JP3131957U - 識別リング付き傘、識別リング、傘および識別リング付き傘セット - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で他人の傘と識別可能とする識別リング付き傘、識別リング、識別リングが装着される傘および識別リング付き傘セットを提供する。
【解決手段】色の異なる識別リング1を複数色用意し、傘10の付属品として提供する。利用者は好みの色の識別リング1を選択して傘10のハンドル11に装着し識別を容易にする。識別リング1は、弾力性を有する筒状のリング本体の周方向一箇所に割り3を設けた構成で、リング本体の弾力性によって傘10のハンドル11に設けた装着溝12に嵌め込む。
【選択図】図1
【解決手段】色の異なる識別リング1を複数色用意し、傘10の付属品として提供する。利用者は好みの色の識別リング1を選択して傘10のハンドル11に装着し識別を容易にする。識別リング1は、弾力性を有する筒状のリング本体の周方向一箇所に割り3を設けた構成で、リング本体の弾力性によって傘10のハンドル11に設けた装着溝12に嵌め込む。
【選択図】図1
Description
本考案は、自分の傘を他の傘と識別するための識別リング付き傘及びこれに用いる識別リング並びに傘、さらに複数の識別リングと傘をセットにした識別リング付き傘セットに関する。
近年、低価格のビニール傘が手軽な傘として重宝されている。
しかし、ビニール傘は通常透明又は乳白色で、ハンドルも白色で画一的なデザインなので、外出時に傘立てを利用した場合、同種のビニール傘があると自分の物が分かりづらく不便であった。
しかし、ビニール傘は通常透明又は乳白色で、ハンドルも白色で画一的なデザインなので、外出時に傘立てを利用した場合、同種のビニール傘があると自分の物が分かりづらく不便であった。
自分の傘を識別するために、従来から名前ラベルをつけるものがあるが、名前を記入する手間がかかるし、記入するためには、水でにじまない筆記具が必要となり、筆記具をもっていないと記入することができず不便である。
また、ハンドルの一部にはめ込み式の識別標識も各種提案されているが、特殊な構造のものが多く、ビニール傘のように、とっさの雨で購入するような場合に手軽に対応できるものではなかった。
なお、参考となる特許文献としては、特許文献1乃至4に記載のようなものがある。
特開2004−321643号公報
実登3054830号公報
実開平07−039528号公報
実開平03−113614号公報
また、ハンドルの一部にはめ込み式の識別標識も各種提案されているが、特殊な構造のものが多く、ビニール傘のように、とっさの雨で購入するような場合に手軽に対応できるものではなかった。
なお、参考となる特許文献としては、特許文献1乃至4に記載のようなものがある。
本考案は、上記した従来の不便さを解消するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構造で自分の傘を識別可能な識別リング付き傘及びこれに用いる識別リング並びに傘、さらに複数の識別リングと傘をセットにした識別リング付き傘セットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、ハンドルに、識別情報が付された識別リングが装着された識別リング付き傘であって、前記識別リングは径を拡大する方向に弾性変形可能で、装着時に径を拡げてハンドル外周に挿入し、弾性復元力によりハンドルに固定する構成となっていることを特徴とする。
識別情報として色が付けられていることが好ましい。
また、異なる色の識別リングが複数種類用意され、交換自在となっていることが公的である。
識別情報としては、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されていてもよい。
さらに、ハンドルには装着された識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段を設けることが好適である。
この識別リング付き傘に用いられる識別リングとしては、筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けた構成としてもよいし、ゴム状弾性を有する筒状のゴムグリップによって構成してもよいし、その他、種々の構成とすることができる。
また、本考案の傘は、ハンドルに上記した識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段が設けられている。
識別情報として色が付けられていることが好ましい。
また、異なる色の識別リングが複数種類用意され、交換自在となっていることが公的である。
識別情報としては、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されていてもよい。
さらに、ハンドルには装着された識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段を設けることが好適である。
この識別リング付き傘に用いられる識別リングとしては、筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けた構成としてもよいし、ゴム状弾性を有する筒状のゴムグリップによって構成してもよいし、その他、種々の構成とすることができる。
また、本考案の傘は、ハンドルに上記した識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段が設けられている。
さらに、本考案の識別リング付き傘セットは、互いに識別可能な識別情報が付された複数の上記識別リングを一組とする識別リング組と、識別リング組から選択される識別リングが装着されるべきハンドルを備えた傘と、を組み合わせてセットにしたことを特徴とする。
識別リングには識別情報として色が付けられていることが好適である。
識別リング組の識別リングは、3乃至5種類とすることが好ましい。
識別情報として、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されていてもよい。
さらに、傘のハンドルには、識別リングの軸方向の位置決めをするための位置決め手段を設けることが好適である。
識別リングには識別情報として色が付けられていることが好適である。
識別リング組の識別リングは、3乃至5種類とすることが好ましい。
識別情報として、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されていてもよい。
さらに、傘のハンドルには、識別リングの軸方向の位置決めをするための位置決め手段を設けることが好適である。
本考案によれば、傘立てに置いた場合に、ハンドルに装着した識別リングによって自分の傘を識別することができる。また、識別リングは、リング本体の径を拡げて傘のハンドルにはめ込むだけで装着することができ、装着が簡単にできる。
識別情報として色を付けておけば、一目で識別することができるし、複数の色の識別リングを用意しておけば、取り替えて使うことができる。また、蓄光性の塗料を付しておけば、夜間や暗いところでも視認可能である。
さらに、傘のハンドルに識別リングの位置決め手段を設けておけば、装着位置がずれるおそれがない。
また、識別リングを、筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けることにより径を拡大する方向に弾性変形可能としておけば、傘のハンドルに対して横方向から簡単に装着することができる。また、ゴム状弾性を有する筒状のゴムグリップによって構成することにより、識別機能だけでなく、ハンドルを握った際のすべり止めとしても機能し、ハンドルを安定して持つことができる。
識別情報として色を付けておけば、一目で識別することができるし、複数の色の識別リングを用意しておけば、取り替えて使うことができる。また、蓄光性の塗料を付しておけば、夜間や暗いところでも視認可能である。
さらに、傘のハンドルに識別リングの位置決め手段を設けておけば、装着位置がずれるおそれがない。
また、識別リングを、筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けることにより径を拡大する方向に弾性変形可能としておけば、傘のハンドルに対して横方向から簡単に装着することができる。また、ゴム状弾性を有する筒状のゴムグリップによって構成することにより、識別機能だけでなく、ハンドルを握った際のすべり止めとしても機能し、ハンドルを安定して持つことができる。
一方、販売する際に、色等の種類の異なる識別リングを複数種類を一揃えの識別リング組とし、傘とセットとすることにより、利用者としては、好みの色を選択することができ選択の幅が広がるし、利用者個々人が好みの色を選択する結果として、多少の偏りはあるにしろ、結果として、各傘には異なる色の識別リングが多様に付けられることになり、識別性が向上する。
識別リングの種類は、あまり多いとコストが嵩むし、同じような色ではかえって紛らわしい。3〜5種類程度あれば、色が紛らわしくなく識別性が良好で、しかも傘立てにおいた場合にも分散されるので紛れない。
識別リングの種類は、あまり多いとコストが嵩むし、同じような色ではかえって紛らわしい。3〜5種類程度あれば、色が紛らわしくなく識別性が良好で、しかも傘立てにおいた場合にも分散されるので紛れない。
異なる色の5種類の識別リングを揃えた識別リング組を、白色のハンドルを備えたビニール傘の付属品としてセット販売する。購入者は、識別リング組の中から好みの色の識別リングを選び、傘のハンドルに装着する。識別リングには割りが入って径を拡大できるようになっており、ハンドルの装着溝に装着して使用する。
以下に、本考案を、図示の実施例に基づいて説明する。
図1(A)は本考案の一実施例に係わる識別リング付き傘セットを示している。
この識別リング付き傘セットは、互いに識別可能な識別情報が付された複数の識別リング1を一組とする識別リング組100と、識別リング組100から選択される識別リング1が装着されるべきハンドル11を備えた傘10と、を組み合わせてセットにしたものである。
識別リング1は、識別情報として異なる色によって互いに識別可能となっており、この実施例では、白色のハンドル11に対して、赤(R)、青(BL)、橙(O)、黄(Y)、黒(BK)の5種類の色の識別リング1を揃えている。図示例では、各色のアルファベットを、各識別リングの符号1に括弧書きで記載している。
使用する場合には、この識別リング組100から一つの識別リング1を選択し、図1(B)に示すように、傘10のハンドル11に装着する。傘10はいわゆるビニール傘で、透明あるいは乳白色の樹脂フィルムで構成されるカバー部14を有する。カバー部14には、塩化ビニール,ポリエチレン,ポリエステル等の各種樹脂素材が用いられる。
図1(A)は本考案の一実施例に係わる識別リング付き傘セットを示している。
この識別リング付き傘セットは、互いに識別可能な識別情報が付された複数の識別リング1を一組とする識別リング組100と、識別リング組100から選択される識別リング1が装着されるべきハンドル11を備えた傘10と、を組み合わせてセットにしたものである。
識別リング1は、識別情報として異なる色によって互いに識別可能となっており、この実施例では、白色のハンドル11に対して、赤(R)、青(BL)、橙(O)、黄(Y)、黒(BK)の5種類の色の識別リング1を揃えている。図示例では、各色のアルファベットを、各識別リングの符号1に括弧書きで記載している。
使用する場合には、この識別リング組100から一つの識別リング1を選択し、図1(B)に示すように、傘10のハンドル11に装着する。傘10はいわゆるビニール傘で、透明あるいは乳白色の樹脂フィルムで構成されるカバー部14を有する。カバー部14には、塩化ビニール,ポリエチレン,ポリエステル等の各種樹脂素材が用いられる。
識別リング組100として揃える色は、5色に限られるものではなく、3色〜5色程度が好適である。三色の場合には、たとえば赤(R),青(BL)、黄(Y)とすればよい。もっとも、色の数、種類は任意であり、単色だけではなく、複数種類の色を塗り分けてもよいし、模様となっていてもよい。要するに、識別可能な識別情報が付されていればよい。
また、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料を塗布してもよい。このような蓄光性の塗料を用いれば、夜間や暗い場所でも光を放出し、視認することができる。蓄光性の塗料は、明るい場所では色の違いは少ないので、たとえば、色のついたリングを縁取るように塗布してもよい。もっとも、明るい場所でも色の違いが明瞭な蓄光性の塗料であれば、全面に塗布するようにしてもよい。
また、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料を塗布してもよい。このような蓄光性の塗料を用いれば、夜間や暗い場所でも光を放出し、視認することができる。蓄光性の塗料は、明るい場所では色の違いは少ないので、たとえば、色のついたリングを縁取るように塗布してもよい。もっとも、明るい場所でも色の違いが明瞭な蓄光性の塗料であれば、全面に塗布するようにしてもよい。
識別リング1は、図2に示すように、筒状のリング本体2の周方向一箇所に割り3を設けることにより径を拡大する方向に弾性変形可能とした構成で、装着時に径を拡げてハンドル11外周に挿入し、弾性復元力によりハンドル11に固定するようになっている。
この実施例では、リング本体2は一定の厚さの薄肉のプラスチックによって成形されている。もっとも、プラスチックに限定されるものではなく、防水性の紙,金属,ゴム等、弾力性を有する種々の材料を利用することができる。
割り3はリング本体2の中心軸線と平行に直線的に設けられ、径を拡大すると割り3の隙間が大きくなる。もっとも、割り3の方向は中心軸線に対して斜め方向でもよいし、リング本体2の周方向端部の形状についても、直線に限定されるものではなく、円弧形状等他の形状でもよい。
この実施例では、リング本体2は一定の厚さの薄肉のプラスチックによって成形されている。もっとも、プラスチックに限定されるものではなく、防水性の紙,金属,ゴム等、弾力性を有する種々の材料を利用することができる。
割り3はリング本体2の中心軸線と平行に直線的に設けられ、径を拡大すると割り3の隙間が大きくなる。もっとも、割り3の方向は中心軸線に対して斜め方向でもよいし、リング本体2の周方向端部の形状についても、直線に限定されるものではなく、円弧形状等他の形状でもよい。
傘のハンドル11もプラスチック製で、識別リング1の軸方向の位置決めをする位置決め手段としての装着溝12が設けられている。ハンドル11はJ字形状で、傘の軸13に固定される直線部11aと、直線部11aから下方から上方に向けて円弧状に曲げられた曲げ返し部11bとを備えた構成となっている。装着溝12はハンドル11の直線部11aの付け根側に設けられている。
リング本体2の径d1は、自由状態ではハンドル11の装着部である装着溝12の溝底12aの径D0よりも小さく設定しておき、リング本体2の弾性復元力によって溝底12aに締め付け状態で固定される。もっとも、リング本体2の内径d0は、装着溝12の溝底12aの径と同一、あるいは大径でもよい。大径の場合にはがたつきが生じるが、溝壁12b,12cによって位置決めされる。
リング本体2の径d1は、自由状態ではハンドル11の装着部である装着溝12の溝底12aの径D0よりも小さく設定しておき、リング本体2の弾性復元力によって溝底12aに締め付け状態で固定される。もっとも、リング本体2の内径d0は、装着溝12の溝底12aの径と同一、あるいは大径でもよい。大径の場合にはがたつきが生じるが、溝壁12b,12cによって位置決めされる。
また、装着溝12の幅Wはリング本体2の幅よりも僅かに大きく、装着溝12の上下端壁12b,12cによって、リング本体2の取り付け位置が規制されている。なお、ハンドル10の形状は、J字形状に限定されるものではなく、直線的な棒状のハンドルについても適用可能である。
次に、上記識別リング付き傘の使用方法について説明する。
商品形態として、複数種類の識別リング1(R)、1(BL)、1(O)、1(Y)、1(BK)を揃えた識別リング組100が、傘10の付属品としてセットで販売される。
利用者は、識別リング組100の識別リング1のうち、気にいった色の識別リング1を選び、ハンドル11の装着溝12に嵌めこむ。識別リング1の割り3を開いて装着溝12の横から挿入してもよいし(図1中、矢印X方向)、ハンドル11の曲げ返し11bの先端から挿入し(図1中、矢印Y方向)、装着溝12まですべらせるようにしてもよく、いずれの方向から挿入しても、容易に装着することができる。
商品形態として、複数種類の識別リング1(R)、1(BL)、1(O)、1(Y)、1(BK)を揃えた識別リング組100が、傘10の付属品としてセットで販売される。
利用者は、識別リング組100の識別リング1のうち、気にいった色の識別リング1を選び、ハンドル11の装着溝12に嵌めこむ。識別リング1の割り3を開いて装着溝12の横から挿入してもよいし(図1中、矢印X方向)、ハンドル11の曲げ返し11bの先端から挿入し(図1中、矢印Y方向)、装着溝12まですべらせるようにしてもよく、いずれの方向から挿入しても、容易に装着することができる。
識別リング1はハンドル11の装着溝12に弾力性によってしっかりと装着されるので、がたつかず安定して保持される。また、弾力性を有するので、外れることはない。また、気分を変えたい場合には、他の識別リング1に交換することもできる。その場合には、装着溝12から識別リング1を外し、差し替えればよい。ハンドル11が白色なので、カラーの識別リング1はよく映えて視認しやすい。
上記実施例では、識別リングとして、一箇所に割りの入った樹脂製の筒体を例にとって説明したが、径を拡大する方向に弾性変形可能な構成であればよく、たとえば、図3(A)に示すように、有端の弾性片を渦巻き状に巻いたような巻付け形態の識別リング21でもよいし、図3(B)に示すような螺旋コイル形態の識別リング31でもよいし、図3(C)に示すようなゴム状弾性を有する割りの入っていない筒状のゴムグリップ形態の識別リング41を利用してもよいし、その他、径を拡大する方向に弾性変形可能な種々の形態のものが適用可能である。
また、上記実施例では、複数種類の識別リングと傘のセットについて説明したが、あらかじめ識別リングを取り付けた状態の識別リング付き傘を提供するようにしてもよい。この場合、使用者は、好みの色の識別リングが付いた識別リング付き傘を選択することにより、他人の傘と識別することができる。
図4には、このような識別リングが予め装着された識別リング付き傘のハンドルの一形態を示している。この実施例2では、識別リングとして、割りの入っていない無端筒形状のゴムグリップ201を利用したものである。
このゴムグリップ201は、傘の組み立て時に予めハンドル211に装着されるもので、装着時にはゴムグリップ201の径を拡大させてハンドル211に嵌合する。嵌合するゴムグリップ201は、上記実施例と同様に複数色(3〜5色程度)用意される。
このゴムグリップ201は、傘の組み立て時に予めハンドル211に装着されるもので、装着時にはゴムグリップ201の径を拡大させてハンドル211に嵌合する。嵌合するゴムグリップ201は、上記実施例と同様に複数色(3〜5色程度)用意される。
ハンドル211は直線部211aと円弧形状の曲げ返し部211bを有する構成で、直線部211aに設けられた装着溝212にゴムグリップ201が嵌合されている。寸法関係は特に図示しないが、上記実施例と同様に、ゴムグリップ201の内径を、自由状態において、装着溝212の溝底の径と同一あるいは溝底の径よりも小さく設定され、ゴムグリップ201の弾性復元力によって溝底に締め付け状態で固定される。もっとも、ゴムグリップ201の内径が装着溝212の溝底の径より若干大径でもよい。大径の場合には装着溝212との間で多少のがたつきが生じるが、溝端壁212a,212aによって位置決めされる。
図示例では、ハンドル211の直線部211aに指が掛かる複数の指掛け窪み211cが設けられた構成で、この指掛け窪み211cの上部に隣接してゴムグリップ201が配置されている。
このように、識別リングとしてゴムグリップ201をつけておけば、上記実施例のように、使用者が好みの識別リング1を付け替える楽しみはなくなるものの、好みの識別リング201の傘を選択することで、他の傘と識別することができる。
図示例では、ハンドル211の直線部211aに指が掛かる複数の指掛け窪み211cが設けられた構成で、この指掛け窪み211cの上部に隣接してゴムグリップ201が配置されている。
このように、識別リングとしてゴムグリップ201をつけておけば、上記実施例のように、使用者が好みの識別リング1を付け替える楽しみはなくなるものの、好みの識別リング201の傘を選択することで、他の傘と識別することができる。
また、ゴムグリップ201とすれば、自分の傘を識別できるだけでなく、ハンドル211を握った際の滑り止めとしても機能し、ハンドル211を安定して握ることができ、使いやすい。特に、図示例では、ゴムグリップ201が指掛け窪み211cに隣接して設けられ、指掛け窪み211cに何本か指を掛けると同時にゴムグリップ201にも指を掛けて握ることで、すべりを効果的に防止することができる。ビニール傘等のプラスチック製のハンドル211は表面がすべりやすく、ゴムグリップ201を装着することは、滑り止めにきわめて効果的である。
なお、上記各実施例では、傘のハンドルに位置決め手段として装着溝を設けた例について説明したが、位置決め手段としては、識別リングの上下端に係合して軸方向移動を規制する凸部を設けた構成でもよい。また、位置決め手段を設けずに、弾性復元力のみで締付け固定するような構成とし、軸方向には摩擦係合力のみで位置決めするような構成としてもよい。
また、識別リングが使用される傘として、カバー部が透明でハンドルが白色のいわゆるビニール傘を例にとって説明したが、カバー部の材料としては、ビニール等の各種樹脂フィルムに限定されるものではなく、布地等各種カバー生地の傘についても適用可能であるし、ハンドルについても、白色のプラスチック製のものに限定されず、各種材質,色の材料が適用可能である。
また、識別リングが使用される傘として、カバー部が透明でハンドルが白色のいわゆるビニール傘を例にとって説明したが、カバー部の材料としては、ビニール等の各種樹脂フィルムに限定されるものではなく、布地等各種カバー生地の傘についても適用可能であるし、ハンドルについても、白色のプラスチック製のものに限定されず、各種材質,色の材料が適用可能である。
1 識別リング
1(R) 赤、1(BL) 青、1(O) 橙、1(Y) 黄、1(BK) 黒
2 リング本体
3 割り
100 識別リング組
11 ハンドル
11a 直線部、11b 曲げ返し部
12 装着溝
12a 溝底、12b,12c 上下端壁
13 傘の軸
d1 リング本体の径d1
D0 装着溝の溝底の径
21 識別リング(渦巻き形態)
31 識別リング(螺旋コイル形態)
41 識別リング(ゴムグリップ形態)
201 ゴムグリップ
211 ハンドル
211a 直線部、211b 曲げ返し部
212 装着溝
1(R) 赤、1(BL) 青、1(O) 橙、1(Y) 黄、1(BK) 黒
2 リング本体
3 割り
100 識別リング組
11 ハンドル
11a 直線部、11b 曲げ返し部
12 装着溝
12a 溝底、12b,12c 上下端壁
13 傘の軸
d1 リング本体の径d1
D0 装着溝の溝底の径
21 識別リング(渦巻き形態)
31 識別リング(螺旋コイル形態)
41 識別リング(ゴムグリップ形態)
201 ゴムグリップ
211 ハンドル
211a 直線部、211b 曲げ返し部
212 装着溝
Claims (14)
- ハンドルに、識別情報が付された識別リングが装着された識別リング付き傘であって、
前記識別リングは径を拡大する方向に弾性変形可能で、装着時に径を拡げてハンドル外周に挿入し、弾性復元力によりハンドルに固定する構成となっていることを特徴とする識別リング付き傘。 - 識別情報として色が付けられている請求項1に記載の識別リング付き傘。
- 異なる色の識別リングが複数種類用意され、交換自在となっている請求項2に記載の識別リング付き傘。
- 識別情報として、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されている請求項1乃至3のいずれかの項に記載の識別リング付き傘。
- ハンドルには装着された識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段が設けられている請求項1乃至4のいずれかの項に記載の識別リング付き傘。
- 筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けることにより径を拡大する方向に弾性変形可能とし、装着時に径を拡げて傘のハンドル外周に挿入し、弾性復元力によりハンドルに固定する構成となっていることを特徴とする識別リング。
- ハンドルに請求項6に記載の識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段が設けられていることを特徴とする傘。
- 互いに識別可能な識別情報が付された複数の請求項6に記載の識別リングを一組とする識別リング組と、該識別リング組から選択される識別リングが装着されるべきハンドルを備えた傘と、を組み合わせてセットにしたことを特徴とする識別リング付き傘セット。
- 識別リングには識別情報として色が付けられている請求項8に記載の識別リング付き傘セット。
- 識別リング組の識別リングは、3乃至5種類である請求項8又は9に記載の識別リング付き傘セット。
- 識別情報として、光を吸収して蓄える蓄光性の塗料が付されている請求項8乃至10のいずれかの項に記載の識別リング付き傘。
- 傘のハンドルには、識別リングの軸方向の位置決めをする位置決め手段が設けられている請求項8乃至11のいずれかの項に記載の識別リング付き傘セット。
- 識別リングは、筒状のリング本体の周方向一箇所に割りを設けた構成である請求項1乃至5のいずれかの項に記載の識別リング付き傘。
- 識別リングは、ゴム状弾性を有する筒状のゴムグリップによって構成されている請求項1乃至5のいずれかの項に記載の識別リング付き傘。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012515585A (ja) * | 2009-01-23 | 2012-07-12 | サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 反復投与注入デバイス用の医薬品識別システム |
JP2014039989A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Fujitora Kogyo Kk | 包丁 |
WO2014061504A1 (ja) * | 2012-10-17 | 2014-04-24 | 株式会社 東芝 | 識別体及び医療用具 |
-
2007
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CN103889323A (zh) * | 2012-10-17 | 2014-06-25 | 株式会社东芝 | 标识体以及医疗用具 |
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