JP2014079162A - 予め記憶されている電圧−時間特性を用いた電圧サージ及び過電圧の保護 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランピング装置とスイッチング要素を用いた電圧サージ及び過電圧の保護システムを提供する。
【解決手段】電気的負荷103に供給される入力電力Vの電圧をクランプするように形成された第1電圧クランピング装置109と、前記電気的負荷103に供給される電圧をクランプするように形成された第2電圧クランピング装置113を備える電圧保護装置の様々な具体例である。直列のインダクタンスLは、前記第1及び第2の電圧クランピング装置109、113を分離する。さらに、電気的負荷103への入力電力Vの直接接続を選択的に行うように用いられるスイッチング要素R1の動作を回路が制御するように用いられる。
【選択図】図1

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2007年4月5日に提出された「過電圧による過度的な電圧サージサプレッサへのダメージを防止すること」と題された米国仮特許出願番号60/910,355の優先権を主張し、その全体を本明細書に参照として組み込むものである。
落雷によって作り出された電圧サージ及び電力配電網上で経験された長期間の過電圧は、著しいダメージを電気装置に結果的にもたらす。継続的な過電圧は深刻であり、多大な財産の損失をもたらしかねない火災を発生させる。例えば、過度電圧サージ抑制器(Transient Voltage Surge Suppressors(TVSS))のような既存のサージ保護装置は、落雷に関係する8乃至20マイクロ秒という短期間の過度を一般的に扱うために設計された。その結果、TVSS装置は、長期間の過電圧の障害に対する保護を一般的には提供せず、しばしば火災及び報告される、装置へのダメージを引き起こす。
本出願の開示の多くの態様は、以下の図面の参照により、より理解されることができる。図面の部品は、スケールの正確さを意図しておらず、本開示の原則を明確に示すことを強調している。さらに、図面にあって、いくつかの図面を通して対応する部分には同様の参照番号を割り当てる。
本出願の様々な具現化例に係る電圧サージ抑制器の一具体例の概略図である。 本出願の様々な具現化例に係る図1の電圧サージ抑制器の動作にあって利用される電圧−時間特性の具体例を示すグラフである。 本出願の様々な具現化例に係る図1の電圧サージ抑制器の動作の一具体例を提供する状態遷移図である。 本出願の様々な具現化例に係る図1の電圧サージ抑制器の電力上昇ルーティンの一具体例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る電圧減少への図1の電圧サージ抑制器の対応の一具体例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る電圧減少への図1の電圧サージ抑制器の対応の一具体例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る適度の過電圧への図1の電圧サージ抑制器の対応の一具体例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る深刻な過電圧への図1の電圧サージ抑制器の対応の一具現化例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る第2の過渡的な電圧サージ抑制器の他の具体例の概略図である。 本出願の様々な具現化例に係る図8の過渡的電圧サージ抑制器の動作の一具体例を提供する状態遷移図である。 本出願の様々な具現化例に係る図8の過渡的電圧サージ抑制器の電力増加ルーティンの一具体例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係る過電圧又は電圧減少への図8の過渡的電圧サージ抑制器の対応の一具現化例を説明するためのフローチャートである。 本出願の様々な具現化例に係り、過電圧又は電力電圧が無くなった場合の電圧減少の後の定格状態への図8の過度的電圧サージ抑制器を回復するルーティンの一具体例を示すフローチャートである。 本発明の様々な具現化例に係る図1又は8の電圧サージ抑圧器内にて用いられるプロセッサ回路の概略的なブロック図である。 本発明の具現化例に係る電圧サージ抑圧器に関連する電流制限インピーダンスの挿入及び除去に関するタイミングを示す時間についてのライン電圧のプロットの一具体例を示す図である。 例えば、本発明の一具現化例に係る図14に表わされる電流制限インピーダンスの除去時間に作用する電流制限回路の一具体例の概略図である。 例えば、本発明の一具現化例に係る図14に表わされる電流制限インピーダンスの除去時間に作用する電流制限回路の他の具他例の概略図である。 例えば、本発明の位置具現化例に係る図14に表わされる電流制限インピーダンス回路のさらに他の具体例の概略図である。 本発明の一具現化例に係り除去されるべき、図15、16又は17にて表わされている電流制限インピーダンスを判断するための一具体例の基準を提供する流入サージ電流の、図14内にて表わされる具体例に描かれる電圧減少のような電流電圧における減少の期間についての流入サージ電流の一具体例をプロットするグラプである。 本発明の一具現化例に係る図15、16又は17の電流制限回路に用いられるようなゲートドライブロジックを実行するプロセッサ回路の一具体例の概略的なブロック図である。 本発明の一具現化例に係る図18のプロセッサ内にて実行される前記ゲートドライブロジックの一具体例のフローチャートである。
図1を参照すると、本発明の様々な具現化例に係る電圧保護装置100の一具体例が示されている。電圧保護装置100は、入力電力電圧Vが供給される入力端子を備える。電力電圧Vは、標準の値であり、電力配電網上での電力配電のような様々な目的用の特定の、すなわち120/240単相、480/277Y線路、120/208Y線路又は他の仕様の定格電圧を備える。定格電圧は、60Hz、50Hz、400Hz又は他の周波数のような様々な周波数で発生される。このため、定格電圧は、例えば、ピークトウピーク電圧、RMS電圧、及び/又は周波数という点で特定されるAC電圧であるかもしれない。さらに、定格電圧は、電圧の大きさという点で特定されるDC電圧であるかもしれない。
時々、電力電圧Vは、ミリセカンド又はそれより長く継続するかもしれない過電圧を経験する。そのような過電圧は、電力配電システム又は電圧発生の目的ための電力配電網の内部及び外部の容量のスイッチにおける故障を含みながら、様々な事故によって引き起こされる。また、例えば240電圧単相システムにおける、欠陥、導体切断、又は他の課題によるニュートラルの導体の損失は、過電圧という結果になる。さらに、電力電圧Vは、時々、電圧減少イベントの終点にて感度の良い電気装置への潜在的に有害な流入電流をもたらす、電圧減少を経験するかもしれない。
電圧保護装置100は、過渡的電圧サージ抑制器100に接続される電気的な負荷103への電力電圧Vを伝送するために用いられる位相、ニュートラル及び接地導体を備える。この点で、電圧保護装置100は、電力ストリップ、負荷中央又は他の位置に埋め込まれるかもしれない。
電圧保護装置100は、適切に理解されるように、安全回路遮断器として動作する熱ヒューズ106を備える。電圧保護装置100は、第1電圧クランピング装置109及び第2電圧クランピング装置113をも備える。以下に説明されるように、第1電圧クランビング装置109の電圧クランピングレベルは、第2電圧クランピング装置113の電圧クランピングレベルよりも実質的に高い。第1電圧クランピング装置109は、電圧保護装置の電力入力で位相φからニュートラルNに接続される。第2電圧クランピング装置113は、電気的負荷103が接続されるならば、電気的負荷103に並列に、電圧保護装置100の電力出力で位相φからニュートラルNに接続される。
電圧保護装置100は、さらに、直列のインダクタンスL、第1スイッチング要素R1及び第2スイッチング要素R2を備える。直列のインダクタンスLは、第1及び第2クランピング装置109及び113の間の位相導体にあって配置される。第1及び第2スイッチング要素R1及びR2は、図に示されるようにそれぞれ並列に接続される。第1スイッチング要素R1は、第1状態及び第2状態を備える。第1状態にあって、第1スイッチング要素R1は、電気的負荷103に直接に接続される直列のインダクタンスLを接続する。第2状態にあって、第1スイッチング要素R1は、位相φ及びニュートラルN導体を介して負荷103に並列に遮断抵抗Rsを接続する。電気的抵抗103がインダクティブである、遮断抵抗RSは、インダクティブ負荷に放電させ、さらに明らかに理解されるように漏れ電流用の経路を提供する。
第2スイッチ要素R2は、第1状態及び第2状態を備える。第1状態にあって、第2スイッチ要素R2は直列のインダクタンスL及び電気的負荷103との間のインピーダンスを結合する。この場合、第2スイッチ要素R2は電気的負荷103にインピーダンスを追加する。第2の状態にあって、第2スイッチ要素R2は開放する。第1及び第2スイッチ要素R1及びR2は、例えば、リレー、サイリスタ又は他のタイプのスイッチ回路要素のようなソリッドステートスイッチを備える。
第2のスイッチング要素R2に結合されるのは、例えば、負温度係数抵抗(サーミスタ)又は他のインピーダンスを備えるインピーダンス126である。加えて、電圧保護装置100は、位相φと接地Gとの間に接続される電圧クランピング装置133、及びニュートラルNと接地Gとの間に接続される電圧クランピング装置136を備える。電圧クランピング装置109、113、133及び136は、例えば、金属酸化物バリスタ、ツェナーダイオード、ガスチューブ、又は他の電圧クランピング回路要素を備える。
さらに、電圧保護装置100は、第1及び第2のスイッチング要素R1及びR2の動作を制御するプロセッサ回路143を備える。電圧保護装置100は、電流サージ検出インターフェース回路146、電圧検出インターフェース回路149、及び電力回路153を備える。電流サージ検出インターフェース回路146、電圧検出インターフェース回路149、及び電力回路153は、インダクタンスL及び第1及び第2のスイッチR2の間のそれぞれ位相φ及びニュートラルN導体の両端から取り出される入力電圧を受け取る。
電流サージ検出インターフェース回路146は、潜在的に電流サージダメージをもたらす瞬時電圧降下が存在しているのか否かを検出する。
電圧検出インターフェース回路149は、電力電圧Vを検出し、さらに適切な信号をプロセッサ回路143に提供する。任意の瞬間における電圧を知ることにより、プロセッサ回路143は、電圧保護装置100の部品、さらにはこれから説明されるような電圧サージ及び瞬時電圧降下機能から電気的負荷103を保護するために必要だと考えられるような動作を行う。電流サージ検出インターフェース回路146及び電圧検出インターフェース回路149は、過電圧及び瞬時の電圧降下に対する迅速な反応を提供するために設計されている。マイクロプロセッサは、スイッチング要素R1及びR2の迅速なスイッチングを提供するために選択される。
電力回路153は、プロセス回路の動作が適正とされるような電力を供給するように、プロセス回路143に供給されるDC電力を発生する。
次に図2を参照すると、プロセッサ回路143によって第1及び第2スイッチング要素R1及びR2(FIG.1)の動作を制御するために、あらかじめ定義された電圧−時間閾値として作用するいくつかの電圧−時間特性166を表す電圧−時間チャート163が示されている。電圧−時間特性166に関するデータは、プロセッセ回路143に関連するメモリ内に格納されている。
各特性166は、プロセッサ回路143が、過電圧のために、回路に潜在的な電気的損失を与える動作を行うのを判断するために用いられる電力電圧V(図1)内の過電圧のための大きさ−持続(期間)閾値を示す。これにより、もし過電圧の大きさが十分に長く継続するとき、過電圧に固有のエネルギー量が、後述するように、回路に損失を引き起こすかもしれない、ということができる。電圧−時間特性166は、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113によって処理される過電圧における十分すぎるエネルギーが判断されるところの、大きさ−期間閾値として動作する。
この点で、例えば、電圧保護装置100(図1)に適用される電力電圧Vは、60Hzで120ボルト(RMS)の定格値を有すると予測できる。一具現化例によると、定格120ボルトRMSを15%超えるよりも小さな電力電圧Vによって経験される過電圧は、電圧保護装置100が直列インダクタンスLを介して負荷103に電力電圧Vを供給し続けるような「安全な」値である。しかし、電力電圧Vが予め定義された時間間隔で定格電圧の115%以上大きくなると、例えば、その後、電圧保護装置100は、過電圧から電圧クランピング装置109及び113、及び電気的負荷103を保護するために動作するかもしれない。この点で、電圧クランピング装置109及び113は、もし過電圧がある電圧−時間特性166を超えて動くと、過電圧のせいで、電流を導くかもしれないし、加熱又は火災を引き起こす他のダメージになるかもしれない。
電圧保護装置100の動作の間、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113は、電気的負荷103を護るために電圧過渡及び過電圧を消散するよう動作する。特に、落雷によって引き起こされるような高電圧過渡が電力電圧にて経験されると、高電圧過渡は、伝動を開始する第1電圧クランピング装置109にはじめに直面する。直列のインダクタンスは、第1の電圧クランピング装置109にそのクランピングレベルにて電圧をクランプさせるために電圧過渡又は過電圧の伝達のペースを落とす。第2の電圧クランピング装置113は、そののち、直列インダクタンスLを介して通す接地Gに過剰電圧を伝達する。一具現化例によれば、第2電圧クランピング装置113のクランピンブレベル(すなわち300ボルト)は第1電圧クランピング装置109のクランピングレベル(すなわち600ボルト)の約1/2なので、電圧過度又は過電圧から経験される過剰電圧の消散は、第1及び第2電圧クランピング装置109及び113間に分散される。
前述のように、第1電圧クランピング装置109の電圧クランピングレベルは、例えば、600ボルトで、第2のクランピング装置113は正しく理解されるように、300ボルトのクランピングレベルを有する。さらに、クランピング電圧のいくつかの他の比率は、第1及び第2電圧クランピング装置109及び113の間に存在する。第1及び第2電圧クランピング装置109及び113の固有の電圧クランピングレベルは、電力電圧Vの定格値にも依存する。第1クランピング装置109のクランピング電圧は600ボルトであるが、電気的負荷103は、第2クランピング装置113(すなわち300ボルト)のクランピング電圧よりも高い電圧にはさらされない。スイッチング要素R1及びR2がオフ状態だとしても、第1電圧クランピング装置109は、電圧過度等に対しても保護する余裕がある。
プロセッサ回路143は、電気的負荷103への電力電圧Vの直接の接続をそれぞれ確立するために第1及び第2のスイッチング要素R1及びR2を制御するように構成される。この点について、電力電圧Vが一つ以上の電圧−時間特性166を超える過電圧を経験するとき、プロセッサ回路は、過電圧が停止になるまで電力電圧Vから電気的負荷103及び第2電圧クランピング装置113を少なくとも部分的に絶縁するためにスイッチング要素R1及びR2を制御するよう構成される。一具現化例にあって、電気的負荷103は、スイッチング要素R1及びR2が後述されるようなオフ状態であるところの電力電圧Vから全体的に分離される。
この点について、低導電電圧付き第2電圧クランピング装置113は、持続性過電圧の場合のエネルギーの大部分を入力ラインからニュートラルNに消散する。過電圧による消散は、非常に大きいので、第1及び第2電圧クランピング装置109又は113は、加熱又は燃えるかもしれないし、熱ヒューズ106はとぶだろう、それによって電圧保護装置100におけるすべての回路は保護される。熱ヒューズ付き電圧クランピング装置の他の実装は、周知であるので、本明細書では多くを述べることはない。
このように、電圧保護装置100は、火災の危険を引き起こすことなく、電気的負荷103が電圧過度及び過電圧から保護されるのを有利に保証する。電圧クランピング装置109及び113は金属酸化物バリスタを備えている。加熱又はダメージという結果の前の著しいエネルギー消費の間、電圧クランピング装置109及び113は過電圧状態に一般的に直面し、8乃至10ミリ秒のみ持ちこたえるかもしれない。そのため、電圧保護装置の設計は、本明細書にて説明されるように、そのような電圧クランピング装置の制限された能力を考慮にいれている。
従来の一般的な過度電圧サージ抑制器は、そのような制限を考慮してはいなかった。例えば、過電圧保護が要求されるまれなケースでさえ、使用される金属酸化物バリスタは、金属酸化物バリスタには永久的なダメージとして十分な、100乃至200ミリ秒程の過電圧にさらされるかもしれない。
ダメージを引き起こすのに十分高くはない過電圧の間、電気的負荷103を絶縁することで、電圧−時間特性166は、プロセッサ回路をスイッチング要素109及び113のやっかいなスイッチングの実行から防ぐために特定されていることを留意するべきである。この点について、過電圧のいくつかの度合は電気的負荷103の動作の不当な中断を防ぐために許容される。そのような電圧は、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113の過熱には至らない、或いは電気的負荷103のダメージを引き起こさない、ものである。
前述の見解にあって、電圧保護装置100の動作は、以下の図面の参照によって特に詳しく議論される。
図3を参照すると、一具現化例に係るプロセッサ回路143内にて実行される論理動作を表す状態遷移図173が示されている。あるいは、図3の状態遷移図173は、プロセス回路143にて実行される方法のステップを表すものとしても用いられる。
状態遷移図173は、「電力オフ」状態176、「定格」状態179、「瞬時電圧降下」状態183、及び「絶縁」状態186を含む。「電力オフ」状態176は、プロセッサ回路143の入力に供給される電力がないときのプロセッサ回路143の状態である。電力は電圧保護装置100に適用されるとみなすと、その後、電力アップルーティン189は、プロセッサ回路143の状態を、パワーオフ状態176から定格状態179に遷移するために実行される。定格状態179は、電圧プロセッサ回路143の通常動作状態を表し、電力電圧Vが定格でさらに過渡または過電圧が上述したように経験されるような変則電圧がないことを示す。プロセッサ回路143が定格状態170、瞬時電圧降下状態183、又は絶縁状態186の間に電力が失われたならば、その後、プロセッサ回路143は電力オフ状態176に戻る。
もし、定格状態179の間に、瞬時電圧降下が電力電圧Vで発生すると、その後「瞬時電圧降下」ルーティン193がプロセッサ回路143の動作を瞬時電圧降下状態183に遷移するために実行される。瞬時電圧降下状態にあって、定格状態179に遷移するためにプロセッサ回路143は瞬時電圧降下が終わるまで待っている。定格状態に遷移が戻ると、プロセッサ回路143は「瞬時電圧降下復旧」ルーティン196を実行する。
さらに、もし定格状態179の間、電圧保護装置100が過電圧を経験すると、プロセッサ回路143は、過電圧が前述したように、電圧−時間特性166のうちの与えられた一つを越えたか否かに応じて絶縁状態186に入るか否かが必要かを決定する。いくつかの場合、過電圧は、電気的負荷103に即時の危害を与えない穏やかな過電圧を含む。しかし、そのような穏やかな過電圧の期間が電圧−時間特性166のうちの与えられた一つによって特定された時間を超えて継続すると、その後、穏やかな(適度な)過電圧は、含まれる高いエネルギーによってダメージを受けるようになるかもしれない。そのような場合、プロセッサ回路143は、「適度な過電圧」ルーティン199の実行により、絶縁状態186に遷移する。しかし、もし、深刻な過電圧が発生すると電気的負荷103及び電圧クランピング装置109及び113への即座のダメージが発生するかもしれず、その後、プロセッサ回路143は定格状態179から絶縁状態186に、「深刻な過電圧」ルーティン203を実行することによって遷移する。
絶縁状態186の中にいるときは、入力電力電圧Vと負荷103との間の直接接続は、切り離されるので電気的負荷103はダメージング過電圧の恐れのある期間、電力電圧Vから少なくとも部分的に絶縁される。絶縁状態186の間に、適度な又は深刻な過電圧が復旧し、及び電力電圧Vが定格に復旧すると、その後、プロセッサ回路143は定格状態179に、「電力回復」ルーティン206の実行によって戻る。それぞれの動作状態間の前述した遷移における様々なルーティンの例は、以下の説明にあっても提供されるであろう。表わされる各フローチャートは、プロセッサ回路143の動作の表示として描かれる、又はそのようなフローチャートは電圧保護装置100にあって実行される方法の各ステップを表すために描かれることが理解される。一つの具現化例にあって、フローチャートは、プロセッサ回路に格納される多くのプログラム言語のうちのどれによっても実行される機能性を表す。
次に図4を参照すると、正しく理解されるように、電圧保護装置100が電気的負荷103に関する動作状態中にはじめに置かれるときの、プロセッサ回路143の初期のパワーアップに応じて生じるパワーアップルーティン189の一具体例が示されている。いったん、電力電圧Vが電圧保護装置100の入力端子に供給されると、ボックス223に示すように、プロセッサ回路143は正しく理解されるように初期化される。この初期状態にあって、リレーR1及びR2は、R1が負荷に抵抗Rsを介してニュートラルNに接続し、さらにR2が開放回路を示すように、オフポジション(第1状態)にある。
電力がはじめに供給されるときスイッチング要素R1及びR2がオフとなる作用の効力により、電気的負荷103は電力電圧Vから絶縁される。これは、プロセッサ回路143がはじめに初期化しているあいだ、電力電圧Vが過電圧を経験しているかもしれない作用による利点である。特に、プロセッサ回路143は初めに電力増加されるときに初期化するので、電気的負荷103を十分に保護するためにスイッチング要素R1及びR2を動作するための位置にはない。つまり、スイッチング要素R1及びR2は、初期化段階の間電気的負荷103を保護するために電圧保護装置100の始動に応じたオフ状態に特定される。
次に、ボックス226にあって、初期化プロセスが完了するまで継続される。プロセッサ回路143が初期化されるとみなすと、次にボックス227では、プロセッサ回路143は電力電圧Vが現在、適正な又は深刻な過電圧のような過電圧を経験しているか否かを判定する。もし、過電圧が現在のところ起きていなければ、そのとき、プロセッサ回路143はボックス229に進む。反対に、もし過電圧が起きていれば、そのときプロセッサ回路143は、電圧が定格に戻るまでプロセッサ回路143が待つというボックス228に進む。その後、プロセッサ回路143は、図示されるようにボックス229に進む。
ボックス229にあって、プロセッサ回路143は、負荷103の初期電力アップの間電気的負荷103への流入電流を制限するために、サーミスタ126を回路に配置するようにスイッチング要素R2をターンオフする。ボックス233にて、プロセッサ回路143は、タイマを始動する。このタイマは、回路内のサーミスタ126を伴って十分に電力アップするように電気的負荷103用の時間範囲を効果的に判定し、それによって電気的負荷103に損害を与える流入電流がないことを保証する。
ボックス236にあって、プロセッサ回路143は、電気的負荷103への任意の潜在的な流入電流が除去される予め決められた時間にタイマが達したか否かを判定する。タイマが予め決められた時間に達したとボックス236内でみなされると、その後、ボックス239に進み、プロセッサ回路143はスイッチング要素R1をターンオンし、それによって電力電圧Vを電気的負荷103に直接的に接続し、さらにサーミスタ126にバイパスする。この点において、サーミスタ126は、スイッチング要素R1を介して示される直接の結合が、電気的負荷103に最小の抵抗経路を提供するので、バイパスされる。
その後、ボックス243にあって、スイッチング要素R2はターンオフされ、それによって回路が開放される。スイッチング要素R2は、スイッチング要素R1がターンオンされるとき、閉鎖される作用のため、そのような時間にてスイッチング要素R1端に見られる電圧は、サーミスタ126の両端の電圧になることに留意されたい。この電圧は、サーミスタ126が直列に負荷103に加えられる比較的に低い電圧として与えられる。スイッチング要素R1がリレーであり、この作用は有利には、リレーR1の端子にわたる発達からかなりの電圧を防ぎ、それによってリレーR1のスイッチングの間の、かなりのスパーキングを防ぐ。そのようなスパーキングは、その性能及び寿命を重大に悪化させるリレー超過時間のダメージという結果になる。このため、プロセッサ回路143は、定格状態179に入る。
図5Aを参照すると、定格状態179から瞬時電圧状態183への遷移のために実行される瞬時電圧降下ルーティン193の一具体例が示されている。瞬時電圧ルーティン193は、プロセッサ回路143が前述したように電力電圧Vにおける瞬時電圧降下を検出したときに実行される。瞬時電圧降下ルーティン193の実行を行う瞬時電圧降下の実際の大きさ及び期間は、予め決定される。一例にあって、そのような瞬時電圧降下の大きさ及び期間は、電流電圧Vが定格に戻るときに、所定の閾値よりもより深刻な瞬時電圧降下が電気的負荷103への重大な流入電流という結果になると述べられるかもしれない。しかし、瞬時電圧降下閾値は、スイッチングの煩わしさなどを防ぐために定義されるべきである。一具現化例にあっては、2乃至3以上のサイクルの間の75%の定格電圧よりも小さな瞬時電圧降下は、重大な電流流入という結果になるかもしれなかった。他の例にあっては、2、3のサイクルの間の85%定格電圧又はより高い瞬時電圧降下は、スイッチングイベントの潜在的な煩わしさとして無視されるかもしれなかった。
スイッチング要素R2がターンオンされるボックス253にて、瞬時電圧ルーティン193が始まると、それによって、回路内にサーミスタ126が挿入される。R2がターンオンされた後、いくつかの点で、ボックス256にあって、スイッチング要素R1はターンオフされる。これは、サーミスタ126を介して電気的負荷123に電力電圧が供給されることを引き起こす。スイッチング要素R1がリレーであるとすると、その後、スイッチング要素R1をターンオフする前にスイッチング要素R2をターンオンすることによって、リレーR1の端子間の電圧はサーミスタ126の電圧に等しく、それによって、前述したようにリレーの性能及び寿命を悪化するリレーの端子間のスパーキングは最小化する。
その後、瞬時電圧降下ルーティン193は終了し、さらにプロセス回路143は、プロセス回路が瞬時電圧降下が終了するまで待ち、さらに電流電圧Vが定格Vに戻るまで、瞬時電圧降下状態183に位置される。瞬時電圧降下ルーティン193の実行を引き起こすであろう瞬時電圧降下としてみなされる電力電圧の電圧レベルは、正しく理解されるように予め決定される。
次に、図5Bを参照すると、瞬時電圧状態183から定格状態179に遷移が戻るときに行われる「瞬時電圧降下復旧」ルーティン196の一具体例が示されている。瞬時電圧降下復旧ルーティン196は、プロセッサ回路143が電力電圧Vが電圧検出インターフェース回路149(図1)からの入力に基づいて定格状態に戻るのを検出するときに、実行される。
瞬時電圧降下状態183のとき、スイッチング要素R2はオフ状態であり、電力はサーミスタ126を介して電気的負荷103に供給される。また、スイッチング要素R1は、電気的負荷103が遮断抵抗Rsに並列になるように、オフ位置になる。
ボックス263にあって、処理が始まると、瞬時電圧降下196は電力電圧サイクル内の適切なポイントでR1をターンオンする。電力サイクルの適切なポイントは、電気的な負荷103内の流入電流の生成を最小化する一つである。特に、電気的負荷103への流入電流を最小化する間、電気的負荷103への電力電圧の適用を形成するためのサイリスタ又はリレーが制御されるところのタイミングを述べるところの図14乃至20の説明が参照される。いったん、スイッチング要素R1がボックス263にあるように適切なポイントにてターンオンされると、その後、スイッチング要素R2は負荷103の安定状態動作を行わせるためにターンオフされる。
次に、図6を参照すると、例えば、様々な具現化例に係るプロセッサ回路143の動作を定格状態179から絶縁状態186に遷移するために実行される穏やかな(適度な)過電圧ルーティン199の一具体例を提供するフローチャートが示されている。まずはじめに、電力電圧Vにて起こる過電圧が最小電圧−時間特性166よりも大きいと、適度の過電圧199が検出されるが、電圧−時間特性166より小さいとすぐに電気的負荷103へのダメージ(すなわち、深刻な過電圧)を与えると考えられる。そのように、適度の過電圧は、それらが損傷されると考えられる前に、所定の時間で存在する。適度の過電圧が潜在的にダメージが与えられる点に達すると、以下に説明されるようにスイッチング要素R1への潜在的なダメージを最小化する方法にあって、電圧保護装置100及び電気的負荷103の様々な部品を保護するような対策がとられる。
ボックス273が始まると、適度の過電圧ルーティン199は、タイマ273を始動する。このタイマは、過電圧期間を計測するために始動されるので、プロセッサ回路143に関連づけられるメモリに蓄積されている与えられた電圧−時間特性166と比較される。ボックス273にあって、適度な過電圧がプロセス回路143のメモリに蓄積されて与えられた電圧−時間特性166の一つよりも大きいか否かに応じて電気的負荷103を電力電圧Vから切り離すか否かが判定される。
電気的負荷103が電力電圧Vから切り離されたとみなすと、その後、ボックス279にて、リレーR2がターンオンされ、それによって、サーミスタ126が電気的負荷103と直列に挿入される。その後、ボックス283にて、遅延が適度な過電圧ルーティン199の動作に課される。それから、ボックス286にあって、スイッチング要素R1は、スイッチオフされ、それによって遮断抵抗Rsが電気的負荷103に並列にニュートラルに対して接続される。
この場合、電力電圧Vは、サーミスタ126を介して電気的負荷103に供給される。これは、サーミスタ126の両端間の電圧が比較的に低いので、つまりスイッチング要素R1がスイッチング要素R2及びサーミスタ126と並列に接続されてスイッチング要素R1の両端の電圧が、そのような電圧と等しいことを意味するので、有利である。もし、スイッチング要素R1がリレーを含むなら、その後、この低電圧は、ターンオフ時リレーの端子にあって起されるどんなスパーキングでも最小化するだろうし、それによって前述したようなリレーへの大きなダメージを防ぐことができる。
ボックス289にあって、さらなる遅延が適度な過電圧ルーティン199の実行に課せられる。その後ボックス291にて、スイッチング要素R2がターンオフされ、それによって電気的負荷103を電力電圧から完全に切り離す。この後、電圧保護装置100は、過電圧が終了し、電力電圧Vが定格に戻るまで電気的負荷103が電力電圧Vから絶縁されるところの絶縁状態186に入る。このアクションは、電気的負荷103を潜在的な損傷を与える過電圧から護る。さらに、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113は、加熱及び/又は引火等から護られる。同時に、スイッチング要素R1はリレーであり、そのリレーの寿命は伸ばされる。
次に、図7を参照すると、様々な具体例に係る深刻な過電圧ルーティン203の動作の一例を提供するフローチャートが示されている。深刻な過電圧ルーティン203は、電力電圧Vにて起された深刻な過電圧に応じて、プロセス回路143を定格状態179から絶縁状態186に遷移する。深刻な過電圧は、非常に高い電圧であると考えられるので、即時のダメージが電気的負荷103及び/又は第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113には脅威となる。この点で、深刻な過電圧は、第2の電圧クランピング装置113を動作不能にし、さらに潜在的に火災又は他の不具合をもたらすところの物理的なダメージを第2の電圧クランピング装置113に結果的にもたらすかもしれない。
深刻な過電圧は、プロセッサ回路143に関係するメモリ内に蓄積される所定の電圧−時間特性166によって定義される。ボックス293を始めると、深刻な過電圧ルーティン203がタイマをスタートする。その後、ボックス296にて、深刻な過電圧ルーティン203が、深刻な過電圧が要求される所定の時間にて発生しているか否かを判定し、それによって、第2の電圧クランピング装置113の破壊を防ぐため、及び電気的負荷103を護るための対策にあって、電気的負荷103の電力電圧Vからの絶縁を必要とする。深刻な電圧期間が、深刻な電圧に関連するそれぞれの電圧−時間特性166に特定される予め規定された時間に達したとみなされると、その後、ボックス299にあって、スイッチング要素R1はターンオフされる。
スイッチング要素R2が同時にターンオフするので、この状況にあってスイッチング要素R1がターンオフされるとき重大なスパークがリレーR1の両端の端子に発生するリレーを、スイッチング要素R1が含む場合がある。しかし、もしそのようなダメージがリレーR1の深刻な破壊、及びリレーR1の寿命を短縮するという結果になるかもしれないとしても、深刻な過電圧の潜在的な損傷を起こす性質のため、この状況におけるリレーに潜在的に発生するダメージは許容される。しかし、この状況の潜在的なダメージは、電気的負荷103へのダメージを防ぐことはもちろん、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113が加熱又は引火されるよりもむしろ、そのような深刻な過電圧の発生は比較的に稀であるとされる。このため、プロセッサ回路143は、電気的負荷103が電力電圧Vから絶縁されるという絶縁状態196に入る。
回復電力ルーティン206は、深刻な過電圧又は適度な過電圧のいずれかが起きたプロセッサ回路143を絶縁状態196から定格状態179に、電力電圧Vが定格状態に戻った後に、遷移するように実行される。この絶縁状態186にあって、スイッチング要素R1及びR2の両方はオフとされる。プロセッサ回路143を定格状態179に遷移するため、ボックス263(図5B)を参照して上述された方法と同じように、電気的負荷103によって経験された流入電流を最小化するために、スイッチング要素R1は電力電圧の適切なポイントでターンオンされる。その結果としての、回復電力ルーティン206の説明はここでは詳細には行われない。
次に、図8を参照すると、本発明の他の具現化例に係る電圧保護装置300の概略が示されている。電圧保護装置300は、電圧保護装置300が電流サージ検出インターフェース回路146(図1)、スイッチング要素R2(図1)、及びサーミスタ126(図1)を備えないということを除けば電圧保護装置100と類似している。さらに、電圧保護装置300は、プロセッサ回路143(図1)の内部にて実行されるのとは異なるロジックを行うプロセッサ回路303を備える。さらに、電圧保護装置300は、抵抗R及びコンデンサCを図に示すようにスイッチング要素R1に並列に備えるR−C電圧抑制器を備える。R−C電圧抑制器は、スイッチング要素R1がオフのときに、電力電圧Vと電気的負荷103との間に大きな絶縁度合を与える非常に大きなインピーダンスを備え、それによって遮断抵抗Rsを位相φからニュートラルNに結合する。
電圧保護装置300の動作は、スイッチング要素R2が除去されているということを除けば前述の電圧保護装置100と類似している。この点について、電力回路143は、電力電圧Vにて発生している過電圧及び瞬時電圧降下に応じてスイッチング要素R1の動作を制御する。特に、スイッチング要素R1がオンのとき、電力電圧Vは電気的負荷103に直接に供給される。スイッチング要素R1を介しての直接結合は、R−C電圧抑圧器をバイパスする最小抵抗の経路を示す。このため、スイッチング要素R1は、電力電圧Vの電気的負荷103への直接結合を選択的に確立するために用いられる。過電圧は、電圧保護装置100についての前述の説明のように、第1及び第2電圧クランピング装置109及び113を用いることで効果的に消散される。
しかし、過電圧の高い大きさ又は過電圧の長い期間のいずれかのために、過電圧に関連するエネルギーが第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113がダメージを受けるかもしれないポイント、又は電気的負荷103が前述したようにダメージを経験するポイントに達すると、そのとき、プロセッサ回路143はスイッチング要素R1をターンオフにするだろうし、それよってR−C抑圧器は電力電圧Vと電気的負荷103との間に直列に挿入される。さらに、遮断抵抗Rsは、電気的負荷103の両端に電圧を与えられる電圧からの迷い電圧を防ぐために、電気的負荷103に並列に挿入される。
プロセッサ回路143は、前述のように過電圧の発生に応じて、或いは瞬時電圧降下の発生に応じて、スイッチング要素R1をターンオフするように構成される。電力電圧Vが過電圧の終了時に定格に戻ると、スイッチング要素R1は定格動作を再開するためにターンオンされる。電力電圧が瞬時電圧降下の後、定格に戻るとき、図5bを参照して前述したような類似の方法にて、電気的負荷103への流入電流を最小化するために、スイッチング要素R1は電力電圧のサイクルの間適切な時間にてターンオンされる。
前述の説明に照らして、電圧保護装置300の動作は、以下において図面を参照してより詳しく記述される。
図9を参照すると、本発明の一具現化例に係るプロセッサ回路303(図8)にて実行される制御ロジック313を表す状態遷移図が示されている。あるいは、図9の状態遷移図は、プロセッサ回路303にて実行される方法のステップを表す。制御ロジック313は、電力オフ状態323、定格状態326、及び絶縁状態329を備える。電力オフ状態323は、電力電圧Vが電圧保護装置300に供給されていないとき、及び電圧保護装置300がオフ状態のときのプロセッサ回路303の状態を示す。電力電圧Vが電圧保護装置300の入力に供給されると、その後、電圧保護装置300は電力アップルーティン333を実行することにより定格状態326に遷移する。また、電圧保護装置300は、電力損失336が起こると電力オフ状態323に戻る。
定格状態326の間、電圧保護装置300は図に示すようにインダクタンスLを介して電力電圧Vを電気的負荷に直接的に供給する。電圧過度又は過電圧が電力電圧Vにて起こると、第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113は、位相φからニュートラルNへ超過した電圧を伝導し、さらに電気的負荷103への到達から電圧過度又は過電圧のような能力を制限する。電圧過度及び過電圧の消散は、電圧保護装置100に関して上述したように、第1及び第2電圧クランピング装置109及び113の間に分散される。インダクタンスLの値は、どれくらいの電流を第1の電圧クランピング装置109を介して流すか、及びエネルギー消散が第1及び第2の電圧クランピング装置109及び113の間でどのように分布されるかを制御するために選択される。
この点において、インダクタンスLは、第2の電圧クランピング装置113が残余超過電圧をニュートラルNに消散し始めるまえに、超過電圧の少なくとも一部をニュートラルNに消散するため、第1電圧クランピング装置109に時間を提供するのに、電圧の一時的変動(過度)及び過電圧の速度を落とす。絶縁状態329の時、スイッチング要素R1はオフ位置にあり、さらに第1電圧クランピング装置109は過電圧又はサージの期間超過電圧を消散する。その結果、第2電圧クランピング装置113は、第1電圧クランピング装置109の両端の高電圧レベルにさらされ続けることはない。
第1電圧クランピング装置109の電圧クランピングレベルは、例えば、600ボルトであり、また第2電圧クランピング装置112は正しく理解されるように、300ボルトのクランピングレベルを有する。それにかわり、いくつかの他のクランピング電圧の比が、第1及び第2電圧クランピング装置109及び113の間に存在する。第1及び第2電圧クランピング装置109及び113の具体的な電圧クランピングレベルは、電力電圧Vの定格値に依存する。
スイッチング要素R1がオフ位置にあるとき、第2電圧クランピング装置103が電力電圧から絶縁される現象の効力によって、第2電圧クランピング装置113は第1電圧クランピング装置109によって処理される高電圧サージにさらされない。これにより、過電圧コンディション下での加熱及び潜在的な火災を防ぐことができる。
定格状態326にて過電圧又は瞬時電圧降下を検出すると、その後、制御ロジック313は、プロセッサ回路303の動作を絶縁状態329に遷移するようにスイッチング要素R1がターンオフされる、過電圧/瞬時電圧降下ルーティン339を実行する。過電圧又は瞬時電圧降下コンディションが治まると、制御ロジック313は回復電力ルーティン43を、プロセッサ回路303の動作を定格状態326に戻すために、実行する。
図10を参照すると、一具現化例に係る電力アップルーティン333の一例を説明するためのフローチャートが示されている。電力電圧Vが初めに電圧保護装置300に供給されると、スイッチング要素R1はオフ位置にあり、それによって遮断抵抗Rsは電気的負荷103に並列に接続され、さらに抵抗R及びコンデンサCは電力電圧及び電気的負荷103の間のインダクタンスLに直列になるように挿入される。これは、電気的負荷103を、電圧過度及び過電圧から、電圧保護装置300のプロセス回路303の動作が初期化されるまで、保護する。
ボックス363によりスタートすると、プロセッサ回路303はスイッチング要素R1がオフ位置にとどまっている間に初期化される。プロセッサ回路303がボックス366にて初期化されたと判定されると、電力アップルーティン333はボックス369に進む。ボックス369にあって、スイッチング要素R1は、ボックス363(図5B)に関連する上記記載のような方法にて電気的負荷103への流入電流を最小化する電力電圧Vのサイクルの適切なポイントにてターンオンする。これにより、電力アップルーティン333は終了し、制御ロジック313は定格状態326に入る。
次に、図11を参照すると、制御ロジック313を定格状態326から様々な具現化例に係る絶縁状態329に遷移する「過電圧/瞬時電圧降下」ルーティン339の一態様を説明するためのフローチャートの一具体例が示されている。過電圧/瞬時電圧降下ルーティン339が実行される時点で、スイッチング要素R1はオン状態であり、電力電圧Vは直接に電気的負荷103に供給され、それによって前述されたようにR−C抑圧器はバイパスされる。
いったん、過電圧又は瞬時電力降下が検出されると、処理が始まり、ボックス373にて、スイッチング要素R1をターンオフするか否かの判定に備え、過電圧又は瞬時電圧降下の期間判定のためタイマが始動される。過電圧の期間及び大きさは、電気的負荷103及び第2の電圧クランピング装置113を保護するためにスイッチング要素R1をターンオフするべきか否かを判定するため、プロセッサ回路303のメモリに格納されている電圧−時間特性166と比較される。あるいは、もし瞬時電力降下が検出されると、その後、電力電圧Vが定格に戻るときに、有害な流入電流を最小化又は低減するために介入が必要であるか否かを判定するために、瞬時降下電圧の期間及び大きさがメモリに格納されている閾値と比較される。
もし、過電圧がそれぞれの電圧−時間特性166の閾値よりも大きいか、或いは瞬時電圧降下が電気的負荷103に潜在的に有害な流入電流を招くのに十分深刻であると思われるときは、その後、ボックス379にて、スイッチング要素R1はターンオフされ、それによってRC抑圧器のインピーダンスは電気的負荷103に直列に配置される。さらに、遮断抵抗Rsは電気的負荷103に並列に配置される。この状況にあって、電圧保護装置300は、電気的負荷103が保護され、さらに第2電圧クランピング装置113が加熱しないであろう絶縁状態329である。
次に、図12によれば、制御ロジック313を絶縁状態329から様々な具現化例に係る定格状態326に遷移する「復旧パワー」ルーティン346の一態様を説明するためのフローチャートの一例が示されている。ボックス383にあって、電力電圧V(図8)が定格に戻ったか否かが判定される。もし、そうならば、その後、ボックス386にて、スイッチング要素R1は、ボックス363(図5B)に関連して前述されたのと同じ方法にて電気的負荷103への潜在的な流入電流を最小化する電力電圧Vのサイクルの適切なポイントにてターンオンされる。過電圧の場合、ステップ386は電気的負荷の電圧が明らかにRC抑圧器の両端の電圧損失によるものでない限り、不要であるかもしれない。この後、復旧電力ルーティン343は終了し、制御ロジック313は定格状態326に置かれる。
次に、図13を参照すると、本発明の具現化例に係るプロセッサ回路143又は303の一具体例が示されている。プロセッサ回路143/303は、例えば、ローカルインターフェース409に共に接続されるプロセッサ403及びメモリ406を備える。このため、ローカルインターフェース409は、例えば、正しく理解されるように、付随のアドレス/制御データバスと共にデータバスを備える。
プロセッサ403によるメモリ406上の格納及び実行は、オペレーティングシステム413及び制御ロジック173/313である。また、一つ以上の電圧−時間特性166のデータ表示は、メモリ406に格納され、或いはさもなければプロセッサ回路143/303にアクセス可能とされるかもしれない。
メモリ406は、この明細書にあっては、揮発性及び不揮発性の両方のメモリとして、さらにデータストレージ部品として定義されている。揮発性部品は、電力の低下によりデータ価値を維持できない部品である。不揮発性部品は、電力の低下によってもデータ価値を維持することができる部品である。このように、メモリ406は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリイメモリ(ROM),ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブを介してアクセスされるフロッピーディスク、コンパクトディスクドライブを介してアクセスされるコンパクトディスク、適切なテープドライブを介してアクセスされる磁気テープ、及び/又は他のメモリ部品、又はこれらのメモリ部品の二つ以上の組み合わせを備える。加えて、RAMは、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM),ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、又は磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)及び類似のデバイスを備える。ROMは、例えば、プログラマブルリードオンリイメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリイメモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリイメモリ(EEPROM)、又は類似のメモリデバイスを備える。
さらに、プロセッサ403は、複数のプロセッサを代表するかもしれないし、さらにメモリ406は並列に動作する複数のメモリを代表するかもしれない。そのようなケースにあって、ローカルインターフェース409は、複数プロセッサの間の任意の二つの間、又は任意のプロセッサとメモリの任意の一つの間、又は複数のメモリの内の任意の二つの間等の通信を容易にする。プロセッサ403は、当業者によって正しく理解されるように電気的又は、いくつかの他の構成でもよい。
オペレーティングシステム413は、プロセッサ回路143/303のメモリ、プロセッシング時間及び周辺装置のようなハードウェアの割り当て及び使用を制御するために実行される。この方法によれば、オペレーティングシステム413は、アプリケーションが依存するところの基礎として当業者に知られているように働く。
制御ロジック173及び/又は313は、それぞれソフトウェア又は前述されたような一般的な汎用ハードウェアによって実行されるコードであるけれども、代替として、同一のものが特定目的用のハードウェア又はソフトウェア/汎用ハードウェア及び専用ハードウェアの組み合わせに埋め込まれるかもしれない。もし専用ハードウェアに埋め込まれるならば、制御ロジック173又は313は回路又は多数の技術の任意の一つ又は組み合わせを利用するステートマシンとして実行される。この技術は、限定されるものではないが、一つ以上のデータ信号のアプリケーション、適切なロジックゲート、プログラマブルゲートアレイ(PGA),フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他の部品等を有する固有の統合回路のアプリケーションに応じて様々なロジック機能を実行するためのロジックゲートを有する離散ロジック回路を備える。そのような技術は、一般的に当業者によって周知であり、このために、本明細書にあっては詳細には記述しない。
図3乃至7及び9乃至12の状態遷移図及び/又はフローチャートは、制御ロジック173及び制御ロジック313の実行の機能性及び動作を示す。もしソフトウェアとして具体化されるなら、それぞれのブロックはモジュール、セグメント又は具体的なロジック機能を実行するためのプログラム命令を備えるコード部分を表すかもしれない。プログラム命令は、プログラム言語によって記述された人間が読み取りできるステートメントを備えるソースコードの形、或いはコンピュータシステム又は他のシステム内のプロセッサのような適切な実行システムによって認識可能な数字命令を備えるマシンコードの形で具体化されている。マシンコードはソースコードなどから変換される。ハードウェアとして具体化されるなら、各ブロックは、具体的な論理機能を実行するために回路又は複数の相互に連結された回路を表す。
図3乃至7及び9乃至12の状態遷移図及び/又はフローチャートは実行の具体的な順序を示すけれども、実効順序は、表わされるものによって異なることが理解される。例えば、二つ以上のブロックの実行順序は、示された順番に対してスクランブルされるかもしれない。図3乃至7及び9乃至12の中の連続するものとして示される二つ以上のブロックは、同時に又は部分的に同時となるように実行されるかもしれない。加えて、任意のカウンタ、状態変数、警告セマフォ、又はメッセージが、実用、アカウンティング、パフォーマンス測定、又はトラブルシューティングの補助などの強化の目的のために、本明細書にあって説明される論理フローに追加可能である。本発明の範囲内で全ての変形が理解される。
また、制御ロジック173及び/又は制御ロジック313がソフトウェア又はコードを備えるところでは、それぞれは例えば、コンピュータシステム又は他のシステム内のプロセッサのような命令実行システムによって又は中で接続される使用のため、任意のコンピュータ読み取り可能な媒体にて具現化される。この場合、ロジックは例えば、コンピュータ読み取り可能媒体から命令実行システムによって逐次取り出される命令及び宣言を含むステートメントを備える。本発明の状況では、コンピュータ読み取り可能媒体は、制御ロジック173及び/又は制御ロジック313を含み、命令実行システムによって又は接続される使用のため、蓄積、又は保守する任意のメディアであることができる。コンピュータ読み取り可能媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線での、又は半導体媒体のような多くの物理的媒体を含むことができる。さらに詳しい適切なコンピュータ読み取り可能な媒体の例は、限定されるものではないが、磁気テープ、磁気フロッピーディスク、磁気ハードドライブ、又はコンパクトディスクを含む。また、コンピュータ読み取り可能媒体は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)及びダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM),又は磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)を含むランダムアクセスメモリ(RAM)である。加えて、コンピュータ読み取り可能媒体は、リードオンリイメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリイメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリイメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリイメモリ(EEPROM)、又は他のタイプのメモリデバイスである。
図14乃至20の以下の説明は、電気的負荷103への流入電流を最小化するために、電気的負荷103への電力電圧Vの直接の接続を確立するところの電力サイクルの適切なポイントの判定に関する。特に、図14乃至20の説明は、電気的負荷103への流入電流の最小化の間、電気的負荷103への電力電圧のアプリケーションを確立するために、サイリスタ又はリレーの制御を記述するものである。一般的に、サイリスタ又はリレーが直接の接続を確立するために操作されるタイミングは、図1乃至8を参照して上述されたようにスイッチング要素R1の制御に適用される。
図14を参照すると、本発明の様々な具現化例を説明するための時間に関する電力電圧500をプロットしたチャートが示されている。電力電圧500は、例えば、誘導負荷、整流負荷、容量負荷、又は正しく理解される電気的負荷の他のタイプを備える負荷に供給される。この電力電圧が整流負荷に供給される場合、正しく理解されるように、整流器に関連するコンデンサの両端に電圧が生成される。この点について、容量は、整流ダイオードの機能に関連してDC電力源の生成を容易にする。
図14を参照すると、コンデンサ電圧503が整流器に関係するコンデンサの両端に存在するDC電圧として表わされている。時々、電力電圧500が供給される負荷の安定した状態動作の間、瞬時電圧降下506が電力電圧500にて発生するかもしれない。瞬時電圧降下506の間、コンデンサが電流を整流器に接続された電気的負荷に供給するときに、コンデンサ自身から電流を流しだすのでコンデンサ電圧503は安定して減少する。瞬時電圧降下506の終了で、電力電圧500が突然に定格電圧509に戻る場合がある。定格電圧509は、電力電圧500の定格動作電圧である。
電力電圧500が定格電圧509に戻る電力電圧サイクルに依存すれば、電力電圧500とコンデンサ電圧503との間には大きな電圧差Vがある。この電圧差Vは、負荷が安定状態動作を再開するので、最終的に、大きな流入電流を招くことになる。負荷が整流器であれば、流入電流は整流器コンデンサが充電されることを必要とし、負荷を構成する他の部品が瞬時電圧降下506の終了時により電流を吸いこむ。
流入電流の大きさは、例えば、負荷タイプ、負荷状態、電力電圧500についての負荷の近似、電力供給ファクタ、瞬時電圧降下506期間、ラインインピーダンス、電力電圧500のステッピングアップ又はダウンに関連する任意の変化の位置、さらに他のファクタなどのような様々な負荷のファクタに影響される。加えて、瞬時電圧降下506の発生後の任意の電流の大きさは、電力電圧500が定格電圧509に戻る瞬間での電圧差Vの大きさに依存するであろう。定格電圧509は、この明細書にあっては、その電圧クラス又はタイプを好都合に示す目的のために回路またはシステムに割れ当てられる定格値として定義される。このため、定格電圧は、電力網、すなわち120/240デルタ型、480/277Y型又は他の仕様の電力網上での電力伝送のような様々な目的のために特定される標準化された電圧を備える。そのかわりに、定格電圧は、例えば、ピークトウピークという点で特定されるAC電圧、RMS電圧、及び/又は周波数である。また、定格電圧は、電圧の大きさという点において特定されるDC電圧であってもよい。
瞬時電圧降下506の終了時における流入電流を制限するために、本発明の様々な具現化例によれば、インピーダンスが負荷に、負荷の安定した状態動作の間、電力電圧500における瞬時電圧降下506の検出に応じて追加される。これに関して、電力電圧500は、負荷の安定した状態動作の間、瞬時電圧降下を検出するために監視される。いったん、瞬時電圧降下506の発生が検出されると、インピーダンスは負荷に加えられる。そののち、インピーダンスは、電力電圧500が、定格電圧509に戻った後、電力電圧サイクルの所定のポイント513に達すると除去される。
電力電圧500が定格電圧509に復旧した後、負荷からインピーダンスが除去されるタイミングは、本発明の様々な具現化例によれば負荷に流れる流入電流サージの発生を最小化するために特定される。この点にあって、負荷からのインピーダンスの除去は、電力電圧500の電力電圧サイクル上の所定のポイントで時間測定される。
一具現化例によれば、負荷が整流負荷であるところの整流器に関係するコンデンサの両端のコンデンサ電圧503の大きさより電力電圧500が小さいときに、インピーダンスは負荷から除去される。そのような状況にあって、電力電圧500の大きさの絶対値が負荷の整流器に関するコンデンサの両端電圧503の大きさより小さいと、ライン電圧500が与えられ、インピーダンスが負荷から除去されるといえる。
そのような時間にて、整流器の個々のダイオードは、電力電圧500の大きさの絶対値が負荷の整流器に関連するコンデンサの両端の電圧503の大きさより小さいときに、バイアスされて反転にされる。したがって、電力電圧500の大きさの絶対値が負荷の整流器に関連するコンデンサの両端の電圧503の大きさより小さいときには流入電流は存在しない。最終的に、この場合、整流器に関連するコンデンサは、図14に表わされた電圧差Vによって示されるように、電圧の瞬間の変化に遭遇するというよりも、整流された電力電圧50の平均ピークがコンデンサに供給されるときに充電される。
他の付加的な代替にあっては、インピーダンスは、瞬時電圧降下506の終了の後、電力電圧が定格電圧509に戻った後に起こる、電力電圧500の約ゼロクロッシングにて負荷から除去される。この点について、「約」ゼロクロッシングとは、例えば、電力電圧500の大きさが負荷に関係するコンデンサの両端の電圧503よりも大きくならないような、受け入れ可能な許容誤差内にある。
他の具現化例にあって、インピーダンスは、電力電圧500が定格電圧509に戻った後に発生する多くのゼロクロッシングの約第1番目にて負荷から除去される。これは、電力が大きな流入電流を引き起こすという可能性を最小化する方法にあって、電力ができるだけ早く負荷に戻るときに有利な点である。
さらに他の具現化例にあって、インピーダンスは、実質的に電力電圧の大きさの絶対値と負荷の整流器に関連するコンデンサの両端の電圧503の大きさとの間の電圧差VDを最小化する電流電圧サイクルの一ポイントで負荷から除去されるかもしれない。この点にについて、最小流入電流という結果となるように電力電圧500の大きさがコンデンサの両端電圧503に近づくように電力電圧500が定格電圧509に、電力電圧の位置にて戻ると、そののち、電圧差Vが負荷の受容可能な流入電流量を受け入れるのに十分に小さい限りにあっては、電力電圧500が急激に上昇し、さらにコンデンサの両端電圧503よりも大きくなるとインピーダンスはもしかすると除去されるかもしれない。
そのようなケースにあって、最大電圧差Vは、実際の電圧差Vが最大電圧差Vよりも大きいと、インピーダンスが除去されない負荷に供給される最大許容流入電流をもたらすとして特定されるかもしれない。図14のグラフに表わされるように、瞬時電圧降下506の間、インピーダンスは負荷に追加され、さらに電力電圧500が本発明に係る一具現化例に係る、定格電圧509に戻った後に第1のゼロクロッシングを引き起こす電力電圧サイクルのポイント513にて除去されるところの具現化例が示されている。
次に、図15を参照すると、本発明の一具現化例に係る電流制限回路の概略が示されている。電力電圧(図14)は、図に示される入力ノード603の両端に供給される。電力電圧500は、正しく理解されるように、一般的なコンセント又は他の電力源から供給されるかもしれない。電流制限回路600は、入力ノード603の両端に接続される過度電圧サージ抑圧器606を備える。さらに、電流制限回路600は、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器613、及びゲートドライバ616を備える。電力電圧500は、ゼロククロッシング検出器600及び瞬時電圧降下検出器613の両方への入力として受信される。ゼロクロッシング検出器609の出力は、ゲートドライバ616に供給されるところのゼロクロッシング信号619を含む。
瞬時電圧降下検出器613の出力は、ゲートドライバ616にも供給される。ゲートドライバ616はサイリスタ626及びリレー629を制御する。この点について、ゲートドライバ616はサイリスタ626及びリレー629をターンオン又はオフするかを制御する。リレー629は入力ノード603を負荷633に接続する。サイリスタ626は、入力ノード606を抵抗Rを介して負荷633に接続する。図15に表わされた具現化例にあって、入力ノード603は、リレー629及びサイリスタ626/抵抗Rに平行な抵抗Rを介して図示されるように負荷633に接続される。
図15に合されるような負荷633は、整流器636を有する整流負荷を備える。整流器636は、ダイオード639及び整流器コンデンサ643を備える。加えて、負荷633は、正しく理解されるようにDC電力を受けるところの他の部品646を備える。代替的に、負荷633は、誘導負荷又は他のタイプの負荷であってもよい。ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器613、及び/又はゲートドライバ616は、正しく理解されるように、一つ以上のマイクロプロセッサ、デジタルロジック回路、又はアナログ回路に実装されるかもしれない。
次に、電流制限回路600の動作の全般的な説明を本発明の一具現化例によって提供する。初めに、電力電圧500が負荷に供給される定格電圧509を備え、さらに突然に瞬時電圧降下506(図14)に見舞われたとみなす。瞬時電圧降下506が予め定義された、コンデンサ643の両端のコンデンサ電圧503(図14)が適切に排出される時間の閾値を越えたとみなすと、電力電圧500が定格電圧509を再開するときに大きな流入電流を作り出すリスクが生じる。
負荷の安定した状態動作の間、リレー629は閉鎖位置であり、電力電圧500は直接的にリレー629を介して負荷633に供給される。リレー629の直接の電気的接続が与えられると、リレーは負荷633への電流の流れのための最小の抵抗の経路を示す。このため、電流は抵抗Rをバイパスする。安定した負荷の動作状態の間、サイリスタ626もまたオフ状態となり、それにより、抵抗Rを通しての流れから電流を防ぐ。いったん、瞬時電圧降下検出器613が瞬時電圧506を検出すると、その後、瞬時電圧降下検出出力623はリレー629を開放するためにゲートドライバ616に向かう。その結果、入力ノード623での電圧は、抵抗Rを介して負荷633に供給される。
抵抗Rは、閉鎖されたリレー629によって示される近似ゼロ抵抗よりも明らかに高い。リレー629を開放するために、抵抗Rは負荷633に追加される。抵抗Rは、負荷633に流れる電流を制限するために特定される。この抵抗は、このように、電圧が定格に戻ったとき及び瞬時電圧降下506が終了すると、発生するかもしれない任意の電流サージを制限し、それによって整流器636内のダイオード639或いは他の部品のような負荷633の電気的部品へのダメージの可能性を最小化又は除去する。
抵抗Rは、瞬時電圧降下506の間、サイリスタ626が閉鎖(ターンオン)されるか、或いはリレー629が閉鎖されるかのいずれかまで、負荷633によって見られる電圧を低下させるかもしれないことに留意するべきである。この点について、抵抗Rは、瞬時電圧降下の間、負荷633によって体験される低下電圧を悪化させる。しかし、抵抗Rによる削減電圧は、抵抗Rなしの負荷633によって一般的に経験されることができるものより、十分に価値があるということではない。これは、特に、短時間の間、瞬時電圧降下506が継続すると、特に際立ってあてはまる。瞬時電圧降下506が負荷の動作が途絶されるように比較的長時間の間継続すると、チャンスは抵抗Rにより電圧の任意の減少であり、いかなる影響ももたらさない。
最大の保護のため、抵抗Rを介しての電流の流れは、低いべきであるが、前述したように、これは負荷動作にて瞬間的干渉の可能性を増すかもしれない。したがって、抵抗Rの値は、複数−負荷環境における保護と負荷633の動作を伴う面倒な妨害の可能性の間のトレードオフに基づいて決定される。実験は、抵抗Rが一般的にファイブ(5)サイクルほどより少なく継続する短期間の瞬間電圧降下の負荷動作の影響に全般的に妨害されないことを示す。
いったん、リレー629が瞬時電圧降下506の検出により開放すると、その後、電流制限回路600は瞬時電圧降下検出器613が瞬時電圧降下506が終了するのを検出するまでそのような状態にとどまる。瞬時電圧降下が終了したとみなすと、その後、瞬時電圧降下検出出力623は適切に変更される。応答して、ゲートドライブ616はリレー629をすぐには閉鎖しない。むしろ、リレー629は、開放状態を維持するかもしれない。ゲートドライブ616は、ゼロクロッシングが電力電圧サイクルに達したことを示すゼロクロッシング検出器609から信号が検出されるまで待つ。ゲートドライブ616に適用されるゼロクロッシング出力619は、全てのゼロクロッシングの発生を示す。
瞬時電圧降下506が終了したという指示を受信した後、ゼロクロッシングの指示を受信することに基づいて、ゲートドライブ616はサイリスタ626及び抵抗Rを介して負荷623に電流を流させるようにサイリスタ626をターンオンする。抵抗Rはサイリスタ626を保護するように特定される。特に、抵抗Rはサイリスタ626を介して負荷633に流れる電流の最悪の場合をサイリスタ626の最大電流定格内に制限する。この場合、抵抗Rは、抵抗Rより小さく、さらに定格電力電圧500が負荷633に効果的に供給されるようにする。サイリスタ626は、サイリスタ626がリレー629より動作においてずっと速いので、瞬時電圧降下506の終了の後、負荷633に再供給されるように電力電圧500を起動するために有利に用いられる。この点にあって、サイリスタ626は、例えば、約5乃至10ミリ秒を要するかもしれないリレー629に対して、約10μ秒以内にターンオンされる。サイリスタ626が動作するところのスピードのため、サイリスタ626は電流制限回路600に、電力電圧500が負荷633に再供給される電力電圧サイクル上で正確に制御させる。
その代替として、もしゲートドライブ616からの出力信号の状態における変化に応答するリレー629の反応時間が十分に速いか又は十分な正確さであると予測されると、その後、リレー629がサイリスタ629なしに用いられる場合であるかもしれない。特に、リレー629が確実に閉鎖するか又はゼロクロッシングそれ自体に近く閉鎖する予測を伴って、ゼロクロッシングが発生する前に予め設定された期間にて閉鎖する(又は通常閉鎖リレーの場合にあってターンオフされる)ように、リレー629は駆動される。この具現化例は、サイリスタ626及び抵抗Rの必要性を取り除く。
いったん、サイリスタ626が整流器636に関係するコンデンサ643が大きな流入電流を避けるのに十分に充電されること、或いは負荷633が所望されない流入電流を引きおこさないという範囲に動作するのを確実にするための必要な時間の間オンとされると、ゲートドライブ616は、入力ノード603と負荷633との間の導電性経路を回復するためにリレー629を閉鎖する。この後、ゲートドライブ616はサイリスタ626をターンオフする。
まとめると、サイリスタ626は、負荷633に電力電圧500を供給する機能を、瞬時電圧降下506の後に提供する。抵抗Rは、瞬時電圧降下の間に、負荷633に加えられるインピーダンスとされるので、サイリスタ626は、抵抗Rが抵抗Rよりかなり小さいところの、負荷633に電力電圧500を再供給するためインピーダンスRを除去するように作用する。これにより、リレー629は、閉じられるので、直接の導電性経路は負荷633に、抵抗R又はRのいずれかへの任意の損失なしに設けられる。
電流制限回路600は、負荷633に流れる流入電流が瞬時電圧降下の後に最小化されるところの具現化例の動作を説明する。負荷633に追加された抵抗Rによって示されるインピーダンスが、電力電圧500が定格電圧509に戻ったときに、電力電圧500のゼロクロッシング付近にて、負荷633から除去される。
サーミスタ626がターンオンされる、ゼロクロッシング検出器609によって検出される正確なゼロクロッシングは、電力電圧500が定格電圧509に戻った後に起きる、第1のゼロクロッシングである。そのかわりに、サイリスタ626がターンオンされるゼロクロッシングは、負荷が逆に影響されないので、負荷633にて電力電圧500を再起動するためにできるだけ早くサイリスタ626をターンオンすることが好都合であることを理解するのであれば、電力電圧500が定格電圧509に戻った後に、任意のゼロクロッシングとされてもよい。
加えて、どのくらいの長さでサイリスタ626が与えられるゼロクロッシング又はサイリスタ626が瞬時電圧降下506が終了した後にターンオンされるところの他のポイントに、とどまらなければならないかを考慮に入れながら、サイリスタ626がその動作が逆に影響しない高すぎる電流を経験しないように抵抗Rは特定される。
次に、図15によれば、本発明の他の具現化例に係る電流制限回路700が示されている。電流制限回路700は、抵抗Rが使用されるということを除いて、電流制限機能600についての機能という点で同様である。この点について、負荷633に追加されるインピーダンスは、無限の抵抗又は開放回路に等価である。他の方法にあって、電流制限回路700の動作は、上述の図15に記述されている動作と同様である。
加えて、電流制限回路700は、負荷633によって危険とされる、不足電圧または過電圧が持続される場合に所望されるかもしれないような電力電圧500から制限回路700が負荷633を絶縁することができるという追加能力を提供する。電流制限回路600(図15)は、電力電圧500から負荷633を絶縁するために開放される抵抗Rに直列な第2のリレーを備えることによって負荷633のために危険を示す不足電圧又は過電圧の場合にあって負荷633を絶縁するように形成されるかもしれない。不足電圧又は過電圧が検出される場合にあって、リレーはリレー629が開放されるときに同時に開放されるかもしれない。
図17を見ると、本発明のさらに他の具現化例に係る電流制限回路800が示されている。この電流制限回路800は、電流制限回路700におけるゼロクロッシング検出器609が、ゲートドライバ616に供給されるインピーダンス除去信号806を生成するタイミング回路803を着脱できるインピーダンスによって置き換えられる。電流制限回路800は、インピーダンス除去タイミング回路803が入力として整流器636のコンデンサの両端の電圧を受けることを除いて電流制限回路700とほとんど同様の方法によって動作する。この電圧は、他の入力として受信される電力電圧と比較される。
この点で、インピーダンス除去タイミング回路803は、コンディションではなく、負荷633に所望されない流入電流サージを引き起こすことなくライン電圧が供給されるゼロクロッシングを発生するときに、電流を負荷633に供給するためにサイリスタ626に電圧を与えて作動させるように信号をゲートドライバ616に送信する。特に、コンディションは、例えば、電力電圧500の大きさの絶対値が負荷の整流器に関係するコンデンサ643の両端の整流電圧の大きさより小さときに、備えるかもしれない。この点について、電圧差V(図14)は、大きな流入電流サージが起こりそうもないように、存在しない。
そのかわり、インピーダンス除去タイミング回路803は、電力電圧500の大きさの絶対値と負荷に関係するコンデンサ643の両端の整流された電圧の大きさとの間の差を実質的に最小化する電力電圧500の電力電圧サイクルの任意のポイントにて負荷633からインピーダンスを除去するためゲートドライバ616にサイリスタ626に電圧を加えて作動させるインピーダンス除去出力信号806を生成する。
図18によれば、電圧サイクルという点でみて瞬時電圧降下506(図14)の期間の機能として、負荷に流れ込む流入電流サージのピーク値の大きさの一例をプロットするチャートを示す。図18に示されるように、測定された流入電流サージ809のピーク値は一般的な液晶モニタ負荷の間の瞬時電圧サージ期間の様々な値によって表わされる。流入電流サージ809は、起こりうる最悪の場合のストレスを表す、上部エンベロープ813を有し、通常動作がラインゼロ電圧クロッシングが同時に起こって回復されるときに、実現される著しく低い流入電流値を示す下部エンベロープも有する。上部エンベロープは流入電流サージ809の上部ピークをつなぎ、下部エンベロープ816は流入電流サージ809の下部ピークをつなぐ。
図にみられるように、測定された流入電流サージ809のピーク値は、例えば、瞬時電圧降下(506)の間コンデンサ803(図15乃至17)に課せられる電圧の、減衰に対して時間内で潜在的に上昇する。流入電流サージのピークの大きさの上昇が増加するとはいえ、瞬時電圧降下期間を介して明らかな落ち込み及び低電流がある。そのように、正しく理解されるように電力電圧500のゼロクロッシングと全般的に同時に起こる様々なピークの谷の底にて、流入電流サージ809が落ち込むのを確実にすることが望まれている。
図19に移ると、本発明の一具体例に係るゲートドライブ616の一実装例を提供する本発明の具現化例に係るプロセッサ回路が示されている。図に表わされているように、プロセッサ回路820はプロセッサ823及びメモリ826を有して示されており、プロセッサ823及びメモリ826はともにローカルインターフェース829に接続されている。ローカルインターフェース829は、例えば、当業者により正しく理解されるように、コントロール/アドレスバスを含んだデータバスを備える。この点について、プロセス回路820は、多数の異なる商業的に有効なプロセッサ回路のうちの任意の一つを備える。そのかわりに、プロセッサ回路820は、専用集積回路(ASIC)の一部として実装されるかもしれないし、あるいは正しく理解されるように他のいくつかの方法にて実装されるかもしれない。ロジック制御機能は、マイクロプロセッサをともなわずに実行されることも可能である。
メモリ831に格納され、プロセッサ823によって実行されるのは、ゲートドライブロジック831である。ゲートドライブロジック831は、リレー629の開閉を制御することにあって、ゲートドライブ616の機能を制御するため、さらにはサイリスタ626(図15乃至17)をターンオン又はオフするために実行される。加えて、オペレーティングシステムは、正しく理解されるように、メモリ826に格納され、プロセッサ823によって実行される。さらに、ゲートドライブロジック831に加える他のロジックが、メモリ826に蓄えられ、プロセッサ823によって実行されるかもしれない。例えば、ゼロクロッシング検出器609(図15及び16)、瞬時電圧降下603(図15,16又は17)、又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)を実行するロジックは、正しく理解されるようにプロセッサ回路820上に実装される。それにかわり、個別のプロセッサ回路は、ゲートドライブ616、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧検出器603、又はインピーダンス除去タイミング回路803のそれぞれを実行するために用いられるかもしれない。
ゲートドライブロジック831、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器603及び/又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)は、メモリ826にストアされ、プロセッサ823によって実行されると説明される。本明細書において用いられる技術用語「実行可能な」は、最終的にプロセッサ823によって実行されるプログラムファイルという形のなかで意味される。例えば、実行可能なプログラムの具体例は、メモリ826のランダムアクセス部分の中に格納されるフォーマットにおけるマシンコードに翻訳されたコンパイルされたプログラム、プロセッサ823又はメモリ826のランダムアクセス部分に実行可能に格納されるオブジェクトコードのような適切なフォーマットにて表現されるソースコード、及びプロセッサ823によって実行されるプログラムである。実行可能なプログラムは、例えば、ランダムアクセスメモリ、リードオンリィメモリ、ハードドライブ、ハードドライブ、コンパクトディスク(CD)、フロッピーディスク、又は他のメモリ部品を備えるメモリ826の任意の部分又は部品に格納されている。
メモリ826は、この明細書にあっては、揮発性及び非揮発性メモリの両方であり、さらにデータストレージ部品である。揮発性部品は、電力がなくなるとデータ価値を残すことができないものである。非揮発性部品は、電力がなくなってもデータを残すものである。このように、メモリ826は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリイメモリ(ROM)、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブを介してアクセスされるフロッピーディスク、コンパクトディスクドライブを介してアクセスされるコンパクトディスク、適切なテープドライブを介してアクセスされる磁気テープ、及び/又は他のメモリ部品、又はこれらのメモリ部品の内の任意の二つ以上の組み合わせを備える。加えて、RAMは、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、又は磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)及び他の同様のデバイスを備える。ROMは、例えば、プログラマブルリードオンリィメモリ(PROM),消去可能プログラマブルリードオンリィメモリ(EPROM),電気的消去可能プログラマブルリードオンリィメモリ(EEPROM)、又は他の同様のメモリデバイスを備える。
加えて、プロセッサ823は、複数のプロセッサを代表してもよいし、メモリ826は並列に動作する複数のメモリを代表してもよい。そのような場合、ローカルインターフェース829は、複数のプロセッサの任意の二つの間、任意のプロセッサと複数のメモリのうちの任意の一つとの間、又は複数のメモリ等の任意の二つの間の通信を容易にする適切なネットワークである。プロセッサ823は、電気的、光学的、又は分子構造、又は当業者によって適切に理解される他の構造であってもよい。
次に、図20によれば、本発明の一具現化例に係るゲートドライブロジック831の動作の一具体例を説明するフローチャートを示す。あるいは、図20のフローチャートは、瞬時電圧降下506(図14)の後、負荷633(図15乃至17)への流入電流サージを防ぐために、プロセッサ回路820によって実行される方法の一具体例の各ステップとして示される。図20の具体的なフローチャートによって表わされるゲートドライブ831の機能は、例えば、オブジェクトオリエンティドデザイン又は他のプログラミングアーキテクチャとして実装される。前記機能がオブジェクトオリエンティドデザインとして実装されるとみなすと、各ブロックは一つ以上のオブジェクトにあって規格化される一つ以上の方法にて実行される機能を示すかもしれない。ゲートドライブロジック831は、正しく理解されるように多数のプログラミング言語のうちの任意の一つを用いて実行されるかもしれない。
ボックス833にて始まると、ゲートドライブロジック831は瞬時電圧降下506が検出されたか否かを判定する。これは、前述されたように、瞬時電圧降下検出器613(図15乃至17)の出力を分析することによって判定される。瞬時電圧降下506が検出されたとみなすと、その後、ボックス836にてリレー629(図15乃至17)が開放され、それによってリレー629を介しての負荷633(図15乃至17)への電流の流れを中断する。それによって、負荷への任意の低減された(瞬時電圧降下による)電流の流れは、負荷633に抵抗Rを介して流れるか、或いは例えば電流制限回路700(図15)により、全く流れない。次に、ボックス839にあって、ゲートドライブロジックは電力電圧500(図14)が定格の値に戻ったか否かを判定する。これは、瞬時電圧降下506が終了したことを示す瞬時電圧降下検出器613から受信した信号623(図15乃至17)に基づいて判定される。
そのような場合を想定すると、その後、ゲートドライブロジック831は、電流電圧500(図14)を負荷633に供給するか否かを判定するところのボックス843に進む。この点において、ゲートドライブロジック831は、負荷633への潜在的な流入電流を最小化するために電力電圧500が負荷に戻る適切な時間の間、待つ。この決定は、前述のようにゼロクロッシング検出器609又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)のいずれかからの出力を検査することによってなされる。ゼロクロッシング検出器609又はインピーダンス除去タイミング回路803は、サイリスタ626が上述したように負荷633に電流を供給するためにいつターンオンされるべきかを示すところの信号619又は806を提供する。
それにかわり、リレー629がボックス846にあって、リレー629の実際の閉鎖が、電力電圧サイクル上のゼロクロッシングあるいは、例えば、ゼロクロッシング又は電力電圧サイクルが、リレー629自身の周知の反応時間が与えられて、予測されるところの他の位置にて一致するために時間が合されるところのサイリスタ626に代わってターンオンされる。それにより、リレー629がボックス846にてターンオンされるとゲートドライブロジック831は終了する。しかし、リレーはその反応時間に不一致とされることに留意すべきであり、それにより、リレーが実際に閉鎖及び電力電圧500を負荷633に結合するときに変動が起きてしまう。このため、任意の流入電流の削減は、ある程度不都合に影響される。
しかし、サイリスタ626がボックス846にてターンオンされるとみなすと、その時は、ゲートドライブロジック831はボックス849に進み、サージ電流が避けられたか否かを判定する。これは、任意の潜在的な電流サージが消散されるかもしれないことが知られているうちに、ある時間を経過させることによって判定される。
その後、ボックス853にて、リレー629が閉鎖され、それによってリレー629を介して負荷633に電力が供給される。いったん、リレーが閉鎖されると、その時には、負荷633がここにあってリレー629を介して供給されるので、ボックス856にてサイリスタ626がターンオフされる。この後、ゲートドライブロジック831は、図に示されるように終了する。
ゲートドライブロジック831、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器603、及び/又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)は、前述したような多目的ハードウェアによって実行されるソフトウェア又はコードの形で具体化されるが、代替としては、同じものは専用ハードウェア又はソフトウェア/多目的ハードウェア及び専用ハードウェアの組み合わせとして具体化されてもよい。専用のハードウェアとして具体化されたときには、ゲートドライブロジック831、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器603、及び/又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)は、回路又は多数の技術のうちの任意の一つ又は組み合わせとして用いるステートマシンとして実装される。これらの技術は、限定されるものではないが、一つ又はそれ以上のデータ信号のアプリケーションに基づいて様々なロジック機能を実行するためのロジックゲートを有する分散ロジック回路、適切なロジックゲートを有する専用集積回路、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA),
又は他の部品などを備える。そのような技術は、当業者によりよく知られているので、したがって、詳細についてはここでは記述していない。
図20のフローチャートは、ゲートドライブロジック831の具体的な実装のアーキテクチャ、機能、及び動作を示す。ソフトウェアとして具体化されるなら、各ブロックはモジュール、セグメント、又は専用の論理的な機能を実行するためのプログラム命令を含むコードの一部を示す。プログラム命令は、コンピュータシステム又は他のシステムのような適切な実行システムによって解読可能な数字命令を備えるプログラミング言語又はマシンコードで記述されている人間によって読み取り可能なステートメントを備えるソースコードの形で具体化される。マシンコードはソースコードなどから変換される。ハードウェアの形で具体化されるなら、各ブロックは専用の論理的な機能を実行するための一つの回路又は多数の相互に結合された回路を示す。
図20のフローチャートは、実行の具体的な順序を示すが、実行順序は表現されているものから異なるかもしれないことが理解される。例えば、二つ以上のブロックの実行順序は、示された順に対してスクランブルされるかもしれない。図20に連続して示される二つ以上のブロックは、同時に又は部分的に同時に実行されるかもしれない。加えて、任意の数のカウンタ、状態変数、警告セモファ、又はメッセージがこの明細書において記述される論理的フローに、実用性、アカウンティング、パフォーマンス測定の目的のため、又はトラブルシューティング支援等を提供するために追加されるかもしれない。そのような全てのバリエーションは本発明の範囲内にあることが理解される。
また、ゲートドライブロジック831、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器603、及び/又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)は、それぞれが例えばコンピュータシステム又は他のシステムのプロセッサのような命令実行システムによって、或いは結合して、使用される任意のコンピュータ読み取り可能媒体の形で具体化されるソフトウェア又はコードを備える。この点により、ロジックは、例えばコンピュータ読み取り可能媒体から取り出されて、命令実行システムによって実行される命令及び宣言文を備える状態を含むかもしれない。本発明の明細書にあって、「コンピュータ読み取り可能媒体“は、命令実行システムによる使用又は命令実行システムとの組み合わせによる使用のためのゲートドライブロジック831、ゼロクロッシング検出器609、瞬時電圧降下検出器603、及び/又はインピーダンス除去タイミング回路803(図17)を含み、格納し、或いは維持する任意の媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電気磁気的、赤外線、又は半導体媒体のような多くの物理的な媒体のうちの任意の一つを備える。適切なコンピュータ読み取り可能な媒体のより具体的な例は、限定されるものではないが、磁気テープ、磁気フロッピーディスケット、磁気ハードドライブ、或いはコンパクトディスクを備える。さらに、コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)及びダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、又は磁気的ランダムアクセスメモリ(MRAM)を含むランダムアクセスメモリ(RAM)であるかもしれない。加えて、コンピュータ読み取り可能媒体は、リードオンリィメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリィメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリィメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリィメモリ(EEPROM)、又は他のメモリデバイスタイプであってもよい。
本発明の前述の具現化例は単に、本発明の原則の明確な理解のために記載された実行の単なる可能な具体例であることを強調する。多くの変形及び変更が本発明の思想及び原則から実質的にそれることなく、前述の具現化例によってなされる。すべてのそのような変更及び変形は、以下の請求の範囲によって本発明の範囲内でここに含まれ、及び保護されることを意図されている。

Claims (20)

  1. 電気的負荷(103)に供給される入力電力(V)の電圧をクランプするために形成される少なくとも一つの第1電圧クランピング装置(109)と、
    前記電気的負荷(103)に供給される前記電圧をクランプするために形成される少なくとも一つの第2電圧クランピング装置(113)と、
    前記第1及び第2電圧クランピング装置(109、113)を分離する直列のインダクタンス(L)と、
    電気的負荷(103)に入力電力(V)の直接の接続を選択的に実現するために用いられるスイッチング要素(R1)と、
    前記スイッチング要素(R1)の動作を制御する回路と
    を備えるシステム。
  2. 前記少なくとも一つの第1電圧クランピング装置(109)はさらに金属酸化物バリスタを備える請求項1記載のシステム。
  3. 前記少なくとも一つの第2電圧クランピング装置(113)はさらに金属酸化物バリスタを備える請求項1記載のシステム。
  4. 前記スイッチング要素(R1)は、さらにリレーを備える請求項1記載のシステム。
  5. 少なくとも一つの第1電圧クランピング装置(109)のクランピング電圧は、少なくとも一つの第2電圧クランピング装置(113)のクランピング電圧の少なくも2倍である請求項1記載のシステム。
  6. 前記スイッチング要素(R1)は、さらに
    前記スイッチング要素(R1)が入力電力(V)の前記電気的負荷(103)への直接の接続を実現する第1の状態と、
    前記直接の接続を開放する第2の状態と
    を備える請求項1記載のシステム。
  7. 前記スイッチング要素(R1)に並列に接続される直列のインピーダンス(R,C)であり、前記スイッチング要素(R1)が前記第1状態のときに前記スイッチング要素(R1)が前記直列のインピーダンスをバイパスする最小の抵抗経路をしめす請求項6記載のシステム。
  8. 前記スイッチング要素(R1)はさらに、前記第2の状態のときに前記電気的負荷(103)の両端に係る遮断抵抗を接続する請求項6記載のシステム。
  9. 前記電気的負荷(103)にインピーダンス(126)を付加するために形成されるインピーダンス切換スイッチング要素(R2)をさらに備え、前記制御回路はさらに前記インピーダンススイッチング要素(R2)の動作をさらに制御する請求項6記載のシステム。
  10. 前記スイッチング要素(R1)は前記インピーダンススイッチング要素(R2)に並列であり、前記電気的負荷(103)に付加されるときに前記スイッチング要素の両端の電圧を最小化するように前記インピーダンス(126)は構成され、
    前記制御回路は、スパーキングにより前記スイッチング要素(R)への物理的損失の可能性を最小化するために直接結合を開放するべく前記スイッチング要素(R1)及び前記インピーダンススイッチング要素(R2)の操作を順番に行うように形成される請求項9記載のシステム。
  11. 電力電圧(V)を電気的負荷(103)に供給するステップと、
    直列のインダクタンス(L)を用いて第1及び第2並列クランピング装置を分離することによって第1並列クランピング装置及び第2並列クランピング装置(113)の間の電力電圧(V)において経験される過電圧の消散を分配するステップと、
    前記過電圧の大きさ及び期間が少なくとも一つの予め設定された電圧−時間閾値(166)より大きくない限り、前記電力電圧(V)の直接的接合を前記電気的負荷(103)に、実現するステップと
    を備える方法。
  12. 前記少なくとも一つの予め設定された電圧−時間閾値(166)は複数の予め設定された電圧−時間閾値(166)をさらに備え、前記方法はさらに、
    前記予め設定された電圧−時間閾値(166)をメモリ(406)に蓄積するステップと、
    前記過電圧を識別するために前記電力電圧(V)をモニタするステップと、
    前記過電圧の期間を計るステップと
    を備える請求項11記載の方法。
  13. 前記過電圧の大きさ及び期間が少なくとも一つの予め設定された電圧−時間閾値(166)より大きくならない限り、前記電力電圧(V)の前記電気的負荷(103)への前記直接接続を行うステップは、前記第1状態から第2状態への絶縁リレー(R1)のスイッチングステップをさらに備え、前記リレーは前記第1の状態にて前記電気的負荷(103)に前記電力電圧を直接に接続し、さらに前記リレーは前記第2の状態にあって前記電気的負荷(103)の両端に遮断抵抗を課す、請求項11記載の方法。
  14. 前記絶縁リレー(R1)が前記第2の状態にあるとき、前記入力電力(V)から前記電気的負荷(103)を完全に絶縁するステップをさらに備える請求項13記載の方法。
  15. 前記電気的負荷(103)は、前記絶縁リレー(R1)が前記第2の状態にあるときに、前記入力電力(V)から部分的に絶縁される請求項13記載の方法。
  16. 前記電力電圧が前記電気的負荷(103)の安定状態動作の間、瞬時電圧降下を経験すると、インピーダンス(126)を前記電気的負荷(103)に加えるステップをさらに備える請求項11記載の方法。
  17. 前記インピーダンス(126)を除去するステップは、前記電力電圧(V)が、前記電力電圧が定格状態に達した後、前記電力電圧サイクルにて予め定義されたポイントに前記電力電圧(V)が達すると、前記電気的負荷(103)から前記インピーダンスを除去する請求項16記載の方法。
  18. 電気的負荷(103)に供給される電力電圧(V)を調整するためのシステムであって、
    第1の並列クランピング装置(109)及び第2の並列クランピング装置(113)の間の電力電圧(V)にて経験される過電圧の消散を分配する手段と、
    前記過電圧の大きさ及び期間が少なくとも一つの予め定義された電圧−時間閾値(166)よりも大きくならない限り、前記電気的負荷(103)への前記電力電圧(V)の直接の結合を行う手段と
    を備えるシステム。
  19. 前記電力電圧が前記電気的負荷の安定状態動作の間に瞬時電圧降下を経験すると、前記電気的負荷(103)にインピーダンス(126)を付加するための手段をさらに備える請求項18記載のシステム。
  20. 前記電力電圧が定格状態に達した後に、前記電力電圧が前記電力電圧サイクルの予め定義されたポイントに達すると、前記電気的負荷(103)から前記インピーダンス(126)を除去する手段をさらに備える請求項19記載の4システム。
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