JP2014078786A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理方法を記録した記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像をブロックに分割し、DCT変換を用いて網点と文字と写真の像域分離を精度よく行う。
【解決手段】画像処理装置の画像処理手段に、画像入力手段から入力された画像データをブロック単位に分割する分割部と、各ブロックの画素をDCT変換するDCT変換部と、DCT変換された周波数成分のうちDC成分を除く周波数成分をジグザグスキャンするジグザグスキャン部と、スキャンされたデータのピークを調べるために注目データを2倍し、その前後のデータを引いた値をジグザグレートとして算出するジグザグレート算出部と、低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和をそれぞれ算出し、算出された低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和を用いて各ブロックを文字、網点又は写真のいずれかと判定する判定部と、判定された各ブロックに対して文字、網点、写真のいずれかであるかに応じてフィルタ処理する処理部とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、DCT(Discrete Cosine Transform)変換を用いた像域分離を行う画像処理装置、画像処理方法に関するものである。DCT変換は、離散コサイン変換とも称され、画像信号の空間的な冗長成分を取り除いて画像信号を圧縮する直交変換の一手法である。
ディジタル複写機などの画像処理装置で取り扱われる原稿には、文字原稿、網点原稿、写真原稿などがある。そして、これら原稿を画像処理装置によって再生処理する場合、それぞれに要求される画質評価が異なるため、像域分離処理によって各領域に最適な処理が施される。このような像域分離処理としては、従来から種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1では、画像をブロックに分割し、DCT変換を用いて網点と文字の像域分離を精度よく行う像域分離方法を提供する。
しかしながら、従来の像域分離処理では、文字と網点の2つしか分離できない。一方、最近では、写真と文字が混在している画像も多い。写真には、クリアトナーで光沢感を出す方法が最近よく用いられる。
本発明の課題は、画像をブロックに分割し、DCT変換を用いて網点と文字と写真の像域分離を精度よく行うことにある。
上記課題を解決するために、画像を入力する画像入力手段と、入力した画像を処理する画像処理手段と、処理した画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置にして、前記画像処理手段に、前記画像入力手段から入力された画像データをブロック単位に分割する分割部と、各ブロックの画素をDCT変換するDCT変換部と、DCT変換された周波数成分のうちDC成分を除く周波数成分をジグザグスキャンするジグザグスキャン部と、スキャンされたデータのピークを調べるために注目データを2倍し、その前後のデータを引いた値をジグザグレートとして算出するジグザグレート算出部と、低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和をそれぞれ算出し、算出された低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和を用いて各ブロックを文字ブロック、網点ブロック又は写真ブロックのいずれかと判定する判定部と、判定された各ブロックに対して文字、網点、写真のいずれかであるかに応じて平滑化若しくはエッジ強調する処理部とを備える。ここで、低周波帯域は例えばDC成分を除く全周波帯域の低周波1/4の部分(図4〜6のグラフにおける横軸での番号2〜16程度)で、高周波帯域は例えば全周波帯域の1/2から高周波方向に全周波帯域の1/4の間の周波数(図4〜6のグラフにおける横軸での番号33〜48程度)であると規定することができる。
本発明によれば、画像を小ブロックに分割し、各ブロックをDCT変換して出力される64個の係数をジグザグスキャンして、低周波成分と高周波成分におけるジグザグレートを求め、その特徴から網点画像部分と文字画像部分と写真部分を分離するので、高精度に像域分離することができる。
本発明の実施例に係るブロック構成図である。 DCT変換を説明する図である。 DCT変換された係数ブロックをジグザグスキャンする図である。 文字画像の周波数特性を示す図である。 網点画像の周波数特性を示す図である。 写真画像の周波数特性を示す図である。 実施例1における像域分離処理のフローチャートである。 実施例2における像域分離処理のフローチャートである。 周囲のブロックを見て分離結果を補正する例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面により具体的に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例のブロック構成図であり、上段は像域分離結果を算出する部分で、下段は像域分離結果を受けて、結果に応じた画像をブロック単位で画像出力部に送る部分である。図1において、画像入力部1は、CCD素子等の光電変換素子を有し、画像情報である原稿を読み取ってRGBの3色に色分解し、8ビットのディジタル信号を出力する。DCT変換部8では、画像入力部1から出力された8×8画素の画像データ(G成分)をDCT変換する。本実施例では、G成分を用いたが、RGB画像をL*a*b変換して、L*成分(明度成分:人間の視覚特性を考慮した明るさ)など、画像の明るさを表すデータを用いてもよい。ジグザグスキャン部3では、DC成分を除いた63個の周波数成分をスキャンする(詳細は後述)。ジグザグレート算出部4で、前記63個のデータのピーク度合いを算出する(詳細は後述)。像域分離部5で、ジグザグレート算出部4で算出されたジグザグレートに基づいて、前記8×8画素のブロック単位で、文字ブロック・網点ブロック・写真ブロックに分離し、判定結果を後段に渡す。
ガンマ補正部6a〜6cは画像入力部1でずれたRGB画像を、画素毎にそれぞれ予め用意してあるテーブルで本来のRGBに補正する。CCD素子などの光電変換素子により原稿を読み取る際に、高周波成分が小さくなってしまい、ぼやけた画像になってしまうので、それを補正するために、MTF補正部7a〜7cにおいて、高周波成分を元に戻すべくハイパスフィルタにかける。色補正部8では、入力RGBを出力装置に合ったYMCKに変換する。平滑化処理部9で、モアレを抑制するためにローパスフィルタをかける。網点ブロック用のデータを作成する部分である。符号10aはエッジ強調部1で、文字部分のエッジを強調するための強いハイパスフィルタをかける。これによって文字の鮮鋭性が向上する。文字ブロック用のデータを作成する部分である。符号10bはエッジ強調部2で、写真部分の鮮鋭性を再現するために、エッジ強調部1(10a)よりも高周波成分を持ち上げる度合いの弱いハイパスフィルタを掛ける。符号11a〜11dはディザ処理部で、擬似階調が出るように変換処理する。セレクタ12では、像域分離部5からの判定結果に応じて、網点ブロック用データ、文字ブロック用データ、写真ブロック用データの何れかを選択して、ブロック単位のYMCK画像データを出力する。なお、像域分離結果で、文字・網点・写真の何れにも判定されなかったときには、色補正部からフィルタをかける(文字・網点・写真ブロック特有の処理)ことなくディザ処理部に送られたデータを選択し出力する。このようにフィルタ処理することなく出力することで、誤判定による画像の劣化を防止することができる。符号13はカラープリンタなどの画像出力部である。
DCT変換部2では、画像を構成する画素を8×8画素のブロックに分割し、8×8画素のブロックを階調(輝度)から、周波数に変換する。それぞれの画素の値をf(i,j)と表す(但し、i=0〜7、j=0〜7)と、DCTによる写像F(u,v)は、
F(u,v)=(2・C(u)・C(v)/N)ΣΣf(i,j)・cos{(2i+1)uπ/2N}・cos{(2j+1)vπ/2N}
と表される。この2次元DCTの結果をDCT係数と呼び、8×8の係数マトリックスで与えられる(図2)。但し、積和演算は、i、j=0から7まで行う。また、N=8、u,v=0,1〜7、C(w)=1/√2(w=0のとき)または1(w=1,2〜7のとき)である。
ジグザグスキャン部3において、DCT変換された結果は、8×8からなる水平/垂直の空間周波数係数の2次元マトリックスであるので、ジグザグスキャンという方法で1次元に変換する。図3に示すように、DC成分を除いた63個の周波数成分を低周波部分から始めて高周波成分の方向に、斜めにスキャンしていく。2次元マトリックスの周囲にきたら一つ高周波部分に移動して、再び斜めにスキャンする(図中の番号は、スキャン順を表す)。
そして、ジグザグレートという概念を導入し、文字ブロックと網点ブロックと写真ブロックの判定に用いる。すなわち、ジグザグスキャンして得られた63個のデータのピークを調べるためにジグザグレート算出部4で操作するもので、次の手順で行う。
ピークであるか否かを調べる部分のデータを2倍し、その前後のデータを引いた値(ジグザグレート)を求める。このデータを、(u,v)=(0,0)と(7,7)の点を除いた61個求める。つまり、ジグザグレート[i]=ジグザグ[i]×2−ジグザグ[i−1]−ジグザグ[i+1]で(1≦i≦63)
像域分離部5は、ジグザグレート算出部4からのデータを用いて、文字ブロック・網点ブロック・写真ブロックの何れかを判定し、判定結果をセレクタ12と画像出力部13に送る部分である。写真ブロックと判定された場合は画像出力部13でCMYKトナーも加えて光沢をもたせる。文字ブロック・網点ブロック・写真ブロックの何れとも判定されなかった場合には、不明ブロックとして、画像出力部13とセレクタ12に判定結果を送る。
ジグザグレートを用いた文字、網点、写真ブロックの像域分離は、次のようにして行う。すなわち、ブロック単位でDCT変換したとき、文字画像と網点画像と写真画像とでは、図4、図5、図6に示すように異なる周波数特性を有する。図4は文字画像の周波数特性を示し、図5は網点画像の周波数特性を示し、図6は写真画像の周波数特性を示す(横軸はスキャン位置、縦軸はDCT係数である)。つまり、文字画像では低周波成分にピークが多く現れ易く、網点画像では高周波成分にピークが多く現れ易く、写真画像ではピークが現れない。したがって、ジグザグレートの絶対値の和において、文字画像と網点画像と写真画像とでは異なり、文字画像においては低周波の部分で高い値を示し、高周波の部分で低い値を示す。一方、網点画像はその逆で、低周波の部分ではその値が小さく、高周波の部分ではその値が大きい。写真画像では、全周波数帯域でのジグザグレートの和が文字画像や写真画像に比べて小さい。
そこで、DC成分を除いた63個の周波数成分を低周波部分から始めて高周波成分の方向に斜めにスキャンする。このようにして得られた63個のデータのピークを調べるために、ピークであるか否かを調べる部分のデータを2倍し、その前後のデータを引いた値(ジグザグレート)を求める。文字ブロック、網点ブロック、写真ブロックにおける各ジグザグレートの絶対値の和に関する特徴を取り込める条件を設定し、各ブロックの判定を行う。このような、像域分離処理を、分割されたブロックにDCT変換を施すことで行うのである。
図7は、本実施例の像域分離処理の一例を示すフローチャートである。先ず、8画素×8画素のブロックを取り込む(S1)。次に、取り込んだブロックをDCT変換して8×8=64係数の周波数成分に変換する(S2)。次いで、DC成分を除く63係数の周波数成分をジグザグスキャンし、ジグザグスキャンデータから61個のジグザグレートを求める(S3)。次に、低周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateLowを算出し(S4)、高周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateHighを算出し(S5)、全周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateAllを算出する(S6)。
次いで、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th1より小さいか否かを判定し、また高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th2より大きいか否かを判定し(S7)、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th1より小さく、かつ高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th2より大きいとき、該ブロックは網点ブロックと判定し、平滑化フィルタをかけたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S8)。
網点ブロックと判定されなかった場合、高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th3より大きいか否かを判定し、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th4より小さいか否かを判定し(S9)、高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th3より大きく、かつ低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th4より小さいとき、該ブロックは文字ブロックと判定し、強くエッジ強調されたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S10)。
文字ブロックとも網点ブロックとも判定されなかった場合、該ブロックは写真ブロックと判定し、弱くエッジ強調されたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S11)。また、画像出力部においてクリアトナーを施す指示を出す(S12)。クリアトナーを施すことで光沢感のある写真画像を出力できる。
本実施例では、網点ブロック→文字ブロック→写真ブロックの順に判定したが、それに限られず、文字ブロック→網点ブロック→写真ブロックの順で判定してもよい。
(実施例2)
判定結果が不明である場合の態様も加えた例である。図1〜図6に関する説明は実施例1の場合と同じである。ところで、分離誤りが起こる原因の一つとして、文字部分と網点部分と写真部分の3つに分けることが挙げられる。つまり、何れかに判定することが困難な部分に対しても分離処理するからである。判定困難な部分は、何れかに分離するよりも、フィルタ処理することなく、入力画像をそのまま出力させた方が致命的な誤りは減少する。そこで、本実施例では、分離が難しいブロックに対しては、エッジ強調や平滑化フィルタ処理を行わない指示を与える。
図8は、本実施例の像域分離処理の一例を示すフローチャートである。先ず、8画素×8画素のブロックを取り込む(S1’)。ブロックの平均輝度値AveKidoを算出する(S2’)。次に、取り込んだブロックをDCT変換して8×8=64係数の周波数成分に変換する(S3’)。次いで、DC成分を除く63係数の周波数成分をジグザグスキャンし、ジグザグスキャンデータから61個のジグザグレートを求める(S4’)。次に、低周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateLowを算出し(S5’)、高周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateHighを算出し(S6’)、全周波帯域のジグザグレートの絶対値の和SumZrateAllを算出する(S7’)。
次いで、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th1より小さいか否かを判定し、高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th2より大きいか否かを判定し(S8’)、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th1より小さく、かつ高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th2より大きいとき、該ブロックは網点ブロックと判定し、平滑化フィルタをかけたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S9’)。
網点ブロックと判定されなかった場合、高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th3より大きいか否かを判定し、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th4より小さいか否かを判定し(S10’)、高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th3より大きく、かつ低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和が所定値th4より小さいとき、該ブロックは文字ブロックと判定し、強くエッジ強調されたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S11’)。
文字ブロックとも網点ブロックとも判定されなかった場合、8×8画素の平均輝度AveKidoが所定の値th5よりも小さく、かつ全周波帯域のジグザグレートの絶対値の和が所定の値th6よりも小さいとき、該ブロックは写真ブロックと判定し(S12’)、弱くエッジ強調されたブロックをセレクタで選択する指示を出す(S13’)。また、画像出力部においてクリアトナーを施す指示を出す(S14’)。
文字ブロックとも網点ブロックとも写真ブロックとも判定されなかったブロックは、判定不能ブロックとして、フィルタ処理をしないブロックをセレクタで選択する指示を出す(S15’)。
本実施例でも、網点ブロック→文字ブロック→写真ブロックの順に判定したが、それに限られず、網点ブロック・文字ブロック・写真ブロックを任意の順で判定してもよい。
本実施例では、第1から第6の所定値を決め、夫々の条件で文字ブロックと網点ブロックと写真ブロックの判定を行い、セレクタ12に夫々の判定画像の選択信号を出力するものである。
(実施例3)
周囲のブロック情報を参照して判定結果を補正する例である。周囲のブロック情報を参照して像域分離するので、或るブロックから急に誤判定するという分離誤りを防止でき、高精度な判定が実現する。図1〜図6、図8に関する説明は実施例2と同じである。本実施例では、周囲の4ブロック(注目ブロックの上、左、2つ左、斜め上のブロック)の情報を、上記した判定条件の定数部分にkeyとして組み込む。なお、ブロックの判定をラスター順に行うため、注目ブロックの右ブロックや下のブロックはまだ判定されていないので、使えない。
key=0.25(flag(上)+flag(左))+0.125(flag(2つ左)+flag(斜め右上)+flag(斜め左上))
ここで、flagは、文字ならば−1、網点ならば1、写真ならば0の値をとるようにする(図9)。
keyを条件に組み込むことによって、周囲が文字のブロックは、文字と判定され易くなり、周囲が網点のブロックは網点と判定され易くなり、周囲が写真のブロックは写真と判定され易くなる。
前述したジグザグレートを用いた判定にkeyを組み込んだ場合は、以下のようになる。すなわち、低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和<th1+key×定数aで、かつ高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和>th2+key×定数bのとき、網点画像と判定する。定数aは、正の定数で絶対値がth1よりも小さい値にする。定数bは、負の定数であり、絶対値がth2よりも小さい値にする。高周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和<th3+key×定数cで、かつ低周波部分におけるジグザグレートの絶対値の和>th4+key×定数dのとき、文字画像と判定する。定数cは、負の定数で絶対値がth3よりも小さい値にする。対数dは正の整数であり、絶対値がth4よりも小さい値にする。
8×8画素の平均輝度AveKido<th5、かつ全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和≦th6+key×定数eのとき、写真画像と判定する。定数eは正の定数であり、絶対値はth6よりも小さい値にする。
定数a,b,c,d,eは、上記条件のもと、分離精度が向上するように設定する。絶対値の大きさについては、定数a,b,c,dはほぼ同じ値を設定し、定数eの絶対値は定数a,b,c,dよりも小さな値に設定する。
なお、以上のような画像処理方法を独立して記録媒体に記録し、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置画像におけるCPUで読み取るように構成することも考えられる。
1 画像入力部
2 DCT変換部
3 ジグザグスキャン部
4 ジグザグレート算出部
5 像域分離部
6 ガンマ補正部
7 MTF補正部
8 色補正部
9 平滑化処理部
10 エッジ強調部
11 ディザ処理部
12 セレクタ
13 画像出力部
特開平6−303425号公報

Claims (9)

  1. 画像を入力する画像入力手段と、入力した画像を処理する画像処理手段と、処理した画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置にして、前記画像処理手段に、前記画像入力手段から入力された画像データをブロック単位に分割する分割部と、各ブロックの画素をDCT変換するDCT変換部と、DCT変換された周波数成分のうちDC成分を除く周波数成分をジグザグスキャンするジグザグスキャン部と、スキャンされたデータのピークを調べるために注目データを2倍し、その前後のデータを引いた値をジグザグレートとして算出するジグザグレート算出部と、低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和をそれぞれ算出し、算出された低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和を用いて各ブロックを文字ブロック、網点ブロック又は写真ブロックのいずれかと判定する判定部と、判定された各ブロックに対して文字、網点、写真のいずれかであるかに応じて平滑化若しくはエッジ強調する処理部とを備える、画像処理装置。
  2. 低周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和が第1所定値より小さく且つ高周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和が第2所定値より大きい場合に注目ブロックを網点ブロックと判定し、高周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和が第3所定値より小さく且つ全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和が第4所定値より大きい場合に注目ブロックを文字ブロックと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 分割されたブロック毎に輝度を求めて平均を算出する平均輝度算出部を更に設けて、判定に際して平均輝度を加味することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. ブロックの平均輝度が第5所定値より小さく且つ全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和が第6所定値より小さい場合に注目ブロックを文字ブロックと判定し、網点ブロック、文字ブロック、写真ブロックの何れにも判定できない場合には地肌であると判定して、平滑化もエッジ強調も行わないことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 写真ブロックと判定した場合に当該ブロックにクリアトナーを施すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 注目ブロックの周囲のブロックの判定情報を参照して、注目ブロックの判定結果を補正することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 画像入力手段から入力された画像データをブロック単位に分割するステップと、各ブロックの画素をDCT変換するステップと、DCT変換された周波数成分のうちDC成分を除く周波数成分をジグザグスキャンして、スキャンされたデータのピークを調べるために注目データを2倍し、その前後のデータを引いた値をジグザグレートとして算出するステップと、低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和をそれぞれ算出するステップと、算出された低周波帯域、高周波帯域及び全周波帯域におけるジグザグレートの絶対値の和を用いて各ブロックを文字ブロック、網点ブロック又は写真ブロックのいずれかと判定するステップと、判定された各ブロックに対して文字、網点、写真のいずれかであるかに応じて平滑化若しくはエッジ強調するステップとを有する、画像処理方法。
  8. 分割されたブロック毎に輝度を求めて平均を算出する平均輝度算出ステップを更に設けて、判定に際して平均輝度を加味することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 請求項7又は8に記載の画像処理方法を記録し、CPUで読み取り可能な記録媒体。
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