JP5959064B2 - 文書ファイルを表示させるコンピュータ、方法およびプログラム - Google Patents

文書ファイルを表示させるコンピュータ、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、文書ファイルを表示させるコンピュータ、方法およびプログラムに関する。
近年、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等でWebページを閲覧する機会が多く見受けられる。このような端末は、表示領域やダウンロード可能なファイルサイズがPC(Personal Computer)と比べて劣り、PCと同様の表現力でWebページを表示することができない場合がある。そのため、PCと同様の表示を行わせようとするための技術が存在する。
例えば、特許文献1に開示される従来技術は、表示手段が設けられた携帯端末と携帯端末に接続されたサーバとで構成されたウェブページ閲覧システムであって、携帯端末がウェブページのデータを要求すると、サーバは携帯端末から機種名を受信し、受信した機種名とメモリに紐付けて記憶された機種名および最適フォントサイズとに基づいて、携帯端末に最適なフォントサイズを取得し、ウェブページのフォントサイズと携帯端末に最適なフォントサイズとに基づいて閲覧画像を生成し、携帯端末に送信する。
また、特許文献2に開示される従来技術は、表示手段が設けられたクライアント端末とクライアント端末に接続されたサーバとで構成されたウェブサイト閲覧システムであって、クライアント端末がページコンテンツを要求すると、サーバは外部Webサーバから取得したコンテンツファイルからUI情報(リンクタグや入力フォーム等)を抽出し、それらのUI情報が実行された回数をもとにUI情報がクライアント端末にとってどの程度必要かを判別するための指標となる利用率を算出し、算出した利用率が高いUI情報と周辺の画像とを切り出して、クライアント端末に送信する。
特開2011−60215号公報 特開2011−253301号公報 日本国特許第5039868号公報
携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等は、PCとは異なり表示領域が狭い場合がある。そのため、ユーザは、Webページの閲覧時、必要に応じて文書の拡大や縮小、表示される位置の移動を行い、読みたい部分が望ましい大きさで画面上に表示されるように操作を行うのが一般的である。例えば、スマートフォンやタブレット端末等のタッチパネルを備える装置は、タッチパネルによって画面上でのユーザの様々な接触動作を判別することができ、その接触動作を入力として表示に反映させることができる。接触動作としては、例えば、図9(a)に示すように、タッチパネルに指(タッチペン)を触れたまま指の位置を移動させることで、画面上の表示位置を移動させるスワイプ操作や、図9(b)に示すように、タッチパネルに2本の指を乗せ指の間を狭めることで、画面上の対象物を縮小するピンチイン操作、図9(c)に示すように、タッチパネルに2本の指を乗せ指の間を広げることで、画面上の対象物を拡大するピンチアウト操作等がある。このような操作により、ユーザは読みたい部分を望ましい大きさで画面上に表示させることができる。しかし、新たなWebページに遷移するとユーザによる操作がリセットされてしまうため、新たなWebページで読みたい部分が望ましい大きさで画面上に表示されるように、改めてユーザが表示の調節を行っていた。
特許文献3に開示される従来技術は、第1のウェブページの表示サイズがユーザによって変更されると、第2のウェブページの表示サイズをそれに応じて調整することによって、上述の問題を解決する。例えば、ユーザの操作が拡大であった場合、第2のウェブページ全体または第2のウェブページ中の選択されたオブジェクト(例えば、画像オブジェクト)が拡大される。しかし、この従来技術では、ユーザがウェブページの特定の表示領域にある情報を続けて読みたいと望んでいても、第1のウェブページから第2のウェブページに遷移したときに、ユーザは所望の情報がどこに続いているのかを目で探さなければならない。
本発明は、Webページのような文書ファイルを表示する装置において、それまで表示していた表示単位から新たな表示単位に遷移した際に、ユーザが読みたい部分を望ましい大きさにして画面上に表示させるための操作を軽減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、次のようなコンピュータとして実現される。このコンピュータは、表示部に文書ファイルを表示させる表示手段と、表示手段により文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する特定手段と、表示部に表示される表示単位が第1表示単位から第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、第1表示単位の構造と第2表示単位の構造とに基づいて、特定手段により特定された第1対象領域を表示した際の表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する判定手段と、判定手段により設定情報を用いると判定された場合、第1対象領域が表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に第1対象領域に対応する第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、判定手段により設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、第2表示単位を表示させることを決定する決定手段とを備える。
また、好ましくは、上記のコンピュータの特定手段は、履歴に基づいて閲覧者が第1表示単位を閲覧した閲覧時間を特定し、複数の領域のうち、閲覧時間内に表示部に表示された割合が最も高い領域を第1対象領域として特定する。より好ましくは、上記のコンピュータの特定手段は、第1表示単位において表示領域を移動させたことによる表示領域の移動速度の変化量、表示領域を移動させたことによる表示領域の移動距離の変化量、表示領域の大きさを変化させたことによる表示領域の大きさの変化率が予め定められた条件を満たす時間を閲覧時間として特定する。さらに好ましくは、上記のコンピュータの判定手段は、第1表示単位の構造と第2表示単位の構造とに基づいて、両表示単位の構造が類似するための一定の条件が満たされていると判断した場合に、設定情報を用いると判定する。
また、好ましくは、上記のコンピュータの決定手段は、判定手段により設定情報を用いると判定された場合、第2対象領域を拡大又は縮小する場合の度合いを第1対象領域がユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いと同一にし、さらに、第2対象領域の開始位置が表示部の予め定められた位置に配置されるように、第2対象領域を表示させることを決定する。より好ましくは、上記のコンピュータの決定手段は、判定手段により設定情報を用いると判定された場合、第1対象領域の開始位置と第2対象領域の開始位置とに同一のオブジェクトが存在していれば、第2対象領域からオブジェクトを除いた位置が表示部の予め定められた位置に配置されるように、第2対象領域を表示させることを決定する。さらに好ましくは、上記のコンピュータの文書ファイルはHTMLファイルであり、複数の領域はHTMLファイルにおける複数のブロックレベル要素である。
また、本発明は、次のようなコンピュータとして実現される。このコンピュータは、表示部への接触動作を検知する検知手段と、検知手段により検知された接触動作に応じて、表示部に文書ファイルを表示させる表示手段と、表示手段により文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する特定手段と、表示部に表示される表示単位が第1表示単位から第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、第1表示単位の構造と第2表示単位の構造とに基づいて、特定手段により特定された第1対象領域を表示した際の表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する判定手段と、判定手段により設定情報を用いると判定された場合、第1対象領域が表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に第1対象領域に対応する第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、判定手段により設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、第2表示単位を表示させることを決定する決定手段とを備える。
また、本発明は、表示部に文書ファイルを表示させるステップと、文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定するステップと、表示部に表示される表示単位が第1表示単位から第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、第1表示単位の構造と第2表示単位の構造とに基づいて、特定された第1対象領域を表示した際の表示領域の設定情報を用いるか否かを判定するステップと、設定情報を用いると判定された場合、第1対象領域が表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に第1対象領域に対応する第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、第2表示単位を表示させることを決定するステップとを含む。
さらにまた、本発明は、コンピュータを制御して上述した装置の各機能を実現するプログラム、またはコンピュータに上記の方法における各ステップに対応する処理を実行させるプログラムとしても実現される。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
本発明によれば、Webページのような文書ファイルを表示する装置において、それまで表示していた表示単位から新たな表示単位に遷移した際に、ユーザが読みたい部分を望ましい大きさにして画面上に表示させるための操作を軽減することが可能となる。
コンピュータ装置の機能構成例を示したブロック図である。 接触が行われている表示部上の位置を説明するための図である。 文書データにおける実表示領域の移動動作について説明するための図である。 閲覧領域特定部が閲覧時間を特定する手順の一例を説明するための図である。 閲覧領域特定部が閲覧領域を特定する手順の一例を説明するための図である。 移動元ページおよび移動先ページの文書構造の一例を示した図である。 実表示領域を決定する手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示した図である。 タッチパネル上での接触動作の一例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<コンピュータ装置の内部構成>
図1は、本実施の形態に係るコンピュータ装置の機能構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係るコンピュータ装置1は、主にデータの入出力に関わる機能部として、制御信号に従って文字、図形または画像等を表示する表示部11と、ユーザによる接触動作を検知する操作検知部12と、ユーザによる接触動作の種類を判別する操作判別部13と、表示部11における表示を制御する表示制御部14とを備えている。また、コンピュータ装置1は、主にデータの処理に関わる機能部として、表示されている領域の移動履歴を記憶する表示履歴記憶部15と、実際にユーザが閲覧して読んだと想定される文書が含まれる領域を特定する閲覧領域特定部16と、表示されている領域の設定を移動元のページから引き継ぐか否かを判定する実表示領域判定部17と、表示されている領域の位置および拡大率を決定する実表示領域決定部18とを備えている。また、本実施の形態では、コンピュータ装置1は、狭い表示領域を持つ端末を対象として想定している。図1に示すコンピュータ装置1はさらにタッチパネルを備えた例であり、携帯情報端末(いわゆる、スマートフォンやタブレット端末等)が該当する。
表示部11は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の表示デバイスであり、表示制御部14から送信される制御信号に従って、文字、図形または画像等を表示する。そして、ユーザによる接触動作に合わせたオブジェクト表示が行われる。
検知手段の一例としての操作検知部12は、表示部11上でのユーザによる接触動作を検知し、検知した接触動作を操作判別部13に送信する。ここで、操作検知部12は、表示部11に、例えば指やタッチペン等が接触した場合、接触したことを検知する。検知する手段としては、接触による圧力をもとに検知する手段や、接触した物の静電気をもとに検知する手段等、どのようなものが用いられても良い。そして、操作検知部12は、指やタッチペン等が接触している間、操作判別部13に対して、接触動作を検知していること、接触が行われている表示部11上の位置を通知する。
図2は、接触が行われている表示部11上の位置を説明するための図である。
ここで、表示部11において直交座標系を考え、表示部11の左上の隅を原点O1(0、0)とし、表示部11の横方向の座標をX座標、表示部11の縦方向の座標をY座標とする。そして、例えば、指が表示部11に接触すると、操作検知部12は接触されたポイントのX座標(X1)、Y座標(Y1)を検知して操作判別部13に通知する。
検知手段の一例としての操作判別部13は、操作検知部12により検知された接触動作をもとに接触動作の種類を判別し、判別した接触動作の種類と表示部11上で接触が行われている位置とを表示制御部14へ送信する。ここで、操作判別部13は、操作検知部12から接触動作を検知したことが通知されると、表示部11上で接触が行われている位置をもとに、接触動作の種類を判別する。例えば、操作判別部13は、接触が行われている位置が図9(a)に示す矢印方向のように表示部11の上方向に移動するような接触動作を操作検知部12から受信すると、表示部11に表示された対象物を上方向へ移動させる操作であると判別する。そして、操作判別部13は、判別した操作と表示部11上で接触が行われている位置とを表示制御部14へ通知する。また、例えば、操作判別部13は、接触が行われている位置が2箇所あり、その2箇所の位置が離れるような接触動作を操作検知部12から受信すると、表示部11に表示された対象物を拡大する操作であると判別する。そして、操作判別部13は、判別した操作と表示部11上で接触が行われている2箇所の位置とを表示制御部14へ通知する。
また、ユーザによる表示部11に表示されているハイパーリンク(以下、リンクと称する)の選択等によりもともと表示されていたWebページとは異なるWebページに遷移する場合や、ユーザによりWebブラウザが起動されてWebページを新たに表示させる操作が行われた場合、操作判別部13は、移動先のWebページの文書データや新たに表示されるWebページの文書データを取得する。ここで、操作判別部13は、外部に設置されたサーバやコンピュータ装置1内部のデータ格納領域(不図示)等に文書データを要求し、取得する。また、ハイパーリンクとは、複数の文書データを結びつける役割を担う参照のことをいう。Webブラウザとは、Webページを表示させるためのアプリケーションである。ここで、表示部11に表示される文書ファイルの一例として、例えばHTML文書で記述されたWebページを挙げているが、これに限られるものではない。
操作判別部13は、表示部11に表示される文書データを取得して保持するとともに、表示制御部14により生成された制御信号をもとに、文書データの中で実際に表示部11に表示されている領域(以下、実際に表示部11に表示されている領域を、実表示領域と称する)の情報を取得する。そのため、操作判別部13は、操作検知部12により検知された接触動作をもとに、ユーザにより表示部11に表示されているリンクが選択されたか否かを判断することができる。そして、操作判別部13は、リンクが選択されたと判断した場合、選択されたことを閲覧領域特定部16に通知する。また、操作判別部13は、取得した文書データを表示制御部14および実表示領域判定部17へ送信する。ここで、操作判別部13は、リンクが選択されたか否かを判断し、リンクが選択されたと判断した場合に閲覧領域特定部16にその旨を通知することとしたが、これに限られるものではない。リンクが選択された場合でなくとも、移動元のページから移動先のページへ遷移する場合であれば、操作判別部13は閲覧領域特定部16に移動先ページへ遷移した旨を通知することとしても良い。その場合、操作判別部13は、移動先ページへの遷移により取得した文書データを表示制御部14および実表示領域判定部17へ送信する。以下では、移動元ページから移動先ページへ遷移する場合の一例として、表示部11に表示されているリンクが選択された場合について説明することとする。
表示手段の一例としての表示制御部14は、表示部11における表示を制御するための制御信号を生成し、表示部11の表示を制御する。ここで、表示制御部14は、操作判別部13から受信した接触動作と文書データとに基づいて、表示部11に表示させる内容を含む制御信号を生成する。そして、表示制御部14は、生成した制御信号を表示部11に送信し表示部11に文書等を表示させる。表示制御部14は、操作判別部13、表示履歴記憶部15にも制御信号を送信する。また、ユーザにより表示部11に表示されているリンクが選択された場合、表示制御部14は、実表示領域決定部18から実表示領域の位置および拡大率を受信する。そして、表示制御部14は、実表示領域決定部18から受信した実表示領域の位置および拡大率と、操作判別部13から受信した移動先ページの文書データとに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を表示部11、操作判別部13、表示履歴記憶部15に送信する。実表示領域の位置については詳しくは後述するが、文書データの中で実表示領域が存在する位置である。また、実表示領域の拡大率についても詳しくは後述するが、ピンチアウト操作やピンチイン操作により拡大または縮小された実表示領域の大きさの倍率である。
さらに、Webブラウザが起動されてWebページを新たに表示させる操作が行われた場合、実表示領域は初期状態となる。初期状態としては、種々の状態を設定することが可能であるが、例えば、Webページ全体が表示されるように実表示領域の横幅がWebページ全体の横幅になり、実表示領域の左上の隅にWebページの左上の隅が配置されるような状態とすることができる。そのため、表示制御部14は、実表示領域の初期状態の設定と操作判別部13から受信した新たに表示されるWebページの文書データとに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を表示部11、操作判別部13、表示履歴記憶部15に送信する。
表示履歴記憶部15は、メモリ等の記憶する手段を有し、表示制御部14により生成された制御信号をもとに、実表示領域が文書データの中で移動する移動履歴を記憶する。そして、閲覧領域特定部16から要求があった場合、表示履歴記憶部15は、記憶した実表示領域の移動履歴を閲覧領域特定部16に送信する。
図3は、Webページの文書データにおける実表示領域の移動動作について説明するための図である。図3(a)は、表示される対象のWebページの文書データと実表示領域とを表した図である。ここで、文書データにおいて直交座標系を考え、文書データの左上の隅を原点O2(0、0)、文書データの横方向の座標をX座標、文書データの縦方向の座標をY座標とする。文書データは文書等が下方向へ順に表されているものとし、文書データの下方向をY軸の正の方向と定める。また、実表示領域の左上の隅を表示部11の原点O1とし、実表示領域の位置は、文書データの座標上のO1のX座標およびY座標の値により定められる。実表示領域の縦の長さ、横の長さはそれぞれ、文書データの座標上のY軸方向の距離、X軸方向の距離で表される。
さらに、図3(a)に示すS1〜S3はそれぞれ、ある時点での実表示領域を表す。S2は、実表示領域がS1の時に表示部11に表示される対象物を拡大した場合の実表示領域である。S3は、実表示領域がS1の時に表示部11に表示される対象物を縮小した場合の実表示領域である。また、図3(c)は実表示領域がS1の時に表示部11に表示される対象物を表した図である。同様に、図3(d)は実表示領域がS2の時に表示部11に表示される対象物であり、図3(e)は実表示領域がS3の時に表示部11に表示される対象物を表した図である。
ここで、図3(c)の表示から図3(d)の表示のように表示部11に表示される対象物を拡大すると、実表示領域はS1からS2になり、表示部11に表示されるWebページの範囲が狭くなる。即ち、Webページ全体に対する実表示領域のサイズが小さくなる。ここで、実表示領域の拡大率を、対象物拡大後の実表示領域の縦または横の長さを対象物拡大前の実表示領域の縦または横の長さで割った値とすると、対象物を拡大することで拡大率は1より小さい値となる。一方、図3(c)の表示から図3(e)の表示のように表示部11に表示される対象物を縮小すると、実表示領域の拡大率は1より大きい値となる。例えば、実表示領域の初期状態の大きさを基準(100%)として拡大率を表すこととすると、実表示領域の初期状態から表示される対象物を拡大すれば拡大率は100%より小さくなり、表示される対象物を縮小すれば拡大率は100%より大きくなる。
また、図3(b)は、文書データと複数の実表示領域とを表した図であり、S1は図3(a)に示すS1と同一の実表示領域で、S4およびS5はそれぞれある時点での実表示領域を表す。また、図3(f)は実表示領域がS4の時に表示部11に表示される対象物を表した図であり、図3(g)は実表示領域がS5の時に表示部11に表示される対象物を表した図である。そして、実表示領域がS1である場合に、表示部11に表示された対象物をX軸の負の方向である左へ移動させる操作が行われると、表示部11を基準にして対象物は左へ移動するように表示される。この操作では、Webページ全体を基準にすると、表示部11に表示されるWebページの範囲が右へ移動していることとなり、即ち、Webページ全体を基準とした実表示領域の位置は右へ移動している。図3(b)に示すWebページでは、例えば、実表示領域はS1からS4のように右へ移動することとなる。また、実表示領域がS1である場合に、表示部11に表示された対象物をY軸の負の方向である上へ移動させる操作が行われると、表示部11を基準にして対象物は上へ移動するように表示される。この操作では、Webページ全体を基準にすると、表示部11に表示されるWebページの範囲が下へ移動していることとなり、即ち、Webページ全体を基準とした実表示領域の位置は下へ移動している。図3(b)に示すWebページでは、例えば、実表示領域はS1からS5のように下へ移動することとなる。
以上のように、ユーザによる接触動作により、実表示領域の大きさは変化し、また文書データにおける実表示領域の位置も変化することとなる。表示履歴記憶部15は、実表示領域の移動履歴として、文書データと、文書データの座標における実表示領域のO1のX座標およびY座標、実表示領域の縦および横の長さとを常時記憶する。
特定手段の一例としての閲覧領域特定部16は、操作判別部13から表示部11に表示されているリンクが選択された旨の通知を受信すると、表示履歴記憶部15により記憶された実表示領域の移動履歴を表示履歴記憶部15に要求する。そして、閲覧領域特定部16は、受信した実表示領域の移動履歴をもとに、文書データを分割して得られる複数の領域のうち、実際にユーザが閲覧して読んだと想定される文書が含まれる領域(以下、閲覧領域と称する)を特定する。本実施の形態では、第1対象領域の一例として閲覧領域を用いている。また、複数の領域としては、文書データを分割して得られるものであればどのようなものでも良いが、表示部11に表示されるレイアウトの構成要素や、Webページを読む際に塊となる構成要素を用いると良い。以下、文書データを分割して得られる複数の領域をブロック要素と称することとする。ここで、文書データをHTML文書とする場合、文章を構成する骨組みとなる塊を意味するブロックレベル要素を本実施の形態のブロック要素として用いることができる。ただし、HTML文書におけるブロックレベル要素は、他のブロックレベル要素と共通部分を持ちブロックレベル要素が互いに重なる場合がある。そのため、HTML文書のブロックレベル要素を用いて文書データを複数の領域に分割する場合には、ブロックレベル要素が互いに重なる共通部分がどのブロックレベル要素に属するかを予め定められたルールに基づいて決定する等の対応が必要となる。なお、以下では、HTML文書におけるブロックレベル要素を本実施の形態のブロック要素として用いた場合を例として説明することとする。ただし、この例において、各ブロック要素(ブロックレベル要素)は他のブロック要素(ブロックレベル要素)と重なる部分が無いものとする。
ここで、まず、閲覧領域特定部16は、表示履歴記憶部15から受信した実表示領域の移動履歴をもとに、表示部11に文書等が表示された時間のうち、ユーザが実際に文書等を閲覧して読んだと想定される時間(以下、閲覧時間と称する)を特定する。具体的には、実表示領域の拡大率の変化量が予め定められた変化量以内であること、実表示領域の文書データでの下方向へ向けた移動速度の変化量が予め定められた変化量以内であること、実表示領域の文書データでの横方向の移動距離の変化量が予め定められた変化量以内であること、の3つの条件に基づいて、閲覧領域特定部16は、閲覧時間を特定する。閲覧領域特定部16が閲覧時間を特定する手順の詳細については後述する。閲覧時間を特定すると、次に、閲覧領域特定部16は、閲覧時間内で表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素を特定する。そして、閲覧領域特定部16は、表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素を閲覧領域と判断して、閲覧領域を実表示領域判定部17および実表示領域決定部18に送信する。あわせて、閲覧領域特定部16は、閲覧時間内での実表示領域の拡大率を実表示領域決定部18に送信する。閲覧領域特定部16が閲覧領域を特定する手順の詳細については後述する。
判定手段の一例としての実表示領域判定部17は、操作判別部13から受信した移動元ページの文書データと移動先ページの文書データとを比較して、実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐか否かを判定する。ここで、両ページの文書構造が類似していれば、移動元ページでユーザが読んでいた文書に関連した文書が移動先ページにある可能性が高いと考えられる。そのため、移動先ページに遷移した際、移動元ページの閲覧領域が表示されたのと同じ大きさで、その移動元ページの閲覧領域に対応する、第2対象領域の一例としての移動先ページのブロック要素を表示させれば、ユーザは移動先ページで読みたい部分を望ましい大きさで表示させるために再度操作しなくても良い。そこで、実表示領域判定部17は、両ページの文書構造が類似していると考えられる条件である一定条件を満たせば、実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐこととする。一方、実表示領域判定部17は、一定条件を満たさない場合、実表示領域の設定を移動元ページから引き継がず、初期状態の設定とする。そして、実表示領域判定部17は、判定した結果と移動先ページおよび移動元ページの文書データとを実表示領域決定部18に送信する。両ページの文書構造が類似するための一定条件の詳細については後述する。
決定手段の一例としての実表示領域決定部18は、実表示領域判定部17による判定をもとに、新たに設定する実表示領域の位置および拡大率を決定し、表示制御部14に通知する。ここで、実表示領域判定部17により実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐと判定された場合、実表示領域決定部18は、表示部11の左上の隅、即ち実表示領域の左上の隅に移動元ページの閲覧領域に対応する移動先ページのブロック要素の開始位置である左上の隅が配置されるように、実表示領域の位置を決定する。また、実表示領域決定部18は、新たな実表示領域の大きさを閲覧領域が表示部11に表示された際の実表示領域の大きさと同一にするために、閲覧時間内での実表示領域の拡大率を、新たな実表示領域の拡大率として決定する。一方、実表示領域判定部17により実表示領域の設定を移動元ページから引き継がないと判定された場合、実表示領域決定部18は、実表示領域の設定を初期状態とすることとし、実表示領域の初期状態の位置および拡大率を表示制御部14に通知する。
<閲覧時間の特定手順>
図4は、閲覧領域特定部16が閲覧時間を特定する手順の一例を説明するための図である。図4(a)は、実表示領域の拡大率を時系列で表した図である。図4(a)に示すグラフの縦軸は拡大率(%)であり、横軸は時刻(秒)である。また、実表示領域の拡大率は、実表示領域の初期状態の大きさを基準(100%)とする。上記したように、実表示領域の拡大率については、拡大率の変化量が予め定められた変化量以内であることが閲覧時間を特定する条件となる。図4(a)に示す例において、時刻4〜9秒で実表示領域の拡大率は70%でほぼ一定である。そのため、時刻4〜9秒では実表示領域の拡大率の変化量が予め定められた変化量以内であるといえ、条件を満たす時間として時刻4〜9秒が抽出される。
図4(b)は、文書データの座標において、実表示領域の各画素のY座標の平均値を時系列で表した図である。図4(b)に示すグラフの縦軸は文書データの座標におけるY座標、横軸は時刻(秒)である。上記したように、実表示領域の下方向への移動速度については、下方向へ向けた移動速度の変化量が予め定められた変化量以内であることが閲覧時間を特定する条件となる。図4(b)に示す例において、時刻2〜10秒でグラフの傾きがほぼ一定であり、実表示領域が文書データの下方向にほぼ一定の速度で進んでいる。そのため、時刻2〜10秒では実表示領域の文書データでの下方向へ向けた移動速度の変化量が予め定められた変化量以内であるといえ、条件を満たす時間として時刻2〜10秒が抽出される。
図4(c)は、文書データの座標において、実表示領域の各画素のX座標の平均値を時系列で表した図である。図4(c)に示すグラフの縦軸は文書データの座標におけるX座標であり、横軸は時刻(秒)である。上記したように、実表示領域の横方向の移動について、横方向の移動距離の変化量が予め定められた変化量以内であることが閲覧時間を特定する条件となる。図4(c)に示す例において、時刻2〜12秒でX座標の値は4〜7の範囲に収まっており、各時刻におけるX座標の変化量は少ない。そのため、時刻2〜12秒では実表示領域の文書データでの横方向の移動距離の変化量が予め定められた変化量以内であるといえ、条件を満たす時間として、時刻2〜12秒が抽出される。
以上より、時刻4〜9秒において、閲覧領域特定部16が閲覧時間を特定するため条件として上記した3つの条件が満たされている。そのため、閲覧領域特定部16は閲覧時間を時刻4〜9秒の間と特定することができる。
また、図4に示した例において、閲覧領域特定部16は3つの条件の全てを満たす時間を閲覧時間としたが、これに限られるものではない。例えば、閲覧領域特定部16は、拡大率の変化量に関する条件の重要度を高くする等、3つの条件に重み付けをして閲覧時間を特定しても良い。さらに、ブロック要素の横方向の幅が実表示領域よりも広い場合等のように、実表示領域の横方向の移動が多少大きくてもユーザは文書を読んでいると想定される場合がある。そのため、例えば、閲覧領域特定部16は、実表示領域の横方向の移動に関する条件を除く他の2つの条件が満たされれば閲覧時間として特定することとしても良い。
また、ユーザが文書を読み始める前や読み終わった後には、通常、表示部11上で文書開始位置への移動操作や、文書の拡大または縮小の操作が行われる。そのため、ユーザが文書を読む時間の前後では移動速度の大きさに変化が生じると考えられる。例えば、時刻0〜2秒、時刻10〜12秒では、文書開始位置への移動や実表示領域の拡大または縮小が行われたためグラフの傾きが大きく、移動速度が時刻2〜10秒の間の移動速度よりも大きくなったと考えられる。ユーザが文書を読めないほど移動速度が速い場合、その時間は閲覧時間から除外できる。そこで、閲覧領域特定部16は、ユーザが文書を読むことができる上限の移動速度として、予め定められた閾値を設けることとしても良い。そして、閲覧領域特定部16は、例えば、3つの条件を満たす時間を特定する際に、まず移動速度が閾値を超える時間の有無を調べて、移動速度が閾値を超える時間についてはユーザが文書を読んでいないとして閲覧時間から除外すれば良い。
さらに、閲覧時間の条件を満たす時間が複数ある場合、ユーザが読んだ移動元ページのブロック要素が複数あると考えられる。移動先ページに遷移した際には、ユーザが最初に読んだ移動元ページのブロック要素に対応する移動先ページのブロック要素を最初に表示させるのが望ましい。そのため、閲覧領域特定部16は、複数の時間のうち、ユーザが最初にブロック要素を読んだ時間である一番先の時間を閲覧時間として特定すれば良い。
<閲覧領域の特定手順>
図5は、閲覧領域特定部16が閲覧領域を特定する手順の一例を説明するための図である。図5(a)は、図4に示した例で特定された閲覧時間の時刻ごとに、文書データにおける実表示領域の場所を表した図である。図4に示した例の閲覧時間は時刻4〜9秒の間であるため、図5(a)に示す例では、時刻4〜9秒の間の各時刻において実表示領域の場所を表している。例えば、T=4の場合、時刻4秒の実表示領域の場所が表されている。同様に、T=5の場合は時刻5秒の実表示領域の場所が表され、T=6の場合は時刻6秒の実表示領域の場所が表されている。また、F1〜F6はブロック要素であり、T=4の時には、F1〜F4が表示部11に表示されていたことになる。同様に、T=5の時にはF2〜F4が表示され、T=6の時にはF2およびF3が表示されていたことになる。
図5(b)は、特定された閲覧時間内の時刻ごとに、図5(a)の各ブロック要素が表示部11に表示された面積の割合を表した図である。図5(b)に示すグラフの縦軸は各ブロック要素の面積の割合(%)、横軸は時刻T(秒)である。例えば、T=4の場合、時刻4秒に表示部11に表示された各ブロック要素の面積の割合が表されており、F1が10%、F2が10%、F3が70%、F4が10%である。T=5の場合、時刻5秒に表示部11に表示された各ブロック要素の面積の割合が表されており、F2が10%、F3が85%、F4が5%である。T=6の場合、時刻6秒に表示部11に表示された各ブロック要素の面積の割合が表されており、F2が10%、F3が90%である。このように、閲覧領域特定部16は、ブロック要素ごとに閲覧時間内に表示された割合を算出する。そして、閲覧領域特定部16は、閲覧時間内で表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素を特定する。図5に示す例においては、閲覧領域特定部16は、時刻4〜9秒の間に表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素を特定する。そして、F3が最も表示割合が高いため、閲覧領域として特定される。
また、閲覧時間内で表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素が複数ある場合、ユーザが読んだ移動元ページのブロック要素が複数あると考えられる。移動先ページに遷移した際には、ユーザはWebページの上または左から順番に読む可能性が高いと考えられる。そのため、複数のブロック要素のうちWebページの最も上または左にあるブロック要素を閲覧領域として特定すれば良い。
さらに、閲覧領域特定部16は、表示された割合に対して予め定められた閾値を設けることとしても良い。この場合、閲覧領域特定部16は、表示された割合が閾値以上のブロック要素を閲覧領域として特定する。また、表示された割合が閾値以上のブロック要素が複数ある場合は、上記のようにWebページの最も上または左にあるブロック要素を閲覧領域として特定すれば良い。表示された割合が閾値以上のブロック要素がない場合には、実表示領域判定部17は、実表示領域の設定を移動元ページから引き継がないと判定し、実表示領域の設定を初期状態に戻せば良い。
<文書構造が類似するための一定条件>
図6は、移動元ページおよび移動先ページの文書構造の一例を示した図である。両ページの文書構造はHTML構造であり、例えば、図5に示した閲覧領域であるブロック要素F3は、両ページとも文書の1行目から数えて17行目(<div class=”inner”>)から開始されることとする。図6に示す文書構造において、両ページでは1行目(<div class=”outBody”>)で、あるブロック要素が開始され両ページのクラス名は同じである。次に、両ページの2行目(<div class=”inBody”>)で、別のブロック要素が開始され両ページのクラス名は同じである。他に、4、6、9、12、16、17行目等でもそれぞれブロック要素が開始され、各行で対応する両ページのブロック要素のクラス名またはID名は同じである。このように、HTML文書の階層を構成しているブロック要素のクラス名やID名が同一であれば、両ページの文書構造が類似している可能性が高いと考えられる。そのため、例えば、文書データの1行目から閲覧領域が開始される行(図5に示す例では17行目)までのブロック要素について、階層を構成しているブロック要素のクラス名やID名が同一であれば両ページの文書構造が類似しているとして一定条件を定めれば良い。
ただし、両ページの文書構造が類似するための一定条件は、上記の例に限られるものではない。例えば、文書データの1行目から閲覧領域が開始される行までを対象として、両ページで同一の文字列である行の割合が予め定められた割合よりも高いことを一定条件としても良い。また、例えば、文書データの1行目から予め定められた行までを両ページで比較する領域と定めておき、その領域において両ページで同一の文字列である行の割合が予め定められた割合よりも高いことを一定条件としても良い。
また、実表示領域判定部17は、両ページの文書構造を比較する前に、URL(Uniform Resource Locator)を比較することとしても良い。例えば、移動元ページおよび移動先ページのURLのドメイン名が異なれば、文書構造は類似していない可能性が高いと考えられる。そのため、実表示領域判定部17は、例えば、移動元ページおよび移動先ページの文書構造を比較する前にまずURLのドメイン名を比較して、両ページのドメイン名が異なる場合には文書構造を比較せずに、実表示領域の設定を移動元ページから引き継がないと判定すれば良い。
<実表示領域の決定手順>
図7は、コンピュータ装置1における実表示領域を決定する手順の一例を示したフローチャートである。初めに、表示部11にWebページが表示されているものとする。ユーザが表示部11に指を接触させると、操作検知部12は表示部11上でのユーザによる接触動作を検知し、操作判別部13は検知された接触動作をもとに接触動作の種類を判別する。そして、表示制御部14は操作判別部13から受信した接触動作と文書データとに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号をもとに表示部11において接触動作に合わせたオブジェクト表示が行われる。そして、表示履歴記憶部15は、表示部11における実表示領域の移動履歴を記憶する(ステップ101)。また、操作判別部13は、表示部11に表示されているリンクが選択されたか否かを判断する(ステップ102)。
表示部11に表示されているリンクが選択される(ステップ102でYes)と、閲覧領域特定部16は、表示履歴記憶部15により記憶された実表示領域の移動履歴を、表示履歴記憶部15に要求する。そして、閲覧領域特定部16は、受信した実表示領域の移動履歴をもとに、実表示領域の拡大率の変化量が予め定められた変化量以内であること、実表示領域の文書データでの下方向へ向けた移動速度の変化量が予め定められた変化量以内であること、実表示領域の文書データでの横方向の移動距離の変化量が予め定められた変化量以内であること、の3つの条件に基づいて閲覧時間を特定する(ステップ103)。
次に、閲覧領域特定部16は、ステップ103で特定した閲覧時間内で、表示部11に表示された割合が最も高いブロック要素を閲覧領域として特定する(ステップ104)。そして、閲覧領域特定部16は、特定した閲覧領域を実表示領域判定部17および実表示領域決定部18に送信する。また、閲覧領域特定部16は、閲覧時間内での実表示領域の拡大率も実表示領域決定部18に送信する。図4に示した例においては、閲覧領域特定部16は閲覧時間内での拡大率を70%と判断し、実表示領域決定部18に送信する。
次に、実表示領域判定部17は、操作判別部13から受信した移動元ページの文書データと移動先ページの文書データとを比較して、実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐか否かを判定する(ステップ105)。ここで、実表示領域判定部17は、両ページの文書構造が類似するための一定条件を満たせば、実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐこと(ステップ105でYes)とする。
次に、実表示領域決定部18は、実表示領域判定部17により実表示領域の設定を移動元ページから引き継ぐと判定された場合、新たに設定する実表示領域の位置および拡大率を決定して表示制御部14に通知する。(ステップ106)。ここで、実表示領域決定部18は、実表示領域の左上の隅に、移動元ページの閲覧領域に対応する移動先ページのブロック要素の左上の隅が配置されるように、実表示領域の位置を決定する。具体的には、実表示領域決定部18は、実表示領域の位置として、移動先ページの文書データにおける直交座標系のX座標およびY座標の値を決定する。図4〜6に示す例では、実表示領域の左上の隅に、F3に対応する移動先ページのブロック要素の左上の隅が配置されるように、実表示領域の位置が決定される。また、実表示領域決定部18は、閲覧領域特定部16により特定された閲覧時間内での実表示領域の拡大率を、新たな実表示領域の拡大率として決定する。
また、移動先ページのブロック要素の開始位置と移動元ページの閲覧領域の開始位置とに文書や画像等の同一のオブジェクトや同一のテキストが記載された部分等が存在する場合、その開始位置の同一部分は定型文や同一の広告等の可能性がある。そのため、実表示領域決定部18は、その同一部分をスキップして、両ページのブロック要素内で違いが見つかった部分を新たな開始位置として、その移動先ページの新たな開始位置が実表示領域の左上の隅にくるように実表示領域の位置を決定することとしても良い。
一方、実表示領域判定部17により実表示領域の設定を移動元ページから引き継がないと判定された場合(ステップ105でNo)、実表示領域決定部18は、実表示領域の設定を初期状態とすることとし、実表示領域の初期状態の位置および拡大率を表示制御部14に通知する(ステップ107)。
次に、表示制御部14は、移動先ページを表示部11に表示させるための制御信号を生成し、移動先ページを表示部11に表示させる(ステップ108)。つまり、表示制御部14は、移動元ページから引き継がれた実表示領域の設定が実表示領域決定部18から通知された場合、移動元ページの閲覧領域に対応する移動先ページのブロック要素を表示部11に表示させる。一方、表示制御部14は、実表示領域の初期状態の設定が通知された場合、移動元ページの情報を引き継がずに、例えば、実表示領域の横幅がWebページ全体の横幅になり、実表示領域の左上の隅にWebページの左上の隅が配置されるように表示部11に表示させる。
以上のように、新たなWebページに遷移した場合、実表示領域判定部17は、もともと表示されていたWebページにおける実表示領域の設定を引き継ぐか否かを判定し、両ページの文書構造が類似していると考えられる条件である一定条件を満たす場合に実表示領域の設定を引き継ぐこととする。実表示領域の設定を引き継ぐことにより、新たなWebページに遷移した際に、ユーザが改めて操作することなくユーザの読みたい部分を望ましい大きさにして画面上に表示させることができ、ユーザの操作を軽減することが可能になる。
なお、本実施の形態では、文書構造が類似するための一定条件についてHTML構造の情報をもとにした例を記載したが、このような例に限られるものではない。移動元ページおよび移動先ページにおいて表示される文書構造を比較できる情報であれば、どのようなものを用いても良い。例えば、パターンに基づいて画像として認識することで文書構造を比較する手法等が考えられる。
<コンピュータのハードウェア構成例>
最後に、本実施の形態を適用するのに好適なコンピュータのハードウェア構成について説明する。図8は、このようなコンピュータのハードウェア構成の一例を示した図である。図8に示すコンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)21、ブリッジ回路22、メモリ23、記録媒体24、ネットワークインタフェース25、操作入力デバイス26、表示パネル27、操作パネル28を備える。そして、各構成要素は、ブリッジ回路22を介して演算手段であるCPU21と接続される。
記録媒体24にはOSやアプリケーションソフトのプログラムが格納されている。そして、これらのプログラムがメモリ23に読み込まれてCPU21に実行されることにより、操作判別部13による接触動作を判別する機能、表示制御部14による表示制御機能、表示履歴記憶部15による移動履歴の記憶機能といった各機能が実現される。さらに、プログラムがCPU21に実行されることにより、閲覧領域特定部16による閲覧領域を特定する機能、実表示領域判定部17による実表示領域の設定を引き継ぐか否か判定する機能、実表示領域決定部18による実表示領域の設定を決定する機能といった各機能も実現される。また、表示履歴記憶部15が記憶する移動履歴は記録媒体24に格納される。さらに、表示パネル27により表示部11が実現され、操作パネル28により操作検知部12が実現される。また、外部に設置されたサーバ等からの文書データの受信は、ネットワークインタフェース25を介して行われる。
ここで、本発明は、全てハードウェアで実現してもよいし、全てソフトウェアで実現してもよい。また、ハードウェア及びソフトウェアの両方により実現することも可能である。また、本発明は、コンピュータ、データ処理システム、コンピュータプログラムとして実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータにより読取り可能な媒体に記憶され、提供され得る。ここで、媒体としては、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線又は半導体システム(装置又は機器)、或いは、伝搬媒体が考えられる。また、コンピュータにより読取り可能な媒体としては、半導体、ソリッドステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、リジッド磁気ディスク、及び光ディスクが例示される。現時点における光ディスクの例には、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−リード/ライト(CD−R/W)及びDVDが含まれる。
1…コンピュータ装置、11…表示部、12…操作検知部、13…操作判別部、14…表示制御部、15…表示履歴記憶部、16…閲覧領域特定部、17…実表示領域判定部、18…実表示領域決定部

Claims (11)

  1. 表示部に文書ファイルを表示させる表示手段と、
    前記表示手段により前記文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に前記表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、当該第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する特定手段と、
    前記表示部に表示される前記表示単位が前記第1表示単位から当該第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、当該第1表示単位の構造と当該第2表示単位の構造とに基づいて、前記特定手段により特定された前記第1対象領域を表示した際の前記表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域が前記表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に当該第1対象領域に対応する前記第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、当該判定手段により当該設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、当該第2表示単位を表示させることを決定する決定手段と
    を備えるコンピュータ。
  2. 前記特定手段は、前記履歴に基づいて前記閲覧者が前記第1表示単位を閲覧した閲覧時間を特定し、前記複数の領域のうち、当該閲覧時間内に前記表示部に表示された割合が最も高い領域を前記第1対象領域として特定することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ。
  3. 前記特定手段は、前記第1表示単位において前記表示領域を移動させたことによる当該表示領域の移動速度の変化量、当該表示領域を移動させたことによる当該表示領域の移動距離の変化量、当該表示領域の大きさを変化させたことによる当該表示領域の大きさの変化率が予め定められた条件を満たす時間を前記閲覧時間として特定することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ。
  4. 前記判定手段は、前記第1表示単位の構造と前記第2表示単位の構造とに基づいて、両表示単位の構造が類似するための一定の条件が満たされていると判断した場合に、前記設定情報を用いると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンピュータ。
  5. 前記決定手段は、前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第2対象領域を拡大又は縮小する場合の度合いを前記第1対象領域がユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いと同一にし、さらに、前記第2対象領域の開始位置が前記表示部の予め定められた位置に配置されるように、当該第2対象領域を表示させることを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンピュータ。
  6. 前記決定手段は、前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域の開始位置と前記第2対象領域の開始位置とに同一のオブジェクトが存在していれば、当該第2対象領域から当該オブジェクトを除いた位置が前記表示部の前記予め定められた位置に配置されるように、当該第2対象領域を表示させることを決定することを特徴とする請求項5に記載のコンピュータ。
  7. 前記文書ファイルはHTMLファイルであり、前記複数の領域はHTMLファイルにおける複数のブロックレベル要素であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコンピュータ。
  8. 表示部に文書ファイルを表示させる表示手段と、
    前記表示手段により前記文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に前記表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、当該第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する特定手段と、
    前記表示部に表示される前記表示単位が前記第1表示単位から当該第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、当該第1表示単位の構造と当該第2表示単位の構造とに基づいて、前記特定手段により特定された前記第1対象領域を表示した際の前記表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域が前記表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に当該第1対象領域に対応する前記第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、当該判定手段により当該設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、当該第2表示単位を表示させることを決定する決定手段とを備え、
    前記特定手段は、前記履歴に基づいて、前記第1表示単位において前記表示領域を移動させたことによる当該表示領域の移動速度の変化量、当該表示領域を移動させたことによる当該表示領域の移動距離の変化量、当該表示領域の大きさを変化させたことによる当該表示領域の大きさの変化率が予め定められた条件を満たす時間を、前記閲覧者が前記第1表示単位を閲覧した閲覧時間として特定し、さらに、前記複数の領域のうち、当該閲覧時間内に前記表示部に表示された割合が最も高い領域を前記第1対象領域として特定して、
    前記判定手段は、前記第1表示単位の構造と前記第2表示単位の構造とに基づいて、両表示単位の構造が類似するための一定の条件が満たされていると判断した場合に、前記設定情報を用いると判定して、
    前記決定手段は、前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第2対象領域を拡大又は縮小する場合の度合いを前記第1対象領域がユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いと同一にし、さらに、前記第2対象領域の開始位置が前記表示部の予め定められた位置に配置されるように、当該第2対象領域を表示させることを決定して、当該第1対象領域の開始位置と当該第2対象領域の開始位置とに同一のオブジェクトが存在していれば、当該第2対象領域から当該オブジェクトを除いた位置が当該表示部の当該予め定められた位置に配置されるように、当該第2対象領域を表示させることを決定すること
    を特徴とするコンピュータ。
  9. 表示部への接触動作を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記接触動作に応じて、前記表示部に文書ファイルを表示させる表示手段と、
    前記表示手段により前記文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に前記表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、当該第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する特定手段と、
    前記表示部に表示される前記表示単位が前記第1表示単位から当該第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、当該第1表示単位の構造と当該第2表示単位の構造とに基づいて、前記特定手段により特定された前記第1対象領域を表示した際の前記表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域が前記表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に当該第1対象領域に対応する前記第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、当該判定手段により当該設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、当該第2表示単位を表示させることを決定する決定手段と
    を備えるコンピュータ。
  10. 表示部に文書ファイルを表示させるステップと、
    前記文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に前記表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、当該第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定するステップと、
    前記表示部に表示される前記表示単位が前記第1表示単位から当該第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、当該第1表示単位の構造と当該第2表示単位の構造とに基づいて、特定された前記第1対象領域を表示した際の前記表示領域の設定情報を用いるか否かを判定するステップと、
    前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域が前記表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に当該第1対象領域に対応する前記第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、当該設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、当該第2表示単位を表示させることを決定するステップと
    を含む方法。
  11. コンピュータに、
    表示部に文書ファイルを表示させる機能と、
    前記文書ファイルが表示される単位である表示単位について、第1表示単位で実際に前記表示部に表示されている領域を表す表示領域の履歴に基づいて、当該第1表示単位を分割して得られる複数の領域のうち閲覧者に閲覧された第1対象領域を特定する機能と、
    前記表示部に表示される前記表示単位が前記第1表示単位から当該第1表示単位とは異なる第2表示単位に遷移する場合に、当該第1表示単位の構造と当該第2表示単位の構造とに基づいて、特定された前記第1対象領域を表示した際の前記表示領域の設定情報を用いるか否かを判定する機能と、
    前記設定情報を用いると判定された場合、前記第1対象領域が前記表示部に表示された際にユーザの操作により拡大又は縮小された場合の度合いを基に当該第1対象領域に対応する前記第2表示単位の第2対象領域を拡大又は縮小して表示させることを決定し、また、当該設定情報を用いないと判定された場合、予め定められた初期設定情報を用いて、当該第2表示単位を表示させることを決定する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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