JP2014086857A - 周波数同期精度監視方法、周波数同期精度監視装置、通信方法、及び通信システム - Google Patents

周波数同期精度監視方法、周波数同期精度監視装置、通信方法、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、環境に左右されず安定して周波数同期制度を監視できる周波数同期精度監視方法及び周波数同期精度監視装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る周波数同期精度監視方法は、マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信し、前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較し、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する。
【選択図】図10

Description

本発明は、マスタのクロックに対するスレーブのクロックの周波数同期精度を監視する周波数同期精度監視方法、周波数同期精度監視装置、通信方法、及び通信システムに関する。
マスタとスレーブとの間でデータ信号のみを伝送し、クロック信号を伝送しない場合、スレーブにおいて、マスタの内部クロックに同期したクロックを得るには、例えばPhase Locked Loop(PLL)を用いて、送信信号からクロックを抽出する必要がある。
図1は、PLLのブロック図である。位相比較器11は、データ列と分周された内部クロックとの位相比較を行い、内部クロックとの位相誤差を検出して誤差に比例したパルス幅の誤差信号を出力する。フィルタ12は、誤差に比例したパルス幅の誤差信号を平坦化し、位相誤差の大きさに比例した振幅の制御信号として出力する。
電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)13は、入力される制御信号に応じて出力する内部クロックの周波数及び位相を調整する。分周器14は、出力される内部クロックを、位相比較に適切な周波数にまで逓倍するなどして、周波数の変更を行う。
分周器14が出力するクロックは再度位相比較器11に入力され、位相比較される。これらの一連のループにより受信器の内部クロックの周波数、及び位相を入力されるデータ信号の周波数及び位相に同期させる。このようにPLLによる周波数同期によって、送信器の内部クロックに受信器の内部クロックを同期できる。
ここで、例えばVCO13に含まれるトランジスタの性能の低下、または位相比較器11に含まれるトランジスタの性能の低下といった経年劣化等でデバイスの性能劣化が生ずることがある。このデバイスの性能劣化で、スレーブとしてのONUのPLLで生成された内部クロックの周波数が、マスタとしてのOLTの内部クロックの周波数からずれることが考えられる。
そもそもVCOの出力周波数はVCOの制御電圧に対して、例えば図2に示すようにある特性によって一意に定められる。またVCOの制御電圧は位相比較器、フィルタによって主に定められ、ある一定の範囲でしか変化させることができない。
デバイスの経年劣化などがない、正常な場合には、所望のVCOの出力周波数に対応するVCOの制御電圧が、VCOの制御電圧範囲の中に含まれるため、位相比較器及びフィルタによって制御電圧を適切に調整する(例えば図2の場合は点Aの条件で動作させる)ことで、所望の周波数がPLLから出力される。
しかしながら、例えばVCO内のトランジスタの性能が劣化する場合、VCOの出力周波数のVCOの制御電圧に対する特性が変化する可能性がある。このとき、所望のVCOの出力周波数に対応するVCOの制御電圧が、VCOの制御電圧の調整可能な範囲にあれば(例えば図2の異常時(a)の場合)、PLLのフィードバックループにより負帰還がかかるため、所望のVCOの出力周波数が出力される(例えば図2の点Bの条件で動作するようフィードバックがかかる)。
しかしながら、大幅なデバイスの性能劣化などにより、所望のVCOの出力周波数に対応するVCOの制御電圧が、VCOの制御電圧の調整可能な範囲になくなる場合(例えば図2の異常時(b)の場合)に、PLLのフィードバックループにより負帰還をかけても、制御電圧の調整範囲を超えて制御電圧を調整することはできないため、所望のVCOの出力周波数が出力されず、周波数ずれが生じてしまい、VCOの出力周波数の同期精度が劣化する懸念がある。
このようにデバイスの性能劣化などによって劣化する可能性がある周波数同期に対しては、劣化したか否かを判定するため、同期精度を常に監視する必要がある。2つのクロックの間の周波数同期精度を監視する一つの方法として、マスタとスレーブの内部クロックそれぞれと、共通する安定なクロックとの間の周波数同期精度を測定する方法がある。
2つのクロック間の周波数同期精度を算出する方法として、例えば2つのクロックのMaximum Time Interval Error(MTIE)を測定し、その値から周波数同期精度を算出する方法がある。Time Interval Error(TIE)は2つのクロックの立ち上りエッジの間の位相差を表しており、ある測定時間において、TIEの最大変動量をMTIEとして表す。測定時間Tにおいて、MTIEがAという値であったときに、測定時間における周波数同期精度は、A/Tであると評価できる(例えば測定時間が100秒でMTIEが1nsであった場合、周波数同期精度は1*10−11と算出できる。)。
ここでマスタ、スレーブに対して例えばGlobal Positioning System(GPS)が提供する共通世界時(Coordinated Universal Time, UTC)に同期したクロックをレファレンスとして入力し、このクロックとマスタの内部クロック、スレーブの内部クロックをマスタ、スレーブ各々にてMTIEにて比較し、スレーブにて得られたMTIEの情報を、マスタに送信することで、マスタにおいてスレーブの内部クロックとマスタの内部クロックの周波数差を測定する手法が考えられる(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1の場合にはマスタ及びスレーブ各々にGPS信号のレシーバを設置し、GPS信号を受信する必要がある。
特開2010−288085号公報
しかしながら、GPS信号のレシーバの受信状況は天候の変化、例えば落雷などの影響により劣化する可能性があり、定常的に安定して周波数同期精度の監視を行うことは難しいという課題がある。
また、受信器を地下などに設置する必要があり、GPSレシーバをGPS信号の受信できる環境に設置するのが難しい場合、UTCに同期したクロックが得られず、周波数同期精度の監視を行うことは難しいという課題もある。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、環境に左右されず安定して周波数同期制度を監視できる周波数同期精度監視方法、周波数同期精度監視装置、通信方法、及び通信システムを提供することを目的とする。
上記目標を達成するために、本発明は、スレーブから送付されるタイムスタンプを元に、マスタとスレーブにおけるクロックの周波数差をマスタで監視することとした。
具体的には、本発明に係る周波数同期精度監視方法は、マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信し、
前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較し、
前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する。
また、本発明に係る周波数同期精度監視装置は、マスタ側に配置されており、
前記マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信する時刻情報受信機能と、
前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較する比較機能と、
前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する判断機能と、
を備える。
本発明は、スレーブで計測された時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻がマスタに通知され、これらの時刻に基づいて特定の時間を設定する。特定の時間をマスタのクロックで測定した値とスレーブのクロックで計測した値とを比較することでマスタとスレーブにおけるクロックの周波数差を検出することができる。このように、本発明は、GPS信号を使用せずにマスタとスレーブにおけるクロックの周波数差を検出することができる。従って、本発明は、環境に左右されず安定して周波数同期制度を監視できる周波数同期精度監視方法及び周波数同期精度監視装置を提供することができる。
前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間又は複数回往復する時間から前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間とすることができる。
前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間又は複数回往復する時間とすることができる。
前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間を除外した時間とすることができる。
前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間及び前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間とすることができる。
本発明に係る周波数同期精度監視方法は、前記差分を前記マスタのクロックと前記スレーブのクロックとの周波数誤差として前記マスタから出力することができる。本発明は、周波数同期制度を常時監視することができる。
また、本発明は、前記周波数同期精度監視方法を所定時に行い、前記スレーブの内部クロックと前記マスタの内部クロックとの間の周波数同期精度を前記マスタにおいて監視しつつ、前記マスタと前記スレーブとの間でデータ信号を送受信する通信方法及び通信システムである。マスタが所定時に前記周波数同期精度監視方法を行うことで、スレーブの内部クロックの周波数同期精度をマスタで監視することができ、周波数同期精度が規定値内であればデータの送受信を継続し、周波数同期精度が規定値外であればデータの送受信を停止することができる。
本発明は、GPSレシーバが不要で、環境に左右されず安定して周波数同期制度を監視できる周波数同期精度監視方法、周波数同期精度監視装置、通信方法、及び通信システムを提供することができる。
PLLのブロック図の一例を説明する図である。 VCOの出力周波数と制御電圧の関係を説明する図である。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る周波数同期精度監視方法における時刻情報信号のマスタとスレーブでの時刻を説明する図である。 本発明に係る周波数同期精度監視装置を説明するブロック図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態は、内部クロックを持ち、タイムスタンプを送受信するマスタと、マスタの内部クロックの周波数に同期した内部クロックを持ち、タイムスタンプを送受信するスレーブとの間で、スレーブの内部クロックとマスタの内部クロック間の周波数同期精度が劣化しているかどうかをマスタにおいて監視する方式である。
本実施形態は、マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信し、
前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較し、
前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する周波数同期精度監視方法である。
ここで、タイムスタンプとは、時刻情報信号の送信や受信の時刻のことである。また、タイムスタンプを送信する、又は受信する、とは、送信時刻や受信時刻を時刻情報信号で送信する、又は受信する、ことを意味する。
本実施形態をより詳細に説明すれば、マスタの送信部よりランダム或いは定期的な間隔でパケットの送出する時刻Tをタイムスタンプに打刻し、打刻したタイムスタンプをスレーブに対して送信し、マスタから送付されるタイムスタンプをスレーブの受信部にて受信した時刻tを読み取り、スレーブの送信部よりマスタの受信部にむけてタイムスタンプを送信する時刻t’をスレーブ内でタイムスタンプに打刻し、前記t及びt’或いは(t’−t)をスレーブ送信部からマスタ受信部に送信し、スレーブ送信部からマスタ受信部にて受信した時刻T’をタイムスタンプに打刻し、1つ又は複数の(T,T’,t,t’)の組からマスタとスレーブの間の一往復の遅延時間(以下RTT)を算出し、複数の(T,T’,t,t’)の組と前記一往復の遅延時間とから、ある特定の時間を、マスタ、スレーブそれぞれの内部クロックで動作するカウンタそれぞれにてカウントした値を算出し、それらの値をもとにマスタとスレーブの間の周波数差を算出し、事前に設定した閾値以上の差異がある場合に、マスタとクロックとスレーブのクロックの間の周波数同期精度が劣化したと判定する。また、前記送信器と受信器のクロックの間の周波数差を受信器外部に出力してもよい。
本実施形態において、伝送路の遅延がある場合には、周波数同期精度が劣化していない場合でも、送信時刻の間隔と受信時刻の間隔が異なってくるため、伝送路の遅延は一定であることが望ましい。ただし、通常マスタとスレーブの間にスイッチやルータなどを介さない接続の場合、伝送路の遅延はほぼ一定と考えられる。
図3〜図5は、本実施形態の周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。
図3を用いてマスタの送信部及び監視部の動作を説明する。マスタの送信部及び監視部は、まず変数Kに対して1を代入し(ステップS32)、ある時間待機してから(ステップS33)、タイムスタンプの送付を行い、タイムスタンプの値を保存し(ステップS34)、KにK+1を代入する(ステップS35)こと繰り返す。ここで待機時間は、タイムスタンプの送信間隔に相当するパラメータである。この待機時間は、ある固定の時間でもよいし、ランダムな時間でもよい。またここで、Kとはスタートから該当のタイムスタンプを送出するときまでに送出した全タイムスタンプ数に相当する。
図4を用いてスレーブの動作を説明する。スレーブは、まず変数Kに対して1を代入し(ステップS42)、次にマスタからのタイムスタンプを受信するまで待機する(ステップS43)。ここで、Kとはスタートから該当のタイムスタンプを受信するときまでに受信した全タイムスタンプ数に相当する。送信器と受信器とを同時にスタートし、送信したタイムスタンプをロスなく、全て受信できた場合にはマスタ側で管理するKの値と一致する。ここでは便宜上、送信器と受信器とでKの値をもとに周波数同期精度を監視するフローを説明するが、本実施形態においてKは必ずしも必要ない。これは、周波数監視においては、マスタとスレーブとの間でやりとりされるタイムスタンプの組み合わせがマスタにおいてひもづけられていれば十分なためである。
次にマスタからのタイムスタンプTをスレーブにて受信し、その際、スレーブにてスレーブにおけるタイムスタンプtを打刻する(ステップS44)。次にスレーブからマスタにむけて、タイムスタンプt及びその送信時刻t’をタイムスタンプとして送付する(ステップS45)。ここではtとt’を個別に送付することを述べているが、後述するように必要である値はこれらの差(t’−t)であるので、tとt’を個別に送付する代わりに、(t’−t)を送付してもよい。その後KにK+1を代入し(ステップS46)、マスタからタイムスタンプを受信するまで待機する。
図5を用いてマスタの受信部及び監視部の動作を説明する。マスタの受信部及び監視部は、スレーブの送信部からのタイムスタンプt及びその送信時刻t’を受信した際、マスタにてタイムスタンプT’を打刻する(ステップS502)。ここでKが1であるか判断を行う(ステップS503)。
Kが1であればマスタとスレーブの間の一往復の遅延時間(RTT:Round Trip Time)を((T’− T)−(t−t’))として算出する(ステップS504)。ここではKが1の場合に、一組の(T,T’,t,t’)をもとにRTTを求める方式を述べたが、複数のタイムスタンプのやりとりにより、複数の(T,T’,t,t’)を得て、それらの平均値よりRTTを求めてもよい。
Kが1でない(2以上)であれば、スレーブのクロックのマスタのクロックに対する周波数差を計算により求め(ステップS505)、算出された周波数誤差をマスタ外部に通知する(ステップS506)。
ここでステップS505についてさらに説明を加える。
マスタのクロックと、スレーブのクロックの周波数差を算出するにあたっては、スタートして最初にマスタからタイムスタンプTを送信したときから、スレーブにてタイムスタンプ値T’を受信するまでの間に、周波数差が一定で、かつマスタとスレーブの間の伝搬遅延が一定であると仮定する。また送信器でのクロックの周波数をf1、受信器のクロックの周波数をf2と表す。
マスタとスレーブの間に周波数誤差が生じている場合には、それぞれの装置において時刻のカウントの速さが異なるために、カウンタの値がずれていく。このカウンタの値のずれから周波数誤差を算出する。
このときマスタとスレーブの時刻の関係は図9に示すようなものを想定している。マスタにおける各時刻TとT’、スレーブにおける時刻tとt’はそれぞれ、マスタのクロックの周波数f1,スレーブのクロックの周波数f2によって刻まれている。
周波数差の割合(f2−f1)/f1は例えば以下で算出される。ここで、周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間から前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間である。
Figure 2014086857
また、波数差の割合(f2−f1)/f1は以下でも算出することもできる。ここで、周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間である。
Figure 2014086857
また、上記では周波数差の割合を例にとって説明しているが、周波数差の割合の代わりに周波数誤差そのものを計算してもよい。ここで、f1はスレーブにて受信したい所望の周波数を表しており、スレーブにおいて既知であるとすれば、周波数差は、周波数差の割合にf1をかけることで算出される。数1及び数2に対応する周波数誤差の計算式は、それぞれ数3及び数4である。
Figure 2014086857
Figure 2014086857
このようにして得られた周波数差の割合、或いは周波数差が、予め定められた周波数差の割合の閾値(例えば5×10−8など)、或いは周波数差(例えば5Hzなど)と比較して小さいか否かの判定を行う(ステップS507)。
差分が閾値より小さい場合(ステップS507においてYes)には、周波数同期精度が劣化していないと判断し、次のタイムスタンプを受信するまで再び待機する(ステップS501)。一方、差分が閾値より大きい場合(ステップS507においてNo)には、周波数同期精度が劣化したと判断し(ステップS508)、受信器外部に周波数誤差が劣化したことを通知する(ステップS509)。
上記方法では、周波数差の割合、或いは周波数差をもとに、周波数同期精度が劣化したか否かを判定することを例に挙げたが、実際の運用の場合には、周波数差の割合、或いは周波数差を求めなくとも、位相差から周波数同期精度が劣化したか否かを判定することは可能である。例えば(T’−T)−(t−t’)の絶対値とRTTを比較することで、周波数同期精度が劣化したか否かを判定することも可能である。
また、上記方法では、マスタ及びスレーブのそれぞれについてkとk+1のタイムスタンプ値をもとに周波数差の割合等を算出することを例に挙げたが、kとk+2やkとk+3など任意のタイムスタンプ値をもとに周波数差の割合等を算出してもよい。
例えばk=mからk=n(n>m)までのタイムスタンプの組み合わせをもとに周波数差の割合を算出する式は以下のようになる。ここで、周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間及び前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間である。
Figure 2014086857
周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間を除外した時間としてもよい。
Figure 2014086857
周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間としてもよい。
Figure 2014086857
周波数差を算出する際に用いる前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間としてもよい。
Figure 2014086857
以上の方式により、GPSからの信号を用いずに、マスタ−スレーブ間の信号のみで周波数同期精度の監視を行うことができるため、天候の変化に依存せず、定常的に安定して周波数同期精度の監視を行うことが可能である。またGPS信号の受信が困難な地下へマスタ及びスレーブを設置する際にも、周波数同期精度の監視を行うことが可能である。
(実施形態2)
図6〜図8は、本実施形態の周波数同期精度監視方法を説明するフローチャートである。実施形態1の周波数同期精度監視方法との違いは、周波数同期精度が劣化した際に同期精度が劣化したことを受信器外部に通知し、その後制御フローを終了せず、継続的に監視を行う点にある。これによって一度周波数同期精度が劣化した場合でも、その後の周波数同期精度を継続的に監視することができる。
(実施形態3)
本実施形態の周波数同期精度監視装置は、実施形態1及び実施形態2で説明した周波数同期精度監視方法を実現するマスタに備えられる装置である。本実施形態の周波数同期精度監視装置は、マスタ側に配置されており、
前記マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信する時刻情報受信機能と、
前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較する比較機能と、
前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する判断機能と、
を備える。
図10は本実施形態の周波数同期精度監視装置の構成を説明する図である。
本実施形態をより詳細に説明すれば、内部クロック21を持ち、データ信号及びタイムスタンプを送受信するマスタ100と、マスタ100の内部クロック21の周波数に同期したクロックを持ち、データ信号及びタイムスタンプを送受信するスレーブ200との間で動作するマスタ100における周波数同期精度監視装置であって、マスタ100の送信部22よりランダム或いは定期的な間隔でパケットの送出する時刻Tをタイムスタンプに打刻する機能(タイムスタンプ生成部23)と、打刻したタイムスタンプをスレーブに対して送信する機能(タイムスタンプ送信部24)と、マスタ100から送付されるタイムスタンプをスレーブ200の受信部にて受信した時刻tを読み取る機能と、スレーブ200の送信部よりマスタ100の受信部25にむけてタイムスタンプを送信する時刻t’をスレーブ200内でタイムスタンプに打刻する機能と、前記t及びt’をスレーブ送信部からマスタ受信部25に送信する機能と、スレーブ送信部からマスタ受信部25にて受信した時刻T’をタイムスタンプに打刻する機能(タイムスタンプ生成部23)と、1つ又は複数の(T,T’,t,t’)の組とからマスタ100とスレーブ200の間の一往復の遅延時間を算出する機能と、複数の(T,T’,t,t’)の組と前記一往復の遅延時間とから、ある特定の時間間隔を、マスタ、スレーブそれぞれの内部クロックで動作するカウンタそれぞれにてカウントした値を算出する機能と、それらの値をもとにマスタとスレーブの間の周波数差を算出し、事前に設定した閾値以上の差異がある場合に、マスタとクロックとスレーブのクロックの間の周波数同期精度が劣化したと判定する機能(周波数差検出部26)とを有する。周波数差検出部26が比較機能と判断機能を有する。
送信部22は、タイムスタンプ送信部24とデータ送信部31からなる。外部より入力されたデータはデータ送信部31に入力され、マスタ−スレーブ間のデータの送受信可能なフォーマットに変換され、スレーブ200へと送信される。送信するタイミングでタイムスタンプ生成部23へと、タイムスタンプを生成するよう制御信号を送る。
これによってタイムスタンプ生成部23ではタイムスタンプを生成し、タイムスタンプ送信部24へとタイムスタンプを送付する。得られたタイムスタンプをもとにタイムスタンプ送信部24にてマスタ−スレーブ間のデータの送受信可能なフォーマットに変換され、スレーブ200へと送信される。
受信部25はタイムスタンプ読み取り部32とデータ読み取り部33により構成される。タイムスタンプ読み取り部33ではスレーブ200から得られたタイムスタンプの値を読み出し、またタイムスタンプが受信された際、タイムスタンプ生成部23へと、タイムスタンプ生成するよう制御信号を送る。また読み出したタイムスタンプの値をタイムスタンプ保持部34へと送付し、タイムスタンプ保持部34にて保持する。データ読み取り部33では、スレーブ200から送付されたデータを読み出し、マスタ外部へと出力する。
監視部35はカウンタ36、タイムスタンプ生成部23、タイムスタンプ保持部34、周波数差検出部26からなる。カウンタ36は、マスタ100の内部クロック21(例えば水晶振動子)から供給されたクロックをもとにカウンタを動作させる。このカウンタ値は常にタイムスタンプ生成部23へと送付され、タイムスタンプ生成部23にてタイムスタンプを生成する際に利用される。
タイムスタンプ生成部23は、タイムスタンプ送信部24及びタイムスタンプ読み取り部32が生成する制御信号が送られてきた場合に、カウンタから得られるカウンタ値を基としてタイムスタンプを生成する。タイムスタンプ送信部24が生成した制御信号が送付された際は、生成したタイムスタンプをタイムスタンプ送信部24へ送付するとともにタイムスタンプ保持部34へと送付する。タイムスタンプ生成部23は、タイムスタンプ読み取り部32が生成した制御信号が送付された際は、生成したタイムスタンプをタイムスタンプ保持部34へと送付する。
タイムスタンプ保持部34は、タイムスタンプ生成部23より送付されたタイムスタンプを保持し、周波数差検出部26へと保持しているタイムスタンプを必要に応じて送付する。周波数差検出部26は、タイムスタンプ保持部34より送付されたタイムスタンプをもとに、数1〜数8を用いて、周波数差の割合、周波数差、或いは位相差等の周波数同期精度が劣化したか否かを判断するために必要な値を算出する。そして、周波数差検出部26は、算出した値とあらかじめ定められた閾値と比較することで、同期精度が劣化したか否かを判定し、周波数誤差と同期精度が劣化したか否かを装置外部へ出力する。また周波数差検出部26は、マスタ外部へと周波数誤差(例えば周波数差の割合、或いは周波数差等)を出力する。
ここで内部クロック21として、例えば恒温槽付水晶発振器(Oven Controlled Xtal Oscillator,OCXO)を用いることが考えられる。内部クロック21の周波数とカウンタ36に入力すべきクロックの周波数が異なる場合は、逓倍器或いは分周器等のクロック抽出部を用いることで、周波数を合わせて入力してもよい。
また図3〜図8のような監視フローは、クロック抽出部が出力するクロックの周波数が安定してからをスタートするのが望ましい。例えばOCXOの場合、恒温槽が十分温まることで出力クロックが安定するため、オーブンを温めるのにかかる時間に比べて十分長い時間待機することで、マスタの内部クロック21を安定させることができる。
また本実施形態ではマスタ内の周波数差検出部26において、タイムスタンプの値をもとに、マスタ内部で周波数同期精度が劣化したか否かを判定し、周波数誤差等を算出することを例に挙げたが、タイムスタンプの値をマスタ外部に通知して、マスタ外部にて周波数同期精度の劣化したか否かを判定する、或いは周波数誤差等を算出するような構成も考えられる。
このようなマスタによれば、GPSからの信号を用いずに、マスタ−スレーブ間の信号のみで周波数同期精度の監視を行うことができるため、天候の変化に依存せず、定常的に安定して周波数同期精度の監視を行うことが可能である。またGPS信号の受信が困難な地下へマスタ及びスレーブを設置する際にも、周波数同期精度の監視を行うことが可能である。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態1又は2で説明した周波数同期精度監視方法を所定時に行い、スレーブ200の内部クロックとマスタ100の内部クロックとの間の周波数同期精度をマスタ100において監視しつつ、マスタ100とスレーブ200との間でデータ信号を送受信する通信方法及び通信システムである。マスタ100が所定時に周波数同期精度監視方法を行うことで、スレーブ200の内部クロックの周波数同期精度をマスタ100で監視することができる。マスタ100及びスレーブ200は、周波数同期精度が規定値内であればデータの送受信を継続し、周波数同期精度が規定値外であればデータの送受信を停止する。その際に、マスタ100は、スレーブ200の内部クロックの同期精度が劣化している旨のアラームを上げることができる。
以下は、本実施形態の周波数同期精度監視方法及び周波数同期精度監視装置を説明したものである。
(1):時刻情報のやりとりを行う、対向する送受信器の間で動作するマスタにおける周波数同期精度の監視方式であって、ランダム或いは定期的な間隔でタイムスタンプをマスタから送信し、前記タイムスタンプの送信時刻をマスタにて保持し、またマスタからスレーブに送付されたタイムスタンプをスレーブにおいて受け取った際のスレーブにおけるタイムスタンプの受信時刻と、スレーブからマスタに対してタイムスタンプを送信する際の送信時刻とをスレーブからタイムスタンプとしてマスタに送付された際、マスタにおいてスレーブから送信されたタイムスタンプの値を読み出し、マスタにおいて保持し、またスレーブからタイムスタンプを受信した時刻をマスタにおいて保持し、保持されている複数のタイムスタンプ値からマスタ−スレーブ間の一往復の遅延時間を算出し、複数のタイムスタンプ値とマスタ−スレーブ間の一往復の遅延時間から、ある特定の時間間隔を、マスタ、スレーブそれぞれのクロックで動作するカウンタにてカウントした値を算出し、そのカウント差からマスタ、スレーブの周波数差を算出し、事前に設定した閾値以上の差異がある場合に、マスタのクロックとスレーブのクロックの間の周波数同期精度が劣化したと判定し、外部に劣化したことを通知する周波数同期精度の監視方式。
(2):前記のある特定の時間間隔として、一往復、或いは複数往復のタイムスタンプのやりとりにかかる時間から、タイムスタンプの伝送遅延を引いた時間を用いることを特徴とする上記(1)に記載の周波数同期精度の監視方式。
(3):前記のある特定の時間間隔として、一往復、或いは複数往復のタイムスタンプのやりとりにかかる時間を用いることを特徴とする上記(1)に記載の周波数同期精度の監視方式。
(4):前記のある特定の時間間隔として、タイムスタンプの往復のやりとりを終えた後、次に再度往復のやりとりを始めるまでにかかる時間を、複数往復のタイムスタンプのやりとりにかかる時間から引いた時間を用いることを特徴とする上記(1)に記載の周波数同期精度の監視方式。
(5):前記のある特定の時間間隔として、タイムスタンプの一往復のやりとりを終えてから、次に再度一往復のやりとりを行うまでにかかる時間と、タイムスタンプの伝搬遅延を引いた時間とを、複数往復のタイムスタンプのやりとりにかかる時間から引いた時間を用いることを特徴とする上記(1)に記載の周波数同期精度の監視方式。
(6):前記マスタとスレーブのクロックの間の周波数差を、受信器外部に周波数差を出力することを特徴とする、上記(1)−(5)に記載の周波数同期精度の監視方式。
(7):時刻情報のやりとりを行う、対向する送受信器の間で動作するマスタにおける周波数同期精度の監視装置であって、ランダム或いは定期的な間隔でタイムスタンプをマスタから送信する機能と、その送信時刻をマスタにて保持する機能と、またマスタからスレーブに送付されたタイムスタンプをスレーブにおいて受け取った際のスレーブにおけるタイムスタンプの受信時刻と、スレーブからマスタに対してタイムスタンプを送信する時刻とをスレーブからタイムスタンプとして送付された際、マスタにおいてスレーブから送信されたタイムスタンプの値を読み出す機能と、マスタにおいて保持する機能と、またスレーブからタイムスタンプを受信した時刻をマスタにおいて保持する機能と、保持されている複数のタイムスタンプ値からマスタ−スレーブ間の一往復の遅延時間を算出する機能と、複数のタイムスタンプ値とマスタ−スレーブ間の一往復の遅延時間から、ある特定の時間間隔を、マスタ、スレーブそれぞれのクロックで動作するカウンタにてカウントした値を算出する機能と、そのカウント差からマスタ、スレーブの周波数差を算出する機能と、事前に設定した閾値以上の差異がある場合に、マスタのクロックとスレーブのクロックの間の周波数同期精度が劣化したと判定する機能と、外部に劣化したことを通知する機能とを有する、周波数同期精度の監視装置。
これによってGPSからの信号を用いずに、マスタ−スレーブ間の信号のみで周波数同期精度の監視を行うことができるため、天候の変化に依存せず、定常的に安定して周波数同期精度の監視を行うことが可能である。またGPS信号の受信が困難な地下へマスタ及びスレーブを設置する際にも、周波数同期精度の監視を行うことが可能である。
11:位相比較器
12:フィルタ
13:電圧制御発振器
14:分周器
21:内部クロック
22:送信部
23:タイムスタンプ生成部
24:タイムスタンプ送信部
25:受信部
26:周波数差検出部
31:データ送信部
32:タイムスタンプ読み取り部
33:データ読み取り部
34:タイムスタンプ保持部
35:監視部
100:マスタ
200:スレーブ

Claims (9)

  1. マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信し、
    前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較し、
    前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する周波数同期精度監視方法。
  2. 前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間又は複数回往復する時間から前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間であることを特徴とする請求項1に記載の周波数同期精度監視方法。
  3. 前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で一往復する時間又は複数回往復する時間であることを特徴とする請求項1に記載の周波数同期精度監視方法。
  4. 前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間を除外した時間であることを特徴とする請求項1に記載の周波数同期精度監視方法。
  5. 前記特定の時間は、前記時刻情報信号が前記マスタと前記スレーブとの間で複数回往復する時間から、前記時刻情報信号の送受信が完了した後から前記時刻情報信号の送受信を再度開始するまでの時間及び前記時刻情報信号の往復遅延時間を除外した時間であることを特徴とする請求項1に記載の周波数同期精度監視方法。
  6. 前記差分を前記マスタのクロックと前記スレーブのクロックとの周波数誤差として前記マスタから出力することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の周波数同期精度監視方法。
  7. マスタ側に配置されており、
    前記マスタとスレーブとの間で送受信される時刻情報信号を利用して、前記スレーブのクロックで計測した前記時刻情報信号の受信時刻及び送信時刻を前記マスタで受信する時刻情報受信機能と、
    前記時刻情報信号に基づいて設定される特定の時間について、前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値とを前記マスタで比較する比較機能と、
    前記マスタのクロックでの計測値と前記スレーブのクロックでの計測値との差分が所定の閾値以上である場合に前記マスタのクロックに対する前記スレーブのクロックの周波数同期精度が劣化したと前記マスタで判断する判断機能と、
    を備える周波数同期精度監視装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載の周波数同期精度監視方法を所定時に行い、前記スレーブの内部クロックと前記マスタの内部クロックとの間の周波数同期精度を前記マスタにおいて監視しつつ、前記マスタと前記スレーブとの間でデータ信号を送受信する通信方法。
  9. マスタとスレーブとの間でデータ信号を送受信する通信システムであって、
    前記マスタは、請求項7に記載の周波数同期精度監視装置を有し、前記スレーブの内部クロックと前記マスタの内部クロックとの間の周波数同期精度を所定時に監視することを特徴とする通信システム。
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