JP2014092506A - 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム - Google Patents

自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014092506A
JP2014092506A JP2012244339A JP2012244339A JP2014092506A JP 2014092506 A JP2014092506 A JP 2014092506A JP 2012244339 A JP2012244339 A JP 2012244339A JP 2012244339 A JP2012244339 A JP 2012244339A JP 2014092506 A JP2014092506 A JP 2014092506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
priority
analysis
line
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012244339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6037783B2 (ja
Inventor
Naohiko Fukaya
直彦 深谷
Hideyuki Yanami
秀之 矢浪
Yuko Okayama
祐孝 岡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2012244339A priority Critical patent/JP6037783B2/ja
Publication of JP2014092506A publication Critical patent/JP2014092506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6037783B2 publication Critical patent/JP6037783B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】臨床検査において使用される自動分析装置において、列の後方の動的な優先度変更制御を行うことができ、搬送制御の高効率化と、その搬送調整操作の使い勝手を改善することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】自動分析装置において、自動分析部2と、搬送調整支援部1とを備え、搬送調整支援部1の搬送制御部13は、自動分析部2の分注ライン上の試料の優先度が高く変更された場合、自動分析部2の分注ライン上の優先度の高い試料の搬送状況、自動分析部2の緊急ライン上の試料の搬送状況、および自動分析部2の分注ライン上の優先度の高い試料より前に存在する試料の搬送状況に基づいて、自動分析部2の分注ライン上の優先度の高い試料の分析が早く完了するように搬送制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は臨床検査において使用される自動分析装置に関し、特に試料に優先度を設定し、優先度に基づいて処理を行う技術に関するものである。
血液、尿等の患者提供の試料を自動的に分析する自動分析装置は、病院、検査センター等で、検査の省力化のために使われている。このような自動分析装置では、自動分析装置に投入されている試料の数や分析内容によっては、試料の投入から分析までに待ちが生じ、分析結果の報告までの時間が変動する。
検査技師や医師は、手術や診察の業務計画をたてるため、特定の試料について、特定時刻までに分析結果を得たいことがある。これが実現できれば、検査技師や医師の使い勝手が改善し、かつ、分析結果を待つ患者へのサービスの品質向上につながる。
このような自動分析装置の課題を解決する従来技術として、例えば、特開2009−281752号公報(特許文献1)に記載のような、試料分析の目標完了時刻と現在時刻に応じて試料の優先度を動的に変更できる自動分析装置や、特開平11−281652号 公報(特許文献2)に記載のような、システムに投入された試料の出力順を任意に変えてその迅速処理を行うようにする検体検査前処理システムがあった。
特開2009−281752号公報 特開平11−281652号公報
従来の自動分析装置は、急患検体等の分析結果を他検体試料より早く取得するため、試料あるいは試料の集合に対して優先度付けし、優先度の高い試料を他試料より早く分析機構へ運ぶ搬送機構とその制御方式を備えていた。
特許文献1、2の制御方式においては、ユーザが特定の試料に優先度を与える、あるいは、自動分析装置が試料の目標完了時刻と現在時刻に応じて試料の優先度を動的に変更することで、試料を優先度付けし、優先度に従って、ランダムアクセス可能な試料収納機構からの取り出し順を変更し、または、搬送経路の合流地点での通過試料を選択することで、優先度を考慮した搬送制御を実現していた。
しかし、退避場所のない搬送経路上に複数の試料が列を成して並んだときに、列の後方の動的な優先度変更制御については、特許文献1の制御方式では、ランダムアクセス可能なバッファに特化した方式であり、列の後方の動的な優先度変更制御には適用できない。
また、特許文献2の制御方式は、合流地点のマージの仕方によるため、列の後方の試料の優先度を動的に上げても、優先度を上げた試料の前に並ぶ試料の優先度が低ければ、優先度を上げた試料は、前に並ぶ優先度の低い試料の搬送を待たなければならず、優先度を上げた効果が限定的になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、臨床検査において使用される自動分析装置において、列の後方の動的な優先度変更制御を行うことができ、搬送制御の高効率化と、その搬送調整操作の使い勝手を改善することができる自動分析装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
すなわち、代表的なものの概要は、試料を分析するための複数の分析モジュールと、複数の分析モジュール間で試料を搬送する搬送ラインと、搬送ラインから分析モジュールに試料を分岐させる分注ラインと、搬送ラインから分析モジュールに優先度の高い試料を優先的に分岐させる緊急ラインとを有し、試料の分析を行う自動分析部と、搬送前の試料だけではなく、既に搬送中の試料に対しても試料の優先度の情報を受け付け試料の優先度を設定する試料優先度設定部と、試料優先度設定部で設定された試料の優先度に基づいて、試料の搬送制御を行う搬送制御部とを有し、自動分析部内での搬送ライン、分注ライン、および緊急ラインの試料の搬送調整を支援する搬送調整支援部とを備え、搬送制御部は、分注ライン上の試料の優先度が高く変更された場合、分注ライン上の優先度の高い試料の搬送状況、緊急ライン上の試料の搬送状況、および分注ライン上の優先度の高い試料より前に存在する試料の搬送状況に基づいて、分注ライン上の優先度の高い試料の分析が早く完了するように搬送制御を行うものである。
また、自動分析装置における自動分析調整支援方法であって、分注ライン上の試料の優先度が高く変更された場合、搬送制御部により、分注ライン上の優先度の高い試料の搬送状況、緊急ライン上の試料の搬送状況、および分注ライン上の優先度の高い試料より前に存在する試料の搬送状況に基づいて、分注ライン上の優先度の高い試料の分析が早く完了するように搬送制御を行うものである。
また、自動分析調整支援プログラムにより、自動分析調整支援方法をコンピュータに実行させるものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、列の後方の動的な優先度変更制御を行うことができ、搬送制御の高効率化と、その搬送調整操作の使い勝手を改善することができる。
本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の自動分析部の構成を示す構成図である。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の試料の優先順位をユーザが変更しない場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の優先度設定画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の試料の優先順位をユーザが変更する場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の優先度設定画面の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<自動分析装置の構成>
図1により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。
図1において、自動分析装置は、搬送調整支援部1、自動分析部2、および自動分析装置調整者端末3から構成され、搬送調整支援部1、自動分析部2、および自動分析装置調整者端末3は、ネットワーク4を介して接続されている。
搬送調整支援部1は、処理部10、記憶部20、およびネットワークインタフェース30を備える。
処理部10は、その機能ブロックとして、試料優先度設定部11、分析結果取得時刻予想部12、搬送制御部13および分析制御部14を含んで構成される。記憶部20は、試料優先度情報21、搬送情報22、分析依頼情報23やプログラムなどを記憶する。
処理部10は、記憶部20に格納されたプログラムを実行することで、各構成要素(例えば、搬送制御部13)を統括的に制御し、様々な演算処理を行う。
具体的には、処理部10は、CPU(Central Processing Unit)で実行される。記憶部20は、プログラムやデータを永続的に記憶するために用いられるものであり、大容量の磁気メモリであるハードディスクなどで構成される。
ネットワークインタフェース30は、ネットワーク4を介して、データのやり取りを行うためのインタフェースである。
以上のように、コンピュータによって構成された搬送調整支援部1においては、図1に示した機能ブロックの機能は、処理部10が記憶部20に格納されている各機能ブロックに対応する所定のプログラムを実行することによって実現される。
従って、搬送調整支援部1の各機能ブロックの動作主体は、処理部10である。なお、このような場合、各機能ブロックの動作を記載するとき、その主語は処理部10とすべきであるが、本実施の形態では、各機能ブロックの動作を記載するとき、その主語としてその機能ブロック名を用いる。
さらに、図1に示すように、搬送調整支援部1は、ネットワークインタフェース30によりネットワーク4に接続され、そのネットワーク4を介して自動分析装置調整者が使用する複数の自動分析装置調整者端末3に接続されている。
このとき、自動分析装置調整者端末3は、通常、CPUと記憶装置を備えたコンピュータによって構成されるが、機能的には、搬送調整支援部1の表示装置や入出力装置などとして用いられる。
なお、以下、自動分析装置調整者端末3を調整者端末3と、自動分析装置調整者を調整者と、適宜略記する。
そこで、本実施の形態では、搬送調整支援部1の各ブロックがネットワークインタフェース30およびネットワーク4を介して調整者端末3から情報を入力(取得)したり、ネットワークインタフェース30およびネットワーク4を介して調整者端末3へ情報を出力(表示)したりする場合、単に、調整者端末3から情報を入力(取得)する、あるいは、調整者端末3へ情報を出力(表示)すると記載する。
なお、図1に示した機能ブロックの構成の例では、搬送調整支援部1は、1つのコンピュータによって構成されているが、搬送調整支援部1は、ネットワーク4などで相互に接続された複数のコンピュータによって構成されていてもよい。
例えば、試料優先度設定部11および分析結果取得時刻予想部12のそれぞれが、それぞれ異なるコンピュータ上に実現されてもよい。また、調整者端末3がコンピュータによって構成された場合には、試料優先度設定部11の機能が調整者端末3上に実現されてもよい。
<搬送調整支援部の各機能ブロックの概要>
次に、図1を参照して、搬送調整支援部1の各機能ブロックの機能の概要について説明する。
試料優先度設定部11は、調整者が、試料優先度を設定するのを支援する機能ブロックであり、搬送前の試料だけではなく、既に搬送中の試料に対しても試料の優先度の情報を受け付け試料の前記優先度を設定することができる。
試料が緊急と指定され優先度が上がると、自動分析部2において優先的に搬送される。
試料優先度設定部11は、所定の試料優先度設定画面を調整者端末3に表示するとともに、その試料優先度設定画面を介して入力される試料の搬送の優先度に関する設定情報に基づき、試料優先度情報21を生成して、記憶部20に格納する。
分析結果取得時刻予想部12は、調整者が、試料優先度を設定する際に、記憶部20に格納されている試料優先度情報21、搬送情報22および分析依頼情報23に基づき、分析結果取得の予想時刻を計算し、試料優先度設定部11に送信する。
試料優先度設定部11は、分析結果取得の予想時刻を試料優先度設定画面に表示し、調整者は予想時刻に基づき、試料優先度を設定する。
搬送制御部13は、試料優先度情報21および分析依頼情報23に基づき、自動分析部2に搬送制御命令を送信する機能ブロックである。
搬送制御部13は、各試料の分析する依頼項目を表す分析依頼情報23に基づいて自動分析部2内での試料の搬送先を決定し、試料優先度情報21に基づいて、どの検体試料を優先して搬送するかを決定し、それらの決定に基づき搬送制御命令を生成し、自動分析部2に送信する。
また、搬送制御部13は、各試料の現在位置の情報を自動分析部2から受け取り、搬送情報22を生成し、記憶部20に格納する。
分析制御部14は、各試料の検査依頼項目を記録した分析依頼情報23に基づき分析命令を生成し、自動分析部2に送信する。自動分析部2は、分析命令に従い、試料を試験管から吸引し、自動分析部2内において化学反応、計測を行う分析モジュールに試料を渡し(この動作を分注と呼ぶ)、分析を行う。
<自動分析装置の動作>
次に、図2〜図5により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の動作について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の自動分析部の構成を示す構成図、図3は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の試料の優先順位をユーザが変更しない場合の動作を示すフローチャート、図4は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の優先度設定画面を示す図、図5は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の試料の優先順位をユーザが変更する場合の動作を示すフローチャートである。
まず、搬送調整支援部1の制御対象である自動分析部2の説明をする。
図2に示すように、自動分析部2は、投入部200から試料を検査技師から受け付け、試料を収納部201に向けてベルトコンベアライン等の搬送機構を用いて搬送する。
投入部200の受け付けの際には、試料に貼付されたバーコード等から試料の識別情報を読み取る。搬送の途中、搬送調整支援部1から受け取った搬送制御命令に基づき、各分析モジュール202、203、204の分注位置208に搬送する。
分注位置208に到着した試料は、吸引吐出機構211に吸引され、反応セル装置210に備えられた反応セルに試料ごとに吐出される。
その後、試薬管理機構212から試薬吸引吐出機構213によって吸引された試薬が試料の入った反応セルに吐出され、反応が起きる。反応後、規定の時間後に、その試料に光線を照射しその吸光度を計測する等によって、試料の構成物の濃度を計測する。
通常、試料は分注ライン205を通って、分注位置208に搬送される。緊急として指定された試料は、搬送ライン206、緊急ライン207を通して、分注位置208に搬送される。試料が緊急であるか否かは、記憶部20に格納された試料優先度情報21に記録され、搬送制御部13が自動分析部2に試料優先度情報21を送信することで、自動分析部2が知ることができる。
通常の試料が分注ライン205上の分注位置208の前の待機位置に複数並んで待機するのに対して、緊急として指定された試料は、緊急ライン207を通ることにより待機するのを避ける。かつ、分注ライン205と緊急ライン207の合流地点では、緊急ライン207上の試料を優先的に分注位置208に搬送する。
このことにより、緊急指定試料が分注位置208に短時間で到達し、分析結果の取得までの時間を短縮する。緊急として指定された試料は、指定された以降、常に緊急ライン207と分注ライン205の分岐点では緊急ライン207に搬送される。例えば、分析モジュール202の分注位置208へ緊急ライン207を通って搬送された試料は、分析モジュール203、204においても同様に緊急ライン207を通って搬送される。
また、分析結果が異常値であったりしたときに再検査(再検と呼ぶ)するために、試料は戻りライン214を搬送し、再検バッファ215に格納し、必要なときには、再度、搬送ラインを搬送する機能をもたせる。
以下、搬送制御として、試料の優先順位をユーザが変更しない場合と、試料の優先順位をユーザが変更する場合の分注位置の前の合流地点の搬送方法について説明する。
○搬送制御1−1:試料の優先順位をユーザが変更しない場合
試料の優先順位をユーザが変更しない場合は、図3に示すように、まず、緊急ライン207上に試料が存在するか否かを判定し(ステップS100)、ステップS100で緊急ライン207上に試料が存在する場合は、緊急ライン207上の先頭の試料を分注位置208に搬送し(ステップS101)、ステップS100に戻る。
ステップS100で緊急ライン207上に試料が存在しない場合は、分注ライン205上に試料が存在するか否かを判定し(ステップS102)、ステップS102で分注ライン205上に試料が存在する場合は、分注ライン205上の先頭の試料を分注位置208に搬送し(ステップS103)、ステップS100に戻る。
また、ステップS102で分注ライン205上に試料が存在しない場合は、終了する。
つまり、合流地点においては、常に緊急ライン207上の試料を優先して搬送することによって、優先度の高い試料の搬送時間の短縮を実現する。
また、自動分析部2は、随時、各試料の現在位置の情報を、搬送調整支援部1に送信し、搬送制御部13はその情報に基づき、搬送情報22を生成し、記憶部20に格納する。
ここで、試料の優先度を設定する優先度設定画面の一例について説明する。
図4に示す優先度設定画面400は、試料優先度設定部11によって表示される。優先度設定画面400は、所定のGUIを有する入力画面であり、試料優先度設定部11は調整者端末3に優先度設定画面400を表示する。
図4に示すように、優先度設定画面400は、試料の識別子を表示する試料IDエリア401、調整者が試料か緊急かどうか、優先度を設定するための緊急設定ボタン402から構成される。
緊急設定ボタン402は、初期状態ではOFFである。設定者が緊急設定ボタン402を押下することで、ON、OFFが切り替わり、試料に対して、緊急か否かの設定をする。試料優先度設定部11は、緊急か否かの情報に基づき、試料優先度情報21を生成し、記憶部20に格納する。
この優先度設定画面400による優先度の設定を、試料の投入前などに事前に行い、その後変更しない場合の動作が、上記の試料の優先順位をユーザが変更しない場合の動作である。
また、この優先度設定画面400による優先度の設定を、分析途中でも行い、優先度を変更する場合の動作が、以下に示す試料の優先順位をユーザが変更する場合となる。
この場合、試料が緊急と設定されたとき、それが、図2に示す分注ライン205と搬送ライン206の分岐地点より手前であれば、分注位置208に向かうために搬送ライン206から緊急ライン207の経路を採用し、緊急と設定された試料が優先的に分析される。
試料が緊急と設定されたときが、分岐地点より手前でなければ、既に分注ライン205上に分岐されているので、そのまま分注位置208に向かい、分注ライン205上に優先度が普通の試料が存在していれば、その優先度が通常の試料の後に並ぶことになる。
なお、ここでは、試料の優先度を緊急か否かの2つの値をとるとしたが、{1、2、3}などの3以上の値から選択することも可能であり、その優先度の相対的な関係は、数字の大小で定義すればよい。
○搬送制御1−2:試料の優先順位をユーザが変更する場合
試料の優先順位をユーザが変更する場合、つまり分析途中で試料を緊急指定への格上げをする場合は、図5に示すように、まず、緊急ライン207上に試料が存在するか否かを判定し(ステップS200)、ステップS200で緊急ライン207上に試料が存在しない場合は、分注ライン205上に試料が存在するか否かを判定し(ステップS201)、ステップS201で分注ライン205上に試料が存在する場合は、分注ライン205上の先頭の試料を分注位置208に搬送し(ステップS202)、ステップS200に戻る。
ステップS201で分注ライン205上に試料が存在しない場合は、緊急ライン207上にも分注ライン205上に試料が存在しないため終了する。
ステップS200で緊急ライン207上に試料が存在する場合は、分注ライン205上に試料が存在するか否かを判定し(ステップS203)、ステップS203で分注ライン205上に試料が存在しない場合は、緊急ライン207上のみに試料が存在するため、緊急ライン207上の先頭の試料を分注位置208に搬送し(ステップS204)、ステップS200に戻る。
また、ステップS203で分注ライン205上に試料が存在する場合は、分注ライン205上に緊急指定の試料が存在するか否かを判定し(ステップS205)、ステップS205で分注ライン205上に緊急指定の試料が存在しない場合は、優先度の高い緊急ライン207上の試料を優先するため、緊急ライン207上の先頭の試料を分注位置208に搬送し(ステップS204)、ステップS200に戻る。
また、ステップS205で分注ライン205上に緊急指定の試料が存在する場合は、緊急ライン207上と分注ライン205上の両方に緊急指定の試料が存在するということになり、この場合には、緊急ライン207上と分注ライン205上の先頭の試料のうち、自動分析部2への投入時刻が古い方を分注位置に搬送し(ステップS206)、ステップS200に戻る。
以上のように搬送制御し、分注ライン205上のみに試料がある場合は、分注ライン205上の先頭の試料を分注位置に搬送している。
また、緊急ライン207上と分注ライン205上の両方に試料があるが、分注ライン205上に緊急指定の試料が存在しない場合、緊急ライン207上の先頭の試料を分注位置に搬送している。
また、緊急ライン207上と分注ライン205上の両方に試料が存在した場合、分注ライン205上に緊急指定された試料が存在していたら、緊急ライン207上と分注ライン205上の先頭の試料のうち、自動分析部2への投入時刻が古い方を分注位置に搬送している。
ここでは、分注ライン205上に緊急指定された試料が存在したら、それより前に並ぶ試料も緊急指定として扱うことと等価な振る舞いをさせている。その理由は、緊急指定された試料の前に通常の試料が存在したときに緊急指定された試料が分注位置に到着するのが遅れるのを防ぐためである。投入時刻が古い試料を優先して搬送するのは、装置での滞在時間が長い試料を防ぐためである。
このように、本実施の形態では、試料の投入後に緊急指定した試料であっても、分注までの時間を短縮することができる。
<優先度設定画面の他の例>
次に、図6により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の優先度設定画面の他の例について説明する。図6は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の優先度設定画面の他の例を示す図である。
図6に示す優先度設定画面600は、試料優先度設定部11によって、表示される。優先度設定画面600は、所定のGUIを有する入力画面であり、試料優先度設定部11は調整者端末3に優先度設定画面600を表示する。
優先度設定画面600は、図4に示す優先度設定画面400に、分析結果取得予想時刻の表示を追加することで、調整者の緊急設定判断を支援するようにした画面である。
図6に示すように、優先度設定画面600は、試料の識別子を表示する試料IDエリア601、各試料に対して、分析結果が得られる予想時刻を示す結果取得予想時刻エリア611、612、613、試料が緊急かどうか、優先度を設定するための緊急設定ボタン630、試料を緊急設定した場合に分析結果が得られる予想時刻を示す緊急設定時予想時刻エリア621、622、623から構成される。
結果取得予想時刻エリア611、612、613は、分析結果取得時刻予想部12が計算した分析結果取得の予想時刻を表示する。調整者は、予想時刻が望む時刻より遅い場合、緊急設定を行う判断をすることができる。
緊急設定ボタン630は、初期状態ではOFFである。設定者が緊急設定ボタン630を押下することで、ON、OFFが切り替わり、試料に対して、緊急か否かの設定がされる。試料優先度設定部11は、緊急か否かの情報に基づき、試料優先度情報21を生成し、記憶部20に格納する。
緊急指定時予想時刻エリア621、622、623は、分析結果取得時刻予想部12が計算した、試料を緊急指定した場合の分析結果取得の予想時刻を表示する。調整者は、緊急指定した場合の予想時刻を知ることで、緊急指定の効果を予想できる。
図6に示す例では、試料IDがAAAの試料については、緊急設定ボタン630がONになっているが、緊急設定された状態について再度結果取得予想時刻が計算された状態を示しているため、試料IDがAAAの試料については、結果取得予想時刻エリア611、612、613と、緊急指定時予想時刻エリア621、622、623が同じ時刻になっている。
また、試料IDがBBBの試料については、現在緊急設定ボタン630はOFFで、緊急指定時予想時刻エリア621、622、623が、結果取得予想時刻エリア611、612、613よりも早い時刻を表示している。
従って、試料IDがBBBの試料については、緊急設定ボタン630をONにして緊急設定することにより、早く分析を完了させることが分かる。
また、試料IDがCCCの試料については、現在緊急設定ボタン630はOFFで、緊急指定時予想時刻エリア621、622、623が、結果取得予想時刻エリア611、612、613と同じ時刻を表示している。
従って、試料IDがCCCの試料については、緊急設定ボタン630をONにして緊急設定しても、分析時間を早くできないことが分かる。
このように、優先度設定画面600を表示することにより、調整者は、緊急設定を行った場合の予想時刻も把握することができ、緊急設定の判断を容易に行うことができる。
<予想時刻計算方法>
次に、分析結果取得時刻予想部12が、分析結果取得の予想時刻を計算する方法について説明する。
まず、上記搬送制御1−1の場合で、自動分析部2への投入後の試料の緊急指定への格上げがどの試料に対してもない場合について説明する。
まず、試料sについて、分析モジュールmでの分析結果取得までにかかる予想時間は次の式Tで求められる。
分析結果取得までにかかる予想時間T(s,m)=(sの現在位置からmの分注位置への搬送時間t1)+(sがmの分注位置で他の試料を分注するのを待つ時間t2)+(sを分注する時間t3)+(反応時間t4)
t1の計算では、まず、搬送情報22からsの現在位置を求める。次に、現在位置から分注位置208に至るまでの区間を求める。例えば、搬送ライン206と緊急ライン207の区間、等である。区間の搬送にかかる時間はあらかじめ分析結果取得時刻予想部12に記憶させておく。現在位置から分注位置までの全区間の搬送時間の総和がt1となる。
t2の計算では、まず、s以外の試料について、mの分注位置へ到着するまでの時間を計算する。そのうち、t1の時点つまりsがmの分注位置へ到着するときに、分注している、または、分注している試料の後ろに並んで待機し分注が終わるのを待っている試料のうち、sがその分注を待つ試料を求める。
それらの試料の分注する時間の総和が、sがmの分注位置の手前で他の試料を分注するのを待つ時間t2となる。各試料の分注する時間は、分析依頼情報23に基づいて、各分析モジュールで1回の分析にかかる時間(与えられた定数)に分析依頼項目数を乗算した結果である。
sが他の試料uの分注を待つか判定する式は次で与えられる。V(s,u)が真のとき、sはuの分注を待つ。
V(s,u)=uの分注位置までの搬送時間<sの分注位置までの搬送時間、かつuの分注位置までの搬送時間+uの分注時間>sの分注位置までの搬送時間
この式の意味は、uがsより先に分注位置までに移動し、かつ、sが分注位置に到着するまでにuの分注が終わらない、ということである。
t2の計算において、分注位置の前の合流地点で、緊急指定でない試料と、緊急指定の試料が分注を待って並んでいた場合、図3に示したように搬送制御されることは前述した。
よって、試料の分注される順は、各試料の分注位置への到着時間と、図3に示した搬送制御に基づき、算出することができる。
つまり、sが緊急指定の試料の場合、緊急ライン207から分注位置208に至る。合流地点では、緊急指定の試料が優先されるため、分注している試料の分注時間と、sより先に待機している緊急指定の試料の分注を待つことになり、その分注時間の総和の時間がt2となる。
一方、sが緊急指定でない場合、sの分注前に緊急指定の試料が緊急ライン207から分注位置208に到着する場合は先に分注されるため、t2は、sより先に分注位置に到着する緊急指定でない試料と、sより先に到着している試料の分注をsが待つ間に到着する緊急指定の試料の分注時間の総和となる。
t3の計算では、上に述べたのと同様に、試料sに対して、分析依頼情報23に基づいて、各分析モジュールで一回の分析にかかる時間(与えられた定数)に、検査依頼項目数を乗算したものである。
t4は、試料sに対して、mで分析する検査依頼項目のうち、反応にかかる時間の最大の項目の反応時間である。
複数モジュールにまたがる搬送時間は、搬送時間、分注待ちの時間と分注時間の総和を計算すればよいため、上記式Tからt4を差し引いたものの総和を計算すればよい。
次に、上記搬送制御1−2の場合で、分注ライン205を搬送している試料が緊急指定される場合について説明する。
分注ライン205に搬入される前に、緊急指定された試料は、緊急ライン207に搬送されるようになるので、分注までの時間が短縮される。また、分注ライン205を搬送している試料が緊急指定される場合もある。
試料を自動分析部2に投入後に緊急指定した場合の、分析モジュールmでの分析結果取得までにかかる予想時間T1は、前記Tと同様である。
ただし、分注位置の前の合流地点での搬送制御が図5に示した方法となるため、mの分注位置で他の試料を分注するのを待つ時間t2は次のように求める。
まず、各試料の現在位置から、分注位置mへの到着とその時刻を求める。その到着時刻情報から図5に示した手順で、試料の分注される順を求める。各試料について、その試料より先に分注される試料の分注時間の和がt2となる。
以上によって、図6に示す緊急指定時予想時刻エリア621、622、623を求めることができる。
これにより、搬送調整支援部1は、試料の緊急指定による優先的な搬送を考慮しての分析結果報告時刻の予想をする手段を調整者に提供し、試料の緊急格上げの使い勝手を向上することができる。
<試料を緊急指定し優先度を格上げしたときの別の制御例>
図5において、試料を緊急指定し優先度を格上げしたときの合流地点での搬送制御の一例について説明したが、他の制御としてもよい。
○搬送制御方法2:格上げする試料の前の試料を再検扱いとする
優先度を格上げした試料をより早く分注位置まで搬送するためには、分注位置までの経路に存在する試料を取り除くと、他試料の分注を待つことなく搬送することができる。
そのため、格上げする試料の位置から分注位置までに存在する試料を、分注位置で分注することなく通過させ、まず再検待ち位置である再検バッファ215に一旦収納する。
再検バッファ215に一旦収納された試料は、ユーザの検査指示により、あるいは、分注位置の混雑度を自動的に判断し、分注位置に再度搬送すればよい。再検バッファ215に一旦収納する際、分注位置が混雑していない場合は、必ずしも再検バッファ215に収納する必要はなく、そのまま通過して分注位置に搬送してもよい。
この場合、分析終了予想時刻の計算においては、再検扱いとした試料の分注を格上げした試料は待つことはないので、考慮外とすればよい。
○搬送制御方法3:格上げする試料の、前の試料を次のモジュールで分析する
同様に、分注位置までの経路に存在する試料を取り除くため、自動分析装置は、取り除く試料が他の分析モジュールでも同様の分析が行える場合、格上げする試料の位置から分注位置までに存在する試料を、他の分析モジュールに搬送する。
他のモジュールでの分析可否の判断は、搬送制御部13が分析依頼情報23を用いて行う。
この場合、分析終了予想時刻の計算においては、他の分析モジュールに搬送する試料の分注を格上げした試料は待つことはないので、考慮外とすればよい。
○ユーザへの提示方法:格上げした結果、他試料の分析終了時刻が遅くなる場合通知する
また、特定の試料の優先度を格上げした場合、他の試料より優先して搬送、分析されるため、他の試料は分析終了時刻が遅くなることがある。そのときは、ユーザが格上げした時点で、全ての試料について、分析終了時刻を再計算し、優先度設定画面600において、分析終了時刻が遅くなる試料の試料ID601や結果取得予想時刻エリア611、612、613を点滅表示する等して、ユーザに提示する。
○ユーザへの提示方法:各分析モジュールの試料位置が分岐より前か後か提示する
試料の優先度の格上げをする場合、分注ライン205と搬送ライン206の分岐前で格上げをすると緊急ライン207に搬送され、分岐より後で格上げすると、分注ライン205に搬送される。
搬送経路によって、分析終了時刻が変化し、格上げの効果に影響するため、ユーザに、各試料が、各分析モジュールについて分岐前か分岐後か提示する。例えば、優先度設定画面600において、結果取得予想時刻エリア611、612、613を分岐前か分岐後かで色分けし、ユーザに提示することにより、現在分析中の試料の分岐の状態を容易に確認することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1…搬送調整支援部、3…自動分析装置調整者端末(調整者端末)、4…ネットワーク、10…処理部、11…試料優先度設定部、12…分析結果取得時刻予想部、13…搬送制御部、14…分析制御部、20…記憶部、21…試料優先度情報、22…搬送情報、23…分析依頼情報、30…ネットワークインタフェース、200…投入部、201…収納部、205…分注ライン、206…搬送ライン、207…緊急ライン、208…分注位置、400、600…優先度設定画面。

Claims (11)

  1. 試料を分析するための複数の分析モジュールと、前記複数の分析モジュール間で前記試料を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインから前記分析モジュールに前記試料を分岐させる分注ラインと、前記搬送ラインから前記分析モジュールに優先度の高い前記試料を優先的に分岐させる緊急ラインとを有し、前記試料の分析を行う自動分析部と、
    搬送前の前記試料だけではなく、既に搬送中の前記試料に対しても前記試料の前記優先度の情報を受け付け前記試料の前記優先度を設定する試料優先度設定部と、前記試料優先度設定部で設定された前記試料の優先度に基づいて、前記試料の搬送制御を行う搬送制御部とを有し、前記自動分析部内での前記搬送ライン、前記分注ライン、および前記緊急ラインの前記試料の搬送調整を支援する搬送調整支援部とを備え、
    前記搬送制御部は、前記分注ライン上の前記試料の優先度が高く変更された場合、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料の搬送状況、前記緊急ライン上の前記試料の搬送状況、および前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料の搬送状況に基づいて、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料の分析が早く完了するように搬送制御を行うことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記搬送制御部は、前記分注ライン上の前記試料の優先度が高く変更された場合、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料の優先度も高いものとして搬送制御するか、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料を再検扱いとして、前記搬送ラインに搬送するか、または同等の前記分析モジュールで分析するように次以降の前記分析モジュールへ搬送する制御を行うことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    前記搬送調整支援部は、前記試料の優先度を示す試料優先度情報と、前記自動分析装置での前記試料の現在位置を示す搬送情報と、各試料の前記自動分析装置における分析依頼を示す分析依頼情報と、前記試料優先度情報、前記搬送情報、および前記分析依頼情報に基づいて、前記試料の分析結果取得の予想時刻を取得する分析結果取得時刻予想部とを有することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記試料優先度設定部は、既に搬送中の前記試料に対して前記優先度を高く設定した結果、他の試料の分析結果取得の予想時刻が遅くなる場合、利用者にその遅延を通知することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項4に記載の自動分析装置において、
    前記試料優先度設定部は、搬送中の試料に対して、前記分注ラインと前記緊急ラインの搬送路の分岐点の前に存在するか、または分岐後に存在するかの情報を提示することを特徴とする自動分析装置。
  6. 試料を分析するための複数の分析モジュールと、前記複数の分析モジュール間で前記試料を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインから前記分析モジュールに前記試料を分岐させる分注ラインと、前記搬送ラインから前記分析モジュールに優先度の高い前記試料を優先的に分岐させる緊急ラインとを有し、前記試料の分析を行う自動分析部と、搬送前の前記試料だけではなく、既に搬送中の前記試料に対しても前記試料の前記優先度の情報を受け付け前記試料の前記優先度を設定する試料優先度設定部と、前記試料優先度設定部で設定された前記試料の優先度に基づいて、前記試料の搬送制御を行う搬送制御部とを有し、前記自動分析部内での前記搬送ライン、前記分注ライン、および前記緊急ラインの前記試料の搬送調整を支援する搬送調整支援部とを備えた自動分析装置における自動分析調整支援方法であって、
    前記分注ライン上の前記試料の優先度が高く変更された場合、前記搬送制御部により、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料の搬送状況、前記緊急ライン上の前記試料の搬送状況、および前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料の搬送状況に基づいて、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料の分析が早く完了するように搬送制御を行うことを特徴とする自動分析調整支援方法。
  7. 請求項6に記載の自動分析調整支援方法において、
    前記分注ライン上の前記試料の優先度が高く変更された場合、前記搬送制御部により、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料の優先度も高いものとして搬送制御するか、前記分注ライン上の前記優先度の高い前記試料より前に存在する前記試料を再検扱いとして、前記搬送ラインに搬送するか、または同等の前記分析モジュールで分析するように次以降の前記分析モジュールへ搬送する制御を行うことを特徴とする自動分析調整支援方法。
  8. 請求項7に記載の自動分析調整支援方法において、
    前記搬送調整支援部は、前記試料の優先度を示す前記試料優先度情報、前記自動分析装置での前記試料の現在位置を示す搬送情報、および各試料の前記自動分析装置における分析依頼を示す分析依頼情報を有し、
    分析結果取得時刻予想部により、前記試料優先度情報、前記搬送情報、および前記分析依頼情報に基づいて、前記試料の分析結果取得の予想時刻を取得することを特徴とする自動分析調整支援方法。
  9. 請求項8に記載の自動分析調整支援方法において、
    前記試料優先度設定部により、既に搬送中の前記試料に対して前記優先度を高く設定した結果、他の試料の分析結果取得の予想時刻が遅くなる場合、利用者にその遅延を通知することを特徴とする自動分析調整支援方法。
  10. 請求項9に記載の自動分析調整支援方法において、
    前記試料優先度設定部により、搬送中の試料に対して、前記分注ラインと前記緊急ラインの搬送路の分岐点の前に存在するか、または分岐後に存在するかの情報を提示することを特徴とする自動分析調整支援方法。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項に記載の自動分析調整支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする自動分析調整支援プログラム。
JP2012244339A 2012-11-06 2012-11-06 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム Active JP6037783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012244339A JP6037783B2 (ja) 2012-11-06 2012-11-06 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012244339A JP6037783B2 (ja) 2012-11-06 2012-11-06 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014092506A true JP2014092506A (ja) 2014-05-19
JP6037783B2 JP6037783B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=50936660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012244339A Active JP6037783B2 (ja) 2012-11-06 2012-11-06 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6037783B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018059715A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 富士通株式会社 検体管理プログラム、検体管理装置および検体管理方法
WO2020001650A1 (zh) * 2018-06-28 2020-01-02 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种样本的测试方法及样本分析装置
CN111398611A (zh) * 2019-01-03 2020-07-10 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 样本检测时间预估方法、装置、样本分析仪及存储介质
EP4050614A1 (en) * 2021-02-26 2022-08-31 F. Hoffmann-La Roche AG Method and system of managing sample priorities

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172764A (ja) * 1989-11-30 1991-07-26 Shimadzu Corp 自動分析装置
JPH05264558A (ja) * 1992-03-19 1993-10-12 Nittec Co Ltd 容器の移送装置
US5282149A (en) * 1991-06-03 1994-01-25 Abbott Laboratories Adaptive scheduling system and method for a biological analyzer with reproducible operation time periods
JPH11281652A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Hitachi Ltd 検体検査前処理システム及びその運用方法
JP2001153875A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Olympus Optical Co Ltd 自動分析装置
JP2003083994A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd 自動分析装置
JP2009281752A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2010526289A (ja) * 2007-05-01 2010-07-29 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 自動検査室システムで使用するためのプログラム制御可能なランダム・アクセス・サンプル操作装置
JP2010236962A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi High-Technologies Corp 検体検査システムとその装置管理サーバの運用方法
JP2011242154A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析システムおよび装置管理サーバ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03172764A (ja) * 1989-11-30 1991-07-26 Shimadzu Corp 自動分析装置
US5282149A (en) * 1991-06-03 1994-01-25 Abbott Laboratories Adaptive scheduling system and method for a biological analyzer with reproducible operation time periods
JPH05264558A (ja) * 1992-03-19 1993-10-12 Nittec Co Ltd 容器の移送装置
JPH11281652A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Hitachi Ltd 検体検査前処理システム及びその運用方法
JP2001153875A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Olympus Optical Co Ltd 自動分析装置
JP2003083994A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd 自動分析装置
JP2010526289A (ja) * 2007-05-01 2010-07-29 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 自動検査室システムで使用するためのプログラム制御可能なランダム・アクセス・サンプル操作装置
JP2009281752A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2010236962A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi High-Technologies Corp 検体検査システムとその装置管理サーバの運用方法
JP2011242154A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析システムおよび装置管理サーバ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018059715A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 富士通株式会社 検体管理プログラム、検体管理装置および検体管理方法
WO2020001650A1 (zh) * 2018-06-28 2020-01-02 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种样本的测试方法及样本分析装置
CN112204403A (zh) * 2018-06-28 2021-01-08 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种样本的测试方法及样本分析装置
CN111398611A (zh) * 2019-01-03 2020-07-10 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 样本检测时间预估方法、装置、样本分析仪及存储介质
EP4050614A1 (en) * 2021-02-26 2022-08-31 F. Hoffmann-La Roche AG Method and system of managing sample priorities
WO2022180204A1 (en) * 2021-02-26 2022-09-01 F. Hoffmann-La Roche Ag Method and system of managing sample priorities

Also Published As

Publication number Publication date
JP6037783B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4558017B2 (ja) 自動分析装置および自動分析装置の使用方法
JP4906431B2 (ja) 自動分析装置
JP6696045B2 (ja) 自動分析装置
JP3441960B2 (ja) 検体検査前処理システム及びその運用方法
JP5142976B2 (ja) 自動分析装置
JP6307446B2 (ja) 遠心分離システム、検体前処理システム、制御方法
JP6498201B2 (ja) 自動分析装置
JP2008281453A (ja) 自動分析システム
JP7392097B2 (ja) 分析方法
JP2008209338A (ja) 自動分析装置
EP3349013B1 (en) Automated analyzer
JP5951292B2 (ja) 自動分析装置
JP6037783B2 (ja) 自動分析装置、自動分析調整支援方法および自動分析調整支援プログラム
CN112654871A (zh) 一种对流水线上的样本进行监控的方法及其系统
EP2669684B1 (en) Specimen transportation system and method for controlling same
JP7359927B2 (ja) 検体容器の搬送方法
JP2010107403A (ja) 検体検査前処理システム、および検体検査前処理方法
EP3415920B1 (en) Automatic analysis device
JP6340245B2 (ja) 自動分析装置
JP6198560B2 (ja) 自動分析装置
JP2011153941A (ja) 臨床検査システム
JPH11258248A (ja) 検体搬送方法および装置
EP3845907A1 (en) Automatic analysis device
JP2010122124A (ja) 自動分析装置
US20220018861A1 (en) Automatic analysis device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6037783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350