JP2014089091A - 漏油検知器誤動作防止装置 - Google Patents

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Fumihiro Ihara
史博 井原
Katsuhiko Shirai
勝彦 白井
Minoru Ikeda
稔 池田
Katsutoshi Hiromasa
勝利 広政
Hiroyuki Fujiwara
博之 藤原
Tadao Minazu
忠男 水津
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Abstract

【課題】溜枡内の雨水に混入した塵芥による漏油検知器の誤動作を防止することができる漏油検知器誤動作防止装置を提供する。
【解決手段】雨水を溜めるための溜枡1に設置された漏油検知器110の誤動作を防止するための漏油検知器誤動作防止装置であって、漏油検知器110を溜枡1に設置するための漏油検知器ガイド120に取り付けられた振動モータ11と、漏油検知器110から漏油検知信号SDが入力されると振動モータ11を一定の時間だけ動作させるための振動モータ制御装置131と、振動モータ11を動作させてから所定の時間経過後も漏油検知器110からの漏油検知信号SDの入力が継続していると漏油発生を警報するための漏油検知警報手段として機能するタイマ132および漏油検知警報装置133とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発変電所構内の雨水を溜めるための溜枡に設置された漏油検知器に用いるのに好適な漏油検知器誤動作防止装置に関する。
電力会社では、降雨があると、発変電所構内の雨水を溜枡(ピット)に一旦溜めたのちに排水ポンプにより排出しているが、溜枡に貯留された雨水に発変電所機器から漏れた油(以下、「漏油」と称する。)が混入することがある。
そのため、図6に示すように、漏油検知器ガイド120を溜枡1に設置し、漏油検知器110(たとえば、旭化成テクノシステム株式会社製の油漏れ検知器 エポラームC/CSi−3005)を漏油検知器ガイド120に溜枡1の水位変動に応じて上下動可能に取り付けるとともに、漏油検知器110と変換器130(たとえば、旭化成テクノシステム株式会社製の変換器 AS−30)とを接続箱140を介して電気的に接続して、漏油検知器110で漏油を検知すると、漏油検知器110からの電気信号に応じて変換器130が警報ランプ134(図1(b)参照)を点灯させるようにしている。
また、変換器130の警報ランプ134が点灯されると、溜枡1に貯留された雨水に混入している漏油を構外に排出しないようにするために排水ポンプを停止している。
なお、下記の特許文献1には、油の存在により性質が変化する感油材と、感油材の性質の変化を力学的変化に置換する置換部材と、力学的性質の変化により電気的接点を開閉するスイッチ機構とを設けることにより、簡易な構造であって小型化が可能で安価であるとともに誤動作を少なくした漏油センサが開示されている。
特開2005−009871号公報
しかしながら、梅雨時期および台風襲来時など降水量が多い時期や落葉期には、溜枡1に雨水が多量に流入すると、多量の塵芥や落葉など(以下、「塵芥」と称する。)が雨水に混入し、漏油検知器110と漏油検知器ガイド120との間に塵芥が絡まって漏油検知器110の水位変動に応じた上下動の動きが悪くなり、水中にあるべき漏油検知器110の3本の検知電極(120°の間隔で取り付けられている。図5に示す検知電極42参照)が空中に露出して、漏油検知器110が誤動作することがある。
漏油検知器110が誤動作すると、溜枡1内の雨水に漏油が混入していない状況にもかかわらず排水ポンプが停止して構内に雨水が溢れてしまうため、作業員は、変換器130の警報ランプ134が点灯したときには、それが漏油検知器110の正常動作によるものか誤動作によるものかの判断が難しいことから溜枡1まで行って漏油の有無を確認することになり、多大な労力を費やしているという問題があった。
なお、溜枡1の除塵方法としては、溜枡1や溝に防塵カバーを設置することが考えられるが、防塵カバーを設置する範囲が非常に広くなるため現実的ではない。また、漏油検出器110の周辺を防塵カバーで囲むと、漏油検出器110が漏油を正しく検出しなくなることも考えられる。
本発明の目的は、溜枡内の雨水に混入した塵芥による漏油検知器の誤動作を防止することができる漏油検知器誤動作防止装置を提供することにある。
本発明の漏油検知器誤動作防止装置は、雨水を溜めるための溜枡(1)に設置された漏油検知器(110)の誤動作を防止するための漏油検知器誤動作防止装置であって、前記漏油検知器を前記溜枡に設置するための漏油検知器ガイド(120)または前記漏油検知器に取り付けられた振動モータ(11;43;53)と、前記漏油検知器から漏油検知信号(SD)が入力されると前記振動モータを一定の時間だけ動作させるための振動モータ制御手段(131)と、前記振動モータを動作させてから所定の時間経過後も前記漏油検知器からの前記漏油検知信号の入力が継続していると漏油発生を警報するための漏油検知警報手段(132,133)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記漏油検知器に取り付けられた、かつ、該漏油検知器の傾き角度を検出するための傾きセンサ(14)をさらに具備し、前記振動モータ制御手段が、前記傾きセンサから入力される傾き角度検出信号によって示される前記漏油検知器の傾き角度が所定の角度以上であると前記振動モータを前記一定の時間だけ動作させるとともに、該振動モータを動作させてから前記所定の時間経過後に前記漏油検知器から前記漏油検知信号が入力されると該振動モータを前記一定の時間だけ再動作させ、前記漏油検知警報手段が、前記振動モータを再動作させてから前記所定の時間経過後も前記漏油検知器からの前記漏油検知信号の入力が継続していると漏油発生を警報してもよい。
前記溜枡の前記漏油検知器ガイドの空ピットアタッチメント(121)の下方に取り付けられた水位計(21)をさらに具備し、前記振動モータ制御手段が、前記水位計から入力される水位データが「前記溜枡の水位が前記空ピットアタッチメントの高さ未満である」ことを示すと前記振動モータを前記一定の時間だけ動作させてもよい。
前記漏油検知器ガイドの下部が前記溜枡に固定されている場合には、前記振動モータが前記漏油検知器ガイドの上部に取り付けられており、前記漏油検知器ガイドの上部が固定されている場合には、前記振動モータが前記漏油検知器ガイドの下部に取り付けられていてもよい。
前記振動モータ制御手段および前記漏油検知警報手段が、前記漏油検知器が接続箱(140)を介して電気的に接続されている変換器(130)に設けられていてもよい。
本発明の漏油検知器誤動作防止装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)振動モータを動作させてから所定の時間経過後も漏油検知器からの漏油検知信号の入力が継続していると漏油発生を警報することにより、溜枡内の雨水に混入した塵芥による漏油検知器の誤動作を防止することができる。
(2)漏油警報の信頼性を向上することができるため、適切な対応が可能となる。
(3)作業員が溜枡に行って漏油の確認をする頻度を減少させることができるため、作業員の労力を低減することができる。
(4)漏油が混入されていない場合には溜枡の排水が正常に行われるため、発変電所構内に雨水が溜まることがないので、発変電所機器への浸水を防ぐことができるとともに、作業員の手動による排水をなくすことができる。
本発明の一実施例による漏油検知器誤動作防止装置について説明するための図であり、(a)は漏油検知器誤動作防止装置の構成を示す図であり、(b)は変換器130の構成を示す図である。 図1に示した漏油検知器誤動作防止装置の動作について説明するための図であり、(a)はその動作を示すフローチャートであり、(b)は図3(a)に示すように漏油検知器110に傾きセンサ14を内蔵したときの動作を示すフローチャートである。 図1に示した漏油検知器誤動作防止装置の変形例について説明するための図であり、(a)漏油検知器110に傾きセンサ14を内蔵したときの構成を示す図であり、(b)は溜枡1に水位計21を設置したときの構成を示す図である。 振動モータ31を漏油検知器ガイド120の下部に設置した図1に示した漏油検知器誤動作防止装置の変形例の構成を示す図である。 漏油検知器に振動モータを設置したときの漏油検知器の構成を示す図であり、(a)は振動モータ43を内蔵させた漏油検知器40の構成を示す図であり、(b)は振動モータ53を外付けした漏油検知器50の構成を示す図である。 従来の漏油検知システムの一例を示す図である。
上記の目的を、漏油検知器から漏油検知信号が入力されると漏油検知器ガイドまたは漏油検知器に取り付けた振動モータを一定の時間だけ動作させ、振動モータを動作させてから所定の時間経過後も漏油検知器からの漏油検知信号の入力が継続していると、漏油発生を警報することにより実現した。
以下、本発明の漏油検知器誤動作防止装置の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の漏油検知器誤動作防止装置は以下の特徴を有する。
(1)振動モータ(バイブレータ)を漏油検知器ガイドまたは漏油検知器に設置して、振動モータを動作させて塵芥の除去または付着を防止することにより、漏油検知器の誤動作防止を図るとともに、様々なシチュエーションに柔軟に対応できるようにする。
また、漏油検知器による漏油検出とタイマとの組合せにより振動モータを自動的に動作させることにより、無駄な消費電力を抑えるとともに、梅雨時期などでは連続運転も可能とする。
(2)漏油検知器は漏油検知器ガイドに引っ掛ったときには水平より傾いた状態になることが多いため、漏油検知器の傾き角度を検出するための傾きセンサを漏油検知器に設置して、漏油検知器が所定の角度以上傾いたときにも振動モータを動作させることにより、漏油検知器の引掛りを解除できるようにする。
(3)溜枡に雨水が無くなった場合に漏油検知器の検知電極を接触させて誤警報を防止するための空ピットアタッチメント(金属製リング)が漏油検知器ガイドの下方に取り付けられていることに着目し、溜枡に水位計を取り付けて、溜枡の水位が空ピットアタッチメントの高さ(検知電極と空ピットアタッチメントとの接点位置)まで下がると振動モータを動作させて、漏油検知器ガイドの4本の支柱に絡んでいる塵芥を事前に除去するとともに、検知電極と空ピットアタッチメントとの接点位置にある塵芥を除去できるようにする。
本発明の一実施例による漏油検知器誤動作防止装置は、漏油検知器ガイド120の下部が溜枡1に固定されている場合に用いるものであり、図1(a),(b)に示すように、漏油検知器ガイド120の上部に設置された振動モータ11と、変換器130に内蔵された振動モータ制御装置131、タイマ132および漏漏油検知警報装置133とを具備する。
ここで、振動モータ11は、漏油検知器ガイド120の4本の支柱の上部を固定するための支柱上部固定部材(4個の長方形の板状部材を中央部に矩形状空間が形成されるように繋ぎ合せた部材)に互いに平行に取り付けられた2本の取付板12の中央部に固定されている。
また、振動モータ11は、振動モータ制御線13を介して接続箱140と電気的に接続されており、振動モータ制御装置131から接続箱140および振動モータ制御線13を介して入力される振動モータ駆動電圧VDに応じて動作するようにされている。
振動モータ制御装置131は、漏油検知器110から接続箱140を介して漏油検知信号SDが入力されると、振動モータ11を動作させるための振動モータ駆動電圧VDを一定の時間(たとえば、5秒間)だけ振動モータ11に出力するとともに振動モータ駆動開始信号をタイマ132および漏漏油検知警報装置133に出力する。
タイマ132は、振動モータ制御装置から入力される振動モータ駆動開始信号に応じてカウント動作を開始し、所定の時間(たとえば、10秒)が経過すると、所定時間経過信号を漏漏油検知警報装置133に出力する。
漏油検知警報装置133は、振動モータ制御装置131から振動モータ駆動開始信号が入力されたのちにタイマ132から所定時間経過信号が入力されると、漏油検知器110からの漏油検知信号SDの入力が未だ継続しているか否かを調べる。
その結果、漏油検知信号SDの入力が継続している場合には、漏油検知警報装置133は、警報信号を警報ランプ134に出力する。
一方、漏油検知信号SDの入力が継続していない場合には、漏油検知警報装置133は、動作をリセットする。
次に、このように構成された漏油検知器誤動作防止装置の動作について、図2(a)に示すフローチャートを参照して説明する。
変換器130の振動モータ制御装置131は、漏油検知器110から漏油検知信号SDが入力されてくると(ステップS11)、振動モータ駆動電圧VDを5秒間だけ振動モータ11に出力するとともに、振動モータ駆動開始信号をタイマ132および漏漏油検知警報装置133に出力する(ステップS12)。
これにより、振動モータ11が5秒間だけ動作し、タイマ132がカウント動作を開始するとともに、漏漏油検知警報装置133が動作を開始する。
このとき、漏油検知器110が塵芥によって漏油検知器ガイド120に引っ掛っている場合には、振動モータ11で漏油検知器ガイド120を振動させることによって塵芥を振り落とせれば漏油検知器110の引掛りをなくすことができるが、振動モータ11で漏油検知器ガイド120を振動させても塵芥を振り落とすことができなければ、漏油検知器110の引掛りをなくすことはできない。
タイマ132は、振動モータ制御装置131から振動モータ駆動開始信号が入力されてから10秒が経過すると、所定時間経過信号を漏漏油検知警報装置133に出力する(ステップS13)。
漏油検知警報装置133は、タイマ132から所定時間経過信号が入力されると、漏油検知器110からの漏油検知信号SDの入力が未だ継続しているか否かを調べる(ステップS14)。
このとき、漏油検知器110が漏油検知器ガイド120に引っ掛っていない場合や漏油検知器110が漏油検知器ガイド120に引っ掛っていたが漏油検知器ガイド120を振動させることにより漏油検知器110の引掛りをなくすことができた場合には、漏油検知信号SDは入力されてこなくなっているため、漏油検知警報装置133は動作をリセットする。
これにより、漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを自動的に解除することができるため、漏油検知器110の誤動作を防止することができる。
一方、漏油検知器110が漏油検知器ガイド120に引っ掛っており漏油検知器ガイド120を振動させても漏油検知器110の引掛りをなくすことができなかった場合には、漏油検知信号SDは継続して入力してきているため、漏油検知警報装置133は、溜枡1内の漏油発生を知らせる警報信号を警報ランプ134に出力する(ステップS15)。
これにより、漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを作業員に自動的に知らせることができるため、作業員が溜枡1に行って漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを手動で解除して漏油検知器110の誤動作を防止することができる。
次に、漏油検知器110の傾き角度を検出するための傾きセンサを漏油検知器110に設置した変形例について、図3(a)を参照して説明する。
この変形例による漏油検知器誤動作防止装置では、図3(a)に破線で示すように傾きセンサ14が漏油検知器110に内蔵されており、傾きセンサ14によって検出された漏油検知器110の傾き角度を示す傾き角度検出信号が接続箱140を介して変換器130の振動モータ制御装置131に出力される。
振動モータ制御装置131は、傾きセンサ14から入力される傾き角度検出信号によって示される漏油検知器110の傾き角度が所定の角度(たとえば、10°)以上であると、振動モータ駆動電圧VDを一定の時間(たとえば、5秒間)だけ振動モータ11に出力するとともに、振動モータ駆動開始信号をタイマ132に出力する。
タイマ132は、振動モータ制御装置から入力される振動モータ駆動開始信号に応じてカウント動作を開始し、所定の時間(たとえば、10秒)が経過すると、所定時間経過信号を振動モータ制御装置131に出力する。
振動モータ制御装置131は、タイマ132から所定時間経過信号が入力されたのち、漏油検知器110から漏油検知信号SDが入力されると、振動モータ駆動電圧VDを一定の時間(たとえば、5秒間)だけ振動モータ11に出力するとともに、振動モータ駆動開始信号をタイマ132および漏漏油検知警報装置133に出力する。
タイマ132は、振動モータ制御装置から入力される振動モータ駆動開始信号に応じてカウント動作を開始し、所定の時間(たとえば、10秒)が経過すると、所定時間経過信号を漏漏油検知警報装置133に出力する。
漏油検知警報装置133は、振動モータ制御装置131から振動モータ駆動開始信号が入力されたのちにタイマ132から所定時間経過信号が入力されると、漏油検知器110からの漏油検知信号SDの入力が未だ継続しているか否かを調べる。
その結果、漏油検知信号SDの入力が継続している場合には、漏油検知警報装置133は、警報信号を警報ランプ134に出力する。
一方、漏油検知信号SDの入力が継続していない場合には、漏油検知警報装置133は、動作をリセットする。
次に、この変形例による漏油検知器誤動作防止装置の動作について、図2(b)に示すフローチャートを参照して説明する。
変換器130の振動モータ制御装置131は、傾きセンサ14から入力される傾き角度検出信号によって示される漏油検知器110の傾き角度を調べ(ステップS21)、傾き角度が10°以上であると、振動モータ駆動電圧VDを振動モータ11に5秒間だけ出力するとともに、振動モータ駆動開始信号をタイマ132に出力する(ステップS22)。
これにより、振動モータ11が5秒間だけ動作し、タイマ132がカウント動作を開始する。
このとき、漏油検知器110が塵芥によって漏油検知器ガイド120に引っ掛っている場合には、振動モータ11で漏油検知器ガイド120を振動させることによって塵芥を振り落とすことにより、漏油検知器110の傾きをなくすことができる。
タイマ132は、振動モータ制御装置131から入力される振動モータ駆動開始信号に応じてカウント動作を開始し、10秒が経過すると、所定時間経過信号を振動モータ制御装置131に出力する(ステップS23)。
振動モータ制御装置131は、タイマ132から所定時間経過信号が入力されたのち、漏油検知器110から漏油検知信号SDが入力されてくると(ステップS24)、振動モータ駆動電圧VDを5秒間だけ振動モータ11に出力するとともに、振動モータ駆動開始信号をタイマ132および漏漏油検知警報装置133に出力する(ステップS25)。
これにより、振動モータ11が5秒間だけ動作し、タイマ132がカウント動作を開始するとともに、漏漏油検知警報装置133が動作を開始する。
以下、タイマ132および漏油検知警報装置133は、上述したステップS13〜S15と同様の動作を行う(ステップS26〜S28)。
これにより、漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを自動的に解除して漏油検知器110の誤動作を防止することができる。また、漏油検知器110の引掛りをなくすことができなかった場合でも、漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを作業員に自動的に知らせることにより、作業員が漏油検知器110の漏油検知器ガイド120への引掛りを手動で解除して漏油検知器110の誤動作を防止することができる。
次に、溜枡1に水位計21を取り付けた変形例について、図3(b)を参照して説明する。
この変形例による漏油検知器誤動作防止装置では、図3(b)に示すように水位計21が溜枡1の漏油検知器ガイド120の空ピットアタッチメント121の下方に取り付けられており、水位計21によって測定された溜枡1の水位を示す水位データが水位データ線22および接続箱140を介して変換器130の振動モータ制御装置131に出力される。
振動モータ制御装置131は、水位計21から入力される水位データが「溜枡1の水位が空ピットアタッチメント121の高さ未満である」ことを示すと、振動モータ駆動電圧VDを5秒間だけ振動モータ11に出力する。
これにより、漏油検知器ガイド120の4本の支柱に塵芥が絡んでいる場合には、この塵芥を除去することができるため、その後に溜枡1に雨水が溜まってきたときに漏油検知器110が塵芥によって漏油検知器ガイド120に引っ掛かることによる誤動作を防止することができる。また、検知電極と空ピットアタッチメントとの接点位置に塵芥がある場合には、この塵芥を除去することができるため、接触不良による誤動作を防止することができる。
以上の説明では、漏油検知器ガイド120の下部が溜枡1に固定されていることから振動モータ11を漏油検知器ガイド120の上部に設置したが、漏油検知器ガイド120の上部が固定されている場合には、図4に示すように振動モータ11を漏油検知器ガイド120の空ピットアタッチメント121の下方に設置して、振動モータ11を動作させることにより漏油検知器ガイド120を振動させるようにすればよい。
また、振動モータ11を漏油検知器ガイド120に設置したが、漏油検知器110の代わりに、図5(a)に示すように振動モータ43をフロート41の底部に設置した振動モータ内蔵型の漏油検知器40、または、図5(b)に示すように振動モータ53をフロート51の上面の中央部に設置した振動モータ外付け型の漏油検知器50を用いて、振動モータ43,53を動作させて漏油検知器40,50を振動させることにより、漏油検知器40,50の漏油検知器ガイド120への引掛りを自動的に解除するようにしてもよい。
ここで、図5(a)に示した漏油検知器40では、フロート41内に引き込まれた振動モータ制御線44と接続箱140とを介して振動モータ43を変換器130と電気的に接続し、また、図5(b)に示した漏油検知器50では、振動モータ制御線54と接続箱140とを介して振動モータ53を変換器130と電気的に接続する。
1 溜枡
11,43,53 振動モータ
12 取付板
13 振動モータ制御線
14 傾きセンサ
21 水位計
22 水位データ線
40,50,110 漏油検知器
41,51 フロート
42,52 検知電極
44,54 振動モータ制御線
120 漏油検知器ガイド
121 空ピットアタッチメント
130 変換器
131 振動モータ制御装置
132 タイマ
133 漏漏油検知警報装置
134 警報ランプ
140 接続箱
D 漏油検知信号
D 振動モータ駆動電圧
S11〜S15,S21〜S28 ステップ

Claims (5)

  1. 雨水を溜めるための溜枡(1)に設置された漏油検知器(110)の誤動作を防止するための漏油検知器誤動作防止装置であって、
    前記漏油検知器を前記溜枡に設置するための漏油検知器ガイド(120)または前記漏油検知器に取り付けられた振動モータ(11;43;53)と、
    前記漏油検知器から漏油検知信号(SD)が入力されると前記振動モータを一定の時間だけ動作させるための振動モータ制御手段(131)と、
    前記振動モータを動作させてから所定の時間経過後も前記漏油検知器からの前記漏油検知信号の入力が継続していると漏油発生を警報するための漏油検知警報手段(132,133)と、
    を具備することを特徴とする、漏油検知器誤動作防止装置。
  2. 前記漏油検知器に取り付けられた、かつ、該漏油検知器の傾き角度を検出するための傾きセンサ(14)をさらに具備し、
    前記振動モータ制御手段が、前記傾きセンサから入力される傾き角度検出信号によって示される前記漏油検知器の傾き角度が所定の角度以上であると前記振動モータを前記一定の時間だけ動作させるとともに、該振動モータを動作させてから前記所定の時間経過後に前記漏油検知器から前記漏油検知信号が入力されると該振動モータを前記一定の時間だけ再動作させ、
    前記漏油検知警報手段が、前記振動モータを再動作させてから前記所定の時間経過後も前記漏油検知器からの前記漏油検知信号の入力が継続していると漏油発生を警報する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の漏油検知器誤動作防止装置。
  3. 前記溜枡の前記漏油検知器ガイドの空ピットアタッチメント(121)の下方に取り付けられた水位計(21)をさらに具備し、
    前記振動モータ制御手段が、前記水位計から入力される水位データが「前記溜枡の水位が前記空ピットアタッチメントの高さ未満である」ことを示すと前記振動モータを前記一定の時間だけ動作させる、
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の漏油検知器誤動作防止装置。
  4. 前記漏油検知器ガイドの下部が前記溜枡に固定されている場合には、前記振動モータが前記漏油検知器ガイドの上部に取り付けられており、
    前記漏油検知器ガイドの上部が固定されている場合には、前記振動モータが前記漏油検知器ガイドの下部に取り付けられている、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の漏油検知器誤動作防止装置。
  5. 前記振動モータ制御手段および前記漏油検知警報手段が、前記漏油検知器が接続箱(140)を介して電気的に接続されている変換器(130)に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の漏油検知器誤動作防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106370352A (zh) * 2016-08-29 2017-02-01 安徽凯达能源科技有限公司 新能源电池淋雨抗振检测装置

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