JP2014079479A - 注射針 - Google Patents

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Abstract

【課題】太さが100μm程度の細い血管に針管を刺通させ、その針管を通して血管に治療液を注入することができる注射針を提供する。
【解決手段】針先に治療液の吐出口を有する針管3と、この針管3を支持する針基2と、を備える注射針1であって、針管3は、吐出口が形成された刺通管32と、この刺通管32よりも太い主針管31と、この主針管31を補強する補強管33とを有する。主針管31の先端部に設けられた刺通管32は、長さが7.0mm未満(ゼロを含まず)、外径が70μm以下(ゼロを含まず)、内径が40μm以下(ゼロを含まず)の寸法条件を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、注射針に関し、特に医療に用いて好適な注射針に関する。
眼疾患の一つに網膜静脈閉塞症がある。網膜静脈閉塞症は、高血圧や動脈硬化などが原因で、網膜の静脈が詰まって出血を起こす病気である。この疾患は、網膜を障害させ、視力低下などの症状を引き起こす。網膜静脈閉塞症の治療方法としては、抗凝固療法などの内服加療の他に、網膜の出血部位やむくみの多いところにレーザ光を照射して、出血やむくみを網膜下の組織の脈絡膜側に吸収させる方法が知られている。また、網膜静脈閉塞症には中心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症がある。このうち、分枝静脈閉塞症に対しては動静脈交叉部血管外膜鞘切開術などが行われている。ただし、いずれの治療法も対症療法でしかない。
そこで、網膜の静脈血流の再生をめざして、脳梗塞患者の治療に用いられる血栓溶解剤(t−PA)を直接、網膜の静脈(閉塞血管)に注入する治療法が提案されている。この治療法は、網膜静脈閉塞症の原因となっている血管の詰まりを解消する原因療法とも呼べるもので、特に、網膜静脈閉塞症の患者数が多い高齢化社会においては、当該治療法の早期の確立が強く望まれている。ちなみに、医療用の注射針としては、たとえば、以下の特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。
特開2006−280503号公報 特開2004−290542号公報
上記の治療法は、網膜の静脈に注射針を刺し、この注射針を通して治療用の液体(以下「治療液」と総称)を静脈に注入する方法である。このため、網膜の静脈に刺通できる注射針を用意する必要がある。しかしながら、網膜の静脈(血管)の太さは直径100μm程度と非常に細いため、これに刺す注射針は更に細く形成する必要がある。このような極細の注射針は、ガラス製のキャピラリチューブであれば作ることも可能であるが、網膜の静脈のような細い血管に刺す注射針の用途にキャピラリチューブを使用するには、以下の点で難がある。
キャピラリチューブは、硬質の脆性材料であるガラスで作られているため、非常に折れやすい性質をもっている。したがって、たとえば、キャピラリチューブを血管に刺した状態で、キャピラリチューブが折れたり、あるいは欠けたりすると、血管の中にガラス片が残ってしまうおそれがある。このため、キャピラリチューブは上記の用途に不向きであった。
そこで本発明者は、網膜の静脈のような細い血管でも刺通できる注射針を「金属製の注射針」で実現しようと試みた。ところが、当初は失敗の連続でなかなか思うような注射針を作ることができなかった。特に実現の障害となった点は、以下の3つの要求を同時に満足する必要があったためである。
(1)注射針の外径を細くすること。
(2)注射針の長さを確保すること。
(3)治療液の流通性を確保すること。
上記(1)の要求は、先述したとおり網膜の静脈に注射針を刺通する必要があるためである。上記(2)の要求は、注射針を刺通しようとする網膜の静脈が眼底近くにあるのに対して、注射針は眼球の角膜近くのトロカールを通して眼球内に挿入する必要があり、そこから眼底まで針先を到達させる必要があるためである。上記(3)の要求は、注射針を注射器に装着してプランジャを押圧操作したときに、シリンジ内の治療液を針先から吐出させる必要があるためである。
本発明者は、実際に異なる寸法や構造の注射針をいくつも試作し、それぞれの試作品について眼科医に使い勝手の確認を依頼し、その結果をもとに問題点と原因を考察して改良を行う、といったことを繰り返した。
そのような試行錯誤のなかで、本発明者は、針先に付けた極細の管の長さが治療液の流通性(通りやすさ)に想定以上に大きな影響を与えているという事実を知得し、本発明を想到するに至った。
本発明の主な目的は、非常に細い血管であっても針管を刺通させ、その針管を通して血管に治療液を注入することができる注射針を提供することにある。
本発明の第1の態様は、
針先に治療液の吐出口を有する針管を備える注射針であって、
前記針管は、前記吐出口が形成された刺通管と、この刺通管よりも太い主針管とを有し、前記主針管の先端部に前記刺通管を設けたものであり、
前記刺通管は、長さが7.0mm未満(ゼロを含まず)、外径が70μm以下(ゼロを含まず)、内径が40μm以下(ゼロを含まず)の寸法条件を満たす
ことを特徴とする注射針である。
本発明の第2の態様は、
前記刺通管は、長さが5.0mm以下(ゼロを含まず)である
ことを特徴とする上記第1の態様に記載の注射針である。
本発明の第3の態様は、
前記刺通管は、長さが3.0mm以下(ゼロを含まず)である
ことを特徴とする上記第1の態様に記載の注射針である。
本発明の第4の態様は、
前記刺通管は、外径が40μm以上60μm以下である
ことを特徴とする上記第1〜第3のいずれかに記載の注射針である。
本発明の第5の態様は、
前記刺通管は、内径が20μm以上30μm以下である
ことを特徴とする上記第1〜第4の態様のいずれかに記載の注射針である。
本発明によれば、非常に細い血管であっても針管を刺通させ、その針管を通して血管に治療液を注入することができる注射針を提供することができる。これにより、網膜静脈閉塞症患者の網膜の静脈血流の再生に有効な治療法の早期確実に寄与することができる。
本発明の実施の形態に係る注射針の構成例を示す図である。 刺通管の取付状態を示す要部断面図である。 刺通管の構造を説明する図である。 刺通管の作製方法の一例を説明する図である。 刺通管の断面構造を電子顕微鏡で観察して得られた画像を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る注射針の構成例を示す図(その1)である。 本発明の他の実施の形態に係る注射針の構成例を示す図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態においては、次の順序で説明を行う。
1.注射針の構成
2.注射針の製造方法
3.実施例および比較例
4.実施の形態に係る効果
5.他の実施の形態
6.変形例等
<1.注射針の構成>
図1は本発明の実施の形態に係る注射針の構成例を示す図である。図示した注射針1は、主として、針基2と針管3とによって構成されている。針基2は、図示しない注射器に注射針1を取り付ける場合に、この注射器のシリンジ先端に着脱可能に装着される部分である。針基2は、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を用いて形成されている。針基2は、全体的に段付きの円筒状に形成されている。
針管3は、針基2の先端部に取り付けられている。針管3は、たとえば、ステンレス鋼などの金属を用いて、細い管状に形成されている。針管3は、それぞれ寸法(外径、内径、長さ)の異なる複数の管を組み合わせた多段構造になっている。本実施の形態においては、一例として、主針管31、刺通管32および補強管33を組み合わせた3段構造になっている。なお、針管3を金属で構成する場合は、ステンレス鋼の他にも、たとえばニッケルクロム鋼を用いることが可能である。
主針管31は、3つの管のなかで最も長い管である。主針管31の長さL1は、針基2の先端部からの突出寸法で規定している。主針管31の基部は、針基2の先端部分に接着等によって固定されている。主針管31の外径d1は、刺通管32の外径d2(図3参照)よりも大きく、かつ、補強管33の外径d3よりも小さい寸法、たとえば、0.3mmに設定される。主針管31の長さL1は、注射針1の用途に適した寸法に設定される。ちなみに、本実施の形態においては、医療用のなかでも眼科医療、特に、眼球内に針管3を通して網膜の静脈に刺通させる目的で使用される注射針を想定している。このため、主針管31の長さL1は、眼球の大きさを考慮して、たとえば、針基2の先端部から25mm以上の長さ(好ましくは、27mm前後)を確保するように設定される。
図2は刺通管の取付状態を示す要部断面図であり、図3は刺通管の構造を説明する図である。なお、図3の(B)は(A)のP部断面を示す拡大図である。刺通管32は、3つの管のなかで最も短く、かつ最も細い管である。刺通管32は、主針管31の先端部に設けられている。刺通管32の基部は、主針管31の先端部に同心状に固定されている。刺通管32の先端部(針先)は、刺通時の抵抗(以下「刺通抵抗」という。)を小さくするために、針管3の中心軸に対して斜めに傾斜し、これによって先鋭な刃面32Cを形成している。
刺通管32は、一部32Aが主針管31の先端部から突出し、他の部分32Bが主針管31の内部に挿入されている。以降の説明では、刺通管32の一部32Aを「突出部32A」、他の部分32Bを「挿入部32B」という。刺通管32の長さ(全長)L2は、7mm未満(ゼロを含まず)の条件を満たすように設定されている。この条件を適用する理由については後で述べる。突出部32Aの突出寸法L21は、0.3mm以上1.0mm以下に設定されている。突出部32Aの突出寸法L21を0.3mm以上とした理由は、これよりも短くすると、主針管31と刺通管32の外径差に伴う段付き部分の陰に突出部32Aが隠れてしまい、刺通管32の針先部分の位置確認が困難になるためである。ただし、主針管31の先端部分をテーパー加工した場合には、突出部32Aの突出寸法L21を、刺通管32先端の傾斜を考慮して0.15mmとすることが可能である。また、突出部32Aの突出寸法L21を1.0mm以下とした理由は、これよりも長くすると、(1)刺通管32が刺通抵抗に負けて曲がりやすくなる、(2)刺通管32が血管に深く刺さり過ぎて血管および血管下組織を傷つけるおそれがある、ためである。挿入部32Bの挿入寸法L22は、刺通管32の長さL2や先端部の加工方法、突出部32Aの突出寸法L21にもよるが、好ましくは、0.5mm以上3.0mm以下に設定される。
突出部32Aの先端部には、上述した刃面32Cが形成されている。また、刃面32Cと同一の面内には吐出口32Dが開口している。吐出口32Dは、図示しない注射器のプランジャを押し込んだ場合に、その押圧力を受けて治療液が吐出する部分である。治療液は、治療に用いられる液体であれば特に制限はなく、たとえば、薬液、生理食塩水、純水などを挙げることができる。吐出口32Dは、刺通管32の中心軸に沿う流路32E(図3参照)の最下流部に形成されている。刺通管32の外径d2は、70μm以下(ゼロを含まず)の条件を満たすように設定されている。この条件を適用する理由は、刺通管32の外径d2が70μmを超えると、目的とする100μm程度の太さの血管(静脈等)に刺通管32を刺通させることが極めて困難になるためである。この血管に刺通管32を刺通させるときの手技の容易性等を考慮すると、刺通管32の外径d2は60μm以下とすることが好ましい。ただし、刺通管32の外径d2を過度に小さくすると、(1)刺通管32の内径d4の確保が難しくなる、(2)刺通管32が刺通抵抗に負けて曲がりやすくなる、という不具合が生じやすくなる。このため、刺通管32の外径d2は40μm以上とすることが好ましい。
刺通管32の内径(流路32Eの直径)d4は、40μm以下(ゼロを含まず)の条件を満たすように設定されている。この条件を適用する理由は、後述する注射針1の製造方法(特に、刺通管32の作製方法)で採用する引き抜き加工においては、刺通管32の内径d4が刺通管32の外径d2の60%程度又はそれを少し下回る程度の寸法になるためである。刺通管32の内径d4は、単に液体の流通性だけを考慮すれば大きいほうが好ましいものの、上述した刺通管32の外径d2を考慮すると、20μm以上30μm以下とすることが好ましい。
補強管33は、3つの管のなかで最も太い管である。補強管33は、主針管31を内挿するかたちで針管3の根元側に取り付けられている。補強管33は、針管3の補強目的、特に、針管3全体の剛性を高めるために設けられている。補強管33の基部は、上述した主針管31とともに、針基2の先端部分に接着等によって固定されている。補強管33の長さL3は、たとえば、主針管31の長さL1の1/5以上2/3以下の寸法、より好ましくは、1/3以上1/2以下の寸法に設定するとよい。補強管33の長さL3は、針基2の先端部からの突出寸法で規定している。
補強管33の外径d3は、主針管31の外径d1にもよるが、たとえば、0.5mmに設定される。補強管33の内径は、補強管33の中に主針管31を通すことができるように、少なくとも主針管31の外径d1よりも大きく設定されている。補強管33は、主針管31の外側に同心状に二重管構造をなすように取り付けられている。なお、補強管33は、本発明において必須の要素ではなく、主針管31の長さや太さにより、必要に応じて設けられるものである。
<2.注射針の製造方法>
次に、注射針1の製造方法について説明する。まず、注射針1の構成部品となる針基2、主針管31、刺通管32、補強管33を用意する。このうち、刺通管32を除く部品は、一般的な医療用の注射針の構成部品と同様の方法(ただし、刃面の形成はなし)で作製可能である。このため、ここでは刺通管32の作製方法について詳しく説明する。
刺通管32を作製する場合は、まず、目的とする上記外径d2よりも大きな外径を有する、断面円形の金属の管を作製する。具体的には、たとえば、SUS304などステンレス鋼の薄板を丸めて継ぎ目の部分を溶接する。このとき、必要に応じて、継ぎ目部分を研磨する。
次に、上記の金属管を引き抜き加工により細くする。具体的には、図4に示すように、金属管11の中に円錐形のプラグ12を挿入し、このプラグ12の円錐面に沿うようにダイス13に設けられたテーパー形状の穴14に金属管11を通す。そして、この穴14の大径側から小径側に向かって金属管11を引き抜く。これにより、ダイス13の穴14を通して引き抜かれた金属管11の外径は、穴14の小径側の開口寸法と同等の寸法まで細く絞られる。このような引き抜き加工を、たとえば、金属管11の外径が0.5mmくらいに細くなるまで複数回にわたって繰り返す。その後さらに、上記のプラグ12を挿入しない状態で引き抜き加工を複数回にわたって繰り返すことにより、金属管11の外径を所望の寸法(たとえば、50μm)まで細くする。
次に、金属管11を所望の長さに切断する。次に、ワイヤーカット放電加工や研削加工等によって、金属管11の針先を先鋭な刃面に加工する。以上の手順により刺通管32が得られる。
なお、注射針1の製造方法の変形例として、主針管31の所定の箇所まで更に引き抜き加工を行い、主針管31と刺通管32が一体となった針を製作することも可能である。
次に、注射針1の構成部品の組立手順について説明する。
まず、針基2に主針管31を取り付ける。具体的には、針基2の先端側に形成されている貫通孔(不図示)に主針管31の端部を挿入した後、針基2の先端部にディスペンサ等を用いて適量の接着剤を供給する。接着剤としては、たとえば、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を用いることができる。ただし、この段階では、接着剤を未硬化の状態にしておく。
次に、主針管31の先端側から補強管33を嵌め入れるとともに、この補強管33の端部を上記接着剤に接触させた状態で針基2の先端部に突き当てる。その後、加熱または光(紫外線等)の照射によって接着剤を硬化させ、針基2の先端部分に主針管31と補強管33を一緒に固定する。
次に、主針管31の先端部に刺通管32の端部(挿入部32Bとなる部分)を挿入する。このとき、刺通管32の突出部32Aが主針管31の先端部から、たとえば0.5mmほど突出するように、刺通管32の端部を主針管31の内部に挿入する。その後、たとえば、レーザ溶接や接着剤などによって主針管31に刺通管32を固定する。レーザ溶接の場合は、刺通管32の挿入部32Bを囲んでいる主針管31の外周面にレーザ光を照射することにより、主針管31の内周面と補強管33の外周面とを溶融によって接合する。レーザ光の照射箇所は、主針管31の円周方向の複数箇所(たとえば、120°の等間隔で3箇所)とすればよい。
<3.実施例および比較例>
ここで、本発明に係る注射針の実施例と比較例について説明する。この実施例と比較例では、刺通管32の長さ等を除いて、共通の寸法および構造の注射針を採用している。具体的には、主針管31の寸法は、外径(d1)=0.3mm、内径=0.08mm、長さ(L1)=26mmとし、補強管33の寸法は、外径(d3)=0.5mm、長さ(L3)=13mmとした。また、刺通管32の寸法は、外径(d2)=50μm、内径(d4)=20μmとした。そして、実施例に係る注射針では、刺通管32の長さ(L2)を5mmまたは3mm、突出部32Aの突出寸法L21を0.5mm、挿入部32Bの挿入寸法L22を2.5mmとした。これに対して、比較例に係る注射針では、刺通管32の長さ(L2)を7mm、突出部32Aの突出寸法(L21)を0.5mm、挿入部32Bの挿入寸法(L22)を6.5mmとした。
その結果、実施例に係る注射針と比較例に係る注射針を、それぞれ注射器に装着して液体の出具合を確認したところ、次のような違いが認められた。
まず、比較例に係る注射針では、刺通管32の長さを7mmにして試作した100本の注射針のうち、刺通管32の吐出口32Dから液体の吐出を確認できたのは数本程度で、そのすべてで吐出状態が不十分であった。
これに対して、実施例に係る注射針では、刺通管32の長さを5mmにして試作した50本の注射針のうち、その半数程度で刺通管32の吐出口32Dから液体の吐出を確認でき、そのうちの5本くらいは特に吐出状態が良好なものであった。また、刺通管32の長さを3mmにして試作した50本の注射針については、そのすべてで刺通管32の吐出口32Dから液体の吐出を確認でき、しかもそのうちの20本くらいは非常に良好な吐出状態であった。
ここで、比較例に係る注射針は、本発明に想到する過程で本発明者が試作した具体的態様の一つである。本発明者は当初、刺通管32を短くすると、その取り扱いが困難になることに加えて、次のような点を懸念した。すなわち、主針管31の先端部に刺通管32を挿入したときの挿入寸法L22を、ある程度長く確保しないと、レーザ溶接等によって刺通管32を固定しても、接合代が不足して接合強度が十分に確保されず、刺通管32が抜けやすくなるのではないかと懸念した。また、それ以外にも、刺通管32の挿入寸法L22が短いと、主針管31に刺通管32を挿入したときの、刺通管32の姿勢が安定しないのではないかと懸念した。特に、刺通管32は細い血管に刺すことを想定したものであるため、万一、刺通管32が主針管31から抜けてしまうと、血管に刺通管32が刺さったままになるか、場合によって血管の中に刺通管32が取り残されてしまうおそれがある。このため、本発明者は当初、刺通管32の長さを7mmに設定した。
ところが、この試作品(比較例に係る注射針)を注射器に装着して使用したところ、多くの試作品で刺通管32から液体が出ない、つまり刺通管32の中で詰まりが発生した。本発明者は、この原因が「研磨くずによる詰まり」にあるのではないかと考えて、製造方法に改良(研磨方法の工夫、研磨後の洗浄方法の工夫など)を加えてみたが、期待するほどの効果が得られなかった。そこで、先述した点を懸念しつつも、試しに刺通管32の長さをそれまでの半分以下(3mm)に設定して注射針1を試作してみたところ、刺通管32における液体の出具合(流通性)が劇的に改善された。また、主針管31と刺通管32の接合強度に関しても、実用上問題のない程度の強度を確保できていることが分かった。
上記の試作結果を踏まえて、本発明者は、刺通管32での詰まりの原因を究明するために、刺通管32の断面構造を電子顕微鏡で観察してみた。その結果、図5のような画像(二次電子像)が得られた。この画像から分かるように、刺通管32の内周面には多数の細かな凹凸(引き抜き加工による絞り皺)が存在している。このため、推測ではあるが、刺通管32の内径d4が確保されていても、刺通管32の内部で液体の流通が凹凸によって阻害され、刺通管32が一定以上の長さになったときに、液体の出具合が極端に悪化するものと考えられる。ちなみに、刺通管32の内径d2は、上記の凹凸による山の部分と谷の部分の中間にあたる、平均的な径で規定されるものとする。
上記の試作結果からすると、刺通管32における液体の流通性には、刺通管32の長さが想定以上に大きく関係していることが伺える。通常の血管注射に用いられる注射針では、ある程度の太さが確保されているため問題にならなくても、太さ100μm程度の細い血管を想定した刺通管32となると、その細さ故に、内径側での凹凸によって液体の流れが阻害される。特に、本発明者の試作結果では、刺通管32の長さL2が7.0mm以上になると、歩留まりが極端に低くなることが分かった。このため、刺通管32の長さL2に関しては、少なくとも7.0mm未満とする必要があり、好ましくは5.0mm以下の範囲、さらに好ましくは、3.0mm以下の範囲とするのがよい(ただし、L2>0)。
<4.実施の形態に係る効果>
本発明の実施の形態に係る注射針1においては、太さが100μm程度の細い血管に針管3を刺通させ、この針管3を通して治療液を血管に注入することができる注射針1を提供することができる。また、針管3の構成として、極細の刺通管32を主針管31の先端部に取り付け、かつ主針管31の針基2側を補強管33で補強しているため、針管3全体に適度な剛性をもたせることができる。このため、眼底にある網膜の静脈に対しても、針管3の刺通管32を刺通させ、治療液を注入することができる。したがって、これまでは対症療法でしか治療できないとされていた網膜静脈閉塞症の原因(血管の詰まり等)を、静脈への直接的な治療液の注入によって取り除くことが可能となる。このような原因療法の確立は、特に、網膜静脈閉塞症の患者数が多い高齢化社会において、公益的な観点から非常に有益なものであり、また眼科医療の進歩、発展の観点でも有意義なものとなる。
<5.他の実施の形態>
図6は本発明の他の実施の形態に係る注射針の構成例を示す図である。図示した注射針1は、先述した実施の形態と比較して、針管3の形状が異なる。すなわち、先述した実施の形態では、針管3が針基2の中心軸に沿って真っ直ぐに延びた形状になっている。これに対して、他の実施の形態では、針管3が針基2の中心軸(図中一点鎖線で示す)に対して曲がった形状になっている。具体的な曲げ方については、特に、図例のように主針管31の途中から傾斜角度θで曲げた構造であってもよいし、あるいは図7に示すように針管3全体を弓形に曲げた構造であってもよい。
上記のように針管3を曲げた形状にした場合は、次のような利点が得られる。すなわち、図7に示すように、眼球21の角膜22近くに固定したカニューラ(不図示)を通して針管3を眼内に挿入し、網膜の静脈に刺通管32を刺通しようとする場合に、針基2を支持する注射器(不図示)の向きを操作することによって、針管3先端の刺通管32を静脈に沿わせて配置することができる。このため、網膜の静脈に刺通管32を刺しやすくなるとともに、実際に刺通管32を刺通させたときにその針先を静脈内に留めやすくなる。また、図示のように針管3全体を弓形に曲げた形状を採用した場合は、主針管31をカニューラに通しやすくなるという利点が得られる。
また、上記実施の形態においては、注射針1を製造する場合に、所望の外径を有する金属管を所望の長さに切断してから、その針先部分をワイヤーカット放電加工や研削加工するとしたが、本発明はこれに限らず、次のような方法を採用することも可能である。
まず、上述した引き抜き加工によって所望の寸法(外径)まで細くした金属管を、最終的に得られる刺通管32の2本分の長さに切断する。次に、その金属管の長さ方向の中間部分をレーザ加工によって斜めに切断する。これにより、1回のレーザ照射による切断によって2本の刺通管32が同時に得られる。その際、レーザ加工としては、非熱加工が可能なパルスレーザ加工、さらに好ましくは、フェムト秒レーザ加工またはピコ秒レーザ加工を採用することが望ましい。その理由は、パルスレーザ加工等を採用した場合は、刺通管32の元になる金属管の切断面のエッジ部分が、熱によってダレたりせずに鋭利に形成され、刺通抵抗が小さくなるためである。また、太さが100μm程度の細い血管を想定して径を細く絞った刺通管32の先端を研磨する場合は、その細さ故に研磨くずの発生やそれによる詰まりなどが懸念されるが、パルスレーザ加工等を採用した場合は、そのような懸念が生じることもない。
また、上記のレーザ加工に際しては、たとえば、2本分の長さをもつ複数の金属管を図示しない支持具に並べ、それらの金属管をレーザ加工により順に切断することにより、効率的に作業を進めることができる。また、上記の支持具を用いて、金属管の切断予定部を浮いた状態に支持し、そこにレーザ光を集光させて切断することにより、金属管の切断面の汚染を低減することができる。その理由は、金属管の切断予定部を浮いた状態にして、そこにレーザ光を集光させると、金属管以外の物質の蒸発や飛散が抑えられ、金属管の切断面に他の物質が付着しにくくなるためである。
また、パルスレーザ加工等を採用する場合は、次のような製造手順を採用することも可能となる。まず、引き抜き加工によって得られた金属管を、取り扱い容易な長さ(たとえば、10mmなど)に切断する。次に、切断した金属管の一部を主針管31内に挿入してレーザ溶接等により固定する。その後、パルスレーザ加工等により金属管の先端部分を所望の長さで斜めに切断する。この手順を採用することにより、外径70μm以下の刺通管32を有する注射針であっても、突出部を短く設定することができる。
<6.変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、上記実施の形態においては、針基2に取り付ける針管3の構造を、主針管31、刺通管32および補強管33を用いた3段構造としたが、本発明はこれに限らない。具体的には、針管3の針基側から針先側に向かって連続的に径(外径、内径)が変化するテーパー形状の針構造とし、その針先部分が上記の寸法条件を満たす刺通管として構成されたものであってもよい。
また、針基2にフィルタを内蔵し、このフィルタで微細な異物等を捕獲することにより、針管3内(特に、刺通管32内)での詰まりを回避し得る構成を採用してもよい。
また、上記の注射針1は、非常に細い血管に刺通する際に用いて好適なものであるが、本発明はこれに限らず、医療用途全般またはそれ以外の用途にも広く使用することが可能である。
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
[付記1]
針先に治療液の吐出口を有する針管を備える注射針であって、
前記針管は、前記吐出口が形成された刺通管と、この刺通管よりも太い主針管とを有し、前記主針管の先端部に前記刺通管を設けたものであり、
前記刺通管は、長さが7.0mm未満(ゼロを含まず)、外径が70μm以下(ゼロを含まず)、内径が40μm以下(ゼロを含まず)の寸法条件を満たし、
前記刺通管の針先部分は、パルスレーザ加工、フェムト秒レーザ加工またはピコ秒レーザ加工によって斜めに切断されている
ことを特徴とする注射針。
1…注射針
2…針基
3…針管
31…主針管
32…刺通管
32A…突出部
32B…挿入部
32C…刃面
32D…吐出口
33…補強管

Claims (5)

  1. 針先に治療液の吐出口を有する針管を備える注射針であって、
    前記針管は、前記吐出口が形成された刺通管と、この刺通管よりも太い主針管とを有し、前記主針管の先端部に前記刺通管を設けたものであり、
    前記刺通管は、長さが7.0mm未満(ゼロを含まず)、外径が70μm以下(ゼロを含まず)、内径が40μm以下(ゼロを含まず)の寸法条件を満たす
    ことを特徴とする注射針。
  2. 前記刺通管は、長さが5.0mm以下(ゼロを含まず)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の注射針。
  3. 前記刺通管は、長さが3.0mm以下(ゼロを含まず)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の注射針。
  4. 前記刺通管は、外径が40μm以上60μm以下である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注射針。
  5. 前記刺通管は、内径が20μm以上30μm以下である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注射針。
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