JP2014087573A - 熱交換器並びに熱交換器及び熱交換器用流体流路閉塞手段を有する熱交換器具 - Google Patents

熱交換器並びに熱交換器及び熱交換器用流体流路閉塞手段を有する熱交換器具 Download PDF

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Abstract

【課題】熱交換器本体内、蛇行状の流体流路内のプライミング、エアー抜きを簡単に行うことができる、血液透析治療等において使用されるディスポーザブル(使い捨て)熱交換器を提供する。
【解決手段】仕切部12Pにより熱交換器本体12Hの長手L方向に延びる蛇行状の流体流路12FPを形成している。仕切部12Pは上部開放部12OUと熱交換器本体12Hの上部Uとの間に、大スペース12LSを形成している。熱交換器本体12Hの上部U側は、基端PE側から末端DE側に向けて上部U側に向けて上る傾斜12SLに形成している。熱交換器本体12Hは基端PE側で上部U側に流体入口13FIを装着し、末端DE側で下部U側に流体出口13FOを装着し、末端DE側で上部U側に排気口14を装着している。流体出口13FO近傍に第1クランプを装着し、排気口14近傍に第2クランプを装着している。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液透析治療等において使用されるディスポーザブル(使い捨て)の器具で、流体(透析液等)を常温から37°C付近まで熱交換(加温)するための熱交換器に関するものである。
さらにいえばいわゆる「シート状」(バッグ状、袋状、袋体ともいう)で、蛇行状の流体流路を有し、当該流体流路内に流体(透析液)を流し、流体流路部分を熱源(ヒーター)に接触させて熱交換(加温)を行う熱交換器であって、流体流路内のエアーを効率よく除去できる形状・構造を有する熱交換器と、当該熱交換器のエアー除去効率を促進する熱交換器用流体流路閉塞手段と、当該熱交換器及び当該熱交換器用流体流路閉塞手段を有する熱交換器具の発明に関する。
(従来技術1)
特許文献1(特開2002−102349号公報)には、シートを熱溶着加工して蛇行状の液体流路を形成したシート状熱交換器111の発明を開示している。(図5参照)
当該熱交換器111は、流体の流れを改善することを目的として、流体の流れる方向(下部の流体入口113FIから上部の流体出口113FO)の水平に対して上部方向に向けて傾斜する複数の流体流路113FPを、下部方向から上部方向(垂直方向)にわたって複数組み合わせている。当該熱交換器111は、流体のプライミング時、エアーが混入した時においてエアーが自然に上部方向に移動できる構造となっている。
(従来技術2):特許文献2(特開2011−30942号公報)に記載の発明は、特許文献1に記載のようなシート状熱交換器の構造を簡易な構造とすることを目的として、凹凸を形成した基盤をシートに押し付け、その凸部が流路を形成する発明を開示している。
すなわち袋体(特許文献2内の符号12参照、以下同じ)を挟持する基体挟持板(符号14)と蓋挟持板(符号16)の袋体12に対向する面に凹凸形状を形成する。凹凸形状の凸部において、袋体(符号12参照)を形成する2枚のシートを挟んで密着し、凹部に相当する部分に屈曲した流路を形成する。袋体(符号12参照)の内部空間(符号24参照)は、単体では方形等の単純な形状であり、挟持板(符号14、16参照)に挟まれることによって、内部空間に屈曲した流路が形成される。
特開2002−102349号公報(要約の欄、図1参照) 特開2011−30942号公報(要約の欄、図1参照。)
特許文献1に記載の発明は、次の課題が挙げられる。
(課題1):当該構造では、エアーが継続的に熱交換器内に混入した場合、流体流路113FP(垂直方向に複数組み合わせて形成されている)に沿ってエアーが移動するため、流体とシートの接触面積が小さくなり熱交換効率が悪くなる。
(課題2):エアーが流体と一緒に前記流体流路113FPを通過するため、流体の流動性にもバラツキが生じ、やはり熱交換効率が悪くなる。
(課題3):流体流路113FPの幅が狭い箇所113FPNと広くなる箇所113FPWが交互に存在するため、流体流路113FPの長さが短くなり、十分な熱交換(加温)できないことが懸念される。
特許文献2に記載の発明は、次の課題が挙げられる。
(課題):流体の流れ方からみて、特許文献1に記載の発明と同じ技術発想であり、流体流路113FPに沿って流体と一緒にエアーが移動するため、上部方向にエアーが除去されるとしても、その間の熱交換効率は低下する。前記特許文献(1)と同じ課題を有する。
そこで本発明者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の・・の発明に到達した。
[1]本発明は、熱交換器本体(12H)を有し、
熱交換器本体(12H)は、長手L方向に、複数の仕切部(12P)を形成し、
当該仕切部(12P)により、熱交換器本体(12H)の長手L方向に延びる蛇行状の流体流路(12FP)を形成し、
前記仕切部(12P)は上部U側に上部開放部(12OU)を有し、
当該に上部開放部(12OU)と熱交換器本体(12H)の上部Uとの間に、大スペース(12LS)を形成し、
熱交換器本体(12H)の上部U側は、基端PE側から末端DE側に向けて上部U側に向けて上る傾斜(12SL)に形成し、
前記仕切部(12P)の上部開放部(12OU)は前記大スペース12LSと連通し、前記流体流路(12FP)は前記大スペース(12LS)と連通し、
熱交換器本体(12H)は、基端PE側で上部U側に流体入口(13FI)を装着し、
熱交換器本体(12H)は、末端DE側で下部U側に流体出口(13FO)を装着し、
熱交換器本体(12H)は、末端DE側で上部U側に排気口(14)を装着し、
前記流体出口(13FO)ないし当該流体出口(13FO)近傍に第1クランプ(C1)を装着し、
排気口(14)ないし当該排気口(14)近傍に第2クランプ(C2)を装着した
熱交換器(1)を提供する。
[2]本発明は、可動部(21)と固定部(22)とを有し、
可動部(21)は、長手L方向に沿うように、上部U側に流路ストッパー(21SP)を装着し、
当該流路ストッパー(21SP)は、略突状を有し、
[1]に記載の熱交換器(11)を前記可動部(21)と前記固定部(22)との間に配置し、
前記可動部(21)を前記固定部(22)の方向に移動させ、押して加圧することにより、前記熱交換器(11)の仕切部(12P)の上部開放部(12OU)は、流体入口(13FI)近傍の一箇所のスペース(12S)を除いて、全て閉塞することができる熱交換器用流路閉塞部材(20)を提供する。

[3]本発明は、前記熱交換器(1)の前記上部開放部(12OU)を抑えて閉塞することにより、
前記熱交換器本体(12H)をエアートラップ部(ATS)と熱交換部(12HE)とに仕切ることができる[2]に記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)を提供する。
[4]本発明は、前記可動部(21)の加圧による駆動手段が、エアーバッグ方式、バネ式、ロック式のいずれか一つである[2]または[3]に記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)を提供する。
[5]本発明は、可動部(21)の加圧の駆動手段に代えて、
可動部(21)自体または可動部(21)に装着した流路ストッパー(21SP)をバイメタルまたは形状記憶合金により形成し、
当該バイメタルまたは形状記憶合金による温度、負荷による変形により、前記仕切部(12P)の上部開放部(12OU)を、流体入口(13FI)近傍の一箇所のスペース(12S)を除いて、全て閉塞することができるようにした[2]から[4]のいずれか1つに記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)を提供する。
[6]本発明は、[1]に記載の熱交換器(1)と[2]から[5]のいずれか一つに記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)とを有し、
前記熱交換器本体(12H)の熱交換部(12HE)に熱源(23)を隣設した、
熱交換器器具(1)を提供する。
[7]本発明は、熱源(23)は、電熱線、カーボン、セラミック、遠赤外線、オイル、温水、温風、ペルチェ素子、ヒートパイプ、誘電加熱、誘導加熱の中からえらばれるいずれか一つである[6]に記載の熱交換器器具(1)を提供する。
本発明の熱交換器及び流体流路閉塞手段を有数する熱交換器具は、
(1)熱交換器本体12内、蛇行状の流体流路12FP内のプライミング、エアー抜きを簡単に行うことができる。
(2)流入前に混入したエアーは流体入口13FIでエアートラップATS方向に分離することで、流体流路12FPにエアーが侵入しにくく、流体の流動性や熱交換効率が安定する。
(3)仮にエアーが流体流路12FPに引き込まれた場合は、流路ストッパー21SPを一時的に開放することによりエアー抜きの経路ができるため効率よくエアーを上部方向に排出し、外に排出させることが可能である。
図1は本発明の熱交換器具の熱交換器を正面方向から見た全体図である。 図2は図1の熱交換器に第1クランプC1、第2クランプC2を装着して、正面方向から見た全体図である。 図3は図2の熱交換器を、熱交換器用流路閉塞部材20に装着して、熱交換器具としたところの全体図である。(A)は、正面方向から見た全体図である。(B)は、左側部(第2側部S2)方向から見た全体図である。 図4は熱交換器具を正面方向から見た全体図である。 図5は従来の熱交換器を正面方向から見た全体図である。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
以下、本発明を明確に説明するため、次の定義をおく。
(定義1)「基端PE(側または方向)」[または「第1側部S1(側または方向)」ともいう]とは、図1に例示するように流体入口13FIを装着した側の端部を意味する。
(定義2)「末端DE(側または方向)」[または「第2側部S2(側または方向)」ともいう]とは、図1に例示するように「基端PE(側または方向)」と反対側の端部を意味する。さらにいえば流体出口13FOを装着した側の端部(側または方向)を意味する。
(定義3)正面(側または方向)は、図1の例示では熱交換器の正面方向を意味する。
(定義4)背面(側または方向)は、正面(側または方向)の反対側の方向、図1の例示では熱交換器の背面方向を意味する。
(定義5)「上部U(側または方向)」とは、図1に例示するように熱交換器の上部側、排気口14を装着した側を意味する。
(定義6)「下部D(側または方向)」とは、図1に例示するように熱交換器の下部側、排気口14を装着した側と反対側を意味する。
(定義7)「長手L方向」(または「水平方向」ともいう)とは、図1に例示するように熱交換器の基端PE側から末端DE側の方向を意味する。
(定義8)「略垂直V方向」(または「上下方向」ともいう)とは、図1に例示するように長手L方向と略垂直に交わる方向(上部Uまたは下部D方向)を意味する。
(定義9)単に「側部S(側または方向)」とは、「第1側部S1(側または方向)」、
「第2側部S2(側または方向)」、「上部U(側または方向)」、「下部D(側または方向)」、これらの間の全ての方向を意味する。
[熱交換器具1]
本発明の熱交換器具1について、以下、図面(図1〜図4)を参照しながら説明する。本発明の熱交換器具1は、熱交換器11と流路閉塞部材20とを有する。
[熱交換器11]
熱交換器11は、図1に例示するように、熱交換器本体12Hを有する。
熱交換器本体12Hは、長手L方向に、複数の仕切部12Pを形成している。
当該複数の仕切部12Pにより、熱交換器本体12Hの長手L方向(水平方向)に、いわゆる「蛇行状」の流体流路12FPを形成している。
仕切部12Pは、略垂直V方向[上部U(下部D)方向から下部D(上部U)方向]に延設している。
各仕切部12Pは、それぞれの間は長手L方向にスペースあけて配置している。
当該スペースが流体流路12FPとなる。
仕切部12Pと「蛇行状」の流体流路12FPは、例えば二枚のシートを重ねたものを溶着して形成することができる。当該溶着部が仕切部12Pとなる。
また仕切部12Pと「蛇行状」の流体流路12FPをあらかじめ形成したパネル状の部材を、一枚のシートの上に密着(熱溶着)または接着等してもよい。
仕切部12Pは、上部U(下部D)方向から下部D(上部U)方向にそれぞれ実質的に同じ長さに形成している。
仕切部12Pは、上部U側寄りに突出したものと、下部D側寄りに突出したものと
を交互に配置している。
仕切部12Pの上部U側端部は、全て熱交換器本体12H上部に「繋がらない」(接触しない)ように配置している。すなわち仕切部12Pの上部U側端部は、上部開放部12OUとなっている。
仕切部12Pの下部D側端部は、熱交換器本体12H下部に「繋がっていないもの」(接触しない)と「繋がっているもの」(接触する)を一個毎に交互に配置している。
熱交換器本体12Hの上部U側は、基端PE側から末端DE側に向けて上部U側に向けて上る傾斜12SLに形成している。
傾斜12SLの角度θは、水平方向に対して5〜30°、このましくは10〜20°に形成するのがよい。あまり大きいと(30°を超える)長手L方向の流体流路12FPが短くなり、熱交換(加温)効率が低い、あまり小さいと(5°未満)エアー抜け効果が期待できないため好ましくない。
当該傾斜12SLと仕切部12Pの上部U側端部との間は、大スペース12LSとなっている。当該大スペース12LSが後述するエアートラップ部ATSとなる。
仕切部12Pの上部開放部12OUは全て大スペース12LSと連通し、流体流路12FPも全て大スペース12LSと連通している。
熱交換器本体12Hは、基端PE側で上部U側に流体入口13FIを装着している。
熱交換器本体12Hは、末端DE側で下部U側に流体出口13FOを装着している。
熱交換器本体12Hは、末端DE側で上部U側に排気口14を装着している。
流体出口13FOの接続管(あえて符号は記載せず)には第1クランプC1を装着している。(図2参照)
排気口14の接続管(あえて符号は記載せず)には第2クランプC2を装着している。(図2参照)
第1クランプC1及び第2クランプC2は、外付けの着脱できるクランプでも良いし、手動のコック(いわゆる「三方活栓」等)、電磁弁でも良い。
流体出口13F(排気口14)は、直接第1クランプC1(第2クランプC2)を装着してもよいし、流体出口13F(排気口14)の近傍に、接続管等を装着して当該接続管に第1クランプC1(第2クランプC2)を装着してもよい。
[熱交換器用流路閉塞部材20]
熱交換器用流路閉塞部材20(以下、流路閉塞部材20と略記する。)は、図3(A)(B)に例示するように、可動部21と固定部22とを有する。
可動部21と固定部22は、シート状の熱交換器1を両側から挟んで、均一な圧力をかけやすいようにするために、いわゆる「略板状」のものが好適に使用される。
このため可動部21は、「可動板」ともいい、固定部22は「固定板」ともいう。
可動部21は、長手L方向に沿うように、上部U側に流路ストッパー21SPを装着している。
流路ストッパー21SPは、いわゆる「略突状」を有する。
可動部21を固定部22の方向に移動させて押す(「加圧」して「押圧力」を付与する)ことにより、仕切部12Pの上部開放部12OUは、一箇所、すなわち流体入口13FI近傍のスペース12Sを除いて、全て閉塞される。
「加圧」(「押圧力」付与)の場合は、可動部21の駆動手段としては、エアーバッグ方式、バネ式、ロック式等を使用することができる。要するに流路ストッパー21SPに、流体流路12FPの上部U側を閉塞することができる「押圧力」を付与することができるものであれば、何でもよく、手動式、自動式のどちらでもよい。
またその他の流路閉塞部材として、バイメタル、形状記憶合金等の温度、負荷による材料の特性を利用し、可動部21自体または可動部21に装着した流路ストッパー21SPの形状を変えることできるものを採用することができる。
すなわち流路ストッパー21SPの押さえ(流体流路12FPの上部開放部12OUを閉塞することができる押圧力を付与することができる)の開閉を、材料の特性を利用して制御する手段を採用することもできる。
[熱源(ヒーター)23]
熱交換器本体12Hの熱交換部12HXに、熱源(ヒーター)23を隣接することができる。
すなわち熱交換器本体12Hを二枚のシートを重ねて形成した場合、シートの一方側、あるいは両面に熱源(ヒーター)23を装着することにより、流体を目的の温度に加温することができる。
熱源(ヒーター)23は、シート(熱交換器本体12H)に密着ないし装着しやすい形態(形状・構造)のものであれば何でも良い。例えば電熱線、カーボン、セラミック、遠赤外線、オイル、温水、温風、ペルチェ素子、ヒートパイプ、誘電加熱、誘導加熱等の中から選ばれるいずれか一つのものを使用できる。
[熱交換器の製造方法]
本発明の熱交換器の製造方法の一例について説明する。
(1)二枚のシートを重ね合わせて、図1の熱交換器本体12となるように溶着する。さらに流体入口13FI、流体出口13FO、排気口14を溶着する。当該溶着部が仕切部12Pとなる。
(2)各流体入口13FI、流体出口13FO及び排気口14に接続管として流体移送チューブ(あえて符号は記載せず)を接続する。
流体出口13FO側の液体移送チューブに第1クランプC1を装着し、排気口14側の液体移送チューブに第2クランプC2を装着する。
[本発明の使用方法]
本発明の使用方法の一例について説明する。
(プライミング)
(1)第1クランプC1を閉じ、第2クランプC2を開けて、流体(透析液)を流体入口13FIより熱交換器本体12H内に流入する。
(2)排気口14からエアーを抜きながら、熱交換器本体12H内に流体を満たす。
熱交換器本体12Hの上部Uを傾斜12SLにすることにより、エアーは熱交換器本体12H内部で停滞することなく排気口14より流体とともに除去される。
(エアートラップ部ATSの形成)
(3)図3に例示するように蛇行状の流体流路12FPの上部開放部12OUに、流路ストッパー21SPを押しつけて(加圧して)、流体流路12FPの上部開放部12OUを閉塞する。上部開放部12OUは流体入口13FI近傍のスペース12Sを除いて全て閉塞される。
熱交換器本体12Hの上部U側の大スペース12LSはエアートラップ部ATSとなる。
熱交換器本体12Hの元上部開放部12OUから下部D側は、熱交換部12HEとなる。(図3の点線の枠部参照)
流体流路12FPは蛇行状となる。流体は蛇行状の流体流路12FPに流通するようになる。
[熱交換器本体12Hによる熱交換(加温)時の流体の流れ]
(4)第1クランプC1を開け、第2クランプC2を閉塞すれば、流体を蛇行状の流体流路12FPで加温しながら流通させることができる。熱交換器本体12H内に入った流体は蛇行状の流体流路12FPに沿って熱交換される。
さらには蛇行状の流体流路12FPまでエアーが侵入したとしても、流路ストッパー21SPを一時的に開放すれば、全ての流体流路12FP内のエアーを一斉に除去することができる。
(5)途中エアーが混入してもエアーは上部U方向に浮上する性質があるため、エアートラップ部ATSに移動する。流入する流体にエアーが混入している場合、エアーは上部U方向に浮上するため、流体入口13FIより上部U方向に流れ、傾斜12SLに沿って流路ストッパー21SPの上部U側に形成されたエアートラップ部ATSに貯まる。
(6)適宜第2クランプC2を開放すればエアーは排気口14から排出することができる。仮にエアートラップ部ATSがエアーでいっぱいになった場合、適宜クランプ2を開けてエアーを排出することができる。
(7)エアーが蛇行状の流体流路12FPに引き込まれた場合は、流路ストッパー21SPを一時的に開放すると自然にエアーがエアートラップ部ATSに排出することができる。
1 熱交換器具
11 熱交換器
12H 熱交換器本体
12P 仕切部
12SL 傾斜
12LS 大スペース
12S スペース
12OU 上部開放部
12HE 熱交換部(加温部)
12FP流体流路
13FI流体入口
13FO流体出口
C1 第1クランプ(流体出口側クランプ)
14排気口
C2 第2クランプ(排気口側クランプ)
ATS エアートラップ部
20 熱交換器用流路閉塞部材
21 可動部(可動板)
22 固定部(固定板)
21SP 流路ストッパー
23 熱源(ヒーター)
DF 駆動手段

Claims (7)

  1. 熱交換器本体(12H)を有し、
    熱交換器本体(12H)は、長手L方向に、複数の仕切部(12P)を形成し、
    当該仕切部(12P)により、熱交換器本体(12H)の長手L方向に延びる蛇行状の流体流路(12FP)を形成し、
    前記仕切部(12P)は上部U側に上部開放部(12OU)を有し、
    当該に上部開放部(12OU)と熱交換器本体(12H)の上部Uとの間に、大スペース(12LS)を形成し、
    熱交換器本体(12H)の上部U側は、基端PE側から末端DE側に向けて上部U側に向けて上る傾斜(12SL)に形成し、
    前記仕切部(12P)の上部開放部(12OU)は前記大スペース12LSと連通し、前記流体流路(12FP)は前記大スペース(12LS)と連通し、
    熱交換器本体(12H)は、基端PE側で上部U側に流体入口(13FI)を装着し、
    熱交換器本体(12H)は、末端DE側で下部U側に流体出口(13FO)を装着し、
    熱交換器本体(12H)は、末端DE側で上部U側に排気口(14)を装着し、
    前記流体出口(13FO)ないし当該流体出口(13FO)近傍に第1クランプ(C1)を装着し、
    排気口(14)ないし当該排気口(14)近傍に第2クランプ(C2)を装着した、
    ことを特徴とする熱交換器(1)。
  2. 可動部(21)と固定部(22)とを有し、
    可動部(21)は、長手L方向に沿うように、上部U側に流路ストッパー(21SP)を装着し、
    当該流路ストッパー(21SP)は、略突状を有し、
    請求項1に記載の熱交換器(11)を前記可動部(21)と前記固定部(22)との間に配置し、
    前記可動部(21)を前記固定部(22)の方向に移動させ、押して加圧することにより、前記熱交換器(11)の仕切部(12P)の上部開放部(12OU)は、流体入口(13FI)近傍の一箇所のスペース(12S)を除いて、全て閉塞することができることを特徴とする熱交換器用流路閉塞部材(20)。
  3. 前記熱交換器(1)の前記上部開放部(12OU)を抑えて閉塞することにより、
    前記熱交換器本体(12H)をエアートラップ部(ATS)と熱交換部(12HE)とに仕切ることができることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)。
  4. 前記可動部(21)の加圧による駆動手段が、エアーバッグ方式、バネ式、ロック式のいずれか一つであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)。
  5. 可動部(21)の加圧の駆動手段に代えて、
    可動部(21)自体または可動部(21)に装着した流路ストッパー(21SP)をバイメタルまたは形状記憶合金により形成し、
    当該バイメタルまたは形状記憶合金による温度、負荷による変形により、前記仕切部(12P)の上部開放部(12OU)を、流体入口(13FI)近傍の一箇所のスペース(12S)を除いて、全て閉塞することができるようにしたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1つに記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)。
  6. 請求項1に記載の熱交換器(1)と請求項2から請求項5のいずれか一つに記載の熱交換器用流路閉塞部材(20)とを有し、
    前記熱交換器本体(12H)の熱交換部(12HE)に熱源(23)を隣設した、
    ことを特徴とする熱交換器器具(1)。
  7. 熱源(23)は、電熱線、カーボン、セラミック、遠赤外線、オイル、温水、温風、ペルチェ素子、ヒートパイプ、誘電加熱、誘導加熱の中からえらばれるいずれか一つであることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器器具(1)。
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