JP2014090085A - 静止誘導器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リード線配設時の作業性に優れた静止誘導器を提供する。
【解決手段】 導線7aa、7baの外周に被覆絶縁層7ab、7bbをそれぞれ有する複数本のリード線7と、複数本のリード線7を、長手方向の一部分で結束するリード線支え9と、複数本のリード線7およびリード支え9を収納する筺体4と、筺体4に充填されて冷却媒体を兼ねる絶縁媒体6とを備え、複数本のリード線7は、複数本のリード線7の束の最外周でリード線支え9に面する第1リード線7aと、第1リード線7aと比較して被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径の少なくとも一方が小さく、且つ第1リード線7aより内周側に位置する第2リード線7bとで形成され、複数本のリード線7の間には、絶縁媒体6の流路が設けられる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、変圧器およびリアクトル等、静止誘導器に関するものである。
変圧器およびリアクトル等の静止誘導器のうち、高電圧、大容量の大型機種では、絶縁媒体(油、ガスなど)が充填されたタンク内に鉄心、コイル、および電圧調整のためのタップ切換器が収容されている。前記コイルからは、リード線として絶縁被覆を施した高電圧導体が引き出され、このリード線は、前記鉄心、前記タンクおよび他のリード線等との電気的絶縁を確保した状態で、ブッシング端子および前記タップ切換器にそれぞれ接続されている。前記コイルから前記タップ切換器までの距離および前記コイルから前記ブッシング端子までの距離は数mに及ぶので、前記リード線は、その配設途中に設けられたリード線支えにより、1本ないし複数本を一括して固定される。
従来の一般的なガス絶縁変圧器では、複数のタップリード線を一括固定する際、結束固定装置の内側で、隣接する前記タップリード線同士の電位差が大きい部分には間隙片を挿入して絶縁を保持し、電位差の小さい前記タップリード線同士の間はそのタップリード線の通電導体を覆う絶縁被覆により絶縁を保持している。また、前記結束固定装置の外装絶縁物が、これら複数のタップリード線を前記間隙片と共に一括して固定している。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−164432号公報(第2頁、第7図)
高電圧の静止誘導器では、リード線は、鉄心、タンクおよび他のリード線との絶縁距離を確保するため、複雑に折り曲げられながら配設される。また、大型の静止誘導器におけるリード線の配設作業は、タンク内に鉄心、コイルおよびタップ切換器が全て収容された後に、前記タンク内で行われるので、作業性が悪い。さらに、大型の静止誘導器では、リード線の導体径および被覆絶縁物の厚さが厚くなるので、リード線の可とう性が低くなり、作業性がさらに悪化する。これらにより、製作日数および加工コストの増大を招くという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、リード線を配設する時の作業性に優れた静止誘導器を提供することを目的としている。
この発明に係る静止誘導器は、導線の外周に被覆絶縁層をそれぞれ有する複数本のリード線と、該複数本のリード線を、その長手方向の一部分で結束するリード線支えと、前記複数本のリード線および前記リード線支えを収納する筺体と、該筺体に充填されて冷却媒体を兼ねる絶縁媒体とを備え、前記複数本のリード線は、該複数本のリード線の束の最外周で前記リード線支えに面する第1リード線と、該第1リード線と比較して前記被覆絶縁層の厚さおよび前記導線の径の少なくとも一方が小さく、且つ前記第1リード線より内周側に位置する第2リード線とで形成され、前記複数本のリード線の間には、前記絶縁媒体の流路が設けられているものである。
この発明は、複数本のリード線の内、内周側に位置する第2リード線の可とう性を高くできるので、リード線を配設する時の作業性に優れた静止誘導器を提供できる。
この発明の実施の形態1に係る変圧器を示す断面図である。 図1における複数本のリード線付近のA部の拡大図である。 図2における断面C1−C1を示す断面図である。 図2における断面C2−C2を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るリード線支えが設けられている箇所の断面図である。 この発明の実施の形態2に係るリード線支えが設けられていない箇所の複数本のリード線の断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る変圧器1の断面図である。図1において、静止誘導器としての外鉄形の変圧器1は、鉄心2、コイル3、金属製のタンクで構成された筺体4、タップ切換器5を有している。筺体4の内部には、例えば、油等の冷却媒体を兼ねた絶縁媒体6が充填されている。鉄心2、コイル3、タップ切換器5は、筺体4の内部に収容されている。リード線7は、コイル3から引き出され、鉄心2、筺体4および他のリード線7cとの絶縁を確保しながら、タップ切換器5に接続される。
図2は、図1における複数本のリード線付近のA部の拡大図である。複数のリード線7を、コイル3からタップ切換器5に接続する途中において、複数本のリード線7は、このリード線7の長手方向の一部において、リード線支え9によって結束固定されている。リード線支え9は、絶縁体で形成された外挿絶縁物10と絶縁性締結部材11とで構成されている。外挿絶縁物10は、4組の絶縁性ボルト11aと絶縁性ナット11bとで構成される絶縁性締結部材11にて、2枚の第1絶縁板10aと2枚の第2絶縁板10bとを一体に締結することで形成される。第1絶縁板10a、第2絶縁板10bには板厚方向に貫通する孔が設けられており、これらに絶縁性ボルト11aを貫通させ、第1絶縁板10aと2枚の第2絶縁板10bとを、絶縁性ボルト11aの頭と絶縁性ナット11bにて両側から挟みこんで一体化する。リード線支え9は、金属ボルト(図示せず)で筺体4に固定されている。また、複数本のリード線7の束の内、最外周には第1リード線7aが配設されている。
図3は、図2における断面C1−C1を示す断面図である。図4は、図2における断面C2−C2を示す断面図である。リード線支え9により結束固定されている複数本のリード線7の束の内、最外周には第1リード線7aが配置され、この第1リード線7aより内周側には第2リード線7bが配置される。第1リード線7aは、導線7aaの周囲にクラフト紙又はパルプモールド製の被覆絶縁層7abが施されて形成されている。また、第2リード線7bは、導線7baの周囲にクラフト紙又はパルプモールド製の被覆絶縁層7bbが施されて形成されている。第2リード線7bの導線7baは、第1リード線7aの導線7aaより径が小さく、さらに、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbは、第1リード線7aの被覆絶縁層7abより厚さが小さい。このように第2リード線7bを細くすることで、可とう性を高くすることができ、これらを含む複数のリード線7の束全体でも同様に可とう性が高まる。
図3に示すように、第1リード線7aは、第1絶縁板10aおよび第2絶縁板10b等によって形成される外装絶縁物10の内周側の面に面して(第1リード線7aと外装絶縁物10との間に別のリード線7が存在しない)、その一部が接している。この第1リード線7aと第2リード線7bとは、外装絶縁物10が囲む面積に対して占積率が最大となるよう収容されている。これにより、輸送時の振動、および短絡事故時に発生する電磁力によって、リード線7が動くことがない。また、このように収容することで、所定の通電面積を確保するために必要なリード線7の束を、より小さな外装絶縁物10にて固定できるので、外装絶縁物10を小さくでき、材料費を低減することができる。なお、第1リード線7aと外装絶縁物10の内周との間に隙間が生じると、上述の理由によりリード線7が動くので、このような場合は、スペーサ12を挿入して隙間を埋める。また、複数のリード線7の断面が円形状なので、外挿絶縁物10にて複数のリード線7を結束する部分であっても、少なくともこれら複数のリード線7間には、絶縁媒体6が流れる流路13を確保することができる。
第2絶縁板10bには、前記板厚方向に貫通する孔と外部とを連通させる連通孔14が設けられる。これは、変圧器1の内部部品全てを組立てた後、筺体4に油などの絶縁媒体6を注入した時に、外挿絶縁物10の内部に気泡が残らないように設けたものである。仮に、高電圧が印加されるリード線7近傍の外挿絶縁物10の内部に気泡が残存すると、その部分で電界集中が生じて部分放電が発生することがある。つまり、連通孔14が設けること気泡に起因した部分放電を防止して絶縁の信頼性を改善することができる。
図4に示すように、最外周の第1リード線7aと内周側の第2リード線7bとの位置関係は、リード線支え9によって複数のリード線7が結束されていない部分でも維持される。この結束されていない部分であっても、隣接する第2リード線7bの間、および第1リード線7aと第2リード線7bとの間に、流路13を確保できることは、結束されている部分と同様である。これに加えて、最外周の第1リード線7aの外周側が直接露出するので、その分、絶縁媒体6による冷却作用が大きくなる。
以下において、最外周の第1リード線7aと比較して、内周側の第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径を小さくできる理由を説明する。
まず、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さを、第1リード線7aの被覆絶縁層7abより小さくできる理由を述べる。複数本が結束固定されたリード線7において、最外周の第1リード線7aは、鉄心2、筺体4および他のリード線7cに対する絶縁を確保する必要がある。前記絶縁を確保するには、絶縁距離を拡大するか、もしくは最外周リード線7aの被覆絶縁層7abの厚さを増やす必要がある。しかし、絶縁距離の拡大は、筺体4の大型化を招き不経済であることから、被覆絶縁層7abの厚さを増やすことで必要な絶縁性能を確保する方が好ましい。一方、内周側の第2リード線7bは、周りを最外周の第1リード線7aで囲まれているため、鉄心2、筺体4および他のリード線7cに対して静電遮蔽されている。このため、内周側の第2リード線7bは、隣接する最外周の第1リード線7a、および隣接する別の第2リード線7bとの電位差に対応した絶縁のみ確保できればよく、最外周の第1リード線7aの被覆絶縁層7abと比較して、被覆絶縁層7bbの厚さを小さくできる。
次に、第2リード線7bの導線7baの径を、第1リード線7aの導線7aaに比べて小さくできる理由を述べる。被覆絶縁層7abおよび7bbの材料は、クラフト紙又はパルプモールド製の絶縁紙又は絶縁テープであり、熱伝導率が小さい。前述のように、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さは、第1リード線7aと比較して小さくでき、熱伝導率が小さい被覆絶縁層7bbを薄くすることで、冷却性能を改善することができる。これにより、第2リード線7bの導線7baの電流密度を大きくすることができるので、第2リード線7bの導線7baの径を、第1リード線7aの導線7aaより小さくできる。
このように被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径を共に小さくすれば、一層、可とう性が改善する。特に、高電圧、大電流の大型の静止誘導器では、複数のリード線7の被覆絶縁層の厚さおよび導体の径が共に大きいので、その効果が顕著となる。また、被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径を小さくすれば、その分、複数のリード線7の束の径を小さくでき、リード線支え9も小型化できる。また、これに伴い、複数のリード線7の束およびリード線支え9をそれぞれ構成する材料の量を、減らすことができ、材料費も低減できる。
なお、この実施の形態1では、内周側の全ての第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径を、共に最外周の第1リード線7aに比べて小さくしたが、被覆絶縁層7bbの厚さのみを小さくしても、その分、複数のリード線7の束の可とう性が高くできる。これにより、複数のリード線7の束の径を小さくでき、リード線支え9を小型化することができる。また、複数の第2リード線7bの内、一部のリード線7bのみ被覆絶縁層7bbの厚さ又は導線7baの径を小さくしてもよい。
以上より、実施の形態1の変圧器1によれば、導線7aa、7baの外周に被覆絶縁層7ab、7bbをそれぞれ有する複数本のリード線7と、複数本のリード線7を、その長手方向の一部分で結束するリード線支え9と、複数本のリード線7およびリード線支え9を収納する筺体4と、筺体4に充填される絶縁媒体6とを備え、複数本のリード線7は、複数本のリード線7の束の最外周で前記リード線支え9に面する第1リード線7aと、第1リード線7aと比較して被覆絶縁層7bbの厚さが小さく、且つ第1リード線7aより内周側に位置する第2リード線7bとで形成され、複数本のリード線7の間には、絶縁媒体6の流路が設けられているので、その分、複数のリード線7の束の可とう性を向上させることができ、リード線7の配線作業の作業性を改善することができる。また、複数のリード線7の束の径を小さくでき、リード線支え9を小型化することができるので、これらの材料費を削減できる。
また、第1リード線7aと比較して、第2リード線7bの導線7bbの径が小さくなるように構成したので、特に、大電流の大型の静止誘導器において、複数のリード線7の束の可とう性を向上させることができ、リード線7の配線作業の作業性を改善することができる。また、複数のリード線7の束の径を一層小さくでき、リード線支え9を一層小型化することができるので、これらの材料費を一層削減できる。
また、複数本のリード線7の長手方向の一部分において、第1リード線7aとリード線支え9との間にスペーサ12を挿入したので、輸送時の振動、および短絡事故時に発生する電磁力によってリード線7が動くことを防止できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、最外周の第1リード線7aと外装絶縁物10との間に生じた隙間に対してスペーサ12を配置したが、内周側の第2リード線7b同士の間、もしくは第2リード線7bと第1リード線7aとの間にスペーサを配置してもよい。図5に、この発明の実施の形態2に係るリード線支え9近傍の断面図を示す。また、図6に、この発明の実施の形態2に係るリード線支え9が設けられていない部分の複数本のリード線7の断面図を示す。これら、図5および図6に示す構成以外は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図5に示すように、複数のリード線7をリード線支え9にて結束固定している部分では、第1リード線7aは、第1絶縁板10aおよび第2絶縁板10bによって形成される外装絶縁物10の内周側の面に面して(第1リード線7aと外装絶縁物10との間に別のリード線7が存在しない)、その一部が接している。この第1リード線7aの内周側には、格子状スペーサ15によって、隣り合う第1リード線7aとの間、および隣り合う第2リード線7bとの間に間隔を持って固定されている複数の第2リード線7bが配設されている。
この実施の形態では、隣接するリード線7同士の間に絶縁体の格子状スペーサ15が存在することで、隣り合う第1リード線7aと第2リード線7bとの間、および隣り合う第2リード線7b同士の間の絶縁が確保されるので、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さを、実施の形態1よりもさらに小さくできる。被覆絶縁層7bbの材料は、クラフト紙又はパルプモールド製の絶縁紙又は絶縁テープであり熱伝導率が小さいので、被覆絶縁層7bbの厚さを小さくすることで、第2リード線7bの放熱性がさらに向上し、冷却が一層改善する。
また、図6に示すように、リード線支え9が設けられていない部分の複数本のリード線7においても、最外周の第1リード線7aと内周側の第2リード線7bとの位置関係は、リード線支え9によって維持される。この結束されていない部分では、格子状スペーサ15がなく、その分、隣り合う第2リード線7bの間、および隣り合う第1リード線7aと第2リード線7bとの間に、油などの冷却媒体を兼ねた絶縁媒体6の流路13の面積が広くなる。この流路13の面積の拡大に伴い、絶縁媒体6の流量が増大する。また、複数のリード線7の間で相互に接する箇所が減るので、最外周の第1リード線7aおよび内周側の第2リード線7b共に、絶縁媒体6と接する面積が増加する。特に、内周側の第2リード線7bで絶縁媒体6と接する面積の増加が大きい。これらにより、第1リード線7aおよび第2リード線7bの冷却が、実施の形態1よりも改善される。特に、第2リード線の冷却の改善が著しい。
このように、特に第2リード線7bの冷却が改善されるので、第2リード線7bの導線7baの電流密度を一層大きくすることができる。これにより、第2リード線7bの導線7baの径を一層小さくすることができる。この実施の形態2では、実施の形態1と比較してさらに内周側の第2リード線7bの径を小さくすることができるため、内周側の第2リード線7bを配線する時の作業性をさらに改善することができる。また、リード線7を結束固定するリード線支え9を小型化することができるため、材料費も削減できる。
なお、実施の形態2では、上述のように、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbを薄くすることによる第1の冷却改善の効果と、格子状スペーサ15による、各第2リード線7bに隣接するリード線7との間の絶縁媒体6の流路13の面積拡大および複数のリード線7の間で相互に接する箇所の低減にともなう第2の冷却改善の効果との両方を用いたが、第2リード線7bの被覆絶縁層7bbの厚さおよび導線7baの径のいずれか一方を小さくしても、対応する冷却改善の効果を得ることができることはいうまでもない。
また、実施の形態2では、格子状スペーサ15を用いたが、これに限らず、リード線7の束を結束する部分において、各リード線7の間に挿入されるスペーサを用いれば、少なくとも前記第2の冷却効果が得られることは明らかである。
以上より、実施の形態2の変圧器1によれば、複数のリード線7の長手方向の一部分において、第1リード線7aと第2リード線7bとの間および複数の第2リード線の間の少なくとも一部に、スペーサを挿入したので、第2リード線7bに隣接するリード線7との間の絶縁媒体6の流路13の面積を拡大させることができ、第2リード線の冷却を改善することができる。
なお、以上では外鉄形変圧器を一例として説明したが、これに限るものではなく、内鉄形変圧器およびリアクトルなどであってもよく、静止誘導器一般に適用可能である。
1 変圧器、2 鉄心、3 コイル、4 筺体、5 タップ切換器、6 絶縁媒体、7 リード線、7a 第1リード線、7aa 導線、7ab 被覆絶縁層、7b 第2リード線、7ba 導線、7bb 被覆絶縁層、7c 他のリード線、8 ブッシング、9 リード線支え、10 外装絶縁物、10a 第1絶縁板、10b 第2絶縁板、11 絶縁性締結部材、11a 絶縁性ボルト、11b 絶縁性ナット、12 スペーサ、13 流路、14 連通孔、15 格子状スペーサ。

Claims (5)

  1. 導線の外周に被覆絶縁層をそれぞれ有する複数本のリード線と、
    該複数本のリード線を、その長手方向の一部分で結束するリード線支えと、
    前記複数本のリード線および前記リード線支えを収納する筺体と、
    該筺体に充填されて冷却媒体を兼ねる絶縁媒体とを備え、
    前記複数本のリード線は、該複数本のリード線の束の最外周で前記リード線支えに面する第1リード線と、該第1リード線と比較して前記被覆絶縁層の厚さおよび前記導線の径の少なくとも一方が小さく、且つ前記第1リード線より内周側に位置する第2リード線とで形成され、
    前記複数本のリード線の間には、前記絶縁媒体の流路が設けられていることを特徴とする静止誘導器。
  2. 請求項1に記載の静止誘導器であって、
    前記第2リード線は、前記第1リード線と比較して前記被覆絶縁層の厚さが小さいことを特徴とする静止誘導器。
  3. 請求項1または2に記載の静止誘導器であって、
    前記第2リード線は、前記第1リード線と比較して前記導線の径が小さいことを特徴とする静止誘導器。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の静止誘導器であって、
    前記複数のリード線の長手方向の一部分において、前記第1リード線と前記リード線支えとの間にスペーサを挿入したことを特徴とする静止誘導器。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の静止誘導器であって、
    前記複数のリード線の長手方向の一部分において、前記第1リード線と前記第2リード線との間および複数の前記第2リード線の間の少なくとも一部に、スペーサを挿入したことを特徴とする静止誘導器。
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