JP2014086870A - 撮像装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動いている被写体に追従している状態で撮像された画像を自動でスロー表示すること。
【解決手段】撮像装置は、撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動を検出する変動検出手段と、画像データにおける主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方を検出する被写体検出手段と、撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する複数の画像データにおいて検出された主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方の変動が所定範囲内である場合に、スロー表示の条件を満たすと判定する判定手段と、判定手段によりスロー表示の条件を満たすと判定されると、記憶手段に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段に表示するスロー表示処理を開始する表示制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置およびプログラムに関する。
シャッターボタンが半押し操作されると、所定の撮像フレームレートで撮像素子に繰り返し撮像させ、バッファメモリに複数の画像を記憶し、記憶した複数の画像を撮像フレームレートよりも低いフレームレートで繰り返しスロー表示するスロー表示モードを有する撮像装置が知られている(特許文献1参照)。スロー表示モードでは、ユーザがスロー表示を見ながら所望のタイミングでシャッターボタンを全押し操作することで、当該操作時点でスロー表示されていた画像を記録することができる。このようなスロー表示モードは、動きの速い被写体であってもユーザが適切にシャッターチャンスを捉えることができるように設けられている。
特開2010−226481号公報
動いている被写体を撮影する場合、被写体の移動に合わせて、撮像装置を動かしたり撮像装置の画角を変更させたりしながら撮影することが考えられる。このような場合、撮像装置が被写体に追従できている状態でスロー表示を行うことで、よりよいシャッターチャンスを狙うことができると考えられる。しかしながら、上記従来技術では、ユーザがシャッターボタンを半押し操作しないとスロー表示が開始されず、動いている被写体に追従した状態で撮像された画像をスロー表示することについて考慮されていなかった。
(1)請求項1に記載の発明による撮像装置は、所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段と、撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶させる記憶制御手段と、撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動を検出する変動検出手段と、画像データにおける主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方を検出する被写体検出手段と、変動検出手段により撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する複数の画像データにおいて被写体検出手段により検出された主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方の変動が所定範囲内である場合に、スロー表示の条件を満たすと判定する判定手段と、判定手段によりスロー表示の条件を満たすと判定されると、記憶手段に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段に表示するスロー表示処理を開始する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2)請求項5に記載の発明によるプログラムは、撮像手段により所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像処理と、撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶する記憶処理と、撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動を検出する変動検出処理と、画像データにおける主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方を検出する被写体検出処理と、変動検出処理により撮像手段が設けられた筐体の姿勢および撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する複数の画像データにおいて被写体検出処理により検出された主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方の変動が所定範囲内である場合に、スロー表示の条件を満たすと判定する判定処理と、判定処理によりスロー表示の条件を満たすことが判定されると、記憶手段に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段に表示するスロー表示処理を開始する表示制御処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、動いている被写体に追従している状態で撮像された画像を自動でスロー表示することができる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの構成例を説明するブロック図である。 スロービューモードを説明する図である。 主要被写体(電車)が静止している場合を説明する図である。 主要被写体(電車)が動いている場合を説明する図である。 主要被写体(子供)が静止している場合を説明する図である。 主要被写体(子供)が動いている場合を説明する図である。 スロービューモードにおける処理の流れを説明するフローチャートである。 図7のフローチャートに続くフローチャートである。 プログラムの提供の様子を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるデジタルカメラ1の構成例を示す図である。デジタルカメラ1は、カメラボディ10を備え、交換レンズ20がカメラボディ10に着脱可能に装着されている。
交換レンズ20には、ズームレンズ201やフォーカスレンズ(不図示)などの光学系が内蔵されている。交換レンズ20は、ズームレンズ201を光軸方向に駆動して交換レンズ20の焦点距離を変更することで、交換レンズ20の画角を変更することができる。交換レンズ20では、ズーム環202を回転操作することで、ズームレンズ201の位置を手動で調節する。
また、交換レンズ20は、ズームレンズ201およびズーム環202に加え、エンコーダ203と、レンズ側ROM204と、フォーカスレンズ駆動部205と、絞り駆動部206と、レンズ側CPU207と、レンズ側接点部208と、を備える。
エンコーダ203は、ズーム環202の位置を検出して、ズームレンズ201の位置を検出し、ズームレンズ201の位置情報をレンズ側CPU207へ出力する。レンズ側ROM204には、交換レンズ20に関するレンズ情報が記憶されている。レンズ情報には、例えば、交換レンズ20の開放F値やズームレンズ201のズーム位置毎の焦点距離、交換レンズ20の型式などの情報が含まれる。レンズ側CPU207は、レンズ情報や、エンコーダ203により検出されたズームレンズ201のズーム位置情報を、レンズ側接点部208を介してカメラボディ10側へ出力する。
交換レンズ20は、図1に図示されたもの以外に、絞りやフォーカスレンズなども備える。フォーカスレンズ駆動部205は、レンズ側CPU207によって制御され、不図示のフォーカスレンズを光軸方向に駆動する。絞り駆動部206は、レンズ側CPU207によって制御され、不図示の絞りの開口の大きさを調節することに用いられる。
カメラボディ10は、カメラ側接点部101と、カメラ側CPU102と、撮像部103と、音声入力部104と、画像処理部105と、バッファメモリ106と、画像表示部107と、操作部108と、姿勢検出部109と、を備える。カメラボディ10には、例えば、メモリカードなどの記録媒体30が着脱可能である。
カメラ側接点部101は、交換レンズ20がカメラボディ10の不図示のマウント部に装着されたとき、交換レンズ20のレンズ側接点部208と接続される。カメラ側CPU102は、カメラ側接点部101を介して、交換レンズ20のレンズ側CPU207と通信する。交換レンズ20のレンズ側接点部208へ出力されたレンズ情報やズームレンズ201のズーム位置情報は、カメラ側接点部101を介して、カメラ側CPU102へ入力される。
カメラ側CPU102は、ズームレンズ201のズーム位置情報とレンズ情報とに基づいて、交換レンズ20の焦点距離を演算し、その焦点距離から交換レンズ20の画角を演算する。また、カメラ側CPU102は、カメラ側接点部101を介して、フォーカスレンズや絞りの駆動指示を行う。また、カメラ側CPU102は、不図示のメモリに記録されたプログラムを実行することにより、カメラボディ10全体の動作を制御する。
撮像部103は、撮像素子を有し、交換レンズ20により結像された通過した被写体像を撮像して、得られた画像信号をカメラ側CPU102に出力する。カメラ側CPU102は、撮像部103から取得した画像信号から画像データを生成する。バッファメモリ106は、撮像部103からの画像信号を基に取得される画像データを一時記憶するために使用される。音声入力部104は、マイクロホンなどを備え、動画撮影時などに音声を検出する。
画像処理部105は、撮像画像から主要被写体の位置および大きさを検出する被写体検出処理を行う。被写体検出処理については、公知の方法を用いればよい。公知の方法としては、例えば、顔認識を用いた方法が考えられる。また例えば、予めユーザに、操作部108の操作によって、画像表示部107に表示される撮像画像において主要被写体の範囲を指定させ、当該指定された範囲内の画像の輝度や色のパターンを用いて、主要被写体を検出する方法なども考えられる。
画像表示部107は、カメラボディ10の背面に配置される液晶モニタ等である。画像表示部107には、例えば撮像部103で撮像された画像や、メニュー画面などが表示される。
操作部108は、ユーザによって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、シャッターボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部108は、各入力部材が操作されると、各操作に応じた操作信号をカメラ側CPU102へ出力する。
姿勢検出部109は、カメラボディ10の筐体内に設けられており、例えばジャイロセンサなどから構成される。姿勢検出部109は、カメラボディ10の筐体の姿勢の変動を検出して、その検出結果を示す検出信号をカメラ側CPU102に出力する。
カメラ側CPU102は、撮影モードにおいて、撮像部103から時系列で取得した画像信号から表示用のフレーム画像データを生成して画像表示部107に出力する。これによって画像表示部107にはスルー画が表示される。またカメラ側CPU102は、シャッターボタンが全押し操作されると、撮像部103から取得した画像信号に対して所定の画像処理を行って静止画像データを生成し、JPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、記録媒体30に記録する。またカメラ側CPU102は、再生モードにおいて、記録媒体30に記録された静止画像データを読み出して再生し、画像表示部107に表示する。なお、本実施形態では、記憶とはバッファメモリなどの揮発性の記録媒体に画像を保存することであり、記録とはメモリカードなどの不揮発性の記録媒体に画像を保存することとして説明する。
また、本実施形態のデジタルカメラ1は、スロービューモードを有する。スロービューモードとは、シャッターボタンが半押し操作されると、撮像フレームレートよりも低い表示フレームレートでスルー画を表示するモードである。換言すれば、被写体を画像表示部107にスロー表示する撮影モードである。スロービューモードでは、シャッターボタンが全押し操作されると、この全押し操作時点で画像表示部107に表示されていた静止画像データを記録媒体30に記録することができる。以下、撮像フレームレートと同じ表示フレームレートで上記表示用のフレーム画像を画像表示部107に表示することをライブビュー表示、スロービューモードにおいて上記表示用のフレーム画像をスロー表示することをスロー表示と呼ぶ。また、通常の表示フレームレート(撮像フレームレートと同じ表示フレームレート)で被写体を画像表示部107に表示する処理をライブビュー表示処理、通常の表示フレームレートより低い表示フレームレートで被写体を画像表示部107に表示する処理をスロー表示処理と呼ぶ。なお、通常の表示フレームレートは、撮像フレームレートと同じ表示フレームレートでなくともよい。
図2は、スロービューモードの仕組みを説明する図である。カメラ側CPU102は、ユーザの操作部108による操作によって、スロービューモードが設定されると、撮像部103に所定の撮像フレームレート(例えば60fps)で被写体像を繰り返し撮像させる撮像処理を開始させる。そして、カメラ側CPU102は、撮像処理により時系列で得られる複数の画像データのフレーム画像を、通常の表示フレームレートで画像表示部107に表示するライブビュー表示処理を開始する。
その後、撮影タイミングが近づいたとユーザが判断し、シャッターボタンを半押し操作したとする。すると、カメラ側CPU102は、半押し操作時点で取得した画像データに基づいてAF(自動焦点調節)処理、AE(自動露出演算)処理、およびAWB(自動ホワイトバランス調整)処理を実行する。カメラ側CPU102は、これらの処理後、焦点調節状態を固定するAFロック、露出を固定するAEロック、およびホワイトバランスを固定するAWBロックを行う。
また、カメラ側CPU102は、上記半押し操作時点から、撮像処理により時系列で得られる複数の画像データを、バッファメモリ106に逐次記憶させていくプリキャプチャ処理を開始する。なお、バッファメモリ106では、プリキャプチャ処理のためのメモリ容量について、あらかじめ所定容量が確保されている。ライブビュー表示処理中において、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106内に記憶した画像データが所定フレーム数(Nフレーム)に達し、記憶済み容量が上記所定容量を上回る場合には、古い画像データから順に上書き消去していく。
その後、後述するスロー表示条件が満たされると、カメラ側CPU102は、スロー表示条件が満たされた時点の直前(例えば、当該時点の0.2秒前から当該時点までの期間)に撮像された画像データを残し、これ以外の画像データをバッファメモリ106から削除する(なお、図2では図示の都合上、当該時点の直前に撮像された2枚の画像データのみがバッファメモリ106に残される例を示している)。
そしてカメラ側CPU102は、上記バッファメモリ106に残された最も古い画像データから、撮像フレームレートよりも低い表示フレームレート(以下、スロー表示用フレームレートと呼ぶ)で画像表示部107に表示するスロー表示処理を開始する。すなわち、カメラ側CPU102は、スロー表示条件が満たされた時点の直前に撮像された画像データから、スロー表示を開始する。
なお、スロー表示用フレームレートは、例えば12fpsである。すなわち、撮像フレームレートが60fpsである場合、スロー表示処理では、撮像フレームレートの1/5倍のスピードで、バッファメモリ106に記憶された画像データのフレーム画像がスロー表示される。これにより、ユーザは、被写体像のスロー表示を確認しながら、シャッターチャンスを狙うことができる。
カメラ側CPU102は、スロー表示処理においても、引き続きプリキャプチャ処理を継続し、撮像処理により時系列で得られる複数の画像データを、バッファメモリ106に逐次記憶させ、順次、スロー表示用フレームレートで画像表示部107に表示していく。そして、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されている画像データが上記所定フレーム数(Nフレーム)に達すると、プリキャプチャ処理を終了し、バッファメモリ106への画像データの書き込みを停止させる。
また、カメラ側CPU102は、後述するスロー表示条件が満たされなくなった場合には、バッファメモリ106に記憶されている画像データが上記所定フレーム数に達していなくてもプリキャプチャ処理を終了し、バッファメモリ106への画像データの書き込みを停止させる。
なお、バッファメモリ106への画像データの書き込みを停止させた後は、ここまでで記憶されている画像データを、バッファメモリ106に保持(記憶)させておき、継続してスロー表示処理を行う。すなわち、カメラ側CPU102は、スロー表示処理を開始した画像データから、スロー表示条件が満たされなくなった時点までに取得された画像データまでをスロー表示する。
また、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されている画像データのフレーム画像を最後までスロー表示すると、シャッターボタンの半押し操作の解除もしくは全押し操作がない限り、再度、バッファメモリ106に記憶されている画像データのフレーム画像を順にスロー表示させる。すなわち、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されているフレーム画像のスロー表示を繰り返し行うようになっている(すなわちリピート表示する)。
ここでユーザが、スロー表示を確認しながら所望の撮影タイミングを捉えて、シャッターボタンを全押し操作したとする。すると、カメラ側CPU102は、この全押し操作時点で画像表示部107に表示していたフレーム画像に対応する画像データを、記録用画像(静止画像データ)として記録媒体30に記録する。また、カメラ側CPU102は、スロー表示処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ライブビュー表示処理を再開する。
なお、カメラ側CPU102は、シャッターボタンの半押し操作が解除された場合にも、スロー表示処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ライブビュー表示処理を再開する。
(スロー表示条件)
次に、本実施形態におけるスロー表示条件について説明する。本実施形態において、スロー表示条件は、移動している被写体をデジタルカメラ1が追従できている場合に、自動でスロー表示を行うために設けられている。これにより、ユーザは、移動している被写体をデジタルカメラ1が追従できている状態でのシャッターチャンスを逃さずに撮影できるようになっている。
具体的に、本実施形態においてスロー表示条件を満たす場合とは、以下の条件1および条件2の両方を満たす場合である。
(条件1)デジタルカメラ1を連続的に動かしている、またはデジタルカメラ1の画角(ズーム)を連続的に変更している
(条件2)時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲以内である
上記条件1は、移動している被写体を撮影しているか否かを判定するための条件である。移動している被写体をデジタルカメラ1で撮影する際、被写体の移動方向がカメラの上下左右方向である場合には、被写体の移動に合わせてデジタルカメラ1を上下左右に動かすことが考えられる。また、被写体の移動方向がデジタルカメラ1に近づく方向または遠ざかる方向である場合には、被写体の移動に合わせてデジタルカメラ1をズームアウトしたりズームインしたりすることが考えられる。
上記条件2は、デジタルカメラ1が主要被写体を追従できているか否かを判定するための条件であり、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさがほぼ変わらない場合に、主要被写体を追従できていると判定するようになっている。
ここで、上記スロー表示条件を満たす場合と満たさない場合について、具体例を用いて説明する。図3および図4は、主要被写体として電車を撮影する例を説明する図である。図3は、主要被写体が静止しており、且つデジタルカメラ1を静止させている状態で撮影した場合を示す。図3に示す場合では、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさが変わらないため上記条件2を満たすが、デジタルカメラ1が動いていないため上記条件1を満たさない。したがって、図3に示す場合では、スロー表示条件を満たさないのでスロー表示処理が行われない。
一方、図4は、主要被写体が左から右へ移動しており、且つ、撮像画像において主要被写体の位置が変わらないように、主要被写体の移動に合わせてデジタルカメラ1を左から右へ連続的に動かして撮影した場合を示す。図4に示す場合では、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさが変わらないため上記条件2を満たす。また、デジタルカメラ1を連続的に動かしているため上記条件1も満たす。したがって、図4に示す場合では、スロー表示条件を満たすのでスロー表示処理が行われる。
図5および図6は、主要被写体として子供を撮影する例を説明する図である。図5は、主要被写体が静止しており、且つデジタルカメラ1を静止させている状態で撮影した場合を示す。図5に示す場合では、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさが変わらないため上記条件2を満たすが、デジタルカメラ1の画角が変更されていないため上記条件1を満たさない。したがって、図5に示す場合では、スロー表示条件を満たさないのでスロー表示処理が行われない。
一方、図6は、主要被写体がデジタルカメラ1に近づく方向に移動しており、且つ、撮像画像において主要被写体の大きさが変わらないように、主要被写体の移動に合わせてデジタルカメラ1の画角を連続的に変更して撮影した場合を示す。図6に示す場合では、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさが変わらないため上記条件2を満たす。また、デジタルカメラ1の画角を連続的に変更しているため上記条件1も満たす。したがって、図6に示す場合では、スロー表示条件を満たすのでスロー表示処理が行われる。
(フローチャート)
次に、上述したスロービューモードにおける処理の流れを、図7および図8に示すフローチャートを用いて説明する。カメラ側CPU102は、ユーザの操作部108による操作によって、スロービューモードが設定されると、不図示のメモリに記録された図7および図8に示す処理を行うプログラムを起動して、図7および図8に示す処理を開始する。
図7のステップS1において、カメラ側CPU102は、撮像部103に撮像処理を開始させ、撮像処理により時系列で得られるフレーム画像を、通常の表示フレームレートで画像表示部107に表示するライブビュー表示処理を開始して、ステップS2へ進む。
ステップS2において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンが半押し操作されたか否かを判定する。シャッターボタンが半押し操作されない場合には、ステップS2を否定判定して、ステップS2の判定処理を繰り返す。一方、シャッターボタンが半押し操作された場合には、カメラ側CPU102は、ステップS2を肯定判定して、ステップS3へ進む。
ステップS3において、カメラ側CPU102は、撮像処理により時系列で得られる画像データを、バッファメモリ106に逐次記憶させていくプリキャプチャ処理を開始して、ステップS4へ進む。
ステップS4において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンが全押し操作されたか否かを判定する。シャッターボタンが全押し操作されていない場合には、カメラ側CPU102は、ステップS4を否定判定してステップS7へ進む。一方、シャッターボタンが全押し操作された場合には、カメラ側CPU102は、ステップS4を肯定判定してステップS5へ進む。
ステップS5において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンが全押し操作された時点で画像表示部107に表示していたフレーム画像に対応する画像データを、記録用画像データ(静止画像データ)として記録媒体30に記録し、ステップS6へ進む。
ステップS6において、カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ステップS2に戻り、引き続きライブビュー表示処理を継続しながら、シャッターボタンが半押し操作されるのを待つ。
また、シャッターボタンが全押し操作されていない場合に進むステップS7において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンの半押し操作が解除されたか否かを判定する。シャッターボタンの半押し操作が解除された場合には、カメラ側CPU102は、ステップS7を肯定判定して、ステップS6へ進む。そして、カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ステップS2に戻り、引き続きライブビュー表示処理を継続しながら、シャッターボタンが半押し操作されるのを待つ。一方、シャッターボタンの半押し操作が解除されていない場合には、カメラ側CPU102は、ステップS7を否定判定して、ステップS8へ進む。
ステップS8において、カメラ側CPU102は、デジタルカメラ1の姿勢または画角が連続的に変動しているか否かを判定する。
具体的に、カメラ側CPU102は、姿勢検出部109からの検出信号に基づいて、デジタルカメラ1の姿勢が連続的に(例えば所定時間以上継続して)変動しているか否かを判定する。なお、デジタルカメラ1の姿勢が連続的に変動しているということは、デジタルカメラ1が連続的に動いているということである。
また、カメラ側CPU102は、交換レンズ20のエンコーダ203により検出されるズームレンズ201のズーム位置情報に基づいて、デジタルカメラ1の画角(ズーム)が連続的に(例えば所定時間以上継続して)変動しているか否かを判定する。
カメラ側CPU102は、デジタルカメラ1の姿勢および画角の両方が連続的に変動していない場合(すなわち移動している被写体を撮影していない場合)には、ステップS8を否定判定し、ステップS4に戻り、再度ステップS4以降の処理を行う。一方、カメラ側CPU102は、デジタルカメラ1の姿勢および画角のいずれか一方が連続的に変動している場合(すなわち移動している被写体を撮影している場合)には、ステップS8を肯定判定し、ステップS9へ進む。
ステップS9において、カメラ側CPU102は、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲以内であるか(すなわち上記条件2を満たすか)否かを判定する。具体的に、カメラ側CPU102は、画像処理部105により行われる被写体検出処理によって各画像データにおける主要被写体の位置および大きさを検出し、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲内であるかを判定する。カメラ側CPU102は、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲外である場合(すなわち主要被写体を追従できていない場合)には、ステップS9を否定判定し、ステップS4に戻り、再度ステップS4以降の処理を行う。一方、カメラ側CPU102は、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲内である場合(すなわち主要被写体を追従できている場合)、ステップS9を肯定判定し、ステップS10(図8)へ進む。
ステップS10へ進む場合とは、上述したスロー表示条件(条件1および条件2)を満たす場合である。ステップS10において、カメラ側CPU102は、スロー表示条件が満たされた時点近傍の所定期間内に撮像された画像データを残し、これ以外の画像データをバッファメモリ106から削除する。そしてカメラ側CPU102は、バッファメモリ106に残された最も古い画像データから、撮像フレームレートよりも低いスロー表示用フレームレートで画像表示部107に表示するスロー表示処理を開始して、ステップS11へ進む。
ステップS11において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンが全押し操作されたか否かを判定する。シャッターボタンが全押し操作されていない場合には、カメラ側CPU102は、ステップS11を否定判定してステップS14へ進む。一方、シャッターボタンが全押し操作された場合には、カメラ側CPU102は、ステップS11を肯定判定してステップS12へ進む。
ステップS12において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンが全押し操作された時点で画像表示部107に表示していたフレーム画像に対応する画像データを、記録用画像データ(静止画像データ)として記録媒体30に記録し、ステップS13へ進む。
ステップS13において、カメラ側CPU102は、スロー表示処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ステップS1(図7)に戻り、ライブビュー表示処理を再開する。
また、シャッターボタンが全押し操作されていない場合に進むステップS14において、カメラ側CPU102は、シャッターボタンの半押し操作が解除されたか否かを判定する。シャッターボタンの半押し操作が解除された場合には、カメラ側CPU102は、ステップS14を肯定判定して、ステップS13へ進む。そして、カメラ側CPU102は、スロー表示処理を終了し、バッファメモリ106に記憶されている画像データを削除して、ステップS1(図7)に戻り、ライブビュー表示処理を再開する。一方、シャッターボタンの半押し操作が解除されていない場合には、カメラ側CPU102は、ステップ14を否定判定して、ステップS15へ進む。
ステップS15において、カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を継続中か否かを判定する。カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を継続している場合は、ステップS16へ進み、プリキャプチャ処理を継続していない場合は、ステップS11へ戻る。なお、ここで、プリキャプチャ処理を継続していない場合とは、後述するステップS16〜S19において、スロー表示条件を満たさなくなった、またはバッファメモリ106に記憶されている画像データが上記所定フレーム数に達したことにより、プリキャプチャ処理を終了している場合である。
ステップS16において、カメラ側CPU102は、ステップS8と同様にして、デジタルカメラ1の姿勢または画角が連続的に変動しているか(すなわち上記条件1を満たすか)否かを判定する。カメラ側CPU102は、デジタルカメラ1の姿勢および画角の両方が連続的に変動していない場合(すなわち移動している被写体を撮影していない場合)には、ステップS16を否定判定し、ステップS19へ進む。一方、カメラ側CPU102は、デジタルカメラ1の姿勢および画角のいずれか一方が連続的に変動している場合(すなわち移動している被写体を撮影している場合)には、ステップS16を肯定判定し、ステップS17へ進む。
ステップS17において、カメラ側CPU102は、ステップS9と同様にして、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲以内であるか(すなわち上記条件2を満たすか)否かを判定する。カメラ側CPU102は、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲外である場合(すなわち主要被写体を追従できていない場合)には、ステップS17を否定判定し、ステップS19へ進む。一方、カメラ側CPU102は、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲内である場合(すなわち主要被写体を追従できている場合)、ステップS17を肯定判定し、ステップS18へ進む。
ステップS18において、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されている画像データが所定フレーム数に達したか否かを判定する。カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されている画像データが所定フレーム数に達した場合は、ステップS18を肯定判定して、ステップS19へ進む。
ステップS19に進む場合とは、ステップS16、ステップS17、またはステップS18を否定判定した場合であり、スロー表示条件を満たさなくなった場合、またはバッファメモリ106に記憶されている画像データが所定フレーム数に達した場合である。ステップS19において、カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を終了し、ステップS11に戻る。なお、カメラ側CPU102は、プリキャプチャ処理を終了しても、シャッターボタンの全押し操作が行われる、または半押し操作が解除されるまでは、プリキャプチャ処理によって記憶した画像データをバッファメモリ106に保持し、スロー表示処理を継続する。
一方、カメラ側CPU102は、バッファメモリ106に記憶されている画像データが所定フレーム数に達していない場合は、ステップS18を否定判定して、ステップS11へ戻る。ここで、ステップS18を否定判定する場合とは、ステップS16およびステップS17を肯定判定した、すなわちスロー表示条件を満たしている場合であり、且つ、バッファメモリ106に記憶されている画像データが所定フレーム数に達していない場合である。この場合には、プリキャプチャ処理を終了せずに、プリキャプチャ処理を継続しながら、スロー表示処理を継続する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1は、所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像部103と、撮像部103により取得した複数の画像データをバッファメモリ106に逐次記憶させるカメラ側CPU102と、撮像部103が設けられた筐体(カメラボディ10)の姿勢の変動を検出する姿勢検出部109と、撮像部103による撮像画角の変動を検出するエンコーダ203と、画像データにおける主要被写体の位置および大きさを検出する画像処理部105と、カメラボディ10の姿勢または撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する複数の画像データにおいて主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲内である場合に、スロー表示の条件を満たすと判定するカメラ側CPU102と、スロー表示の条件を満たすと判定されると、バッファメモリ106に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで画像表示部107に表示するスロー表示処理を開始するカメラ側CPU102と、を備える。これにより、動いている被写体に追従している状態で撮像された画像を自動でスロー表示することができるので、ユーザは、動いている被写体に追従している状態のシャッターチャンスを逃さずに撮影することができる。
(2)上記(1)のデジタルカメラ1において、画像の記録を指示する操作部108(シャッターボタン)と、シャッターボタンによる指示が行われると、当該指示タイミングにおいて画像表示部107に表示されていたフレーム画像に対応する画像データを記録媒体30に記録するカメラ側CPU102と、をさらに備えるようにした。これにより、ユーザは、スロー表示を見ながら所望のタイミングでシャッターボタンを全押し操作することで、撮影を行うことができる。
(3)上記(1)または(2)のデジタルカメラ1において、カメラ側CPU102は、スロー表示条件を満たすと判定した時点の直前に撮像部103により取得された画像データから、スロー表示処理を開始するようにした。これにより、ユーザは、動いている被写体に追従している状態の直前の状況についてもスロー表示で確認することができる。
(4)上記(1)〜(3)のデジタルカメラ1において、カメラ側CPU102は、スロー表示処理を開始した画像データから、スロー表示条件を満たすと判定している間に撮像部103により取得された画像データまでをスロー表示するようにした。これにより、動いている被写体に追従している間に撮像された画像をスロー表示することができる。また、バッファメモリ106に余分な画像データを記憶する必要がないので、バッファメモリ106の容量を削減することができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、シャッターボタンが半押し操作されるとプリキャプチャ処理を開始する例について説明したが、この他の操作(例えば別の操作ボタンを押下するなど)が行われたらプリキャプチャ処理を開始するようにしてもよいし、スロービューモードに設定されたらプリキャプチャ処理を開始するようにしてもよい。
(変形例2)
上述した実施の形態では、上記スロー表示条件を満たした時点の直前に撮像された画像データからスロー表示を開始する例について説明したが、上記スロー表示条件を満たした時点で撮像された画像データからスロー表示を開始するようにしてもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、シャッターボタンを全押し操作すると、記録用画像を記録してスロー表示処理を終了した。これに限らず、スロー表示処理を継続し、シャッターボタンの全押し操作が複数回できるようにしてもよい。そして、シャッターボタンが全押し操作される毎に、当該全押し操作された時点で画像表示部107に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像データとして記録媒体30に記録するようにしてもよい。この場合、バッファメモリ106に記憶された画像データが全てスロー表示されたときにスロー表示処理を終了するようにしてもよい。またリピート再生される場合は、スロー表示を終了する操作を別に設けるようにすればよい。
(変形例4)
上述した実施の形態では、カメラ側CPU102は、交換レンズ20のエンコーダ203により検出されるズームレンズ201のズーム位置情報に基づいて、デジタルカメラ1の画角が変動しているか否かを判定する例について説明した。しかしながら、ズームボタンにより画角(ズーム)を変更できるデジタルカメラの場合には、ズームボタンからの操作信号に基づいてデジタルカメラの画角が変更されているかを検出するようにしてもよい。また、撮像部103により撮像される画像データの変化に基づいて、デジタルカメラの画角が変更されているかを検出するようにしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさの変動が所定範囲内である場合に、条件2を満たす(すなわちデジタルカメラ1が主要被写体を追従できている)と判定する例について説明した。しかしながら、時間的に連続して撮像された複数の画像データにおいて、主要被写体の位置および大きさのいずれか一方の変動が所定範囲内であれば、条件2を満たすと判定してもよい。
また上述した実施の形態では、デジタルカメラ1の姿勢又は画角が連続的に変動している場合に条件1を満たす(すなわち動いている被写体を撮影している)と判定する例について説明したが、デジタルカメラ1の姿勢および画角の両方が連続的に変動している場合にも当然に条件1を満たすとしてもよい。
(変形例6)
上述した実施の形態では、デジタルカメラ1のカメラ側CPU102が不図示のメモリに記録されたプログラムを実行することで、上述した図7および図8の処理を行う例について説明した。このプログラムは、製品出荷時に予めメモリに記録されていてもよいし、製品出荷後、メモリカードなどの記録媒体やインターネットなどのデータ信号を通じて提供されてもよい。図9はその様子を示す図である。デジタルカメラ1は、メモリカードなどの記録媒体30を介してプログラムの提供を受ける。また、デジタルカメラ1は通信回線401との接続機能を有する。コンピュータ402は上記プログラムを提供するサーバコンピュータであり、ハードディスク403などの記録媒体にプログラムを格納する。通信回線401は、インターネット、パソコン通信などの通信回線、あるいは専用通信回線などである。コンピュータ402はハードディスク403を使用してプログラムを読み出し、通信回線401を介してプログラムをデジタルカメラ1に送信する。すなわち、プログラムをデータ信号として搬送波を介して、通信回線401を介して送信する。このように、プログラムは、記録媒体やデータ信号(搬送波)などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給できる。
(変形例7)
上述した実施の形態では、デジタルカメラに本発明を適用する例について説明したが、例えばカメラ付き携帯端末など、撮像手段を有する電子機器に本発明を適用するようにしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…デジタルカメラ、10…カメラボディ、20…交換レンズ、30…記録媒体、102…カメラ側CPU、103…撮像部、105…画像処理部、106…バッファメモリ、107…画像表示部、108…操作部、109…姿勢検出部、201…ズームレンズ

Claims (5)

  1. 所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶させる記憶制御手段と、
    前記撮像手段が設けられた筐体の姿勢および前記撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動を検出する変動検出手段と、
    前記画像データにおける主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方を検出する被写体検出手段と、
    前記変動検出手段により前記撮像手段が設けられた筐体の姿勢および前記撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する前記複数の画像データにおいて前記被写体検出手段により検出された前記主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方の変動が所定範囲内である場合に、前記スロー表示の条件を満たすと判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記スロー表示の条件を満たすと判定されると、前記記憶手段に記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段に表示するスロー表示処理を開始する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    画像の記録を指示する指示手段と、
    前記指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングにおいて前記表示手段に表示されていた画像データを記録媒体に記録する画像記録制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記表示制御手段は、前記判定手段により前記スロー表示の条件を満たすと判定された時点又は前記時点の直前に前記撮像手段により取得された画像データから、前記スロー表示処理を開始することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記表示制御手段は、前記スロー表示処理を開始した画像データから、前記判定手段により前記スロー表示の条件を満たすと判定されている間に前記撮像手段により取得された画像データまでをスロー表示することを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像手段により所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像処理と、
    前記撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶する記憶処理と、
    前記撮像手段が設けられた筐体の姿勢および前記撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動を検出する変動検出処理と、
    前記画像データにおける主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方を検出する被写体検出処理と、
    前記変動検出処理により前記撮像手段が設けられた筐体の姿勢および前記撮像手段による撮像画角の少なくとも一方の変動が検出されており、且つ時間的に連続する前記複数の画像データにおいて前記被写体検出処理により検出された前記主要被写体の位置および大きさの少なくとも一方の変動が所定範囲内である場合に、スロー表示の条件を満たすと判定する判定処理と、
    前記判定処理により前記スロー表示の条件を満たすことが判定されると、前記記憶手段に記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段に表示するスロー表示処理を開始する表示制御処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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