JP2014082100A - 照明システム及び照明制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明システムであって、照明装置は、照明光源の発光状態を現発光状態から1段階変化させることを指示する第1の制御コマンドと、第1の制御コマンドとは異なる動作を指示する第2の制御コマンドとを受信し、リモコン装置は、第1の制御コマンドを繰り返し送信する場合に、第1の制御コマンドのそれぞれを、照明光源の発光状態の変化が段階的であることを視認し得る第1の送信間隔で送信し、第2の制御コマンドを送信する場合に、第2の制御コマンドを構成する単位コマンドのそれぞれを第1の送信間隔より短い第2の送信間隔で送信するよう送信手段を制御する送信制御手段を備える。
【選択図】図4
Description
リモコン装置がコマンドを繰り返し送信する場合の送信間隔としては、照明装置が、特定のコマンドを繰り返し受信し、特定のコマンドに従い照明の発光状態(明るさ、色温度)を変化させる場合に、発光状態が段階的に変化していることを視認できる程度の間隔が用いられる。発光状態が段階的に変化していることをユーザが認識する間もないほど短時間のうちに照明装置が発光状態を最大限変化させてしまうと、ユーザが照明の発光状態を望み通りに調整することができなくなるためである。また、相異なるコマンドを送信する場合の送信間隔についても、上述した同一のコマンドを繰り返し送信する場合の送信間隔と同じ送信間隔が用いられる(特許文献1参照)。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明システム1の外観構成を示す図である。
照明システム1は、照明装置10と、照明装置10を操作するためのリモコン信号を出力するリモコン装置20とから成る。
図2は、リモコン装置20の外観構成を示す図である。
ボタン群202は、エコロジーボタン211、ユーザ設定ボタン212、白色ボタン213、暖色ボタン214、普段ボタン215、勉強ボタン216、くつろぎボタン217、シアターボタン218、消灯ボタン219を含んで構成される。各ボタンには、予め制御コマンドが対応づけられている。リモコン装置20は、ユーザによりボタンが押下されたことを検出すると、押下されたボタンに対応づけられている制御コマンドを送信する。ユーザによるボタン押下が継続していることを検出した場合(所謂長押しされた場合)には、リモコン装置20は、制御コマンドを繰り返して送信する。
ここで、リモコン装置20は、第2の制御コマンド群に属する制御コマンドを繰り返して送信する場合、第1の制御コマンド群に属する制御コマンドを繰り返し送信する場合について規定している第1の送信間隔よりも短い第2の送信間隔で送信する。そして、第2の制御コマンド群に属する制御コマンドが複数の単位コマンドで構成されている場合には、単位コマンドの送信間隔についても、第2の送信間隔を用いる。これにより、第2の制御コマンド群に属する制御コマンドの送信に要する時間の短縮を図っている。
<2.構成>
<2−1.照明装置10>
図3は、照明装置10の機能構成を示すブロック図である。
ユーザ入力受付部312は、電源スイッチ等を含むスイッチ群及び制御回路で構成されており、ユーザによる各スイッチへの操作に応じた指示を制御部318へと出力する機能を有する。
計時部313は、時計とその制御回路で構成されており、現在時刻を計測する現在時刻計測機能、設定された時間の経過を通知するカウンタ機能、及び設定された時刻になったことを通知するタイマ機能を有する。タイマ機能について、計時部313には複数の時刻を設定することができ、各時刻になったときに、設定元に対し設定された時刻になったことを通知する。
照明部315は、PWM制御部316により、PWMパルスを用いて指示される輝度、色温度で発光する機能を有する。
照明部315は、色温度の異なるLEDモジュール331及びLEDモジュール332が隣接配置されて成る。LEDモジュール331は、色温度が一例として5600K程度である複数のLED素子が配列されて成る。LEDモジュール331は、所謂昼光色(以下、「白色」ともいう。)の発光をする機能を有する。LEDモジュール332は、色温度が一例として3000K程度である複数のLED素子が配列されて成る。LEDモジュール332は、所謂電球色(以下、「暖色」ともいう。)の発光をする機能を有する。
照明光の発光状態は、照明光の色温度及び輝度により定まる。すなわち、照明光の発光状態は、照明光の色温度及び輝度を変化させることにより変化させる。以下、照明光の色温度を変更することを「調色」といい、照明光の輝度を変化させることを「調光」という。
例えば、白色調光率が全灯(100%)、暖色調光率が消灯(0%)の場合、すなわち、照明調色率が1.0(100%)の場合、照明の色温度は昼光色となる。この状態から、照明調色率を0.7(70%)に減少させると、照明光の色温度は、昼光色から電球色に近づく。照明調光率が0(0%)の場合、照明光の色温度は昼光色となる。
PWM制御部316は、白色調光率、暖色調光率の通知を受け付けて、受け付けた白色調光率、暖色調光率に応じたPWMパルスを生成し、送出する回路から構成される。
PWM制御部316は、白色調光率の通知を受け付けた場合、白色調光率を表すデューティー比のPWMパルスを生成し、LEDモジュール331に送信する。また、PWM制御部316は、暖色調光率の通知を受け付けた場合、暖色調光率を表すデューティー比のPWMパルスを生成し、LEDモジュール332に送信する。
明るさセンサ317は、周囲の明るさを検知する素子で構成され、周囲の明るさに応じた電圧信号を制御部318に出力する機能を有する。
制御部318の主要な機能は、照明光の調光、調色を行う照明制御機能、制御コマンド実行処理機能、リモコン信号受信部311と協働して制御コマンドを受信する制御コマンド受信処理機能(図12参照)とである。
<照明制御機能>
制御部318は、照明制御機能を以下のように実現する。この機能は、制御部318により、PWM制御部316に対し白色調光率及び暖色調光率を設定する際に実行される。
白色調光率 = 照明調光率 × 照明調色率 (式1)
暖色調光率 = 照明調光率 × (1 − 照明調色率) (式2)
そして、算出した白色調光率及び暖色調光率をPWM制御部316に通知する。
<照明モード>
照明装置10は、想定される利用シーンに応じた照明制御に関する5個の照明モード(「普段モード」「勉強モード」「くつろぎモード」「シアターモード」「エコロジーモード」)を有している。ユーザは、リモコン装置20における5個の照明モードそれぞれに対応するボタンのいずれかを押下することにより望みの照明モードを選択する。以下、ユーザにより選択した照明モードを「現照明モード」という。現照明モードは、制御部318によって記憶部314に記憶される。
「勉強モード」は、ユーザが勉強する場合などに用いると想定したモードである。このモードでは、照明調光率が100%に、照明調色率が0.6(白色調光率:暖色調光率=60:40)に固定される。ユーザによる調色はできない。
「シアターモード」は、ユーザが映画を見る場合などに用いると想定したモードである。このモードでは、照明調光率が100%に、照明調色率が0(白色調光率:暖色調光率=0:100)に固定される。このモードでは、ユーザによる調光、調色はできない。
<制御コマンド実行処理機能>
制御部318による制御コマンド実行処理機能(図12のS1213に相当)について説明する。
図5中の「制御コマンド」欄は、照明装置10に送信する制御コマンドの名称を示している。
ここで、制御コマンドは、制御部318に対する最小単位の指示を示す単位コマンドの組合せで構成される。単位コマンド1つから構成される制御コマンドを「単発コマンド」といい、複数の単位コマンドが連なって構成される制御コマンドを「連続コマンド」という。図5中の「コマンドシーケンス」欄は、制御コマンドを構成する単位コマンドを列記したものである。
制御コマンド(調光アップ)は、照明調光率を増加させることを指示するコマンドである。制御コマンド(調光アップ)は、単位コマンドである調光アップコマンドを含む。制御部318は、制御コマンド(調光アップ)を受信した場合、照明調光率を1段階(一例として、本実施形態では10%)増加させる。なお、制御部318は、照明調光率を10%増加させる場合、1度に10%増加させるのではなく、0.2%ずつ緩やかに増加させる。照明調光率の上限は100%である。
制御コマンド(調光ダウン)は、照明調光率を減少させることを指示するコマンドである。制御部318は、制御コマンド(調光ダウン)を受信した場合、照明調光率を10%減少させる。なお、制御部318は、照明調光率を10%減少させる場合、1度に10%減少させるのではなく、0.2%ずつ緩やかに減少させる。照明調光率の下限は0%である。
制御コマンド(調色白)は、照明光を昼光色に近づけることを指示するコマンドである。制御部318は、制御コマンド(調色白)を受信した場合、照明調色率を10%増加させる。照明調色率の上限は100%である。
制御コマンド(調色暖)は、照明光を電球色に近づけることを指示するコマンドである。制御部318は、制御コマンド(調色暖)を受信した場合、照明調色率を10%減少させる。照明調色率の下限は、0%である。
制御コマンド(消灯)は、消灯を指示するコマンドである。制御部318は、制御コマンド(消灯)を受信した場合、使用中の照明調光率、照明調色率に依らず、PWM制御部316に対し、白色調光率、暖色調光率として0%を通知する。
また、制御部318は、現照明モードが普段モードである場合には、照明制御機能を実行する際に、普段モード用の照明調光率と照明調色率とを用いる。制御部318は、この普段モード用の照明調光率と照明調色率は、記憶部314に記憶させている。制御部318は、この普段モード用の照明調光率と照明調色率を、必要に応じて読み出して使用した後、記憶部314に記憶させる。
制御部318は、時コマンド、分コマンド、及び秒コマンドで示される時刻を、現在時刻として計時部313に設定する。
制御コマンド(勉強)は、勉強モードへの切り替えを指示するコマンドである。制御部318は、制御コマンド(勉強)を受信した場合、現照明モードを勉強モードにする。また、制御部318は、照明調光率を100%に、照明調色率を60%に変更する。
また、照明調光率を100%に変更し、照明調色率を0%に変更し、これらを固定的に用いる。
制御コマンド(ユーザ設定)は、単位コマンドである、設定開始コマンド、秒コマンド、分コマンド、時コマンド、普段コマンド、時コマンド、分コマンド、勉強コマンド、時コマンド、分コマンド、くつろぎコマンド、時コマンド、分コマンド、設定終了コマンドを含む。
<2−2.リモコン装置20>
図4は、リモコン装置20の機能構成を示すブロック図である。
計時部412は、時計とその制御回路で構成されており、現在時刻を計測する現在時刻計測機能、設定された時間の経過を通知するカウンタ機能を有する。
リモコン信号送信部415は、赤外線信号を送信する送信回路で構成されており、制御部414から受信する制御コマンド信号を赤外線信号に変換して送信する機能を有する。
表示部416は、液晶ディスプレイで構成され、現在時刻など各種の情報を表示する機能を有する。
制御部414の主要な機能は、制御コマンドを送信する制御コマンド送信機能(図10参照)である。
制御部414は、制御コマンド送信機能を以下のように実現する。
制御部414は、ユーザ入力受付部411からボタン種別信号を受信する。ここで、制御コマンド表における「制御コマンド」欄の記載は、ボタン群202に含まれる各ボタンのボタン名に一致している。
そして、制御部414は、制御コマンドを構成する単位コマンドを順に送信するよう、リモコン信号送信部415に指示する。
<第1及び第2制御コマンド群>
以下、図5に記載の第1及び第2制御コマンド群について説明する。
第1制御コマンド群に属する制御コマンドは、制御コマンド(調光アップ)、制御コマンド(調光ダウン)、制御コマンド(調色白)、制御コマンド(調色暖)である。
照明装置10は、これらの制御コマンドを受信した場合に、照明制御機能により、照明の発光状態(明るさ、色温度)を、ユーザが視認できる所定程度(一例として10%)変化させる。
そして、照明装置10が、受信した制御コマンドに応じて照明の発光状態を変化させると、結果として、ユーザは、照明の発光状態が段階的に変化していることを認識する間もないほどの短期間のうちに、照明の発光状態が最大限変化してしまうようなことが生じ得る。この場合、ユーザは、照明の発光状態を、望み通り調整する機会を逸してしまう。
一方、第1制御コマンド群に属しない制御コマンドは、第2制御コマンド群に属する。
第2制御コマンド群に属する制御コマンドについては、第1制御コマンド群に属する制御コマンドのように、送信間隔に関する制約が無い。よって、第2制御コマンドに属する制御コマンドについては、第1時間よりも短い送信間隔(第2の送信間隔の一例である。以下、「第2時間」という。)で繰り返し送信する。
第1制御コマンド群に属する制御コマンドを繰り返して送信する場合、図8(a)に示すように第1時間分、送信間隔を空けて送信する。第1時間は、一例として、105m(ミリ)秒程度である。また、第2制御コマンド群に属する制御コマンドを繰り返して送信する場合、図8(b)に示すように、第1時間よりも短い第2時間分、送信間隔を空けて送信する。第2時間は、一例として、10m秒程度である。
図6(a)は、単発コマンドの一例を示す。図6(a)に示すように、制御コマンド(調光アップ)は、単位コマンドである調光アップコマンド1つで構成されている。
図6(b)は、連続コマンドの一例を示す。図6(b)に示すように、制御コマンド(普段)は、単位コマンドである、普段コマンド、時コマンド、分コマンド、秒コマンドが連なって構成されている。
この制御コマンドは、単位コマンドである、設定開始コマンド、秒コマンド、分コマンド、時コマンド、普段コマンド、時コマンド、分コマンド、勉強コマンド、時コマンド、分コマンド、くつろぎコマンド、時コマンド、分コマンド、設定終了コマンドが連なって構成されている、他の制御コマンドに比べて長いコマンドとなっている。
<単位コマンドの詳細>
単位コマンドは、赤外線信号である単位コマンド信号の形式でリモコン装置20から照明装置10へと送信される。
単位コマンド信号は、Highレベルが1T(T=400μ秒程度)継続し、続いてLowレベルが1T継続する場合に、値「0」を表し、Highレベルが1T継続し、続いてLowレベルが3T継続した場合に、値「1」を表す。
単位コマンド信号は、リーダコード、メーカコード(16ビット)、メーカパリティ(4ビット)、商品コード(4ビット)、データコード(8ビット)、パリティ(8ビット)、及びトレーラコードにより構成される。
メーカコードは、メーカを識別するコードであり、メーカに一意に割り当てられている。
メーカパリティは、メーカコードのパリティである。
データコードは、各単位コマンドに固有のコードである。
パリティは、メーカコード、メーカパリティ、商品コード、及びデータコードのパリティである。
<3.動作>
<3−1.制御コマンド送信処理>
図10は、リモコン装置20による制御コマンド送信処理を示すフローチャートである。
ユーザ入力受付部411は、押下があった場合には(S1001でYES)、押下されたボタンを示すボタン種別信号を制御部414に送信する。制御部414は、制御コマンド表を参照し、ボタン種別信号が示すボタンが制御コマンドに対応づけられているか否かを判断し、対応づけられている場合、制御コマンドを送信すべきと判断する(S1002でYES)。制御コマンドを送信する必要がないと判断した場合(S1002でNO)、S1001に進む。
制御コマンドが、第1制御コマンド群に含まれている場合(S1003でYES)、変数「コマンド間隔」に値として第1時間を設定し、S1006に進む。一方、制御コマンドが、第1制御コマンド群に含まれていない場合(S1003でNO)、変数「コマンド間隔」に値として第2時間を設定し、S1006に進む。
データ送信処理の後、制御部414は、ユーザ入力受付部411により、押下を検出したボタンが解放されているか否かを判断し(S1007)、解放されていると判断した場合(S1007でYES)、S1001に進む。
解放されていない、すなわち、押下されたままであると判断した場合には(S1007でNO)、コマンド間隔で示されている時間だけ信号送信を待ち(S1008)、S1006に進む。
<3−2.データ送信処理>
図11は、S1006のデータ送信処理の詳細を示すフローチャートである。
全ての送信が終わっていない場合(S1101でNO)、送信すべき単位コマンドが、送信順が最初の単位コマンドか否かを判断する(S1102)。
S1102において、送信順が最初の単位コマンドで無いと判断した場合(S1102でYES)、S1104に進む。
<3−3.制御コマンド信号受信処理>
図12は、照明装置10による制御コマンド信号の受信処理を示すフローチャートである。
単位コマンド信号を受信した場合(S1201でYES)、リモコン信号受信部311は、単位コマンド信号を単位コマンドに変換し、制御部318に送信する。制御部318は、単位コマンドを受信して保持する(S1202)。
単位コマンドが単発コマンドで無い場合(S1203でNO)、制御部318は、計時部313に対し第1時間と第2時間の経過時に通知するよう設定し、タイマを起動する(S1204)。
単位コマンドを受信していない場合(S1206でNO)、S1205に進む。
単位コマンドを受信した場合(S1206でYES)、変数であるコマンド待ち時間に「第2時間」を設定する(S1207)。この場合、受信している制御コマンドは、第2制御コマンド群に含まれると判断できる。
そして、残シーケンス受信処理を実行する(S1210)。残シーケンス受信処理については、図13に示す。
残シーケンス受信処理の終了後、制御コマンドが繰り返して受信したものか否か判断する(S1211)。繰り返し受信したものでない場合(S1211でNO)、S1213に進む。
この判断は、本実施形態では、制御コマンドが第1制御コマンド群に属する場合、繰り返し実行する必要があると判断し、それ以外の場合には、繰り返し実行の必要が無いと判断することとする。
S1213において、受信した制御コマンドに対応するコマンド実行処理を行い(S1213)、S1201に進む。
単位コマンドを受信していない場合(S1222でNO)、S1221に進む。
単位コマンドを受信した場合(S1222でYES)、変数であるコマンド待ち時間に「第1時間」を設定する(S1223)。この場合、受信している制御コマンドは、第1制御コマンド群に含まれると判断できる。S1223の後、S1208に進む。
<3−4.残シーケンス受信処理>
残シーケンス受信処理は、制御コマンドを構成する単位コマンドの一部を受信している状態において、残りの単位コマンドを受信する処理である。
制御部318は、コマンド待ち時間が経過したか否か判断し(S1302)、経過していない場合(S1302でNO)、単位コマンドを受信したか否か判断する(S1303)。
単位コマンドを受信した場合(S1303でYES)、タイマを停止する(S1304)。
そして、受信した単位コマンドを保存する(S1305)。
そして、受信中の制御コマンドを構成する単位コマンドの全てを受信したか否か判断し(S1306)、全て受信した場合には(S1306でYES)、処理を終了する(RETURN)。全てを受信してはいない場合には(S1306でNO)、S1301に進む。
エラー処理の後、図12のS1201に進む。
<4.変形例>
以上、本発明に係るコンテンツ提供システムの実施形態を説明したが、例示した照明システムを以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの照明システムに限られないことは勿論である。
(2)上記実施形態では、照明装置10が5個の照明モードを有するとしたが、4個以下又は6個以上の照明モードを有していてもよい。また、照明モードを有しない構成としてもよい。
例えば、普段モード、くつろぎモードと遷移した後に、普段モードに再度遷移させたい場合には、「普段コマンド、時コマンド、分コマンド」の組を、制御コマンド(ユーザ設定)に、2個含めればよい。
(4)上記実施形態では、制御コマンドの送信に要する送信時間を、制御コマンドを構成する単位コマンドの送信間隔を短縮することで実現したが、送信時間が短縮できれば足りる。例えば、単位コマンド信号について説明した1Tに相当する時間を、照明装置10が単位コマンド信号を誤りなく読み取れる範囲内で短縮することにより、送信時間を短縮してもよい。
例えば、図14に示すように、制御コマンド(ユーザ設定)のみ第2制御コマンド群に含まれるものとし、上記実施形態では、第2制御コマンド群に含まれていた制御コマンドを第3制御コマンド群に含まれるものとする。そして、第3制御コマンド群に含まれる制御コマンドについて、制御コマンド、単位コマンドの送信間隔を第1時間としてもよい。
この場合、照明装置10では、単位コマンドの受信間隔を用いて、その単位コマンドにより構成される制御コマンドが、第3制御コマンド群に属するものか、第2制御コマンドに属するものかを判断する。
(8)上記実施形態では、制御コマンド(普段)、制御コマンド(勉強)、制御コマンド(くつろぎ)、制御コマンド(シアター)などに時、分、秒を示す単位コマンドを含めていた。しかし、現在時刻を必ずしも使用しないモードについては、時、分、秒を示す単位コマンドを送信しない構成としても良い。また、その場合は送信間隔を第一制御コマンド群と同じにしても良い。
図16は、本変形例に係る、データ送信処理について示すフローチャートである。図16は、図11のS1101とS1102との間に、S1601が挿入されている点が異なる。S1601では、ボタンの解放を検出し、検出できた場合には、処理を終了し(RETURN)、検出できなった場合には、S1102に進む。
(12)上述の実施形態で示した制御コマンド送信処理、制御コマンド受信処理などを照明装置10、及びリモコン装置20のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような各機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。
(15)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<5.補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての照明システムの構成及びその変形例と効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る照明システムは、照明装置と、前記照明装置を遠隔操作するためのリモコン装置とから成る照明システムであって、前記照明装置は、照明光源と、前記照明光源の発光状態を現発光状態から1段階変化させることを指示する第1の制御コマンドと、前記第1の制御コマンドとは異なる動作を指示する第2の制御コマンドとを受信する受信手段を備え、前記第2の制御コマンドにより指示される動作は、それぞれが単位コマンドにより指示される一連の動作から成り、前記リモコン装置は、前記第1及び第2の制御コマンドを送信する送信手段と、前記第1の制御コマンドを繰り返し送信する場合に、前記第1の制御コマンドのそれぞれを、前記照明光源の発光状態の変化が段階的であることを視認し得る第1の送信間隔で送信し、前記第2の制御コマンドを送信する場合に、前記単位コマンドのそれぞれを、前記第1の送信間隔より短い第2の送信間隔で送信するよう前記送信手段を制御する送信制御手段とを備える。
(2)また、前記送信制御手段は、前記送信手段が前記第2の制御コマンドを繰り返し送信する場合には、前記第2の制御コマンドの送信間隔を前記第2の送信間隔で送信するよう前記送信手段を制御することとしてもよい。
(3)また、前記発光状態の視認可能な変化は、明るさ又は光色の変化であることとしてもよい。
この構成により、照明装置における、照明の明るさ又は光色の変化を段階的に視認できるようにし、かつ、ボタン押下に対するレスポンスを可及的に向上させることができる。
(4)また、前記照明装置は、複数の単位コマンドから構成され、かつ前記第2の制御コマンドに含まれる特定の単位コマンドと同じ単位コマンドを含む第3の制御コマンドを受け付け、前記送信制御手段は、前記第3の制御コマンドを送信する場合には、前記第3の制御コマンドを構成する単位コマンドを、前記第1の送信間隔で送信し、前記照明装置は、前記特定の単位コマンドを受信した場合に、複数の単位コマンドの受信間隔を用いて、前記特定の単位コマンドを含む制御コマンドが、前記第2及び第3の制御コマンドのいずれであるかを判断することとしてもよい。
(5)本発明の一実施形態に係る照明制御方法は、照明光源の発光状態を現発光状態から1段階変化させることを指示する第1の制御コマンドと、前記第1の制御コマンドとは異なる動作を指示する第2の制御コマンドとを受信する照明装置と、前記照明装置を遠隔操作するためのリモコン装置とから成る照明システムに用いられる照明制御方法であって、 前記リモコン装置が、制御コマンドを送信する場合に、送信する制御コマンドが前記第1及び第2の制御コマンドのいずれであるかを判断するステップと、前記リモコン装置が、前記第1の制御コマンドを繰り返し送信する場合に、前記第1の制御コマンドのそれぞれを、前記照明光源の発光状態の変化が段階的であることを視認し得る第1の送信間隔で送信し、前記第2の制御コマンドを送信する場合に、前記単位コマンドのそれぞれを、前記第1の送信間隔より短い第2の送信間隔で送信するステップとを含む。
10 照明装置
20 リモコン装置
101 装置本体
102 枠体
103 明るさセンサ
104 カバー
201 ディスプレイ
202 ボタン群
203 ボタン群
204 信号送信部
301 照明本体部
302 電源部
311 リモコン信号受信部
312 ユーザ入力受付部
313 計時部
314 記憶部
315 照明部
316 PWM制御部
317 明るさセンサ
318 制御部
331 LEDモジュール
332 LEDモジュール
401 リモコン本体部
402 電源部
411 ユーザ入力受付部
412 計時部
413 記憶部
414 制御部
415 リモコン信号送信部
416 表示部
Claims (5)
- 照明装置と、前記照明装置を遠隔操作するためのリモコン装置とから成る照明システムであって、
前記照明装置は、
照明光源と、
前記照明光源の発光状態を現発光状態から1段階変化させることを指示する第1の制御コマンドと、前記第1の制御コマンドとは異なる動作を指示する第2の制御コマンドとを受信する受信手段を備え、
前記第2の制御コマンドにより指示される動作は、それぞれが単位コマンドにより指示される一連の動作から成り、
前記リモコン装置は、
前記第1及び第2の制御コマンドを送信する送信手段と、
前記第1の制御コマンドを繰り返し送信する場合に、前記第1の制御コマンドのそれぞれを、前記照明光源の発光状態の変化が段階的であることを視認し得る第1の送信間隔で送信し、前記第2の制御コマンドを送信する場合に、前記単位コマンドのそれぞれを、前記第1の送信間隔より短い第2の送信間隔で送信するよう前記送信手段を制御する送信制御手段とを備える
ことを特徴とする照明システム。 - 前記送信制御手段は、前記送信手段が前記第2の制御コマンドを繰り返し送信する場合には、前記第2の制御コマンドの送信間隔を前記第2の送信間隔で送信するよう前記送信手段を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の照明システム。 - 前記発光状態の視認可能な変化は、明るさ又は光色の変化である
ことを特徴とする請求項1記載の照明システム。 - 前記照明装置は、複数の単位コマンドから構成され、かつ前記第2の制御コマンドに含まれる特定の単位コマンドと同じ単位コマンドを含む第3の制御コマンドを受け付け、
前記送信制御手段は、前記第3の制御コマンドを送信する場合には、前記第3の制御コマンドを構成する単位コマンドを、前記第1の送信間隔で送信し、
前記照明装置は、前記特定の単位コマンドを受信した場合に、複数の単位コマンドの受信間隔を用いて、前記特定の単位コマンドを含む制御コマンドが、前記第2及び第3の制御コマンドのいずれであるかを判断する
ことを特徴とする請求項1記載の照明システム。 - 照明光源の発光状態を現発光状態から1段階変化させることを指示する第1の制御コマンドと、前記第1の制御コマンドとは異なる動作を指示する第2の制御コマンドとを受信する照明装置と、前記照明装置を遠隔操作するためのリモコン装置とから成る照明システムに用いられる照明制御方法であって、
前記リモコン装置が、制御コマンドを送信する場合に、送信する制御コマンドが前記第1及び第2の制御コマンドのいずれであるかを判断するステップと、
前記リモコン装置が、前記第1の制御コマンドを繰り返し送信する場合に、前記第1の制御コマンドのそれぞれを、前記照明光源の発光状態の変化が段階的であることを視認し得る第1の送信間隔で送信し、前記第2の制御コマンドを送信する場合に、前記単位コマンドのそれぞれを、前記第1の送信間隔より短い第2の送信間隔で送信するステップとを含む
ことを特徴とする照明制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012229164A JP2014082100A (ja) | 2012-10-16 | 2012-10-16 | 照明システム及び照明制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017011626A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明コントローラ、及び照明器具の制御方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0390584U (ja) * | 1989-12-29 | 1991-09-13 | ||
JP2012043605A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Sharp Corp | 照明装置 |
-
2012
- 2012-10-16 JP JP2012229164A patent/JP2014082100A/ja active Pending
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