。
本実施形態においては、撮影者の希望により機能の有効/無効、X線撮影装置101がバッテリで給電されているか否か、又は、バッテリ残量等によって、機能の有効/無効を切り換えるようにすることが可能である。同様に、動き検出部206の検出基準、又は、判定部207の判定基準は、撮影者の希望により変更できるようにしてもよい。また、X線撮影装置101がバッテリで給電されているか否か、又は、バッテリ残量によって、検出基準又は判定基準を変更するようにしてもよい。
図11は、X線撮影装置101の給電方式やバッテリ残量に対応する、被検者の動きの量の検出方式、被検者の動きの量の検出周期、及び、被検者の動きの量の増減の判定基準を示す図である。即ち、図11(a)は、X線撮影装置101がバッテリによって給電される場合とケーブルを介して接続される外部電源から給電される場合とに対応する、被検者の動きの量の検出方式、被検者の動きの量の検出周期、及び、被検者の動きの量の増減の判定基準を示している。また、図11(b)は、バッテリによって給電される場合における当該バッテリの残量に対応する、被検者の動きの量の検出方式、被検者の動きの量の検出周期、及び、被検者の動きの量の増減の判定基準を示している。
図11(a)に示す例では、X線撮影装置101がバッテリによって給電されている場合、速度センサの後段にローパスフィルタを挿入し、ローパスフィルタの出力を動き検出部206の出力とする。また、動き検出部206による被検者の動きの量の検出周期を1秒とする。また、図6を用いて説明した判定基準で被検者の動きの量の増減を判定する。一方、X線撮影装置101がケーブルを介して接続される外部電源から給電される場合、速度センサの後段にローパスフィルタを挿入せず、速度センサの出力を動き検出部206の出力とする。また、動き検出部206による被検者の動きの量の検出周期を5秒とする。また、図7を用いて説明した判定基準で被検者の動きの量の増減を判定する。
図11(b)に示す例では、X線撮影装置101がバッテリによって給電される場合において、例えば、当該バッテリの残量が80%〜100%である場合、速度センサの後段にはローパスフィルタを挿入せず、速度センサの出力を動き検出部206の出力とする。また、動き検出部206による被検者の動きの量の検出周期を5秒とする。また、図7を用いて説明した判定基準で被検者の動きの量の増減を判定する。当該バッテリの残量が41%〜60%である場合、速度センサの後段にはローパスフィルタを挿入し、ローパスフィルタの出力を動き検出部206の出力とする。また、動き検出部206のよる被検者の動きの量の検出周期を3秒とする。また、図7を用いて説明した判定基準で被検者の動きの量の増減を判定する。さらに、当該バッテリの残量が0%〜20%である場合、速度センサの後段にローパスフィルタを挿入し、ローパスフィルタの出力を動き検出部206の出力とする。また、動き検出部206による被検者の動きの量の検出周期を1秒とする。また、図6を用いて説明した判定基準で被検者の動きの量の増減を判定する。なお、図11を用いて説明した処理は、第2の変更手段の処理例である。
以下、図12を参照しながら、X線撮影装置101の処理について説明する。ここでは、主に、X線撮影装置101の電力状態の遷移処理について説明するものとする。ステップS1201において、X線撮影装置101に電源が投入される。ステップS1202において、電力制御部208は、X線撮影装置101の電力状態をスリープに遷移させる。ステップS1203において、判定部207は、動き検出部206の出力値を監視し、被検者の動きの量が減少したか否かを判定する。被検者の動きの量が減少した場合、処理はステップS1204に移行する。一方、被検者の動きの量が減少していない場合、処理はステップS1209に移行する。
ステップS1204において、電力制御部208は、X線撮影装置101の電力状態をレディに遷移させる。ステップS1205において、撮影制御部205は、撮影処理が終了し、次の検査オーダが入力されていないか否かを判定する。撮影処理終了時に次の検査オーダが入力されている場合、処理はステップS1206に移行する。一方、撮影処理終了時に次の検査オーダが入力されていない場合、処理はステップS1209に移行する。
ステップS1206において、判定部207は、動き検出部206の出力値を監視し、被検者の動きの量が増加したか否かを判定する。被検者の動きの量が増加した場合、処理はステップS1207に移行する。一方、被検者の動きの量が増加していない場合、処理はステップS1210に移行する。
ステップS1207において、電力制御部208は、撮影不可期間中であるか否かを判定する。撮影不可期間中である場合、処理はステップS1204に戻る。一方、撮影不可期間中ではない場合、処理はステップS1208に移行する。ステップS1208において、電力制御部208は、撮影開始からX線画像データの(画像処理装置106に対する)送信完了まで期間であるか否かを判定する。撮影開始からX線画像データの送信完了までの期間である場合、処理はステップS1212に移行する。一方、撮影開始からX線画像データの送信完了までの期間ではない場合、処理はステップS1209に移行する。
ステップS1209において、電力制御部208は、X線撮影装置101の電力状態をスリープに遷移させる。ステップS1213において、電力制御部208は、X線撮影装置101の電源が切断されたか否かを判定する。X線撮影装置101の電源が切断された場合、処理は終了する。一方、X線撮影装置101の電源が切断されていない場合、処理はステップS1203に戻る。
ステップS1212において、X線撮影装置101は、被検者の動きの量が増加した旨を通知する。そして、処理はステップS1204に戻り、X線撮影装置101の電力状態はレディに遷移する。
ステップS1210において、電力制御部208は、レディの電力状態の継続時間が所定の時間より長いか否かを判定する。レディの電力状態の継続時間が所定の時間より長い場合、処理はステップS1211に移行する。一方、レディの電力状態の継続時間が所定の時間未満である場合、処理はステップS1204に戻り、レディの電力状態が維持される。ステップS1211において、X線撮影装置101は、被検者の動きが検知されず、何か異常が発生した可能性があるとして、異常状態を警告する。そして、処理はステップS1209に移行し、X線撮影装置101の電力状態はスリープに遷移する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本発明の他の実施形態として、動き検出部206、又は、動き検出部206及び判定部207を、X線撮影装置1301の外部に持たせてもよい。図13は、X線管球1302に動き検出部206及び判定部207を備えた場合の構成例を示す図である。この場合、X線管球1302は判定信号送信部13021を備え、X線撮影装置101は判定信号受信部13011を備える。なお、X線撮影装置1301は、判定信号受信部13011及び電力制御部208以外に、図2におけるX線検出部201、駆動部202、読み出し部203、通信部204及び撮影制御部205に対応する構成を備えるが、図13では、これらの図示を省略している。なお、X線管球1302は、放射線照射装置の例である。
判定信号送信部13021及び判定信号受信部13011は、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等による無線送受信手段を備え、無線通信により判定信号の送受信を行う。判定信号受信部13011は、判定信号送信部13021から受信した判定信号を電力制御部208に対して出力する。それ以降の処理は、上述した例と同様である。X線管球1302に動き検出部206を備える場合、被検者がX線撮影装置1301に対して静止していても、X線管球1302が動いた場合には被検者の動きとして検出される場合がある。そのために、X線管球1302にX線管球自身の動きを検出する手段を設け、自身が動いている期間は判定をしないようにしたり、自身の動きによる出力成分をキャンセルするようにしてもよい。また、動き検出部206は、X線管球1302以外にも、撮影対象領域内での被検者の動きを検出することが可能な検査室内の設置場所に設置してもよい。例えば、検査室天井や壁等に動き検出部206を設置してもよい。
また、動き検出部206、又は、動き検出部206及び判定部207は、図14(a)の1401に示すように、リストバンド型として被検者の腕に取り付けてもよい。また、図14(b)の1402に示すように、携帯歩数計型として被検者の腰部等に取り付けてもよい。この場合、被検者の動きの検出には、加速度センサや振動センサ等が用いられる。加速度センサを用いた場合、動き検出部206は加速度を検出し、その出力値に対して判定部207は判定を行う。振動センサを用いた場合、動き検出部206は振動の振幅や頻度を検出し、その出力値に対して判定部207は判定を行う。検出対象は異なるが、判定方法、判定基準等は前述の例と同様に適用することができる。
上述した実施形態においては、被検者が静止する前に電力状態をスリープからレディに切り替えるため、被検者が静止したときには直ちに撮影が可能となる。従って、利便性を損なわずに省電力化を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用範囲は、上述した実施形態に限られるものではなく、様々な応用が考えられ、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、無線通信を行うX線撮影装置の例を挙げたが、本発明は通信方法に制限はないため、有線通信機能を持つX線撮影装置においても適用可能である。また、構成が異なっても十分適用することが可能であり、無線アクセスポイントを介さず機器同士で無線通信を行うアドホックモードでの構成や、ネットワークインタフェース装置を必要としないX線発生装置等に対しても適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:X線撮影装置、102:X線管球、103:X線発生装置、104:ネットワークインタフェース装置、105:ネットワーク装置、106:画像処理装置、107:無線アクセスポイント、108:表示装置、201:X線検出部、202:駆動部、203:読み出し部、204:通信部、205:撮影制御部、206:動き検出部、207:判定部、208:電力制御部、209:感度制御部、210:検出周期調整部

Claims (29)

  1. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置であって、
    前記被検者の動きの量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御手段とを有することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置であって、
    検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御手段を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加した場合、現在の電力状態より消費電力の小さい電力状態に移行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記検出手段は、前記被検者の動きの量が減少する際における前記被検者の動きの量の検出感度と、前記被検者の動きの量が増加する際における前記被検者の動きの量の検出感度とを異ならせることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記検出手段の後段に、ローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記検出手段による、前記被検者の動きの量の検出周期を調整する調整手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記検出手段は、当該放射線撮影装置における被検者接触側の表面又は内部に少なくとも一つ設置されることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  8. 当該放射線撮影装置の電力状態は、消費電力が小さく撮影動作ができない電力状態であるスリープと、前記スリープより消費電力が大きく撮影動作に移行することが可能な電力状態であるレディとを含み、前記制御手段は、前記スリープ時に前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、前記レディに移行させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記制御手段は、前記レディ時に前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加した場合、前記スリープに移行させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記制御手段は、前記検出手段の出力値が前回の出力値よりも減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記制御手段は、記憶している前記検出手段の出力値の最大値に対して、前記検出手段の出力値が所定の割合以上減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記制御手段は、前記被検者が静止した時点より撮影不可時間分だけ遡った時点における前記検出手段の出力に所定の値を加えた値を閾値とし、前記閾値を前記検出手段の出力値が下回った場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記閾値は、前回の撮影動作時に算出された閾値であることを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記制御手段は、前記撮影不可時間中において、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加した場合、消費電力の大きい電力状態から消費電力の小さい電力状態に移行させないことを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  15. 前記制御手段は、前記画像データの撮影開始から前記画像データを送信完了するまでの間、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加した場合、消費電力の大きい電力状態から消費電力の小さい電力状態に移行させないことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  16. 前記画像データの撮影開始から前記画像データを送信完了するまでの間、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加した場合、その旨を通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項15に記載の放射線撮影装置。
  17. 前記制御手段は、前記レディ時に、所定の時間以上、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加しない場合、前記スリープに移行させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  18. 前記所定の時間以上、前記検出手段により検出される前記被検者の動きの量が増加しない場合、異常状態を警告する警告手段を更に有することを特徴とする請求項17に記載の放射線撮影装置。
  19. 当該放射線撮影装置がバッテリによって給電されているか否か、又は、当該放射線撮影装置がバッテリによって給電されている場合における当該バッテリの残量に応じて、前記所定の時間を変更する第1の変更手段を更に有することを特徴とする請求項17又は18に記載の放射線撮影装置。
  20. 前記制御手段は、撮影終了時に次の検査オーダが入力されていない場合、電力状態を前記レディから前記スリープに移行させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  21. 当該放射線撮影装置がバッテリによって給電されているか否か、又は、当該放射線撮影装置がバッテリによって給電されている場合における当該バッテリの残量に応じて、前記検出手段による前記被検者の動きの量の検出方式、前記検出手段による前記被検者の動きの量の検出周期、及び、前記被検者の動きの量の増減の判定基準のうちの少なくとも何れか一つを変更する第2の変更手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至20の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  22. 前記検出手段は、放射線照射装置、天井及び壁のうちの少なくとも何れか一つに設置されることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  23. 前記検出手段は、速度センサ、赤外線センサ又は動画像撮影装置を用いて構成されることを特徴とする請求項1乃至22の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
  24. 前記検出手段は、前記被検者に装着されることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  25. 前記検出手段は、加速度センサ又は振動センサを用いて構成されることを特徴とする請求項24に記載の放射線撮影装置。
  26. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記被検者の動きの量を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御ステップとを有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  27. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置の制御方法であって、
    検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御ステップを有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  28. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記被検者の動きの量を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  29. 被検者を透過した放射線を検出することにより、前記被検者の画像データを生成する放射線撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    検出手段により検出される前記被検者の動きの量が減少した場合、当該放射線撮影装置における電力状態を、現在の電力状態より消費電力の大きい電力状態に移行させる制御ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017207314A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影装置
JP2022019850A (ja) * 2015-12-04 2022-01-27 コニカミノルタ株式会社 放射線撮影装置

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