JP2014088903A - トルクコンバータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型であり製造コストもかからない構造で変速幅を拡大させ得るトルクコンバータ構造に提供する。
【解決手段】本発明のトルクコンバータ構造は、トルクコンバータのステータの内径側に、トルクコンバータの該ステータとタービンとを連結する遊星歯車を備え、該遊星歯車から軸出力を行う構造を有する。トルクコンバータのステータと遊星歯車のキャリアと、そしてタービンと遊星歯車のサンギヤとをそれぞれ連結して、該遊星歯車のリングギヤから軸出力を行い、前記キャリアには逆回転方向に対してロックするワンウェイクラッチと、
前記遊星歯車をロックさせるクラッチと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、小型であり製造コストもかからない構造で変速幅を拡大させ得るトルクコンバータ構造に関する。
近年、車両の燃費向上のため変速機の高い変速段でエンジンを低速回転させることが要求されている。このためにトルクコンバータによるトルク増幅を増加させ、変速比を高速側に拡げることが考えられる。例えば、特許文献1ではトルクコンバータに遊星歯車を軸方向に組み合わせて配置し、これにより変速幅を拡げた変速装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の変速機の場合、トルクコンバータと遊星歯車とが出力軸方向に一列に並んでおり、構造が複雑であり装置が大型化するとともに製造コストも増加するという問題がある。
特開昭50−44367号公報
本発明は、上記課題に鑑み創作されたものであり、小型であり製造コストもかからない構造で変速幅を拡大させ得るトルクコンバータ構造の提供を目的とする。
本発明のトルクコンバータ構造は、
トルクコンバータのステータの内径側に、
トルクコンバータの該ステータとタービンとを連結する遊星歯車を備え、該遊星歯車から軸出力を行う構造を有する。
本トルクコンバータ構造によれば、トルクコンバータのステータの内側(内径側)に遊星歯車を配置することで小型かつ簡単な構造で、変速幅を増大することができる。具体的にはトルクコンバータの内径側のスペースの配設された遊星歯車(群)によりトルクを増幅させることができるので、変速機本体と合わせると全体として変速幅が拡がったことになる。したがって、変速機本体の変速比を高速側に振るだけで燃費を向上させることが容易であり、新たな高い変速段を設ける必要もなく製造コストも低減できる。
また、好ましい本発明の車両の変速装置の一例は、
前記トルクコンバータのステータと遊星歯車のキャリアと、そしてタービンと遊星歯車のサンギヤとをそれぞれ連結して、該遊星歯車のリングギヤから軸出力を行い、
前記キャリアには逆回転方向に対してロックするワンウェイクラッチと、
前記遊星歯車をロックする(その動力伝達を遮断する)クラッチとを備えている。
さらに、好ましい本発明の車両の変速装置の他の例は、
前記トルクコンバータのステータと遊星歯車のリングギヤと、そしてタービンと遊星歯車のサンギヤとをそれぞれ連結して、該遊星歯車のキャリアから軸出力を行い、
前記リングギヤには逆回転方向に対してロックするワンウェイクラッチと、
前記遊星歯車をロックする(その動力伝達を遮断する)クラッチと、を備えている。
上記2つの好ましいトルクコンバータ構造例によれば、遊星歯車をロックするクラッチをON/OFFできる構成を追加しているため、ロックアップOFF時には固定のステータによりトルクを増幅させることができ、ロックアップON時にはステータがタービン等と一体回転するためトルクをそのままで伝達させトルクコンバータのロスをなくし燃費向上できる。したがって、トルク増幅モードと燃費向上モードの2つのモードを作ることができ、変速機本体と合わせるとさらに大きな変速幅を形成することができる。
上述するように本トルクコンバータ構造によれば、小型かつ簡単な構造で、変速幅を増大することができ、変速機本体の変速比を高速側に振るだけで燃費を向上させる。また、遊星歯車をロックするクラッチを設ける場合、トルク増幅モードと燃費向上モードを作ることができ、変速機本体と合わせるとさらに大きな変速幅を形成することができる。
従来のトルクコンバータ構造の一例を示している。 本発明のトルクコンバータ構造の一例を示している。 (a)は、通常の変速機本体の変速幅を例示しており、この変速機に前記遊星歯車群を付加したときの変速幅が(b)に示されており、(c)は湿式多板クラッチを有するときの変速幅を示している。 (a)は本発明のトルクコンバータ構造の他の例を示しており、(b)は(a)の領域Aの拡大図である。
《従来のトルクコンバータ構造》
まず前提として、従来のトルクコンバータ構造の一例を図1に示している。
トルクコンバータは概ねタービンライナー(タービン)111とポンプインペラ(ポンプ)112とステータ113とで構成されており、ポンプ112がエンジンに、タービン111が変速機本体116に繋がっており、その間にステータ113とが配設されている。エンジンのトルクでポンプ112が回転するとATFというオイルが送り出され、ポンプ112の羽根に沿ってタービン111に流れる。この流れでタービン11は回転するが、ここを通過してATFはまだ勢いがあるため容器の壁面に沿ってステータ112を通過するときに流れの方向を変えてポンプ112の裏側に戻り、その流れの勢いでポンプ112を押す。これが繰り返されることによって出力トルクが増幅する。
タービン111の回転はギヤ124を介して出力軸123に伝達され、1〜5速の変速比等の通常のクラッチ116を有する変速機に伝達される。また、ステータ113の回転はワンウェイクラッチ114で一方向の回転に制限される。
また、低速時や変速時以外にはロックアップクラッチ115が作動する。ロックアップクラッチ115が非作動で開放されているときは上述するようにポンプ112,タービン111、ステータ113間をオイルが流れていきトルク増幅がなされる。ロックアップクラッチ115は支持部材115aに支持されており、ロックアップクラッチ115が作動すると、矢印Xに示すようにロックアップクラッチ115がポンプインペラ112に結合する枠119に密着し、その結果、入出力が一体となって回転する。これにより、エネルギー損失を軽減し、燃費向上を図ることができる。なお、支持部材134はタービン111と連結しており、ロックアップクラッチ115は支持部材115aに支持されている。
《実施例1》
次に本発明のトルクコンバータ構造10の一例を図2を参照しつつ説明する。
図2のトルクコンバータ構造10は、図1に比べてステータ13の内側のスペースにステータ13とタービン11とを連結する遊星歯車(群)20〜23が付加されており、この遊星歯車20〜23から軸出力を行う構造である。この遊星歯車20〜23を有する点を除き図1のトルクコンバータ構造10と同様であり、参照番号の下2桁が同一の要素は同一である。
ステータ13の内側のスペース、すなわちトルクコンバータ内に遊星歯車20〜23を配設すると遊星歯車20〜23により変速機クラッチ(変速機本体)16に入力する前にトルクを増幅させることができ、変速幅をトルクコンバータ内で拡大させることができる。したがって、変速機本体16の変速比を高速側に振るだけで燃費を向上させることが容易であり、新たな高い変速段を設ける必要もなく製造コストも低減できる(これは図4の変形例でも同様である)。
次に図2の遊星歯車群20〜23の詳細について説明する。まず、ロックアップクラッチ15が開放(非作動)されているときについて言及する(トルク増幅モード)。
まず、ステータ13はキャリア23と連結している。キャリア23は遊星歯車22を担持しており、遊星歯車22はキャリヤ23に担持されながら回転自在である。なお、キャリヤ23は遊星歯車22を担持するだけであり、回転の伝達がなされる部材ではない。
遊星歯車22はサンギヤ20とリングギヤ21と噛み合っている。サンギヤ20はタービン11の軸回転に従って回転するものである。したがって、タービン11の回転はサンギヤ20から遊星歯車22を介してリングギヤ21に伝達され、それぞれの歯数に応じて減速され、トルク増幅される。このときの車両全体としての変速比の幅の拡がりを図3(a)〜(b)に模式化している。図3(a)は、通常の変速機本体16の変速幅を例示しており、1〜5速の変速段を有している。この変速機16に前記遊星歯車群20〜23を付加すると図3(b)の変速幅となる。遊星歯車20〜23が付加されるとその変速比分だけ変速機本体16が全体として変速幅を拡げていることがわかる。
次に、ロックアップクラッチ15が締結(作動)されたときについて言及する。
ロックアップクラッチ15が締結されると図1で前述するようにロックアップクラッチ15が枠19に密着する結果(矢印X参照)、ねじりダンパ18、支持部材18を介してタービンライナー11とポンプインペラ12とが結合し、入出力が一体になって回転する。ロックアップクラッチ15が締結されるとステータ13が回転し、この回転によって湿式多板クラッチ17が締結(作動)する(矢印Y参照)。湿式多板クラッチ17が締結されると遊星歯車群20〜23はロックされ、遊星歯車群20〜23によるトルク伝達は遮断され、タービン11のトルクはそのまま変速機本体16に伝達される。
したがって、本トルクコンバータ構造10ではロックアップクラッチ15の非作動時、作動時で2段階の変速比になっており、トルクコンバータ側で変速比を増加させたことに相当する。例えば、図3を参照すれば、湿式多板クラッチ17がないときには前述するように図3(b)の示すように5速のままで変速幅が拡がっているが、湿式多板クラッチ17を有する場合は、1速がLレンジと1速との2つの変速段に分けられて全体としてLレンジ分だけ変速段が増加していることとなる。具体的には、ロックアップクラッチ15が開放されているときはLレンジでロックアップクラッチ15が締結されているときは1速となる。
《実施例2》
次に図2の本発明のトルクコンバータ構造10の変形例として図4のトルクコンバータ構造10’を説明する。図4(a)は図1、図2と同様にトルクコンバータ構造例が示されており、図4(b)では図4(a)内の領域Aの拡大図が示されている。
図4のトルクコンバータ構造10’は、図2に比べてステータ13の内側のスペースの遊星歯車(群)20〜23の配置が異なっている。また、図2における湿式多板クラッチ17の代替として遠心クラッチ30を設けている点も異なる。この点を除き図2のトルクコンバータ構造10’と同様であり、参照番号の下2桁が同一の要素は同一である。
図4の遊星歯車群20〜23の配列について説明する。まず、ロックアップクラッチ15が開放(非作動)されているときについて、ステータ13はリングギヤ21と連結している。キャリア23は遊星歯車22の回転軸を形成し、遊星歯車22とともに回転する。
遊星歯車22はサンギヤ20とリングギヤ21と噛み合っている。サンギヤ20は、タービン11の軸回転に従って回転する。タービン11の回転はサンギヤ20から遊星歯車22に伝達され、この遊星歯車22がリングギヤ21の内周を回転しながらキャリヤ23は回転する。タービン回転はサンギヤ20、遊星歯車22およびリングギヤの歯数に応じて減速され、トルク増幅がなされる。遊星歯車20〜23が付加されることでその変速比分だけ変速機本体16が全体として変速幅を拡げている点は図2と同様である(図3(a)〜(b)参照)。
ロックアップクラッチ15の非作動時、作動時で2段階の変速比になっている点も図2と同様であるが、ここでは湿式多板クラッチの代替えとして遠心クラッチ30が配設されている。ロックアップクラッチ15が締結されると前述したようにステータ13が回転し、この回転によって遠心クラッチ30が締結(作動)する。図4(a)の領域Aの拡大図に示すように、遠心クラッチ30はリングギヤ21の先端で枢結し、フック32が枢結点31において回転する。ロックアップクラッチ15が作動するとステー他13が回転し、その遠心力でフック32が矢印方向に回転する。そして、ある程度回転するとキャリヤ23の先端に設けられた受容部33に受容され、リングギヤ21と出力軸とを結合する。遠心クラッチ30が締結されると遊星歯車群20〜23はロックされ、遊星歯車群20〜23によるトルク伝達は遮断され、タービン11のトルクはそのまま変速機本体16に伝達される。
以上、本発明のトルクコンバータ構造についての実施形態およびその概念について説明してきたが本発明はこれに限定されるものではなく特許請求の範囲および明細書等に記載の精神や教示を逸脱しない範囲で他の変形例、改良例が得られることが当業者は理解できるであろう。
10 トルクコンバータ構造
11 タービン(タービンライナー)"
12 ポンプ(ポンプインペラ)"
13 ステータ
14 ワンウェイクラッチ
15 ロックアップクラッチ
16 変速クラッチ
17 湿式多板クラッチ
20 サンギヤ
21 リングギヤ
22 遊星ギヤ
23 キャリヤ
30 遠心クラッチ
31 枢結点
32 フック
33 フック受容部

Claims (3)

  1. トルクコンバータのステータの内径側に、
    トルクコンバータの該ステータとタービンとを連結する遊星歯車を備え、該遊星歯車から軸出力を行う構造を有するトルクコンバータ構造。
  2. 前記トルクコンバータのステータと遊星歯車のキャリアと、そしてタービンと遊星歯車のサンギヤとをそれぞれ連結して、該遊星歯車のリングギヤから軸出力を行い、
    前記キャリアには逆回転方向に対してロックするワンウェイクラッチと、
    前記遊星歯車をロックさせるクラッチと、を備える請求項1に記載のトルクコンバータ構造。
  3. 前記トルクコンバータのステータと遊星歯車のリングギヤと、そしてタービンと遊星歯車のサンギヤとをそれぞれ連結して、該遊星歯車のキャリアから軸出力を行い、
    前記リングギヤには逆回転方向に対してロックするワンウェイクラッチと、
    前記遊星歯車をロックさせるクラッチと、を備える請求項1に記載のトルクコンバータ構造。


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CN106402322A (zh) * 2014-12-12 2017-02-15 吴志强 一种复合型双导轮式液力变矩器以及起动器
CN106715958A (zh) * 2014-09-25 2017-05-24 有能沛思株式会社 动态减振器

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