JP2014085857A - 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム - Google Patents

電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014085857A
JP2014085857A JP2012234548A JP2012234548A JP2014085857A JP 2014085857 A JP2014085857 A JP 2014085857A JP 2012234548 A JP2012234548 A JP 2012234548A JP 2012234548 A JP2012234548 A JP 2012234548A JP 2014085857 A JP2014085857 A JP 2014085857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication mode
communication
information terminal
electronic device
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012234548A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshinaga
崇志 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2012234548A priority Critical patent/JP2014085857A/ja
Priority to US13/956,950 priority patent/US8713212B1/en
Publication of JP2014085857A publication Critical patent/JP2014085857A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4247Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a daisy chain bus
    • G06F13/426Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a daisy chain bus using an embedded synchronisation, e.g. Firewire bus, Fibre Channel bus, SSA bus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2213/00Indexing scheme relating to interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F2213/0042Universal serial bus [USB]

Abstract

【課題】 通常モードと独自通信モードの機能を評価し、より高評価のモードで通信をすることを選択可能にすることができる「電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、電子システム、情報端末装置」を提供する。
【解決手段】 本発明の電子装置は、スマートフォンとUSB接続を接続手段と、スマートフォンに予め用意されたデバイスクラスを使用して通信をする通常モードと、独自通信モードへの切り替えを要求する要求手段と、独自通信モードへの切り替え要求後に通常の通信モードで使用可能なデバイスクラスを検索する検索手段と、検索結果に基づき、通常の通信モードに不利な変更が生じたか否かを判定する判定手段と、不利な変更が生じたと判定されたとき、USB接続をリセットするリセット手段とを有する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子装置、情報端末装置およびこれらを用いた電子システムに関し、特に、情報端末装置が接続されたとき情報端末装置と電子装置間の通信制御に関する。
近年、スマートフォンなどに代表される多機能型携帯電話の利用が普及するにつれ、車内でスマートフォンを使用する頻度が高まっている。スマートフォンには、3G回線、USB(Universal Serial Bus)接続、WiFi、Bluetooth(登録商標)など無線データ通信など通信機能が搭載され、これらを利用して音声通話やインターネット等を介してデータ通信を行うことが可能である。また、スマートフォンは、それ単体で使用される以外に、車載機と接続することで、車載機からスマートフォンを遠隔操作したり、スマートフォンの画面を車載機のディスプレイへ拡大表示することが可能になっている。
スマートフォンは、USB接続やその他の通信手段を用いて車載機に接続することが可能である。USBは、PCと周辺機器を接続するための標準的なインターフェースとして利用されている。USBでは、周辺機器の機能によってグループ分けされた デバイスクラスと呼ばれる仕様群が定義され、それぞれのクラスの仕様に従って作成されたデバイスには、統一した制御インターフェースが用意され、クラスの仕様に準拠した機器類は、クラスドライバと呼ばれる共通のデバイスドライバによって動作させることができる。例えば、USBメモリは、マスストレージクラスに属し、OS側がマスストレージクラス対応のクラスドライバを用意していれば、新たにドライバをインストールすることなく、USBメモリを動作させることが可能である。
近年では、MP3プレーヤなどの機器がマスストレージクラスを実装し、デジタルカメラなどの機器も、直接プリンタに出力する場合に利用するスチルイメージクラスなどを実装している。特許文献1では、デバイスクラスの選択を間違えないようにするため、USBホストが接続されたとき、複数のデバイスクラスの中から所望の1つのデバイスクラスを表示させ、そこに表示されたデバイスクラスの選択を促すUSB周辺装置が開示されている。また、特許文献2では、USBホスト制御部がサポートするデバイスクラスのうち接続を許容する接続対象クラスをユーザー設定し、USBデバイスが接続される際、デバイスクラスがユーザー設定の接続対象クラスと一致するUSBデバイスのみ接続を許容することで、電子機器と複数デバイスクラスのUSBデバイスを接続して利用する場合に、常に適切なクラスで接続できるようにしている。
特開2006−180356号公報 特開2008−152404号公報
Android端末等のスマートフォンにおいて、周辺機器との通信方法の柔軟性を高めるため、USBバスの機能を切り替えることで、独自プロトコルを使った自由通信(以下、独自通信モードと呼ぶ)を行うモードへの切り替えが可能になっている(例えば、Android open accessory protocol)。図1は、車載機とスマートフォンのレイヤの構成を示す図である。車載機10およびスマートフォン20は、いずれもUSBホストまたはUSB周辺機器になり得るが、ここでは、車載機10がUSBホスト、スマートフォン20がUSB周辺機器である。
車載機10は、上位からアプリケーション層11、各クラスドライバ層12、USBホストドライバ13、Windows Automotive 7のOS(Operating system)14、ハードウエア15等を含んでいる。他方、スマートフォン20は、上位からアプリケーション層21、各クラスドライバ層22、USBデバイスドライバ23、AndroidのOS24、ハードウエア25を含んでいる。スマートフォン20のクラスドライバ層22には、例えばマスストレージクラスや通信デバイスクラス(NCM)などが用意されている。そして、車載機10のUSBホストドライバ23には、マスストレージクラス、通信デバイスクラス(NCM)などを動作するためのドライバが用意されている。
図2は、USBバスを通常の通信モードから独自通信モードに切り換えるときの動作シーケンスを示す図である。車載機10とスマートフォン20とがUSBケーブルで接続され、車載機10がUSBホストとして動作し、スマートフォン20がUSB周辺機器として動作するとき、例えば、車載機10は、スマートフォン20に対し音楽再生コマンドを送信し、スマートフォン20は、このコマンドに応答してオーディオデータを車載機10へ転送する。車載機10は、受信したオーディオデータを自身のアンプやスピーカを利用して出力する。
ここで、車載機10が独自制御コマンドを利用することができる独自通信モードへの切り替えを要求すると、スマートフォン20は、対応アプリケーションを起動し、VID(Vender ID)/PID(Product ID)を変化させることで、通常のデバイスクラスを利用した通信モードから独自通信モードにUSBバスを切り替える。これにより、車載機10とスマートフォン20とは、自由なプロトコルで通信を行うことが可能になる。しかし、この独自通信モードは、個別端末のデバイスクラス/クラスドライバで実装されている機能ではなく、OS側で用意されている特殊な通信モードであるため、本来端末が備えていたUSBインターフェース(デバイスクラス)が使えなくなる例が存在する。例えば、ミラーリンク、音楽ファイル再生などの動作が不可能になることがある。
車載機10とスマートフォン20を接続したときのもっとも高いプライオリティをもつものは、ミラーリンクである。ミラーリンクとは、車載機10を、あたかもスマートフォン20の入出力装置として機能させるものであり、スマートフォン20の画面に表示される映像と同一の映像を車載機10のディスプレイに拡大して表示させたり、車載機10のタッチパネル等の入力を利用してスマートフォン20を遠隔操作することができる。
図3(A)は、ミラーリンクが使用不可になる例を示している。独自通信モードに切り替える前では、ミラーリンクに使用するCDC/NCMクラスおよびCDC Network DataクラスがUSBインターフェースとして利用可能なものとして割り当てられているが、独自通信モードに切り替えたことで、スマートフォン20は、CDC/NCMクラスおよびCDC Network Dataクラスを消去し、USBインターフェースとして利用可能なものをAndroid Open Accessory クラスへ変更してしまう。そのため、ミラーリンクが使用不可能になってしまう。
図3(B)は、音楽ファイルの再生が不可になる例を示している。独自通信モードへの切替前では、USBインターフェースとしてマスストレージクラスを用いてスマートフォン20の音楽ファイルを再生させることが可能であるが、独自通信モードへ切り替えたことで、スマートフォン20のUSBインターフェースからマスストレージクラスが消滅し、利用可能なクラスがAndroid Open Accessory クラスへ変更されてしまう。このため、音楽ファイルの再生ができなくなってしまう。
図3(C)は、音楽ファイルの再生、ミラーリンクが不可になる例を示している。独自通信モードの切り替え前では、USBインターフェースとしてマスストレージクラスを用いて音楽ファイルを再生し、通信デバイスクラス(NCM)によりミラーリンクが可能であるが、独自通信モードに切り替えることで、マスストレージクラスおよび通信デバイスクラス(NCM)が消滅し、Android Open Accessory クラスへ変更されてしまい、音楽ファイルの再生およびミラーリンクが使用できなくなってしまう。
このように、予め用意されたUSBインターフェースとしてのデバイスクラスを利用した通常モードから独自プロトコルを使った独自通信モードへ切り換えると、既存の機能を使用することができなくなる事態が発生する。この場合、通常モードと独自通信モードの機能を評価し、より高評価のモードで通信をすることを選択可能にすることが望ましい。
そこで本発明は、通常モードまたは独自通信モードのいずれかを選択可能な電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、電子システム、情報端末装置を提供することを目的とする。
さらに本発明は、通常モードのコマンドと独自通信コマンドが同一バスで共存できない場合、独自通信コマンドを別の代替接続に適切に割り振ることができる電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、電子システム、情報端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報端末装置と接続可能な電子装置は、前記情報端末装置とUSB接続を可能にする接続手段と、前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と通信する第1の通信モード手段と、第1の通信モード手段と異なる第2の通信モード手段への切り替えを前記情報端末装置に要求する要求手段と、第2の通信モード手段への切り替え要求後に第1の通信モード手段で使用可能なデバイスクラスを検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果に基づき、第1の通信モード手段に不利な変更が生じたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により不利な変更が生じたと判定されたとき、前記接続手段のリセットを可能にするリセット手段とを有する。
好ましくは電子装置はさらに、前記USB接続と代替可能な代替接続情報を取得する代替接続情報取得手段と、前記リセット手段によるリセット後に、前記代替接続情報に基づき前記情報端末装置と代替接続を可能にする代替接続手段とを有する。
好ましくは前記リセット手段は、ユーザーに前記接続手段の抜き差しを要求する警告を含む。好ましくは前記判定手段は、デバイスクラスの重み付けを表した判定テーブルを予め用意し、当該判定テーブルを参照して不利な変更が生じたか否かを判定する。好ましくは前記判定手段は、第2の通信モード手段への切り替え前に使用されていたデバイスクラスが使用できなくなったとき、不利な変更が生じたと判定する。好ましくは前記判定手段は、第2の通信モード手段への切り替え前後で使用可能なデバイスクラスの数が減少したとき、不利な変更が生じたと判定する。好ましくは第1の通信モード手段は、前記リセット手段によるリセット後に、第1の通信モードによる通信を再確立する。好ましくは前記電子装置は、第1の通信モード手段によりミラーリンクで動作する。
本発明に係る情報端末装置と接続可能な電子装置の通信制御方法は、前記情報端末装置とUSB接続するステップと、前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と第1の通信モードで通信するステップと、第1の通信モードと異なる第2の通信モードへの切り替えを前記情報端末装置に要求するステップと、第2の通信モードへの切り替え要求後に第1の通信モードで使用可能なデバイスクラスを検索するステップと、検索結果に基づき、第1の通信モードに不利な変更が生じたか否かを判定するステップと、不利な変更が生じたと判定されたとき、USB接続のリセットを可能にするステップとを含む。
本発明に係る情報端末装置と接続可能な電子装置が実行する通信制御プログラムは、前記情報端末装置とUSB接続するステップと、前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と第1の通信モードで通信するステップと、第1の通信モードと異なる第2の通信モードへの切り替えを前記情報端末装置に要求するステップと、第2の通信モードへの切り替え要求後に第1の通信モードで使用可能なデバイスクラスを検索するステップと、検索結果に基づき、第1の通信モードに不利な変更が生じたか否かを判定するステップと、不利な変更が生じたと判定されたとき、USB接続のリセットを可能するステップとを含む。
本発明に係る電子システムは、上記特徴を備えた電子装置と、前記接続手段を介して電子装置に接続された情報端末装置とを含み、前記情報端末装置は、第2の通信モードへの切り替えの要求に応答してアプリケーションを起動し、前記アプリケーションは、前記代替接続情報を前記電子装置に通知する。好ましくは前記情報端末装置は、前記接続手段のリセット後に、第1の通信モードおよび前記代替接続手段で前記電子装置と通信をする。
本発明に係る電子装置と接続可能な情報端末装置は、前記電子装置とUSB接続を可能にする接続手段と、予め用意されたデバイスクラスを使用して前記電子装置と通信する第1の通信モード手段と、電子装置から第1の通信モード手段と異なる第2の通信モードへの切り替えの要求に応答して、第2の通信モードでの通信を可能にする第2の通信モード手段と、第2の通信モードへの切り替え要求に応答して、代替接続が可能な代替接続情報を電子装置に提供する提供手段と、前記接続手段がリセットされた後に、前記電子装置との間で第1の通信モード手段による通信および前記代替接続手段による通信を可能にする通信手段とを有する。
好ましくは情報端末装置はさらに、第2の通信モードへの切り替え要求に応答して起動される応対アプリケーションを含み、応対アプリケーションは、前記提供手段および前記通信手段を実行する。好ましくは前記応対アプリケーションは、第2の通信モードへの切り替え要求に応答して外部サーバーから取得される。
本発明によれば、第1の通信モード手段に不利な変更が生じたか否かを判定し、不利な変更が生じた場合にはUSB接続のリセットを可能にすることで、第1の通信モード手段の選択が容易になる。また、代替接続を可能にすることで、第1の通信モード手段と第2の通信モード手段による通信をそれぞれ同時に行うことができる。これにより、第2の通信モード手段への切り替えによる不利な変更を治癒することができる。
車載機とスマートフォンのレイヤの構成例を示す図である。 車載機とスマートフォンとがUSBケーブルで接続されているとき、スマートフォンのUSBバスを独自通信モードに切り換えるときの動作シーケンスを示す図である。 独自通信モードへの切替前後のUSBインターフェースにより使用可能なデバイスクラスを示す例である。 本発明の実施例に係る車載電子システムの構成を示す図である。 図4に示す車載機の典型的な構成を示すブロック図である。 車載機の通信制御プログラムの機能的な構成を示すブロック図である。 スマートフォンの典型的な構成を示すブロック図である。 電子システムにおいて独自通信モードへの切り替えを行う際の通信制御を説明するフローチャートである。 図9(A)〜(C)は、不利な変更が生じたか否かを判定する判定テーブルの例、図9(D)は、判定テーブルによる判定結果の例である。 本実施例に係る電子システムの通信制御の一例を示すフローチャートである。 本実施例の通信制御を用いないときの電子システムの通信制御の一例を示すフローチャートである。 ミラーリンクの切り替えの前後、独自通信モードへの切り替え前後のデバイスクラスの変化を説明する図である。 本発明の第2の実施例による通信制御を説明するフローチャートです。 本発明の第2の実施例を使用しないときの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して詳細に説明する。ここでは、好ましい例として、車載機と当該車載機に接続されたスマートフォンとを有する車載電子システムを示す。但し、本発明は、このような車載機とスマートフォンを接続する車載電子システムに限定されるものではない。車載機は、車両に搭載される電子装置であり、そこに含まれる機能は、特に制限されるものではないが、例えば、オーディオ・ビデオ再生機能、地上デジタルテレビ放送を受信する機能、ナビゲーション機能、データ通信機能などを含むことができる。また、車載機に接続される装置は、スマートフォンに限らず、他の端末装置、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ、タブレット型のPC、ポータブルな情報処理装置などであってもよい。
図4は、本発明の実施例に係る車載電子システムの一例を示す図である。車載機110は、車両に搭載された電子装置であり、それ自身がメディア再生機能、テレビ受信機能、データ通信機能を備えることができる。スマートフォン120は、USBケーブルやその他の通信手段を用いて車載機110と接続することが可能である。スマートフォン120がUSBケーブルにより車載機110と接続されたとき、本実施例では、車載機110がUSBホストとして動作し、スマートフォン120がUSB周辺機器として動作する例を示している。
車載機110とスマートフォン120とがUSB接続されたとき、車載機120は、スマートフォン120に予め用意されたUSBインターフェースとしてのデバイスクラスに対応するクラスドライバによってスマートフォン120を動作させることができる。例えば、車載機110は、スマートフォン120とミラーリンクを構成することで、スマートフォン120から転送された画像データを自身のディスプレイに表示し、あるいは車載機110の入力インターフェースを用いてスマートフォン120への入力を与えることができる。さらに、車載機110からのコマンドによりスマートフォン120に記憶された所望の音楽ファイルの再生を指示し、スマートフォン120から転送されたオーディオデータを自身のスピーカから出力することができる。
図5は、車載機110の典型的な構成例を示すブロック図である。車載機110は、ユーザーからの入力を受け取る入力部200、スマートフォン120等の外部機器やネットワーク等との通信接続を可能にするUSB/データ通信部210、表示部220、音声を出力する音声出力部230、オーディオ・ビデオデータの再生を行うメディア再生部240、各部を制御する制御部250、プログラムデータを格納するプログラムメモリ260、種々のデータを記憶するデータメモリ270とを備えている。
好ましくは、入力部200は、リモコン、カーソル、ディスプレイへのタッチパネル入力等を含む。USB/データ通信部210は、スマートフォン120とUSB接続を可能にし、さらにWiFi、Bluetooth(登録商標)、LAN、無線LANなどの有線、無線の通信手段を備える。プログラムメモリ260には、図1に示したように、各部を制御するためのOSとして、例えば、Windows Automotive7が記憶される。またプログラムメモリ260には、スマートフォン120がUSB周辺機器として接続されたとき、スマートフォン120に用意されたデバイスクラスに応じてスマートフォン120を動作させるためのクラスドライバが記憶される。さらに本実施例では、プログラムメモリ260には、スマートフォン120を独自通信モードに切り替えるときの通信制御プログラムが記憶される。制御部250は、中央処理装置(CPU)またはマイクロコントローラなどの処理装置を含んで構成され、プログラムメモリ260に記憶されたプログラムデータをロードし、これを実行することで各部を制御する。
図6に、本実施例の通信制御プログラムの機能的なブロックを示す。本実施例の通信制御プログラム270は、車載機110とスマートフォン120とがUSB接続されている状態で、車載機110がスマートフォン120に対し独自プロトコルを用いた独自通信モードの切り替え要求を行うときの通信を制御する。同図に示すように、通信制御プログラム270は、独自通信モードへの切り替えを要求する通信モード切替要求部272と、切り替え要求を行った後に使用可能なデバイスクラスを検索するデバイスクラス検索部274と、検索されたデバイスクラスに基づき通信モードの切り替えによる変更に不利が生じたか否かを判定する判定部276と、判定部276の判定結果に基づきバスリセットまたは警告を与えるリセット/警告部278とを含んでいる。これらの詳細な動作は、後述する。
図7は、スマートフォンの典型的な構成例を示すブロック図である。スマートフォン120は、ユーザーからの入力を受け取る入力部300、車載機110等の外部機器やネットワーク等との通信接続を可能にするUSB/データ通信部310、表示部320、音声を出力する音声出力部330、オーディオ・ビデオデータの再生を行うメディア再生部340、各部を制御する制御部350、プログラムデータを格納するプログラムメモリ360、種々のデータを記憶するデータメモリ370とを備えている。また、ここには図示しないが、スマートフォン120には音声通話する機能も搭載される。
好ましくは、入力部300は、ディスプレイへのタッチパネル入力、音声入力等を含む。USB/データ通信部310は、車載機110とUSB接続を可能にし、さらにWiFi、Bluetooth(登録商標)、LAN、無線LANなどの有線、無線の通信手段を備える。プログラムメモリ360には、図1に示したように、各部を制御するためのOSとして、例えば、Android OSが記憶される。またプログラムメモリ360には、スマートフォン120をUSB周辺機器として動作可能にするためのデバイスクラスが記憶される。制御部350は、中央処理装置(CPU)またはマイクロコントローラなどの処理装置を含んで構成され、プログラムメモリ360に記憶されたプログラムデータをロードし、これを実行することで各部を制御する。
次に、本発明の第1の実施例による車載電子システムの通信制御について説明する。図8は、車載電子システムにおいて独自通信モードへの切り換えを行う際の通信制御を説明するフォローチャートである。USBケーブルを介してスマートフォン120が車載機110に接続されると、車載機110は、USB周辺機器としてスマートフォン120が接続されたことを自動的に検知し、スマートフォン120からUSBインターフェースの詳細を定義したディスクリプタを取得する。スマートフォン120で使用可能なデバイスクラスは、ディスクリプタによって識別することができる。車載機110は、ディスクリプタを解釈することで、スマートフォン120の動作に必要なデバイスクラスを認識し、デバイスクラスに対応するクラスドライバをロードする。これにより、車載機110は、デバイスクラスの通信プロトコルによりスマートフォン120とUSB通信が可能となる(S101)。
車載機110において、スマートフォン120で用意されたデバイスクラス以外の通信プロトコルを用いた独自制御コマンドによる通信を行う場合、あるいはデバイスクラスでサポートされている機能以外の機能を実行しようとする場合、通信モード切替要求部272は、スマートフォン120に対しUSB通信を通常モードから独自通信モードへの切り替えを要求するためのコマンドを送信する(S102)。
スマートフォン120は、切り換え要求のコマンドに応答して、独自プロトコルを使用した独自通信モードへ移行する(S103)。例えばAndroid OSでは、Android open accessory protocolである。通信モード切替要求が行われると、次に、デバイスクラス検索部274は、スマートフォン120に対しUSB機能の検索を行う(S104)。すなわち、独自通信モードへの切り替え後にスマートフォン120で利用できるデバイスクラスを検索する。この検索は、スマートフォン120からディスクリプタを再取得することで、利用可能なデバイスクラスが再確認される。この検索結果は、メモリ等に保持される。
次に、判定部276は、検索結果に基づき、独自通信モードへの切り替えにより不利な変更が生じたか否かを判定する(S105)。不利な変更か否かの判定方法は、独自通信モードへの切り換え前に使用可能なデバイスクラスと独自通信モードへの切り換え後に利用可能なデバイスクラスとを比較し、例えば、デバイスクラスの数が一定以上減少しているとき、不利な変更が生じたと判定することができる。あるいは、独自通信モードへの切り換え前に使用していたデバイスクラスが、切り替え後に継続して使用できれば、不利な変更がなく、使用不可であれば、不利な変更があると判定する。
さらに、判定部276は、デバイスクラスの重み付けを表した判定テーブルを予め用意しておき、当該判定テーブルを参照して不利な変更か否かを判定するようにしてもよい。好ましくは、次のような要素で判定テーブルを作り、各要素ごとに重要度を割り振り、独自通信モードに切り替えない状態で使うほうが有用か、切り替えた方が有用か評価する。
・車載機側の機能
ミラーリンク対応の有無
マスストレージ内蔵音楽の再生の可否
他の通信バスで通信を代替できるか否か
・ユーザーの好み
スマートフォン内の音楽を聴くか
ミラーリンクを使うか
メーカー独自定義の通信を使用するか
判定例:判断要素を用いて、各機能を点数化した判定テーブルを予め用意し、独自通信モードを使用すべきかどうかを判定する。図9(A)に判定テーブルAを示す。判定テーブルAは、車載機がWiFiやBluetoothなどの他の通信バスを別途持っている場合で、音楽再生等でマスストレージやミラーリンクの利用が考えられる場合の重み付けである。USBによる通信は、WiFiやBluetooth等の無線通信に比べ設定の手間が少なく安定的に通信できる。このため、独自通信モードの点数を「1」と低く設定するが、「0」評価にはせず多少の評価値を与えるのが妥当と考えられる。
図9(B)に判定テーブルBを示す。判定テーブルBは、車載機が通信バスを別途持っておらず、USBインターフェースとしてのマスストレージによる音声再生やミラーリンクをユーザーが優先しない場合である。この場合には、マスストレージクラスおよびNCMクラスの点数を「1」とし、独自通信モードの点数を「10」の高得点にする。
図9(C)に判定テーブルCを示す。判定テーブルCは、車載機が通信バスを別途持っていないが、音楽再生等でマスストレージやミラーリンクの利用が考えられる場合である。
図9(D)は、図3(A)、(B)、(C)の使用不可の例を、判定テーブルA、B、Cで判定した結果を示している。図中の「通常モード」は、USBインターフェースとしてのデバイスクラスを使用した通信モード、すなわち独自通信モードへの切り替え前のUSB通信である。なお、図3(A)のCDC Network Dataクラスに対応する点数は、判定テーブルAないしCに用意されていないため、判定テーブルCを用いた判定では、評価点数が「10」で等しくなる。この場合には、他の判定要素によりいずれかを決定する。このように、車載器の機能やユーザーの嗜好を反映した判定テーブルを用いることで、通常モードおよび独自通信モードの機能を評価し、不利な変更か否かを判定することができる。
ここで、再び図8のフローに戻り、判定部276により不利な変更がないと判定された場合には、独自通信モードが継続される。例えば、独自通信モードでは、独自コマンドを利用してスマートフォン120において電子メールの取得などを動作させることができる。他方、判定部276により不利な変更があると判定された場合には、リセット/警告部278は、バスリセットをするか、あるいはそのための警告を表示する(S106)。
リセット/警告部278は、スマートフォン120に対し独自通信モードを終了させるためUSB接続のバスリセットをする。バスリセットは、USBケーブルのD+端子とD−端子をグランドに落とすことによって行われる。あるいは、リセット/警告部278は、ユーザーにUSBケーブルの一旦抜き差しを促すような警告を与え、ユーザーがUSBケーブルを再接続することでUSB接続がリセットされる。また、警告には、通信モードの切り換えにより既存の機能が使用できなくなったこと、あるいは今まで使用していた機能を継続使用するためにはUSB接続のリセットまたは初期化が必要であることなどの表示を含めるようにしてもよい。こうして、不利な変更があったと判定された場合には、スマートフォン120とのUSB通信を独自通信モードから通常モードに容易に戻すことができる。
次に、本実施例の通信制御が適用された電子システムの具体的な動作を図10に示す。図10に示す例は、マスストレージクラスの利用中であって、音楽の再生中にスマートフォンから定期的に電子メールの取得設定をしている場合である。ユーザーは、車載機110に対し、スマートフォン120内の音楽ファイルの再生を要求する指示を入力する。ミラーリンクであれば、この指示は、車載機110を介してスマートフォン120へ転送される。車載機110は、マスストレージクラスを使用してスマートフォン120から音楽ファイルのオーディオデータを受け取り、音楽ファイルを再生する(S201)。音楽ファイルの再生中に電子メールの取得が行われるとき、メール取得動作は、独自制御コマンドを利用するものであるため、車載機110は、スマートフォン120に対して独自通信モードへの切り替えを要求する。この後、車載機110とスマートフォン120間で、図8に示した通信制御シーケンスが実行され、不利な変更が発生したか否か等が判定される(S202)。
ここでは、現在使用している機能が失われるため、不利な変更があったと判定され、その結果、車載機110は、バスリセットを行い、スマートフォン120との間の独自通信モードを終了させる。これにより、車載機110とスマートフォン120間のUSB通信は、通常モードに戻る。この処理は、音楽ファイルの再生動作のバックグランドで行われる。車載機110において再生中の音楽ファイルの終端またはその一定の手前まで到達すると(S203)、車載機110は、マスストレージクラスを使用してスマートフォン120から次の音楽ファイルを取得するのに成功し、引き続き、次の音楽ファイルの再生を行う(S204)。
図11は、図10の例において本実施例の通信制御が実行されない場合のフローを示している。音楽再生中に、定期的にメール取得のために独自通信モードの切り替え要求が行われると、スマートフォン120は、独自通信モードへの切り替えを行う。これにより、マスストレージクラスが消滅し、使用不可となる(S210)。そして、独自通信モードにおいてスマートフォン120からメールが取得され、車載機110のディスプレイにメールが表示される(S211)。車載機110において、再生中の音楽ファイルが終端またはその一定手前に到達すると(S212)、車載機110からスマートフォン120に対して次の音楽ファイルの取得が試みられるが、マスストレージクラスが消滅または使用不可であるため、取得エラーとなり、音楽再生をすることができない。ユーザーの嗜好が音楽再生よりも電子メールの取得であれば、このような独自通信モードを継続させることは、特に問題はないが、音楽再生を電子メールの取得よりも優先させる場合には、ユーザーにとって快適ではない。
このように本実施例では、車載機は、スマートフォンに対して通信モードの切り替えを行う際、切り替え前と切り替え後に使用可能な機能を記憶し、車載機は、スマートフォンを独自通信モードで使用すべきかどうかを判断し、通常モードで使用すべきと判定した場合は、バスをリセットするか、ユーザーにコネクタの抜き差しを行うことを促すようなダイアログを表示する。独自通信モードで使用するか否かの判定は、例えば、車載機の持つ機能、ユーザーの設定、好みにより、変化前の機能、変化後の機能を点数化等により評価する。このような構成により、Androidのような独特の通信モード切替機能を持つような端末に対して、車載機の機能とユーザーの好みに合わせて、より優位性のあるモードでスマートフォンとの通信を選択することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。Android端末等のスマートフォンでは、車載機と連携するためにVNC(Virtual Network Computing)を応用したミラーリンクのような通信が可能であるが、基本的にスマートフォン側で定義された操作系を使用するため、車載機からのコントロールには最適化されていない。そこで独自の操作を行うために、独自の制御コマンドによる独自通信モードが有効である。
ミラーリンクは、WiFi、Bluetooth(登録商標)、またはUSBによる通信で使用可能であるが、サポートするバスの選択はベンダーに任されており、通信速度や安定性の点からUSBで提供される例が多くなることが予想される。この際、制御コマンドも同一バスで送受信できれば、ユーザーの手間も少なくなるが、独自通信モードへの切り替えが行われると、同一バス内でミラーリンクと制御コマンドの両立が不可能な場合が存在すし、プライオリティの高いミラーリンクが使用不能になることがある(図3(A)の例を参照)。
図12は、SAMUSUNG GALAXY SIIIの例である。このスマートフォンでは、ミラーリンク用のクラスは定常状態では現れず、ミラーリンク用のソフトを立ち上げたときに、定常状態のクラスが消えてミラーリンク用のクラス(CDC/NCMクラス、CDC Network Data クラス)が立ち上がるという仕様である。この状態で、独自通信を行おうとして通信モードへの切り替えを行うと、ミラーリンクのためのクラスは消滅する。つまり、図3(A)に示すミラーリンクが使用不能になる例と同様の問題を抱えている。
第2の実施例では、通信モードを変更してもミラーリンクが使用可能な場合には、そのままUSB通信を行い、使用不可であれば、代替バスへの接続を行うものである。図13は、第2の実施例の通信制御を説明するフローチャートである。車載機110とスマートフォン120とがUSB接続され、ミラーリンクが使用可能な状態にあるものとする(S301)。ここで、車載機110の通信モード切替要求部272は、スマートフォン120に対しUSB通信モードを独自通信モードへ切り替え要求を行う(S302)。スマートフォン120は、当該切り替え要求に応答して独自通信モードへ切り替えを行い、かつ応対アプリケーションを起動する(S303)。応対アプリケーションは、スマートフォン120にインストールされている場合には自動的に起動されるが、もし、インストールされていなければ、スマートフォン120は、情報配信サーバーへアクセスしそこから応対アプリケーションをダウンロードし起動する。応対アプリケーションは、代替可能なバスを返答する能力と接続するために必要な情報を返答する能力を有し、応対アプリケーションは、独自通信モードの切り替えに際して車載機110との通信や応答を行う。
次に、デバイスクラス検索部274は、独自通信モードへの切り替え要求を行った後、ミラーリンクが使える状態にあるか否かを確認する(S304)。これは、第1の実施例のときと同様にディスクリプタを取得することにより確認される。次に、判定部276は、ミラーリンクが使用可能であるか否かを判定する(S305)。ミラーリンクが使用可能であれば、そのまま同一バスで制御コマンドのUSB通信を行い、このシーケンスは終了する。
他方、ミラーリンクが使用可能でないと判定された場合、すなわち不利な変更が発生した場合、車載機110は、応対アプリケーションに対し制御コマンドの通信を代行できるバスの有無を打診し、かつ代替バスの接続に必要な代替バス情報を取得する(S306)。代替バス情報は、例えば、Bluetoothプロファイル、PINコード、TCP/IPソケットであれば、IPアドレス/ポート番号などである。そして、車載機110は、応対アプリケーションに対し代替バス(例えば、WiFiやBluetooth(登録商標))を指定する。車載機110は、代替バスの通信が可能であると判断し、復旧のためUSBバスをバスリセットする(S307)。あるいは、ワーニング表示によりユーザーにUSBケーブルの一旦抜き差しを依頼する。次いで、車載機110は、ミラーリンクの起動を要求し(S308)、これに応答して、応対アプリケーションは、ミラーリンクが再び使用可能となる状態にする(S309)。次に、応対アプリケーションは、代替バスの回線を開き、他方、車載機110は、代替バス情報に基づき、Bluetooth(登録商標)またはWiFiなどを利用して独自制御コマンドの通信を行う(S310)。
図14は、本発明の第2の実施例を使用しない場合の通信制御の例である。ミラーリンクが使用できる状態で車載機110とスマートフォン120とが接続されているとき(S401)、車載機110から独自通信制御のためにUSB通信モードの切り替えが要求されると(S402)、スマートフォン120は、独自通信モードに切り替えを行い、かつ応対アプリケーションを起動させる(S403)。これにより、独自通信モードが使用可能となるが、代替バスは用意されないので、ミラーリンクが使用不可能な状態になる(S404)。
このように本発明の第2の実施例では、車載機110がミラーリンク準備完了状態のスマートフォン120に対して独自通信モード切り替えを要求し、当該切り替え要求に応答して、スマートフォンが通信、応答を行う車載機用の応対用アプリケーションを起動し、ミラーリンクが、切り替え後もそのまま使用できる場合には、そのまま同一バスで制御コマンドの通信を行し、ミラーリンクが使用できなくなった場合には、車載機は応対用アプリケーションに対し制御コマンドの通信を代行できるバスを打診し、応対用アプリケーションは代替できるバスを応答し、この際接続に必要なバス情報を通知し、さらに車載機は応対用アプリケーションに対して使用する代替バスを指定し、次いでミラーリンク復旧のため、USBバスのリセットおよび/またはワーニング表示によりユーザーに一旦物理的な抜き差しを依頼するなどの手段により、ミラーリンク可能な状態に戻し、その後、車載機は、指定したバスに対して制御コマンド用の通信経路を確立するようにしたので、独自制御コマンドとミラーリンクが、同一バスで共存できない場合、独自コマンドを別の使用可能なバスに適切に割り振ることでミラーリンクとの共存を可能にすることができる。
なお、第2の実施例は、USBインターフェースのデバイスクラスとしてミラーリンクを使用する例を示したが、ミラーリンク以外のデバイスクラスを用いたUSB通信にも適用され、この場合にも独自制御コマンドによる通信を共存させるために代替バスへの割り振りを行うことが可能である。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
100:車載電子システム 110:車載機
120:スマートフォン 200:入力部
210:USB/データ通信部 220:表示部
230:音声出力部 240:メディア再生部
250:制御部 260:プログラムメモリ
270:データメモリ 272:通信制御プログラム
274:デバイスクラス検索部 276:判定部
278:リセット/警告部

Claims (21)

  1. 情報端末装置と接続可能な電子装置であって、
    前記情報端末装置とUSB接続を可能にする接続手段と、
    前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と通信する第1の通信モード手段と、
    第1の通信モード手段と異なる第2の通信モード手段への切り替えを前記情報端末装置に要求する要求手段と、
    第2の通信モード手段への切り替え要求後に第1の通信モード手段で使用可能なデバイスクラスを検索する検索手段と、
    前記検索手段の検索結果に基づき、第1の通信モード手段に不利な変更が生じたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により不利な変更が生じたと判定されたとき、前記接続手段のリセットを可能にするリセット手段と、を有する電子装置。
  2. 電子装置はさらに、前記USB接続と代替可能な代替接続情報を取得する代替接続情報取得手段と、
    前記リセット手段によるリセット後に、前記代替接続情報に基づき前記情報端末装置と代替接続を可能にする代替接続手段と、を有する請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記リセット手段は、ユーザーに前記接続手段の抜き差しを要求する警告を含む、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記判定手段は、デバイスクラスの重み付けを表した判定テーブルを予め用意し、当該判定テーブルを参照して不利な変更が生じたか否かを判定する、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記判定手段は、第2の通信モード手段への切り替え前に使用されていたデバイスクラスが使用できなくなったとき、不利な変更が生じたと判定する、請求項1に記載の電子装置。
  6. 前記判定手段は、第2の通信モード手段への切り替え前後で使用可能なデバイスクラスの数が減少したとき、不利な変更が生じたと判定する、請求項1に記載の電子装置。
  7. 第1の通信モード手段は、前記リセット手段によるリセット後に、第1の通信モードによる通信を再確立する、請求項1または2に記載の電子装置。
  8. 前記電子装置は、第1の通信モード手段によりミラーリンクで動作する、請求項1または2に記載の電子装置。
  9. 情報端末装置と接続可能な電子装置の通信制御方法であって、
    前記情報端末装置とUSB接続するステップと、
    前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と第1の通信モードで通信するステップと、
    第1の通信モードと異なる第2の通信モードへの切り替えを前記情報端末装置に要求するステップと、
    第2の通信モードへの切り替え要求後に第1の通信モードで使用可能なデバイスクラスを検索するステップと、
    検索結果に基づき、第1の通信モードに不利な変更が生じたか否かを判定するステップと、
    不利な変更が生じたと判定されたとき、USB接続のリセットを可能にするステップと、を含む通信制御方法。
  10. 通信制御方法はさらに、前記USB接続と代替可能な代替接続情報を取得するステップと、
    前記USB接続のリセット後に、前記代替接続情報に基づき前記情報端末装置と代替接続による接続を行うステップと、を有する請求項9に記載の通信制御方法。
  11. 前記リセットを可能にするステップは、ユーザーに前記USB接続の抜き差しを要求する警告を含む、請求項9に記載の通信制御方法。
  12. 前記判定するステップは、デバイスクラスの重み付けを表した判定テーブルを予め用意し、当該判定テーブルを参照して不利な変更が生じたか否かを判定する、請求項9に記載の通信制御方法。
  13. 情報端末装置と接続可能な電子装置が実行する通信制御プログラムであって、
    前記情報端末装置とUSB接続するステップと、
    前記情報端末装置に予め用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と第1の通信モードで通信するステップと、
    第1の通信モードと異なる第2の通信モードへの切り替えを前記情報端末装置に要求するステップと、
    第2の通信モードへの切り替え要求後に第1の通信モードで使用可能なデバイスクラスを検索するステップと、
    検索結果に基づき、第1の通信モードに不利な変更が生じたか否かを判定するステップと、
    不利な変更が生じたと判定されたとき、USB接続のリセットを可能するステップと、を含む通信制御プログラム。
  14. 通信制御プログラムはらに、前記USB接続と代替可能な代替接続情報を取得するステップと、
    前記USB接続のリセット後に、前記代替接続情報に基づき前記情報端末装置と代替接続による接続を行うステップと、を有する請求項13に記載の通信制御プログラム。
  15. 前記リセットを可能にするステップは、ユーザーに前記USB接続の抜き差しを要求する警告を含む、請求項13に記載の通信制御プログラム。
  16. 前記判定するステップは、デバイスクラスの重み付けを表した判定テーブルを予め用意し、当該判定テーブルを参照して不利な変更が生じたか否かを判定する、請求項13に記載の通信制御プログラム。
  17. 請求項1ないし8いずれか1つに記載の電子装置と、
    前記接続手段を介して電子装置に接続された情報端末装置とを含み、
    前記情報端末装置は、第2の通信モードへの切り替えの要求に応答してアプリケーションを起動し、前記アプリケーションは、前記代替接続情報を前記電子装置に通知する、電子システム。
  18. 前記情報端末装置は、前記接続手段のリセット後に、第1の通信モードおよび前記代替接続手段で前記電子装置と通信をする、請求項17に記載の電子システム。
  19. 電子装置と接続可能な情報端末装置であって、
    前記電子装置とUSB接続を可能にする接続手段と、
    予め用意されたデバイスクラスを使用して前記電子装置と通信する第1の通信モード手段と、
    電子装置から第1の通信モード手段と異なる第2の通信モードへの切り替えの要求に応答して、第2の通信モードでの通信を可能にする第2の通信モード手段と、
    第2の通信モードへの切り替え要求に応答して、代替接続が可能な代替接続情報を電子装置に提供する提供手段と、
    前記接続手段がリセットされた後に、前記電子装置との間で第1の通信モード手段による通信および前記代替接続手段による通信を可能にする通信手段と、
    を有する情報端末装置。
  20. 情報端末装置はさらに、第2の通信モードへの切り替え要求に応答して起動される応対アプリケーションを含み、応対アプリケーションは、前記提供手段および前記通信手段を実行する、請求項19に記載の情報端末装置。
  21. 前記応対アプリケーションは、第2の通信モードへの切り替え要求に応答して外部サーバーから取得される、請求項20に記載の情報端末装置。
JP2012234548A 2012-10-24 2012-10-24 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム Pending JP2014085857A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234548A JP2014085857A (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム
US13/956,950 US8713212B1 (en) 2012-10-24 2013-08-01 Electronic device, communication control method of electronic device, and information terminal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234548A JP2014085857A (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014085857A true JP2014085857A (ja) 2014-05-12

Family

ID=50486391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012234548A Pending JP2014085857A (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8713212B1 (ja)
JP (1) JP2014085857A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195491A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社デンソー 車載装置及びプログラム
WO2016013348A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 トヨタ自動車株式会社 ユーザインタフェース評価装置およびユーザインタフェース評価方法
KR101604657B1 (ko) * 2014-08-27 2016-03-18 한국산업기술대학교 산학협력단 스마트폰과 차량 디스플레이의 미러 링킹 방법
KR101682822B1 (ko) * 2015-07-29 2016-12-05 쌍용자동차 주식회사 차량용 헤드 유닛의 배경화면 저장장치 및 그 방법
JP2017534932A (ja) * 2015-08-14 2017-11-24 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 異機種環境においてデータ通信を支援するためのシステム及び方法、並びにプログラム
US10339086B2 (en) 2016-08-30 2019-07-02 Hyundai Motor Company USB communication control method for USB host
JP7386012B2 (ja) 2019-07-30 2023-11-24 株式会社ワコム 情報入力装置、方法、及びプログラム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102981990B (zh) * 2012-11-09 2015-07-22 青岛海信移动通信技术股份有限公司 采用Android平台终端设备的数据传输方法及装置
JP6032176B2 (ja) * 2012-12-19 2016-11-24 株式会社デンソー 車両用表示制御装置
KR20140123818A (ko) * 2013-04-15 2014-10-23 삼성전자주식회사 오디오 출력 제어 방법 및 이를 지원하는 장치
KR102194306B1 (ko) 2013-12-30 2020-12-22 삼성전자주식회사 응용 프로그램을 실행하는 전자 장치 및 방법
US9961188B2 (en) * 2014-07-01 2018-05-01 Ford Global Technologies, Llc Vehicle to device communication over wired audio connection
US20160216829A1 (en) * 2015-01-27 2016-07-28 I/O Interconnect, Ltd. Method for Making External Input Devices to Function as Touch Control to Handheld Computer
US20160216856A1 (en) * 2015-01-27 2016-07-28 I/O Interconnect, Ltd. Method for Integrating Notifications from Handheld Computer with Windows Personal Computer
JP6776679B2 (ja) * 2016-07-15 2020-10-28 セイコーエプソン株式会社 無線通信装置、印刷装置、及び、制御方法
KR101856930B1 (ko) * 2016-08-29 2018-05-11 현대자동차주식회사 유에스비 액세서리의 유에스비 통신 제어 방법
US10594540B2 (en) 2016-09-02 2020-03-17 Pioneer Hi-Bred International, Inc. Wireless data transfer
WO2018120645A1 (zh) * 2016-12-27 2018-07-05 华为技术有限公司 设备连接方法及终端
US11323375B2 (en) * 2017-12-27 2022-05-03 Nec Corporation Communication device, communication method, and computer readable medium
JP7148258B2 (ja) * 2018-04-05 2022-10-05 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 連携システム、連携方法、連携プログラム
US11119557B2 (en) * 2019-01-29 2021-09-14 Texas Instruments Incorporated Host hardware reset based on adapter removal pattern

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4406709B2 (ja) 2004-12-24 2010-02-03 ソニー株式会社 Usb周辺装置及びそのデバイスクラスの選択方法
JP2008139916A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および情報処理装置の制御プログラム
JP2008152404A (ja) 2006-12-15 2008-07-03 Canon Inc 電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラム
JP5676108B2 (ja) * 2006-12-20 2015-02-25 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company リモートディスプレイ再現システム
JP4561771B2 (ja) * 2007-05-09 2010-10-13 ソニー株式会社 画像表示装置と画像表示方法
US20090054069A1 (en) * 2007-08-24 2009-02-26 Zeetoo, Inc. Platform Independent Communication Protocol
JP5623287B2 (ja) * 2007-12-05 2014-11-12 ジョンソン コントロールズテクノロジーカンパニーJohnson Controls Technology Company 車両ユーザインターフェースシステム及び方法
US9208118B2 (en) * 2008-06-10 2015-12-08 Lg Electronics Inc. Communication device, a method of processing signal in the communication device and a system having the communication device
US20090307679A1 (en) * 2008-06-10 2009-12-10 Lg Electronics Inc. Communication device and a host device, a method of processing signal in the communication device and the host device, and a system having the communication device and the host device
US8238811B2 (en) * 2008-09-08 2012-08-07 Apple Inc. Cross-transport authentication
US8570168B2 (en) * 2009-10-08 2013-10-29 Bringrr Systems, Llc System, method and device to interrogate for the presence of objects
US9619417B2 (en) * 2011-06-17 2017-04-11 Alcatel Lucent Method and apparatus for remote delivery of managed USB services via a mobile computing device
US8509738B2 (en) * 2011-10-19 2013-08-13 Motorola Mobility Llc Secure device identification protocol with autonomous determination of specific class and capabilities of an electronic device cradle connected to an electronic device
US8892175B2 (en) * 2012-04-29 2014-11-18 Honda Motor Co., Ltd. Connected phone system and method with associated bandwidth connections in a vehicle environment

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195491A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社デンソー 車載装置及びプログラム
WO2016013348A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 トヨタ自動車株式会社 ユーザインタフェース評価装置およびユーザインタフェース評価方法
JP2016024668A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 トヨタ自動車株式会社 ユーザインタフェース評価装置およびユーザインタフェース評価方法
KR101604657B1 (ko) * 2014-08-27 2016-03-18 한국산업기술대학교 산학협력단 스마트폰과 차량 디스플레이의 미러 링킹 방법
KR101682822B1 (ko) * 2015-07-29 2016-12-05 쌍용자동차 주식회사 차량용 헤드 유닛의 배경화면 저장장치 및 그 방법
JP2017534932A (ja) * 2015-08-14 2017-11-24 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 異機種環境においてデータ通信を支援するためのシステム及び方法、並びにプログラム
US10116753B2 (en) 2015-08-14 2018-10-30 SZ DJI Technology Co., Ltd. System and method for supporting data communication in a heterogeneous environment
US10721309B2 (en) 2015-08-14 2020-07-21 SZ DJI Technology Co., Ltd. System and method for supporting data communication in a heterogeneous environment
US10339086B2 (en) 2016-08-30 2019-07-02 Hyundai Motor Company USB communication control method for USB host
JP7386012B2 (ja) 2019-07-30 2023-11-24 株式会社ワコム 情報入力装置、方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20140115202A1 (en) 2014-04-24
US8713212B1 (en) 2014-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014085857A (ja) 電子装置、電子装置の通信制御方法、電子装置の通信制御プログラム、情報端末装置および電子システム
US10424298B2 (en) Voice processing device
US9467543B2 (en) Electronic apparatus and electronic system
KR101251250B1 (ko) 원격 디바이스 드라이버를 이용한 원격 제어 시스템 및 원격 디바이스 드라이버를 이용한 원격 제어 방법
EP3188497B1 (en) Method and system for synchronizing music player functions of intelligent device, and bluetooth headset
CN106465249B (zh) 漫游入网方法及装置
EP3079330B1 (en) Method for wireless access of memory device, and mobile hotspot device
JP6239990B2 (ja) 接続装置、プログラムおよび接続方法
CN105511945B (zh) 移动装置及附属装置的应用程序的媒合方法
JP2022527290A (ja) Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)モードで動作可能なゲームコントローラ
CN110493729B (zh) 增强现实设备的交互方法、设备及存储介质
CN108778843A (zh) 用于车辆信息系统的操作控制方法
JP2016101785A (ja) 情報処理装置および実行管理プログラム
JP2013077968A (ja) 電子装置および情報端末を用いたメディアシステム
JP2013089239A (ja) 電子システムおよびそれを用いた管理方法
CN104994237A (zh) 音频接入方法、设备及wifi耳机
US10628078B2 (en) Data access method and related device
JP5804904B2 (ja) 電子装置
TW202126053A (zh) 具自動切換主控身分功能的車載多媒體裝置及其控制方法
WO2022160612A1 (zh) 与车辆的车载系统交互方法、存储介质和移动终端
JP6087080B2 (ja) 車載システム
KR20200104719A (ko) 콘텐츠 추천 방법 및 이를 지원하는 전자 장치
CN114691568A (zh) 设备间互联的协议适配方法、存储介质、设备及系统
JP5687255B2 (ja) 端末装置、方法、プログラム及び無線通信システム
JP5707366B2 (ja) Usb端末の制御方法及びこれを実行する装置