JP2014078166A - 情報処理装置、ログ出力制御方法、およびログ出力制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、ログ出力制御方法、およびログ出力制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置の負荷に応じたログの出力を制御する。
【解決手段】処理実行部2は、所定の処理を実行する。ログ生成部3は、処理実行部2が実行した所定の処理に関するログ7aを生成する。負荷テスト実行部4は、処理実行部2に負荷テストを実行する。資源状況検出部5は、処理実行部2が使用する資源の使用状況を検出する。制御情報生成部6は、負荷テストの実行時に検出した資源の使用状況にもとづいて、ログ7aの出力の制御に用いる制御情報6aを生成する。ログ出力制御部7は、所定の処理の実行時に検出した資源の使用状況と、制御情報6aとにもとづいてログ7aの出力を制御する。
【選択図】図1

Description

情報処理装置、ログ出力制御方法、およびログ出力制御プログラムに関する。
従来、情報処理装置等において、動作状況の確認や障害対応等のために、処理の実行過程のログを出力し、ログを収集することがおこなわれている。
しかしながら、ログの出力頻度が頻繁であったり、ログの出力量が過大であったりすると、ログの出力が情報処理装置等に与える負荷の影響を無視できなくなる。
そこで、ログの出力をおこなう情報処理装置においてログの出力による負荷を検出し、ログを出力する情報処理装置を選択することで負荷を分散する技術がある。
特開2006−18701号公報
しかしながら、上記の技術は情報処理装置の負荷を検出し、負荷が軽い情報処理装置を選択するものである。したがって、想定以上にログの出力頻度が頻繁である場合や、ログの出力量が過大である場合に負荷を分散しきれなくなり、負荷が異常である場合であっても情報処理装置のログの出力による負荷の軽減を図ることができない。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、情報処理装置の負荷に応じたログの出力を制御可能な情報処理装置、ログ出力制御方法、およびログ出力制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、処理実行部と、ログ生成部と、負荷テスト実行部と、資源状況検出部と、制御情報生成部と、ログ出力制御部とを備える。
処理実行部は、所定の処理を実行する。ログ生成部は、所定の処理に関するログを生成する。負荷テスト実行部は、処理実行部に負荷テストを実行する。資源状況検出部は、処理実行部が使用する資源の使用状況を検出する。制御情報生成部は、負荷テストの実行時に検出した資源の使用状況にもとづいて、ログの出力の制御に用いる制御情報を生成する。ログ出力制御部は、所定の処理の実行時に検出した資源の使用状況と、制御情報とにもとづいてログの出力を制御する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、以下に示すような処理をコンピュータがおこなうログ出力制御方法、および以下に示すような処理をコンピュータに実行させるログ出力制御プログラムを提供する。所定の処理を実行し、所定の処理に関するログを生成する情報処理装置において、コンピュータは、負荷テストを実行し、使用する資源の使用状況を検出し、負荷テストの実行時に検出した資源の使用状況にもとづいて、ログの出力の制御に用いる制御情報を生成し、所定の処理の実行時に検出した資源の使用状況と、制御情報とにもとづいてログの出力を制御する。
上記の情報処理装置、ログ出力制御方法、およびログ出力制御プログラムによれば、情報処理装置の負荷に応じたログの出力を制御することができる。
第一の実施形態の情報処理装置の構成を示す図である。 第二の実施形態の証券システムの構成を示す図である。 第二の実施形態の証券会社が有するシステムの構成を示す図である。 第二の実施形態の通信制御プロセスの構成を示す図である。 第二の実施形態の通信制御プロセスの構成の変形例を示す図である。 第二の実施形態のスケジュールの一例を示す図である。 第二の実施形態のGWサーバのハードウェアの構成を示す図である。 第二の実施形態の証券会社における業務処理のフローチャートである。 第二の実施形態の負荷テスト処理のフローチャートである。 第二の実施形態のテスト環境の一例を示す図である。 第二の実施形態の制御情報の一例を示す図である。 第二の実施形態のログ出力制御処理のフローチャートである。 第二の実施形態のログ出力キュー監視処理のフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
[第一の実施形態]
まず、第一の実施形態の情報処理装置について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態の情報処理装置の構成を示す図である。
情報処理装置1は、所定の処理を実行し、実行した所定の処理に関するログ7aを生成し、生成されたログ7aの出力が所定の処理の実行に影響を与えないように、ログ7aの出力を制御する装置である。
情報処理装置1は、処理実行部2と、ログ生成部3と、負荷テスト実行部4と、資源状況検出部5と、制御情報生成部6と、ログ出力制御部7とを備える。
処理実行部2は、所定の処理を実行する。所定の処理とは、情報処理装置1が担当する処理である。
ログ生成部3は、処理実行部2が実行した所定の処理に関するログ7aを生成する。ログ7aは、処理実行部2が処理を実行した際の処理の履歴である。ログ7aは、所定の処理毎に生成される。たとえば、ログ7aは、送信履歴、通信履歴、実行時刻などの情報を含む。
負荷テスト実行部4は、処理実行部2に負荷テストを実行する。負荷テストは、処理実行部2に所定の負荷をかけるテストである。負荷テスト実行部4は、たとえば、負荷テスト用の処理を処理実行部2に実行させることで、負荷テストを実行する。負荷テスト用の処理とは、たとえば、テスト用に生成された所定の処理である。
資源状況検出部5は、処理実行部2が使用する資源の使用状況を検出する。資源とは、処理実行部2が所定の処理を実行するために使用する資源であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)リソースやメモリリソースやI/O(Input / Output)リソースなどがある。資源の使用状況とは、使用している資源量を特定可能な情報であり、たとえば、使用している資源の量や、使用している資源の割合がある。
制御情報生成部6は、負荷テストの実行時に検出した資源の使用状況にもとづいて、ログ7aの出力の制御に用いる制御情報6aを生成する。制御情報6aは、資源の使用状況に応じてログ7aの出力を制御するための情報である。制御情報6aは、たとえば、資源の使用状況の閾値である。
ログ出力制御部7は、所定の処理の実行時に検出した資源の使用状況と、制御情報6aとにもとづいてログ7aの出力を制御する。ログ7aの出力の制御とは、ログ7aの出力による負荷を制御することである。
このような情報処理装置1は、所定の処理を実行できる。また、情報処理装置1は、所定の処理に関するログ7aを生成できる。また、情報処理装置1は、負荷テストを実行できる。また、情報処理装置1は、所定の処理を実行するために使用する資源の使用状況を検出できる。また、情報処理装置1は、負荷テストの実行時に検出した資源の使用状況にもとづいて、ログの出力の制御に用いる制御情報6aを生成できる。また、情報処理装置1は、所定の処理の実行時に検出した資源の使用状況と、制御情報6aとにもとづいてログ7aの出力を制御できる。
このようにして、情報処理装置1は、情報処理装置の負荷に応じたログ7aの出力を制御できる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。図2は、第二の実施形態の証券システムの構成を示す図である。
証券システム20は、証券の売買に関する処理をおこなうシステムである。証券システム20では、複数の投資家22から新規注文電文、訂正注文電文、取消注文電文(以下、注文電文)を証券会社21が受注し、証券会社21が証券取引所23に受注した注文電文を発注する。また、証券システム20では、証券取引所23が売買の約定電文を証券会社21に通知し、証券会社21が発注をおこなった投資家22に売買の約定電文を通知する。
証券システム20は、証券会社21が有する注文管理システム25と、証券取引所23が有する株式売買システム28と、投資家22が有するトレードシステム27とを含んで構成される。証券システム20では、注文管理システム25とトレードシステム27とがネットワーク24を介して相互接続し、注文管理システム25と株式売買システム28とがネットワーク24を介して相互接続する。証券システム20では、注文管理システム25がGW(GateWay)サーバ26a(26)、26b(26)を介してネットワーク24と接続し、トレードシステム27がGWサーバ26cを介してネットワーク24と接続し、株式売買システム28がGWサーバ26dを介してネットワーク24と接続する。
注文管理システム25は、証券会社21において証券の売買の注文の管理をおこなうシステムである。注文管理システム25は、複数の投資家22から受信した注文電文と、証券取引所23から受信した売買の約定電文を管理する。注文管理システム25は、投資家22から注文電文を受信し、受信した注文電文を証券取引所23に送信する。また、注文管理システム25は、証券取引所23から売買の約定電文を受信し、注文をおこなった投資家22に売買の約定電文を送信する。
GWサーバ26aは、注文管理システム25と複数のトレードシステム27とのネットワーク24を介した接続を中継し、ゲートウェイとして機能するサーバである。GWサーバ26aは、注文管理システム25がトレードシステム27とおこなう通信を制御し、注文管理システム25がトレードシステム27とおこなう通信に関するログを出力する。GWサーバ26bは、注文管理システム25と株式売買システム28とのネットワーク24を介した接続を中継し、ゲートウェイとして機能するサーバである。GWサーバ26bは、注文管理システム25が株式売買システム28とおこなう通信を制御し、注文管理システム25が株式売買システム28とおこなう通信に関するログを出力する。
トレードシステム27は、投資家22が売買の注文をおこなうシステムである。トレードシステム27は、注文電文を注文管理システム25に送信する。また、トレードシステム27は、注文管理システム25から約定電文を受信する。たとえば、トレードシステム27は、アルゴリズムトレードをおこなうシステムであり、大量の注文電文を注文管理システム25に送信する。
GWサーバ26cは、トレードシステム27と注文管理システム25とのネットワーク24を介した接続を中継し、ゲートウェイとして機能するサーバである。GWサーバ26cは、トレードシステム27が注文管理システム25とおこなう通信を制御し、トレードシステム27が注文管理システム25とおこなう通信に関するログを出力する。
株式売買システム28は、株式の売買契約を成立させるシステムである。株式売買システム28は、図示しない複数の証券会社21の注文管理システム25とネットワーク24を介して接続し、注文管理システム25から注文電文を受信する。そして、株式売買システム28は、受信した注文電文の内容を確認し、売買の注文の値段が合致した場合に売買契約を締結し、約定電文を注文管理システム25に送信する。
GWサーバ26dは、株式売買システム28と注文管理システム25とのネットワーク24を介した接続を中継し、ゲートウェイとして機能するサーバである。GWサーバ26dは、株式売買システム28が注文管理システム25とおこなう通信を制御し、株式売買システム28が注文管理システム25とおこなう通信に関するログを出力する。
次に、証券会社21が有するシステムの構成について説明する。図3は、第二の実施形態の証券会社が有するシステムの構成を示す図である。
証券会社21は、GWサーバ26(26a、26b)と業務サーバ40と運用管理サーバ41とを有する。
GWサーバ26は、注文管理システム25と接続先(トレードシステム27または株式売買システム28)とのネットワーク24を介した接続を中継し、ゲートウェイとして機能するサーバである。GWサーバ26は、複数の通信制御プロセス42とテスト環境43と制御情報44とログファイル45とを有する。
通信制御プロセス42は、接続先との通信を制御するプロセスである。通信制御プロセス42は、接続先との通信セッションを管理し、通信をおこなう。また、通信制御プロセス42は、通信に関するログを出力する。通信制御プロセス42は、取引を開始する前に生成され、取引を終了した後に消滅する。
たとえば、通信制御プロセス42は、あらかじめ定められた接続対象(複数のトレードシステム27の中のうちあるトレードシステム27、または複数の株式売買システム28の中のうちある株式売買システム28)との通信セションを管理し、通信をおこなう。
なお、通信制御プロセス42は、通信セッションを管理する接続対象をあらかじめ定めず、通信をおこなう度に接続対象を変更し、接続対象との通信セッションを管理し、通信をおこなうようにしてもよい。
テスト環境43は、負荷テストの実行環境が記載されたテーブルである。テスト環境43については、後で図10を用いて詳細に説明する。
制御情報44は、負荷テストの結果にもとづいて生成されたログの出力を制御するための情報である。制御情報44については、後で図11を用いて詳細に説明する。
ログファイル45は、ログを記録するファイルである。ログファイル45には、複数の通信制御プロセス42が出力するログが記録される。たとえば、ログファイル45は、通信制御プロセス42毎にログを記録するテーブルがあり、複数のテーブルで構成される。また、GWサーバ26が外部装置にログを出力し、ログを外部装置で記録するようにしてもよい。
業務サーバ40は、証券会社21の業務に関する処理をおこなうサーバである。業務サーバ40は、注文管理システム25を有する。
運用管理サーバ41は、証券会社21が有する業務サーバ40とGWサーバ26の運用管理をおこなうサーバである。運用管理サーバ41は、スケジューラ46を有する。
スケジューラ46は、注文管理システム25の起動時刻や通信制御プロセス42の起動時刻などのスケジュール47を管理する。そして、スケジューラ46は、スケジュール47に従って業務サーバ40またはGWサーバ26に対して処理の実行開始の指示をおこなう。スケジュール47については、後で図6を用いて詳細に説明する。
次に、通信制御プロセス42のシステム構成について説明する。図4は、第二の実施形態の通信制御プロセスの構成を示す図である。
通信制御プロセス42は、通信を制御するプロセスである。通信制御プロセス42は、あらかじめ定められた一つの接続対象との通信セッションを管理し、通信をおこなう。通信制御プロセス42は、ログ出力制御部60と業務処理部61とを含んで構成される。
ログ出力制御部60は、ログの出力制御をおこなう制御部である。ログ出力制御部60は、業務処理部61が生成したログを出力する。ログ出力制御部60は、制御情報44にもとづいて、ログの出力がGWサーバ26に与える負荷を制御する。ログ出力制御部60は、たとえば、負荷に合わせてログの出力間隔の制御をすることで、ログの出力がGWサーバ26に与える負荷を制御する。
また、ログ出力制御部60は、スケジューラ46から負荷テストの開始指示を受け、負荷テストを実行する。ログ出力制御部60は、テスト環境43にもとづいて負荷テストを業務処理部61に対して実行する。負荷テストについては、後で図9を用いて詳細に説明する。
なお、ログ出力制御部60の出力制御は、ログの出力間隔を制御することに限らない。たとえば、ログ出力制御部60は、ログを一度に出力する量を制御してもよい。
業務処理部61は、業務を処理する処理部である。業務処理部61は、接続対象と注文電文または約定電文(以下、電文)の送受信をおこない、注文管理システム25が接続対象とおこなう通信に関するログを生成する。業務処理部61は、接続対象から電文を受信し、注文管理システム25に電文を送信する。また、業務処理部61は、注文管理システム25から電文を受信し、接続対象に電文を送信する。
次に、通信制御プロセス42の変形例について説明する。図5は、第二の実施形態の通信制御プロセスの構成の変形例を示す図である。通信制御プロセス42と同様の構成については説明を省略する。
通信制御プロセス42aは、複数の接続対象との通信を制御する点で通信制御プロセス42と異なる。具体的には、通信制御プロセス42aが複数の接続対象との通信セッションを管理し、業務処理部61がそれぞれの接続対象と一対一で電文の送受信をおこなう。通信制御プロセス42aは、ログ出力制御部60aと複数の業務処理部61を含んで構成される。
ログ出力制御部60aは、複数の業務処理部61が生成したログを出力する。ログ出力制御部60aは、制御情報44にもとづいて、ログの出力がGWサーバ26に与える負荷を制御する。ログ出力制御部60aは、たとえば、負荷に合わせてログの出力間隔を制御することで、ログの出力がGWサーバ26に与える負荷を制御する。
また、ログ出力制御部60aは、スケジューラ46から負荷テストの開始指示を受け、負荷テストを実行する。ログ出力制御部60aは、テスト環境43にもとづいて負荷テストを複数の業務処理部61に対して実行する。
このように、通信制御プロセス42aが複数の接続対象との通信セッションを管理し、通信をおこなうことで、通信制御プロセス42a側で管理する処理を増やし、GWサーバ26のOS(Operating System)側で管理するプロセス数を減らすことができる。
次に、第二の実施形態のスケジュール47について説明する。図6は、第二の実施形態におけるスケジュールの一例である。
スケジュール80は、処理内容と時刻の項目を含んで構成される。処理内容は、処理の内容である。時刻は、処理内容をスケジューラ46が実行指示する時間である。
処理内容の項目には、具体的な処理内容が設定される。処理内容の項目には、たとえば、「通信制御プロセス生成」や「負荷テスト開始」などがあり、スケジューラ46の指示にもとづいて業務サーバ40またはGWサーバ26が実行する処理の内容が設定されている。
時刻の項目には、スケジューラ46が処理内容の指示をおこなう時刻が設定される。時刻の項目には、たとえば、「7:00」や「7:30」など具体的な時刻が設定されており、スケジューラ46は、設定した時刻に業務サーバ40またはGWサーバ26に処理内容の実行を指示する。
たとえば、スケジューラ46はスケジュール80にもとづいて、「7:00」に通信制御プロセス生成の指示をGWサーバ26に対しておこなう。そして、スケジューラ46は、「7:30」に負荷テスト開始の指示をログ出力制御部60に対しておこなう。そして、スケジューラ46は、「8:00」に注文管理システム起動の指示を業務サーバ40に対しておこなう。
次に、GWサーバ26のハードウェア構成について説明する。図7は、第二の実施形態のGWサーバのハードウェアの構成を示す図である。
GWサーバ26は、プロセッサ100によって装置全体が制御されている。プロセッサ100には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)101と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ100は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ100は、たとえばCPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ100は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM101は、GWサーバ26の主記憶装置として使用される。RAM101には、プロセッサ100に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM101には、プロセッサ100による処理に必要な各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)102、グラフィック処理装置103、入力インタフェース104、光学ドライブ装置105、機器接続インタフェース106およびネットワークインタフェース107がある。
HDD102は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しをおこなう。HDD102は、GWサーバ26の補助記憶装置として使用される。HDD102には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置103には、モニタ109が接続されている。グラフィック処理装置103は、プロセッサ100からの命令に従って、画像をモニタ109の画面に表示させる。モニタ109としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース104には、キーボード110とマウス111とが接続されている。入力インタフェース104は、キーボード110やマウス111から送られてくる信号をプロセッサ100に送信する。なお、マウス111は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置105は、レーザ光などを利用して、光ディスク112に記録されたデータの読み取りをおこなう。光ディスク112は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク112には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース106は、GWサーバ26に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。たとえば機器接続インタフェース106には、メモリ装置113やメモリリーダライタ114を接続することができる。メモリ装置113は、機器接続インタフェース106との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ114は、メモリカード115へのデータの書き込み、またはメモリカード115からのデータの読み出しをおこなう装置である。メモリカード115は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース107は、ネットワーク24に接続されている。ネットワークインタフェース107は、ネットワーク24を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、第二の実施形態の処理機能を実現することができる。なお、業務サーバ40、運用管理サーバ41、および第一の実施形態に示した装置も、図7に示したGWサーバ26と同様のハードウェアにより実現することができる。
なお、GWサーバ26と、業務サーバ40と、運用管理サーバ41を別々の装置として記載しているが、一つの装置にそれぞれの機能を備えてもよく、この場合も、図7に示したGWサーバ26と同様のハードウェアにより実現することができる。
GWサーバ26は、たとえばコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第二の実施の形態の処理機能を実現する。GWサーバ26に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、GWサーバ26に実行させるプログラムをHDD102に格納しておくことができる。プロセッサ100は、HDD102内のプログラムの少なくとも一部をRAM101にロードし、プログラムを実行する。またGWサーバ26に実行させるプログラムを、光ディスク112、メモリ装置113、メモリカード115などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ100からの制御により、HDD102にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ100が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、証券会社21でおこなわれる業務処理の流れについて説明する。図8は、第二の実施形態の証券会社における業務処理のフローチャートである。
証券会社21における業務処理では、ログ出力制御部60が取引を開始する前に負荷テストを業務処理部61に対しておこない、注文管理システム25が株式の注文の受付を開始する。そして、ログ出力制御部60は、業務処理部61が電文の送受信により生成した注文管理システム25が接続対象とおこなう通信に関するログの出力を、負荷テストの結果にもとづいて制御する。
[ステップS11]GWサーバ26は、スケジューラ46から通信制御プロセス42の生成の指示を受け、複数の通信制御プロセス42を生成する。
[ステップS12]ログ出力制御部60は、スケジューラ46から負荷テスト開始の指示を受け、負荷テストを開始する。ログ出力制御部60は、テスト環境43にもとづいて業務処理部61に対して負荷テストをおこなう。そして、GWサーバ26は、負荷テストの結果にもとづいてログの出力を制御するために用いる制御情報44を生成する。負荷テスト処理については、後で図9を用いて詳細に説明する。
[ステップS13]業務サーバ40は、スケジューラ46から注文管理システム25の起動の指示を受け、注文管理システム25を起動する。
[ステップS14]注文管理システム25は、スケジューラ46から取引開始の指示を受け、注文の受付業務を開始する。また、GWサーバ26は、接続対象との通信セッションを確立し、業務処理部61が注文管理システム25と接続対象との電文の送受信を開始する。そして、業務処理部61は、注文管理システム25と接続対象との電文の送受信に関するログを生成する。
[ステップS15]ログ出力制御部60は、ログ出力制御処理をおこなう。ログ出力制御部60は、注文管理システム25が接続対象とおこなう電文の送受信により生成した通信に関するログの出力を制御する。ログ出力制御処理については、後で図12を用いて詳細に説明する。
[ステップS16]注文管理システム25は、スケジューラ46から取引終了の指示を受け、注文の受付業務を終了する。また、すべての通信制御プロセス42は、接続対象との通信セッションを開放し、業務処理を終了する。
次に、ログ出力制御部60が業務処理部61に対しておこなう負荷テストについて説明する。図9は、第二の実施形態の負荷テスト処理のフローチャートである。
負荷テスト処理は、図8の業務処理のステップS12において、GWサーバ26でおこなわれる処理である。ログ出力制御部60は、テスト環境43にもとづいて業務処理部61に対して負荷テストをおこない、負荷テスト実行中にGWサーバ26から稼働状況を取得する。そして、GWサーバ26は、取得した負荷テスト実行中の稼働状況にもとづいてログの出力の制御に用いる制御情報44を生成する。
[ステップS21]スケジューラ46は起動している複数の通信制御プロセス42のログ出力制御部60に対して一斉に負荷テストの開始を指示する。
[ステップS22]開始の指示を受けた複数のログ出力制御部60は、テスト環境43をGWサーバ26から取得する。
ここでテスト環境43について説明する。図10は、第二の実施形態のテスト環境の一例を示す図である。テスト環境120は、テスト番号と負荷量と呼出間隔との項目を含んで構成される。テスト番号は、負荷テストの環境を一意に識別可能な負荷テストの番号であり、実行するテストの順番である。
負荷量は、負荷テストで与える負荷の大きさであり、GWサーバ26の業務処理部61が処理する時間(たとえば、1秒)当たりの電文の件数である。
呼出間隔は、ログ出力制御部60が負荷テスト時に業務処理部61を呼出し、ログ出力制御部60が負荷テスト用の処理を業務処理部61に与える間隔である。負荷テスト用の処理は、たとえば、テスト用に生成された注文電文である。
テスト番号の項目は、実施したテストの番号がGWサーバ26によって設定される。たとえば、テスト番号の項目には、負荷の大小を特定可能な順番で番号が割り振られる。テスト番号の項目には、負荷量の小さい順に1から順番に番号が割り振られている。
負荷量の項目には、実際の稼働状況にもとづいた電文の負荷量がGWサーバ26によって設定される。GWサーバ26は、たとえば、負荷量の項目として最大負荷量(ピーク時の電文の負荷量)を設定し、最大負荷量とテスト回数にもとづいてその他の負荷量を設定する。具体的には、負荷量の項目には、最大負荷量を想定した「300件数/秒」が設定されている。また、負荷量の項目には、最大負荷量「300件数/秒」とテストの数にもとづいて、負荷量が「200件数/秒」、「100件数/秒」、「0件数/秒」と均等に負荷量が設定されている。このように、負荷量を最大負荷量にもとづいて設定することで、ログ出力制御部60は、実態に即した負荷テストができる。
呼出間隔の項目には、負荷量にもとづいて算出したログ出力制御部60が業務処理部61を呼出し、ログ出力制御部60が負荷テスト用の処理を業務処理部61に与える間隔がGWサーバ26によって設定される。呼出間隔の項目は、「1000/負荷量(ミリ秒/1件)」により算出された値が設定されている。
たとえば、テスト番号「2」を特定することで、負荷量「100件数/秒」と呼出間隔「10ミリ秒」と負荷テストの実行環境をログ出力制御部60が取得できる。
テスト番号「2」の負荷量「100件数/秒」は、パターン番号「2」の負荷テストにおいてログ出力制御部60が業務処理部61に1秒間に100件の電文を処理する場合の負荷をかけることを示している。
テスト番号「2」の呼出間隔「10ミリ秒」は、パターン番号「2」の負荷テストにおいて、ログ出力制御部60が10ミリ秒間隔(1秒間に100回の間隔)で業務処理部61を呼出し、負荷テスト用の処理を与えることを示している。
したがって、テスト番号「2」である場合には、負荷テストとしてログ出力制御部60は、業務処理部61を10ミリ秒間隔で呼出し負荷テスト用の処理を与えることで、業務処理部61が1秒間に100件の電文を処理する場合に相当する負荷をかける。
なお、テスト環境120のテスト回数や負荷量は、これに限らない。たとえば、テスト番号を増やし、負荷量を細かく設定することで、ログ出力制御部60はよりきめ細かく負荷テストを業務処理部61に対して実行できる。
[ステップS23]複数のログ出力制御部60は、テスト環境43にもとづいて、負荷テストを一斉に開始する。ログ出力制御部60は、テスト環境43にもとづいて、あらかじめ定めた所定時間の間、業務処理部61を呼出間隔で呼出し、負荷テスト用の処理を業務処理部61に与える。
[ステップS24]ログ出力制御部60は、一定の間隔毎にGWサーバ26の稼働状況を取得する。ログ出力制御部60は、負荷テスト実行中に一定の間隔毎にGWサーバ26の稼働状況としてGWサーバ26からCPU使用率とI/Owaitを取得する。
なお、ログ出力制御部60が取得する稼働状況はこれに限らず、ログの出力がGWサーバ26に与える負荷に関するGWサーバ26の稼働状況であればよい。
[ステップS25]ログ出力制御部60は、負荷テストを所定時間実行したか否かを判定する。ログ出力制御部60は、負荷テストを所定時間実行したと判定した場合にステップS26にすすみ、負荷テストを所定時間実行していないと判定した場合にステップS24にすすみGWサーバ26の稼働状況の取得を継続する。
[ステップS26]GWサーバ26は、複数のログ出力制御部60が取得した稼働状況にもとづいてログの出力の制御に用いる制御情報44を生成する。
ここで制御情報44について説明する。図11は、第二の実施形態の制御情報の一例を示す図である。制御情報140は、テスト番号とCPU使用率とI/Owaitとキュー監視間隔との項目を含んで構成される。
CPU使用率は、GWサーバ26のCPU使用率である。I/Owaitは、GWサーバ26のI/Owaitである。キュー監視間隔は、ログ出力制御部60がログ出力キューを監視する間隔である。
CPU使用率の項目には、ログ出力制御部60がテスト番号に対応する負荷テストで取得したCPU使用率の平均値が閾値として設定される。
I/Owaitの項目には、ログ出力制御部60がテスト番号に対応する負荷テストで取得したI/Owaitの平均値が閾値として設定される。
キュー監視間隔の項目には、CPU使用率またはI/Owaitが対応するテスト番号の閾値を超過した場合に適用するログ出力キューの監視間隔が設定される。
CPU使用率とI/Owaitが複数の閾値を超過している場合には、負荷テストの負荷量が一番大きいテスト番号のキュー監視間隔で制御をおこなう。
たとえば、CPU使用率「49%」であり、I/Owait「65%」である場合には、CPU使用率はテスト番号「1」とテスト番号「2」の閾値を超過し、I/Owaitはテスト番号「1」とテスト番号「2」とテスト番号「3」の閾値を超過する。この場合に、ログの出力キューの監視間隔は負荷テストの負荷量が一番大きいテスト番号「3」のキュー監視間隔を適用し10.0ミリ秒のキュー監視間隔で制御をおこなう。
なお、CPU使用率およびI/Owaitの項目に取得した稼働状況にもとづいて平均値を設定したがこれに限らない、たとえば、最頻値や最小値などを設定してもよい。
なお、キュー監視間隔を決める閾値としてCPU使用率とI/Owaitの2つを用いたが、複数の稼働状況を閾値として設定することで業務処理部61がおこなう電文の送受信に遅延が発生することをより抑制できる。
[ステップS27]ログ出力制御部60は、テスト環境43に設定されている全ての環境で負荷テストを業務処理部61に対して実施し、終了したか否かを判定する。
ログ出力制御部60は、テスト環境43の全ての環境で負荷テストを終了していないと判定した場合にステップS22にすすみ、負荷テストをおこなってない環境の負荷テストを続行する。また、ログ出力制御部60は、テスト環境43の全ての環境で負荷テストを終了したと判定した場合に負荷テスト処理を終了する。
このような負荷テスト処理によれば、スケジューラ46の開始指示にもとづいて、起動している複数の通信制御プロセス42のログ出力制御部60は、業務処理部61に対して一斉に負荷テストを開始する。したがって、通信制御プロセス42は、実際の取引時と同様にGWサーバ26で稼働する複数の通信制御プロセス42の同期がとれた状態で、負荷テストを実行できる。
また、GWサーバ26は、複数の通信制御プロセス42が負荷テスト実行中に取得した、GWサーバ26の稼働状況にもとづいて制御情報44を生成する。したがって、複数の通信制御プロセス42は、GWサーバ26の稼働状況に応じて、複数の通信制御プロセス42それぞれがログの出力を同様に制御する。それゆえ、投資家22の間で通信制御プロセス42の制御内容が異なることによる不平不満が生じない。
なお、複数の通信制御プロセス42がそれぞれGWサーバ26から稼働状況を取得するようにしたが、代表して一つの通信制御プロセス42がGWサーバ26から稼働状況を取得してもよい。
なお、通信制御プロセス42aも通信制御プロセス42と同様に負荷テストを実行できる。この場合ログ出力制御部60aは、複数の業務処理部61を呼出間隔で呼出し、負荷テスト用の処理を複数の業務処理部61に与える。
次に、ログ出力制御処理について説明する。図12は、第二の実施形態のログ出力制御処理のフローチャートである。
ログ出力制御処理は、図8の業務処理のステップS15において、ログ出力制御部60でおこなわれる。ログ出力制御処理において、ログ出力制御部60は、ログを保持するログ出力キューを生成し、ログ出力キューを制御情報44にもとづいて監視し、ログ出力キューにログが保持されている場合にログをログファイル45に出力する。
[ステップS31]ログ出力制御部60は、出力前のログを保持するログ出力キューを生成する。ログ出力制御部60は、たとえば、過去のデータ、ピーク時の電文の送受信件数、ピークの持続時間などにもとづいて、ログ出力キューのサイズを設定する。
[ステップS32]ログ出力制御部60は、ログ出力キューの監視間隔を取得し、ログ出力キューの監視を始める。
[ステップS33]ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視処理をおこなう。ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視処理において、ログ出力キューを監視し、ログをログファイル45に出力する。また、ログ出力制御部60は、ログ出力キューにログが所定件数以上保持されている場合に、ログ出力キューの監視間隔を変更し、出力前のログの件数がログ出力キューのサイズを超えないように制御する。ログ出力キュー監視処理については、後で図13を用いて詳細に説明する。
[ステップS34]ログ出力制御部60は、所定時間経過し、GWサーバ26から稼働状況を取得する時間になったか否か判定する。ログ出力制御部60は、GWサーバ26から稼働状況を取得する時間になっていないと判定した場合にステップS33へすすむ。また、ログ出力制御部60は、GWサーバ26から稼働状況を取得する時間になったと判定した場合にステップS35へすすむ。
[ステップS35]ログ出力制御部60は、GWサーバ26から稼働状況を取得する。ログ出力制御部60は、たとえば、GWサーバ26からCPU使用率、I/Owaitを取得する。
[ステップS36]ログ出力制御部60は、取得したGWサーバ26の稼働状況と制御情報44とにもとづいて、ログ出力キューの監視間隔を変更するか否かを判定する。ログ出力キューの監視間隔を変更すると判定した場合にステップS37へすすみ、ログ出力キューの監視間隔を変更しないと判定した場合にステップS38へすすむ。
[ステップS37]ログ出力制御部60は、取得したGWサーバ26の稼働状況と制御情報44とにもとづいてログ出力キューの監視間隔を変更する。このようにログ出力制御部60は、GWサーバ26の稼働状況に応じてログ出力キュー監視間隔を変更し、ログをログファイル45に出力することで、業務処理部61がおこなう電文の送受信に遅延が発生することを抑制できる。
[ステップS38]ログ出力制御部60は、取引時間が終了しているか否かを判定する。ログ出力制御部60は、取引時間が終了していない場合にステップS33にすすみ、ログ出力キュー監視処理を続ける。また、ログ出力制御部60は、取引時間が終了した場合にステップS39にすすむ。
[ステップS39]ログ出力制御部60は、ログ出力キューに残っているログをログファイル45に書き込む。ログ出力制御部60は、取引が終了しているためGWサーバ26の稼働状況にかかわらず、ログ出力キューに残っているログをログファイル45に出力する。ログ出力制御部60は、ログ出力キューに残っているログの出力を終え、ログ出力制御処理を終了する。
次に、ログ出力キュー監視処理について説明する。図13は、第二の実施形態のログ出力キュー監視処理のフローチャートである。
ログ出力キュー監視処理は、図12のログ出力制御処理のステップS33において、ログ出力制御部60でおこなわれる。ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視処理において、ログ出力キューを監視し、ログ出力キューに保持されているログを出力する。
[ステップS41]ログ出力制御部60は、ログ出力キューを監視する。
[ステップS42]ログ出力制御部60は、ログ出力キューにログが保持されているか否かを判定する。ログ出力制御部60は、ログが保持されている場合にステップS43にすすみ、ログが保持されていない場合にログ出力キュー監視処理を終了する。
[ステップS43]ログ出力制御部60は、ログをログファイル45に書き込む。ログ出力制御部60は、ログ出力キューに保持されているログのうち所定件数のログをログファイル45に書き込む。
なお、ログ出力制御部60がログ出力キュー監視処理でログファイル45に書き込むログの件数は、負荷に応じて変更してもよい。ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視処理で書き込むログの件数を少なくすることで、ログの出力によるGWサーバ26への負荷をきめ細かく制御できる。
たとえば、ログ出力制御部60は、負荷が小さい場合に複数のログを一度のログ出力キュー監視処理でログファイル45に出力し、負荷が大きい場合に少数のログを一度のログ出力キュー監視処理でログファイル45に出力する。
このように、ログ出力制御部60は、GWサーバ26の負荷に応じて出力するログの数を変更することで、ログのログファイル45への出力件数を保ちつつ、業務処理部61における電文の送受信の遅延の発生を抑制できる。
[ステップS44]ログ出力制御部60は、ログ出力キューにログが所定件数以上保持されているか否かを判定する。ログ出力制御部60は、ログ出力キューにログが所定件数以上保持されている場合に、ステップS45にすすみ、ログ出力キューにログが所定件数以上保持されていない場合に、ログ出力キュー監視処理を終了する。
[ステップS45]ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視間隔を変更する。ログ出力制御部60は、ログ出力キューにログが所定件数以上保持されているため、ログ出力キューの監視間隔を変更し、出力前のログがログ出力キューのサイズを超えないように制御する。たとえば、ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視間隔を0ミリ秒に設定し、ログ出力キューに保持されたログの出力を速やかにおこなう。ログ出力制御部60は、ログ出力キュー監視間隔を変更するとログ出力キュー監視処理を終了する。
このようなログ出力キュー監視処理によれば、ログ出力制御部60は、ログ出力キューが保持するログの件数にもとづいて、ログ出力キューの監視間隔を変更する。したがって、ログ出力制御部60は、出力前のログの件数がログ出力キューのサイズを超えないように制御できる。
なお、ログ出力キューの監視間隔の変更に用いるログの件数は、時間に応じて変更してもよい。
たとえば、過去のピーク時間などを参考にしてピーク時間前にログ出力キューの監視間隔の変更に用いるログの件数を少なく設定することで、ピーク前にログ出力キューに空きを作ることができる。
このようにGWサーバ26では、業務処理部61が第一の実施形態の処理実行部2とログ生成部3の機能を実現する。また、ログ出力制御部60が負荷テスト実行部4と資源状況検出部5とログ出力制御部7の機能を実現する。そして、GWサーバ26が制御情報生成部6の機能を実現する。
このようなGWサーバ26によれば、業務処理部61は、電文の送受信を実行し、通信に関するログを生成できる。また、ログ出力制御部60は、業務処理部61に負荷テストを実行し、負荷テスト実行中にGWサーバ26の稼働状況として電文の送受信によるCPU使用率とI/Owaitの負荷を取得できる。また、GWサーバ26は、取得したCPU使用率とI/Owaitにもとづいて制御情報44を生成できる。そしてログ出力制御部60は、制御情報44と、取引中のGWサーバ26のCPU使用率とI/Owaitとにもとづいてログを出力制御できる。
したがって、GWサーバ26は、GWサーバ26の負荷に応じたログの出力制御をすることができ、業務処理部61の電文の送受信に遅延が発生することを抑制できる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置1、GWサーバ26が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワーク24を介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1 情報処理装置
2 処理実行部
3 ログ生成部
4 負荷テスト実行部
5 資源状況検出部
6 制御情報生成部
6a、44、140 制御情報
7 ログ出力制御部
7a ログ
20 証券システム
21 証券会社
22 投資家
23 証券取引所
24 ネットワーク
25 注文管理システム
26、26a、26b、26c、26d GWサーバ
27 トレードシステム
28 株式売買システム
40 業務サーバ
41 運用管理サーバ
42、42a 通信制御プロセス
43、120 テスト環境
44、140 制御情報
45 ログファイル
46 スケジューラ
47、80 スケジュール
60、60a ログ出力制御部
61 業務処理部

Claims (9)

  1. 所定の処理を実行する処理実行部と、
    前記処理に関するログを生成するログ生成部と、
    前記処理実行部に負荷テストを実行する負荷テスト実行部と、
    前記処理実行部が使用する資源の使用状況を検出する資源状況検出部と、
    前記負荷テストの実行時に検出した前記資源の使用状況にもとづいて、前記ログの出力の制御に用いる制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記処理の実行時に検出した前記資源の使用状況と、前記制御情報とにもとづいて前記ログの出力を制御するログ出力制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理実行部は、前記所定の処理を実行するプロセスを複数有し、
    前記負荷テスト実行部は、前記複数のプロセスに対して、処理を実行するタイミングの同期をとって前記負荷テストを実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ログ生成部は、前記プロセス毎に前記処理に関する前記ログを生成し、
    前記ログ生成部が生成した前記ログを、前記プロセス毎に保持するログ保持部を備え、
    前記ログ出力制御部は、前記ログ保持部の前記プロセス毎の前記ログにもとづいて、前記プロセス毎に前記ログの出力制御をおこなうことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記負荷テスト実行部は、
    前記負荷テストとして負荷テスト用の電文の送受信を前記プロセスに実行させ、
    前記電文の送受信間隔を制御することで前記負荷テストの負荷を制御する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御情報生成部は、
    前記制御情報として、閾値を生成し、
    前記ログ出力制御部は、
    前記閾値と前記処理の実行時に検出した前記資源の使用状況とにもとづいて、前記ログの出力負荷を制御することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記ログ出力制御部は、前記ログの出力間隔を制御することで、前記出力負荷を制御することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ログ出力制御部は、前記ログの出力量を制御することで、前記出力負荷を制御することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 所定の処理を実行し、前記処理に関するログを生成する情報処理装置のログ出力制御方法であって、
    コンピュータが、
    負荷テストを実行し、
    使用する資源の使用状況を検出し、
    前記負荷テストの実行時に検出した前記資源の使用状況にもとづいて、前記ログの出力の制御に用いる制御情報を生成し、
    前記処理の実行時に検出した前記資源の使用状況と、前記制御情報とにもとづいて前記ログの出力を制御する、
    ことを特徴とするログ出力制御方法。
  9. 所定の処理を実行させ、前記処理に関するログを生成させる情報処理装置のログ出力制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    負荷テストを実行させ、
    使用する資源の使用状況を検出させ、
    前記負荷テストの実行時に検出した前記資源の使用状況にもとづいて、前記ログの出力の制御に用いる制御情報を生成させ、
    前記処理の実行時に検出した前記資源の使用状況と、前記制御情報とにもとづいて前記ログの出力を制御させる、
    ことを特徴とするログ出力制御プログラム。
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