JP2014085305A - 枠体構造物の強度試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吊下げワイヤによる吊下げ時を模擬した強度試験装置を小型化かつ低コスト化すると共に、枠体構造物に対する荷重の付加方向を容易に変更可能にする。
【解決手段】強度試験装置10Aは、枠体構造物Wの内側に配置された支持台12と、支持台12の上方にロードセル18を介して固定された昇降台16と、枠体構造物Wの四隅に設けられたアイプレートIaと、昇降台16の四隅に設けられたアイプレート20との間に接続されたロッド22とを備えている。支持台12の支持点Pにおいて、昇降台16に加わる4本のロッド22の力のモーメントが釣り合うように構成されている。枠体構造物Wに対するロッド22の荷重付加方向は、昇降台16の大きさ及び高さで調整される。
【選択図】図1
【解決手段】強度試験装置10Aは、枠体構造物Wの内側に配置された支持台12と、支持台12の上方にロードセル18を介して固定された昇降台16と、枠体構造物Wの四隅に設けられたアイプレートIaと、昇降台16の四隅に設けられたアイプレート20との間に接続されたロッド22とを備えている。支持台12の支持点Pにおいて、昇降台16に加わる4本のロッド22の力のモーメントが釣り合うように構成されている。枠体構造物Wに対するロッド22の荷重付加方向は、昇降台16の大きさ及び高さで調整される。
【選択図】図1
Description
本発明は、枠体構造物をクレーンで吊り下げたときに、枠体構造物に加わる荷重を再現可能な強度試験装置に関する。
大型の枠体構造物をクレーンで吊り上げ、運搬船等に搭載するとき、吊下げワイヤを接続するアイプレートを始め、枠体構造物に大きな荷重が加わる。そのため、枠体構造物をクレーンで吊り上げたとき、アイプレート等を含む枠体構造物の一部が破損するおそれがある。従って、枠体構造物をクレーンで吊り上げた時に枠体構造物に加わる荷重を模擬した強度試験を行う必要がある。しかし、大型の枠体構造物の場合、大きな重量であるので、位置決めや姿勢の変更が容易でない。また、クレーンで吊り上げたときに枠体構造物に加わる荷重は、アイプレート等の位置や吊り上げ時の枠体構造物の姿勢によって種々に変わるので、それを再現するのは容易ではない。
特許文献1及び特許文献2には、一つの供試体に2種類の荷重を同時に付加できる複合荷重試験装置が開示されている。しかし、これらの試験装置は、クレーンで吊り上げたときに枠体構造物に加わる荷重を再現するものではない。このような強度試験は、従来、図8に示すような方法で行っていた。
図8において、特定の角度θを有する傾斜面102aを有する固定台102を用い、固定台102の傾斜面102aに枠体構造物Wをボルト等の固定具を用いて固定する。次に、枠体構造物Wに形成された、例えばアイプレート等の吊下げワイヤ接続部104にワイヤ106を接続する。そして、ワイヤ106をトラッククレーン108で上方へ引き上げることで、枠体構造物Wに荷重を付加していた。このように、特定の角度θを有する傾斜面102aに枠体構造物Wを載置することで、荷重の付加方向を設定していた。
しかし、大重量の枠体構造物Wを固定台102の傾斜面102aに載置し固定する作業は、手間がかかると共に、安全面の配慮を必要とする。また、特定の傾斜角を有する固定台を必要とすると共に、枠体構造物Wに対して荷重の付加方向を変更するためには、傾斜面102aの角度θが異なる固定台102を用意する必要があり、高コスト化となる。また、大きな高さのクレーンを用いる必要があり、強度試験を建屋の内部で行う場合には、建屋の天井面を高くする等の改修が必要となる。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、前記の強度試験装置を小型化可能にすると共に、試験の実施を容易かつ低コスト化し、さらに枠体構造物に対する荷重の付加方向を容易に変更可能にすることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の構造物の強度試験装置では、枠体構造物は基礎面に固定される。そして、枠体構造物の複数の吊下げワイヤ接続部に夫々一端が接続され、枠体構造物に荷重を付加する複数のロッドと、枠体構造物の内側又は外側に配置された支持台、及び支持台上に設けられ、複数のロッドの他端が接続された昇降台と、昇降台を上下方向へ昇降させ、複数のロッドを介して枠体構造物に荷重を付加する昇降装置と、複数のロッドに夫々設けられ、各ロッドに加わる荷重を検出する荷重検出手段と、複数のロッドのうち少なくとも1つのロッドに設けられ、ロッドの長さを調整することでロッドに加わる荷重を調整する荷重調整手段とを備えている。
本明細書において、枠体構造物とは、内部に物体を収納する収納空間が存在し、場合によっては、その物体が枠体構造物の内側に取り付けられるものを言う。本発明の強度試験装置では、枠体構造物に吊下げ時と同一方向へ荷重を付加したとき、支持台の支持点において、昇降台に付加される各ロッドの力のモーメントが釣り合うように構成している。
本発明によれば、昇降台の高さ及び昇降台が設けられた支持台の位置を調整することで、荷重の付加方向を任意の方向へ設定できる。そのため、従来のような固定台が不要になり、低コスト化できる。また、昇降台に付加される各ロッドの力のモーメントが釣り合うように構成しているので、昇降台や支持台に大きな偏荷重が働かない。この場合、各ロッドに設けられた、例えば歪ゲージ等の荷重調整手段で、各ロッドに働く荷重を検出し、これらの検出値に応じて、前記荷重調整手段で各ロッドに加わる荷重を調整できる。
これによって、強度試験装置の剛性を低下させることができるので、強度試験装置を小型化かつ低コスト化できる。そのため、強度試験を建屋の内部で行う場合でも、建屋の改修を必要としない。
例えば、枠体構造物が四角形の枠体構造物である場合、枠体構造物の四隅に設けられた吊り具接続部にクレーンのワイヤを接続し、枠体構造物をほぼ水平の状態で吊り上げる場合が想定される。この場合を模擬した強度試験では、支持台を枠体構造物の内側に配置し、枠体構造物の四隅に設けられた吊り具接続部に4本のロッドの一端を接続し、これらロッドの他端を昇降台に接続し、昇降台を上昇させるようにする。これによって、この吊り上げ状態を模擬した強度試験を、容易にかつ低コストで行うことができる。
本発明において、枠体構造物に接続されたロッドのみでは昇降台に対する力のモーメントを釣り合わせることができない場合がある。この場合、一端が基礎面に固定され、他端が昇降台に接続された補助ロッドを備え、枠体構造物に荷重を付加したとき、支持台の支持点において、昇降台に付加される複数のロッド及び補助ロッドの力のモーメントが釣り合うように構成するとよい。このように、補助ロッドを用いることで、昇降台に作用する力のモーメントを釣り合わせることができる。
例えば、枠体構造物が四角形の枠体構造物であり、枠体構造物の外側に支持台が配置され、枠体構造物の1辺の両端に設けられた吊り具接続部にクレーンのワイヤを接続して吊り上げる場合が想定される。この場合に枠体構造物に付加される荷重を模擬した強度試験では、枠体構造物の1辺の両端に設けられた吊り具接続部に2本のロッドを接続し、これらロッドの他端を昇降台に接続した上で、昇降台を微上昇させ、枠体構造物に荷重を付加するようにする。これによって、この場合を模擬した強度試験を、容易にかつ低コストで行うことができる。
本発明によれば、枠体構造物の吊り上げ時に枠体構造物に付加される荷重を模擬した強度試験装置を小型化できると共に、試験の実施を容易かつ低コスト化し、かつ枠体構造物に対して荷重を付加する角度を任意の角度に変更できる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1〜図3において、強度試験に供される枠体構造物Wは、端部で互いに結合された4個の枠片Wa、Wb,Wc及びWdからなる。枠片Wa〜Wdは、直線状のH型鋼で構成され、枠体構造物Wは四角形をなし、内側に収納空間を有している。枠体構造物Wの四隅で、枠片Wa〜Wdを構成するH型鋼の上辺の上面に4個のアイプレートIaが設けられている。また、図1に示すように、枠片Wa及びWcの一端には、枠片Wa及びWcを構成するH型鋼の中央辺に結合されたアイプレートIb,Ibが外側に延設されている。
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1〜図3において、強度試験に供される枠体構造物Wは、端部で互いに結合された4個の枠片Wa、Wb,Wc及びWdからなる。枠片Wa〜Wdは、直線状のH型鋼で構成され、枠体構造物Wは四角形をなし、内側に収納空間を有している。枠体構造物Wの四隅で、枠片Wa〜Wdを構成するH型鋼の上辺の上面に4個のアイプレートIaが設けられている。また、図1に示すように、枠片Wa及びWcの一端には、枠片Wa及びWcを構成するH型鋼の中央辺に結合されたアイプレートIb,Ibが外側に延設されている。
強度試験を行う時、枠体構造物Wの四隅において、枠片Wa〜Wdを構成するH型鋼の下辺の下面には足場42がボルト結合され、足場42は、基礎面fに固定された台座44にボルト結合されている。枠体構造物Wの内側空間には、強度試験装置10Aを支える支え治具36が配置されている。支え治具36は、立設された2本の支柱38と、これら支柱の上端間に水平に架設されたH型鋼からなる梁材40とで構成された2個の門型の支持台が支持台12の両側に配置されて構成されている。
本実施形態は、4個のアイプレートIaに吊下げワイヤ(図示省略)を接続し、該吊下げワイヤを介してクレーンで枠体構造物Wを吊り上げる時に、枠体構造物Wに加わる荷重を模擬した強度試験である。本実施形態の強度試験装置10Aのうち、枠体構造物Wの内側中央に設けられる構造物は、支持台12と、支持台12の上端に設けられた油圧ジャッキ14(例えば500トン容量の油圧ジャッキ)と、油圧ジャッキ14のピストン14aの上端に固設された昇降台16とで構成されている。油圧ジャッキ14には、油圧ジャッキ14に付加される荷重を検出するロードセル18が設けられている。
昇降台16は、H型鋼を組み合わせて扁平な直方体形状に形成されている。昇降台16の下面四隅に、4個のアイプレート20が取り付けられている。4個のアイプレート20には、夫々軸24を介して回動自在に接続具26が装着されている。4個のアイプレートIaには、夫々軸28を介して回動自在に接続具30が装着されている。そして、互いに対向配置された接続具26と接続具30間に、4本のロッド22が連結されている。
各ロッド22には、ロッド22に付加される荷重を検出する歪ゲージ32と、ロッド22の長さを調整する長さ調整具34が設けられている。長さ調整具34は、例えば、上下両端部で、分割された2本のロッド22と互いに逆ネジで螺合したケーシングからなり、該ケーシングを正方向又は逆方向へ回動させることで、上下のロッドを接近又は離隔させる構成のもの等を採用できる。なお、強度試験時のアイプレートIaに対するロッド22の方向が、枠体構造物Wをクレーンで吊り上げるときの枠体構造物Wに対するワイヤの方向と同一方向となるように、支持台12の高さ及び昇降台16の大きさ等が設定されている。
かかる構成において、強度試験を行う場合、支え治具36で昇降台16を下から支持する。この状態で、油圧ジャッキ14を作動させて昇降台16を微上昇させ、枠体構造物Wに対し上方へ引っ張る荷重を付加する。枠体構造物Wに荷重を付加しながら、4本のロッド22に設けられた歪ゲージ32で、各ロッド22に付加された荷重を検出する。そして、4個の歪ゲージ24の検出値が不均等であるとき、長さ調整具26を操作し、4本のロッド22に付加される荷重が均等になるように調整する。
本実施形態によれば、昇降台16の高さ及び大きさを設定することで、枠体構造物WをアイプレートIaに接続された吊下げワイヤを介してクレーンで吊り上げるときに、枠体構造物Wに加わる荷重の方向を模擬できる。また、油圧ジャッキ14を作動させ、ロードセル18で油圧ジャッキ14に付加する荷重を監視することで、枠体構造物Wに加わる荷重を模擬できる。また、昇降台16には4本のロッド22から巨大な荷重が付加されるが、4本のロッド22に設けられた歪ゲージ24で各ロッド22に加わる荷重を検出し、長さ調整具26で各ロッド22に加わる荷重を均一になるように調整することで、昇降台16を支持する支持台12の支持点Pにおいて、4本のロッド22から昇降台16に加わる力のモーメントを釣り合わせることができる。
これによって、昇降台16に偏荷重が加わらないので、強度試験装置10Aの剛性を低下でき、そのため、強度試験装置10Aを小型化かつ低コスト化できる。従って、強度試験を建屋の内部で行う場合でも、建屋の改修を必要とせず、低コスト化できる。また、枠体構造物Wに付加する荷重の方向は、昇降台16の高さ又は大きさを調整することで、自在に変更できるので、従来のように、荷重の方向を変更する度に、別な傾斜角を有する固定台と取り換える必要がなくなる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図7により説明する。本実施形態において、枠体構造物Wの構造は、第1実施形態で用いられた枠体構造物Wと同一である。本実施形態は、枠片Wdの両端に設けられた2個のアイプレートIb,Ibに吊下げワイヤを接続し、クレーンで枠体構造物Wを吊り上げる場合を模擬している。即ち、本実施形態の強度試験装置10Bは、この場合に枠体構造物Wに付加される荷重を再現するものである。
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図7により説明する。本実施形態において、枠体構造物Wの構造は、第1実施形態で用いられた枠体構造物Wと同一である。本実施形態は、枠片Wdの両端に設けられた2個のアイプレートIb,Ibに吊下げワイヤを接続し、クレーンで枠体構造物Wを吊り上げる場合を模擬している。即ち、本実施形態の強度試験装置10Bは、この場合に枠体構造物Wに付加される荷重を再現するものである。
基礎面f上に支持台50がボルト等の固定手段で固定されている。支持台50の上端に油圧ジャッキ52が設けられ、油圧ジャッキ52のピストン52aの先端に、ロードセル54を介して昇降台56が固定されている。昇降台56は枠体構造物Wの外側に配置されている。即ち、後述するロッド76が枠体構造物Wに対して設定された角度で荷重を付加できる基礎面f上の位置に、ボルト等で固定される。昇降台56を支持する支え治具58は、支持台50の両側に立設された2本の支柱60と、2本の支柱60の上端間に架設された梁材62とからなる。昇降台56の上面は、梁材62の下面にボルト等で結合されている。
昇降台56は、第1実施形態の昇降台16と比べて、水平方向の寸法が小さくなり、正方体に近い形状をしている。昇降台56には、軸64を介してロードセル66が矢印方向に回動自在に軸支されている。ロードセル66には、水平方向に向いた長辺を有する天秤アーム68が接続されている。天秤アーム68の両端に、接続具72、72が軸70を中心に回動自在に軸支されている。接続具72、72に、長さ調整具74,74を介してロッド76,76の一端が接続されている。長さ調整具74は、第1実施形態の長さ調整具34と同一構成を有している。
図7に示すように、ロッド76,76の他端は、接続具78,78を介してアイプレートIbに取り付けられた軸80に回動自在に接続されている。接続具78、78は、平面視で枠片Wcの軸線に対して角度θ2だけ曲折され、ロッド76,76も同様である。
支持台50を挟んで枠体構造物Wと反対側の基礎面fに、ボルト等によって接続台82が固定されている。昇降台56の中心軸線を中心として軸64と対称な位置に軸84が取り付けられている。軸84に接続具86が回動自在に装着され、接続具86に補助ロッド88の一端が接続されている。補助ロッド88の他端は接続具90を介して、接続台82に取り付けられた軸92に回動自在に接続されている。なお、ロッド76,76及び補助ロッド88には、夫々歪ゲージ94が貼付されている。
かかる構成において、ロッド76,76と鉛直線とのなす角度θ1、及び平面視で枠片Wa又はWcの軸線とロッド76,76とのなす角度θ2は、枠体構造物Wをクレーンで吊り上げる時の、吊下げワイヤの吊下げ角度を模擬している。ロッド76,76が枠体構造物Wに対して角度θ1及びθ2の方向へ荷重を付加するように、支持台50の位置、昇降台56の高さ及び天秤アーム68に対するロッド76,76の接続位置を調整する。また、補助ロッド88と鉛直線とのなす角度もθ1となるように、接続台82の位置を調整する。
かかる条件下で、油圧ジャッキ52を作動させ、昇降台56を微上昇させて、ロッド76,76を介して枠体構造物Wに荷重を付加する。このとき、ロードセル54で油圧ジャッキ52に加わる荷重を監視すると共に、歪ゲージ94でロッド76,76に加わる荷重を監視する。例えば、ロッド76,76に加わる荷重が60トンのとき、補助ロッド88に加わる荷重は120トンとなり、油圧ジャッキ52に加わる荷重は240トンとなる。ロッド76,76に加わる荷重に不釣り合いがあるときは、長さ調整具72,72でロッド76,76の長さを調整し、ロッド76,76に加わる荷重が均等になるように調整する。こうして、ロッド76,76及び補助ロッド88から昇降台56に加わる力のモーメントを釣り合わせながら、枠体構造物Wに荷重を付加する。
本実施形態によれば、昇降台56を支持する支持台50の支持点Pにおいて、ロッド76,76のみでは、ロッド76,76から昇降台56に作用する力のモーメントを、釣り合わせることができないとき、補助ロッド88を設けることで、これを解消できる。即ち、支持点Pで、ロッド76,76及び補助ロッド88から昇降台56に加わる力のモーメントを釣り合わせることで、強度試験装置10Bの剛性を低減できる。そのため、強度試験装置10Bを小型化かつ低コスト化できる。また、支持台50や接続台82の位置や、天秤アーム68に対するロッド76,76の接続位置を調整することで、枠体構造物Wに付加する荷重の方向を任意に変更できる。そのため、クレーンで枠体構造物Wを吊り上げ時に加わる荷重の模擬が容易である。
本発明によれば、枠体構造物の強度試験装置を小型化できると共に、試験の実施を容易かつ低コスト化で行うことができる。
10A、10B 強度試験装置
12,50 支持台
14、52 油圧ジャッキ
14a、52a ピストン
16、56 昇降台
18、54、66 ロードセル
20 アイプレート
22、76 ロッド
24、28、64、70、80、84、92 軸
26、30、72、86、90 接続具
32、94 歪ゲージ
34、74 長さ調整具
36、58 支え治具
38、60 支柱
40、62 梁材
42 足場
44 台座
68 天秤アーム
82 接続台
88 補助ロッド
W 枠体構造物
Wa、Wb、Wc、Wd 枠片
Ia、Ib アイプレート
P 支持点
12,50 支持台
14、52 油圧ジャッキ
14a、52a ピストン
16、56 昇降台
18、54、66 ロードセル
20 アイプレート
22、76 ロッド
24、28、64、70、80、84、92 軸
26、30、72、86、90 接続具
32、94 歪ゲージ
34、74 長さ調整具
36、58 支え治具
38、60 支柱
40、62 梁材
42 足場
44 台座
68 天秤アーム
82 接続台
88 補助ロッド
W 枠体構造物
Wa、Wb、Wc、Wd 枠片
Ia、Ib アイプレート
P 支持点
Claims (4)
- 基礎面に固定された枠体構造物の複数の吊下げワイヤ接続部に夫々一端が接続され、該枠体構造物に荷重を付加する複数のロッドと、
該枠体構造物の内側又は外側に配置された支持台、及び該支持台上に設けられ、前記複数のロッドの他端が接続された昇降台と、
該昇降台を上下方向へ昇降させ、前記複数のロッドを介して前記枠体構造物に荷重を付加する昇降装置と、
前記複数のロッドに夫々設けられ、各ロッドに加わる荷重を検出する荷重検出手段と、
前記複数のロッドのうち少なくとも1つのロッドに設けられ、該ロッドの長さを調整することで該ロッドに加わる荷重を調整する荷重調整手段とを備え、
前記枠体構造物に吊下げ時と同一方向へ荷重を付加したとき、前記支持台の支持点において、前記昇降台に付加される各ロッドの力のモーメントが釣り合うように構成したことを特徴とする枠体構造物の強度試験装置。 - 一端が前記基礎面に固定され、他端が前記昇降台に接続された補助ロッドを備え、
前記枠体構造物に荷重を付加したとき、前記支持台の支持点において、前記昇降台に付加される前記複数のロッド及び前記補助ロッドの力のモーメントが釣り合うように構成したことを特徴とする請求項1に記載の枠体構造物の強度試験装置。 - 前記枠体構造物が四角形の枠体構造物であって、該枠体構造物の内側に前記支持台が配置され、
該枠体構造物の四隅に前記吊下げワイヤ接続部が設けられると共に、各吊下げワイヤ接続部に夫々前記ロッドが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の枠体構造物の強度試験装置。 - 前記枠体構造物が四角形の枠体構造物であって、該枠体構造物の外側に前記支持台が配置されると共に、前記補助ロッドの一端は該支持台を挟んで前記枠体構造物と反対側の前記基礎面に固定され、
前記枠体構造物の前記支持台に対面した1辺の両端に、前記吊下げワイヤ接続部が設けられ、各吊下げワイヤ接続部に夫々前記ロッドが接続されていることを特徴とする請求項2に記載の枠体構造物の強度試験装置。
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Cited By (2)
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CN104949834A (zh) * | 2015-06-11 | 2015-09-30 | 广州广日电梯工业有限公司 | 一种模拟电梯运行的曳引钢带试验方法及装置 |
KR101762719B1 (ko) | 2015-08-13 | 2017-07-28 | 삼성중공업 주식회사 | 구조물의 중량 측정 방법 |
-
2012
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