JP2014088101A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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竜雄 木村
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Abstract

【課題】サイドウォールとトレッドとの両方の耐久性に優れたタイヤの提供。
【解決手段】タイヤ2のトレッド4に、周方向に延びる溝22が形成されている。このビード8は、その半径方向内側に位置するコア24を備えている。このカーカス10のカーカスプライ28は、コア24の周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されている。このカーカスプライ28に、主部30と折り返し部32とが形成されている。この折り返し部32の端32aは、ベルト12の半径方向内側に積層されている。この折り返し部32の端32aは、トレッド4の最も軸方向外側に位置して周方向に延びる溝22aの中心から10mm以上軸方向内側に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤは、一対のビードに掛け渡されたカーカスを備えている。このカーカスを構成するカーカスプライは、ビード間に掛け渡された主部とビードコアの周りで折り返された折り返し部と備えている。この折り返し部の端がサイドウォールに位置するタイヤでは、高内圧の状態でサイドウォールに凹みが生じることがある。この凹みは、外観を損ない、商品価値を低下させる。
また、この折り返し部の端を起点にして、折り返し部の剥離が生じことがある。所謂プライエッジルースが発生することがある。このプライエッジルースは、タイヤの耐久性を低下させる。
近年、タイヤの軽量化が図られており、サイドウォールも従来より薄くすることが試みられている。特に、サイドウォールの厚みが薄いタイヤでは、サイドウォールの凹みや、プライエッジルースが発生し易い。
特開平10−6708公報には、カーカスの折り返し部とベルト層とが重ね合わされたタイヤが開示されている。このタイヤでは、プライエッジルースが抑制され、サイドウォールの凹みの発生が抑制され得る。
特開平10−6708公報 特開平10−35228公報
タイヤが転がることで、トレッドは接地と非接地が繰り返される。この接地と非接地の繰り返しに伴い、トレッドは変形を繰り返す。カーカスの折り返し部とベルト層とが重ね合わされたタイヤでは、トレッドに折り返し部の端が位置しているので、トレッドの耐久性を損うことがある。特に、トレッド面に溝を備えるタイヤでは、トレッドの耐久性を損ない易い。このタイヤは、サイドウォールの耐久性が改善される一方で、トレッドの耐久性が低下し易い。このタイヤでは、トレッドの耐久性に改善の余地がある。
本発明の目的は、サイドウォールとトレッドとの両方の耐久性に優れたタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトとを備えている。このトレッドに、周方向に延びる溝が形成されている。このビードは、その半径方向内側に位置するコアを備えている。このカーカスは、カーカスプライを備えている。このカーカスプライは、コアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されている。このカーカスプライに、主部と折り返し部とが形成されている。この折り返し部の端部は、ベルトの軸方向端部の半径方向内側に積層されている。この折り返し部の端はトレッドの最も軸方向外側に位置して周方向に延びる溝の中心から10mm以上軸方向内側に位置している。
好ましくは、このタイヤでは、上記折り返し部の端からトレッドの軸方向接地端までの幅Waと、軸方向接地幅Wとの比(Wa/W)が0.25以上である。
好ましくは、このタイヤでは、軸方向一方の上記折り返し部と他方の上記折り返し部とが軸方向に離れており、この一方の折り返し部の端と他方の折り返し部の端との間隔が20mm以上である。
好ましくは、このタイヤでは、上記サイドウォールの厚さTは、2.5mm以下である。
本発明に係る空気入りタイヤでは、サイドウォールとトレッドの両方の耐久性が向上している。このタイヤは、耐久性に優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのトレッド面が示された説明図である。 図3は、本発明に他の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面が示された説明図である。 図4は、実施例及び比較例の構造が示された説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、ベルト12、バンド14、インナーライナー16及びチェーファー18を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、例えば、ライトトラックに装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面20を形成する。トレッド面20には、溝22が刻まれている。この溝22により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、ベース層とキャップ層とを有している。キャップ層は、ベース層の半径方向外側に位置している。キャップ層は、ベース層に積層されている。ベース層は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス10の損傷を防止する。
図1の両矢印Tは、サイドウォール6の厚さを示している。点Ptは、タイヤ2が正規内圧にされた状態で、最も軸方向外側に位置するカーカス10の外側表面の位置を示している。この点Ptは、タイヤ2の最大幅における軸線上に位置している。サイドウォール6の厚さTは、この点Ptからサイドウォール6の外側表面までの距離として測定される。この厚さTは、図1に示すようにタイヤ2を切り出した断面において、タイヤ2の軸方向に測定される。
ビード8は、サイドウォール6の半径方向内側に位置している。ビード8は、コア24と、このコア24から半径方向外向きに延びるエイペックス26とを備えている。コア24はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス26は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス26は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、カーカスプライ28からなる。カーカスプライ28は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。カーカスプライ28は、コア24の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ28には、主部30と折り返し部32とが形成されている。
カーカスプライ28は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス10が、2枚以上のカーカスプライが重ね合わされて形成されてもよい。
ベルト12は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。ベルト12は、内側層34及び外側層36からなる。図1から明らかなように、軸方向において、内側層34の幅は外側層36の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側層34及び外側層36のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側層34のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層36のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト12の軸方向幅は、タイヤ2の接地幅の0.80倍以上1.05倍以下が好ましい。ベルト12が、3以上の層を備えてもよい。
バンド14は、ベルト12の半径方向外側に位置している。図示されていないが、このバンド14は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド14は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト14が拘束されるので、ベルト12のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト12及びバンド14は、補強層を構成している。軸方向において、バンド14の幅はベルト12の幅以上であり、好ましくはベルト12の幅よりも大きい。バンド14のコードによりベルト12の端が拘束されるので、ベルト12のリフティングが抑制される。補強層は、ベルト12のみから構成されてもよい。
インナーライナー16は、カーカス10の内側に位置している。このタイヤ2では、インナーライナー16は、カーカス10の内面に接合されている。インナーライナー16は、架橋ゴムからなる。インナーライナー16には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー16の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー16は、タイヤの内圧を保持する。
チェーファー18は、ビード8の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー18がリムと当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。この実施形態では、チェーファー18は、リムのフランジに当接するクリンチと一体である。従って、チェーファー18の材質はクリンチの材質と同じである。チェーファー18は、布とこの布に含浸したゴムとからなってもよい。
このタイヤ2では、カーカスプライ28の折り返し部32の端32aは、主部30の半径方向外側に積層されている。この端32aは、ベルト12の半径方向内側に積層されている。この折り返し部32の端部は、主部30とベルト12との間に挟まれている。
図2には、このタイヤ2のトレッドパターンが示されている。このタイヤ2の溝22は、周方向の延びる溝22aと溝22bとを含む。溝22aと溝22bとは、それぞれ、タイヤ2の周方向にトレッド面20を一周している。この溝22aは、溝22bよりショルダー側に位置している。この溝22aは、このタイヤ2において、最も軸方向外側に位置して周方向に延びる溝である。この溝22aは、周方向に延びる溝であればよく、トレッド面20を一周せずに部分的に形成されていてもよい。
図2の一点鎖線Lgは、溝22aの中心線を示している。矢印I−Iの一点鎖線は、図1の断面の位置を示している。図1及び図2の点Peは、軸方向においてトレッド面20の接地端を示している。この接地端Peは、正規内圧で空気が充填された状態で正規荷重で平板に接地させたときに、接地面の軸方向最大幅の位置で測定される。図1及び図2の点Pgは、最も軸方向外側に位置する溝22aの中心線の位置を示している。
図1の両矢印Wは、タイヤ2の軸方向接地幅を示している。この接地幅Wは、正規内圧で空気が充填された状態で、正規荷重で平板に接地させたときに、接地面の軸方向最大幅である。この幅Wは、一対の接地端Pe間の軸方向幅を示している。両矢印Waは、カーカスプライ28の折り返し部32の端32aと点Peとの間の軸方向幅を示している。両矢印Wbは、折り返し部32の端32aと点Pgとの間の軸方向幅を示している。この幅W、幅Wa及び幅Wbは、図1に示すようにタイヤ2を切り出した断面において、タイヤ2の軸方向の直線距離として測定される。
このタイヤ2では、折り返し部32の端32aは、溝22aの中心線Lgより軸方向内側に位置している。この幅Wbは、10mm以上にされている。トレッド面20の軸方向外側では、タイヤ2の回転による接地と非接地とが繰り返される。溝22a付近では、接地と非接地の繰り返しによる変形が繰り返される。このため、溝22a付近では、トレッド4の接地による歪みが大きい。軸方向外側に位置する溝22aの近傍に折り返し部32の端32aが位置すると、剥離が発生しやすい。このタイヤ2では、幅Wbが10mm以上とされているので、折り返し部32の端32aの剥離が抑制されている。このタイヤ2は、耐久性に優れている。このタイヤ2は、高荷重での使用に適している。
一方で、軸方向一方の折り返し部32の端32aと他方の折り返し部32の端32aとの軸方向の間隔が狭いタイヤ2は、重量が増加する。軽量化の観点から、軸方向一方の折り返し部32の端32aと他方の折り返し部32の端32aとの軸方向の間隔は、20mm以上が好ましい。この間隔は、更に好ましくは30mm以上であり、特に好ましくは、40mm以上である。
前述のように、トレッド面20の軸方向外側で折り返し部32の端32aの剥離が発生しやすいので、軸方向接地幅Wと、折り返し部32の端32aから点Peまでの幅Waとの比(Wa/W)は、0.25以上とされることが好ましい。この比(Wa/W)は、更に好ましくは0.30以上である。
図3には、本発明の他の実施形態に係るタイヤ38のトレッドパターンが示されている。ここでは、タイヤ2と異なる構成について説明がされる。タイヤ2と同様の構成については、その説明が省略される。
このタイヤ38の溝42は、周方向に延びる溝42aと溝42bとを含む。溝42aと溝42bとは、それぞれ、ジグザグに屈曲しながら、タイヤ2の周方向にトレッド面40を一周している。この溝42aは、溝42bよりショルダー側に位置している。この溝42aは、このタイヤ2において、最も軸方向外側に位置して周方向の延びる溝である。
図3の一点鎖線Lgは、溝42aの中心線を示している。図3の点Pgは、溝42aの中心線の位置のうち、最も軸方向内側の位置を示している。このタイヤ38では、幅Wbは、折り返し部32の端32aと、この点Pgとの間の軸方向幅として測定される。
従来のタイヤのように、折り返し部32の端32aがサイドウォールに位置するタイヤでは、空気圧が高圧にされると、サイドウォールに凹みが生じやすい。ここでいう空気圧が高圧とは、例えば、空気圧が350kPa以上の圧力である。このタイヤ2では、折り返し部32の端32aがベルト12の半径方向内側に位置しているので、凹みが生じ難い。これにより、このタイヤ2は、サイドウォール6を薄くできる。
このタイヤ2は、サイドウォール6を薄くして軽量化しうる。この観点から、このタイヤ2は、このサイドウォール6の厚みTが2.5mm以下のものに適しており、2.0mm以下のものに更に適している。カーカス10の保護の観点から、この厚みTは、1.5mm以上が好ましい。
このタイヤ2では、扁平率が高くされても、サイドウォール6に凹みが生じることが抑制されている。この観点から、このタイヤ2は、扁平率が70%以上のものに適しており、80%以上のものに更に適している。
本発明では、特に明示されない限り、タイヤの各部材の寸法及び角度は、タイヤが正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤに空気が充填された状態で測定される。本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。本明細書において正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[比較例1]
市販タイヤが準備された。このタイヤののカーカスとベルトとの位置関係の構造は、図4(b)に示す通りであった。また、サイドウォールの厚さTは、3mmであった。
[実施例1]
図1に示された構造を備えたタイヤが準備された。このタイヤのカーカスとベルトとの位置関係の構造は、図4(a)に示す通りであった。カーカスプライの折り返し部の端と最も軸方向外側に位置して周方向にのびる溝の中心との間の軸方向幅Wbは、10mmであった。折り返し部の端からトレッドの軸方向接地端までの幅Waと、軸方向接地幅Wとの比(Wa/W)は、0.30であった。サイドウォールの厚さTは、2.0mmとされた。その他の仕様は、比較例1と同様とされて、タイヤが得られた。
[比較例2]
サイドウォールの厚さTを2.0mmとした他は比較例1と同様にして、タイヤが得られた。
[比較例3]
カーカスとベルトとの位置関係の構造が図4(c)に示される通りとされ、サイドウォールの厚さTを2.0mmとした他は、比較例1と同様にして、タイヤが得られた。
[比較例4及び実施例2−4]
幅Wb、比(Wa/W)及び厚みTが表1及び表2に示される通りとされた他は、実施例1と同様にして、タイヤが得られた。
[質量評価]
タイヤ単体の質量が測定された。比較例1のタイヤの質量を100として、それぞれのタイヤの質量の指数が表1に示されている。この指数は大きいほど質量が大きく、この指数は、小さいほど好ましい。
[外観評価]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに正規内圧になるように空気を充填した。このタイヤのサイドウォールに周方向の凹みが発生するか否かが目視検査された。この結果が、5段階評価として下記の表1に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[耐久性評価]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を450kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、規格最大荷重の155%の縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、ドラムの上を走行させた。規定の距離を損傷なく走行した場合を100とし、それ以前に損傷が発生した場合にその損傷の発生を確認したときの距離の指数が、表1及び表2に示されている。この指数は、100を最大値として、大きいほど好ましい。
Figure 2014088101
Figure 2014088101
表1及び表2に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、広く空気入りタイヤに適用され得る。このタイヤは、特に高内圧(350kPa以上の内圧)で使用されるタイヤに特に適している。
2、38・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・バンド
16・・・インナーライナー
18・・・チェーファー
20、40・・・トレッド面
22、42・・・溝
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・カーカスプライ
30・・・主部
32・・・折り返し部

Claims (4)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトとを備えており、
    このトレッドに周方向に延びる溝が形成されており、
    このビードがその半径方向内側に位置するコアを備えており、
    このカーカスがカーカスプライを備えており、このカーカスプライがコアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されており、このカーカスプライに主部と折り返し部とが形成されており、
    この折り返し部の端部がベルトの軸方向端部の半径方向内側に積層されており、この折り返し部の端がトレッドの最も軸方向外側に位置して周方向に延びる溝の中心から10mm以上軸方向内側に位置している空気入りタイヤ。
  2. 上記折り返し部の端からトレッドの軸方向接地端までの幅Waと、軸方向接地幅Wとの比(Wa/W)が0.25以上である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 軸方向一方の上記折り返し部と他方の上記折り返し部とが軸方向に離れており、この一方の折り返し部の端と他方の折り返し部の端との間隔が20mm以上である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記サイドウォールの厚さTが2.5mm以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
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