JP2014085355A - 金属材料でコーティングした選択伝導性セラミック - Google Patents

金属材料でコーティングした選択伝導性セラミック Download PDF

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Abstract

【課題】接着層の蒸着を利用することなく、及び可能であれば湿潤層もなしに、選択的に伝導性に作製された酸化物ベースのセラミックを提供する。
【解決手段】酸化物ベースのセラミック本体を形成するステップと本体の外側表面の少なくとも一部を還元反応に曝露して、所定の深さまで酸素原子を除去し、少なくとも一部を電気伝導性とするステップと少なくとも1つの電気伝導性部分から始めて、金属材料を蒸着するステップと本体及び/又は金属材料を機械加工して、要素に審美性の高い仕上げを施すステップとを有する。
【選択図】図11

Description

本発明は選択伝導性セラミックに関し、特に、金属材料のコーティングを備えるこのタイプのセラミックに関する。
セラミックに接着するための接着層、及び後続のガルバノ蒸着を接着するための湿潤層をセラミック部品上に蒸着することが公知である。
しかしながら、これら2つの層は蒸着中のみならず電気メッキ中又は完成部品の使用時に層間剥離を起こし得る。
本発明の目的は、接着層の蒸着を利用することなく、及び可能であれば湿潤層もなしに、選択的に伝導性に作製された酸化物ベースのセラミックを提案することにより、上述の欠点の全て又は一部を克服することである。
従って本発明は、以下の:
a)酸化物ベースのセラミック本体を形成するステップ;
b)本体の外側表面の少なくとも一部を還元反応に曝露して、所定の深さまで酸素原子を除去し、上記少なくとも一部を電気伝導性とするステップ;
c)上記少なくとも1つの電気伝導性部分から始めて、金属材料を蒸着するステップ;
d)本体及び/又は金属材料を機械加工して、要素に審美性の高い仕上げを施すステップ
を含む時計用要素の製造方法に関する。
本発明によると有利には、本体の上部に層を蒸着することによってではなく、本体を形成する材料の構造を所定の深さまで本質的に破壊することによって、即ち層間剥離の可能性なしに、伝導性表面を得る。
更に、酸素原子の除去は選択的であってよく、即ち還元反応の指向性により、外側表面の全て又は一部に酸素原子の除去を限定できる。
本発明の他の有利な特徴によると:
- ステップa)は焼結により達成され;
- ステップb)はプラズマエッチングにより達成され;
- ステップb)で用いるプラズマは、水素ガス及び中性ガスのイオン化混合物を含み;
- 酸素原子除去(還元反応)の所定の深さは25nm〜10μmであり;
- ステップb)の間、本体の外側表面全体を還元反応に曝露し;
- 第2の実施形態によると、本方法はステップa)とステップb)との間に、本体の1つの表面に少なくとも1つの凹部をエッチングするステップe)を含み、少なくとも1つの凹部はそれぞれ、ステップc)で上記少なくとも1つの凹部を完全に充填するために、装飾用のパターンキャビティを形成し;
- ステップe)はレーザによって実施され;
- ステップe)は接着力を改善するために80μm〜200μmの深さまで実施され;
- 少なくとも1つの凹部はそれぞれ、ステップc)の実装を容易にするために、連続的かつ少なくとも部分的に湾曲した(縁部を有さない)表面を有し;
- 第3の実施形態によると、本方法はステップe)の後に、ステップc)が上記少なくとも1つの凹部を完全に充填し、少なくとも1つの穴を少なくとも部分的に充填するために、上記少なくとも1つの凹部と連通する上記少なくとも1つの穴をエッチングして係留デバイスを形成するステップf)を含み;
- 上記要素との接触表面を増やすために、ステップc)において上記穴を金属材料で少なくとも部分的に充填できるよう、上記少なくとも1つの穴は上記要素を貫通し;
- 上記少なくとも1つの穴の直径は、上記少なくとも1つの凹部から離れるにつれて徐々に広がり、これにより、上記ガルバノ蒸着を上記要素に対して保持でき;
- ステップf)は、レーザを用いて、上記少なくとも1つの凹部を受承するための表面と反対側の表面からビームを配向することにより達成され;
- 変形実施形態によると、本方法はステップc)の前に、部材を形成するステップg)及びこの部材を本体に組付けるステップh)を含み、これによりステップc)では、この部材を上記金属材料を介して上記本体に対してロックすることにより、本体に対する部材の組付けを固定し;
- 部材は、本体と同一のタイプの材料又はある金属材料から形成され;
- ステップc)は、電気メッキ、焼結又は鋳造によって達成され;
- 本体は金属酸化物から形成される。
本発明はまた、時計用のセラミック要素にも関し、このセラミック要素は酸化物ベースの本体を含み、本体の外側表面の少なくとも一部には酸素原子が少なく、金属材料でコーティングされ、これによって機能部分を形成することを特徴とする。
本方法の他の有利な特徴によると:
- 上記要素の本体は、ケース及び/又はブレスレット及び/又はベゼル及び/又は文字盤及び/又は風防ガラス及び/又はプッシュボタン及び/又はクラウン及び/又は受け及び/又はプレート及び/又は回転錘の全て又は一部を形成し;
- 機能部分は装飾及び/又は接触表面を形成する。
他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して非限定的な例として挙げる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
図1は、本発明による時計の図である。 図2は、本発明の第1の実施形態による製造方法の第1のステップである。 図3は、本発明の第1の実施形態による製造方法の第2のステップである。 図4は、本発明の第1の実施形態による製造方法の第3のステップである。 図5は、本発明の第2の実施形態による製造方法の第1のステップである。 図6は、本発明の第2の実施形態による製造方法の第2のステップである。 図7は、本発明の第2の実施形態による製造方法の第3のステップである。 図8は、本発明の第3の実施形態による製造方法の第1のステップである。 図9は、本発明の第3の実施形態による製造方法の第2のステップである。 図10は、本発明の第3の実施形態による製造方法の第3のステップである。 図11は、本発明による方法のフローチャートである。
図1に示す実施例は、少なくとも1つの要素10を含む、全体として参照符号1で表す時計を示す。各要素10は、少なくとも1つの、少なくとも部分的に金属製である装飾13を含む、摩耗に対して極めて高い耐性を有する部分を形成するためのものであり、この部分の見た目の品質が特にコントラストに関して改善される。
本発明による要素10は、時計1の外側部分の全て又は一部を形成してよい。従って要素10は、ケース2、ブレスレット3、ベゼル4、文字盤5、風防ガラス6、プッシュボタン7及び/又はクラウン8を形成できる。以下に説明する実施例では、象眼加工であってもなくてもよいベゼル4の目盛りを形成する装飾13を含むリングに関して本発明の説明を行う。象眼加工であってもなくてもよい、例えば受け及び/又はプレート及び/又は回転睡等の時計ムーブメントのための要素10を形成することもできる。
図1〜10に示すように、セラミック要素10、10’、10”は、酸化物ベース本体11、11’、11”を含み、その外側表面Fの少なくとも一部15、15’、15”には酸素原子が少なく、金属材料16、16’、16”でコーティングされ、これによって装飾及び/又は接触表面等の機能部分を形成する。
本発明の第2及び第3の実施形態を示す図7及び10は、本体11’、11”が、金属材料16’、16”を受承するための装飾13のパターンキャビティを形成する少なくとも1つの凹部12を備えてもよいことを示す。これらの構成は、本体11’、11”における金属材料16’、16”の各蒸着を保護する。
よって、本発明によると有利には、金属材料16、16’、16”を例えば幾何学的図形又は英数字等のいずれの形状に蒸着してよいことが明らかである。
好ましくは本発明によると、本体11、11’、11”は、電気伝導性を有さない金属酸化物ベースの材料で形成される。よって本体11を、例えば酸化ジルコニウム及び/又はアルミナ及び/又はシリカベース材料で形成してよい。
図4に示す第1の実施形態では、本体11の外側表面Fの一部15から酸素原子を除去することにより、本体11を選択的に伝導性とする。この除去は、金属材料16の所望のタイプに応じて25nm〜10μmで変動し得る、本体11の所定の深さまで実施される。
よって、本体11の上部に層を蒸着することによってではなく、即ち層間剥離を引き起こし得る方法によってではなく、本体11の材料の構造を所定の深さまで本質的に破壊することによって、即ち層間剥離の可能性なしに、伝導性表面が得られることは明らかである。
更に、本発明によると有利には、酸素原子の除去は選択的であってよく、即ち還元反応の指向性によって、酸素原子の除去を外側表面Fの全て又は一部に限定することができる。
従って図4に示すように、第1の実施形態による要素10は酸化物ベースのセラミック本体11を含み、このセラミック本体11は、装飾13及び/又は接触表面等の機能部分を形成するために金属材料蒸着16によって選択的にコーティングされる。材料16はガルバノ、焼結、鋳造タイプの材料であり得る。
図7に示す第2の実施形態では、象眼加工したセラミック要素10’は、装飾13のためのパターンキャビティを形成する少なくとも1つの凹部12を有する本体11’を含む。第1の実施形態と同様、本体11’の外側表面Fの一部15’から酸素原子を除去することにより、本体11’を選択的に伝導性とする。この除去は、金属材料16’の所望のタイプに応じて25nm〜10μmで変動し得る、本体11’の所定の深さまで実施される。
よって、本体11’の上部に層を蒸着することによってではなく、即ち層間剥離を引き起こし得る方法によってではなく、本体11’の材料の構造を所定の深さまで本質的に破壊することによって、即ち層間剥離の可能性なしに、伝導性表面が得られることは明らかである。
更に、本発明によると有利には、酸素原子の除去は選択的であってよく、即ち還元反応の指向性によって、酸素原子の除去を外側表面Fの全て又は一部に限定することができる。図6及び7の実施例では、この除去は凹部12において選択的に実施されていることがわかる。
従って図7に示すように、第2の実施形態による要素10’は凹部12を備える酸化物ベースのセラミック本体11’を含み、この凹部12は、装飾13及び/又は接触表面等の機能部分を形成するために金属材料蒸着16’で少なくとも部分的に充填される。材料16’はガルバノ、焼結、鋳造タイプの材料であり得る。
本体11’における装飾13の接着を改善するために、凹部12は好ましくは80μm〜200μmの深さを有する。
更に、金属蒸着の接着を目的として、各凹部12は好ましくは連続的かつ少なくとも部分的に湾曲した表面であり、即ちその内側表面はいずれの端部も有さない。
図10に示す第3の実施形態では、セラミック要素10”は、装飾13のためのパターンキャビティを形成する少なくとも1つの凹部12”を含む本体11”を含む。更に要素10”は、上記少なくとも1つの金属製装飾13のための係留デバイスを含み、これは、上記要素10”に対する上記少なくとも1つの装飾13の係留を改善するために、上記少なくとも1つの凹部12と連通する。係留デバイスは好ましくは、上記要素10”を貫通し金属材料16”の上記蒸着で少なくとも部分的に充填される、少なくとも1つの穴14を含む。
第1及び第2の実施形態と同様、本体11”の外側表面Fの一部15”から酸素原子を除去することにより、本体11”を選択的に伝導性とする。この除去は、金属材料16”の所望のタイプに応じて25nm〜10μmで変動し得る、本体11”の所定の深さまで実施される。
よって、本体11”の上部に層を蒸着することによってではなく、即ち層間剥離を引き起こし得る方法によってではなく、本体11”の材料の構造を所定の深さまで本質的に破壊することによって、即ち層間剥離の可能性なしに、伝導性表面が得られることは明らかである。
更に、本発明によると有利には、酸素原子の除去は選択的であってよく、即ち還元反応の指向性によって、酸素原子の除去を外側表面Fの全て又は一部に限定することができる。図9及び10の実施例では、この除去は表面F全体にわたって、即ち凹部12及び穴14を含んで選択的に実施されていることがわかる。
従って図10に示すように、第3の実施形態による要素10”は凹部12を備える酸化物ベースのセラミック本体11’を含み、この凹部12は、装飾13及び/又は接触表面等の機能部分を形成するために、穴14で係留され固定される金属材料蒸着16”でその全体を充填される。材料16”はガルバノ、焼結、鋳造タイプの材料であり得る。
図10に示す実施例では、穴14の直径が上記少なくとも1つの凹部12から離れるにつれて徐々に広がることもわかり、これにより、金属材料16”を要素10”に対して保持することができる。実際、穴14が実質的に円錐形である場合、凹部12に開口している穴14の直径は穴14の残りの部分より小さいため、装飾13を除去することはもはやできない。
本体11”における装飾13の接着を改善するために、凹部12は好ましくは80μm〜200μmの深さを有する。
更に、金属蒸着の接着を目的として、各凹部12は好ましくは連続的かつ少なくとも部分的に湾曲した表面を有し、即ちその内側表面はいずれの端部も含まない。
最後に、上述のように、各穴14が実質的に円錐形である場合、凹部12に開口している穴14の直径は穴14の残りの部分より小さいため、装飾13を除去することはもはやできない。従って好ましくは、各穴14は凹部12の底部において100μmに実質的に等しい直径を有することができ、本体11”の反対側の表面Pにおいて120μmに実質的に等しい又はこれより大きい直径を有して終端する。
本発明のどの実施形態を用いるかに関わらず、各装飾13の視覚的演出は主にガルバノ蒸着金属材料16、16’、16”の色彩によって得られる。その結果、使用する金属材料16、16’、16”は好ましくはその色彩によって、又はより一般にはその美的外観に左右される。従って、金属材料16、16’、16”は、金及び/又は銅及び/又は銀及び/又はインジウム及び/又はプラチナ及び/又はパラジウム及び/又はニッケルを含んでよい。
よって例として、光沢のある外観及び滑らかな外観を有する各金属材料16、16’、16”を本体11、11’、11”に付与することにより、複雑な視覚的演出を得ることができる。更に、均質な外観を得るために各金属材料16、16’、16”を同一の金属で形成してよい。しかしながら、例えば図1の場合のようにインデックスに1つの色彩、英数字に別の色彩というように、例えば2つの装飾に異なる色彩を付与するために、各金属材料16、16’、16”に複数の異なる金属を使用することも考えられる。
色彩を均一にするために、装飾13を周囲の本体11、11’、11”と同一の材料で形成することも考えられる。従って、図1の例示的実施形態において、ケース2、ブレスレット3、ベゼル4の残りの部分、文字盤5、プッシュボタン7及び/又はクラウン8と同一の材料のベゼル4の装飾13を用いてよい。
有利には本発明によると、部材を本体11、11’、11”に固定するために材料16、16’、16”を用いることができる。実際、上述の実施形態から考えると、例えば本体11、11’、11”と同一タイプの材料、又は金属材料で形成される部材は、金属材料16、16’、16”の蒸着中に本体11、11’、11”に対してロックすることができる。この変形例は、装飾13の形状及び材料に関して更なるバリエーションを提供する。
最後に本発明によると、各金属材料16、16’、16”及び場合によっては各部材を経年劣化から保護するために、象眼加工された要素10、10’、10”は、任意の方法で、任意の実質的に透明な層を提供してもよい。この層は例えば、特に上記材料又は部材が銀を含む場合、特に各金属材料16、16’、16”及び可能であれば各部材を変色から保護するために、窒化シリコンを含んでよい。
セラミック要素10、10’、10”を製造する本方法21を、図2〜11を参照してここで説明する。
図11に単線で示す第1の実施形態では、第1のステップ20では、方法21は例えば酸化ジルコニウムで本体11を形成することから構成される。図2から図3への変化によって部分的に示されるように、ステップ20における完成品の本体11は好ましくは即ち射出成形プロセスによって実施される焼結によって、即ち素地17から得られる。ステップ20の終わりに、図3に示す本体11はその最終寸法を有する。
図11に示すように、方法21は、本体11の外側表面Fの少なくとも一部15を電気伝導性とするために、上記少なくとも一部15を還元反応に曝露して、酸素原子を所定の深さまで除去するための、第2のステップ22を含む。
本発明によると、ステップ22は好ましくは、プラズマエッチングによって実施される。しかしながら、酸素原子を除去するためのいずれの代替手段を用いてよい。
好ましくは、ステップ22で使用するプラズマは水素ガス及び中性ガスのイオン化混合物を含み、これは本体11の全て又は一部をエッチングする。
有利には本発明によると、酸素原子除去の所定の深さは、用いる金属材料16に応じて25nm〜10μmである。よってステップ22では、本体11の外側表面F全体を還元反応に曝露することを選択できることは明らかである。
図11に示すように、第1の実施形態による方法21は、本体11の表面Fの伝導性部分15から始めて金属材料16を蒸着して、図4に示すように表面Fの全て又は一部をコーティングするための、第3のステップ24を含む。ステップ24は例えば、電気メッキ、焼結又は鋳造によって達成してよい。
上で説明したように、色彩又はより一般には所望の視覚的演出に応じて、ステップ24で蒸着する金属材料16は、金及び/又は銅及び/又は銀及び/又はインジウム及び/又はプラチナ及び/又はパラジウム及び/又はニッケルを含む。
最後に、第4のステップ26では、本方法21は、本体11及び/又は金属材料16を機械加工して要素10に審美性の高い仕上げを施すことによって終了する。従って、コーティングした要素10の仕上げは終わり、必要なのは完成部品に組付けることのみである。このステップ26は、研削又はラップ仕上げ等のいずれの過剰な材料を除去するための通常の表面処理方法、及びこれに続く研磨によって得ることができる。
上で説明したように、本方法はまた、ステップ24の前に部材の形成及びそれに続く本体11に対する部材の組付けの各ステップを含んでもよい。従って、ステップ24は、この部材を上記金属材料を介して本体11に対してロックすることにより、上記本体に対する部材の組付けを固定することは明らかである。よって、本体及び/又は部材は、組付けを固定するために金属材料16によってコーティングされることになる、少なくとも1つの平坦な又は平坦でない幾何学的形状を備えてよい。
例として、部材は本体11と同一タイプの材料から形成してよく、即ちステップ20で得られるセラミック若しくはステップ20及び22で伝導性となるセラミック、又は金属材料から形成してもよい。
最後に、本発明による方法21は、各金属材料16及び可能であれば各部材を経年劣化から保護するために実質的に透明な層を蒸着するための、任意の最終ステップ28を有してもよい。この層は例えば、特に金属材料16及び部材が主に銀ベースの材料から形成される場合、金属材料16及び可能であれば各部材を変色から保護するために、窒化シリコンを含んでよい。
図11に二重線で示す第2の実施形態によると、第1のステップ20は第1の実施形態と同一である。図11に示すように、第2の実施形態による方法21は、セラミック本体11’の表面Fに少なくとも1つの盲穴状凹部12をエッチングするための第2のステップ23を含み、この凹部12は、図5に見られる後続の装飾13のためのパターンキャビティを形成する。
好ましくは、各凹部12は80μm〜200μmの深さを有する。更に、好ましくは各凹部12は、以下に説明する蒸着ステップ24の実装を容易にするために、連続的かつ少なくとも部分的に湾曲した表面を有する。ステップ23は好ましくは、極めて正確なエッチングを得るために、レーザを用いた破壊的な放射によって得られる。
図11に示すように、第2の実施形態による方法21は、本体11’の外側表面Fの少なくとも一部15’を還元反応に曝露して、所定の深さまで酸素原子を除去し、これにより、上記少なくとも一部15’を、第1の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有するよう電気伝導性とするための第3のステップ22を含む。
よってステップ22では、本体11’の外側表面Fの全てを還元反応に曝露するか、又はその一部を還元反応に曝露するかを選択できることが明らかである。図6及び7に示す実施例では、酸素原子の除去は凹部12において選択的に実施されていることがわかる。
図11に示すように、第2の実施形態による方法21は、本体11’の表面Fの伝導性部分15’から始めて金属材料16’を蒸着して、図6に示すように表面Fの全て又は一部をコーティングするための、第4のステップ24を含み、これは第1の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有する。ステップ24は例えば、電気メッキ、焼結又は鋳造によって達成してよい。
有利には本発明によると、材料16’は各凹部12を完全には充填することができず、即ち特定の凹部12は充填できないか、又は特定の凹部は、関連する凹部12の深さ及び/若しくは断面と比較して浅い深さ及び/若しくは断面までしか充填できないことに留意されたい。よって、金属材料16”及びステップ26の時間を節約する(機械加工する材料を少なくする)ことができることは明らかである。
最後に、図7に示す第5のステップ26では、本方法21は、本体11’及び/又は金属材料16’を機械加工して要素10’に審美性の高い仕上げを施すことによって終了する。従って、コーティングした及び/又は象眼加工した要素10’の仕上げは終わり、必要なのは完成部品に組付けることのみである。このステップ26は、第1の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を用いて得ることができる。
上で説明したように、第2の実施形態による方法はステップ24の前に、部材の形成及びそれに続く本体11’に対する部材の組付けの各ステップを含んでもよい。従って、ステップ24は、この部材を上記金属材料を介して上記本体に対してロックすることにより、本体11’に対する部材の組付けを固定することは明らかである。よって、本体及び/又は部材は、組付けを固定するために金属材料16’によってコーティングされることになる、少なくとも1つの平坦な又は平坦でない幾何学的形状を備えてよい。
例として、部材は本体11’と同一タイプの材料から形成してよく、即ちステップ20で得られるセラミック若しくはステップ20及び22で伝導性となるセラミック、又は金属材料から形成してもよい。
最後に、第2の実施形態によるステップ21は、各金属材料16’及び可能であれば各部材を経年劣化から保護するために実質的に透明な層を蒸着するための、任意の最終ステップ28を有してもよく、これは第1の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有する。
図11に三重線で示す第3の実施形態によると、第1のステップ20は第1の実施形態と同一である。図11に示すように、第3の実施形態による方法21は、セラミック本体11”の1つの表面Fに少なくとも1つの盲穴状凹部12をエッチングするための第2のステップ23を含み、この凹部12は、第2の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有する、図8に見られる後の装飾13のためのパターンキャビティを形成する。
図11に示すように、第3の実施形態による方法21は、固定デバイスを形成するために各凹部12に連通する少なくとも1つの穴14をエッチングするための、第3のステップ25に続く。図8に示すように、各凹部12の形状及び間隔に応じて、1つ又は複数の穴14を各凹部12に設ける。ステップ25は好ましくは、極めて正確なエッチングを得るために、レーザを用いた破壊的な放射によって得られる。
本発明によると、要素10”と接触する表面を増やすために、ステップ24において穴14を金属材料16”によって少なくとも部分的に充填できるよう、各穴14は上記要素の本体11”を貫通する。従って実際、特に材料は凹部12の「前」及び「後ろ」を流れてよく、即ち、ステップ24のどの時点においてもこの材料を各凹部12及び各穴14に蒸着してよいことは明らかである。
最後に、図8に示すように、各穴14の直径は上記少なくとも1つの凹部12から離れるにつれて徐々に広がり、これにより、後の金属材料16”を要素10”に対してロックすることができる。実際、上で説明したように各穴14が実質的に円錐形である場合、凹部12に開口している穴14の直径は穴14の残りの部分より小さいため、各金属材料16”を除去することはもはやできない。従って好ましくは、各穴14は凹部12の底部において100μmに実質的に等しい直径を有することができ、本体11”の反対側の表面Pにおいて120μmに実質的に等しい又はこれより大きい直径を有して終端する。
有利には本発明によると、ステップ25は好ましくは、反対側の表面Pからレーザビームを配向して、上記少なくとも1つの穴14を直接円錐形に、即ち反対側の表面Pとの接合部に最大直径があるように形成することにより達成される。
図11に示すように、第3の実施形態による方法21は、本体11”の外側表面Fの少なくとも一部15”を還元反応に曝露して所定の深さまで酸素原子を除去し、これにより、上記少なくとも一部15”を、第1及び第2の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有するよう電気伝導性とするための、第4のステップ22を含む。
よってステップ22では、本体11”の外側表面Fの全てを還元反応に曝露するか、又はその一部を還元反応に曝露するかを選択できることが明らかである。図9及び10に示す実施例では、酸素原子の除去は表面F全体にわたって、即ち凹部12及び穴14を含んで選択的に実施されていることがわかる。
図11に示すように、第3の実施形態による方法21は、本体11”の表面Fの伝導性部分15”から始めて金属材料16”を蒸着して、図9に示すように表面Fの全て又は一部をコーティングするための、第2の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有する第5のステップ24を含む。ステップ24は例えば、電気メッキ、焼結又は鋳造によって達成してよい。
これらの充填作業を容易にするために、凹部12及び穴14を充填するにあたっていずれの問題を防止するために、撹拌又は振動によって材料を好ましくは強制的に凹部12及び穴14に補充する。
有利には本発明によると、材料16”は各凹部12及び/又は各穴14を完全には充填することができず、即ち穴14を有さない特定の凹部12は充填できないか、又は特定の凹部及び/若しくは穴14は、関連する凹部12及び/若しくは穴14の深さ及び/若しくは断面と比較して浅い深さ及び/若しくは断面までしか充填できないことに留意されたい。よって、金属材料16”及びステップ26の時間を節約する(機械加工する材料を少なくする)ことができることは明らかである。
最後に、図10に示す第6のステップ26では、本方法21は、本体11”及び/又は金属材料16”を機械加工して要素10”に審美性の高い仕上げを施すことによって終了する。従って、コーティングした及び/又は象眼加工した要素10”の仕上げは終わり、必要なのは完成部品に組付けることのみである。このステップ26は、第1及び第2の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を用いて得ることができる。
上で説明したように、第3の実施形態による方法はステップ24の前に、部材の形成及びそれに続く本体11”に対する部材の組付けの各ステップを含んでもよい。従って、ステップ24は、この部材を上記金属材料を介して本体11”に対してロックすることにより、 上記本体に対する部材の組付けを固定するが明らかである。よって、本体及び/又は部材は、組付けを固定するために金属材料16”によってコーティングされることになる、少なくとも1つの平坦な又は平坦でない幾何学的形状を備えてよい。
例として、部材は本体11”と同一タイプの材料から形成してよく、即ちステップ20で得られるセラミック若しくはステップ20及び22で伝導性となるセラミック、又は金属材料から形成してもよい。
最後に、第3の実施形態による方法21は、各金属材料16”を経年劣化から保護するために実質的に透明な層を蒸着するための、任意の最終ステップ28を有してもよく、これは第1及び第2の実施形態と同一の特徴、同一の技術的効果及び同一の利点を有する。
当然のことであるが、本発明は上に説明した実施例に限定されず、当業者に明らかな様々な変形及び改変が可能である。特に、ガルバノ蒸着の接着性能によっては、図11に示すように、ステップ22とステップ24との間に、ガルバノ蒸着のための任意の湿潤層を蒸着するステップ27を設けてよい。
従って、例えば実質的に50nmの層を各金属材料16、16’、16”と本体11、11’、11”との間に蒸着してよい。湿潤層を蒸着する方法に応じて、例えば金及び/又は銅及び/又は銀及び/又はインジウム及び/又はプラチナ及び/又はパラジウム及び/又はニッケルといった複数のタイプの材料を想定してよい。
更に、本発明の利点を損なうことなく、ステップ23における凹部12の形成を、ステップ25における穴14の形成と交換することもできる。ステップ23及び/又はステップ25のレーザエッチングを、その精度及び棄却率が許容可能であれば別のタイプのエッチングに置き換えることも想定できる。
最後に、本発明による要素10、10’、10”の応用は時計1に限定されない。従って、要素10、10’、10”を例えば宝飾品又は食器類にさえ応用できる。

Claims (22)

  1. 時計用要素(10、10’、10”)の製造方法(21)であって、
    前記方法(21)は、以下のステップ:
    a)酸化物ベースのセラミック製の本体(11、11’、11”)を形成するステップ;
    b)前記本体(11、11’、11”)の外側表面(F)の少なくとも一部(15、15’、15”)を還元反応に曝露して、所定の深さまで酸素原子を除去し、前記少なくとも一部(15、15’、15”)を電気伝導性とするステップ;
    c)前記少なくとも一部(15、15’、15”)から始めて、金属材料(16、16’、16”)を蒸着するステップ:
    d)前記本体(11、11’、11”)及び/又は前記金属材料(16、16’、16”)を機械加工して、前記要素(10、10’、10”)に審美性の高い仕上げを施すステップ
    を含む、方法(21)。
  2. 前記ステップa)は、焼結によって達成されることを特徴とする、請求項1に記載の方法(21)。
  3. 前記ステップb)は、プラズマエッチングによって達成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法(21)。
  4. 前記ステップb)で用いるプラズマは、水素ガス及び中性ガスのイオン混合物を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法(21)。
  5. 前記酸素原子除去の前記所定の深さは25nm〜10μmであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法(21)。
  6. 前記ステップb)において、前記本体(11、11’、11”)の前記外側表面(F)全体を前記還元反応に曝露することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法(21)。
  7. 前記ステップa)と前記ステップb)との間に、以下のステップ:
    e)前記本体(11’、11”)の前記表面(F)に少なくとも1つの凹部(12)をエッチングするステップであって、前記少なくとも1つの凹部(12)はそれぞれ、装飾(13)用のパターンキャビティを形成するステップ
    を含むこと、及び
    前記ステップc)は前記少なくとも1つの凹部(12)を完全に充填すること
    を特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法(21)。
  8. 前記ステップd)はレーザによって達成されることを特徴とする、請求項7に記載の方法(21)。
  9. 前記ステップe)は接着力を改善するために80μm〜200μmの深さまで実施されることを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法(21)。
  10. 前記少なくとも1つの凹部(12)はそれぞれ、前記ステップc)の実装を容易にするために、連続的かつ少なくとも部分的に湾曲した表面(R)を有することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法(21)。
  11. 前記ステップe)の後に、以下のステップ:
    f)前記少なくとも1つの凹部(12)と連通する少なくとも1つの穴(14)をエッチングして係留デバイスを形成するステップ
    を含むこと、及び
    前記ステップc)は前記少なくとも1つの凹部(12)を完全に充填し、前記少なくとも1つの穴(14)を少なくとも部分的に充填すること
    を特徴とする、請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法(21)。
  12. 前記要素との接触表面を増やすために、前記少なくとも1つの穴(14)は前記要素を横断し、前記ステップc)において前記金属材料(16”)で少なくとも部分的に充填されること、を特徴とする請求項11に記載の方法(21)。
  13. 前記少なくとも1つの穴(14)の直径は前記少なくとも1つの凹部(12)から離れるにつれて徐々に広がり、これにより、前記ガルバノ蒸着金属材料(16”)を前記要素に対して保持することができることを特徴とする、請求項12に記載の方法(21)。
  14. 前記ステップf)は、前記レーザを用いて、前記少なくとも1つの凹部(12)を受承するための前記表面(F)と反対側の表面(P)からビームを配向することにより達成されることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法(21)。
  15. 前記ステップc)の後に、以下のステップ:
    g)部材を形成するステップ;
    h)前記部材を本体(11、11’、11”)に組付けるステップ
    を含むこと、及び
    前記ステップc)において、前記部材を前記金属材料を介して前記本体に対してロックすることにより、前記本体に対する前記部材の組付けを固定すること
    を特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法(21)。
  16. 前記部材は、前記本体(11、11’、11”)と同一のタイプの材料から形成されることを特徴とする、請求項15に記載の方法(21)。
  17. 前記部材は、ある金属材料から形成されることを特徴とする、請求項15に記載の方法(21)。
  18. 前記ステップc)は、電気メッキ、焼結又は鋳造によって達成されることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法(21)。
  19. 前記本体(11、11’、11”)は金属酸化物から形成されることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法(21)。
  20. 時計(1)用のセラミック要素(10、10’、10”)であって、
    前記セラミック要素は酸化物ベースの本体(11、11’、11”)を含み、前記本体の外側表面(F)の少なくとも一部(15、15’、15”)には酸素原子が少なく、金属材料(16、16’、16”)でコーティングされ、これによって機能部分を形成することを特徴とする、セラミック要素(10、10’、10”)。
  21. 前記要素(10、10’、10”)の前記本体(11、11’、11”)は、ケース(2)及び/又はブレスレット(3)及び/又はベゼル(4)及び/又は文字盤(5)及び/又は風防ガラス(6)及び/又はプッシュボタン(7)及び/又はクラウン(8)及び/又は受け及び/又はプレート及び/又は回転錘の全て又は一部を形成することを特徴とする、請求項20に記載の要素(10、10’、10”)。
  22. 前記機能部分は装飾(13)及び/又は接触表面を形成することを特徴とする、請求項20又は21に記載の要素(10、10’、10”)。
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