JP2014089318A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高寿命かつ低コストなクリーニング装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】単一電源である回収ローラバイアス電源18を利用して複数のクリーニング装置4Y,4M,4C,4Kの静電ブラシ41に適切な電流が流れるように制御部19が、電流計14Y,14M,14C,14Kで測定した電流値に基づいて一番回収率が低いと予想されるクリーニング装置4の静電ブラシ41に印加する電圧値を最適化するように調整する。
【選択図】図1

Description

本発明はファクシミリ、プリンタ、複写機などに適用される電子写真印刷方式の画像形成装置に関し、特に感光体等の像担持体をクリーニングするクリーニング部材を有する画像形成装置に関する。
電子写真印刷方式の画像形成装置は、例えば、像担持体としての感光体の周囲に帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置、除電装置および定着装置等の各装置を配して構成されている。
この種の画像形成装置は、感光体表面を帯電装置がコロナ放電等により一様に帯電させ、露光装置が形成すべき画像等に対応した露光を行うことにより静電潜像を形成させ、現像装置がトナー像を現像する。次に、転写装置においてトナー像上にバイアス印加された中間転写ベルトを当接させて感光体上のトナーを中間転写ベルト上に転写させ、転写された中間転写ベルト上のトナーを記録媒体として例えば印刷紙上に転写させる。次に、定着装置によりトナーを転写させた印刷紙を加熱することによりトナー像を定着させて画像形成(印刷)を完了する。そして、転写が済んだ感光体表面は、クリーニング装置によりクリーニングされ、除電装置により除電されて、同様の工程を繰り返す。
クリーニング装置における感光体のクリーニングプロセスの方式としては、大きく静電ブラシによるものと、ウレタンゴム等で形成されたブレードで掻き取るものと、の2つが挙げられる。
静電ブラシによるクリーニング装置は、例えば繊維が植毛されているパイルを軸に巻いたブラシに電圧を直接または間接的に印加することで感光体表面に対して電位勾配を設ける。そして、印加した電圧の逆極性に帯電されている感光体表面上のトナーを静電気力により回収しクリーニングするものである。
静電ブラシによるクリーニング装置は、電気的にトナーを回収する原理のため、感光体やブラシ自体の摩耗が少なく長寿命で且つトナーの大量入力に対し回収能力が高いというメリットがある。一方で、電圧を印加するための高圧電源が必要となり高価で、トナーの帯電極性に左右されるので、クリーニング効率を上げようとすると、転写残トナーの帯電極性をそろえるためのチャージプロセスが必要となり、さらに高価となってしまうというデメリットがある。チャージプロセスとしては、例えば特許文献1に記載のクリーニング装置のように、静電ブラシ上流にPCC(プレチャージクリーニング)を設けることが挙げられる。
ブレードによるクリーニング装置は、トナーの帯電極性に影響されないため、静電ブラシに比べて簡素な構成となり安価でクリーニング安定性が高いというメリットがある。一方で、トナーの大量入力があるとブレードエッジでのせき止め能力を超えてしまいシリカなどのトナー添加剤のすり抜けの発生や、感光体やブレードエッジの摩耗が進行し、寿命が短くなってしまうというデメリットがある。
上述したような従来の静電ブラシを使用したクリーニング装置においては、静電ブラシに電圧を印加する高圧電源についても静電ブラシの経時劣化に対して細かな制御が必要となる。
トナー回収率の経時変化を表したグラフを図7に示す。図7は、縦軸にトナー回収率、横軸に印加電圧をそれぞれ示し、静電ブラシが、新品、印刷紙10万枚(100k枚)使用後、40万枚(400k枚)使用後、100万枚(1000k枚)使用後、のそれぞれのトナー回収率と印加電圧の関係を示している。なお、図7のグラフはPCCなしの構成における回収率データである。
図7のグラフによれば、静電ブラシ新品時は低い印加電圧値(V1)で高い回収率を得ることが出来るが、印刷枚数が進むにつれて同じバイアスをかけても徐々に回収率が低下することが分かる。これは静電ブラシにトナーが付着して実質のブラシ抵抗値が上昇することと、トナーがある程度ブラシに蓄積されているために、新たにトナーを回収してブラシに抱え込むことが出来るトナー量が低下するためである。
このような経時的なトナー回収率の低下を極力防止するために、経時的にブラシの印加電圧を上昇させることが通常行われる。本出願人における実験では静電ブラシの使用状態に関係なく0.6μAの電流値の条件が最も回収率が高い結果が得られている。図8に印加電圧と電流値の関係を示したグラフを示す。図8は、縦軸に電流値、横軸に電流値をそれぞれ示し、静電ブラシが、新品、印刷紙10万枚(100k枚)使用後、40万枚(400k枚)使用後、100万枚(1000k枚)使用後、のそれぞれを示している。
図8のグラフによれば、電流値0.6μA(A1)を維持しようとすると、静電ブラシ新品時は600V、1000K枚使用後の静電ブラシは800V印加する必要があることが分かる。即ち、画像形成装置の使用量によって(静電ブラシの使用量によって)最適な印加電圧値が変化することが分かる。このため静電ブラシの使用状態によって印加電圧値を変化させて、極力回収率の低下を抑える必要がある。
カラープリンタのように感光体とクリーニング装置を有する作像ステーションが複数設けられている場合は、例えば一つの作像ステーションのクリーニング装置が突発的な故障等により新品に交換されるような状況になると、各クリーニング装置の使用時間が変わってしまう。そのため、静電ブラシの劣化状況も違ったものとなる。このような状況では各作像ステーションに印加する最適な電圧値もそれぞれ違うため、これを各々最適な電圧値に設定しようとすると作像ステーション毎に独立した電源が必要となってしまう。そのため、電源のコストがかさんでしまうという問題があった。
本発明はかかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、高寿命かつ低コストなクリーニング装置を有する画像形成装置を提供することを目的としている。
上記に記載された課題を解決するために請求項1に記載された発明は、複数の像担持体と、前記像担持体の表面をクリーニングする複数のクリーニング部材を有しているとともに前記複数の像担持体各々に対応して設けられているクリーニング部と、を有する画像形成装置において、前記複数のクリーニング部材のうち少なくとも1つが、ブラシに電圧が印加される静電ブラシで構成され、各前記クリーニング部が有する前記静電ブラシに電圧を印加する単一の電源と、前記単一の電源から各前記静電ブラシを並列に接続する並列回路と、前記並列回路に設けられ、前記単一の電源から各前記静電ブラシに流れる電流値をそれぞれ検出する複数の電流値検出手段と、前記複数の電流値検出手段が検出した各電流値に基づいて前記単一の電源の電圧値を調整する電圧値制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、単一電源で複数の静電ブラシの回収率を必要とする値になるような印加電圧に調整することができるので、単一の簡素な高圧電源のみで各クリーニング部の寿命を維持することが出来る。したがって、低コスト化と高寿命化を両立することが出来る。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の要部構成図である。 図1に示されたプロセスユニットの構成図である。 図1に示された画像形成装置の回収ローラバイアス電源の電圧調整と静電ブラシへの電圧印加動作を示したフローチャートである。 図1に示されたスイッチのONおよびOFFのタイミング例を示したタイミングチャートである。 クリーニングブレードのみの構成と、図2に示したクリーニング装置と潤滑剤の表面の状態と感光体の表面の状態を比較した表である。 クリーニングブレード摩耗速度と通紙枚数の関係を示したグラフである。 トナー回収率と静電ブラシへの印加電圧の関係を示したグラフである。 電流値と印加電圧の関係を示したグラフである。
以下、本発明の一実施形態を、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の要部構成図である。図2は、図1に示されたプロセスユニットの構成図である。図3は、図1に示された画像形成装置の回収ローラバイアス電源の電圧調整と静電ブラシへの電圧印加動作を示したフローチャートである。図4は、図1に示されたスイッチのONおよびOFFのタイミング例を示したタイミングチャートである。図5は、クリーニングブレードのみの構成と、図2に示したクリーニング装置と潤滑剤の表面の状態と感光体の表面の状態を比較した表である。図6は、クリーニングブレード摩耗速度と通紙枚数の関係を示したグラフである。
図1に、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置100の要部を示す概略構成図を示す。画像形成装置100は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット(作像ステーションともいう)6Y,6M,6C,6Kを備えている。
プロセスユニット6Yは、像担持体としてのドラム状の感光体1Yを有している。感光体1Yの回りにはそれぞれ帯電装置2Y、現像装置5Y、クリーニング部としてのクリーニング装置4Y、除電装置(不図示)等を有している。即ち、クリーニング装置4は、複数の像担持体各々に対応して設けられている。
また、プロセスユニット6Yの帯電装置2Yと現像装置5Yと間からは、図示しない光書込ユニットから感光体1Yの表面に対してレーザー光Lが照射されて静電潜像を書き込む。プロセスユニット6M,6C,6Kは、プロセスユニット6Yと異なる色のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
また、画像形成装置100は、ベルト装置としての転写ユニット7が配設されている。転写ユニット7は、無端状のベルト部材である中間転写ベルト8と、そのループ内側に配設された複数の張架ローラ、ループ外側に配設された2次転写ローラ17、押圧ローラ16などを有している。
中間転写ベルト8は、例えば、基部の厚みが50〜600mmの樹脂フィルムあるいはゴムを基体にした無端状ベルトからなり、感光体1Y,1M,1C,1Kからトナーを転写可能にする抵抗値を備えている。
中間転写ベルト8のループ内側には、4つの1次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kと、テンションローラ10と、駆動ローラ11と、2次転写対向ローラ12と、が配設されている。これらローラのうち、少なくとも4つの1次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kと、テンションローラ10と、駆動ローラ11と、2次転写対向ローラ12は、自らの周面の一部に中間転写ベルト8を掛け回してベルト張架を行う張架ローラとして機能している。中間転写ベルト8は、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転駆動される駆動ローラ11の回転により、図中時計回り方向に無端移動される。
中間転写ベルト8のループ内側に配設された4つの1次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kは、感光体1Y,1M,1C,1Kとの間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8の外周面と、感光体1Y,1M,1C,1Kとが接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。なお、1次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kには、それぞれ図示しない電源によってトナーとは逆極性の1次転写バイアスが印加される。
また、中間転写ベルト8のループ内側に配設された2次転写対向ローラ12は、ループ外側に配設された2次転写ローラ17との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8の外周面と、2次転写ローラ17とが接する2次転写ニップが形成されている。なお、2次転写ローラ17には、図示しない電源によってトナーとは逆極性の2次転写バイアスが印加される。
また、画像形成装置100は、後述するクリーニング装置4Y,4M,4C,4K内の回収ローラ42(図2参照)へバイアス電源を供給する単一の電源としての回収ローラバイアス電源18を備えている。また、画像形成装置100は、回収ローラバイアス電源18の電圧値の調整および後述するスイッチ13Y,13M,13C,13KのONまたはOFFへの切り替え制御を行う制御部19を備えている。また、画像形成装置100は、回収ローラバイアス電源18と回収ローラ42とを接続する並列回路20を備えている。
並列回路20は、回路21Yと、回路21Mと、回路21Cと、回路21Kと、が並列に接続された回路である。回路21Yは、回収ローラバイアス電源18、電流計14Y、スイッチ13Y、クリーニング装置4Yの回収ローラ42が直列接続されている。回路21Mは、回収ローラバイアス電源18、電流計14M、スイッチ13M、クリーニング装置4Mの回収ローラ42が直列接続されている。回路21Cは、回収ローラバイアス電源18、電流計14C、スイッチ13C、クリーニング装置4Cの回収ローラ42が直列接続されている。回路21Kは、回収ローラバイアス電源18、電流計14K、スイッチ13K、クリーニング装置4Kの回収ローラ42が直列接続されている。即ち、並列回路20は、単一の電源から静電ブラシ41を並列に接続する。
複数の電流値検出手段としての電流計14Y,14M,14C,14Kは、それぞれ設けられている回路に流れる電流を計測し、制御部19に計測値を出力する。即ち、単一の電源から各静電ブラシ41に流れる電流値をそれぞれ検出している。スイッチ13Y,13M,13C,13Kは、並列回路20上に設けられ、それぞれ対応する回収ローラ42への回収ローラバイアス電源18からの電圧の印加または非印加をON(印加)またはOFF(非印加)により切り替える。
電圧値制御手段、スイッチ制御手段としての制御部19は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等を備えたマイクロコンピュータなどで構成されている。制御部19は、メモリに格納されているプログラム等を読み出して実行することより、電流計14Y,14M,14C,14Kの計測値に基づいて回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整したり、スイッチ13Y,13M,13C,13KのONまたはOFFのいずれかに切り替えを行ったりする。
画像形成装置100は、記録媒体としての印刷紙Pを収容する給紙カセットや、給紙カセットから印刷紙Pを給紙路に給紙する給紙ローラなどを有する図示しない給紙部を備えている。また、給紙部から送られてきた印刷紙Pを受け入れて2次転写ニップに向けて所定のタイミングで送り出す図示しないレジストローラ対を、上述した2次転写ニップの印刷紙Pの搬送方向で上流側(図1右側方)に備えている。また、2次転写ニップから送り出される印刷紙Pを受け入れてその印刷紙Pに対してトナー像の定着処理を施す図示しない定着装置を、2次転写ニップの印刷紙Pの搬送方向で下流側(図1左側方)に備えている。また、必要に応じて、現像装置5Y,5M,5C,5Kに対してY,M,C,Kトナーを補給する図示しないY,M,C,K用のトナー補給装置も備えている。
次に、プロセスユニット6Yの詳細構成について図2を参照して説明する。なお、プロセスユニット6M,6C,6Kも同様の構成であるので、図2中では、感光体1Y、帯電装置2Y、現像装置5Y、クリーニング装置4Yなどにおいて符号の末尾にYを付与せず感光体1、帯電装置2、現像装置5、クリーニング装置4などとして説明する。
感光体1は、例えば、直径が30〜100mm程度のアルミニウムの円筒表面に、光導電性物質である有機半導体の層を設けたものであり、図中反時計回りに回転し、現像装置5とクリーニング装置4の間(図中下部)で中間転写ベルト8の外周面に接している。
帯電装置2は、例えば帯電ローラやコロナ放電装置などで構成され、感光体1の表面を所定の極性、所定の電位に帯電させる。
現像装置5は、図2に示したように、磁界発生手段としてのマグネットを内包した現像ローラ51と、供給スクリュー53や攪拌スクリュー54およびトナーとキャリアとからなる二成分現像剤などを収容するケーシング52と、を有している。
現像ローラ51には、図示しない電源から現像バイアスが印加されるようになっている。そして、供給スクリュー53及び攪拌スクリュー54は、現像剤を互いに逆方向に搬送しながら攪拌する。また、ケーシング52には、現像ローラ51に担持された現像剤を規制するためのドクタ55が設けられている。
クリーニング装置4は、静電ブラシ41を備えている。また、クリーニング装置4は、静電ブラシ41に付着したトナーを回収する回収ローラ42を備えている。また、クリーニング装置4は、回収ローラ42で回収されたトナーを掻き取る掻き取りブレード49を備えている。また、クリーニング装置4は、掻き取りブレード49で掻き取ったトナーを外部へ排出する排出スクリュー43を備えている。また、クリーニング装置4は、静電ブラシ41より感光体1の回転方向で下流に設けられているクリーニングブレード44を備えている。また、クリーニング装置4は、クリーニングブレード44をケーシング48に固定するブレード支持部材45を備えている。また、クリーニング装置4は、感光体1の表面保護のために塗布する潤滑剤46を備えている。また、クリーニング装置4は、潤滑剤46を感光体1に塗布する塗布ブラシ47を備えている。また、クリーニング装置4は、上述した部材を収容するケーシング48を備えている。
静電ブラシ41は、回転自在に支持される金属製の回転軸部材と、これの周面に立設されている導電性繊維で構成された複数の起毛からなるブラシローラ部と、を備えている。また静電ブラシ41は、ブラシローラ部が回収ローラ42及び感光体1と接触しながら図示しない駆動手段などによって反時計回りに回転される。
ブラシローラ部の起毛は繊維全体としては導電性であるが、繊維表面は絶縁層で覆われているものを用いる。繊維表面に絶縁層を有することで、静電ブラシ41と感光体1とが接触する際に電流が流れ難くなり、ブラシがトナーを静電吸引する際に余分な電流が流れ難くなる。このため、トナーに逆極性の電荷を与えてしまうことがなく、一旦ブラシ内に捕捉したトナーを感光体1に再付着させる恐れが少なくなる。なお、起毛の構造についてはこれに限ったものではなく、逆に絶縁層の表面に導電層が形成されたものや起毛全体に導電部材が分散されているものを用いることもできる。
回収ローラ42は、上述したように静電ブラシに付着したトナーを回収するための部材であり、表面が静電ブラシ41と接触しながら図示しない駆動手段などによって反時計回りに回転される。また、回収ローラ42は、図1に示したように、回収ローラバイアス電源18から所定の電圧が印加され、さらに回収ローラ42から静電ブラシ41へ電圧が印加される。
回収ローラ42は、例えばSUS(ステンレス鋼)ローラを用いればよい。また、他の材質の導電性ローラまたは表面に数μm〜100μm程度の弾性チューブを被せたもの、あるいはさらにコーティングしたものを用いても良い。回収ローラ42の表面の材料としては、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)チューブ、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)チューブ、PI(ポリイミド)チューブ、アクリルコート、シリコーンコート(例えばシリコーン粒子を含有したPC(ポリカーボネート)をコート)、セラミックス、フッ素コーティングなどがある。
掻き取りブレード49は、例えばステンレス鋼を材質として短冊状に形成されている。掻き取りブレード49は、一端が回収ローラ42に接するとともに、他端がケーシング48に固定されている。そして、掻き取りブレード49は、回収ローラ42で回収されたトナーを掻き取り排出スクリュー43に向けて落とす。
排出スクリュー43は、図示しない駆動手段などによって掻き取りブレード49で掻き取られたトナーをケーシング48の一端部に搬送して外部に排出する。排出されたトナーは図示しない廃トナータンクに蓄積されるようにしてもよいし、現像装置5に戻すようにしてもよい。
クリーニングブレード44は、静電ブラシ41の感光体1の回転方向の下流に設けられ、例えばウレタンゴムを材質として短冊状に形成されている。クリーニングブレード44は、一端が感光体1と接触し、他端がブレード支持部材45に固定されている。ブレード支持部材45は、図2に示したように略L字状に形成されて、ケーシング48に固定されている。
潤滑剤46は、感光体1の表面保護のために塗布され、固形化した状態で塗布ブラシ47と接するように設けられている。塗布ブラシ47は、クリーニングブレード44の感光体1の回転方向の下流に設けられ、潤滑剤46を感光体1に塗布する。
上述した構成の画像形成装置100は、画像形成が開始されると、駆動ローラ11を回転駆動して、中間転写ベルト8を無端移動させる。駆動ローラ11以外の張架ローラについては、ベルトに従動回転させる。同時に、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体1Y,1M,1C,1Kを回転駆動する。また、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面を帯電装置2Y,2M,2C,2Kによって一様に帯電させながら、帯電後の表面に対してレーザー光Lの照射によって静電潜像を形成する。そして、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に形成した静電潜像を現像装置5Y,5M,5C,5Kによって現像することで、感光体1Y,1M,1C,1K上にY,M,C,Kトナー像を得る。Y,M,C,Kトナー像は、上述したY,M,C,K用の1次転写ニップにて、中間転写ベルト8の外周面に重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8の外周面には4色重ね合わせトナー像が形成される。
一方、不図示の給紙部では、給紙ローラによって給紙カセットから印刷紙Pを1枚ずつ送り出してレジストローラ対まで搬送する。そして、中間転写ベルト8上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで、レジストローラ対を駆動して印刷紙Pを、2次転写ローラ17と中間転写ベルト8により形成される2次転写ニップに送り込む。2次転写ニップに送り込まれた印刷紙Pには、ベルト上の4色重ね合わせトナー像が一括2次転写される。これにより、印刷紙Pの表面にフルカラー画像を形成する。フルカラー画像形成後の印刷紙Pについては、2次転写ニップから定着装置に搬送してトナー像の定着処理を施す。
Y,M,C,Kトナー像を中間転写ベルト8に1次転写した後の感光体1Y,1M,1C,1Kについては、クリーニング装置4Y,4M,4C,4Kによって転写残トナーのクリーニング処理を施す。その後、図示しない除電装置で除電した後、帯電装置2Y,2M,2C,2Kで一様に帯電させて、次の画像形成に備える。また、印刷紙Pに一次転写した後の中間転写ベルト8については、図示しないベルトクリーニング装置等によって転写残トナーのクリーニング処理を施してもよい。
1次転写ニップを通過した感光体1上の転写残トナーは、静電ブラシ41の位置に感光体1の回転により移送される。静電ブラシ41には、トナーの正規帯電極性と反対極性(正極性)の電圧が回収ローラ42を介して印加されており、感光体1との電位勾配を持たせることにより、感光体1の負極性に帯電したトナーを静電的に吸着して静電ブラシ41へ移動させる。静電ブラシ41に移動した負極性のトナーは、回収ローラ42との当接位置まで移送される。そして、静電ブラシ41の表面電位と回収ローラ42の表面電位との電位差で形成される回収電界により、静電ブラシ41上に移動したトナーを静電的に吸着して回収ローラ42上へ移動させる。回収ローラ42に移動した負極性のトナーは、掻き取りブレード49により回収ローラ42表面から掻き落とされる。掻き取りブレード49により掻き落とされたトナーは、排出スクリュー43で外部に排出される。即ち、本実施形態では、クリーニング部4が、静電ブラシ41とクリーニングブレード44の複数のクリーニング部材を有している。
また、本実施形態では、複数のクリーニング装置4Y,4M,4C,4Kの静電ブラシ41に適切な電流が流れるように回収ローラバイアス電源18の電圧を調整して、調整された電圧を印加することができる。
静電ブラシ41は、使用履歴が長いほど見かけの抵抗値は上昇するため流れる電流値は少なくなる。また、トナー回収率においても図7のように使用履歴が長いほど低下する。そのため、電流計14で計測された電流値に基づいて回収ローラバイアス電源18の電圧を調整して印加することで、複数のクリーニング装置4Y,4M,4C,4Kの静電ブラシ41に目標とするトナー回収率を満たすような適切な電流を流すことができる。回収ローラバイアス電源18の電圧調整と静電ブラシ41への電圧印加動作について図3に示したフローチャートを参照して説明する。図3に示したフローチャートは制御部19で実行される。
まず、ステップS1において、画像形成装置100の電源が立ち上げられて電源ONになりステップS2に進む。即ち、本実施形態では画像形成装置100の電源立上げ時に以降のステップS2、S3の動作を実行する。
次に、ステップS2において、スイッチ13Y,13M,13C,13KをONにして電流計14Y,14M,14C,14Kで並列回路20を構成する各回路に流れる電流値を測定させて測定値を取得しステップS3に進む。
次に、ステップS3において、ステップS2で取得した電流計14Y,14M,14C,14Kで測定した電流値に基づいて回収ローラバイアス電源18の電圧値を設定してステップS4に進む。本実施形態では、測定された電流値のうち最も低い電流値に基づいて、その最も低い電流値を予め定めた基準値或いは初期値等になるように回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整する。回収ローラバイアス電源18は、一定の電圧が印加される定電圧制御となっており、各プロセスユニット6の静電ブラシ41には一定の電圧が印加されている。静電ブラシ41流れる電流値はそれぞれのブラシの抵抗値によって様々となる。即ち、複数の電流値検出手段が検出した各電流値に基づいて単一の電源の電圧値を調整している。
例えば、ブラック(K)のプロセスユニット6Kが一番長くクリーニング装置4Kを使用しており、その他の色のクリーニング装置4は故障による交換等何らかの理由で使用履歴が短い場合を説明する。各クリーニング装置4の使用履歴は、クリーニング装置4Y:新品、クリーニング装置4M:100k(10万)枚、クリーニング装置4C:400k(40万)枚、クリーニング装置4K:1000k(100万)枚とする。
この場合、回収ローラバイアス電源18電圧値を600Vに印加したときの電流値は図8よりそれぞれ、電流計14Y:0.6μA、電流計14M:0.5μA、電流計14C:0.4μA、電流計14K:0.3μAとなる。使用履歴が長いほど静電ブラシ41の見かけの抵抗値は上昇するため流れる電流値は少なくなる。
トナー回収率においても図7のように使用履歴が長いほど低下することが分かっている。ここでは一番使用暦が長いクリーニング装置4Kの静電ブラシ41が一番トナー回収率が低い。つまりある一定の電圧を印加したときの電流値が一番低いクリーニング装置4の静電ブラシ41が一番使用履歴が長く、またトナー回収率が一番低いものと推定することが出来る。
トナー回収率が最も高くなる電流値は0.6μAであるため、クリーニング装置4Kの静電ブラシ41に流れる電流値(電流計14Kで測定される電流値)を0.6μAになるまで回収ローラバイアス電源18の電圧値を上げる制御を行う。この例では回収ローラバイアス電源18の電圧を800Vまで上げる制御を行う。この制御を行うことにより一番低いクリーニング装置4Kの静電ブラシ41のトナー回収率を引き上げることが出来、プロセスユニット6Kの品質を維持することが出来る。即ち、最も電流値が低い静電ブラシ41の電流値が多くなるように、回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整している。
他のクリーニング装置4Y,4M,4Cは、回収ローラバイアス電源18の電圧値を600Vから800Vに引き上げたためにそれぞれの電流計14Y,14M,14Cの電流値は、電流計14Y:1.2μA、電流計14M:0.8μA、電流計14C:0.7μAとなった。トナー回収率を一番高いところに維持するための電流値は上述したように0.6μAであり、クリーニング装置4K以外は最適電流値よりも高い値となっている。したがって本来維持可能なトナー回収率よりも低下することが予想される。しかしながら本実施形態の静電ブラシ41は、クリーニングブレード44へのトナー大量入力を低減するために設けているので、100%近いトナー回収率は必要なく、例えば50%程度でもよい。したがって、クリーニング装置4Y,4M,4Cが最適値でなくても、例えば回収率50%以上を維持することは出来るため、各プロセスユニット6の品質維持については問題とならない。
図3のフローチャートに戻って、ステップS4において、印刷(画像形成)があるか否かを判断し、有る場合(Yesの場合)はステップS5に進み、無い場合(Noの場合)はステップS8に進む。
次に、ステップS5において、ステップS4で判断された印刷はカラー印刷か否かを判断し、カラー印刷である場合(Yesの場合)はステップS6に進み、モノクロ印刷であってカラー印刷でない場合(Noの場合)はステップS7に進む。カラー印刷であるか否かは、不図示の操作部等からの設定や印刷する画像データから判断すればよい。
次に、ステップS6において、カラー印刷を行ってステップS8に進む。画像形成装置100は、上述したように、各色ごとに、感光体1の表面に静電潜像を形成し、現像装置5で現像して、中間転写ベルト8に各色に現像された画像を重ね合わせてカラー画像を形成する。そのため、画像形成装置100における感光体1等の駆動動作は、中間転写ベルト8の移動方向の上流に位置するプロセスユニット6から順にY,M,C,Kの順でスタートし、やはりY,M,C,Kの順で停止する。
静電ブラシ41の電圧印加は各色に対応する感光体1の駆動に連動して動作や停止を行う必要があり、並列回路20に設けられたスイッチ13によってY,M,C,Kの順で電圧を印加させ、またY,M,C,Kの順で電圧印加を解除する。つまり、スイッチ13がONになっている期間は感光体1が駆動されている期間と略同じ期間となる。即ち、像担持体の動作に基づいて、スイッチ13のONまたはOFFのいずれかに切り替える。スイッチ13のONおよびOFFの切り替え制御例を図4のタイミングチャートを参照して説明する。
図4に示したタイミングチャートは、Yをスイッチ13Y、Mをスイッチ13M、Cをスイッチ13C、Kをスイッチ13Kを示し、それぞれのスイッチのONとOFFの切り替えタイミングの例を示したものである。上述したように、静電ブラシ41への電圧印加をY,M,C,Kの順で行うので、スイッチ13もY,M,C,Kの順でONとなっている。また、電圧印加の解除もY,M,C,Kの順で行うので、スイッチ13もY,M,C,Kの順でOFFとなっている。また、図4では、各スイッチ13のON期間がオーバーラップしているが、形成する画像や機器の構成により各スイッチ13のON期間やオーバーラップしている期間は異なる。
一方、ステップS7においては、モノクロ印刷を行ってステップS8に進む。モノクロ印刷の場合は、プロセスユニット6Kのみを動作させるので、スイッチ13KのみONおよびOFFの制御を行う。即ち、モノクロ画像を形成することを検出した場合は、黒色の像担持体に対応する静電ブラシ41へ単一の電源からの電圧印加を切り替えるスイッチ13のみの制御を行っている。つまり、クリーニング装置4Y,4M,4Cの静電ブラシ41に対してはスイッチ13をOFFにして電圧を印加しないようにしている。
次に、ステップS8において、電源がOFFにされたか否かを判断し、OFFにされた場合(Yesの場合)はステップS1に戻り、OFFにされない場合(Noの場合)はステップS4に戻る。
なお、図3のフローチャートでは、電源立上げ時に回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整していたが、それに限らず、待機状態からの復帰時、部品交換発生時、或いは所定枚数印刷するごとに行ってもよい。またこれら複数の条件を組み合せて行うようにしてもよい。
また、所定枚数印刷するごとなど起動中に回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整する場合は、カラー画像を印刷する場合のみ、最も低い電流値に基づいて調整してもよい。
また、図3のフローチャートでは、電流計14で最も低い電流値が測定されたクリーニング装置4を最適な電流値となるように回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整していたが、最適な電流値に限らず目標とする回収率を満たすことができる値であればよい。
本実施形態によれば、静電ブラシ41の下流にクリーニングブレード44を配置している。そして、単一電源である回収ローラバイアス電源18を利用して複数のクリーニング装置4Y,4M,4C,4Kの静電ブラシ41に適切な電流が流れるように、制御部19が、電流計14Y,14M,14C,14Kで測定した電流値に基づいて一番回収率が低いと予想されるクリーニング装置4の静電ブラシ41に印加する電圧値を調整している。
そのため、複数のクリーニング装置4の静電ブラシ41は最低限必要とするトナー回収率とすればよい。したがって、単一の簡素な高圧電源のみで各プロセスユニット6の寿命を維持することが出来、低コスト化と高寿命化を両立することが出来る。
つまり、静電ブラシ41の機能をクリーニングブレード44を補助する機能とすることができるため、静電ブラシ41が必要とするトナー回収量の目標値を下げることが出来、静電ブラシ41によるクリーニング部の簡素化を図ることができる。
また、電流計14で検出した電流値のうち、最も低い電流値が測定された静電ブラシ41に流れる電流を多くするように回収ローラバイアス電源18の電圧値を調整しているので、最も回収率が低い静電ブラシ41の回収率を引き上げるようにすることができる。
また、静電ブラシ41ごとにスイッチ13を設けて、対応する像担持体である感光体1の動作に基づいてスイッチ13のONまたはOFFへの切り替え制御を行っているので、感光体1が動作しない場合は、静電ブラシに電圧を印加しないようにすることができる。
本実施形態のクリーニング装置4は、上述したように、静電ブラシ41と、クリーニングブレード44を併設させたものである。このような構成により、クリーニングブレード44への大量のトナー入力を静電ブラシ41によって低減させることができる。そして、感光体1表面へのトナー添加剤固着(俗に言うシリカメダカ)による異常画像発生防止や、クリーニングブレード44のブレードエッジの摩耗速度の低減を図ることができる。
クリーニングブレード44の上流に静電ブラシ41を設けると、クリーニングブレード44へのトナー大量入力を低減することが出来るため、クリーニングブレード44からのトナー添加剤すり抜けによる感光体1表面へのトナー添加剤固着を防止することが出来る。また、感光体1表面保護のために必要とする潤滑剤塗布量を低減することも出来る。
図5に本出願人が行った実験結果を示す。図5は、クリーニングブレードのみの構成としたクリーニング装置4と、図2に示したクリーニング装置4(クリーニングブレード+静電ブラシ)と、で高画像連続通紙を行った際の潤滑剤46の表面の状態と感光体1の表面の状態を比較した表である。なお、図2に示したクリーニング装置4は、静電ブラシ41でのトナー回収率を50%、潤滑剤消費量を従来(クリーニングブレードのみの構成)の約1/2としている。
図5によれば、クリーニングブレードのみの構成では、潤滑剤46の表面に著しい添加剤固着が見られ、感光体1の表面に添加剤固着が発生した。一方、図2に示したクリーニング装置4では、感光体1や潤滑剤46にトナー添加剤の固着が発生しないことが明らかとなった。
また、潤滑剤塗布量を低減させることで、クリーニングブレード44からのトナー添加剤のすり抜けが起きにくくなり、ブレードエッジの摩耗が低減する。また、静電ブラシ41によりクリーニングブレード44へのトナー入力量を低減させることでもトナー添加剤のすりぬけを低減させることができる。潤滑剤塗布の低減、クリーニングブレード44へのトナー入力量低減の2つの効果によりクリーニングブレード44の摩耗が著しく低減される。
図6に本出願人が行ったクリーニングブレード摩耗速度の実験結果を示す。図6に示したグラフは、縦軸にクリーニングブレード(CLブレード)磨耗量、横軸に通紙枚数を示したものである。図6中の、四角形を結んだ線がクリーニングブレードのみの構成としたYのプロセスユニットを示している。丸形を結んだ線が図2に示した構成(CLブレード+静電ブラシ)としたKのプロセスユニットを示している。三角形を結んだ線が図2に示した構成としたCのプロセスユニットを示している。菱形を結んだ線が図2に示した構成としたMのプロセスユニットを示している。図2に示した構成としたプロセスユニットは潤滑剤消費量を1/2、静電ブラシのトナー回収量を50%以上としている。
図6によれば、クリーニングブレードのみの構成としたプロセスユニットよりも図2に示した構成のプロセスユニット方が、ブレード摩耗速度を半分以下に低減させることが明らかとなった。
なお、上述したクリーニング装置4は、回収ローラ42に電圧を印加することで静電ブラシ41に電圧を印加していたが、静電ブラシ41に直接印加するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、クリーニング部4は、静電ブラシ41とクリーニングブレード44を有する構成としていたが、複数の静電ブラシ41で構成するようにしてもよいし、静電ブラシ41と他のクリーニング部材で構成してもよい。また、クリーニング部材は2つに限らず3以上であってもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の画像形成装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 感光体(像担持体)
4 クリーニング装置(クリーニング部)
6 プロセスユニット
13 スイッチ
14 電流計(電流値検出手段)
18 回収ローラバイアス電源(単一の電源)
19 制御部(電圧値制御手段、スイッチ制御手段)
20 並列回路
41 静電ブラシ(クリーニング部材)
42 回収ローラ
44 クリーニングブレード(クリーニング部材)
100 画像形成装置
特開2005−265907公報

Claims (5)

  1. 複数の像担持体と、前記像担持体の表面をクリーニングする複数のクリーニング部材を有しているとともに前記複数の像担持体各々に対応して設けられているクリーニング部と、を有する画像形成装置において、
    前記複数のクリーニング部材のうち少なくとも1つが、ブラシに電圧が印加される静電ブラシで構成され、
    各前記クリーニング部が有する前記静電ブラシに電圧を印加する単一の電源と、
    前記単一の電源から各前記静電ブラシを並列に接続する並列回路と、
    前記並列回路に設けられ、前記単一の電源から各前記静電ブラシに流れる電流値をそれぞれ検出する複数の電流値検出手段と、
    前記複数の電流値検出手段が検出した各電流値に基づいて前記単一の電源の電圧値を調整する電圧値制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電圧値制御手段が、前記複数の電流値検出手段が検出した各電流値のうち、最も低い電流値に基づいて、前記単一の電源の電圧値を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電圧値制御手段が、カラー画像を形成することを検出した場合に、前記複数の電流値検出手段が検出した各電流値のうち、最も低い電流値に基づいて、前記単一の電源の電圧値を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記並列回路上に前記単一の電源からの電圧印加のONまたはOFFのいずれかに切り替えるスイッチを各前記静電ブラシごとに設け、
    前記像担持体の動作に基づいて、各前記静電ブラシごとに設けられた前記スイッチのONまたはOFFのいずれかに切り替えるスイッチ制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記スイッチ制御手段が、モノクロ画像を形成することを検出した場合は、黒色の前記像担持体に対応する前記静電ブラシへ前記単一の電源からの電圧印加を切り替える前記スイッチのみの制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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