JP2014087012A - エネルギー消費機器制御システム、エネルギー消費機器制御方法及びエネルギー消費機器制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホームサーバ1と、ホームサーバ1に対して電気機器5の制御の実行を要求する携帯端末3と、を有するエネルギー消費機器制御システムSにおいて、携帯端末3は、携帯端末3の保有者が住宅内の電気機器5の中から指定した制御対象機器を示す制御対象機器情報をホームサーバ1に向けて送信する。ホームサーバ1は、制御対象機器情報を受信して制御対象機器を特定し、特定した制御対象機器に向けて制御信号を送信する。また、ホームサーバ1は、携帯端末3が今回送信した制御対象機器情報及び前回送信した制御対象機器情報の間で制御対象機器の設置部屋が異なると判定すると、携帯端末3が前回送信した制御対象機器情報が示す制御対象機器及び当該機器と同じ部屋に設置された電気機器5に向けて、運転状態を停止状態にさせる制御信号を送信する。
【選択図】図14
Description
同様に、本発明の他の目的は、建物内での人の移動に合わせて各部屋のエネルギー消費機器を制御する方法として、使用するハードウェア機器の台数がより少ない方法を提供することである。また、本発明の他の目的は、建物内での人の移動に合わせて各部屋のエネルギー消費機器を制御する装置として、人が部屋間を移動したか否かを判定するうえで建物内に設置する機器の台数をより少なくすることが可能な装置を提供することである。
上記のシステム構成であれば、過去に送信された制御対象機器情報が記憶部に記憶されるので、制御履歴を管理することが可能となる。
上記のシステム構成であれば、携帯端末の保有者が部屋間を移動したことに合わせて当該保有者が前回居た部屋(すなわち、移動前に居た部屋)にあるエネルギー消費機器を制御する。また、上記のシステム構成であれば、携帯端末の保有者が前回居た部屋のエネルギー消費機器を制御するにあたり、同部屋に他の携帯端末の保有者が残っているか否かを判定し、他の携帯端末の保有者が残っていないときに当該部屋のエネルギー消費機器を制御することとしている。この結果、各部屋における携帯端末保有者の存否に応じて当該各部屋に設置されたエネルギー消費機器の運転状態を制御することが可能となり、携帯端末保有者にとって使い勝手の良いシステムが実現される。
上記のシステム構成であれば、複数の携帯端末の各々の制御履歴を携帯端末別に管理することが可能となる。
上記のシステム構成であれば、変動IPアドレスを識別情報として用いる場合と比べて携帯端末別の制御履歴を管理することが容易となる。
上記のシステム構成であれば、携帯端末にインストールされる機器制御用のアプリケーションプログラムを開発する際に上記のAPIを用いることによって、当該プログラムを容易に開発することが可能となる。
上記のシステム構成であれば、制御対象機器情報の最後の受信からの経過時間を監視することにより、例えば、携帯端末の保有者について安否確認を行うことも可能となる。また、所定時間が経過しても制御対象機器情報を受信しないときに、それを契機にして建物内のエネルギー消費機器を一括オフにする等、より合理的なエネルギー管理を実現することが可能となる。
上記の方法であれば、携帯端末の保有者が部屋間を移動したか否かを判定するうえで各部屋に通信端末や無線アクセスポイントを設置することを要さず、携帯端末から受信した制御対象機器情報を解析して当該保有者の部屋間移動の有無を判定する。つまり、本発明のエネルギー消費機器制御方法であれば、携帯端末の保有者が部屋間を移動したか否かを判定するために使用するハードウェア機器の台数がより少なくなる。
上記の装置では、建物内での人の移動に合わせて各部屋のエネルギー消費機器を制御するにあたり、携帯端末保有者の部屋間移動の有無を判定するうえで各部屋に通信端末や無線アクセスポイントを設置することを要さず、携帯端末から受信した制御対象機器情報を解析して当該保有者の部屋間移動の有無を判定する。つまり、本発明のエネルギー消費機器制御装置であれば、携帯端末の保有者が部屋間を移動したか否かを判定するうえで建物内に設置する機器の台数をより少なくすることが可能となる。
ただし、本発明は、電気機器以外のエネルギー消費機器、例えばガスや水道等を消費する機器を制御する場合にも適用可能である。また、住宅は、あくまで建物の一例にすぎず、本発明は、住宅以外の建物、例えば商業ビル、工場内の建屋、店舗等において使用されるエネルギー消費機器を制御する場合にも適用可能である。
先ず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係るエネルギー消費機器制御システム(以下、本システム)Sについて、その全体構成を概説する。
本システムSは、所謂HEMSであり、住宅内に設置されたホームサーバ1と、住宅内に構築された宅内ネットワーク4と、宅内ネットワーク4を介してホームサーバ1と通信可能な電気機器5とを主たる構成要素として有する。宅内ネットワーク4は、ホームサーバ1と通信対象機器との間で双方向通信が可能なネットワークのことであり、有線の通信ネットワークでもよく、あるいは無線の通信ネットワークであってもよい。
以下では、住宅に2人の居住者が存在するケースを具体例に挙げて説明し、一方の居住者を居住者Aと呼び、他方の居住者を居住者Bと呼ぶこととする。ただし、居住者の数については2人に限定されず、3人以上若しくは1人であってもよい。
なお、専用部屋や共用部屋の如何に拘わらず、各居住者A,Bが住宅内にあるすべての部屋の電気機器5について制御の実行をホームサーバ1に対して要求可能であることとしてもよい。
なお、ホームサーバ1による強制制御については後に詳述することとする。
以下では、本システムSの構成する携帯端末3及びホームサーバ1の各々の機器構成について説明する。
先ず、携帯端末3の機器構成について図2乃至4を参照しながら説明する。
携帯端末3は、図2に示すように、CPU3a、ROMやRAMからなるメモリ3b、ハードディスクドライブ(以下、HDD)3c、通信用インターフェース3d、表示手段と入力手段を兼ねるタッチパネル3eを有する。また、携帯端末3には、各部屋の電気機器5の制御の実行をホームサーバ1に対して要求するためのアプリケーションプログラム(以下、制御用プログラム)がインストールされている。
なお、前述したように、本システムSでは、居住者Aの携帯端末3から送信される制御実行要求は、居住者Aの専用部屋に設置された電気機器5若しくは共用部屋に設置された電気機器5のいずれかを指定して送信される。また、居住者Bの携帯端末3から送信される制御実行要求は、居住者Bの専用部屋に設置された電気機器5若しくは共用部屋に設置された電気機器5のいずれかを指定して送信される。
ホームサーバ1は、図5に示すように、CPU1a、ROMやRAMからなるメモリ1b、HDD1c及び通信用インターフェース1dを有する。また、ホームサーバ1には、電気機器5や携帯端末3と通信するためのアプリケーションプログラム(以下、通信バンドル)がインストールされている。
そして、ホームサーバ1は、携帯端末3からの制御実行要求を受信し、当該要求が示す制御対象機器及び制御内容を特定し、特定した制御対象機器に向けて、特定した制御内容に応じた運転状態とするための制御信号を送信する。制御信号を受信した電気機器5では、制御信号に従って運転状態が制御されるようになる。
なお、本システムSにおいて、設置場所記憶領域1qには、図8に示すように、各電気機器5の機器名、機器特定用の情報であるデバイスID、設置場所情報、及び通信時に用いる通信プロトコルを示す情報が互いに関連付けられた状態で記憶されている。ここで、通信プロトコルは、通信方式や通信規格と同義であり、各電気機器5が採用する通信プロトコルの種類については後述する。
より分かり易く説明すると、本システムSでは、制御対象機器情報記憶領域1rのうち、居住者Aの携帯端末3から送信された制御対象機器情報を記憶する領域(図6中、A端末用と表記された領域)1sと、居住者Bの携帯端末3から送信された制御対象機器情報を記憶する領域(図6中、B端末用と表記された領域)1tとが分かれている。各端末別領域1s、1tには、対応する携帯端末3から送信された制御対象機器情報が携帯端末3の識別情報に関連付けられた状態で記憶される。この結果、2人の居住者A,Bが保有する携帯端末3の各々から送信された制御対象機器情報を携帯端末3別に管理することが可能となる。より具体的に説明すると、各携帯端末3から制御対象機器情報が送信された年月日及び時刻、並びに、制御対象機器及び制御内容を図9に示すような履歴(以下、制御履歴)として携帯端末3別に管理することが可能となる。
そして、本システムSでは、バンドル記憶領域1uに記憶された通信バンドルのうち、読み出されて実行される通信バンドルが通信相手に応じて切り替わるようになっている。これにより、ホームサーバ1は、エアコンと通信する際に採用する通信プロトコルを、通信相手のエアコンが採用する通信プロトコルに応じて切り替えることが可能となる。
なお、本システムSにおいて、ホームサーバ1は、移動前の部屋に設置された電気機器5を制御するにあたり、移動前の部屋に他の居住者Bが残っているかどうか、及び、他の居住者Bの携帯端末3がホームサーバ1と通信可能なエリア(以下、通信エリア)内に存在するか否かを考慮する。
一方、ホームサーバ1は、移動前の部屋に他の居住者Bが残っていると判断したときには、移動前の部屋に設置された電気機器5に対して強制制御の実行を保留する。また、かかるケースにおいて、ホームサーバ1は、居住者Aの携帯端末3に向けて、移動前の部屋に設置された電気機器5の運転状態がオン状態にあることを報知するための報知情報を送信する。報知情報を受信した携帯端末3側では、報知情報に基づく警告メッセージがタッチパネル3eに表示される。
次に、図13を参照しながら、ホームサーバ1の構成を機能面から改めて説明する。
先ず、ホームサーバ1の構成について説明するにあたり、住宅内の各部屋に設置された電気機器5、及び、居住者A,Bが保有する携帯端末3の各々の構成を説明する。
なお、本システムSでは、端末側受信部33が報知情報を受信すると、当該報知情報に基づく警告メッセージがタッチパネル3eに表示されることとしたが、これに限定されず、例えば警告音や音声メッセージが携帯端末3のスピーカから発せられることとしてもよい。
さらに、記憶部12は、携帯端末3に関する情報として固定IPアドレス、保有者及び保有者の専用部屋を互いに関連付けた状態で記憶している。
反対に、制御対象機器情報の今回の送信時点及び前回の送信時点の両時点で居住者Aが同じ部屋に居る場合、判定部14は、第1判定処理において、今回送信された制御対象機器情報と前回送信された制御対象機器情報との間で制御対象機器の設置部屋が同じであると判断する。これにより、前回の制御対象機器情報が送信されてから今回の制御対象機器情報が送信されるまでの期間中、居住者Aが同じ部屋に居たと推察される。
ここで、判定部14が第3判定処理において居住者Bの携帯端末3が通信エリア外に存すると判断した場合には、居住者Aの携帯端末3から制御対象機器情報を受信した時点で居住者Bが外出していると推察される。
本システムSでは、前述したホームサーバ1各部、より具体的には、制御対象機器特定部11、記憶部12、部屋特定部13、判定部14及び制御信号送信部15が協働することにより、居住者A,Bの部屋間移動と連動した電気機器5の制御が実現される。
1)判定部14が第1判定処理において部屋特定部13が特定した部屋が異なると判定する。
2)判定部14が第2判定処理において部屋特定部13が特定した部屋が異なると判定する。
3)判定部14が第3判定処理において居住者Bの携帯端末3が通信エリア外に存在すると判定する。
なお、本システムSでは、居住者Aの部屋間の移動に連動して強制制御する際の制御対象が居住者Aの専用部屋に設置された電気機器5及び共用部屋に設置された電気機器5に限定される。ただし、これに限定されず、居住者Aの部屋間の移動に連動して強制制御する際の制御対象については、住宅内にあるすべての部屋の電気機器5を対象とすることとしてもよい。
また、上記の条件1)が成立し、かつ、条件2)及び3)がいずれも成立しない場合、強制制御の実行が保留される。この場合には、報知情報送信部19が報知情報を生成し、当該情報を居住者Aの携帯端末3に向けて送信する。
(図14に図示したケース)
図14に図示したケースは、先ず、居住者Aが自己の専用部屋に居るところから始まる。かかる時点において、居住者Aの専用部屋に設置された電気機器5としてのエアコン5Axや照明5Ayは、居住者Aが自己の携帯端末3を通じて行った制御要求操作により起動状態(オン状態)にある。このとき、共用部屋であるリビングに設置された電気機器5としてのエアコン5Cxや照明5Cyは、停止状態(オフ状態)にある。
図15に図示したケースは、先ず、居住者A,Bの両名がリビングに居るところから始まる。かかる時点において、リビングに設置された電気機器5としてのエアコン5Cxや照明5Cyは、いずれもオン状態にある。なお、リビングの照明5Cyについては、居住者Aが自己の携帯端末3を通じて行った制御要求操作によりオン状態となっており、リビングのエアコン5Cxについては、居住者Bが自己の携帯端末3を通じて行った制御要求操作によりオン状態となっている。一方、このとき、居住者Aの専用部屋に設置された電気機器5としてのエアコン5Axや照明5Ayは、オフ状態にある。
次に図16に図示したケースは、居住者A,Bの両名がリビングに居るところから始まる。かかる時点において、リビングの照明5Cyは、居住者Aが携帯端末3を通じて行った制御要求操作によりオン状態となっている。このとき、居住者Aの専用部屋及び居住者Bの専用部屋の各々に設置された電気機器5は、オフ状態にある。
次に、以上までに説明してきた本システムSにて用いられる電気機器5の制御方法について図17A及び図17Bを参照しながら説明する。
本システムSにて用いられる電気機器5の制御方法は、本発明に係るエネルギー消費機器制御方法の一例であり、より具体的に説明すると、本システムSにおいて実行される電機器制御プロセス(以下、本プロセス)の中で適用される。このため、以下では、電気機器5の制御方法の説明として、本プロセスの手順について説明することとする。
より具体的に説明すると、本プロセスは、図17Aに示すように、2人の居住者A,B中、ある居住者(以下では説明を分かり易くするために居住者Aとする)の携帯端末3が制御実行要求をホームサーバ1に向けて送信するところから始まる(S001)。本工程S001は、換言すると、居住者Aが住宅内の電気機器5の中から指定した制御対象機器を示す制御対象機器情報を居住者Aの携帯端末3からホームサーバ1に向けて送信する工程であると言える。
その後、ホームサーバ1は、確認画面情報を生成して居住者Aの携帯端末3に向けて送信する(S025)。この場合にホームサーバ1が生成する確認画面情報は、居住者Aの携帯端末3が今回送信した制御実行要求に係る制御対象機器、及び、強制制御が実行された前回の制御対象機器等の各々について、制御後の運転状態が表示される確認画面を描画させるための情報である。
以降、居住者Aの携帯端末3から制御実行要求(換言すると、制御対象機器情報)が送信される度に、上記一連の工程が繰り返し実行されることになる。一方、居住者Aの携帯端末3が最後に制御対象機器情報を送信してから所定時間以内に新たな制御対象機器情報を送信しない場合(S028でNo)、ホームサーバ1は、前述した安否確認処理を実行する(S029)。
上記の実施形態では、本発明のエネルギー消費機器制御システム、エネルギー消費機器制御方法及びエネルギー消費機器制御装置について、一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 ホームサーバ
1a CPU、1b メモリ
1c HDD、1d 通信用インターフェース
1p 端末情報記憶領域、1q 設置場所記憶領域
1r 制御対象機器情報記憶領域
1s,1t 端末別領域
1u バンドル記憶領域
2 無線LANルータ、3 携帯端末
3a CPU、3b メモリ、3c HDD
3d 通信用インターフェース、3e タッチパネル
4 宅内ネットワーク
5 電気機器
5Ax,5Bx,5Cx エアコン
5Ay,5By,5Cy 照明
11 制御対象機器特定部、12 記憶部
13 部屋特定部、14 判定部
15 制御信号送信部、16 運転状態特定部
17 通信プロトコル切り替え部、18 確認画面情報送信部
19 報知情報送信部、20 経過時間監視部
31 操作受け付け部、32 端末側送信部
33 端末側受信部、34 表示部
51 制御信号受信部、52 制御部
53 応答信号送信部
101 OS、102 JVM
103 OSGiフレームワーク
104 第1通信バンドル、105 第2通信バンドル
106 第3通信バンドル
P1 プルダウンボタン、P2 プルダウンリスト
Claims (9)
- 建物内の異なる部屋に設置されたエネルギー消費機器の各々の運転状態を制御するエネルギー消費機器制御装置と、該エネルギー消費機器制御装置と無線通信して該エネルギー消費機器制御装置に対して前記エネルギー消費機器の制御の実行を要求する携帯端末と、を有するエネルギー消費機器制御システムであって、
前記携帯端末は、該携帯端末の保有者が前記建物内の前記エネルギー消費機器の中から指定した制御対象機器を示す制御対象機器情報を前記エネルギー消費機器制御装置に向けて送信する端末側送信部を備え、
前記エネルギー消費機器制御装置は、
前記制御対象機器情報を受信して前記制御対象機器を特定する制御対象機器特定部と、
該制御対象機器特定部が特定した前記制御対象機器に向けて前記運転状態を制御するための制御信号を送信する制御信号送信部と、
前記端末側送信部が今回送信した前記制御対象機器情報及び前回送信した前記制御対象機器情報の双方の間で前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なるか否かを判定する判定部と、を備え、
前記制御信号送信部は、前記双方の間で前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なると前記判定部が判定することを条件として、前記端末側送信部が前回送信した前記制御対象機器情報が示す前記制御対象機器及び該制御対象機器と同じ前記部屋に設置された前記エネルギー消費機器のうちの少なくとも一方に向けて、前記運転状態を停止状態または負荷が所定量以下となる状態にさせる前記制御信号を送信することを特徴とするエネルギー消費機器制御システム。 - 前記エネルギー機器制御装置は、前記制御対象機器情報を記憶する記憶部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費機器制御システム。
- 前記エネルギー消費機器制御装置は、前記記憶部から前記制御対象機器情報を読み出して前記制御対象機器情報が示す前記制御対象機器が設置された前記部屋を特定する部屋特定部を有し、
前記建物内において前記携帯端末を個々に保有する複数の前記保有者中、ある保有者が保有する前記携帯端末から送信された前記制御対象機器情報を前記制御対象機器特定部が受信したとき、前記判定部は、
前記ある保有者が保有する前記携帯端末の前記端末側送信部が今回送信した前記制御対象機器情報及び前回送信した前記制御対象機器情報の間で前記部屋特定部が特定した前記部屋が異なるか否かを判定する第1判定処理と、
前記ある保有者以外の前記保有者が保有する前記携帯端末の前記端末側送信部が直近に送信した前記制御対象機器情報、及び、前記ある保有者が保有する前記携帯端末の前記端末側送信部が前回送信した前記制御対象機器情報の間で前記部屋特定部が特定した前記部屋が異なるか否かを判定する第2判定処理と、を行い、
前記判定部が前記第1判定処理において前記部屋特定部が特定した前記部屋が異なると判定し、かつ、前記第2判定処理において前記部屋特定部が特定した前記部屋が異なると判定したとき、前記制御信号送信部は、前記ある保有者が保有する前記携帯端末の前記端末側送信部が前回送信した前記制御対象機器情報が示す前記制御対象機器及び該制御対象機器と同じ前記部屋に設置された前記エネルギー消費機器のうち、起動状態にある機器に向けて前記運転状態を停止状態にさせる前記制御信号を送信することを特徴とする請求項2に記載のエネルギー消費機器制御システム。 - 複数の前記保有者が保有する前記携帯端末の各々に対して固有の識別情報が割り当てられており、
前記記憶部は、前記携帯端末別の前記制御対象機器情報を前記携帯端末別の前記識別情報に関連付けて記憶することを特徴とする請求項2または3に記載のエネルギー消費機器制御システム。 - 前記識別情報は、前記携帯端末に割り当てられた固定IPアドレスであることを特徴とする請求項4に記載のエネルギー消費機器制御システム。
- 前記エネルギー消費機器制御装置は、前記制御信号送信部に前記制御信号を前記制御対象機器に向けて送信させるためのAPIを実装しており、
前記端末側送信部は、前記制御対象機器情報及び前記APIを利用するためのコマンドを組み込んだHTTPリクエストを前記エネルギー消費機器制御装置に向けて送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエネルギー消費機器制御システム。 - 前記エネルギー消費機器制御装置は、前記エネルギー消費機器制御装置が最後に前記制御対象機器情報を受信してからの経過時間を監視する経過時間監視部を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエネルギー消費機器制御システム。
- 建物内の異なる部屋に設置されたエネルギー消費機器の各々の運転状態を制御するエネルギー消費機器制御装置と、該エネルギー消費機器制御装置に対して前記エネルギー消費機器の制御の実行を要求する携帯端末と、が無線通信することで行われるエネルギー消費機器制御方法であって、
前記携帯端末が、該携帯端末の保有者が前記建物内の前記エネルギー消費機器の中から指定した制御対象機器を示す制御対象機器情報を前記エネルギー消費機器制御装置に向けて送信する工程と、
前記エネルギー消費機器制御装置が前記制御対象機器情報を受信して前記制御対象機器を特定する工程と、
前記エネルギー消費機器制御装置が特定した前記制御対象機器に向けて前記運転状態を制御するための制御信号を送信する工程と、
前記携帯端末が今回送信した前記制御対象機器情報及び前回送信した前記制御対象機器情報の双方の間で、前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なるか否かを判定する工程と、を実行し、
前記双方の間で前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なると判定することを条件として、前記携帯端末が前回送信した前記制御対象機器情報が示す前記制御対象機器及び該制御対象機器と同じ前記部屋に設置された前記エネルギー消費機器のうちの少なくとも一方に向けて、前記エネルギー消費機器制御装置が前記運転状態を停止状態または負荷が所定量以下となる状態にさせる前記制御信号を送信する工程を更に実行することを特徴とするエネルギー消費機器制御方法。 - 建物内の異なる部屋に設置されたエネルギー消費機器の各々の運転状態を制御するエネルギー消費機器制御装置であって、
該エネルギー消費機器制御装置と無線通信して該エネルギー消費機器制御装置に対して前記エネルギー消費機器の制御の実行を要求する携帯端末から送信される制御対象機器情報を受信して、前記携帯端末の保有者が前記建物内の前記エネルギー消費機器の中から指定した制御対象機器を特定する制御対象機器特定部と、
該制御対象機器特定部が特定した前記制御対象機器に向けて前記運転状態を制御するための制御信号を送信する制御信号送信部と、
前記携帯端末が今回送信した前記制御対象機器情報及び前回送信した前記制御対象機器情報の双方の間で、前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なるか否かを判定する判定部と、を備え、
前記制御信号送信部は、前記双方の間で前記制御対象機器が設置された前記部屋が異なると前記判定部が判定することを条件として、前記携帯端末が前回送信した前記制御対象機器情報が示す前記制御対象機器及び該制御対象機器と同じ前記部屋に設置された前記エネルギー消費機器のうちの少なくとも一方に向けて、前記運転状態を停止状態または負荷が所定量以下となる状態にさせる前記制御信号を送信することを特徴とするエネルギー消費機器制御装置。
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