JP2014079432A - 識別体及び医療用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】MRI撮影室における静磁場磁石への吸引事故を簡易かつ未然に防止することである。
【解決手段】実施形態に係る識別体は、表示部と取付部とを有する。表示部は、磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示する。取付部は、前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示させるべき対象に前記表示部を取付ける。また、実施形態に係る医療用具は、前記識別体と前記識別体を取り付けた本体部とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、識別体及び医療用具に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI: Magnetic Resonance Imaging)装置は、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波(RF: radio frequency)信号で磁気的に励起し、この励起に伴って発生する核磁気共鳴(NMR: nuclear magnetic resonance)信号から画像を再構成する画像診断装置である。
MRI装置の磁場強度は増加の傾向にある。このため、MRI装置に強磁性体を近づけることによる吸引事故の危険性も増加している。従って、磁性材料を含む医療用具や医療機器がMRI撮影室内に持ち込まれないように一層の注意を払うことが重要である。万一、MRI装置の近傍に強磁性体を含む機器や用具が持ち込まれると、機器や用具が静磁場磁石に強い磁力で引き寄せられ、機器や用具の破損に繋がる。更に、患者に危害が及ぶ恐れもある。
そこで、近年では、MRI撮影室に持ち込めるように非磁性材料で構成された機器や使用される磁性材料が無視できる程度の機器が市販されている。しかし、MRI撮影室に持ち込めるように特別な仕様で構成された機器や用具は一般に高価である。しかも、MRI撮影室に持ち込めるような材質で構成される機器や用具は、実際に医療機関において使用される多くの機器や用具の一部に過ぎない。
このため、吸引事故の恐れがある機器や用具が誤ってMRI撮影室に持ち込まれる危険性は依然として存在し、実際に吸引事故が後を絶たない。そこで、MRI撮影室の入口に磁性体を電気的に検知する装置を設置する方法が試みられている。
特開2007−289670号公報 特開2011−62434号公報
しかしながら、磁性体の通過を検知する装置は高価である。また、大小様々な全ての磁性体をくまなく検知することが困難である。
そこで、本発明は、MRI撮影室における静磁場磁石への吸引事故を簡易かつ未然に防止することを目的とする。
本発明の実施形態に係る識別体は、表示部と取付部とを有する。表示部は、磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示する。取付部は、前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示させるべき対象に前記表示部を取付ける。
また、本発明の実施形態に係る医療用具は、前記識別体と前記識別体を取り付けた本体部とを有する。
本発明の第1の実施形態に係る識別体の構造を示す斜視図。 図1に示す識別体の側面図。 図1に示す識別体を構成要素とする医療用具の例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構造を示す斜視図。 図4に示す表示部への文字の表記方法を変えた例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図。 本発明の第4の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図。 本発明の第5の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図。
本発明の実施形態に係る識別体及び医療用具について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る識別体の構造を示す斜視図であり、図2は図1に示す識別体の側面図である。
識別体1は、医療機関内において使用される様々な機器や用具に、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示するものである。そのために、識別体1は、表示部2及び取付部3を有する。表示部2は、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示する部分である。一方、取付部3は、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示させるべき対象に表示部2を取付けるための部分である。
図示された例では、取付部3は、円筒状の構造を有している。そして、円筒状の外表面が表示部2となっている。また、取付部3には、長さ方向のスリット4が設けられている。従って、医療機関内において使用される機器や用具の棒状の部分やケーブル類を、スリット4を通じて取付部3の内側に挿入することができる。この場合、取付部3は、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示させるべき対象に取り付けた状態で筒状構造となる。
特に、取付部3は、少なくとも一部に弾性体を用いて構成することが好適である。図示された例では、取付部3の全体がスリット4を設けた円筒状のゴムで構成されている。このため、取付部3は、フレキシブルに変形する。従って、識別体1を対象となる機器や器具の取付部分にフィットさせることができる。
また、図示された例では、ゴムで構成された円筒状の取付部3に、円筒の軸に略平行にスリット4が設けられている。従って、スリット4を縁として取付部3を2次元のシート状に展開することができる。このため、様々な形状や構造を有する機器や用具に容易に取り付けることが可能である。
更に、取付部3の弾性力によって、対象となる機器や器具の取付部分からの取付部3のずれを防止することができる。尚、取付部3が対象となる機器や器具と接触する部分に滑り止めを設けるようにしてもよい。例えば、筒状の取付部3の内面の表面粗さを外表面等の外観に影響を与える部分の表面粗さよりも粗くすることができる。この場合、取付部3の内面は、識別体1のずれを防止するストッパ面5として機能する。
弾性体の例としては、ゴムの他、プラスチック等の弾性力を有する樹脂が挙げられる。プラスチックを素材として取付部3を構成する場合には、取付部3に設けられるスリット4の幅を広くして、横断面がC型になるようにすることが実用的である。これにより、筒状の取付部3の軸方向に設けられたスリット4を機器や用具の棒状の部分に押し付けて広げることにより、取付部3を機器や用具に取り付けることが可能となる。
一方、表示部2は、光、色、文字及び記号の少なくとも1つを用いてMRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示する部分である。図示された例では、表示部2が、文字2A、記号2B及び色2Cを用いてMRI撮影室内への持ち込みが許可されていないことを表示している。
図示された例の他、表示部2の少なくとも一部として光反射板、発光体及び蛍光体の少なくとも1つを用いることもできる。この場合、光を用いてMRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示することができる。特に、蛍光塗料を塗布することによって蛍光部を形成すれば、取付部3の弾性及び可撓性を維持することができる。
表示部2に表示させる内容としては、図示されたようにMRI撮影室への持ち込みが禁止されているか否かを直接的に表す内容に限らず、間接的に表す内容としてもよい。例えば、表示部2が取付対象が磁性体であるか非磁性体であるかを表すようにしてもよい。
文字2Aや記号2Bは、図示されたように、複数の方向から視認できるように、複数箇所に表示させることができる。また、色2Cを併用することによりMRI撮影室への持ち込みが禁止されているか否かの確認が一層容易となる。すなわち、識別体1をカラーマーカとして使用することができる。一般的に、病院や診療所等の医療機関内は比較的明るいため、屋外で使用される標準的な色よりも濃い色を使用することが好適である。また、蛍光塗料を使用して着色するようにしてもよい。
表示部2では、MRI撮影室への持ち込みが禁止されている旨の表示に限らず、MRI撮影室への持ち込みやMRI撮影室での使用が許可されている旨の表示も行うことができる。具体例として、「MRI撮影室持込禁止」、「MRI撮影室持込注意」及び「MRI撮影室持込可能」の3通りの表示を行うことができる。また、「MRI撮影室持込禁止」、「MRI撮影室持込注意」及び「MRI撮影室持込可能」を表示させる表示部2の背景色を、それぞれ赤、黄及び緑として色で認識できるようにすることができる。
MRI撮影室への持ち込みが禁止される対象は、吸引事故の恐れがある機器や用具である。従って、無視できない量を磁性体や強磁性体を含む機器や器具がMRI撮影室への持ち込みが禁止される対象に該当する。具体例として、移動型寝台、点滴台、ガスボンベ、ボンベホルダ、歩行補助具、ストレッチャ、清掃用具、工具、椅子及び車いす等のMRI撮影室付近に常設される鉄製品や強磁性体を主成分とするものが挙げられる。特に、強磁性体を含む点滴台は、吸引事故のリスクが最も高い用具である。
一方、MRI撮影室に持ち込んで使用することが可能な対象は、主として非磁性体で構成される製品である。また、MRI撮影室に持ち込むことができるように特別な仕様で構成された機器や用具もMRI撮影室に持ち込んで使用することが可能な対象に該当する。実用性の高い例としては、MRI撮影室に持ち込むことができるように設計された車いすや点滴台が挙げられる。
また、MRI撮影室に持ち込んで使用することが可能であるが、注意が必要な物品としてパルスオキシメータや血圧計が挙げられる。そこで、これらの物品用に、「MRI撮影室持込注意」と表示部2に表記した識別体1を準備しておくことができる。
表示部2及び取付部3自体も非磁性体で構成することが吸引事故の防止に繋がる。但し、無視できる量であれば、磁性体を一部に用いて表示部2又は取付部3を構成するようにしてもよい。例えば、磁性体を含む光反射板や発光体を用いて表示部2の一部を構成することができる。
識別体1の取付対象は、上述したようなMRI撮影室に持ち込まれる可能性のある機器や用具である。従って、取付部3は、移動型寝台、点滴台、ガスボンベ、ボンベホルダ、歩行補助具、ストレッチャ、清掃用具、工具、椅子及び車いすの少なくとも1つに表示部2を取付けることが可能な構造を有する。
また、識別体1を医療用具の構成要素とすることもできる。その場合には、医療用具が識別体1と、識別体1を取り付けた本体部とによって構成される。この場合、本体部の例としては、患者をセットするための移動型寝台、点滴台、酸素ボンベ等のガスボンベ、歩行補助具、ストレッチャ又は車いすが挙げられる。特に、医療用具が、MRI撮影室に持ち込むことができるように特別な仕様で設計されている場合には、本体部がMRI撮影室内への持ち込みが可能であると保証されていることを表示部2に表示させるようにしてもよい。
図3は、図1に示す識別体1を構成要素とする医療用具の例を示す図である。
図3に例示されるように、医療用具10の例として移動型寝台10Aに識別体1を取り付けることができる。図3に示す例では、本体部11としての移動型寝台10Aの手すり部分に円筒状の識別体1が取り付けられている。同様に、ストレッチャや車いす等の医療機関で使用される典型的な医療用具に識別体1を取り付けることができる。
以上のような識別体1は、医療機関においてMRI撮影室に持ち込まれる可能性がある機器や用具にMRI撮影室への持ち込みが禁止されているか否かを表示するものである。また、医療用具は、そのような識別体1を構成要素として付加したものである。
このため、識別体1を用いれば、MRI撮影室に持ち込まれるべきでない機器や用具の持ち込みを防ぐことができる。これにより、MRI撮影室内における磁場による吸引事故を未然に防ぐことが可能となる。逆に、MRI撮影室に持ち込んでもよい機器や用具については、持ち込みが可能であることを作業者に容易に認識させることができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構造を示す斜視図であり、図5は図4に示す表示部への文字の表記方法を変えた例を示す図である。
図4に示された第2の実施形態における識別体1Aでは、取付部3に設けられるスリット4の向きが図1に示す第1の実施形態における識別体1と相違する。他の構成および作用については図1に示す第1の実施形態における識別体1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
すなわち、識別体1Aでは、円筒状の取付部3に螺旋状のスリット4が設けられる。このため、取付部3をスリット4に沿って展開すると、ひも状となる。取付部3をこのような構造にすると、湾曲した棒状部分であっても容易に識別体1Aを取り付けることが可能となる。具体例として、車椅子の手押しハンドル部分における曲がったシャフトに識別体1Aを巻き付けることが可能となる。
尚、識別体1Aを取り付ける対象が概ね特定されている場合には、図5に示すように取付部3を対象に取り付けた結果、表示部2に表記される文字2Aや記号2Bが完成するようにしてもよい。この場合、文字2A及び記号2Bの視認性を向上させることができる。一方、図4に示すように、表示部2を構成する文字2Aや記号2Bを、取付部3を展開した状態でも読めるようにすれば、様々な形状を有する対象に識別体1Aを取り付けることが可能となる。加えて、識別体1Aの長さを取付対象の長さに応じて調整することが可能となる。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図である。
図6に示された第3の実施形態における識別体1Bでは、取付部3の構造が図1に示す第1の実施形態における識別体1と相違する。他の構成および作用については図1に示す第1の実施形態における識別体1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
識別体1Bでは、取付部3が網目状の構造を有している。従って、取付部3を樹脂等の弾性体で構成すれば、伸縮可能なネットとなる。また、弾性のない樹脂等の非磁性体で取付部3を構成すれば、内部に物体を収納しつつ収納物を確認することが可能な収納体を構成することができる。このため、識別体1Bの取付対象が棒状の部分やケーブルでなくても識別体1Bを取り付けることが可能となる。或いは、取付対象を識別体1Bで覆うことができる。実用的な例として酸素ボンベに識別体1Bをネット状のマーカとして取り付けることができる。
図示された例では、取付部3が筒状構造かつ網目状構造を有している。従って、開口する両端部には、取付部3の強度を補強するためのリング状部材20を設けることが好適である。もちろん開口部を1つとして取付部3を袋状構造としてもよい。
尚、文字2Aや記号2Bを表示させる表示部2については、図示されたように可撓性又は弾性のある樹脂等の非磁性体のシートを取り付けることによって構成することができる。但し、取付部3のネットを構成する糸状の繊維に直接印刷を施すようにしてもよい。その場合、人間の視覚の補間作用によって文字2A及び記号2Bが認識されることになる。
(第4の実施形態)
図7は本発明の第4の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図である。
図7に示された第4の実施形態における識別体1Cでは、磁性体30を設けた点が図1に示す第1の実施形態における識別体1と相違する。他の構成および作用については図1に示す第1の実施形態における識別体1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
識別体1Cには、意図的に磁性体30が設けられる。但し、磁性体30が取り付けられるのは、MRI撮影室内への持ち込みが許可されていないことが表示部2によって表示されている識別体1Cに限られる。磁性体30の取付位置は任意である。図示された例では、筒状の取付部3の外表面に磁性体30が取り付けられている。
このように識別体1Cに磁性体30を設けると、MRI撮影室の入口に磁性体の検出装置が設置されている場合に、検出装置によって検知される。このため、識別体1Cの表示に加え、検出装置による警告アラームによってもMRI撮影室内への危険物の持ち込みを防止することが可能となる。
従って、磁性体30は、検出装置によって確実に検知される量の磁性体とされる。逆に、検出装置によって検知される量であれば、吸引事故防止の観点から磁性体30の量を少なくすることが望ましいと言える。このように、識別体1Cには、取付対象がMRI撮影室内への持ち込みが許可されていないことを検出装置によって検知させるための磁性体30を設けることができる。
(第5の実施形態)
図8は本発明の第5の実施形態に係るMRI撮影室用識別体の構成図である。
図8に示された第4の実施形態における識別体1Dでは、集積回路(IC: Integrated Circuit)タグ40を設けた点が図1に示す第1の実施形態における識別体1と相違する。他の構成および作用については図1に示す第1の実施形態における識別体1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
識別体1Dには、ICタグ40が設けられる。ICタグ40には、識別体1Dの取付対象が、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを示す情報を記録することができる。ICタグ40の取付位置は任意である。図示された例では、筒状の取付部3の外表面にICタグ40が取り付けられている。
このように識別体1DにICタグ40を設けると、ICタグリーダ41、判定処理部42及び出力装置43を備えた検出装置44によって、識別体1Dの取付対象が、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを判定することが可能となる。
尚、判定処理部42は、ICタグリーダ41において検知された情報に基づいて、ICタグ40が取り付けられた対象がMRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを判定する機能と、判定結果をアラーム、音声或いは光等の任意の方法で出力装置43から出力させる機能とを有している。このような機能を有する判定処理部42は、回路やプログラムを読込ませたコンピュータによって構築することができる。
このため、MRI撮影室の入口付近に検出装置44を設置すれば、識別体1Dの表示に加え、検出装置44による判定処理及び警告アラームによってもMRI撮影室内への危険物の持ち込みを防止することが可能となる。
このように、識別体1Dには、取付対象がMRI撮影室内への持ち込みが許可されていないことを検出装置44によって検知させるためのICタグ40を設けることができる。もちろん、取付対象がMRI撮影室内への持ち込みが許可されていることを検出装置43によって検知させるためのICタグ40を設けることもできる。更に、識別体1Dと検出装置44とによって、識別体1Dが取り付けられた対象が、MRI撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを判定する識別判定システム45を構成することもできる。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
例えば、上述した各実施形態では、主として円筒状の構造を有する取付部3及び表示部2を例示したが、平板状のプレートやシートを表示部2とし、取付部3として吊下げ器具や粘着剤等のシール材を設けて識別体を構成してもよい。また、識別体を筒状構造とする場合には、面ファスナや線ファスナで取付用に開閉できるようにしてもよい。
また、取付部の材質としては、弾性体の他、形状記憶樹脂を用いるようにしてもよい。形状記憶樹脂は、加熱するとゴムのように変形することが可能になり、常温では硬化して形状が固定される樹脂である。或いは、形状記憶樹脂は、成形後に一定の温度で変形しても、加熱すると元の形状に戻る性質を有する樹脂を意味する場合もある。
従って、筒状構造又は網目状構造を有する取付部の少なくとも一部を、常温で硬化する形状記憶樹脂を用いて構成すれば、取付対象の形状にフィットさせることが可能な識別体を容易に作成することが可能となる。
また、各実施形態における識別体1、1A、1B、1C、1Dの特徴を互いに組合わせることができる。従って、識別体の取付対象がMRI撮影室内への持ち込みが許可されていないことを検出装置によって検知させるための磁性体30及びICタグ40の少なくとも一方を識別体に設けるようにしてもよい。
1、1A、1B、1C、1D 識別体
2 表示部
2A 文字
2B 記号
2C 色
3 取付部
4 スリット
5 ストッパ面
10 医療用具
10A 移動型寝台
11 本体部
20 リング状部材
30 磁性体
40 ICタグ
41 ICタグリーダ
42 判定処理部
43 出力装置
44 検出装置
45 識別判定システム

Claims (18)

  1. 磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示する表示部と、
    前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示させるべき対象に前記表示部を取付けるための取付部と、
    を有する識別体。
  2. 前記取付部は、前記対象に取り付けた状態で筒状構造となる請求項1記載の識別体。
  3. 前記取付部にスリットを設けた請求項2記載の識別体。
  4. 前記取付部に、長さ方向のスリット又は螺旋状のスリットを設けた請求項3記載の識別体。
  5. 前記取付部は、網目状の構造を有する請求項1記載の識別体。
  6. 前記取付部は、少なくとも一部に弾性体を用いて構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の識別体。
  7. 前記弾性体としてゴムを用いた請求項6記載の識別体。
  8. 前記取付部は、少なくとも一部に形状記憶樹脂を用いて構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の識別体。
  9. 前記表示部は、光、色、文字及び記号の少なくとも1つを用いて前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されているか否かを表示するように構成される請求項1乃至8のいずれか1項に記載の識別体。
  10. 前記表示部の少なくとも一部として光反射板、発光体及び蛍光体の少なくとも1つを用いた請求項1乃至9のいずれか1項に記載の識別体。
  11. 前記対象が前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが許可されていないことを検出装置によって検知させるための磁性体及び集積回路タグの少なくとも一方を設けた請求項1乃至10のいずれか1項に記載の識別体。
  12. 前記表示部は、前記対象が磁性体であるか非磁性体であるかを表示させるように構成される請求項1乃至11のいずれか1項に記載の識別体。
  13. 前記取付部が前記対象と接触する部分に滑り止めを設けた請求項1乃至12のいずれか1項に記載の識別体。
  14. 前記取付部は、移動型寝台、点滴台、ガスボンベ、ボンベホルダ、歩行補助具、ストレッチャ、清掃用具、工具、椅子及び車いすの少なくとも1つに前記表示部を取付けることが可能な構造を有する請求項1乃至13のいずれか1項に記載の識別体。
  15. 前記表示部及び前記取付部は、非磁性体で構成される請求項1乃至14のいずれか1項に記載の識別体。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の識別体と、
    前記識別体を取り付けた本体部と、
    を有する医療用具。
  17. 前記本体部は、移動型寝台、点滴台、ガスボンベ、ボンベホルダ、歩行補助具、ストレッチャ又は車いすである請求項16記載の医療用具。
  18. 前記表示部は、前記本体部が前記磁気共鳴イメージング撮影室内への持ち込みが可能であると保証されていることを表示させるように構成される請求項16又は17記載の医療用具。
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