JP2014087118A - プロテクタ - Google Patents

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勝 下道
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Abstract

【課題】一対の部材の連結状態をより確実に維持すること。
【解決手段】プロテクタ10は、第1分割収容部22を含む第1部材20と、第1分割収容部22と組み合わせた状態でワイヤーハーネス12を収容可能な第2分割収容部42を含み、第1部材20に対して開閉可能に連結される第2部材40とを備える。第1部材20は、回転軸部32と、回転軸部32の中心軸方向中間部分を第1分割収容部22に支持する支持部38とを含む。第2部材40は、回転軸部32の中心軸方向一端側部分を相対回転可能に支持する環状軸受部52と、回転軸部32の中心軸方向他端側部分を相対回転可能に支持するC字状軸受部54とを含む。C字状軸受部54には、周方向において、回転軸部32の中心軸方向から支持部38を通過可能な間隙部55が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤーハーネスを収容する技術に関する。
自動車等に配索されるワイヤーハーネスは、周辺部材から保護するため或いは経路規制するためにプロテクタ内に収容して配索されることがある。このプロテクタは、一般的に、ヒンジ構造により連結された一対の部材間にワイヤーハーネスを収容した状態で該ワイヤーハーネスを保護する。
特許文献1には、接続箱本体にカバーを被せて構成される電気接続箱が開示されている。この電気接続箱は、カバーに錠止杆を形成し、接続箱本体に錠止杆を回動及び着脱可能に嵌装する一対の挟持片よりなる錠止杆ホルダを形成して構成されている。また、錠止杆ホルダは、外側に位置する挟持片と内側に位置する挟持片を有し、その間が開口部となって錠止杆を着脱可能に形成されている。すなわち、錠止杆を自身の延在方向に直交する向きに開口部を通じて錠止杆ホルダに嵌め入れることにより、接続箱本体に対して錠止杆の中心軸周りに回転可能にカバーが連結される。
実開平2−10721号公報
しかしながら、特許文献1の技術によると、錠止杆の錠止杆ホルダに対する着脱方向が、接続箱本体に対するカバーの開閉操作時に力が作用し易い錠止杆の中心軸に直交する向きになっている。このため、接続箱本体に対するカバーの開閉操作時に、接続箱本体に対してカバーが外れてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、一対の部材の連結状態をより確実に維持することを目的とする。
第1の態様は、ワイヤーハーネスを収容するプロテクタであって、第1分割収容部を含む第1部材と、前記第1分割収容部と組み合わせた状態で前記ワイヤーハーネスを収容可能な収容空間を形成する第2分割収容部を含み、前記第1部材に対して開閉可能に連結される第2部材とを備え、前記第1部材は、長尺形状に形成された回転軸部と、前記回転軸部の中心軸方向中間部分を前記第1分割収容部に支持する支持部とを含み、前記第2部材は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端側部分を前記中心軸周りに相対回転可能に支持する環状軸受部と、前記回転軸部の中心軸方向他端側部分を前記中心軸周りに相対回転可能に支持するC字状軸受部とを含み、前記C字状軸受部には、周方向において、前記回転軸部の前記中心軸方向から前記支持部を通過可能な間隙部が形成されている。
第2の態様は、第1の態様に係るプロテクタであって、前記第1部材は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端側から前記環状軸受部に対して係止可能なロック部を含む。
第3の態様は、第2の態様に係るプロテクタであって、前記ロック部は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端部から周方向部分的に延出する延出部と、前記延出部から外周側に張り出す張出部とを含み、内周側に弾性変形可能に形成されている。
第4の態様は、第3の態様に係るプロテクタであって、前記ロック部は、前記回転軸部の周方向において複数設けられている。
第5の態様は、第1から第4のいずれか一態様に係るプロテクタであって、前記C字状軸受部の前記間隙部は、前記第1部材と前記第2部材とが最も開いた姿勢で、前記回転軸部の前記中心軸方向から前記支持部を通過可能な位置に形成されている。
第1の態様に係るプロテクタによると、回転軸部の中心軸方向からC字状軸受部の間隙部に支持部を通過させて回転軸部を環状軸受部及びC字状軸受部に対して中心軸周りに相対回転可能に支持することにより、第1部材と第2部材とが開閉可能に連結される。すなわち、第1部材と第2部材とは、支持部が環状軸受部及びC字状軸受部に対して回転軸部の中心軸方向から当接して該中心軸方向に移動規制されると共に、回転軸部が周方向全体において中心軸に対する放射方向に移動規制された状態で支持される。このため、一対の部材の連結状態をより確実に維持することができる。
第2の態様に係るプロテクタによると、ロック部が回転軸部の中心軸方向一端側から環状軸受部に対して係止するため、回転軸部の環状軸受部からの脱落をより確実に抑制することができる。
第3の態様に係るプロテクタによると、ロック部を回転軸部の内周側に弾性変形させることにより、環状軸受部に対する係止状態を解除して、第1部材を第2部材から取り外すことができる。
第4の態様に係るプロテクタによると、ロック部が回転軸部の周方向において複数設けられているため、回転軸部の環状軸受部からの脱落をより確実に抑制することができる。
第5の態様に係るプロテクタによると、第1部材と第2部材とを、第1分割収容部と第2分割収容部とを組み合わせて収容空間を形成した閉姿勢から、最も大きく姿勢変更させて最も開いた姿勢にしないと、第1部材と第2部材との連結を解除できないため、一対の部材の連結状態をより確実に維持することができる。
プロテクタの斜視図である。 プロテクタの分解斜視図である。 第1部材と第2部材との連結作業を示す図である。 第1部材と第2部材とが最も開いた姿勢のプロテクタを示す図である。 ヒンジ構造部分の拡大斜視図である。 第1部材と第2部材とが閉操作される動作を示す図である。 ヒンジ構造部分の拡大斜視図である。 第1部材と第2部材とが閉じた姿勢のプロテクタを示す図である。 ロック部の拡大斜視図である。 ロック部の係止状態を示す図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ10について説明する(図1参照)。プロテクタ10は、ワイヤーハーネス12を収容して保護、経路規制又はその両方を行う部材である。
ワイヤーハーネス12は、例えば、車両に配索されるワイヤーハーネスである。このワイヤーハーネス12は、1本又は複数本の電線等を結束等して構成されている。
プロテクタ10は、ワイヤーハーネス12を収容するため、収容部を開閉可能に形成されている。ここでは、プロテクタ10は、別体に形成された一対の部材を開閉可能に連結して構成されている。
別体の一対の部材を連結して構成されるプロテクタを採用する場合として、以下の例が挙げられる。すなわち、ワイヤーハーネスによっては、同一の配索経路に配索されてプロテクタに収容される部分でも、車両の車種、グレード等によってサイズ(径)が異なることもある。そして、収容部分が溝状部分と蓋状部分とを連結して構成されるプロテクタでは、ワイヤーハーネスのサイズ違いに対応して、蓋状部分を不要とする場合もあり得る。より具体的には、比較的大きいサイズのワイヤーハーネスが溝状部分に配設される場合、該ワイヤーハーネスが収容部分の開口に近い位置に亘って存在する。このため、比較的大きいサイズのワイヤーハーネスを収容する場合、周辺部材が溝状部分の開口を通じてワイヤーハーネスに接触することを防ぐように蓋状部分を用いると有効である。これに対して、比較的小さいサイズのワイヤーハーネスが溝状部分に配設される場合、該ワイヤーハーネス12が収容部分の開口から奥まった位置に存在するため、蓋状部分を省略可能なこともある。このため、蓋状部分を省略して溝状部分のみを用いることを可能にするため、プロテクタを別体に形成した一対の部材によって構成することがある。
ここでは、プロテクタ10は、第1部材20と、第2部材40とを備えている。第1部材20は、第1分割収容部22と、回転軸部32と、ロック部34と、支持部38とを有している。第2部材40は、第2分割部材42と、環状軸受部52と、C字状軸受部54とを有している。
第1分割収容部22と第2分割収容部42は、組み合わせた状態でワイヤーハーネス12を収容可能な収容空間を有する収容部を形成する。そして、第1部材20と第2部材40とは、第1分割収容部22と第2分割収容部42とにより構成される収容部を開閉可能に連結されている。
より具体的には、第1分割収容部22は蓋状に形成され、第2分割収容部42は、溝状に形成されている。第2分割収容部42は、底部と底部の側縁部に立設された対向する一対の側壁部とを有し、ワイヤーハーネス12の配索経路に沿って延在している。ワイヤーハーネス12は、第2分割収容部42の底部に載置状に配設され、主として第2分割収容部42内に収容される。また、第1分割収容部22は、第2分割収容部42の一対の側壁部の先端縁部間の開口を塞ぐ形状に形成されている。より具体的には、第1分割収容部22は、天井部と天井部の側縁部に立設された対向する一対の側壁部を有し、第2分割収容部22より浅い部分溝状(一方の側壁部が延在方向一部分で省略されている形状)に形成されている。そして、第1分割収容部22と第2分割収容部42とは、一対の側壁部の先端縁部同士を突き合わせる形態で組み合わされ、収容部を構成する(図8参照)。
第1部材20の回転軸部32と、第2部材40の環状軸受部52及びC字状軸受部54とは、第1部材20と第2部材40とを開閉可能に連結するヒンジ構造部分である(図5、図7参照)。
回転軸部32は、長尺な円筒形状(もっとも円柱形状でもよい)に形成されている。この回転軸部32は、支持部38によって中心軸方向中間部分を第1分割収容部22に支持されている。より具体的には、支持部38は、一端部が回転軸部32の外周部のうちの中心軸方向中間部分に連続し、中心軸方向に沿った形態で外周側に延在する扁平形状に形成されている。換言すると、支持部38は、回転軸部32の外周部から径方向に張り出して、周方向において薄肉に形成されている。また、支持部38は、他端部が第1分割収容部22のうちの一方の側壁部が省略された部分における天井部の側縁部に連続している。
環状軸受部52は、回転軸部32の中心軸方向一端側部分を中心軸周りに相対回転可能に支持する部分である。より具体的には、環状軸受部52は、回転軸部32のうち中心軸方向における支持部38より一端側の部分を支持する。この環状軸受部52は、円筒状に形成され、回転軸部32を挿入可能に形成されている。環状軸受部52の内径は、回転軸部32の外径と同じかそれより大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。
また、C字状軸受部54は、回転軸部32の中心軸方向他端側部分を中心軸周りに相対回転可能に支持する部分である。より具体的には、C字状軸受部54は、回転軸部32のうち中心軸方向における支持部38より他端側の部分を支持する。このC字状軸受部54は、回転軸部32を挿入可能に形成されている。C字状軸受部54の内径は、回転軸部32の外径と同じかそれより大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。そして、C字状軸受部54には、周方向において、回転軸部32の中心軸方向から支持部38を通過可能な間隙部55が形成されている(図3参照)。間隙部55は、C字状軸受部54の開口部分であり、周方向において支持部38の厚さ寸法と同じかそれより大きい(ここでは僅かに大きい)間隔で開口するように設定されている。好ましくは、間隙部55は、C字状軸受部54が弾性変形されて拡がっても、支持した回転軸部32が隙間から抜け出ない大きさに設定されているとよい。
そして、第1部材20と第2部材40とは、回転軸部32が環状軸受部52及びC字状軸受部54によって支持されることにより、回転軸部32の中心軸周りに相対回転可能すなわち開閉可能に連結される。より具体的には、回転軸部32は、回転軸部32の中心軸方向に沿って支持部38をC字状軸受部54の間隙部55に通過させて、環状軸受部52及びC字状軸受部54に対して支持される(図2、図3、図4参照)。
また、C字状軸受部54の間隙部55は、第1部材20と第2部材40とが最も開いた姿勢で、回転軸部32の中心軸方向から支持部38を通過可能な位置に形成されている(図3〜図5参照)。第1部材20と第2部材40とが最も開いた姿勢とは、第1部材20の一部分と第2部材40の一部分とが開方向に当接してそれ以上開かない姿勢を言うものとする。ここでは、第1部材20と第2部材40とが最も開いた姿勢とは、第1部材20の支持部38が第2部材40の環状軸受部52とC字状軸受部54との間に延在する壁部の外面に当接した姿勢である。そして、間隙部55は、第2分割収容部42の側壁部の立設方向において基端側に開口する位置に形成されている。
そして、回転軸部32が環状軸受部52及びC字状軸受部54に支持されて第1部材20と第2部材40とが連結された状態で、支持部38は、回転軸部32の中心軸方向において環状軸受部52とC字状軸受部54との間に介在する(図6、図7参照)。そして、第1部材20と第2部材40とが、回転軸部32の周方向において支持部38が間隙部55を通過不能な姿勢にある状態で、支持部38は、回転軸部32の中心軸方向において環状軸受部52及びC字状軸受部54に当接可能となる。すなわち、支持部38は、環状軸受部52又はC字状軸受部54に当接することにより、回転軸部32の中心軸方向における移動を規制する。さらに言うと、支持部38は、環状軸受部52及びC字状軸受部54からの抜け出しを規制している。
また、ロック部34は、回転軸部32の中心軸方向一端側から環状軸受部52に対して係止可能に形成された部分である(図9、図10参照)。このロック部34は、回転軸部32の中心軸方向一端部から周方向部分的に延出する延出部35と、延出部35から外周側に張り出す張出部36とを含み、内周側に弾性変形可能に形成されている。より具体的には、延出部35は、筒状に形成された回転軸部32の周方向一部分を中心軸方向に延長した形状に形成されている。また、張出部36は、回転軸部32の一端側から他端側に向けて徐々に外周側に張り出す傾斜面を有すると共に、回転軸部32の中心軸方向に直交して他端側を向く係止面を有している。この張出部36は、延出部35の延出方向において中間部分に設けられている。ここでは、張出部36は、延出部35のうち、回転軸部32の中心軸方向他端部がC字状軸受部54の他方側端面と略面一になる位置で環状軸受部52の一方側端面に係止面を接触可能な位置に形成されている。
また、ロック部34は、回転軸部32の周方向において複数設けられている。ここでは、ロック部34は、回転軸部32の中心軸を挟んで対向する位置に一対設けられている。
そして、ロック部34は、回転軸部32が環状軸受部52及びC字状軸受部54に支持される際に、張出部36の傾斜面がC字状軸受部54及び環状軸受部52の各他方側端面に当接して内周側に弾性変形し、その各内部に挿入される。そして、ロック部34は、張出部36がC字状軸受部54及び環状軸受部52を乗り越えると元の形状に弾性復帰する。最終的に、ロック部34は、張出部36が環状軸受部52を乗り越えて弾性復帰した状態で、張出部36の係止面が環状軸受部52に対して回転軸部32の中心軸方向一端側から当接する。これにより、第1部材20と第2部材40とが、回転軸部32の中心軸方向において支持部38が間隙部55に重複する姿勢になったとしても、回転軸部32の環状軸受部52及びC字状軸受部54からの自由な抜け出しが規制される。また、第1部材20と第2部材40との連結状態を解除する場合には、ロック部34を内周側に弾性変形させて環状軸受部52及びC字状軸受部54に通す。
また、ワイヤーハーネス12をプロテクタ10に収容する際には、第1部材20と第2部材40とが連結された状態で、第1分割収容部22と第2分割収容部42との間にワイヤーハーネス12を配設する(図4、図6参照)。そして、第1部材20と第2部材40とを閉じることにより、第1分割収容部22と第2分割収容部42とが組み合わされて収容部が構成され、その収容空間内にワイヤーハーネス12が収容される(図8参照)。
上記実施形態に係るプロテクタ10によると、回転軸部32の中心軸方向からC字状軸受部54の間隙部55に支持部38を通過させて回転軸部32を環状軸受部52及びC字状軸受部54に対して中心軸周りに相対回転可能に支持することにより、第1部材20と第2部材40とが開閉可能に連結される。すなわち、第1部材20と第2部材40とは、支持部38が環状軸受部52及びC字状軸受部54に対して回転軸部32の中心軸方向から当接して該中心軸方向に移動規制されると共に、回転軸部32が環状軸受部52によって周方向全体において中心軸に対する放射方向に移動規制された状態で支持される。このため、第1部材20と第2部材40との連結状態をより確実に維持することができる。
また、ロック部34が回転軸部32の中心軸方向一端側から環状軸受部52に対して係止するため、回転軸部32の環状軸受部52からの脱落をより確実に抑制することができる。
また、ロック部34を内周側に弾性変形させて回転軸部32の内側を通すことにより、環状軸受部52に対する係止状態を解除して、第1部材20を第2部材40から取り外すことができる。
また、ロック部34が回転軸部32の周方向において複数設けられているため、ロック状態が回転軸部32の中心軸に直交する方向の外力に強くなり、回転軸部32の環状軸受部52からの脱落をより確実に抑制することができる。
また、第1部材20と第2部材40とを、第1分割収容部22と第2分割収容部42とを組み合わせて収容空間を形成した閉姿勢から、最も大きく姿勢変更させて最も開いた姿勢にしないと、第1部材20と第2部材40との連結を解除できないため、第1部材20と第2部材40との連結状態をより確実に維持することができる。
これまで、プロテクタ10が、蓋状に形成された第1分割収容部22を有する第1部材20と溝状に形成された第2分割収容部42を有する第2部材40とを連結して構成されている例で説明してきたが、これに限られるものではない。例えば、プロテクタは、溝状に形成された第1分割収容部を有する第1部材と蓋状に形成された第2分割収容部を有する第2部材とを備えていてもよい。また、溝状部材と蓋状部材との組み合わせに限らず、第1分割収容部及び第2分割収容部の両方が、収容部の半分を構成する溝状に形成されていてもよい。
また、第2部材40が、環状軸受部52及びC字状軸受部54を1つずつ有する例で説明してきたが、これに限られるものではない。すなわち、環状軸受部52が複数設けられてもよいし、C字状軸受部54が複数設けられてもよいし、両者が複数ずつ設けられていてもよい。この場合、第1部材20の回転軸部は中心軸方向に延長され、支持部は回転軸部の中心軸方向において他端側に位置する環状軸受部の他端側に設けられると共に、環状軸受部とC字状軸受部との間及びC字状軸受部同士の間に配設されるように設けられるとよい。
また、C字状軸受部54の間隙部55が、第1部材20と第2部材40とが最も開いた姿勢で、支持部38を通過させる位置に設定されている例で説明してきたが、その他の位置に形成されていてもよい。好ましくは、間隙部は、プロテクタ10にワイヤーハーネス12を収容する際に、開閉操作する上で第1部材20と第2部材40とがとらない或いはとりにくい姿勢で支持部38を通過させる位置に設定されているとよい。
また、ロック部34が延出部35と張出部36とを有する例で説明してきたが、これに限られるものではない。例えば、回転軸部が中心軸方向において環状軸受部52を貫通する寸法に形成され、回転軸部のうち環状軸受部52から突出する部分に、外周部から外周側に張り出す張出部が設けられていてもよい。
以上のように、プロテクタ10は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 プロテクタ
12 ワイヤーハーネス
20 第1部材
22 第1分割収容部
32 回転軸部
34 ロック部
35 延出部
36 張出部
38 支持部
40 第2部材
42 第2分割収容部
52 環状軸受部
54 C字状軸受部
55 間隙部

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスを収容するプロテクタであって、
    第1分割収容部を含む第1部材と、
    前記第1分割収容部と組み合わせた状態で前記ワイヤーハーネスを収容可能な収容空間を形成する第2分割収容部を含み、前記第1部材に対して開閉可能に連結される第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材は、長尺形状に形成された回転軸部と、前記回転軸部の中心軸方向中間部分を前記第1分割収容部に支持する支持部とを含み、
    前記第2部材は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端側部分を前記中心軸周りに相対回転可能に支持する環状軸受部と、前記回転軸部の中心軸方向他端側部分を前記中心軸周りに相対回転可能に支持するC字状軸受部とを含み、
    前記C字状軸受部には、周方向において、前記回転軸部の前記中心軸方向から前記支持部を通過可能な間隙部が形成されている、プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタであって、
    前記第1部材は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端側から前記環状軸受部に対して係止可能なロック部を含む、プロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタであって、
    前記ロック部は、前記回転軸部の前記中心軸方向一端部から周方向部分的に延出する延出部と、前記延出部から外周側に張り出す張出部とを含み、内周側に弾性変形可能に形成されている、プロテクタ。
  4. 請求項3に記載のプロテクタであって、
    前記ロック部は、前記回転軸部の周方向において複数設けられている、プロテクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロテクタであって、
    前記C字状軸受部の前記間隙部は、前記第1部材と前記第2部材とが最も開いた姿勢で、前記回転軸部の前記中心軸方向から前記支持部を通過可能な位置に形成されている、プロテクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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