JP2014092671A - 駆動回路を含む回路装置 - Google Patents

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宏治 池田
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Abstract

【課題】 複数の回路に電源電圧を供給する電源配線は、各回路に流れる電流に応じて電源から遠ざかるにつれて電圧が変化し、各回路の負荷を駆動する電流にバラツキが発生する。
【解決手段】 電源から延びる電源配線と、
前記電源配線に沿って複数個配置され、信号電圧によって定まる電流を前記電源配線から負荷に流して前記負荷を駆動する駆動回路と、
を有する回路装置であって、
前記電源配線と前記駆動回路の間に、ドレインを前記電源配線側に、ソースを前記駆動回路側に配置して接続され、
ゲートに、前記負荷に流れる電流の変化により前記ドレインの電圧が変動する範囲で前記ゲート−ドレイン間の電圧を常に逆バイアスにする一定電圧が印加される
トランジスタを備えていることを特徴とする回路装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回路装置に関し、詳しくは、電源配線から負荷に電流を供給する駆動回路を含む回路装置に関する。
有機エレクトロルミネセンス(EL)素子は電流によって発光する発光素子であり、発光輝度はアノードとカソードの間を流れる電流にほぼ比例する。有機EL素子を用いた表示装置やプリントヘッドは、多数の有機EL素子をライン状或いはマトリクス状に配置して構成され、各有機EL素子に輝度データに応じた電流を流して発光させる。正確な発光輝度を得るには、有機EL素子の駆動回路において生成される電流を正確に制御しなければならない。
有機EL素子の駆動回路には輝度データである信号電圧が入力され、それに応じた電流が生成される。電流は、電源から電源配線を通じて駆動回路に供給される。
電源配線には抵抗があり、電流が流れると電圧降下が生じるため、駆動回路に与えられる電源電圧は、もとの電源の出力端の電圧とは異なっている。電源配線に流れる電流がゼロのときは、駆動回路の電源電圧は電源出力端の電圧に等しいが、電流が大きくなるにつれて両者の差が大きくなる。
一方、信号電圧は、電源配線とは別に設けられたデータ線を介して駆動回路に与えられるので、電源電圧とは独立している。駆動回路は、電源電圧を基準として信号電圧の大きさに応じた電流を生成するので、同じ信号電圧が与えられたとしても、電源電圧によって異なる電流を生成してしまう。
特許文献1は、表示領域外の電源配線に重なる補助電源線を設け、電源配線の抵抗を小さくする表示装置の発明を開示する。
特許文献2は、駆動回路内の容量の両端を駆動回路から切り離して、一端に一定電圧、他端に信号電圧を与え、この電圧を維持したまま駆動回路に再接続することにより、電源電圧によらない電流を生成する駆動回路の発明を開示する。
特開2012−3088号公報 特開2006−308845号公報
電源配線の抵抗を下げるには、配線幅を広くするか、もしくは新たな配線層を設ける必要がある。電源電圧によらない電流を生成するためには、駆動回路に特別の機能を設ける必要がある。本発明は、新たな電源配線を付け加えることなく、また駆動回路の構成を複雑にすることなく、電源電圧の変動の影響を軽減することを目的とする。
本発明は、電源から延びる電源配線と、
前記電源配線に沿って複数個配置され、信号電圧によって定まる電流を前記電源配線から負荷に流して前記負荷を駆動する駆動回路と、
を有する回路装置であって、
前記電源配線と前記駆動回路の間に、ドレインを前記電源配線側に、ソースを前記駆動回路側に配置して接続され、
ゲートに、前記負荷に流れる電流の変化により前記ドレインの電圧が変動する範囲で前記ゲート−ドレイン間の電圧を常に逆バイアスにする一定電圧が印加される
トランジスタを備えていることを特徴とする。
電源配線と駆動回路の間に緩衝回路を設け、緩衝回路のトランジスタを飽和領域で動作させることにより、駆動回路の電源端子の電圧が電源配線の電圧変動の影響を受けないようになる。その結果、駆動回路が負荷を駆動する電流を均一にすることができる。
本発明の第1の実施形態である露光ヘッドの全体ブロック図である。 第1の実施形態の駆動回路の詳細を示す回路図である。 第1の実施形態の緩衝回路の詳細を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態である露光ヘッドの全体ブロック図である。 第2の実施形態の緩衝回路の詳細を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態である露光ヘッドの全体ブロック図である。 第3の実施形態の緩衝回路の詳細を示す回路図である。 実施例1の駆動回路と緩衝回路の詳細を示す回路図である。 トランジスタの特性を説明する図である。 実施例1の駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2の緩衝回路の詳細を示す回路図である。 実施例3の駆動回路と緩衝回路の詳細を示す回路図である。 実施例3の駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3の緩衝回路のトランジスタの特性を示す図である。 実施例3の駆動トランジスタの特性を示す図である。 実施例3の駆動トランジスタと緩衝回路のトランジスタの合成回路の特性を示す図である。 実施例4の駆動回路と緩衝回路の詳細を示す回路図である。 実施例5の駆動回路と緩衝回路の詳細を示す回路図である。
(第1の実施形態)
有機EL素子を行列状に配列した表示装置、もしくはライン状に配列した電子写真プリンタの露光ヘッドにおいては、有機EL素子と、有機EL素子に流れる電流を調節する駆動回路とが、同じ基板の上に形成されている。電源電圧は全ての駆動回路に共通で、1つの電源から電源配線によって配給される。一方、有機EL素子の発光輝度を与える信号電圧は、各駆動回路に個別に与えられる。
図1は、本発明の第1の実施形態である露光ヘッドの回路ブロック図である。
露光ヘッド100は、電子写真プリンタなどの画像形成装置において、不図示の感光体に光を照射して潜像を形成するための装置である。ガラス、シリコンなどの材料で作られた基板1の上に、画素2がx方向に配列している。感光体は画素の配列とは直角のy方向に動く。画素の数Nは、プリンタの解像度によって決まっており、A4短手方向の209mmに600dpi(1インチ当たりのドット数)で印刷するプリンタの場合、約5000個の画素が配列している。
基板1には、データ信号dataを運ぶデータ線3と、走査信号P1を供給する走査線4が敷設されている。走査信号P1は走査回路41で作られる。走査回路41は、外部からクロック信号CK、走査開始信号ST、制御信号Pが入力され、各画素の走査線4に順次、走査信号P1(1)、・・・、P1(N)を出力する。図1では走査線4は各画素に1本であるが、駆動回路10の構成により、走査線が各画素に複数設けられることもある。
基板1にはまた、駆動回路10に正側の電源電圧を供給する第1電源配線5と、負側の電源電圧を供給する第2電源配線6が敷設されている。走査回路41に入力される信号CK,ST,P、データ信号data、ならびに第1電源配線5および第2電源配線6の電圧は、端子部7より供給される。
画素2は、有機EL素子ELと、有機EL素子に流す電流を制御する駆動回路10とを含む。第1電源配線5と駆動回路10の間には、緩衝回路11が設けられている。
緩衝回路11、駆動回路10、ならびに発光素子ELは、第1電源配線5と第2電源配線6の間に直列に接続されており、第1電源配線5から緩衝回路11に流れる電流は、そのまま駆動回路10、および発光素子ELに流れて、第2電源配線6に入る。
駆動回路10は、データ線3の信号電圧Vdataを取り込んで、その値に基づいて電流Iを調整し発光素子ELに供給する。
図2は駆動回路10の詳細を示す回路図である。駆動回路10は、選択トランジスタTr1と、容量C1と駆動トランジスタTr2とからなっている。
選択トランジスタTr1は、走査線4に選択信号が入ったときに駆動回路10をデータ線3に接続するスイッチである。ゲートは、走査線4に接続され、ソースまたはドレインの一方がデータ線3に、もう一方が駆動トランジスタTr2のゲートにそれぞれ接続されている。
駆動トランジスタTr2はpチャネル型のMOSトランジスタで、ゲートに入る信号電圧Vdataに応じてソースとドレイン間に流れる電流を調整し、ELに供給する。駆動トランジスタTr2のソースは緩衝回路11に接続され、ドレインがELのアノードに接続されている。
駆動トランジスタTr2のゲートとソースの間には保持容量C1が接続されている。
データ線3に該当画素に対応するデータを設定したタイミングで、走査線に選択信号が入ると選択トランジスタTr1がONになり、データ線3の信号電圧Vdataが保持容量C1に書き込まれる。その後、Tr1がOFFしても、信号電圧Vdataは保持容量C1に保持される。走査回路41が走査線4に逐次選択信号を与え、選択された駆動回路10に信号電圧Vdataが逐次書き込まれる。
駆動回路10は図2に示したものに限らない。走査線4で動作が制御され、データ線3の信号電圧Vdataを取り込んでそれに応じた電流を発光素子ELに供給する任意の回路であってよい。
緩衝回路11は、第1電源配線5を介して供給される電源電圧の変動がそのまま画素に伝達されるのを防ぐための回路である。
図3は、緩衝回路11の詳細を示す図である。
緩衝回路11は1個のトランジスタTraからなる。トランジスタTraは、nチャネル型のMOS電界効果トランジスタであり、ソースが第1電源配線5に接続され、ドレインが駆動回路10の電源端子xに接続されている。ゲートは、全ての緩衝回路11に共通の定電圧線8に接続され、外部から端子72を介して一定電圧Vcas1が印加されている。
第1電源配線5は、端子71を介して外部の電源51から電圧V1が与えられる。第1電源配線5は、金属製の導電線であり、有限の抵抗を持っている。外部の電源51から端子71までの抵抗は小さく無視できると仮定する。端子71から緩衝回路11の接続点yまでの抵抗R、接続点yから先の抵抗R’とする。
第1電源配線5は、それに沿って電流が流れるので、場所によって異なる電位を持っている。接続点yが端子71から離れるほど電位は低くなる。
接続点yにおける電位は、端子71と接続点yの間の電源配線5に流れる電流とその部分の抵抗Rに依存して、V1から低下する。緩衝回路11は、yで電源配線5に接続されているもの以外に、端子71と接続点yの間や、接続点yより先の電源配線5に接続されているものもある。端子71と接続点yの間の電源配線5に流れる電流は、これら第1電源配線5に接続されたすべての画素2に流れる電流に応じて変動する。
接続点yの電位は、画素2に全く電流が流れないときがもっとも高い。このときは、全ての接続点の電位が電源51から供給される電圧V1に等しい。
それぞれの画素に流れる電流が大きくなるにつれて接続点yの電位は低下する。また、接続点の位置によって電位に差が生じ、端子71から遠い接続点ほど電位が低い。全ての画素2の発光素子ELが最大輝度で発光しているとき、端子71から最も離れた接続点で電位が最低になる。
トランジスタTraのゲートGには、この最低電位(Vminとする)と同じかまたはそれより低い一定電位Vcas1が与えられる。すなわち、
Vcas1≦Vmin (1)
である。
このとき、トランジスタTraは、ドレイン電圧がその変動範囲のどこにあっても、ドレイン電圧よりゲート電圧の方が常に低い状態になる。nチャネル型トランジスタの場合、これを、ゲート−ドレイン間が逆バイアスになっていると言う。ゲート−ドレイン間が逆バイアス状態にあると、トランジスタTraは、ドレイン電流がソース−ドレイン間電圧にほとんど依存しない、いわゆる飽和領域で動作する。
飽和領域においては、理想的なトランジスタ特性では、ドレイン電流は、ゲート−ソース間電圧と閾値電圧とで決まり、ソース電圧をVSとすると、
I=(α/2)(Vcas1−VS−Vth(Tra)) (2)
である。αは、キャリアの移動度、チャネルサイズ、ゲート絶縁膜の誘電率と厚さなどで決まる量で、トランジスタによって定まった量である。
(2)式より、ソース電圧は、
VS=Vcas1−Vth(Tra)−(2I/α)1/2 (3)
すなわち、ゲート電圧Vcas1から、Vth(Tra)と(2I/α)1/2だけ低い電圧になる。
このように、トランジスタTraを飽和領域で動作させることにより、緩衝回路11の出力端、すなわち駆動回路10の電源端子xの電圧は、第1電源配線5の電圧に依存しないようになる。したがって、有機EL素子ELに流れる電流Iは、第1電源配線5の電圧変動の影響を受けることがない。
駆動回路10は有機EL素子ELにその輝度に応じて異なる電流を供給するから、トランジスタTraに流れる電流Iは一定ではない。そのため、駆動回路10の電源端子xの電圧は、上で説明したように電流Iによって変化する。しかし、これは問題にならない。すなわち、図2の駆動回路において、電流Iが大きいときは駆動トランジスタTr2のソース電圧が低下するので、それに応じて信号電圧Vdataを低く設定しておけばよい。電流Iによる電源端子xの電圧変化は、トランジスタTraの特性によって決まる変化であるから、あらかじめわかっている変化であり、それを考慮して信号電圧Vdataを決めておけば、信号電圧Vdataによって電流Iを一義的に決めることができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態である露光ヘッドの回路構成を示す図である。図1と同じ部分には同じ符号を付した。駆動回路10は、図2に示した実施形態1の駆動回路10と同じである。
第1の実施形態では、緩衝回路11が画素2に1つずつ設けられていた。本実施形態では、1つの緩衝回路11が2以上の複数の画素2に共通に設けられる。図4は、3つの画素に1つの割合で緩衝回路11が設けられた例である。
図5は、本実施形態の緩衝回路11の詳細を示す回路図である。緩衝回路11は実施形態1と同じ1つのnチャネル型トランジスタTraからなり、トランジスタTraのゲートには、端子72を介して外部から一定電圧Vcas1が与えられている。第1の実施形態と同じく、Vcas1の値は第1の電源配線5の最低電圧より低い電圧に設定されている。
緩衝回路に接続された3つの駆動回路10−1,10−2,10−3は、それぞれ独立に有機EL素子を駆動する。中央の駆動回路10−2の電源端子xの電圧は、駆動回路10−2自身に流れる電流だけでなく、他の駆動回路10−1と10−3に流れる電流によっても変動する。実施形態1の場合と異なり、駆動回路10−2は、電源端子xの電圧変化を考慮して信号電圧Vdataを決めることができない。
この場合は、緩衝回路11のトランジスタTraの電流供給能力を、駆動回路10−1,10−2,10−3の駆動トランジスタTr2より十分大きくする。これにより、電流Iによる電源端子xの電圧変化を小さく抑えることができる。
トランジスタの電流供給能力は、チャネル幅とチャネル長の比、キャリア移動度、およびゲート容量によって決まる。トランジスタTraのチャネル幅を駆動トランジスタTr2のチャネル幅より大きくする、あるいは、トランジスタTraのキャリア移動度を駆動トランジスタTr2のキャリア移動度より大きくする、などによりトランジスタTraのソース電圧VSの変動を小さく抑えることができる。その結果、駆動回路10−2の電源端子xの電圧が、他の駆動回路に流れる電流Iによらずほぼ一定になり、有機EL素子ELに供給する電流を駆動回路10−2自身の信号電圧Vdataだけで決めることが可能になる。
(第3の実施形態)
トランジスタを流れる電流は、ソースとゲートの間の電圧によって決まるので、ソース側の電源電圧が電流に直接の影響を及ぼす。第1と第2の実施形態における緩衝回路は、駆動トランジスタのソース側の電源配線(第1電源配線)の電圧変動に対して緩衝作用をする。
しかし、飽和領域で駆動トランジスタを流れる電流はドレイン電圧によってもいくらか変動する。このため、有機EL素子のカソード側の電源配線(第2電源配線)の電位変動も駆動回路の電流に影響を及ぼす。
図6は、本発明の第3の実施形態である電子写真プリンタの露光ヘッドの回路構成を示す図である。駆動回路10は、実施形態1,2と同じ、図2の回路である。
本実施形態では、有機EL素子ELのアノードと駆動回路10の間に緩衝回路12を設ける。
図7は緩衝回路12の詳細を示す回路図である。本実施形態の緩衝回路12も、1個のトランジスタで構成されているが、実施形態1,2とは異なり、トランジスタTrbはpチャネル型トランジスタである。トランジスタTrbのドレインDは有機EL素子ELのアノードに接続され、ソースSは駆動回路10の低電圧側の電源端子x‘に接続される。ゲートGには、全ての緩衝回路12に共通の電圧線9から一定電圧Vcas2が印加される。
第2電源配線6は、端子73を介して外部の負側の電源61に接続され、電圧V2が供給される。第2電源配線6の電位は、有機EL素子ELに流れる電流によって電圧V2から変動し、その変動は、有機EL素子ELのアノードの電圧に影響する。全ての有機EL素子ELに最大電流が流れたとき、接続点y‘の電位は最も高くなる。そのとき、第2電源配線6の中では端子73から最も離れた接続点が最高電位(Vmaxとする)になり、その接続点における有機EL素子ELのアノード電圧も最高になる。
緩衝回路12は、トランジスタTrbのゲートに一定電圧Vcas2が印加される。Vcas2は、トランジスタTrbのゲートとドレインが常に逆バイアスになるように、すなわち、この場合はTrbがpチャネル型であるから、ゲート電圧がドレイン電圧より常に高くなるように設定される。ドレイン電圧は、最も高いとき、第2電源配線6の最高電位Vmaxに、そのときの発光素子ELの両端電圧VELを加えた電圧になる。したがって、
Vcas2≧Vmax+VEL (4)
となるようにVcas2を設定する。
このとき、トランジスタTrbは飽和領域で動作し、ドレイン電圧すなわち駆動回路10の低電圧側の電源端子x‘の電圧は、Vcas2とトランジスタTrbを流れる電流だけに依存する。第2電源配線6の電圧変動の影響は駆動回路に及ばず、駆動トランジスタTr2は信号電圧Vdataに忠実に電流を生成する。
有機EL素子ELが緩衝回路12と第2電源配線6の間に接続されているので、トランジスタTrbは、ドレインが第2電源配線6に直接接続されていない。しかし、第1、第2の実施形態と同様にソースが駆動回路側に配置され、ゲートドレイン間が逆バイアスになっているので、ソース電圧を安定させる作用がある。
図7では第1電源配線5の電圧変動は無視できるとしているが、第1配線5と駆動回路10の間に高電圧側の緩衝回路11を設けてもよい。
以上、画素がライン状に配列した露光ヘッドを例にとって説明したが、有機EL素子を用いた表示装置についても同様である。表示装置においては画素が2次元マトリクス状に配列し、走査線4はデータ線3と交差しており、マトリクスの行ごとに走査信号が印加される。
表示装置においても、各画素に流れる電流と、外部から入力される電源端子と画素位置に対応して流れる電流量に応じて、露光ヘッドと同様に電源電圧変動が発生する。表示装置の各行、または各列は、露光ヘッドと同様の画素が配列し、第1電源配線が各画素に電源電圧を供給している。ただし、有機EL素子のカソードに第2電源電圧を供給する配線は、全画素に共通の面状導電体で形成されることが多い。表示装置に上記本発明の実施形態1,2を適用することで、第1電源配線の電圧変動に起因した駆動電流バラツキを抑制することができる。
実施例1ないし3において、第1の電源配線の電圧を第2の電源配線の電圧より低くし、同時に、有機EL素子のアノードとカソードを入れ替え、緩衝回路のトランジスタTraまたはTrbと駆動回路の駆動トランジスタTr2の極性をすべて反転させることにより、電流の向きが逆の回路を形成することができる。その場合も、TraとTrbは、いずれも電源配線側にソース、駆動回路側にドレインが配置されるように接続される。ゲートに印加する一定電圧Vcas1,Vcas2は、それそれ、nチャネル型トランジスタTra、pチャネル型Trbのゲート−ドレイン間を逆バイアスにする電圧である。
以上の説明は有機EL素子を例にとって説明したが、駆動回路の負荷は、有機EL素子以外に、無機EL素子、LED,電界放出素子などの発光素子であってもよい。発光素子でなく発熱体などの電流で動作する負荷であってもよい。
以下、実施例によって、第1ないし第3の実施形態の例とその変形例を説明する。
図8は、第1の実施形態の一例であり、電子写真プリンタの露光ヘッドの1つの画素を示している。緩衝回路11の構成及び印加電圧Vcas1は、第1の実施形態で説明したものと同じである。
緩衝回路11はトランジスタTraで構成され、定電圧線8によってゲートに一定電圧Vcas1を印加する。電圧Vcas1は、Traが飽和領域で動作するように設定される。
緩衝回路11のnチャネル型MOSトランジスタTraと駆動回路10のpチャネル型MOS駆動トランジスタTr2は、互いのソースを接続させた直列接続になっている。
図9は、緩衝回路11のトランジスタTraの特性を示す図であり、ゲート電圧をVgs1またはVgs2に固定したときの、ソースドレイン間電圧(Vds)に対するドレイン電流(Ids)の変化を示す。
閾値電圧をVthとすると、Vds=Vgs−Vth となるピンチオフ点を境に、コンダクタンス(電圧に対する電流の変化率)が大きく変化する。飽和領域では、コンダクタンスが線形領域に比べて小さくなっており、Vdsが変化したときのIdsの変化は非常に小さい。このため、第1電源配線の電圧が変動しても、それに依存しない電流を有機EL素子に供給することが可能になる。
駆動回路10は、図2の回路とは異なり、Tr1からTr6までの6つのトランジスタを含んでいる。選択トランジスタTr1は、ゲートが選択走査線(SEL)41に接続され、ソースまたはドレインの一方がデータ線3に、他方が保持容量C1の一端にそれぞれ接続されている。駆動トランジスタTr2は、ゲートが保持容量C1の他端に、ソースが緩衝回路11に、ドレインが発光期間を制御するトランジスタTr6を介して有機EL素子ELのアノードに接続されている。
駆動回路10は、このほかに、駆動トランジスタTr2のゲート−ドレイン間を接続するトランジスタTr3,保持容量C1の両端を接続するトランジスタTr5、保持容量の一端を基準電圧Vrefに接続するトランジスタTr4を含んでいる。トランジスタTr1とTr3は共通の選択走査線41でオンとオフが切り替えられる。トランジスタTr4は、選択走査線41でTr1とTr3とは逆のタイミングでオン・オフが切り替えられる。トランジスタTr5は、初期化のための走査線(PRE)42の選択信号でオンになり、保持容量C1に保持されていた電荷を放電する。トランジスタTr6は、発光期間制御線(ILM)43で制御され、駆動トランジスタTr2のドレインから有機EL素子ELのアノードへの電流経路を導通させる。有機EL素子ELのカソードは第2の電源配線6に接続されている。
駆動回路は、SEL、PRE、ILMの3つの走査信号で動作が制御される。これらの走査信号は画素ごとに順次印加される。
図10は図8の駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。
時刻t1−t3は、i番目の画素に走査信号が印加される期間である。同様の信号が、全ての画素に時間をずらせて印加される。
時刻t1から時刻t2の間(プリチャージ期間)は、SEL=L、PRE=H、ILM=Hであり、トランジスタTr4、Tr5がオン、Tr1、Tr3、Tr6がオフになる。駆動トランジスタTr2のゲートと保持容量C1の両端はすべて基準電圧Vrefとなる。
時刻t2からt3の間(Az(オートゼロ)期間)はSEL=H、PRE=L、ILM=Hであり、トランジスタTr1とTr3がオン、Tr4、Tr5、Tr6がオフになる。保持容量C1の一端はデータ線3に接続され、信号電圧Vdataになる。保持容量C1の他端すなわち駆動トランジスタTr2のゲートはドレインと接続されるので、ゲート−ソース間電圧(Vgs)に応じたドレイン電流が保持容量C1に流れる。この電流で保持容量C1が充電され、ゲート電圧は上昇する。
ゲート電圧の上昇に伴いゲート−ソース間電圧が小さくなり、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧になると、Tr2のドレイン電流がゼロになる。同時にゲート電圧の上昇も停止する。
ドレイン電流がゼロになった時点で、駆動トランジスタTr2のソース電圧は、トランジスタTraのゲート電圧Vcas1からトランジスタTraの閾値電圧だけ下がった電圧Vcas1−Vth(Tra)になる。また駆動トランジスタTr2のゲート電圧は、上のソース電圧からさらに駆動トランジスタTr2の閾値電圧だけ下がった電圧、すなわちVcas1−Vth(Tra)−Vth(Tr2)となる。
この結果、Az期間終了時点で保持容量C1の両端には、
ΔVC1=Vcas1−Vth(Tra)−Vth(Tr2)−Vdata (5)
の電位差が生じている。
時刻t3以降は、SEL=L、PRE=L、ILM=Lなので、トランジスタTr4、Tr6がオン、Tr1、Tr3、Tr5がオフになる。保持容量C1のデータ線側の端子が電圧Vrefになるので、ゲートはVref+ΔVC1になる。この電圧によって駆動トランジスタTr2に電流が流れる。
駆動トランジスタTr2の電流Iは、緩衝回路11のトランジスタTraにも流れ、実施形態1で説明したように、駆動トランジスタのソース電圧をVcas1−Vth(Tra)−(2I/α)1/2にする。
したがって、駆動トランジスタTr2のゲート−ソース間電圧は、
Vgs= Vcas1−Vth(Tra)−(2I/α)1/2−(Vref+ΔVc1)
=Vdata−Vref+Vth(Tr2)−(2I/α)1/2 (6)
となる。このVgsで決まる駆動トランジスタTr2のドレイン電流がIに等しいことから、電流Iが定まる。
理想的なトランジスタ特性を仮定すると、
I=(β/2)(Vgs−Vth(Tr2))
であるから、これに(6)式を代入して、
I=(β/2)(Vdata−Vref−(2I/α)1/2 (7)
を得る。電流Iはこの(7)式を満たすように決まる。
(7)式からわかるように、電流Iは、信号電圧Vdataと基準電圧Vrefの差で決定される。αとβがパラメータとして入ってくるが、それらはトランジスタTraとトランジスタTr2の特性であり、あらかじめ求めておくことができる。
駆動トランジスタの特性が理想的特性からずれると、上で用いた式が成り立たず、ドレイン電流がソース−ドレイン間電圧にも依存するようになる。しかし、駆動トランジスタTr2のドレイン電圧は有機EL素子ELの電流−電圧特性によって決まるので、結局、電流Iが信号電圧Vdataと基準電圧Vrefの差で決定されることには変わりがない。トランジスタTraとTr2の特性に加えて有機EL素子ELの特性パラメータが入ってくるが、それもあらかじめ知ることができる。
以上のように、信号電圧がVdataのとき、電流Iは一義的に決定される。逆に、所望の電流Iを得たいときの信号電圧Vdataも一義的に決めることができる。
本実施例の駆動回路は、駆動トランジスタTr2の閾値電圧Vth(Tr2)に依存しない電流を生成する。しかし、図2に示した駆動回路やそれ以外の駆動回路においても、第1電源配線と駆動トランジスタのソースの間に、飽和領域で動作するトランジスタをカスケード接続することにより、同様の効果を得ることができる。
本実施例は、第1の実施形態の他の例である。図11は本実施例の緩衝回路11の詳細図である。緩衝回路11は実施例1の緩衝回路とは構成が異なる。駆動回路10は実施例1と同じ図2に示した回路である。
Tr11のドレインは第1の電源配線5に、ソースは電圧供給配線とTr15のゲートとTr17のドレインに、ゲートはTr13のソースとTr15のドレインに、それぞれ接続されている。Tr12とTr13のソースはVdd電源線に、Tr12のゲートはTr12のソースとTr13のゲートとTr14のドレインに接続されている。Tr14のゲートにはVinという電圧が印加され、ソースはTr15のソースとTr16のドレインに接続されている。Tr16のゲートとTr17のゲートはVbiasに、ソースはVSSに共通に接続されている。
Tr11は、実施形態1,2の緩衝回路のトランジスタTraに相当する。緩衝回路11は、演算増幅器と同様の回路であり、Tr11のソースから一定電圧Vcas1を出力する。
緩衝回路11の電源VddとVSSは、有機EL素子の駆動に用いる電源とは別に設けられている。Vbiasに一定電圧を与え、Tr12,Tr14、Tr13,Tr15に電流を流すと、Tr15のドレインに一定電圧が発生し、Tr11のゲートに入る。このゲート電圧によってTr11が飽和領域で動作し、Vinと同じ電圧がTr11のソースに生じる。入力電圧Vinは、Tr11が飽和領域で動作するように第1電源配線5の電圧より十分低い電圧に設定する。その結果、第1電源配線の電圧が変動しても、出力電圧である電圧供給配線の電圧は変動が抑制される。
駆動回路10は、トランジスタTr11のソースに接続される。緩衝回路11は、出力インピーダンスが非常に小さく、出力電流が変動しても電圧はほとんど変化しない。これは、出力のトランジスタTr11の電流供給能力を高くすることにより可能になる。
したがって、本実施例の緩衝回路11に複数の駆動回路10を接続し、第2の実施形態の例とすることもできる。複数の駆動回路10を1つの緩衝回路11に接続するときは、緩衝回路の駆動能力を、それに接続される駆動回路全体の駆動能力もしくはそれ以上にしておくことが好ましい。3個の駆動回路を1つの緩衝回路に接続するときは、緩衝回路のトランジスタの駆動能力を個々の駆動回路の駆動トランジスタの3倍以上にする。そうすることで、駆動回路に流す電流に依存して、駆動回路と緩衝回路の接続点の電圧変動を抑えることができる。
第1電源配線5と第2電源配線6に流れる全電流は等しい。第1電源配線5側に緩衝回路11を設けることで、第1電源配線の配線抵抗を第2電源配線の配線抵抗より高くすることができる。第1電源配線の幅を狭くして、第1電源配線の占める面積を減らすことができる。図11の緩衝回路に限らず、安定した定電圧を出力可能な任意の電源回路を緩衝回路として用いることができる。
図12は、実施形態1と3の両方の特徴を備えた実施例であって、駆動回路の高電圧側と低電圧側にそれぞれ緩衝回路を設けた例である。
駆動回路10は実施例1で説明したものと同じであるが、図8の駆動トランジスタTr2と有機EL素子の間にあるトランジスタTr6をTrbに置き換え、低電圧側の緩衝回路12としての役割を持たせた点が実施例1とは異なる。高電圧側の緩衝回路11は実施形態1で用いたものと同じである。
図13は図12の駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。
ILM制御線のLowレベルに電圧Vcas2を印加する。
第1電源配線5と駆動回路10の間に、緩衝回路11としてトランジスタTraが接続されている。トランジスタTraのゲートには、飽和領域で動作するように第1電源配線の最低電圧Vminに等しい、またはそれより低い電圧Vcas1が印加される。これにより第1電源配線5の変動が駆動回路10に伝わることが抑制される。
駆動トランジスタTr2からの電流を遮断する場合、TrbのゲートにはTrbをオフにするH(high)レベルの電圧を与える。
駆動トランジスタTr2からの電流を有機EL素子ELに流す場合は、Trbが飽和領域で動作するようにゲート電極に電圧Vcas2を印加する。Tr2とTrbはカスケード接続されている。
第2電源配線の電圧変動だけでなく、有機EL素子ELのばらつきによるアノード電圧の変動も、Tr2のドレインに伝わらない。
Trbのドレイン電圧がΔV1変動した時に、Tr2のドレイン電流に与える影響について、図14、図15を用いて説明する。図14はTrbのVds−Ids特性およびVgs−Ids特性、図15はTr2のVds−Ids特性を示す図である。
Trbのソース−ドレイン間にVds1の電圧が印加され、その時のゲート−ソース間電圧をVgs1、ドレイン電流をI1とする。Trbのドレイン電圧がΔV1だけ上昇すると、Trbのソース−ドレイン間電圧がVds2になり、ドレイン電流はI1からI2に減少する。しかし、Tr2からI1の電流がTrbのソースに流れ込んでくるため、Trbのソース電圧が上昇し、Trbのゲート−ソース間電圧がVgs2に変化する。Vgs1からVgs2への電圧変化は、Vgs−Ids特性のグラフ上ではΔV2の変化量であり、ソース−ドレイン間電圧の変化量ΔV1に比べて小さい。Trbのソース電圧がΔV2だけ上昇すると、Tr2のVdsがΔV2だけ減少し、その分電流がI1から減少する。このフィードバックがかかるため、電流はI1とI2の中間の電流値I3に落ち着く。Trbのソース電圧はΔV2より小さいΔV3だけ上昇する。Tr2から見ると、図15のように、ドレイン電圧がΔV3だけ上昇した分、ドレイン電流がI1からI3に減少する。結果として、Trbが飽和領域で動作しているため、ΔV1の変動がΔV3に抑制される。
このようなメカニズムによって、Trbを飽和領域で動作させると、第2電源配線の電圧変動をTr2のドレインに伝わらないようにすることができる。
図16は、Tr2のドレインとTrbのソースを直列(カスケード)接続した合成トランジスタの特性を示す。横軸はTr2のソースとTrbのドレイン間の電圧、縦軸はTr2およびTrbに流れる電流である。
図の点線は、TrbのゲートにL(low)レベルの電圧を印加した場合の特性である。Trbは線形領域で動作するので、ソース−ドレイン間電圧Vdsは小さく、Trbのドレイン電圧の変動がそのままTr2のドレイン電圧に伝わる。この結果、合成特性はTr2のVds−Ids特性とほぼ同じになる。
一方、TrbのゲートにVcas2の電圧を印加して飽和領域で動作させた場合は、図14,15によって説明したメカニズムにより、Tr2のソースとTrbのドレイン間の電圧が変化しても、Tr2の飽和領域における電流の変化は非常に小さい。これが図16の実線に示した特性である。
本実施例は、駆動回路内の駆動トランジスタの第1電源配線側に第1の緩衝回路11を設け、第2電源配線側に第2の緩衝回路12を設けた。2つの緩衝回路を接続する事で、電源電圧変動をより少なくすることができる。
図17は、図10の高電圧側の緩衝回路11を省き、低電圧側の緩衝回路12だけを設けた例である。低電圧側に緩衝回路12をもうけたことにより、第2電源配線の配線抵抗を第1電源配線の配線抵抗よりも高くすることが可能になる。それにより第2電源配線の配線幅が細くなり、表示装置の額縁を狭くすることができる。
図18は、低電圧側の緩衝回路12の別の例であって、実施例1の駆動回路10のトランジスタTr6とは別に、緩衝回路12のトランジスタTrbを設けた例である。トランジスタTrbは、駆動トランジスタTr2のドレインとトランジスタTr6のソースの間に設けられる。トランジスタTrbのゲートには電圧Vcas3が印加される。その他は実施例1と同じである。
Vcas3は、Trbのドレイン電圧の最大よりも高い電圧に設定される。Tr6はスイッチとして働くので、オンのときソース−ドレイン間電圧は非常に小さい。これが無視できるとすると、Vcas3はVcas2と同じ電圧でよい。
Trbのゲートに電圧Vcas3を供給する電圧線は、他の画素の緩衝回路と共有することができる。
EL 有機EL素子
2 画素
3 データ線
4 走査線
5 第1電源配線
6 第2電源配線
8、9 定電圧線
10 駆動回路
11、12 緩衝回路

Claims (12)

  1. 電源から延びる電源配線と、
    前記電源配線に沿って配置され、信号電圧によって定まる電流を前記電源配線から負荷に流して前記負荷を駆動する複数の駆動回路と、
    を有する回路装置であって、
    前記電源配線と前記駆動回路の間に、ドレインを前記電源配線側に、ソースを前記駆動回路側に配置して接続され、
    ゲートに、前記負荷に流れる電流の変化により前記ドレインの電圧が変動する範囲で前記ゲート−ドレイン間の電圧を常に逆バイアスにする一定電圧が印加される
    トランジスタを備えていることを特徴とする回路装置。
  2. 前記トランジスタのソースに複数の前記駆動回路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の回路装置。
  3. 前記電源配線に沿って複数の前記トランジスタを備えており、前記トランジスタのゲートに印加される一定電圧は、前記複数のトランジスタに共通の電圧であることを特徴とする請求項1または2に記載の回路装置。
  4. 前記駆動回路は、前記トランジスタに直列に接続された第2のトランジスタを有し、前記第2のトランジスタのゲートに前記信号電圧が入力されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の回路装置。
  5. 前記トランジスタのドレインと前記電源配線の間に前記負荷が接続されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の回路装置。
  6. 前記電源配線が、前記駆動回路の高電圧側の電源電圧を供給する電源配線であり、前記トランジスタがnチャネル型であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回路装置。
  7. 前記電源配線が、前記駆動回路の低電圧側の電源電圧を供給する電源配線であり、前記トランジスタがpチャネル型であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回路装置。
  8. 前記電源配線が、前記駆動回路の高電圧側の電源電圧を供給する第1電源配線と、前記駆動回路の低電圧側の電源電圧を供給する第2電源配線とを含み、前記トランジスタが、前記第1の電源配線と前記駆動回路の間のnチャネル型トランジスタと、前記第2の電源配線と前記駆動回路の間のpチャネル型トランジスタとを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回路装置。
  9. 前記負荷が発光素子であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の回路装置。
  10. 前記発光素子が有機EL素子であることを特徴とする請求項9に記載の回路装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の回路装置と発光素子とを含み、前記発光素子がマトリクス状に配置されていることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の回路装置と発光素子とを含み、前記発光素子がライン状に配置されていることを特徴とする電子写真プリンタの露光ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016013640A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 コニカミノルタ株式会社 光書込み装置および画像形成装置

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