JP2014081437A - 光ファイバ融着接続部の補強方法および光ファイバ補強材 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡便な方法で光ファイバ融着接続部を補強することができる光ファイバ融着接続部の補強方法を提供する。
【解決手段】複数の光ファイバ101が一括被覆された一対の光ファイバテープ心線100の光ファイバ101同士が融着接続されて形成された光ファイバ融着接続部113の補強方法によれば、一対の光ファイバテープ心線100における光ファイバ融着接続部113の軸方向両側の被覆部分103を一対の補強材10,20同士を組み合わせることにより挟持し、一対の補強材10,20を組み合わせることにより一対の補強材10,20の内側に形成された中空部30内に光ファイバ融着接続部113を収容する。
【選択図】図2
【解決手段】複数の光ファイバ101が一括被覆された一対の光ファイバテープ心線100の光ファイバ101同士が融着接続されて形成された光ファイバ融着接続部113の補強方法によれば、一対の光ファイバテープ心線100における光ファイバ融着接続部113の軸方向両側の被覆部分103を一対の補強材10,20同士を組み合わせることにより挟持し、一対の補強材10,20を組み合わせることにより一対の補強材10,20の内側に形成された中空部30内に光ファイバ融着接続部113を収容する。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ファイバ心線同士を融着接続した光ファイバ融着接続部を補強する補強方法および光ファイバ補強材に関する。
従来、光ファイバ心線同士を融着する場合には、その光ファイバ融着接続部においては光ファイバが剥きだしとなり、非常に折れやすい部位となっている。そのため、光ファイバ融着接続部を補強する方法として、補強材が内蔵された熱収縮型チューブにより光ファイバ融着接続部を被覆して補強する方法(特許文献1参照)、2枚の板により構成され、当該板の内側にゴム製シートが張り付けられたメカニカルクランプにより光ファイバ融着接続部を挟み込んで補強する方法(非特許文献1参照)、接着剤層を設けた補強板を上下から挟着して光ファイバ融着接続部を補強する方法(特許文献2参照)などが知られている。
高橋茂雄、他、「融着型現場組立MPOコネクタ」、フジクラ技報、2010年、第119号、第44頁〜第48頁
しかし、特許文献1に記載の方法においては熱収縮チューブを加熱するための設備が必要であり、非特許文献1または特許文献2に記載の方法においては、光ファイバ融着接続部とメカニカルクランプまたは補強板とを精度よく組み立てるための治具が必要である。そのため、構造が複雑でありコストアップにつながってしまう。
そこで、本発明は、より簡便な方法で光ファイバ融着接続部を補強することができる光ファイバ融着接続部の補強方法および光ファイバ補強材を提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明の光ファイバ融着接続部の補強方法は、
複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成された光ファイバ融着接続部の補強方法であって、
前記一対の光ファイバテープ心線における前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の被覆部分を一対の補強材同士を組み合わせることにより挟持し、
前記一対の補強材同士を組み合わせることにより前記一対の補強材の内側に形成された中空部内に前記光ファイバ融着接続部を収容することを特徴とする。
複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成された光ファイバ融着接続部の補強方法であって、
前記一対の光ファイバテープ心線における前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の被覆部分を一対の補強材同士を組み合わせることにより挟持し、
前記一対の補強材同士を組み合わせることにより前記一対の補強材の内側に形成された中空部内に前記光ファイバ融着接続部を収容することを特徴とする。
本発明の補強方法において、前記一対の補強材の少なくとも一方に設けられた凸部を前記被覆部分に接触させることにより、前記一対の光ファイバテープ心線を挟持する構成としてもよい。
本発明の補強方法において、前記凸部は、弾性部材により構成されている構成としてもよい。
本発明の補強方法において、前記一対の補強材のうち一方を他方に外嵌することにより、前記一対の補強材同士を組み合わせる構成としてもよい。
また、上記課題を解決することのできる本発明の光ファイバ補強材は、
複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成される光ファイバ融着接続部を補強する光ファイバ補強材であって、
第1の補強材と、前記第1の補強材と組み合わされる第2の補強材と、を備え、
前記第1の補強材と前記第2の補強材との間に前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の前記光ファイバテープ心線の被覆部分が挟持され、
前記第1の補強材と前記第2の補強材とを組み合わせることにより形成される中空部内に前記光ファイバ融着接続部が収容されることを特徴とする。
複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成される光ファイバ融着接続部を補強する光ファイバ補強材であって、
第1の補強材と、前記第1の補強材と組み合わされる第2の補強材と、を備え、
前記第1の補強材と前記第2の補強材との間に前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の前記光ファイバテープ心線の被覆部分が挟持され、
前記第1の補強材と前記第2の補強材とを組み合わせることにより形成される中空部内に前記光ファイバ融着接続部が収容されることを特徴とする。
本発明の光ファイバ補強材において、前記第1の補強材および前記第2の補強材の少なくとも一方において長手方向の2箇所に前記被覆部分に当接される凸部が設けられている構成としてもよい。
本発明の光ファイバ補強材において、前記凸部は、弾性部材により構成されている構成としてもよい。
本発明の光ファイバ補強材において、前記第2の補強材は、底板部と、前記底板部の長手方向において少なくとも前記凸部の配置箇所同士の間の全域にわたって前記底板部から立設する一対の保持部と、を備えている構成としてもよい。
本発明の光ファイバ補強材において、前記一対の保持部は、当該一対の保持部の間に前記第1の補強材が挿入されることで弾性変形可能に構成され、
前記第1の補強材は、前記一対の保持部の弾性復元力により押圧されて前記第2の補強材との組み合わせ状態に固定される構成としてもよい。
前記第1の補強材は、前記一対の保持部の弾性復元力により押圧されて前記第2の補強材との組み合わせ状態に固定される構成としてもよい。
本発明の光ファイバ補強材において、前記凸部は、前記第1の補強材に設けられる第1の凸部と、前記第2の補強材において前記第1の凸部に対応する箇所に設けられる第2の凸部と、を備え、
前記第1の凸部と前記第2の凸部との間で前記被覆部分が挟持される構成としてもよい。
前記第1の凸部と前記第2の凸部との間で前記被覆部分が挟持される構成としてもよい。
本発明によれば、熱収縮チューブを加熱するための設備や接着剤あるいは組立精度を確保するための治具が不要である。そのため、光ファイバ融着接続部を補強するための構成が簡便であるとともにコストを削減することができる。
以下、本発明に係る光ファイバ補強材および光ファイバ融着接続部の補強方法の実施形態の例について図面を参照して説明する。
まず、本実施形態の光ファイバ補強材により補強される光ファイバ融着接続部を備える光ファイバケーブルとして光ファイバテープ心線100を例にとって説明する。
図1(a)に示すように、光ファイバテープ心線100は、並列された複数本(ここでは、4本)の光ファイバ心線101と、外被103(被覆部分の一例)と、を備えている。光ファイバ心線101は、コア/クラッド部からなるガラスファイバ111を被覆112によって覆われることで形成されている。さらに、複数本の光ファイバ心線101が外被103によって一括して被覆されることで、光ファイバテープ心線100が形成されている。
図1(b)に示すように、光ファイバテープ心線100の端部においては、外被103が除去され、光ファイバ心線101が露出されている。さらに、光ファイバ心線101の被覆112が僅かに残して除去され、ガラスファイバ111が露出される。ここで、2本の光ファイバテープ心線100が互いに対向されて、ガラスファイバ111の端部同士が不図示の融着接続機の融着位置にて突き合わされる。この状態で、アーク放電等によりガラスファイバ111の端面同士を融着接続させることにより、光ファイバ融着接続部113が形成されている。
本実施形態の光ファイバ補強材1は、ガラスファイバ111の端面同士を融着接続させて形成された光ファイバ融着接続部113とその近傍部分を補強するものである。
図2および図3に示すように、光ファイバ補強材1は、第1の補強材10と、第1の補強材10と組み合わされる第2の補強材20と、を備えている。
第1の補強材10は、横長形状の本体部11と、本体部11の長手方向において光ファイバテープ心線100の外被103に当接される一対の凸部12(第1の凸部の一例)と、を備えている。本体部11および一対の凸部12は、耐熱性、加工性および機械的強度に優れた透明ポリエーテルイミド(PEI)樹脂等の高性能エンジニアリング・プラスチック(エンプラ)から構成されている。
図3(b)に示すように、一対の凸部12の間隔Dは、融着接続された一対の光ファイバテープ心線100において外被103が除去されてガラスファイバ111および被覆112が露出された部分の長さLと略同一またはそれよりも長いことが好ましい。
第1の補強材10は、横長形状の本体部11と、本体部11の長手方向において光ファイバテープ心線100の外被103に当接される一対の凸部12(第1の凸部の一例)と、を備えている。本体部11および一対の凸部12は、耐熱性、加工性および機械的強度に優れた透明ポリエーテルイミド(PEI)樹脂等の高性能エンジニアリング・プラスチック(エンプラ)から構成されている。
図3(b)に示すように、一対の凸部12の間隔Dは、融着接続された一対の光ファイバテープ心線100において外被103が除去されてガラスファイバ111および被覆112が露出された部分の長さLと略同一またはそれよりも長いことが好ましい。
第2の補強材20は、底板部21と、一対の保持部22と、一対の凸部23(第2の凸部の一例)と、を備えている。底板部21および一対の保持部22は、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料により構成され、一対の凸部23は、ゴムシートあるいは樹脂テープ等の弾性部材により構成されている。
一対の保持部22は、底板部21の長手方向の全域にわたって底板部21からそれぞれ立設されている。これら一対の保持部22は、底板部21の長手方向において少なくとも一対の凸部23の配置箇所同士の間の全域(間隔Dの領域)にわたって設けられていればよい。
一対の保持部22は、底板部21の長手方向の全域にわたって底板部21からそれぞれ立設されている。これら一対の保持部22は、底板部21の長手方向において少なくとも一対の凸部23の配置箇所同士の間の全域(間隔Dの領域)にわたって設けられていればよい。
一対の保持部22の各々は、その長手方向に垂直な断面において内側に向けて凸となるように湾曲された形状を有し、第1の補強材10が挿入されることで底板部21との境界部を起点として弾性変形可能に構成されている。そのため、第1の補強材10の本体部11が第2の補強材20の一対の保持部22の間に挿入されると、一対の保持部22が外側にわずかに広がるように弾性変形する。そして、第1の補強材10は、一対の保持部22の弾性復元力により押圧されて第2の補強材20との組み合わせ状態に固定される。このとき、図3(b)に示すように、第1の補強材10と第2の補強材20とが組み合わされた状態で固定されると、第1の補強材10および第2の補強材20の内側に中空部30が形成される。
一対の凸部23は、第1の補強材10に設けられる一対の凸部12に対応する箇所に設けられており、第1の補強材10の凸部12と第2の補強材20の凸部23との間で光ファイバテープ心線100の外被103が挟持される。これにより、第1の補強材10と第2の補強材20とを組み合わせた際に形成される中空部30内に光ファイバ融着接続部113を収容することができる。
次に、光ファイバ補強材1を用いた光ファイバ融着接続部113の補強方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、光ファイバ補強材1の第1の補強材10および第2の補強材20を用意する。
次に、図4(b)に示すように、ガラスファイバ111同士が融着接続された一対の光ファイバテープ心線100を、その光ファイバ融着接続部113が第2の補強材20の中央部に配置されるようにして、第2の補強材20の底板部21上に配置する。このとき、光ファイバ融着接続部113の軸方向両側の被覆部分である一対の光ファイバテープ心線100の外被103がそれぞれ、第2の補強材20の一対の凸部23上に載置される。
次に、図4(b)に示すように、ガラスファイバ111同士が融着接続された一対の光ファイバテープ心線100を、その光ファイバ融着接続部113が第2の補強材20の中央部に配置されるようにして、第2の補強材20の底板部21上に配置する。このとき、光ファイバ融着接続部113の軸方向両側の被覆部分である一対の光ファイバテープ心線100の外被103がそれぞれ、第2の補強材20の一対の凸部23上に載置される。
その後、図4(c)に示すように、第2の補強材20の上方から第2の補強材20の一対の保持部22の間に第1の補強材10を挿入し、第2の補強材20を第1の補強材10に外嵌することにより、第1の補強材10と第2の補強材20とを組み合わせる。これにより、一対の凸部12を光ファイバ融着接続部113の軸方向両側の外被103にそれぞれ接触させて、凸部12と凸部23との間で外被103を挟持する。
このようにして、第1の補強材10および第2の補強材20の内側に形成された中空部30内に光ファイバ融着接続部113を収容することができ、光ファイバ融着接続部113の補強処理が完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ガラスファイバ111同士が融着接続された一対の光ファイバテープ心線100の外被103を一対の光ファイバ補強材1により挟持するとともに、光ファイバ融着接続部113をこの一対の光ファイバ補強材1により形成される中空部30内で保持する構成を備えている。また、一対の光ファイバ補強材1のうち第2の補強材20は、底板部21と、底板部21の長手方向において少なくとも凸部12の配置箇所同士の間の全域にわたって底板部21から立設する一対の保持部22と、を備えている。そのため、補強作業は、第2の補強材20の上に光ファイバ融着接続部113が露出された光ファイバテープ心線100を置き、さらに一対の保持部22の間に上から第1の補強材10を挿入するだけであり、熱収縮チューブを加熱するための設備や接着剤あるいは組立精度を確保するための治具が不要となる簡易なものである。以上のように本実施形態によれば、簡便な構成で光ファイバ融着接続部113を補強することができるとともに、補強処理に係るコストを削減することができる。
また、光ファイバ融着接続部113およびガラスファイバ111が露出された部分を中空部30内で保持しているため、光ファイバ融着接続部113あるいはガラスファイバ111に光ファイバ補強材1が直接接触することがない。そのため、ガラスファイバ111に歪みが加わることによる悪影響や光ファイバ融着接続部113の割れの発生を抑制することができ、光ファイバテープ心線100の歩留まりの向上を図ることができる。
また、第1の補強材10および第2の補強材20の少なくとも一方において長手方向の2箇所に光ファイバテープ心線100の外被103に当接される凸部12,23が設けられている。さらに、凸部12,23は、第1の補強材10に設けられる第1の凸部12と、第2の補強材20において第1の凸部12に対応する箇所に設けられる第2の凸部23と、からなり、第1の凸部12と第2の凸部23との間で外被103が挟持されている。このように、第1の凸部12と第2の凸部23との間で外被103を挟み込むことにより形成される中空部30に光ファイバ融着接続部113およびガラスファイバ111が露出された部分を容易に収容することができる。
また、凸部23は、弾性部材により構成されているため、凸部12と凸部23との間で外被103を挟み込んだときに光ファイバテープ心線100に加わる側圧を抑制することができる。
また、一対の保持部22は、当該一対の保持部22の間に第1の補強材10が挿入されることで弾性変形可能に構成され、第1の補強材10は、一対の保持部22の弾性復元力により押圧されて第2の補強材20との組み合わせ状態に固定される。そのため、一対の保持部22の間に第1の補強材10を上から挿入するだけで、当該一対の保持部22の間で第1の補強材10を確実に固定することができる。
以上において本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、必要に応じて他の構成を採用することが可能である。
上記の実施形態においては、第1の補強材10に樹脂材料からなる一対の凸部12が設けられ、第2の補強材20において一対の凸部12に対応する箇所に弾性部材からなる一対の凸部23が設けられている構成としたが、本発明はこの例に限られない。例えば、第1の補強材10および第2の補強材20のいずれか一方にのみ光ファイバテープ心線100の外被103に当接される一対の凸部が設けられている構成としてもよい。また、第2の補強材20に樹脂材料からなる一対の凸部12が設けられ、第1の補強材10に弾性部材からなる一対の凸部23が設けられている構成としてもよい。これらの構成によっても上記の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、凸部12と凸部23の両方とも弾性部材から構成されていてもよいが、この場合は、凸部12と凸部23との間に挟持される外被103の位置ずれが生じる可能性がある。そのため、上記実施の形態のように、凸部12および凸部23のいずれか一方は樹脂材料から構成されている例が好ましい。
なお、凸部12と凸部23の両方とも弾性部材から構成されていてもよいが、この場合は、凸部12と凸部23との間に挟持される外被103の位置ずれが生じる可能性がある。そのため、上記実施の形態のように、凸部12および凸部23のいずれか一方は樹脂材料から構成されている例が好ましい。
また、上記実施の形態においては、第2の補強材20の一対の保持部22は、その長手方向に垂直な断面において内側に凸となるように湾曲された形状を有しているが、一対の保持部22の間で第1の補強材10が保持される構成であればこの例に限られない。例えば、一対の保持部22は、その長手方向に垂直な断面において略直線状に立設された形状であってもよい。この場合、一対の保持部22の内側にそれぞれゴムシートや板ばね等からなる弾性部材を設けて、これらの弾性部材により第1の補強材10が保持される構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、互いに接続されるケーブルとして、複数本の光ファイバ心線を有する光ファイバテープ心線100を例にとって説明したが、例えば、単心の光ファイバ心線を有するケーブル同士を融着接続する場合にも適用可能である。また、補強されるケーブルの幅あるいは外径に応じて、光ファイバ補強材1の大きさを変化させることが可能である。
1:光ファイバ補強材、10:第1の補強材、11:本体部、12:一対の凸部、20:第2の補強材、21:底板部、22:一対の保持部、23:一対の凸部、100:光ファイバケーブル、101:光ファイバ心線、111:ガラスファイバ、113:光ファイバ融着接続部
Claims (10)
- 複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成された光ファイバ融着接続部の補強方法であって、
前記一対の光ファイバテープ心線における前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の被覆部分を一対の補強材同士を組み合わせることにより挟持し、
前記一対の補強材同士を組み合わせることにより前記一対の補強材の内側に形成された中空部内に前記光ファイバ融着接続部を収容することを特徴とする光ファイバ融着接続部の補強方法。 - 前記一対の補強材の少なくとも一方に設けられた凸部を前記被覆部分に接触させることにより、前記一対の光ファイバテープ心線を挟持することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ融着接続部の補強方法。
- 前記凸部は、弾性部材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ融着接続部の補強方法。
- 前記一対の補強材のうち一方を他方に外嵌することにより、前記一対の補強材同士を組み合わせることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光ファイバ融着接続部の補強方法。
- 複数の光ファイバが一括被覆された一対の光ファイバテープ心線の光ファイバ同士が融着接続されて形成される光ファイバ融着接続部を補強する光ファイバ補強材であって、
第1の補強材と、前記第1の補強材と組み合わされる第2の補強材と、を備え、
前記第1の補強材と前記第2の補強材との間に前記光ファイバ融着接続部の軸方向両側の前記光ファイバテープ心線の被覆部分が挟持され、
前記第1の補強材と前記第2の補強材とを組み合わせることにより形成される中空部内に前記光ファイバ融着接続部が収容されていることを特徴とする光ファイバ補強材。 - 前記第1の補強材および前記第2の補強材の少なくとも一方において長手方向の2箇所に前記被覆部分に当接される凸部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ補強材。
- 前記凸部は、弾性部材により構成されていることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ補強材。
- 前記第2の補強材は、底板部と、前記底板部の長手方向において少なくとも前記凸部の配置箇所同士の間の全域にわたって前記底板部から立設する一対の保持部と、を備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の光ファイバ補強材。
- 前記一対の保持部は、当該一対の保持部の間に前記第1の補強材が挿入されることで弾性変形可能に構成され、
前記第1の補強材は、前記一対の保持部の弾性復元力により押圧されて前記第2の補強材との組み合わせ状態に固定されることを特徴とする請求項8に記載の光ファイバ補強材。 - 前記凸部は、前記第1の補強材に設けられる第1の凸部と、前記第2の補強材において前記第1の凸部に対応する箇所に設けられる第2の凸部と、を備え、
前記第1の凸部と前記第2の凸部との間で前記被覆部分が挟持されていることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の光ファイバ補強材。
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