JP2014086874A - 無線通信装置、及び通信制御方法 - Google Patents

無線通信装置、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減しつつ、突発的に発生した通信データを受信すること。
【解決手段】無線信号を受信する受信機と、タイムスロットに、送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、受信機により受信した無線信号に基づいて切り替える制御部と有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
ボディエリアネットワーク(BAN: Body Area Networks)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。BANは、医療やヘルスケア等に向けた、非常に近距離の無線通信ネットワークをいう。
BANにおいては、センサ(以下、「ノード(Node)」という)の小型化が必要である。さらに、BANにおいては、ゲートウェイ機器(以下、「ハブ(Hub)」という)の小型化や、バッテリ駆動が要求される。このため、ネットワーク全体の省電力化を図ることが好ましい。また、ノードにより検出されたデータが緊急事態を示すときには、該データを確実に、且つ低遅延で送る必要が生じる。
スーパーフレームに、緊急データのためのスロットを割り当て、緊急データのためのスロット割り当て情報をノードに提供することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−87295号公報
IEEE802.15.6
ネットワーク全体の省電力化を実現するためには、スケジュールベースの通信を行って、ハブ及びノードをスリープ状態に遷移させることが有効である。
図1は、スーパーフレーム付きノンビーコンモード(Non−beacon mode with superframes、以下「ノンビーコンモード」という)のスーパーフレームの一例を示す。図1において、横軸は時間である。ノンビーコンモードは、スケジュールベースの通信を行うモードである。ノンビーコンモードのスーパーフレームには、MAP(Managed Access Phase)が含まれる。MAPは、予めスケジュールされた通信がベースとなる時間区間である。MAPでは、スケジュールされた通信が時分割多重される。ノンビーコンモードでは、スケジュールされた通信を行うノード以外のノードをスリープ状態にでき、且つスケジューリングしたノードと通信を行う時間以外では、ハブをスリープ状態にできるため、消費電力を低減できる。しかし、スケジュールされたノード以外のノードに突発的にデータが発生した場合には、ハブとの間で通信ができないため、即応的な対応が難しい。
緊急時の即応性を実現するには、ハブ側が高い頻度で受信可能状態となり、ノードからの緊急データを優先して待ち受けることが有効である。
図2は、ビーコンモードのスーパーフレーム(Beacon mode with beacom periodes(superframes))を示す。図2において、横軸は時間である。ビーコンモードは、スケジュールベースの通信を行う時間区間と、ノードからの突発的な緊急データを待ち受ける時間区間の両方を用意できるモードである。ビーコンモードのスーパーフレームには、EAP(Exclusive Access Phase)と、RAP(Random Access Phase)と、MAPと、CAP(Contention Access Phase)とが含まれる。EAPは、緊急データに利用可能なCSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式で通信可能な時間区間である。RAP、CAPは、緊急データ以外のデータも利用可能なCSMA方式で通信可能な時間区間である。MAPでは、スケジュールされた通信を行うノード以外のノードをスリープ状態にでき、且つスケジューリングしたノードと通信を行う時間以外では、ハブをスリープ状態にできるため、消費電力を低減できる。また、EAP、RAPでは、ノードに突発的に通信するデータが発生した場合にも対応できる。しかし、ビーコンモードでは、通常の運用中にも、ハブは、ビーコンの送信や、ノードからのアクセスをEAPおよびRAPなどで待ち受けることが必要であり、消費電力を低減することが難しい。
開示の無線通信装置は、消費電力を低減しつつ、突発的に発生したデータを受信することを目的とする。
開示の一実施例の無線通信装置は、
無線信号を受信する受信機と、
タイムスロットに、送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、前記受信機により受信した無線信号に基づいて切り替える制御部と
を有する。
開示の実施例によれば、消費電力を低減しつつ、突発的に発生した通信データを受信することができる。
スーパーフレーム付きノンビーコンモードのスーパーフレームの一例を示す図である。 ビーコンモードのスーパーフレームの一例を示す図である。 無線通信システムの一実施例を示す図である。 ハブの一実施例を示す図である。 スーパーフレームの一実施例を示す図である。 ビーコンフレームの一実施例を示す図である。 ビーコンフレームの一実施例を示す図である。 ノードの一実施例を示す図である。 ノードから送信されるデータの一実施例を示す図である。 ノードから送信されるデータの一実施例を示す図である。 緊急状態の設定例を示す図である。 ハブの動作の一実施例を示すフローチャートである。 スーパーフレームの一実施例を示す図である。 ノードの動作の一実施例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<無線通信システム>
図3は、無線通信システムの一実施例を示す。
無線通信システムは、複数の無線通信装置を有する。無線通信装置には、ハブと、ノードとが含まれる。この場合、ハブは、1又は複数のノードと通信可能であるように設定される。ハブは、親機や、コーディネータと呼ばれてもよい。ノードは、子機と呼ばれてもよい。図3には、主に、ハブ100と、ノード200のハードウェア構成が示される。
無線通信システムの一実施例では、ハブ100と、ノード200との間で無線通信を行う場合について説明する。無線通信システムの一実施例では、ハブ100と、ノード200は、IEEE802.15.6に従って、無線信号の送受信を行う。IEEE802.15.6に限らず、ハブ100と、ノード200は、他の通信方式に従って、無線信号の送受信を行うようにしてもよい。例えば、ハブ100と、ノード200が、IEEE802.15.4に従って、無線信号の送受信を行うようにしてもよい。
<バブ100>
バブ100は、第1のアンテナ102と、第1の送受信機104と、第1のコントローラ106と、携帯端末108とを有する。第1のアンテナ102と、第1の送受信機104と、第1のコントローラ106とがモジュールにより実現されてもよい。
第1の送受信機104は、ノード200との間で、無線信号の送受信を行う。無線信号の受信を行う受信機と、無線信号の送信を行う送信機とを有するようにしてもよい。
第1のコントローラ106は、第1の送受信機104と接続される。第1のコントローラ106は、端末装置108へ、第1の送受信機104からのデータを入力する。第1のコントローラ106は、第1のマイコン1062と、第1の記憶装置1064と、第1のIF1066とを備える。
第1のマイコン1062は、第1の記憶装置1064に格納されたプログラムに従って、制御する。
第1のIF1066は、端末装置108との間のインタフェースである。
端末装置108は、第1のコントローラ106からのデータを外部の装置(図示無し)へ送信する。外部の装置には、サーバが含まれる。端末装置108は、CPU1082と、第2のIF1084と、表示装置1086と、第2の記憶装置1088と、第2の送受信機110とを有する。
CPU1082は、第2の記憶装置1088に格納されたプログラムに従って、制御する。例えば、CPU1082は、第2の送受信機110から外部の装置へ、第1のコントローラ106からのデータを送信する制御を実行する。また、CPU1082は、第2の記憶装置1088に、第1のコントローラ106からのデータを格納する制御を実行するようにしてもよい。また、CPU1082は、表示装置1086に、第1のコントローラ106からのデータを表示する制御を実行するようにしてもよい。
第2のIF1084は、第1のコントローラ106との間のインタフェースである。
表示装置1086は、第1のコントローラ106からのデータを表示するようにしてもよい。また、表示装置1086は、第1のコントローラ106からのデータを表示する際に、該データが緊急を要するものであるか否かを表示するようにしてもよい。
第2の記憶装置1088は、第1のコントローラ106からのデータを格納するようにしてもよい。
第2の送受信機110は、外部の装置との間で、無線信号の送受信を行う。無線信号の受信を行う受信機と、無線信号の送信を行う送信機とを有するようにしてもよい。
<ノード200>
ノード200は、第3のアンテナ202と、第3の送受信機204と、第2のコントローラ206と、センサ208とを有する。
第3の送受信機204は、第3のアンテナ202を介して、ハブ100との間で、無線信号の送受信を行う。無線信号の受信を行う受信機と、無線信号の送信を行う送信機とを有するようにしてもよい。
第2のコントローラ206は、第3の送受信機204と接続される。第2のコントローラ206は、第2のマイコン2062と、第3の記憶装置2064と、電源2066とを備える。
第2のマイコン2062は、第3の記憶装置2064に格納されたプログラムに従って、ノード200を制御する。
電源2066は、第2のマイコン2062、第3の記憶装置2064等に電源を供給する。
センサ208は、第2のコントローラ206と接続される。センサ208は、ノード100が配置された測定対象の測定を行う。ノード100の一実施例では、人体に、センサ208が配置される。この場合、センサ208には、心電計、パルスオキシメーター(pulse oximeter)、血圧計、血糖測定計、脳波計等が含まれる。センサ208は、第2のコントローラ206へ、測定データを入力する。測定値には、心電図、心拍数、呼吸数、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、血圧、血糖値、脳電図等が含まれる。
無線通信システムの一実施例では、ノード200から、定期的に、センサ208により検出された測定データがハブ100へ送信される。ノード200から、不定期的に、センサ208により検出された測定データがハブ100へ送信されてもよい。ハブ100は、外部の装置へ、ノード200からの測定データを送信する。このようにすることにより、外部の装置では、人体に関する測定データを定期的に取得することができる。
また、ノード200は、センサ208からの測定データが異常であるか否かを判断する。例えば、ノード200は、測定データと、閾値とを比較することにより、測定データが異常であるか否かを判断する。閾値は、測定データ毎に用意されるのが好ましい。また、閾値は、ある時間幅毎に異なってもよい。例えば、朝、昼、夜で、異なる閾値が用意されてもよい。
<ハブ100の機能>
図4は、ハブ100を示す機能ブロック図である。
第1のマイコン1062は、第1の緊急度判断部404と、第1のスケジューラ402と、第1の状態制御部406と、ビーコン送信制御部408として機能する。例えば、第1のマイコン1062が、第1の記憶装置1064に格納されたソフトウェアに従って機能することにより、第1の緊急度判断部404と、第1のスケジューラ402と、第1の状態制御部406と、ビーコン送信制御部408として機能する。また、例えば、第1のマイコン1062が、ファームウェアに従って機能することにより、第1の緊急度判断部404と、第1のスケジューラ402と、第1の状態制御部406と、ビーコン送信制御部408として機能するようにしてもよい。
第1のスケジューラ402は、ノード200との通信のスケジューリングを行う。例えば、第1のスケジューラ402は、スケジュールベースの通信を行う時間区間と、ノードからの突発的な緊急データを待ち受けることができる時間区間とを含むスーパーフレームに従ってスケジューリングを行う。
図5は、スーパーフレームの一実施例を示す。図5において、横軸は時間である。
図5に示されるスーパーフレームには、ビーコンを送信する時間区間(以下、「ビーコン区間502」という)が含まれる。さらに、スーパーフレームには、競合的アクセス方式によりアクセスしたノードとの間で通信できる時間区間と、予めスケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間(以下、「MAP区間506」という)が含まれる。競合的アクセス方式には、CSMA、ALOHA、スロテッドALOHA等が含まれる。スーパーフレームの一実施例では、CSMAについて説明する。ALOHA、スロテッドALOHA等ガ適用される場合についても同様である。以下、CSMA方式によりアクセスしたノードとの間で通信できる時間区間を「CSMA区間504」という。CSMA区間504は、ノード200から、緊急を要するデータを受信した場合等に使用される。つまり、通常は、CSMA領域は設定されていない。以下、CSMA区間504を使用しない通信モードを「通信モードA」といい、CSMA区間504を使用する通信モードを「通信モードB」という。
図5に示される例では、3つのMAP区間が示される。MAP区間506(1)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として2つの時間区間(「A」、「B」により示す)が示される。MAP区間506(2)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として1つの時間区間(「C」により示す)が示される。MAP区間506(3)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として2つの時間区間(「A」、「B」により示す)が示される。
例えば、「A」により表される時間区間ではノードAとの間で通信でき、「B」により表される時間区間ではノードBとの間で通信でき、「C」により表される時間区間ではノードCとの間で通信できるとする。
スーパーフレームの一実施例は、ビーコンモードにおいて、ノード200から、緊急を要するデータを受信した場合に、EAP、RAP等のCSMA区間を使用する。図5に示される例では、MAP区間506(1)で、ノードBに緊急を要するデータが発生する。ノードBは、該ノードBに割り当てられた時間区間で、ハブ100に緊急を要するデータを送信する。ハブ100は、緊急を要するデータを受信すると、EAP、RAP等のCSMA区間を使用できるようにする。CSMA区間を使用できることにより、ハブ100と通信を行うノードは、該CSMA区間で通信可能となる。図5に示される例では、MAP区間506(1)の後のCSMA区間で、ノードA、ノードB、ノードCが通信可能となる。
緊急を要するデータを受信するまでは、EAP、RAP等のCSMA区間は使用しないため、無通信状態である。このようにすることにより、ハブ100は、ノード200から、緊急を要するデータを受信する場合以外には、CSMA区間504の間、スリープ状態に遷移できる。このため、消費電力を低減できる。また、ノードにより緊急を要するデータが検出されたことを契機として、EAP、RAP等のCSMA区間を使用できることにより、他のノードも、緊急を要するデータを送信することができる。
第1の緊急度判断部404は、第1のスケジューラ402と接続される。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものであるか否かを判断する。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに含まれるフレームタイプを参照し、緊急を要するものであるか否かを判断する。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものであると判断した場合、第1のスケジューラ402に、緊急を要するデータが受信されたことを通知する。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに、緊急レベルが最も高いことを表す情報が含まれる場合に、緊急を要するものであると判断するようにしてもよい。第1のスケジューラ402は、第1の緊急度判断部404から緊急を要するデータが受信されたことが通知された場合、スーパーフレームに含まれるCSMA区間504を使用できるようにする。
さらに、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものでないと判断した場合、該データが準緊急に該当するか否かを判断する。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに、異常状態を表す情報が含まれる場合に、準緊急を要するものであると判断するようにしてもよい。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが準緊急に該当するものであると判断した場合、準緊急に該当するデータが受信されたことを第1のスケジューラ402に通知する。第1のスケジューラ402は、第1の緊急度判断部404から準緊急を要するデータが受信されたことが通知された場合、準緊急を要するデータが受信された回数をカウントし、所定の閾値以上受信されたことが確認された場合に、スーパーフレームに含まれるCSMA区間504を使用できるようにする。例えば、第1のスケジューラ402は、所定の時間内に、準緊急を要するデータが所定の閾値以上受信されたことが確認された場合に、スーパーフレームに含まれるCSMA区間504を使用できるようにしてもよい。第1のスケジューラ402は、準緊急を要するデータが受信されてから所定の時間が経過しても、準緊急を要するデータが受信されない場合、準緊急を要するデータが受信された回数のカウントをリセットするようにしてもよい。
さらに、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものでないと判断し、且つ該データが準緊急に該当するものでないと判断した場合、第1のスケジューラ402に、データが受信されたことを通知する。第1のスケジューラ402は、通信モードBへ移行した後、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータを所定の回数受信した場合に、通信モードAへ遷移する制御を実行してもよい。
例えば、第1のスケジューラ402は、所定の時間内に、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータが所定の閾値以上受信されたことが確認された場合に、通信モードAへ遷移する制御を実行してもよい。第1のスケジューラ402は、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータが受信されてから所定の時間が経過しても、該データが受信されない場合、該データが受信された回数のカウントをリセットするようにしてもよい。
第1のスケジューラ402は、第1の状態制御部406に、通信モードAに従って通信を行っているか、通信モードBに従って通信を行っているかを通知する。
第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402から通知された通信モードに応じて、スリープ状態に遷移する制御を行う。例えば、第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402から通信モードAが通知された場合、CSMA区間504と、MAP区間506でノード200にスケジューリングされていない時間の間、スリープ状態に遷移する制御を行う。また、例えば、第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402から通信モードBが通知された場合、MAP区間506でノード200にスケジューリングされていない時間の間、スリープ状態に遷移する制御を行う。
ビーコン送信制御部408は、スケジューラ402によるスケジューリングに従って、ビーコンを送信する制御を行う。
図6は、ビーコンフレームの一実施例を示す図である。
ビーコンフレームは、PLCP Preambleと、PLCP Headerと、MAC Headerと、MAC Frame Bodyと、FCSとが含まれる。
図7は、ビーコンフレームに含まれるMAC Frame Bodyの一実施例を示す。
MAC Frame Bodyには、Sender Addressと、 Beacon Period Lengthと、Allocation Slot Lengthと、RAP1 Endと、RAP2 Startと、RAP2 Endと、MAC Capabilityと、PHY Capabilityと、RAP1 Startと、Beacon Shifting Sequenceと、Channel Hopping Stateと、Next Channel Hopと、Inactive Durationとを有する。
ビーコン送信制御部408は、スケジューラ402によるスケジューリングに従って、通信モードBで通信を行う場合には、ビーコンフレームに、CSMA区間を指定する情報を含める。例えば、RAP1 Start RAP1 End、RAP2 Start RAP2 Endに所定の情報を含めることにより、CSMA区間を指定する。
また、ビーコン送信制御部408は、通信モードAで通信を行う場合には、ビーコン区間を短い時間に設定するようにしてもよい。また、ビーコン送信制御部408は、通信モードAで通信を行う場合には、CSMA割り当て予定の時間区間では、割り当てを行わない。CSMA割り当て予定の時間区間で割り当てを行わないことにより、割り当てを行わない時間区間ではスリープ状態に遷移できるため、消費電力を低減できる。
<ノード200の機能>
図8は、ノード200を示す機能ブロック図である。
第2のマイコン2062は、第2の緊急度判断部504と、第2のスケジューラ502と、第2の状態制御部506と、キャリアセンス処理部508として機能する。例えば、第2のマイコン2062が、第3の記憶装置2064に格納されたソフトウェアに従って機能することにより、第2の緊急度判断部504と、第2のスケジューラ502と、第2の状態制御部506と、キャリアセンス処理部508として機能する。
第2のスケジューラ502は、ハブ100によるスケジューリングに従って、ハブ100への送信制御を行う。例えば、第2のスケジューラ502は、スケジュールベースの通信制御と、CSMA区間での通信制御を行う。
図9は、ノード200により送信されるフレームフォーマットの一実施例を示す。
フレームフォーマットには、PLCP Preambleと、PLCP Headerと、MAC Headerと、MAC Frame Bodyと、FCSが含まれる。
さらに、MAC Headerには、Frame Controlと、Recipient IDと、Sender IDと、BAN IDが含まれる。
図10は、Frame Control Formatの一実施例を示す。Frame Controlには、Protocol Versionと、Ack Policyと、Security Levelと、TK Indexと、BAN Security/Relayが含まれる。さらに、Frame Controlには、Ack Timing/EAP Indicator/First Frame On Timeと、Frame Subtypeと、Frame Typeと、More Dataが含まれる。さらに、Frame Controlには、Last Frame/Access Mode/B2と、Sequence Number/Poll−Post Windowと、Fragment Number/Next/Coexistenceが含まれる。さらに、Frame Controlには、Non−final Fragment/Cancel/Scale/Inactiveと、Reservedが含まれる。
図11は、Frame Typeと、Frame Subtypeの値の一例を示す。
図11によれば、Frame Type value b5b4に「10」を格納し、Frame Subtype value b3b2b1b0に「0111」を格納することにより、緊急を要するデータであることを指定できる。
第2の緊急度判断部504は、センサ208からの測定データが異常であるか否かを判断する。例えば、測定データと、閾値とを比較して、測定データが異常であるか否かを判断する。第2の緊急度判断部504は、測定データが異常であると判断した場合、緊急を要するか否かを判断する。例えば、測定データの測定項目に応じて、人命に関わる測定項目が異常である場合には、緊急を要すると判断するようにしてもよい。緊急を要すると判断した場合、第2の緊急度判断部504は、第2のスケジューラ502に、緊急を要する情報を含む測定データを入力する。第2のスケジューラ502は、緊急度判断部1086から緊急を要する情報を含む測定データが入力された場合、第2の状態制御部506へ、スリープ状態から復帰させる命令を入力する。さらに、第2のスケジューラ502は、キャリアセンス処理部508へ、キャリアセンスを実行させる命令を入力する。
キャリアセンス処理部508は、第2のスケジューラ502からのキャリアセンスを実行させる命令に従って、キャリアセンスを実行する。例えば、第2のスケジューラ502は、ハブ100からのビーコン信号を受信し、CSMA区間を検索する。
第2のスケジューラ502は、キャリアセンス処理部508により検索されたCSMA区間で、緊急を要するデータを含む測定データを送信する制御を行う。また、第2のスケジューラ502は、測定データを送信するタイミングで、緊急を要する情報を含む測定データを送信する制御を行う。
<無線通信システムの動作>
図12は、無線通信システムの動作の一実施例を示す。図12には、主に、ハブ100の動作の一実施例が示される。
ステップS1202では、ハブ100は、通信モードAで通信を行う。
ステップS1204では、ハブ100は、ノード200からのデータを受信する。
ステップS1206では、ハブ100は、ノード200からのデータが緊急を要するデータであるか否かを判断する。
ステップS1208では、ハブ100は、ノード200からのデータが緊急を要するデータであると判断した場合、通信モードBへ移行する。
ステップS1210では、ハブ100は、通信モードBへ移行後、通信モードBへの移行フラグを通知する。例えば、ハブ100は、CSMA区間を指定する情報を含むビーコンを送信する。
ステップS1212では、ステップS1206でノード200からのデータが緊急を要するデータでないと判断した場合、ハブ100は、該データが準緊急に該当するデータであるか否かを判断する。該データが準緊急に該当するデータでないと判断した場合、ステップS1202へ遷移する。
ステップS1214では、ハブ100は、ステップS1212でデータが準緊急に該当するデータであると判断した場合、準緊急データカウンタをインクリメントする。
ステップS1216では、準緊急データカウンタが閾値以上であるか否かを判断する。ステップS1216で準緊急データカウンタが閾値以上であると判断した場合、ステップS1208へ遷移する。
ステップS1216で準緊急データカウンタが閾値以上でないと判断した場合、ステップS1202へ遷移する。
通信モードBへ移行した後、ハブ100が、ノード200から、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータを所定の回数受信した場合に、通信モードAへ遷移するようにしてもよい。
無線通信システムの一実施例によれば、ビーコンモードに従って、ハブ100と、ノード200との間で通信が実行される。ハブ100は、ノード200から緊急である情報を含むデータを受信した場合に、CSMA区間で、ノード200への割り当てを実行する。従って、ハブ100は、ノード200から緊急である情報を含むデータを受信するまでは、CSMA区間の間スリープ状態へ遷移できるため、消費電力を低減できる。また、ノード200から緊急である情報を含むデータを受信した場合に、ハブ100は、CSMA区間でノード200への割り当てを実行できるため、ノード200に緊急を要するデータが発生した場合に、該データを受信できる。
<変形例>
無線通信システムの一変形例では、ノンビーコンモードに従って、ハブ100と、ノード200との間で通信が実行される。ノード200に緊急を要するデータが発生し、ハブ100が該データを受信した場合に、ビーコンモードに遷移する。
図13は、スーパーフレームの一実施例を示す。図13において、横軸は時間である。
図13に示されるスーパーフレームは、ノード200に緊急を要するデータが発生し、該データをハブ100が受信する前は、ノンビーコンモードに従って、ハブ100と、ノード200との間で通信が実行される。従って、スーパーフレームには、MAP区間が含まれる。
図13に示される例では、3つのMAP区間が示される。MAP区間506(1)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として2つの時間区間(「A」、「B」により示す)が示される。MAP区間506(2)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として1つの時間区間(「C」により示す)が示される。MAP区間506(3)では、スケジューリングされたノードとの間で通信できる時間区間として2つの時間区間(「A」、「B」により示す)が示される。
例えば、「A」により表される時間区間ではノードAとの間で通信でき、「B」により表される時間区間ではノードBとの間で通信でき、「C」により表される時間区間ではノードCとの間で通信できるとする。
MAP区間で、ノード200から、緊急を要するデータを受信したハブ100は、ノンビーコンモードから、ビーコンモードへ遷移する。図13に示される例では、MAP区間506(1)で、ノードBに緊急を要するデータが発生する。ノードBは、該ノードBに割り当てられた時間区間で、ハブ100に緊急を要するデータを送信する。ハブ100は、緊急を要するデータを受信すると、ビーコンモードへ遷移する。従って、ハブ100が緊急を要するデータを受信した以降のスーパーフレームには、ビーコン区間と、CSMA区間と、MAP区間とが含まれる。
<ハブ100>
バブ100の一実施例は、図3と略同一である。
ハブ100の一実施例を示す機能ブロック図は、図4と略同一である。
第1のスケジューラ402は、ノード200との通信のスケジューリングを行う。例えば、第1のスケジューラ402は、ノンビーコンモードに従ってスケジューリングを行い、ノード200から緊急を要するデータを受信した場合に、ビーコンモードに切替える。
第1の緊急度判断部404は、第1のスケジューラ402と接続される。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものであるか否かを判断する。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに含まれるフレームタイプを参照し、緊急を要するものであるか否かを判断する。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものであると判断した場合、第1のスケジューラ402に、緊急を要するデータが受信されたことを通知する。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに、緊急レベルが最も高いことを表す情報が含まれる場合に、緊急を要するものであると判断するようにしてもよい。第1のスケジューラ402は、第1の緊急度判断部404から緊急を要するデータが受信されたことが通知された場合、ノンビーコンモードから、ビーコンモードに切替える。
また、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが準緊急に該当するデータであるか否かを判断するようにしてもよい。例えば、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータに含まれるフレームタイプを参照し、準緊急に該当するものであるか否かを判断する。第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが準緊急に該当するものであると判断した場合、第1のスケジューラ402に、準緊急に該当するデータが受信されたことを通知する。第1のスケジューラ402は、準緊急に該当するデータが受信されたことが通知された場合に、ノンビーコンモードから、ビーコンモードに切替えるようにしてもよい。
さらに、第1の緊急度判断部404は、ノード200からのデータが緊急を要するものでないと判断した場合、第1のスケジューラ402には、データが受信されたことを通知する。第1の緊急度判断部404は、通信モードBへ移行した後、緊急を要するデータ、準緊急に該当するデータ以外のデータを所定の回数受信した場合に、ノンビーコンモードへ遷移するようにしてもよい。
例えば、第1のスケジューラ402は、所定の時間内に、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータが所定の閾値以上受信されたことが確認された場合に、ノンビーコンモードへ遷移する制御を実行してもよい。第1のスケジューラ402は、緊急を要するデータ、及び準緊急に該当するデータ以外のデータが受信されてから所定の時間が経過しても、該データが受信されない場合、該データが受信された回数のカウントをリセットするようにしてもよい。
第1のスケジューラ402は、第1の状態制御部406に、ノンビーコンモードに従って通信を行っているか、ビーコンモードに従って通信を行っているかを通知する。
第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402から通知された通信モードに応じて、スリープ状態に遷移する制御を行う。例えば、第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402からノンビーコンモードが通知された場合、ノード200にスケジューリングされていない時間の間スリープ状態に遷移する制御を行う。また、例えば、第1の状態制御部406は、第1のスケジューラ402からビーコンモードが通知された場合、MAP区間506でノード200にスケジューリングされていない時間の間、スリープ状態に遷移する制御を行う。
ビーコン送信制御部408は、スケジューラ402によるスケジューリングに従って、ビーコンを送信する制御を行う。
<ノード200>
ノード200の一実施例は、図3と略同一である。
ノード200の一実施例を示す機能ブロック図は、図8と略同一である。
第2のスケジューラ502は、ハブ100によるスケジューリングに従って、ハブ100への送信制御を行う。例えば、第2のスケジューラ502は、ノンビーコンモードの通信制御と、ビーコンモードでの通信制御を行う。
第2の緊急度判断部504は、センサ208からの測定データが異常であるか否かを判断する。例えば、測定データと、閾値とを比較して、測定データが異常であるか否かを判断する。第2の緊急度判断部504は、測定データが異常であると判断した場合、緊急を要するか否かを判断する。緊急を要すると判断した場合、第2の緊急度判断部504は、第2のスケジューラ502に、緊急を要する情報を含む測定データを通知する。第2のスケジューラ502は、第2の緊急度判断部504から、緊急を要する情報を含む測定データが入力された場合、ハブ200へ、測定データを送信するタイミングまでの時間が第2の閾値以上であるか否かを判断する。
ハブ200へ、測定データを送信するタイミングまでの時間が第2の閾値以上である場合には、第2のスケジューラ502は、第2の状態制御部506へ、スリープ状態から復帰させる命令を入力する。さらに、第2のスケジューラ502は、キャリアセンス処理部508へ、キャリアセンスを実行させる命令を入力する。
キャリアセンス処理部508は、第2のスケジューラ502からのキャリアセンスを実行させる命令に従って、キャリアセンスを実行する。例えば、第2のスケジューラ502は、ハブ100からのビーコン信号を受信し、CSMA区間を検索する。
一方、ハブ200へ、測定データを送信するタイミングまでの時間が第2の閾値未満である場合には、第2のスケジューラ502は、測定データを送信するタイミングで、緊急を要する情報を含む測定データを送信する制御を行う。
図14は、無線通信システムの動作の一実施例を示す。図14には、ノード200の動作の一実施例が示される。
ステップS1402では、ノード200は、ノンビーコンモードで通信を行う。
ステップS1404では、ノード200は、センサ208に、緊急を要するデータが検出されたか否かを判断する。
ステップS1404でセンサ208に、緊急を要するデータが検出されたと判断されない場合、ステップS1402へ遷移する。
ステップS1406では、ノード200は、ステップS1404でセンサ208に、緊急を要するデータが検出されたと判断された場合、次回のスケジュールまでの時間が、第2の閾値以上であるか否かを判断する。
ステップS1408では、ノード200は、ステップS1406で、次回のスケジュールまでの時間が、第2の閾値以上であると判断した場合、CSMA区間を検索する。例えば、ノード200は、ビーコンを受信し、該ビーコンから、CSMA区間の情報を取得し、CSMA区間を検索する。
ステップS1410では、ノード200は、CSMA区間があるか否かを判断する。
ステップS1412では、ステップS1410でCSMA区間があると判断された場合、ビーコンモードで通信を行う。
ステップS1406で、次回のスケジュールまでの時間が第2の閾値未満であると判断した場合、又はステップS1410で、CSMA区間がないと判断した場合、ノード200は、次回のスケジュールで、緊急を要することを示すフラグを含むデータを送信する。
無線通信システムの一実施例によれば、ビーコンモードにおいて、ノードに緊急を要するデータが受信された場合に、スーパーフレームに含まれるEAP、RAPを使用する。このようにすることにより、ノードに緊急を要するデータが受信されない場合には、EAP、RAPではスリープ状態に遷移できるため、消費電力を低減しつつ、突発的に発生した通信データを受信することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
無線信号を受信する受信機と、
タイムスロットに、送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、前記受信機により受信した無線信号に基づいて切り替える制御部と
を有する無線通信装置。
(付記2)
無線信号を受信する受信機と、
設定により送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う時間区間と、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う時間区間とを含むスーパーフレームに従ってスケジューリングを実行する制御部と
有し、
前記制御部は、前記受信機により受信された無線信号に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間で、競合的アクセス方式で通信を行う設定を実行する無線通信装置。
(付記3)
前記制御部は、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間を示す情報を送信する制御を実行する、付記1又は2に記載の無線通信装置。
(付記4)
前記制御部は、前記無線信号に含まれる緊急の度合いを示す情報に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行するか否かを判断する、付記1又は2に記載の無線通信装置。
(付記5)
前記制御部は、前記無線信号に含まれる緊急の度合いを示す情報が第1の閾値以上である場合に、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行し、
前記緊急の度合いを示す情報が、第2の閾値以上で、且つ前記第1の閾値未満である場合、該緊急の度合いを示す情報を所定の数以上受信した場合に、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行する、付記1又は2に記載の無線通信装置。
(付記6)
受信機により受信された無線信号に基づいて、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、通信モードを切り替える、無線通信装置における通信制御方法。
(付記7)
設定により送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う時間区間と、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う時間区間とを含むスーパーフレームに従ってスケジューリングを実行する際に、受信機により受信された無線信号に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間で、競合的アクセス方式で通信を行う設定を実行する、無線通信装置における通信制御方法。
(付記8)
無線信号を送信する送信機と、
タイムスロットに、無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モード又は無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードに従って送信制御を実行する制御部と
を有し、
前記制御部は、送信データに含まれる状態を示す情報に基づいて、前記第1の通信モード又は前記第2の通信モードに設定する、無線通信装置。
(付記9)
前記制御部は、前記緊急の度合いを示す情報が前記第2の閾値未満である場合、該緊急の度合いを示す情報を所定の数以上受信した場合に、前記タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てる制御を実行する、付記5に記載の無線通信装置。
(付記10)
前記制御部は、前記送信データに含まれる緊急の度合いを示す情報が緊急を示す場合に、前記第2の通信モードに設定する、付記8に記載の無線通信装置。
100 ハブ
104 第1の送受信機
106 第1のコントローラ
108 端末装置
200 ノード
204 第3の送受信機
206 第2のコントローラ
208 センサ

Claims (7)

  1. 無線信号を受信する受信機と、
    タイムスロットに、送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、前記受信機により受信した無線信号に基づいて切り替える制御部と
    を有する無線通信装置。
  2. 無線信号を受信する受信機と、
    設定により送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う時間区間と、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う時間区間とを含むスーパーフレームに従ってスケジューリングを実行する制御部と
    有し、
    前記制御部は、前記受信機により受信された無線信号に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間で、競合的アクセス方式で通信を行う設定を実行する無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間を示す情報を送信する制御を実行する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記無線信号に含まれる緊急の度合いを示す情報に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行するか否かを判断する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記無線信号に含まれる緊急の度合いを示す情報が第1の閾値以上である場合に、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行し、
    前記緊急の度合いを示す情報が、第2の閾値以上で、且つ前記第1の閾値未満である場合、該緊急の度合いを示す情報を所定の数以上受信した場合に、前記競合的アクセス方式で通信を行う制御を実行する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  6. 受信機により受信された無線信号に基づいて、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う第1の通信モードと、送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う第2の通信モードとの間で、通信モードを切り替える、無線通信装置における通信制御方法。
  7. 設定により送信側の無線通信装置と競合的アクセス方式で通信を行う時間区間と、タイムスロットに送信側の無線通信装置を割り当てるスケジューリングに従って、該送信側の無線通信装置との間で時分割多重通信を行う時間区間とを含むスーパーフレームに従ってスケジューリングを実行する際に、受信機により受信された無線信号に基づいて、前記競合的アクセス方式で通信を行う時間区間で、競合的アクセス方式で通信を行う設定を実行する、無線通信装置における通信制御方法。
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