JP2014092870A - 電子データ表示装置、電子データ表示方法及びプログラム - Google Patents

電子データ表示装置、電子データ表示方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる電子データ閲覧時の操作の負担を軽減する電子データ表示装置を提供する。
【解決手段】ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部40に表示する電子データ表示装置1は、当該電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付部101と、一のページにおける所定の領域を定めたホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得部103と、を備え、表示部40は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、ホームビュー情報で定められた領域を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書や画像からなる電子データを表示する電子データ表示装置、電子データ表示方法及びプログラムに関する。
近年、膨大な量の情報についての電子化が進む中で、電子化された書籍・文書・コミック等のコンテンツ提供が急速に普及してきている。ユーザは、このような電子書籍や電子文書を利用する際には、専用の電子書籍表示装置(又は電子書籍表示プログラム)を用いて閲覧するのが一般的となっている。
このような電子書籍表示装置は、電子化された書籍の内容を記憶する記憶部、所定の電子書籍の選択やページ送り等の操作を行う操作部、選択された電子書籍の内容を表示する表示部、そしてこれら各部を制御する制御部等を備えるものが一般的である。そして、ユーザ操作により操作部を介して所望の電子書籍が選択されると、制御部は選択された電子書籍の内容を記憶部から読み出して、その電子書籍の最初のページを表示部に表示させる。また、例えば、操作部においてページ送りが指示されると、表示部に表示されているページを次のページに切り替えて表示したりする。
また、上述したような電子書籍表示装置は主に携帯用として小型のものが多く、このような携帯型電子書籍表示装置の表示部は、一般的な書籍に対してサイズが小さいものとなる。そうすると、ユーザは、サイズの小さい表示部に電子書籍の一ページ全てを表示させようとした場合、一文字当たりの大きさが小さくなりすぎて読みづらくなるという問題が生じる。したがって、このような電子書籍表示装置は一般的に、電子書籍の一ページを部分的に大きく表示する拡大機能と、同時に、拡大した表示を元のサイズに縮小する縮小機能も備えている。
なお、このような拡大表示の手法には大きく分けて二つの種類がある。一つは拡大縮小時においても、紙の書類のように一ページの紙面に固定的にレイアウトされるタイプ(以下、固定レイアウトタイプという)である。これはコミックやファッション誌をはじめとするレイアウトを重視した書籍などに対応する。もう一つは、書類を電子書籍表示装置の表示画面上に表示するときに拡大率に合わせて逐次レイアウトしていくタイプ(可変レイアウトタイプという)である。小説のような文字中心の書籍などに対応する。
固定レイアウトタイプであれば、電子書籍表示装置で拡大表示すると、一ページの紙面の一部が拡大鏡でみたように拡大される。例えば、横書き一行20文字でレイアウトされているとき、電子書籍表示装置で二倍に拡大すると、一行には10文字しか表示されず、その下の二行目は21文字目からの10文字となる。一方可変レイアウトタイプは、電子書籍表示装置で拡大表示をすると、文字は拡大されても、はみ出した文字は、次の行に繰り込み表示される。例えば、横書き一行20文字でレイアウトされているとき、電子書籍表示装置で二倍に拡大すると、一行目は10文字で、二行目は11文字目から10文字表示され、文章が切れずに読むことができる。
以下、固定レイアウトタイプの電子書籍表示装置に関して説明を続ける。
上述したような固定レイアウトタイプの電子書籍表示装置は一般的に、ある一ページの所定の一部分を拡大して表示している場合において、表示部に表示する部分を移動(スライド)させる機能も備えている。すなわち、ユーザは、まず自身が閲覧しようとする領域を読みやすい文字の大きさになるまで拡大し、その読み進みに応じて順次表示位置をスライドさせていく、という使い方が一般的である。
なお、上記電子書籍表示装置に関連する技術として、「トリミング」機能を有する電子書籍表示装置(又はプログラム)が存在する。これは、ユーザがある一ページのうちの所定の領域を指定(トリミング)することで、当該指定された領域以外の領域が存在しないものとして表示処理を行う機能である。例えば、ある電子書籍のページレイアウトにおいて、余白や脚注の占める領域が大きく、ユーザが読もうとする本文が相対的に小さく記載されているような場合がある。このような場合に、その本文が記載されている領域を「トリミング」すれば、その領域以外の領域(余白、脚注等)が表示部に表示されなくなり、指定した領域(本文)のみが全面に表示されるようになる。このようにすれば、目的とする本文のみが表示画面全面に拡大されて表示されるようになり、ユーザは、読みやすい文字のサイズで目的とする文章のみを読み進めることができるようになる。また、「トリミング」で指定した領域は、その指定操作を行ったページのみならず、他のページ全てに反映される。したがって、電子書籍のページレイアウトが当該電子書籍の全ページに渡って共通する場合は、一回のトリミング指定で、全てのページの余白や脚注を廃した状態で書籍を読み進めることができる。
また、上記電子書籍表示装置に関連する別の技術として、記憶媒体に記憶された書籍データを構成する複数の領域データの中から選択された領域データを予め定めた順番に従って、表示部の表示領域に合わせたサイズに変更させながら順次切り替えて表示させる電子書籍表示装置が公知となっている(特許文献1)。例えば閲覧しようとする電子書籍が、ページごとに不規則にコマ割りされたコミックであったり、写真と記事が不規則に配列される情報誌であったりする場合を考える。この場合において、特許文献1に開示される電子書籍表示装置は、予めそのページを構成するパーツ(コマ、写真或いは記事)ごとに、その部分を占める表示領域とその表示順位を設定しておく。そして、この電子書籍表示装置は、当該電子書籍を表示する指示を受けた場合に、まず上記表示領域の内もっとも表示順位が高いものを表示部の表示画面全面に表示する。次に操作部においてその表示領域の送り指示が入力されると、その表示領域を次の順位の表示領域に切り替えて表示する。このようにすれば、コミックのように複数のコマ割りで一のページが構成される場合において、ユーザは一コマごとに画面全面に拡大して表示された内容を、予め指定された順番に従って表示して読み進めることができる。
特開2002−183207号公報
しかしながら、上述した電子書籍表示装置及び電子書籍表示方法には以下のような問題がある。
まず、従来の電子書籍表示装置において、ユーザが電子書籍の読み進め中に生じていた問題について説明する。
固定レイアウトタイプの電子書籍で、もともとレイアウトされた判型が大きく、電子書籍表示装置の画面サイズが小さい場合や、老眼で小さな文字が見え辛い場合、拡大機能を持った電子書籍表示装置で拡大して読むことができ便利である。しかしながら、拡大した状態でページをめくる操作をすると、次のいずれかとなる。(1)次ページにおいて現在ページと同じ位置に相当する部分が拡大表示される。(2)次ページの左上(横書きのとき。縦書きでは右上)が拡大される。(3)拡大が解除され、次のページが全体表示される。まず(1)は電子書籍を読みすすめる上では適当ではない。(2)は固定レイアウトでは周辺に余白やページ番号など本文以外の領域も拡大されるので、ページをめくったあと、本文の先頭が見やすい位置にくるまで拡大位置を移動する手間がかかる。(3)は同じように大きく拡大して見たいときは、拡大と位置移動の操作が必要となり手間がかかる。以上、いずれの処理の場合であっても、電子書籍を読み進める上でユーザの操作負荷が大きいという問題がある。
また、上述した「トリミング」機能を備える電子書籍表示装置の問題点について説明する。
上述したトリミング機能では、トリミング処理において表示させないようにした領域が存在しないものとして扱うため、ユーザは当該領域を閲覧することができなくなってしまう。すなわち、トリミング機能により表示させないようにした領域に、例えば脚注などの情報が含まれていた場合、ユーザは、そのトリミング機能を解除しない限りその領域に含まれていた情報を閲覧できなくなってしまう。また、ページ内のレイアウトがページごとに異なる電子書籍を閲覧する場合、異なるレイアウトのページを表示する度にトリミング設定をし直さなければならず、ユーザの操作負担を加重させてしまう問題がある。
次に、特許文献1に開示された電子書籍表示装置の問題点について説明する。
すなわち、特許文献1に開示された電子書籍表示装置は、一のページを構成するコマ割りごとに分割された領域を一の表示画像として順次表示するものである。したがって、一ページを構成するコマごとの連続性が保たれないという問題がある。例えば、ある一つのコマを表示しているとき、その表示位置を自由にスライド又は拡大縮小しながらそのコマの周辺の領域(別のコマ)まで表示させるようなことはできない。すなわちユーザは、一のページ全体にかかるコマ割り構成を意識しながら書籍を読み進めることができない。また、一ページ単位で固定表示されるプレビュー表示領域を表示する一実施例も開示されているが、このプレビュー表示は内容を読めるほどには大きくないので、コマ表示領域に表示された内容と同等の効果を期待することはできない。
そこでこの発明は、上述の問題を解決することのできる電子データ表示装置、電子データ表示方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部に表示する電子データ表示装置であって、前記電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付部と、前記一のページにおける所定の領域を定めたホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得部と、を備え、前記表示部は、前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする電子データ表示装置である。
また本発明は、前記ホームビュー情報取得部が、前記ホームビュー情報をページごとに対応付けて取得し、前記表示部が、前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、当該指定されたページに対応付けられたホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。
また本発明は、前記ホームビュー情報取得部が、一のページについてそれぞれ異なる領域を定義する複数のホームビュー情報を取得し、前記表示部が、前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、前記複数のホームビュー情報の中から予め定められた一のホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。
また本発明は、前記複数のホームビュー情報のうちいずれか一のホームビュー情報の指定を受け付けるホームビュー指定受付部と、を備え、前記表示部は、前記ホームビュー指定受付部において一のホームビュー情報の指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該表示中のページのうち、当該指定されたホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。
また本発明は、前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域を変更する指示を受け付ける表示領域変更指示受付部と、を備え、前記表示部は、前記表示領域変更指示受付部において受け付けた変更指示に示される領域が、前記ホームビュー情報で定められた領域に含まれない領域を含むか否かに関わらず、当該変更指示に示された領域を表示することを特徴とする。
また本発明は、前記表示領域変更指示受付部が、前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを維持したまま、当該表示部が表示する領域の位置のみを変更する自由移動指示を受け付けることを特徴とする。
また本発明は、前記表示領域変更指示受付部が、さらに、前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを変更する拡大縮小指示を受け付けることを特徴とする。
また本発明は、前記表示部が表示する領域が矩形であって、前記表示領域変更指示受付部は、さらに、前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを維持したまま、当該表示部が表示する領域の位置を、前記矩形の辺の長さに応じた距離だけ移動する読み進め指示を受け付けることを特徴とする。
また本発明は、前記表示部が、当該表示部が表示する領域の下端がページの底辺に接している状態で、前記表示領域変更指示受付部が前記読み進め指示を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページの次のページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。
また本発明は、ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部に表示する電子データ表示方法であって、前記電子データにおける一のページの指定を受け付け、前記一のページにおける所定の領域を定義するホームビュー情報を取得し、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする電子データ表示方法である。
また本発明は、ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示する電子データ表示装置のコンピュータを、前記電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付手段、前記一のページにおける所定の領域を定義するホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得手段、前記ページ指定受付手段において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示する表示手段として機能させるプログラムである。
本発明によれば、ユーザによる電子データ閲覧時の操作の負担を軽減するという効果が得られる。
本発明の第一の実施形態による電子データ表示装置の最小構成を示す図である。 第一の実施形態による電子データ表示装置1の具体的な構成例を示す図である。 第一の実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す第一の図である。 第一の実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。 第一の実施形態において、ある電子データを表示部40に表示したときの最初の状態を示す図である。 第一の実施形態において、ホームビュー機能を有効にしたときの状態を示す図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を自由移動指示により変更した後の状態を示す図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を拡大指示により変更した後の状態を示す第一の図である。 第一の実施形態において、ホームビューの設定を変更した後の状態を示す図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第一の図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第二の図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を拡大指示により変更した後の状態を示す第二の図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第三の図である。 第一の実施形態において、表示部40に表示されたページを次ページ移動指示により変更した後の状態を示す図である。 第一の実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す第二の図である。 第一の実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第一のチャート図である。 第一の実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第二のチャート図である。 第一の実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第三のチャート図である。 第二の実施形態による電子データ表示装置1の具体的な構成例を示す図である。 第二の実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す図である。 第二の実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。 第二の実施形態において、ホームビュー機能を有効にしたときの状態を示す図である。 第二の実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す図である。 第二の実施形態において、有効とするホームビューを次ホームビュー移動指示により変更した後の状態を示す図である。 第二の実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第一のチャート図である。 第二の実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第二のチャート図である。 第三の実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す図である。 第三の実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態による電子データ表示装置を、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態による電子データ表示装置の最小構成を示す図である。
この図において、符号1は電子データ表示装置である。電子データ表示装置1は、ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部40に表示する電子データ表示装置である。ここで本実施形態における「電子データ」とは、複数ページに渡る文字や画像による情報で構成される電子書籍、電子文書等を指す。電子小説や電子コミック、電子マニュアル、電子情報雑誌などが一般的によく知られている。本実施形態における当該電子データは、論文やマニュアルなどのような横組みの文書であってもよいし、一般的な小説のような縦組みの文書であってもよい。また、当該電子データのファイルフォーマットとしては、PDF(Portable Document Format)形式が一般的であるが、本実施形態では当該PDF形式のものには限定されない。
本実施形態による電子データ表示装置1は、当該電子データを読み込んで、一ページ単位で表示部40に表示させながらユーザに閲覧させるものである。ユーザは、この電子データ表示装置1に対し所定の入力操作を行いながら表示するページを変更して文書を読み進めていく。ただし、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40の画面上に一ページのみならず、二ページ以上のページを同時に表示させる機能を有していても構わない。
そして、電子データ表示装置1は、少なくとも、電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付部101と、一のページにおける所定の領域を定めたホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得部103と、を備えている。また表示部40は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴としている。
図2は本実施形態による電子データ表示装置1の具体的な構成例を示す図である。
上記において説明した電子データ表示装置1について、図2を用いてより詳細に説明する。図2に示す通り、電子データ表示装置1は、演算部10、記憶部20、操作部30及び表示部40を備えている。
演算部10は、操作部30から入力される各種入力情報に基づいて様々な処理を実行する機能部であり、一般的には、電子データ表示装置1が備える汎用CPU(Central Proccessing Unit、中央演算装置)に所定のプログラムを読み込ませて構成されるものである。本実施形態にかかる演算部10は、上述したページ指定受付部101、ホームビュー情報取得部103の他、表示領域変更指示受付部102及び表示画像形成部104を備えている。
ページ指定受付部101は、操作部30を介して入力されるユーザの所定の操作に基づいてページの指定を受け付けるものである。ここで、電子データ表示装置1がいわゆるタッチスクリーン方式である場合、当該「所定の操作」としては、例えば以下のようなものが挙げられる。すなわち、ページ指定受付部101は、「左フリック操作」(タッチスクリーンを指で押さえ、左にはじく操作)による次ページ移動指示を受け付けて、現在表示中のページ番号より一つ多いページ番号を指定する。またページ指定受付部101は、「右フリック操作」(タッチスクリーンを指で押さえ、右にはじく操作)による前ページ移動指示を受け付けて、現在表示中のページ番号より一つ少ないページ番号を指定する。なお、ページ指定受付部101は、表示する電子データが縦組みの文書であった場合には、「右フリック操作」を次ページ移動指示、「左フリック操作」を前ページ移動指示、などとしてそれぞれを使い分けしてもよい。そして、ページ指定受付部101は、操作部30からの上記のような入力を受け付けて、当該指定されたページ番号を現在ページ番号記憶部201(後述)に登録する。
表示領域変更指示受付部102は、電子データ表示装置1の表示部40が現在表示中のページにおいて、当該表示部40が表示する領域(現在表示領域)を変更する指示を受け付けるものである。ここで、「現在表示領域」とは、現在表示中のページの一部または全部であって、表示部40の画面上に実際に描画される領域のことを指す。現在表示領域は矩形で表され、例えば、ページの左上頂点を座標(0,0)、右下頂点を座標(end_x,end_y)などと定義したとき、この範囲内における二つの地点を示す座標(x1,y1)、(x2,y2)で一意に定められた矩形領域を指す。ここで、x1、x2はいずれも0以上end_x以下の値であり、y1、y2はいずれも0以上end_y以下の値である。
また「表示する領域を変更する指示」(表示領域変更指示)とは、主にユーザが操作部30を介して入力する所定の操作に基づく指示である。ここで、電子データ表示装置1がタッチスクリーン方式である場合、当該表示領域変更指示としては、例えば以下のようなものが挙げられる。すなわち、表示領域変更指示受付部102は、「ドラッグ操作」(指をタッチスクリーン上で滑らせる操作)による自由移動指示を受け付ける。自由移動指示とは、表示部40に表示された領域の大きさを維持したまま、ドラッグ操作により指示された方向へ現在表示領域を移動する指示である。また、表示領域変更指示受付部102は、「ピンチイン」(二本の指で同時にタッチスクリーンを押さえ、そのまま指の間隔を狭める操作)による縮小指示、「ピンチアウト」(二本の指で同時にタッチスクリーンを押さえ、そのまま指の間隔を広げる操作)による拡大指示も受け付ける。そして、表示領域変更指示受付部102は、上記のような表示領域変更指示を受け付けて、ユーザ操作によって指示された領域を現在表示領域記憶部202(後述)に登録する。
ホームビュー情報取得部103は、ホームビュー情報を取得するものである。ここで「ホームビュー情報」とは電子データのページにおける所定の領域を定めたものである。具体的に説明すると、「ホームビュー情報」は、上述した「現在表示領域」と同様に、ページ上のある矩形領域を一意に定める二つの地点を示す座標(ax1,ay1)、(ax2,ay2)で構成される。ここで、ax1、ax2はいずれも0以上end_x以下の値であり、ay1、ay2はいずれも0以上end_y以下の値である。
ホームビュー情報取得部103は、例えば、以下のような手段によりホームビュー情報を取得する。
(1)ホームビュー情報取得部103は、操作部30を介して入力されるユーザの所定の操作に従ってホームビュー情報を取得する。具体的には、ユーザは、現在表示中のページのレイアウトを視認しながら、矩形領域を示す二点の座標を指定する。ホームビュー情報取得部103は、その指定された二点の座標を取得する。(2)ホームビュー情報取得部103は、電子データのページレイアウトを自動で検出する所定のプログラムによりホームビュー情報を取得する。ここで「所定のプログラム」とは、例えば、ページ全体をスキャニングしてその構成を把握した上で、文字や画像が印字(印画)された部分、または余白部分等を抽出するプログラムである。ホームビュー情報取得部103は、このようなプログラムが抽出した矩形領域の座標を取得する。(3)ホームビュー情報取得部103は、電子データの一部として予め組み込まれたホームビュー情報を取得する。読み込んだ電子データが、自身のレイアウトに合わせて予めホームビュー情報を記憶してあった場合には、ホームビュー情報取得部103はそのホームビュー情報を取得する。
本実施形態にかかるホームビュー情報取得部103は上記態様のうち、いずれか一の手段またはその組み合わせでホームビュー情報を取得する。ホームビュー情報取得部103は以上のようにして取得したホームビュー情報を設定ホームビュー記憶部203(後述)に登録する。
表示画像形成部104は、記憶部20に登録された内容を参照して、最終的に表示部40に表示させる画像を形成する機能部である。表示画像形成部104は、まず電子データ内において表示しようとするページを現在ページ番号記憶部201の内容を参照して取得し、さらに、当該ページ内のいずれの部分を表示するかを、現在表示領域記憶部202を参照して取得する。そして、記憶部20に登録された電子データの内容のうち、該当するページの該当する現在表示領域の内容を取得して、最終的に表示部40に表示すべき画像を形成する。
記憶部20は、本実施形態において必要なデータを、演算部10が登録して一時的に記憶する記憶媒体である。一般的には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の大容量ストレージや、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の高速アクセスメモリ領域である。記憶部20を各部に記憶されるデータについては後述する。
操作部30は、キーボード、マウス、或いは音声などの入力インターフェイスであるが、本実施形態においては、特に、表示部40と一体化したタッチスクリーン(タッチパネル、タッチセンサ等ともいう)方式の入力インターフェイスである。
表示部40は、本実施形態による電子データ表示装置1が最終的に電子データを表示するための画像表示画面である。ユーザは、当該表示部40を介して電子データの内容を視覚的に認識することができる。表示部40は、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、或いは有機ELディスプレイなどで構成される。また上述した通り、本実施形態においては、表示部40はその表示画面全面にタッチセンサが敷設されており、操作部30と一体となって構成されるものである。
図3は、本実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す第一の図である。
次に、記憶部20の各部に登録されるデータのデータ構成例について具体的に説明する。まず、現在ページ番号記憶部201は、表示部40に表示しようとするページの番号を記憶する記憶部である。現在ページ番号記憶部201に記憶される記憶データは、そのページ番号を示す数字である(図3)。ページ指定受付部101は、ページ指定入力操作に基づき、現在ページ番号記憶部201に新たなページ番号を登録し、また、表示画像形成部104は、現在ページ番号記憶部201に登録されたページ番号を参照して表示画像を形成する。
現在表示領域記憶部202は、一ページの内、表示部40の画面上に実際に描画する領域(現在表示領域)を定義するデータを記憶する記憶部である。現在表示領域記憶部202に記憶されるデータは、上述した通り、現在表示領域としての矩形領域を一意に定める二点の座標である(図3)。なお、表示領域変更指示受付部102は、所定の表示領域変更操作に基づき、現在表示領域記憶部202に新たな現在表示領域を登録し、また、表示画像形成部104は、現在表示領域記憶部202に登録された現在表示領域を参照して最終的な表示画像を形成する。
設定ホームビュー記憶部203は、一ページの内の所定の領域を「ホームビュー」として規定するホームビュー情報を記憶する記憶部である。現在表示領域記憶部202には、上述した通り、ホームビュー情報として、矩形領域を一意に定める二点の座標が登録される(図3)。設定ホームビュー記憶部203に登録された座標データ(ホームビュー情報)は、ユーザによる所定の操作によって演算部10(表示領域変更指示受付部102)に参照され、現在表示領域記憶部202に登録される座標データに反映される。
電子データ204は、ユーザが電子データ表示装置1を用いて内容を閲覧しようとするデータそのものである。表示画像形成部104は、上述した通り、当該電子データ204の内容と、現在ページ番号記憶部201、現在表示領域記憶部202に登録された内容を参酌して最終的な表示画像を形成する。
図4は、本実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。
記憶部20において図3に示したようなデータが登録されている場合、各種領域が指定する範囲は、図4に示すように表される。例えば、電子データ204は複数のページからなる横組みの電子文書であるとする(図4の二点鎖線で示される文書データ)。そして、ページの左上頂点を座標(0,0)、右下頂点を座標(end_x,end_y)と定め、各ページ中における所定の位置は全て上記範囲内の座標で定義されるものとする。
例えば、図3における現在ページ番号記憶部201では、ページ番号が「1」と登録されており、また、現在表示領域記憶部202では、座標データが「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」と登録されているとする。このような場合、実際に表示部40の画面に描画される領域(現在表示領域)は、図4の破線で示される領域(電子データ204のページ「1」中、「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」で区画される矩形領域)となる。
また、例えば、図3における設定ホームビュー記憶部203では、ホームビューが「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」として登録されているとする。この場合におけるホームビュー領域は、図4の一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」で区画される矩形領域)となる。なお、本実施の形態において、設定ホームビュー記憶部203に登録されるホームビューは、電子データ204における全ページに渡って共通に設定される。
図5、本実施形態において、電子データ204を表示部40に表示したときの最初の状態を示す図である。
ここで、本実施形態による電子データ表示装置1において、ユーザが記憶部20に格納されていた電子データ204を指定し、電子データ表示装置1が当該電子データ204を表示部40に表示したときの最初の状態について説明する。ここで、電子データ表示装置1において「ホームビュー機能」を無効としていた場合について図5を用いて説明する。
この場合、電子データ表示装置1は、図5(b)に示すように、記憶部20の現在ページ番号記憶部201に、その最初のページであるページ「1」を、現在表示領域記憶部202に、ページ「1」全面を示す領域「座標(0,0) 座標(end_x,end_y)」を登録する。すなわち、電子データ表示装置1は、指定された電子データ204の表示開始時において、電子データ204の一ページ目の全領域が現在表示領域となるように、記憶部20に各設定値を登録する(図5(a)左)。表示画像形成部104は、記憶部20において上記のように登録された現在表示領域に基づいて、表示部40に電子データ204の一ページ目の全領域を表示画面いっぱいに表示する(図5(a)右)。
図6は、本実施形態において、ホームビュー機能を有効にしたときの状態を示す図である。
上記で指定した電子データ204における各ページには、本文の他、ページ番号や柱(章タイトル等)や余白が存在している。ユーザが主に目で文字を追うのは本文が記載された領域内に限られる。そこでユーザは、操作部30を介して、本文部分全体を囲む最小矩形領域をホームビューとして設定するように入力操作を行う。ホームビュー情報取得部103は、当該入力操作に基づいて入力されたホームビュー情報を取得し、設定ホームビュー記憶部203に登録する。ユーザがこのようなホームビュー設定操作を行い、「ホームビュー機能」を有効とした場合について図6を用いて説明する。
この場合、電子データ表示装置1は、図6(b)に示すように、記憶部20の現在ページ番号記憶部201に、その最初のページであるページ「1」を、現在表示領域記憶部202には、ホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する。すなわち、電子データ表示装置1は、ユーザ操作によりホームビュー情報が設定された際には、電子データ204の各ページにおけるホームビュー領域が現在表示領域となるように、記憶部20に各設定値を登録する(図6(a)左)。表示画像形成部104は、記憶部20において上記のように登録された現在表示領域に基づいて表示部40に電子データ204のページ「1」におけるホームビュー領域を表示画面いっぱいに拡大して表示する(図6(a)右)(以下、この状態を状態C1とする)。
電子データ表示装置1は、この機能により、あたかも最初から電子データ204のページが本文のみで構成されているかのように、本文だけを拡大して表示することができる。
図7は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を自由移動指示により変更した後の状態を示す図である。
ここで、本実施形態にかかる表示部40は、表示領域変更指示受付部102において受け付けた変更指示に示される領域が、ホームビュー情報で定められた領域に含まれない領域を含むか否かに関わらず、当該変更指示に示された領域を表示することを特徴としている。
以下、この機能について具体的に説明する。
まず、表示領域変更指示受付部102が、ページ「1」におけるホームビューが現在表示領域として表示部40全面に表示されている状態(状態C1)から、ユーザのドラッグ操作による自由移動指示を受け付け、現在表示領域が「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」で定められる領域に変更されたとする。この時、本実施形態にかかる表示画像形成部104は、図7(a)に示すように、当該ドラッグ操作により指示された領域がホームビューの領域外の領域を含んでいたとしても(図7(a)左)、そのページにおける当該指示された領域を表示部40に表示する(図7(a)右)(以下、この状態を状態C2とする)。すなわち、上述した「トリミング」機能では、指定された領域以外の領域が除去され、表示部において表示されなかったのに対し、本実施形態による電子データ表示装置1は、設定したホームビュー領域以外の領域であっても、ユーザによる表示領域変更操作に基づいて表示させることができる。
図8は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を拡大指示により変更した後の状態を示す第一の図である。
また、本実施形態にかかる表示領域変更指示受付部102は、図7で説明した自由移動指示だけでなく、拡大縮小指示を受け付けることができる。まず、表示領域変更指示受付部102が、状態C1の状態から、ユーザのピンチアウト操作により拡大指示を受け付け、現在表示領域が「座標(x3,y3) 座標(x4,y4)」で定められる領域に変更されたとする。この時、本実施形態にかかる表示画像形成部104は、図8(a)に示すように、当該ピンチアウト操作により指示された領域(図8(a)左)を表示部40に表示する(図8(a)右)(以下、この状態を状態C3とする)。
また、図示しないが、ユーザのピンチイン操作により、表示領域変更指示受付部102が縮小指示を受け付けた場合も、状態C1において表示されていた領域よりも大きい領域を表示することができる。この際、当該ピンチイン操作により指示された領域がホームビューの領域外の領域を含んでいたとしても、本実施形態にかかる表示画像形成部104は、そのページにおける当該指示された領域を表示部40に表示する。
図9は、本実施形態において、ホームビューの設定を変更した後の状態を示す図である。
図9では、ホームビューが「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」と設定されていた状態C1〜C3から、ユーザがこれと異なるホームビューを再設定したときの状態を示している。状態C1〜C3では、ユーザが電子データ表示装置1を縦に持ちながら本文を読み進めることを想定し、その縦横比に沿ったホームビューを適用していた。ここで、状態C1〜C3いずれかの状態から、ユーザが電子データ表示装置1を横に持ち替え、これに合わせてホームビューをその縦横比に沿った新たなホームビュー「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」に変更したとする。この時、本実施形態にかかる表示画像形成部104は、図9(a)に示すように、当該ホームビュー設定変更操作により指定されたホームビュー領域(図9(a)左)を表示部40に表示する(図9(a)右)(以下、この状態を状態C4とする)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、ユーザが当該電子データ表示装置1を縦方向から横方向に持ち替えた場合等に、これに合わせてホームビューの設定領域を変更してもよい。なお、本実施形態において、当該ホームビュー設定変更操作は、ユーザによる縦横の持ち替えを検知して電子データ表示装置1が自動で実行する態様であってもよいし、持ち替えの都度、ユーザ自身が入力操作により設定し直す態様であっても構わない。
図10は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第一の図である。
次に、表示領域変更指示受付部102が、図9に示す状態C4の状態から、ユーザの上フリック操作(タッチスクリーンを指で押さえ、上方向にはじく操作)により読み進め指示(現在表示領域を約一画面分下にスライドする指示)を受け付けたとする。表示領域変更指示受付部102は、この読み進め指示により現在表示領域を「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」から「座標(bx1,y5) 座標(bx2,y6)」へと変更する(X軸の値は固定)(図10(b))。ここでY軸の値(y5、y6)は、現在表示領域の縦方向の大きさ(状態C4においては、by2からby1を引いた値。これをΔy1と置く)を初期値(by1、by2)にそれぞれ加算した値である。そして、表示画像形成部104は、図10(a)に示すように、当該上フリック操作により指示された領域(図10(a)左)を表示部40に表示する(図10(a)右)(以下、この状態を状態C5とする)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40が表示する領域の大きさを維持したまま、表示部40が表示する領域の位置を、矩形である表示領域の辺の長さに応じた距離だけ下方向に移動する読み進め指示を受け付ける。
また、表示領域変更指示受付部102は、上記スライド幅(Δy1)から所定値(n1)を差し引いた値を初期値に加算してもよい。こうすることにより、読み進め指示入力前の現在表示領域と、読み進め指示入力によりほぼ一画面分下にスライドした現在表示領域が若干の幅(n1)だけ重なることとなる。このようにすれば、ユーザは読み進め前後において、本文の連続性を認知しながらストレスなく読み進めることができる。
また本実施形態による電子データ表示装置1は、下フリック操作(タッチスクリーンを指で押さえ、下方向にはじく操作)により、表示部40が表示する領域の位置を、矩形である表示領域の辺の長さに応じた距離だけ上方向に移動する読み戻り指示を受け付けてもよい。
図11は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第二の図である。
本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40が表示する領域(現在表示領域)の下端がページの底辺に接している状態で、表示領域変更指示受付部102が上記読み進め指示を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページの次のページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。ここで「現在表示領域の下端がページの底辺に接している状態」とは、具体的には、図4において現在表示領域を示すY座標の値“y2”が“end_y”に一致している状態のことをいう。
以下、この機能について具体的に説明する。
まず表示領域変更指示受付部102が、図10に示す状態C5の状態からさらに読み進め指示を受け付け、現在表示領域がページの底辺にまで達した場合を考える。このとき、表示領域変更指示受付部102は、この読み進め指示により現在表示領域を「座標(bx1,y7) 座標(bx2,end_y)」へと変更する(図11(b))。ここでY軸の値(y7)は、現在表示領域の縦方向の大きさ(Δy1(状態C4と同一))をend_yから減算した値である。そして、表示画像形成部104は、図11(a)に示すように、当該上フリック操作により指示された領域(図11(a)左)を表示部40に表示する(図11(a)右)(以下、この状態を状態C5’とする)。
すなわち、現在表示領域の下端がページの底辺に達するまでの距離が、上記スライド幅(Δy1)よりも短い場合には、現在表示領域の下端をページの底辺に一致させるものとする。
図12は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を拡大指示により変更した後の状態を示す第二の図である。
本実施形態にかかる表示領域変更指示受付部102は、状態C4の状態からも拡大縮小指示を受け付けることができる。例えば、表示領域変更指示受付部102が、ユーザのピンチアウト操作により拡大指示を受け付け、現在表示領域が「座標(x7,y7) 座標(x8,y8)」で定められる領域に変更されたとする。この時、本実施形態にかかる表示画像形成部104は、図12(a)に示すように、当該ピンチアウト操作により指示された領域(図12(a)左)を表示部40に表示する(図12(a)右)(以下、この状態を状態C6とする)。
図13は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す第三の図である。
次に、表示領域変更指示受付部102が、状態C6(図12)の状態から、ユーザの上フリック操作により読み進め指示を受け付けたとする。表示領域変更指示受付部102は、この読み進め指示により現在表示領域を「座標(x7,y7) 座標(x8,y8)」から「座標(x7,y9) 座標(x8,y10)」へと変更する(X軸の値は固定)(図13(b))。ここでY軸の値(y9、y10)は、現在表示領域の縦方向の大きさ(状態C6においては、y8からy7を引いた値。これをΔy2と置く。)を初期値(y7、y8)にそれぞれ加算した値である。そして、表示画像形成部104は、図13(a)に示すように、当該上フリック操作により指示された領域(図13(a)左)を表示部40に表示する(図13(a)右)(以下、この状態を状態C7とする)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40が表示する領域の大きさを維持したまま、表示部40が表示する領域の位置を、矩形である表示領域の辺の長さに応じた距離だけ移動する読み進め指示を受け付ける。
またこの場合においても、表示領域変更指示受付部102は、上記スライド幅(Δy2)から所定値(n2)を差し引いた値を初期値に加算してもよい。
またこの場合においても、現在表示領域の下端がページの底辺に達するまでの距離が、上記スライド幅(Δy2)よりも短い場合には、現在表示領域の下端をページの底辺に一致させるようにしてもよい。
図14は、本実施形態において、表示部40に表示されたページを次ページ移動指示により変更した後の状態を示す図である。
次に、本実施形態にかかるページ指定受付部101が、状態C4〜C7のいずれかの状態から、ユーザの左フリック操作により次ページ移動指示を受け付けたとする。この時、ページ指定受付部101は、現在表示中のページ(ページ「1」)よりも一多いページ番号(ページ「2」)を指定して現在ページ番号記憶部201に登録する。また、表示領域変更指示受付部102は、状態C4〜C7のいずれの状態であったかに関わらず、現在表示領域をホームビュー領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」に再設定する(図14(b))。そして、表示画像形成部104は、当該左フリック操作により指定されたページ「2」のホームビュー領域(図14(a)左)を表示部40に表示する(図14(a)右)(以下、この状態を状態C8とする)。すなわち、本実施形態にかかる表示部40は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、ホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴としている。
また、本実施形態にかかるページ指定受付部101は、現在表示されているページと同じページを指定する表示領域復元指示を受け付けてもよい。ここで、表示領域復元指示は、例えば、ユーザによるダブルタップ操作(指先でタッチスクリーンを二回たたく操作)により操作部30を介して入力されるものとする。
ここで、ページ指定受付部101が、状態C4〜C7のいずれかの状態から、表示領域復元指示を受け付けたとする。この時、ページ指定受付部101は、現在表示中のページ(ページ「1」)と同じ番号(ページ「1」)を指定して現在ページ番号記憶部201に改めて登録する。表示領域変更指示受付部102は、状態C4〜C7のいずれの状態であったかに関わらず、現在表示領域をホームビュー領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」に再設定する。すなわち、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示領域復元指示を入力した場合には、その操作前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、その表示中であったページのうち、ホームビュー情報で定められた領域を表示する。
図15は、本実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す第二の図である。
本実施形態による電子データ表示装置1では、記憶部20に登録される設定ホームビューは一つのみであったが、本実施形態においては、図15に示すように複数の設定ホームビュー記憶部2031、2032が、それぞれ独立したホームビュー情報を登録できるようにしてもよい。すなわち、ユーザが電子データ表示装置1を縦方向に持って電子データを閲覧していた場合において設定ホームビュー記憶部2031に登録されたホームビュー情報が適用されていたとする(状態C1〜C3の何れかの状態(図6〜図8))。この状態からユーザが横方向に持ち替えたとき、本実施形態による電子データ表示装置1は、所定の加速度センサ等で当該「持ち替え」を検知して、設定ホームビュー記憶部2032に登録されたホームビュー情報を参照して自動的に適用する(状態4(図9)に遷移する)ようにしてもよい。同様に、ユーザが横方向から縦方向に持ち替えた場合にも、状態C4〜C7の何れかの状態(図9〜図13)から状態C1(図6)へと自動的に遷移するようにしてもよい。
図16は、本実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第一のチャート図である。
以上に説明した電子データ表示装置1における処理の流れについて、図16を参照しながら順を追って説明する。なお、図16において「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」は、ここで説明する電子データ表示装置1に登録されているホームビュー領域を示している。また、「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」、「座標(x3,y3) 座標(x4,y4)」は、それぞれユーザ操作による表示領域変更指示に基づいて指定された所定の矩形領域を示している。
まず初期状態として、記憶部20の現在ページ番号記憶部201には、ページ「1」が登録されている。また、現在表示領域記憶部202には、設定ホームビュー記憶部203に登録されているホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」が登録されている。表示画像形成部104は、当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビュー領域を表示させる(ステップS10)。なおステップS10は、図6における状態C1と同等の状態である。
次に、この段階において、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録する(矢印A100)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビュー領域を表示させる(ステップS12)。
一方、ステップS10の段階で操作部30が表示領域変更指示を入力したとする。なお、当該表示領域変更指示は、上記に説明した自由移動指示、拡大縮小指示または読み進め指示等である。すると、表示領域変更指示受付部102は、当該表示領域変更指示に基づいて、現在表示領域記憶部202に新たな現在表示領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を登録する(矢印A101)。表示画像形成部104は、当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」において変更された現在表示領域を表示させる(ステップS11)。なおステップS11は、図7及び図8における状態C2、C3と同等の状態である。
次にステップS11の状態から、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、まずページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビュー情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A102)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビュー領域を表示させる(ステップS12)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40においてページ中のいかなる領域が表示されていたとしても、次ページ移動指示を入力すると、次ページのホームビュー領域を表示する。
なお、ページ「2」からページ「3」への推移(ステップS12〜S14)についても上記と同様の手順で行われる。
図17は、本実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第二のチャート図である。
図17では、前ページ移動指示及び表示領域復元指示に基づいて、図16に説明した流れと逆方向の処理の流れについて説明する。なお、図17においての「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」及び「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」、「座標(x3,y3) 座標(x4,y4)」の示す意味は、図16にて示すものと同等である。
まず、表示部40がページ「2」のホームビュー領域を表示している状態であったとする(ステップS12)。
次に、この段階において、操作部30が前ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「1」を登録する(矢印A103)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビュー領域を表示させる(ステップS10)。
また、表示部40が、ページ「2」のうち、ホームビューから変更された領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を表示している状態であったとする(ステップS13)。次に、この段階において操作部30が前ページ移動指示を入力したとする。すると、まずページ指定受付部101が、現在ページ番号記憶部201にページ「1」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビュー情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A104)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビュー領域を表示させる(ステップS10)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40における表示状態がいかなる状態であっても、前ページ移動指示を入力すると、前ページのホームビュー領域を表示する。
一方、表示部40が、ページ「1」のうち、ホームビューから変更された領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を表示している状態であったとする(ステップS11)。次に、この段階において、操作部30が表示領域復元指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101が現在表示中のページの指定を受け付けるとともに、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビュー情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A105)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビュー領域を表示させる(ステップS10)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、現在表示領域がホームビュー領域から変更された状態であっても、ユーザが表示領域復元指示を入力すると、その表示中のページのホームビュー領域を再表示する。
図18は、本実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第三のチャート図である。
電子データ表示装置1における処理の流れについて図16と異なる例を、図18を参照しながら順を追って説明する。なお、図18においての「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」及び「座標(x5,y5) 座標(x6,end_y)」の示す意味は、図16、図17にて示すものと同等である。ただし、“end_y”はページの底辺を示すY座標の値である。
図18において、矢印A100〜A102に示す処理の流れは、図16にて説明したものと同等である。ここで電子データ表示装置1がステップS10の段階から表示領域変更指示を受けた後(矢印A101)、当該指定に基づく現在表示領域の下端がページ「1」の底辺に接している状態にあったとする(ステップS11’)。そして、この段階で操作部30が「読み進め指示」を入力したとする。このとき、本実施形態による電子データ表示装置1は、次ページ移動指示(矢印A102)と同様に、次ページのホームビュー領域を表示する(矢印A103)。すなわち本実施形態においては、現在表示領域が表示中のページの底辺部を表示している場合に「読み進め指示」を入力した場合は、次ページのホームビュー領域に遷移してもよい。
以上のとおり、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40に表示される領域が表示中のページのいかなる領域であったとしても、表示中のページを次ページへ送る操作を行うと、必ず次ページのホームビュー領域が表示されることを特徴としている(図14)。したがって、ページ送りの度に、拡大操作やページ先頭位置まで表示位置をずらす必要がなくなる。よって、ユーザはより簡便な操作のみで文書を読み進めることができるようになる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、設定したホームビューに関わらず、当該ホームビュー領域以外の領域であっても、ユーザによる表示領域変更操作に基づいて任意の領域を表示させることができる(図7)。したがって、ユーザは、ホームビュー領域以外の領域に記載された章タイトル等の内容を確認したいときにも、簡便な操作のみで確認することができるし、ホームビュー領域が表示されていた状態よりもさらに拡大して文字や画像を確認したいときにも、簡便な操作のみで確認することができる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、現在表示領域を、表示中の領域から一画面分だけ下にスライドさせる読み進め指示を受け付けることを特徴としている(図10、図11、図13)。このようにすれば、ユーザは、表示されていた本文の内容の続きを表示したいときに、当該読み進め指示を入力するのみで一画面下の本文の内容を表示させることができる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、現在表示領域が表示中のページの底辺部を表示している場合に読み進め指示を受け付けた場合には、次ページ移動指示を受け付けた場合と同等の処理を行うことを特徴としている(図18)。このようにすれば、ユーザは読み進め指示だけで全本文を読み進めることができるので、操作の簡便性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、ユーザによる表示領域復元指示を入力した場合には、その操作前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、その表示中であったページのうち、ホームビュー情報で定められた領域を表示する(図17)。このようにすれば、ユーザは、表示中の領域を一旦ホームビュー領域から変更した後において、再度ホームビュー領域の内容を確認したいときに、当該表示領域復元指示を入力するのみでホームビュー領域を再表示させることができる。
以上、本実施形態による電子データ表示装置1によれば、ユーザによる電子データ閲覧時の操作の負担を軽減するという効果が得られる。
<第二の実施形態>
以下、本発明の第二の実施形態による電子データ表示装置を、図面を参照して説明する。なお、第一の実施形態による電子データ表示装置1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を簡略化する。
図19は、本実施形態による電子データ表示装置1の具体的な構成例を示す図である。
上記において説明した電子データ表示装置1について、図19を用いてより詳細に説明する。図19に示す通り、電子データ表示装置1は、演算部10、記憶部20、操作部30及び表示部40を備えている。
以下、本実施形態による電子データ表示装置1において、第一の実施形態と異なる要素について説明する。なお、以下において説明していない共通要素については、第一の実施形態で説明したものと同一の機能を有しているものとする。
本実施形態にかかるホームビュー情報取得部103は、一のページについてそれぞれ異なる領域を定義する複数のホームビュー情報を取得する。
また、本実施形態にかかる演算部10は、第一の実施形態に加え、ホームビュー指定受付部105を備えている。ホームビュー指定受付部105は、一のページについて複数のホームビュー情報が登録されている場合において、複数のホームビュー情報のうちいずれか一のホームビュー情報の指定(ホームビュー指定操作)を受け付けるものである。ホームビュー指定受付部105の具体的機能ついては後述する。
図20は、本実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す図である。
本実施形態にかかる設定ホームビュー記憶部203には、ある一つの電子データ204について複数のホームビュー情報が登録される。ここで、設定ホームビュー記憶部203には、当該複数のホームビュー情報とともに、これらを識別するためのホームビュー識別子を付して登録される(図20)。
また、本実施形態にかかる記憶部20は、第一の実施形態に加え、現在ホームビュー記憶部205を備えている。現在ホームビュー記憶部205は、設定ホームビュー記憶部203において複数のホームビュー情報が登録されている場合において、いずれのホームビュー情報を有効とするかを記憶するものである。本実施形態において、ここで「有効」とされたホームビュー情報は、第一の実施形態で説明したホームビュー情報と同等の役割を持つ。現在ホームビュー記憶部205は、ホームビュー情報に付して記憶されたホームビュー識別子が登録される。
図21は、本実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。
記憶部20において図20に示したようなデータが登録されている場合、各種領域が指定する範囲は、図21に示すように表される。ここで本実施形態にかかる電子データ204は、複数のページからなる横組みかつ左右二段組で構成される電子文書であるとする(図21の二点鎖線で示される文書データ)。そして、ページの左上頂点を座標(0,0)、右下頂点を座標(end_x,end_y)と定めるものとする。
図20における現在ページ番号記憶部201では、ページ番号が「1」と登録されており、また、現在表示領域記憶部202では、座標データが「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」と登録されている。このような場合、実際に表示部40の画面に描画される領域(現在表示領域)は、図21の破線で示される領域(電子データ204のページ「1」中、「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」で区画される矩形領域)となる。
また、図20における設定ホームビュー記憶部203では、ホームビューAが「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」として、ホームビューBが「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」として登録されている。この場合におけるホームビューA領域は、図20の一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」で区画される矩形領域)となる。同様に、ホームビューB領域は、他の一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」で区画される矩形領域)となる。なお、本実施の形態において、設定ホームビュー記憶部203に登録されるホームビューは、電子データ204における全ページに渡って共通に設定される。
図22は、本実施形態において、ホームビュー機能を有効にしたときの状態を示す図である。
本実施形態においては、電子データ204は左右二段組みで構成される。そこでユーザは、操作部30を介して、左段又は右段を構成する一行の文が表示部40の幅いっぱいに表示されるように、左段、右段それぞれに対応するホームビューを設定する入力操作を行う。ホームビュー情報取得部103は、当該入力操作に基づいて入力された複数のホームビュー情報(ホームビューA、B)を取得し、設定ホームビュー記憶部203に登録する。また、現在ホームビュー記憶部205は、上記複数設定されたホームビュー情報(ホームビューA、B)のうち、有効とするホームビュー情報のホームビュー識別子(「A」)を登録する。ユーザがこのようなホームビュー設定操作を行い、「ホームビュー機能」を有効とした状態で、電子データ204を表示した最初の状態について図22を用いて説明する。
この場合、電子データ表示装置1は、図22(b)に示すように、記憶部20の現在ページ番号記憶部201に、その最初のページであるページ「1」を、現在表示領域記憶部202には、ホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する。すなわち、電子データ表示装置1は、ユーザ操作によりホームビューが複数設定された際には、電子データ204の各ページにおける複数のホームビュー領域のうち、現在ホームビュー記憶部205に登録されたホームビュー情報が現在表示領域となるように、記憶部20に各設定値を登録する(図22(a)左)。表示画像形成部104は、記憶部20において上記のように登録された現在表示領域に基づいて表示部40に電子データ204のページ「1」におけるホームビューA領域を表示画面いっぱいに拡大して表示する(図6(a)右)(以下、この状態を状態C9とする)。
電子データ表示装置1は、この機能により、あたかも最初から電子データ204のページが本文左段のみで構成されているかのように、本文左段だけを拡大して表示することができる。
図23は、本実施形態において、表示部40に表示された領域を読み進め指示により変更した後の状態を示す図である。
次に、表示領域変更指示受付部102が、図22に示す状態C9の状態から、ユーザの上フリック操作により読み進め指示を受け付けたとする。表示領域変更指示受付部102は、この読み進め指示により現在表示領域を「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」から「座標(ax1,y1) 座標(ax2,y2)」へと変更する(X軸の値は固定)(図23(b))。ここでY軸の値(y1、y2)は、現在表示領域の縦方向の大きさ(状態C9においては、ay2からay1を引いた値。これをΔyと置く)を初期値(ay1、ay2)にそれぞれ加算した値である。そして、表示画像形成部104は、図23(a)に示すように、当該上フリック操作により指示された領域(図23(a)左)を表示部40に表示する(図23(a)右)(以下、この状態を状態C10とする)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40が表示する領域の大きさを維持したまま、表示部40が表示する領域の位置を、矩形である表示領域の辺の長さに応じた距離だけ下方向に移動する読み進め指示を受け付ける。
また、表示領域変更指示受付部102は、上記スライド幅(Δy)から所定値(n)を差し引いた値を初期値に加算してもよい。こうすることにより、読み進め指示入力前の現在表示領域と、読み進め指示入力によりほぼ一画面分下にスライドした現在表示領域が若干の幅(n)だけ重なることとなる。このようにすれば、ユーザは読み進め前後において、本文の連続性を認知しながらストレスなく読み進めることができる。
また図示しないが、本実施形態においても、第一の実施形態と同様、下フリック操作による読み戻り指示を受け付けてもよい。また、第一の実施形態で説明した自由移動指示、拡大縮小移動指示を受け付け、表示中のページの任意の領域を表示することができてもよい。
図24は、本実施形態において、有効とするホームビュー情報を次ホームビュー移動指示により変更した後の状態を示す図である。
次に、本実施形態にかかるホームビュー指定受付部105が、状態C9〜C10のいずれかの状態から、ユーザの二本指による左フリック操作により次ホームビュー移動指示を受け付けたとする。この時、ホームビュー指定受付部105は、現在有効となっているホームビュー情報(ホームビューA)と異なるホームビュー情報(ホームビューB)を指定して現在ホームビュー記憶部205に登録する。また、表示領域変更指示受付部102は、状態C9〜C10のいずれの状態であったかに関わらず、現在表示領域をホームビューB領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」に再設定する(図24(b))。そして、表示画像形成部104は、当該二本指による左フリック操作により指示されたホームビューB領域(図24(a)左)を表示部40に表示する(図24(a)右)(以下、この状態を状態C11とする)。すなわち、本実施形態にかかる表示部40は、ホームビュー指定受付部105において一のホームビュー情報の指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該表示中のページのうち、当該指定されたホームビュー情報で定められた領域(ホームビューB領域)を表示することを特徴としている。
図25は、本実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第一のチャート図である。
以上に説明した電子データ表示装置1における処理の流れについて、図25を参照しながら順を追って説明する。なお、図25において「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」、「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」は、それぞれここで説明する電子データ表示装置1に登録されているホームビューA領域及びホームビューB領域を示している。また、「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」、「座標(x3,y3) 座標(x4,y4)」、「座標(x5,y5) 座標(x6,y6)」、「座標(x7,y7) 座標(x8,y8)」は、それぞれユーザ操作による表示領域変更指示に基づいて指定された所定の矩形領域を示している。
まず初期状態として、記憶部20の現在ページ番号記憶部201には、ページ「1」が登録されており、現在ホームビュー記憶部205には、ホームビュー「A」が登録されている。また、現在表示領域記憶部202には、設定ホームビュー記憶部203に登録されているホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」が登録されている。表示画像形成部104は、当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビュー領域を表示させる(ステップS20)。なおステップS20は、図22における状態C9と同等の状態である。
次に、この段階において、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録する(矢印A200)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューA領域を表示させる(ステップS24)。
一方、ステップS20の段階で、操作部30が次ホームビュー移動指示を入力したとする。すると、ホームビュー指定受付部105は、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「B」を登録する(矢印A201)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューB領域を表示させる(ステップS22)。なおステップS22は、図24における状態C11と同等の状態である。
一方、ステップS20の段階で、操作部30が表示領域変更指示を入力したとする。なお、当該表示領域変更指示は、第一の実施形態等で説明した自由移動指示、拡大縮小指示または読み進め指示等である。すると、表示領域変更指示受付部102は、当該表示領域変更指示に基づいて、現在表示領域記憶部202に新たな現在表示領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を登録する(矢印A202)。表示画像形成部104は、当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」において変更された現在表示領域を表示させる(ステップS21)。なおステップS21は、図23における状態C10と同等の状態である。
次に、ステップS21の状態から、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、まずページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューA情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A203)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューA領域を表示させる(ステップS24)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40においてページ中のいかなる領域が表示されていたとしても、次ページ移動指示を入力すると、次ページのホームビュー領域を表示する。
一方、ステップS21の段階で、操作部30が次ホームビュー移動指示を入力したとする。すると、まずホームビュー指定受付部105が、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「B」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューB情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューB領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」を登録する(矢印A204)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューB領域を表示させる(ステップS22)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、表示部40においてページ中のいかなる領域が表示されていたとしても、次ホームビュー移動指示を入力すると、表示中のページにおける次ホームビュー領域を表示する。
次に、ステップS22の状態から、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録するとともに、ホームビュー指定受付部105が、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「A」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューA情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A205)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューA領域を表示させる(ステップS24)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、複数のホームビュー情報の中から予め定められた一のホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。すなわち、本実施形態の場合、表示部40において複数のホームビューのうちのいずれが有効となっていたとしても、次ページ移動指示を入力すると、最初のホームビュー領域(ホームビューA)を有効にし、次ページにおける当該ホームビュー領域を表示する。
一方、ステップS22の段階で、操作部30が次ホームビュー移動指示を入力したとする。すると、現在表示中のページに次のホームビュー情報が存在しないため、本実施形態による電子データ表示装置1は、次ページ移動指示を受け付けた場合と同じ処理を行う(矢印A206)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、次ホームビュー移動指示を受け付けたときにその先のホームビューが存在しない場合には、最初のホームビュー領域(ホームビューA)を有効にし、次ページにおける当該ホームビュー領域を表示する。
一方、ステップS22の段階で、操作部30が表示領域変更指示を入力したとする。すると、表示領域変更指示受付部102は、当該表示領域変更指示に基づいて、現在表示領域記憶部202に新たな現在表示領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を登録する(矢印A207)。表示画像形成部104は、当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」において変更された現在表示領域を表示させる(ステップS23)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、有効となっているホームビューに関わらず、表示領域変更指示によってページ中のいかなる領域でも自由に表示することができる。
次に、ステップS23の状態から、操作部30が次ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「2」を登録するとともに、ホームビュー指定受付部105が、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「A」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューA情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A208)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「2」のホームビューA領域を表示させる(ステップS24)。
一方、ステップS23の段階で、操作部30が次ホームビュー移動指示を入力したとする。すると、現在表示中のページに次のホームビューが存在しないため、本実施形態による電子データ表示装置1は、次ページ移動指示を受け付けた場合と同じ処理を行う(矢印A209)。
なお、ページ「2」からページ「3」への推移(ステップS24〜S28)についても上記と同様の手順で行われる。
図26は、本実施形態による電子データ表示装置1における処理の流れをまとめた第二のチャート図である。
図26では、前ページ移動指示、前ホームビュー領域移動指示及び表示領域復元指示に基づいて、図25に説明した流れと逆方向の処理の流れについて説明する。なお、図26においての「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」、「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」及び「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」、「座標(x3,y3) 座標(x4,y4)」、「座標(x5,y5) 座標(x6,y6)」「座標(x7,y7) 座標(x8,y8)」の示す意味は、図25にて示すものと同等である。
まず、表示部40がページ「2」のホームビューA領域を表示している状態であったとする(ステップS24)。次にこの段階で、操作部30が前ページ移動指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201にページ「1」を登録する(矢印A210)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビューA領域を表示させる(ステップS20)。
なお、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ「2」が表示中のいずれの状態(ステップS24〜S27)においても、前ページ移動指示を入力した場合には、常にページ「1」のホームビューA領域を表示する(矢印A210〜A213)。
一方、表示部40がページ「1」のホームビューB領域を表示している状態(ステップS22)において、操作部30が前ホームビュー移動指示を入力したとする。すると、まずホームビュー指定受付部105は、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「A」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューA情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューA領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A214)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビューA領域を表示させる(ステップS20)。
なお、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ「1」が表示中であって、ホームビューBが有効な状態で、現在表示領域が任意に変更されていた場合(ステップS23)においても、前ホームビュー移動指示を入力した場合には、常にページ「1」のホームビューA領域を表示する(矢印A215)。
一方、表示部40がページ「2」のホームビューA領域を表示している状態(ステップS24)において、操作部30が前ホームビュー移動指示を入力したとする。この場合、現在表示中のページに前のホームビュー情報が存在しないので、まず、ページ指定受付部101は、現在ページ番号記憶部201に一つ前のページ「1」を登録する。また、ホームビュー指定受付部105は、現在ホームビュー記憶部205にホームビュー「B」を登録する。またこの時、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューB情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビューB領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」を登録する(矢印A216)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビューB領域を表示させる(ステップS22)。
なお、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ「2」が表示中であって、ホームビューAが有効な状態で、現在表示領域が任意に変更されていた場合(ステップS25)においても、前ホームビュー移動指示を入力した場合には、常にページ「1」のホームビューB領域を表示する(矢印A217)。
また、表示部40が、ページ「1」を表示中かつホームビューAが有効であったときに、ホームビューAから変更された領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を表示している状態であったとする(ステップS21)。次にこの状態において、操作部30が表示領域復元指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101が現在表示中のページの指定を受け付けるとともに、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューA情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビュー領域「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」を登録する(矢印A218)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビューA領域を表示させる(ステップS20)。
一方、表示部40が、ページ「1」を表示中かつホームビューBが有効であったときに、ホームビューBから変更された領域「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」を表示している状態であったとする(ステップS23)。次にこの状態において、操作部30が表示領域復元指示を入力したとする。すると、ページ指定受付部101が現在表示中のページの指定を受け付けるとともに、ホームビュー情報取得部103は、設定ホームビュー記憶部203からホームビューB情報を取得して表示領域変更指示受付部102に出力する。そして、表示領域変更指示受付部102が、現在表示領域記憶部202にホームビュー領域「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」を登録する(矢印A219)。表示画像形成部104は当該記憶部20のデータを参照し、表示部40にページ「1」のホームビューB領域を表示させる(ステップS22)。
このように、本実施形態による電子データ表示装置1は、現在表示領域がホームビュー領域から変更された状態であっても、ユーザが表示領域復元指示を入力すると、その表示中のページにおいて、その時点有効であったホームビュー領域を再表示する。
なお、ページ「3」からページ「2」への推移についても上記と同様の手順で行われる。
以上のとおり、本実施形態による電子データ表示装置1は、一のページについてそれぞれ異なる領域を定義する複数のホームビュー情報を登録することができる。したがって、上記の例のように、電子データが左右二段構成となっている場合であっても、それぞれの段ごとにホームビュー情報を登録することができる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、ホームビュー指定受付部105において一のホームビュー情報の指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該表示中のページのうち、当該指定されたホームビュー情報で定められた領域を表示する(図24)。したがって、電子データが左右二段構成となっている場合であっても、ユーザは、より簡便な操作で複数のホームビューの切り替えを逐次行いながら、文書を読み進めることができるようになる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ移動指示及びホームビュー移動指示の二種類の移動指示を受け付けるため、ユーザはこれらを使い分けることにより、より簡便かつ柔軟な読み進め操作を行うことができるようになる。
なお、本実施形態において説明した「読み進め指示」(図23)も、第一の実施形態で説明したような機能を有していてもよい。すなわち、ホームビューAが有効となっている状態、かつ、現在表示領域の下端がページの底辺に接している状態で、電子データ表示装置1が読み進め指示を受け付けた場合には、当該ページの次ホームビュー(ホームビューB)領域を表示するようにしてもよい。また、ホームビューBが有効となっている状態、かつ、現在表示領域の下端がページの底辺に接している状態で、電子データ表示装置1が読み進め指示を受け付けた場合には、次のページのホームビューA領域を表示するようにしてもよい。
以上、本実施形態による電子データ表示装置1によれば、本文が同一ページ内において複数箇所に記載されるような電子データを閲覧する場合であっても、ユーザによる閲覧時の操作の負担を軽減するという効果が得られる。
<第三の実施形態>
以下、本発明の第三の実施形態による電子データ表示装置を、図面を参照して説明する。なお、第一の実施形態及び第二の実施形態による電子データ表示装置1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態による電子データ表示装置1の構成は、第二の実施形態による電子データ表示装置1の構成と同一である。また、以下において説明していない共通要素については、第一の実施形態及び第二の実施形態で説明したものと同一の機能を有しているものとする。
図27は、本実施形態において、記憶部20に登録されるデータ構成の例を示す図である。
まず、本実施形態にかかるホームビュー情報取得部103は、ホームビュー情報をページごとに対応付けて取得することを特徴とする。そして、ホームビュー情報取得部103は、本実施形態にかかる設定ホームビュー記憶部203に、当該対応するページ識別子を付してホームビュー情報を登録する。また、設定ホームビュー記憶部203には、第二の実施形態と同様に、当該ホームビュー情報とともに、これらを識別するためのホームビュー識別子を付して登録される(図27)。
図28は、本実施形態において、記憶部20に登録されたデータに基づいて表される各種領域のイメージを示す図である。
記憶部20において図27に示したようなデータが登録されている場合、各種領域が指定する範囲は、図28に示すように表される。ここで本実施形態にかかる電子データ204は、ページごとに異なるレイアウトで構成される電子文書であるとする(図28の二点鎖線で示される文書データ)。そして、ページの左上頂点を座標(0,0)、右下頂点を座標(end_x,end_y)と定めるものとする。
図27における現在ページ番号記憶部201では、ページ番号が「1」と登録されており、また、現在表示領域記憶部202では、座標データが「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」と登録されている。このような場合、実際に表示部40の画面に描画される領域(現在表示領域)は、図28の破線で示される領域(電子データ204のページ「1」中、「座標(x1,y1) 座標(x2,y2)」で区画される矩形領域)となる。
また、図27における設定ホームビュー記憶部203では、ページ「1」に対応するホームビューAが「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」として登録されている。この場合におけるホームビューA領域は、ページ「1」における一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(ax1,ay1) 座標(ax2,ay2)」で区画される矩形領域)となる。
また、図27における設定ホームビュー記憶部203では、ページ「2」に対応するホームビューB、Cがそれぞれ「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」、「座標(cx1,cy1) 座標(cx2,cy2)」として登録されている。この場合におけるホームビューB領域は、ページ「2」における一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(bx1,by1) 座標(bx2,by2)」で区画される矩形領域)となる。同様に、ホームビューC領域は、ページ「2」における他の一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(cx1,cy1) 座標(cx2,cy2)」で区画される矩形領域)となる。
また、図27における設定ホームビュー記憶部203では、ページ「3」に対応するホームビューD、Eがそれぞれ「座標(dx1,dy1) 座標(dx2,dy2)」、「座標(ex1,ey1) 座標(ex2,ey2)」として登録されている。この場合におけるホームビューD領域は、ページ「3」における一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(dx1,dy1) 座標(dx2,dy2)」で区画される矩形領域)となる。同様に、ホームビューE領域は、ページ「3」における他の一点鎖線で示される領域(電子データ204の各ページにおいて「座標(ex1,ey1) 座標(ex2,ey2)」で区画される矩形領域)となる。
そして、本実施の形態による電子データ表示装置1は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、当該指定されたページに対応付けられたホームビュー情報で定められた領域を表示することを特徴とする。すなわち図28において、ページ「1」の現在表示領域が表示されていた状態から、ページ指定受付部101が次ページ移動指示を受け付けたとする。この場合には、表示画像形成部104は、表示部40に、ページ「2」のうち、ページ「2」に対応する最初のホームビュー情報であるホームビューB領域を表示させる。
なお、本実施の形態において、同ページ内におけるホームビュー移動については第二の実施形態と同様に行われる。また、同ページ内における現在表示領域変更についても第一の実施形態及び第二の実施形態と同様に行われる。
以上のとおり、本実施形態による電子データ表示装置1は、ホームビュー情報をページごとに対応付けて登録することができる。したがって、閲覧しようとする電子データが、ページごとに異なるレイアウトで構成される電子文書であったとしても、各ページのレイアウトに適合したホームビューを設定することができる。
また、本実施形態による電子データ表示装置1は、ページ指定受付部101において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、当該指定されたページに対応付けられたホームビュー情報で定められた領域を表示する。すなわち、本実施形態による電子データ表示装置1は、ユーザが電子データのページを送る度に、そのページレイアウトに適合したホームビューを選択して有効化する。したがって、ユーザは、そのページごとにホームビューの設定を要することなく、文書を読み進めることができる。
以上、本実施形態による電子データ表示装置1によれば、ページごとに異なるレイアウトで構成される電子データを閲覧する場合であっても、ユーザによる閲覧時の操作の負担を軽減するという効果が得られる。
なお、本実施形態においては特に、各ページについてのホームビュー情報が予め電子データ204自身に格納されている態様が望ましい。すなわち、ユーザが電子データ204を選択すると同時に、ホームビュー情報取得部103が当該電子データ204自身に格納されていたホームビュー情報を読み込んで取得し、直ちにこれを設定ホームビュー記憶部203へ登録する。このようにすれば、ユーザ自身が各ページの多数に渡るホームビュー情報を設定登録する手間が不要となる。
なお、上記第一の実施形態、第二の実施形態及び第三の実施形態による電子データ表示装置1は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した電子データ表示装置1の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
1・・・電子データ表示装置
10・・・演算部
101・・・ページ指定受付部
102・・・表示領域変更指示受付部
103・・・ホームビュー情報取得部
104・・・表示画像形成部
105・・・ホームビュー指定受付部
20・・・記憶部
201・・・現在ページ番号記憶部
202・・・現在表示領域記憶部
203、2031、2032・・・設定ホームビュー記憶部
204・・・電子データ
205・・・現在ホームビュー記憶部
30・・・操作部
40・・・表示部

Claims (11)

  1. ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部に表示する電子データ表示装置であって、
    前記電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付部と、
    前記一のページにおける所定の領域を定めたホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする電子データ表示装置。
  2. 前記ホームビュー情報取得部は、
    前記ホームビュー情報をページごとに対応付けて取得し、
    前記表示部は、
    前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、当該指定されたページに対応付けられたホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子データ表示装置。
  3. 前記ホームビュー情報取得部は、
    一のページについてそれぞれ異なる領域を定義する複数のホームビュー情報を取得し、
    前記表示部は、
    前記ページ指定受付部において一のページの指定を受け付けた場合には、当該指定されたページのうち、前記複数のホームビュー情報の中から予め定められた一のホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子データ表示装置。
  4. 前記複数のホームビュー情報のうちいずれか一のホームビュー情報の指定を受け付けるホームビュー指定受付部と、を備え、
    前記表示部は、
    前記ホームビュー指定受付部において一のホームビュー情報の指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該表示中のページのうち、当該指定されたホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子データ表示装置。
  5. 前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域を変更する指示を受け付ける表示領域変更指示受付部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記表示領域変更指示受付部において受け付けた変更指示に示される領域が、前記ホームビュー情報で定められた領域に含まれない領域を含むか否かに関わらず、当該変更指示に示された領域を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一に記載の電子データ表示装置。
  6. 前記表示領域変更指示受付部は、
    前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを維持したまま、当該表示部が表示する領域の位置のみを変更する自由移動指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子データ表示装置。
  7. 前記表示領域変更指示受付部は、さらに、
    前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを変更する拡大縮小指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子データ表示装置。
  8. 前記表示部が表示する領域が矩形であって、
    前記表示領域変更指示受付部は、さらに、
    前記表示部が表示中のページにおいて、当該表示部が表示する領域の大きさを維持したまま、当該表示部が表示する領域の位置を、前記矩形の辺の長さに応じた距離だけ移動する読み進め指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項5から請求項7の何れか一に記載の電子データ表示装置。
  9. 前記表示部は、
    当該表示部が表示する領域の下端がページの底辺に接している状態で、前記表示領域変更指示受付部が前記読み進め指示を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページの次のページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子データ表示装置。
  10. ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示部に表示する電子データ表示方法であって、
    前記電子データにおける一のページの指定を受け付け、
    前記一のページにおける所定の領域を定義するホームビュー情報を取得し、
    その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示する
    ことを特徴とする電子データ表示方法。
  11. ページ単位で構成される電子データを、一のページごとに表示する電子データ表示装置のコンピュータを、
    前記電子データにおける一のページの指定を受け付けるページ指定受付手段、
    前記一のページにおける所定の領域を定義するホームビュー情報を取得するホームビュー情報取得手段、
    前記ページ指定受付手段において一のページの指定を受け付けた場合には、その指定前において表示中であったページのうちのいかなる領域を表示していたかに関わらず、当該指定されたページのうち、前記ホームビュー情報で定められた領域を表示する表示手段
    として機能させるプログラム。
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