JP2001075934A - 負荷分散処理システム及び方法 - Google Patents

負荷分散処理システム及び方法

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JP2001075934A
JP2001075934A JP25300999A JP25300999A JP2001075934A JP 2001075934 A JP2001075934 A JP 2001075934A JP 25300999 A JP25300999 A JP 25300999A JP 25300999 A JP25300999 A JP 25300999A JP 2001075934 A JP2001075934 A JP 2001075934A
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processing unit
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JP25300999A
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Masako Shimizu
雅子 清水
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高負荷時の負荷監視・調整のための負荷を軽減
しながら負荷監視・調整を行い、一時的な負荷や異常に
より負荷監視の通信が遅れても負荷制御が行える冗長性
を持たせる。 【解決手段】処理実行本体の負荷が高くなると負荷通知
の発信間隔を長くし、負荷が低くなると間隔を短くする
ことで高負荷時は処理を軽減する負荷レポート送信手段
111と、前記負荷通知の受信間隔の長さから負荷率を
算出し記録する負荷レポート受付手段101と、処理要
求を受け付けて選択された処理実行本体へ送信する処理
要求制御手段104と、前記負荷率を処理割り当て時の
時刻で補正し、補正後の負荷率が最小な処理実行本体を
選択する負荷調整手段103を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各々処理実行手段を
有しネットワーク化された複数のコンピュータや複数の
処理ユニットで構成される負荷分散処理システム及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の負荷分散処理システムの1例が、
特開平10−312365号公報に開示されている。こ
の従来の負荷分散処理システム乃至装置では、一定の時
間間隔でサーバの負荷状態を確認し、この負荷状態をサ
ーバ毎の情報として格納し、クライアントからサーバへ
の初期接続又は接続切替え要求に基づいて接続先サーバ
を決定し、通信経路情報として通知する通信経路変更装
置により構成されている。
【0003】斯かる従来の負荷分散処理システムの動作
を説明する。一定の時間間隔でサーバの負荷状態を確認
し、負荷状態をサーバ毎にサーバ情報として格納してお
く。後に、クライアントからのサーバへの初期接続時
に、通信経路変更装置が上述したサーバ情報を参照す
る。これにより、サーバの中で負荷の小さいサーバを決
定して通信経路情報として通知する。接続語のレスポン
ス時間の遅延発生時に、通信経路変換装置がサーバ情報
を参照する。そして、通信経路の変換によって負荷分散
ができると判断した場合、変換先のサーバを決定して変
換経路情報として経路の変換によって負荷分散ができる
と判断した場合、変換先のサーバを決定し、変換経路情
報として通知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の負荷分
散処理システムには、以下の如き問題がある。第1に、
負荷監視や制御の為の処理自体が負荷となるということ
がある。その理由は、常に一定間隔で負荷率を通知する
場合、処理ユニットが高負荷のときも負荷監視の為の処
理を行わなければならない為である。高負荷環境下でも
一定間隔の動作を維持するには、負荷率通知を本来の処
理よりも高いか少なくとも同等の実行優先度で実行する
か、他に特別な機構を設けなければならず、本来の処理
以外に処理ユニット内に一定のパワーを常時確保しなけ
ればならない。
【0005】第2に、処理ユニットの一時的な動作の乱
れに対処しにくいという問題がある。その理由は、処理
ユニットが安定的に動作していることを前提としている
為である。常に一定間隔で負荷率の値を通知する方式で
は、処理ユニットがどんなときでも一定間隔で通知が発
信できることを前提としている。しかし、処理ユニット
やネットワークの予測できない突発的な高負荷等によ
り、しばしば通知が遅れる不安定な動作をした場合に
は、通知がなければ負荷率の値を更新(増加)できない
ので、実際より低い従前の負荷率のままで制御を行う
か、通知遅れの度に処理ユニットの異常として正常な制
御から外すかの二者択一が必要になる。
【0006】本発明の目的は、高負荷のときには、処理
ユニットによる負荷監視及び調整の1/3の負荷を減少
させることができ、且つ処理ユニットの総合的な負荷率
を把握することが可能である負荷分散処理システムを提
供することである。
【0007】本発明の他の目的は、処理ユニットや途中
のネットワーク等の突発的な高負荷の影響により負荷監
視や制御の為の処理や通信が遅れた場合に、その乱れを
も一時的な高負荷状態の一部と認識でき、その処理ユニ
ットを通常の制御対象として扱える冗長性を有する負荷
分散処理システム及び方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による負荷分散処理システム及び方法は、次
のような特徴的な構成を採用している。
【0009】(1)ネットワークに接続された複数の処
理ユニット及び該処理ユニットによる処理要求の負荷制
御を行う負荷分散処理装置を含む負荷分散処理システム
において、前記各処理ユニットは処理実行手段と負荷レ
ポート送信手段を含み、該負荷レポート送信手段から前
記負荷分散処理装置への負荷レポート送信頻度を、前記
処理ユニットの負荷に応じて減少する負荷分散処理シス
テム。
【0010】(2)前記負荷分散処理装置は、前記負荷
レポートを受信して負荷率を算出する負荷レポート受付
手段と、処理要求を受付けて前記複数の処理ユニットの
うち選択された処理ユニットへ送信する処理要求制御手
段と、前記負荷率を処理割当て時に補正して最小負荷率
を選択する負荷調整手段とを有する上記(1)の負荷分
散処理システム。
【0011】(3)前記負荷分散処理装置は、前記負荷
レポートの受信時刻及び前記負荷率を記憶する負荷状況
記録部を含む上記(1)の負荷分散処理システム。
【0012】(4)前記負荷率は前記負荷レポートの受
信間隔に基づいて算出する上記(1)の負荷分散処理シ
ステム。
【0013】(5)処理要求を負荷分散処理装置の制御
下で各々処理実行手段を含む複数の処理ユニットに割振
って処理実行する負荷分散処理方法において、前記各処
理ユニットから送信される負荷レポートの送信間隔を前
記処理ユニットの負荷状態に応じて可変すること、及び
該可変負荷レポートの間隔により負荷率を算出して前記
負荷分散処理装置で処理要求を実行する処理ユニットを
選択することより成る負荷分散処理方法。
【0014】(6)前記負荷率を予め定めたしきい値と
比較し、該比較結果により条件を満足する1以上の処理
ユニットに分散して処理要求の実行を割振る上記(5)
の負荷分散処理方法。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による負荷分散処理
システム及び方法の好適実施形態例を添付図を参照して
詳細に説明する。
【0016】先ず図1は、本発明による負荷分散処理シ
ステムの好適実施形態例の構成を示すブロック図であ
る。図1の負荷分散処理装置100は、ネットワーク1
05を介して複数の処理ユニット110a〜110nに接
続されている。負荷分散処理装置100は、負荷レポー
ト受付手段101、負荷状況記録部102、負荷調整手
段103及び処理要求制御手段104より構成される。
また、各処理ユニット110は、負荷レポート送信手段
111及び処理実行手段112を有する。
【0017】負荷分散処理装置100は、ネットワーク
105を介して接続された複数の処理ユニット110a
〜110nからの処理要求を実行する装置である。ま
た、処理ユニット110a〜110nは、ネットワーク1
05に接続された1台又は複数台のコンピュータ等の装
置に個別に又は複数まとめて含まれてもよく、また負荷
分散処理装置100と同様のコンピュータ等の装置に含
まれてもよい。
【0018】負荷分散処理装置100の負荷状況記録部
102は、各処理ユニット110a〜110nの負荷レポ
ートの受信時刻と負荷率とを記憶しておく為に使用され
る。負荷レポート受付手段101は、各処理ユニット1
10a〜110n(以下総称して110という)の負荷レ
ポート送信手段111a〜111n(以下総称して111
という)から送信される負荷レポートを受信する。この
負荷レポート受付手段101が受信した負荷レポートの
受信時刻と算出した負荷率とを負荷状況記録部102に
記録する。負荷率は、負荷レポートを受信した時刻か
ら、負荷状況記録部102に記憶されている前回の処理
ユニット110の負荷レポート時刻を差引いて求められ
る負荷レポート発信間隔を使って算出する。負荷調整手
段103は、新たな処理要求を受付けたことを処理要求
制御手段104から知らされると、現在時刻と負荷状況
記録部102の記憶内容とを用いて、前回の間隔より負
荷レポートの到着が遅延している処理ユニット110の
負荷率を補正する。そして、補正後の負荷率が最も小さ
い処理ユニットを選択し、処理要求制御手段104に選
択した処理ユニットを通知する。
【0019】処理要求制御手段104は、ネットワーク
105を介して処理ユニット110から処理要求を受信
し、負荷調整手段103に新たな処理要求を受付けた旨
を通知する。そして、負荷調整手段103から指示され
た処理ユニット110に上述した処理要求を配送する。
【0020】各処理ユニット110の負荷レポート送信
手段111は、処理ユニット110の負荷が低い間は一
定の発信間隔で、負荷が高くなると発信間隔を長くなる
よう調節しながら、負荷分散処理装置100の負荷レポ
ート受付手段101に負荷レポートを送信する。極端な
場合、例えば負荷が高くなり新たな処理要求が受付けら
れない期間には、負荷レポートの送信を停止してもよ
い。つまり、負荷が高くなるに従って負荷レポートの送
信動作又は頻度を減らすことが許されている。そこで、
処理ユニット110の処理実行手段112は、処理要求
制御手段104から送られた処理要求を実行して、処理
結果をネットワーク105に出力する。
【0021】次に、図1の負荷分散処理装置100を含
むシステムの動作を図2及び図3のフローチャートを参
照して説明する。図2は、負荷レポートの送受信時の動
作のフローチャートを示し、図3は処理要求の受付けか
ら処理実行までの動作のフローチャートを示す。
【0022】先ず図2を参照して負荷分散処理装置10
0への処理ユニット110からの負荷レポート送受信時
の動作を説明する。処理ユニット110の負荷レポート
送信手段111は、各処理ユニット110の負荷状況
(高低)に応じて負荷レポートを送信する(ステップA
1)。処理ユニット110の1つが高負荷となったとき
は、負荷レポート送信手段111からの負荷レポートの
送信を遅らせ、低負荷に戻ったときは負荷レポートの送
信を早くする。これを実現する為に、例えば負荷レポー
ト送信手段111を処理実行手段112より低い優先度
で実行することが考えられる。このとき、負荷レポート
送信の為の処理は、処理実行手段112及び同等以上の
優先度を持つ他のプロセスより後回しにされる為に、結
果として処理ユニット111全体の負荷が高いとき程、
負荷レポートの送信が遅延することとなる。これに加え
て、目的の処理実行に特定の資源を使用する場合には、
この特定の負荷レポート送信手段111が必須資源の利
用状況を調べ、資源の余裕に応じて負荷レポートの送信
間隔を調節するようにしてもよい。例えば、当座の必須
資源の不足で新たな処理が直ちに実行できないとき、負
荷レポート送信を停止することができる。
【0023】次に、負荷分散処理装置100の負荷レポ
ート受付手段101が負荷レポートを受信する(ステッ
プA2)。この負荷レポート受付手段101は、負荷レ
ポートを受信した時刻から、負荷状況記録部102が記
録又は記憶している処理ユニット110からの前回の負
荷レポート受信時刻を差引いて負荷レポート間隔を求め
る(ステップA3)。そして、このステップA3で算出し
た負荷レポート間隔を使用して負荷率を算出する(ステ
ップA4)。
【0024】ここで、負荷率(L)の算出方法は、負荷
レポート間隔(t)に比例する連続値であるL=Fx・t(F
xは各処理ユニット110の定数)としてもよい。ま
た、tの値を複数の範囲に分割して割当ててもよい。例
えば、0.1<t<0.2のとき、L=10とする。
【0025】最後に、算出した負荷率と負荷レポート受
信時刻を、負荷状況記録部102の中に、特定の処理ユ
ニット110に対応する情報として記録する。もし、処
理ユニット110の以前の情報が既に存在する場合に
は、その情報を新しい情報に更新する(ステップA
5)。
【0026】次に、図3を参照して、図1のシステムの
処理要求の受信から処理実行までの動作を説明する。先
ず、ネットワーク105を介して負荷分散処理装置10
0に入力される処理要求は、処理要求制御手段104に
渡る。そこで、処理要求制御手段104は、新たな処理
要求の受付けを負荷調整手段103に通知する(ステッ
プB1)。そこで、負荷調整手段103は、全ての処理
ユニット110a〜110nについて次の動作を行う。先
ず、通知を受けた時点の現在時刻から負荷状況記録部1
02に記憶されている前回の負荷レポート受信時刻を差
引いて負荷レポート間隔を求める。また、この負荷レポ
ート間隔を使用して、上述の方法で負荷率を求める。次
に、今回求めた負荷率と負荷状況記録部102に記憶さ
れている負荷率と比較する。もし、ここで算出した負荷
率の方が負荷状況記録部102に記憶されている負荷率
より大きければ、負荷レポート間隔が前回のそれより大
きい(間隔が長い)ことを意味する。換言すると、負荷
レポートの到着が前回の間隔に比べて遅延している。そ
こで、この負荷レポートの遅延の有無を判断する(ステ
ップB2)。
【0027】このステップB2の遅延の有無判断で、イ
エス、即ち遅延があり負荷率が前回よりも高くなった場
合にはステップB3へ進んで負荷率の補正を行う。ま
た、ステップB2で算出した負荷率の値で負荷状況記録
部102の記録を更新する。逆にノーの場合、即ち算出
した負荷率の方が負荷状況記録部102に記憶されてい
る負荷率より低い場合には、負荷レポート待ちの時間が
前回負荷レポート間隔の範囲内であることであり、少な
くとも現在時刻では負荷率の変動は認められず負荷率補
正の対象外であるので、ステップB4へ進む。
【0028】ステップB4では、負荷調整手段103が
負荷状況記録部102の記録の中で負荷率の最低の処理
ユニット110を選択する。そして、処理要求制御手段
104に選択された最低負荷率の処理ユニットを通知す
る。次に、処理要求制御手段104は、処理要求を最低
負荷率の処理実行手段112に送付する(ステップB
5)。最後に、この処理実行手段112が処理要求を実
行し、結果をネットワーク105に出力する(ステップ
B6)。
【0029】上述の説明から理解される如く、図1の負
荷分散処理装置によると、高負荷になるにつれて、処理
ユニットからの負荷レポートの送信頻度を減らすか送信
を停止する。この負荷レポートの送信頻度を使用して負
荷率を算出して次の処理要求を負荷率の低い処理ユニッ
トに送るので、高負荷状態のとき負荷制御の為の負荷を
軽減して処理ユニットの処理能力を本来の処理に充てる
ことができる。また、負荷レポート送信間隔は、管理対
象の処理ユニット上で実際に動作を行うか、資源等の状
態を測定して決定するように構成されている為に、処理
ユニット上の本来の処理実行以外の要因も含めた総体的
な負荷を把握することができる。更にまた、負荷レポー
トの送信の遅れは負荷の増加として認識するよう構成さ
れている為、処理ユニット上の他のジョブやネットワー
クの一時的高負荷等の本来の処理実行以外の要因で負荷
レポートが遅れたとしても、これを処理実行効率が低下
した高負荷状態の一部として認識し、通常の論理内で制
御できる。
【0030】次に、図4を参照して本発明の具体例の動
作を説明する。4つの処理ユニット110a〜110dが
ある負荷分散処理装置100において、時刻T=60に
処理ユニット110aからの負荷レポートを受信し、時
刻T=65に負荷調整手段103に処理要求受付が通知
された場合の負荷状況記録部102の内容の具体例を示
している。この例では、負荷率Lとして、負荷レポート
間隔をそのまま(即ち係数1で)使用し、L=tとする。
【0031】先ず、負荷レポート送信手段111が現在
時刻T=60のとき負荷レポート受付手段101に送信
されたとする(図2のステップA1及びA2)。そのと
き、処理ユニット110aの前回の負荷レポート時刻は
50であるので、負荷レポート間隔(t)は、t=60−
50=10である(ステップA3)。負荷率Lは、L=t=
10である(ステップA3)。負荷率Lは、L=t=10で
ある(ステップA4)。負荷レポート受付手段101
は、処理ユニット110aの記録を負荷レポート時刻T=
60、負荷率L=10として更新する(ステップA5)。
その後、現在時刻T=65に処理要求制御手段104か
ら負荷調整手段103に処理要求受付が通知されたとす
る(図3のステップB1)。
【0032】負荷調整手段103は、次のように負荷率
の補正の判断を行う。負荷状況記録部102に記憶され
ている処理ユニット110aの負荷レポート時刻Tは60
であるので、補正の負荷率L=t=65−60=5であ
る。負荷状況記録部102に記憶されている処理ユニッ
ト110aの負荷率は10であるので、補正は行わな
い。処理ユニット110bも同様であるので、補正は行
わない。処理ユニット110cは、補正の負荷率L=65
−54=11であり、負荷状況記録部102に記憶され
ている値6より大きい。負荷率が変化しなかったのな
ら、負荷レポート送信手段111が時刻T=60に負荷
レポートを発信した筈であるから、処理ユニット110
cの負荷率は増加している。処理ユニット110dも同様
であり、負荷率は増加している(ステップB2)。
【0033】負荷調整手段103は、負荷状況記録部1
02に記憶されている処理ユニット110cと110dの
負荷率を夫々11と12に更新する(ステップB3)。
負荷調整手段103は、補正後の負荷率Lが最も小さい
処理ユニット110aを選択する(ステップB4)。そこ
で、負荷調整手段103は、処理ユニット110aが選
択されたことを処理要求制御手段104に通知する。そ
して、処理要求制御手段104は、処理実行手段112
aに処理要求を送信する(ステップB5)。処理実行手段
112aは、送信されて来た処理要求を実行する(ステ
ップB6)。
【0034】次に、図5乃至図7を参照して、本発明に
よる負荷分散処理装置の第2実施形態例を説明する。上
述した好適(又は第1)実施形態例では負荷率が最低の
処理ユニット110を処理要求実行者として選択した
が、第2実施形態例にあっては、負荷率が所定のしきい
値以下の処理ユニットに分散して処理を実行させること
を特徴とする。
【0035】先ず図5のブロック図を参照して構成を説
明する。尚、図1の構成要素と対応する構成要素には、
説明の便宜上同じ参照符号を使用する。図5のシステム
は、負荷分散処理装置500、処理要求者506及び複
数の処理ユニット110a〜110nがネットワーク10
5を介して相互接続されている。負荷分散処理装置50
0は、負荷レポート受付手段101、負荷状況記録部5
02、負荷調整手段503及び処理要求制御手段504
を備える。また、各処理ユニット110は、負荷レポー
ト送信手段111と処理実行手段112を有する。
【0036】負荷状況記録部502は、各処理ユニット
110a〜110nからの負荷レポート受信時刻Tと負荷
率Lと前回処理要求を実行した処理ユニット(110Xと
いう)に基づいて設定される候補ユニット指示ポインタ
を記憶する。その動作の概要は、次にとおりである。負
荷レポート受付手段101は、負荷レポート送信手段1
11から送信される負荷レポートを受信し、負荷レポー
ト受信時刻Tと、それに基づく負荷率を算出し負荷状況
記録部502に記憶する。負荷率は、上述した如く負荷
レポート受信時刻から負荷状況記録部502に記憶され
ている前回の処理ユニット110Xの負荷レポート時刻
を差引いて求める負荷レポート受信間隔を使用して算出
する。
【0037】負荷調整手段503は、新たな処理要求の
受付を処理要求制御手段504から通知されると、現在
時刻と負荷状況記録部502の記録を用いて、前回の間
隔より負荷レポートの到着が遅延している処理ユニット
110の負荷率Lを補正する。そして、補正後の負荷率
があるしきい値以下である処理ユニット110Xを選択
する。該当する処理ユニットが複数ある場合には、可能
な限り前回の処理要求を実行した処理ユニットとは別の
処理ユニットを選択する。しきい値以下の処理ユニット
が存在しない場合には、処理要求を拒否するか、しきい
値以下の処理ユニット110Xが現れるのを待つか、処
理ユニット110のうち最も負荷率の低い処理ユニット
110Xを選択する。そして、処理要求制御手段504
に選択した処理ユニット110Xを通知するか処理要求
の拒否を指示する。
【0038】処理要求制御手段504は、ネットワーク
105から処理要求を受信し、負荷調整手段503に新
たな処理要求の受付けを通知する。そして、負荷調整手
段503から指示された処理ユニット110Xに処理要
求を配送するか、拒否が指示された場合には処理要求を
廃棄するか、処理要求の拒否を処理要求者506に通知
する。
【0039】負荷レポート送信手段111は、処理ユニ
ット110の負荷が低い間は一定の発信間隔で、負荷が
高くなると発信間隔が長くなるよう調節しながら負荷レ
ポート受付手段101に負荷レポートを送信する。高負
荷の場合には、負荷レポートの送信を止めてもよい。処
理実行手段112は、処理要求制御手段504から渡さ
れる処理要求を実行し、結果をネットワーク105に出
力する。
【0040】次に、図5の実施形態例の動作を図6のフ
ローチャートを用いて説明する。尚、負荷レポートの送
受信時の動作は、図2を参照して上述した第1実施形態
例の場合と同じであるので、説明は省略する。処理要求
の受付け後、処理要求を実行するまでの動作フローチャ
ートを図6に示す。
【0041】先ず、処理要求者506からネットワーク
105を介して入力された処理要求は、処理要求制御手
段504に入力され、新たな処理要求の受付を負荷調整
手段503に通知する(ステップC1)。
【0042】次に、負荷調整手段503は、全ての処理
ユニット110について以下の動作を行う。先ず、通知
を受けた時点の現在時刻から負荷状況記録部502に記
憶されている前回の負荷レポート時刻を差引き、負荷レ
ポート間隔を求め、更に負荷率を算出する。負荷率の算
出方法は上述のとおりである。次に、ここで算出した今
回の負荷率と、負荷状況記録部502に記憶されている
前回の負荷率とを比較する。もし、今回算出した負荷率
が前回の負荷率よりも高負荷率の場合、負荷レポート間
隔が長くなり、負荷レポートの到着が前回より遅延して
いることを意味する(ステップC2)。
【0043】ステップC2の判断で、負荷レポート間隔
が前回よりも長くなった場合(即ち負荷レポート間隔の
遅延がイエスの場合)には、前回よりも高負荷となった
のであるから補正を行う。ステップC2で算出した負荷
率の値で負荷状況記録部502の記録を更新する(ステ
ップC3)。逆に、算出した負荷率が負荷状況記録部5
02に記憶されている負荷率よりも低いと、負荷レポー
ト待ちの時間が前回の負荷レポート間隔の範囲内である
ということであり、少なくとも現在時刻では負荷率の変
動は認められない。従って補正の対象外である。
【0044】以上の動作は第1実施形態例と同様であ
る。次に、負荷調整手段503は、候補ユニット指示ポ
インタが指示する位置から負荷状況記録部502の記録
を検索し、最初に見つかった負荷率がしきい値以下の処
理ユニット110Xを選択する。それから、候補ユニッ
ト指示ポインタを、負荷状況記録部502上で処理ユニ
ット110Xの次に記録されている処理ユニット110Y
を指示するよう更新する。処理ユニット110Xが記録
の最後であった場合には、記録の先頭の処理ユニットを
指示するよう更新する。この候補ユニット指示ポインタ
は、しきい値以下の負荷率を有する処理ユニットが複数
存在するとき、可能な限り前回とは別の処理ユニットを
順次選択する為である。候補ユニット指示ポインタがど
こも指示していない場合には、負荷状況記録部502の
記録先頭の処理ユニットを指示する。この「しきい値」
とは、負荷状況記録部502に予め与えられている定数
又は計算式である。そして、処理要求制御手段504に
処理ユニット110Xが選択されたことを通知する(ス
テップC4)。
【0045】ステップC4の判断で負荷率が「しきい
値」以下の処理ユニット110Xが1つも存在しない場
合には、負荷状況記録部502に予め与えられた動作設
定又は動作選択ロジックにより、以下の3つの動作のう
ちの1つを実行する。
【0046】先ず第1は、処理要求の実行を拒否する。
負荷調整手段503は、処理要求制御手段504に処理
要求の拒否を指示する(ステップC7)。次に、処理要
求制御手段504は、処理要求を廃棄するか、処理要求
者506に処理要求の実行不可能を通知し、処理要求の
実行を中止する。この動作は、処理要求制御手段504
に予め与えられる動作設定、又は動作選択ロジック、例
えば処理要求に付加されたフラグの状態等により決定す
る(ステップC8)。第2は、負荷率が最低の処理ユニ
ット110Xを選択する。負荷調整手段503は、負荷
状況記録部502の記録の中で負荷率が最低の処理ユニ
ット110Xを選択し、処理要求制御手段504に処理
ユニット110Xが選択されたことを通知する(ステッ
プC9)。第3は、負荷率が「しきい値」以下の処理ユ
ニット110Xが現れるまで選択を保留する。負荷調整
手段503は、ステップC2乃至C4と同様方式で負荷状
況記録部502の記録を定期的に検索し、「しきい値」
以下の処理ユニットを検出した後に、処理要求制御手段
504に処理ユニット110Xが選択されたことを通知
する(ステップC10)。
【0047】処理ユニット110Xが選択された旨の通
知があると(ステップC7、C9、C10)、処理要求制
御手段504は処理要求を処理実行手段112Xに送付
する(ステップC5)。最後に、処理実行手段112Xが
処理要求を実行し、結果をネットワーク105に出力す
る(ステップC6)。
【0048】図5の実施形態例によると、図1の実施形
態例の効果に加えて、「しきい値」と前回に処理を実行
した処理ユニットに基づき指示ポインタを使用して負荷
がある水準以下の複数の処理ユニットを可能な限り順次
選択するので、一時的に複数の処理が同じ処理ユニット
に集中するのを効果的に回避し、複数の処理ユニットの
負荷を平均化することが可能になる。更に、水準以下の
負荷である処理ユニットが存在しないとき、種々の選択
技で処理効率の維持を図ることが可能である。
【0049】次に、図5の実施形態例による具体的な動
作例を図7を参照して説明する。この例では、4つの処
理ユニット110a〜110dを含み、時刻T=60に処理
ユニット110aからの負荷レポートを受信し、時刻T=
65に負荷調整手段503に処理要求受付が通知された
ときの負荷状況記録部502の内容の具体例を示す。こ
の具体例では、処理ユニット110a〜110dの負荷レ
ポート発信の推移は、図4の場合と同じで、負荷状況記
録部502の内容も同じであるが、更に前回の処理要求
の実行者(処理ユニット)により決まる候補ユニット指
示ポインタも記憶しておく点を特徴とする。この具体例
では、時刻T=60の時点において前回の処理要求を実
行したのは処理ユニット110aであるとし、候補ユニ
ット指示ポインタは、次に記録されている処理ユニット
110bを指示することとする。
【0050】先ず、処理要求を実行する処理ユニット1
10Xの選択条件である負荷率の「しきい値」Sを満足す
る処理ユニット110Xが存在するときの動作を説明す
る。S=14が負荷調整手段503に予め与えられてい
るものとする。負荷レポート送信手段111aが送信し
た負荷レポートが現在時刻T=60のとき負荷レポート
受付手段101に受信されたとする(図2のステップA
1及びA2)。そのときの処理ユニット110aの前回の
負荷レポート時刻は50であるから、負荷レポート間隔
(t)は、t=60−50=10である(ステップA
3)。負荷率Lは、L=t=10である(ステップA4)。
負荷レポート受付手段101は、処理ユニット110a
の記録を、負荷レポート時刻T=60、負荷率L=10に
更新する(ステップA5)。その後、時刻T=65に処理
要求制御手段504から負荷調整手段503に処理要求
受付が通知されたとする(図6のステップC1)。負荷
調整手段503は、時刻T=65から負荷状況記録部5
02に記憶されている負荷率Lを差引くことにより、負
荷状況記録部502に記憶されている負荷率L=10、
15、6及び8と比較する。その結果、処理ユニット1
10c及び110dの負荷率が増加し、補正が必要と判断
する(ステップC2)。
【0051】負荷調整手段503は、負荷状況記録部5
02に記憶されている処理ユニット110cと110dの
負荷率を夫々11と12に更新する(ステップC3)。
負荷調整手段503は、候補ユニット指示ポインタが指
示する処理ユニット110bの記録から順に負荷率Lが
「しきい値」S以下であるもののチェックを開始する。
条件を満足する最初に検出される処理ユニット110c
を選択する。候補ユニット指示ポインタは、処理ユニッ
ト110dを指示するように更新される。そして、負荷
調整手段503は、処理ユニット110cが選択された
ことを処理要求制御手段504に通知する(ステップC
4)。処理要求制御手段504は、処理実行手段112
cに処理要求を送信する(ステップC5)。そして、処理
実行手段112cが処理要求を実行する(ステップC
6)。
【0052】図5の実施形態例では、結果として、処理
要求はT=60以前に処理ユニット110aが、その後T
=65に処理ユニット110cが実行する。もし仮に、T
=65の時点での処理要求が略同時に2つあった場合、
2つ目の処理要求は次の処理ユニット110dに割振ら
れることになる。一方、同じ状況下でも図1の実施形態
例の場合には上述した3つの処理要求は全て処理ユニッ
ト110aに割振られ、過大な負荷となり得る。しか
し、図5の実施形態例では、図1の実施形態例に比較し
て動作が複雑で、システムの特性を考慮して適切に調整
された固有の「しきい値」を与える必要はあるが、非常
に短時間に処理要求の多発が予想されるシステムでは、
負荷分散が一層細かく行える。従って、第1実施形態例
は簡単な汎用システムに好適であり、第2実施形態例は
細かい負荷分散を必要とするシステムに好適である。
【0053】次に、負荷の「しきい値」Sを満足する処
理ユニット110が存在しない場合の動作を説明する。
負荷調整手段503からS=9が予め与えられているも
のと仮定する。(尚、負荷の補正を行うステップC3ま
では同じであるので省略する。)負荷調整手段503
は、候補ユニット指示ポインタが指示する処理ユニット
110bから順に負荷率Lが「しきい値」S=9以下であ
るものを検索する。しかし、この条件を満足する処理ユ
ニット110が存在しないことを確認する。このとき、
候補ユニット指示ポインタは変更しない(ステップC
4)。ここで、負荷率Lが「しきい値」S以下の処理ユニ
ット110が1つも存在しない場合の動作の1つとし
て、処理要求を拒否することと、更に処理要求の拒否を
処理要求者506に通知することが指示されている場合
の動作は次のとおりである。負荷調整手段503は、処
理要求制御手段504に処理要求を拒否することを指示
する(ステップC7)。そこで、処理要求制御手段50
4は、処理要求者506に処理要求の実行ができないこ
とを通知すると共に、この処理要求の実行を中止する
(ステップC8)。
【0054】もし、この場合の動作として、負荷率が最
低の処理ユニット110Xを選択することが指定されて
いたとすると次のように動作する。負荷調整手段503
は、負荷状況記録部502の記録の中で補正後の負荷率
が最低の処理ユニット110aを選択し、処理要求制御
手段504に処理ユニット110aが選択されたことを
通知する(ステップC9)。そこで、処理要求制御手段
504は、処理実行手段112aに処理要求を送信する
(ステップC5)。処理実行手段112aは処理要求を実
行する(ステップC6)。これは、図1の第1実施形態
例と同じ動作である。
【0055】もし、この場合の動作として、負荷率Lが
「しきい値」S以下の処理ユニットが現れるまで選択を
保留し、処理要求を待機することが指定されている場合
の動作は次のとおりである。負荷調整手段503は、ス
テップC2乃至C4と同じように負荷状況記録部502の
記録を検索し、負荷率Lが「しきい値」S=9以下となっ
た処理ユニット110Xの出現を待って定期的に検索を
繰り返す。この例では、時刻T=66に処理ユニット1
10bからの負荷レポートを受信し、処理ユニット11
0bの負荷率Lが8となる。時刻T=67に負荷調整手段
503が記録の負荷率補正と検索を行うと、処理ユニッ
ト110bが「しきい値」S=9以下の負荷率(L=8)
であると判定し、処理ユニット110bが選択される。
候補ユニット指示ポインタは、次の処理ユニット110
cを指示するように更新される。そして、処理要求制御
手段504に処理ユニット110bが選択されたことを
通知する(ステップC10)。そこで処理要求制御手段
504は処理実行手段112bに処理要求を送信する
(ステップC5)。そして、処理実行手段112bが処理
要求を実行する(ステップC6)。
【0056】以上、本発明による負荷分散処理システム
及び方法の好適実施形態例の構成及び動作を詳述した。
しかし、本発明は斯かる特定例のみに限定されるべきで
はなく、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変
更が可能であることが当業者には容易に理解できよう。
【0057】
【発明の効果】上述の説明から明らかな如く、本発明に
よると以下の如き実用上の顕著な効果が得られる。
【0058】先ず第1に、処理ユニットが高負荷状態の
とき、負荷制御の為の負荷を軽減して処理ユニットの処
理能力を本来の処理に充当することが可能である。その
理由は、処理ユニットが高負荷になるにつれて、処理ユ
ニットが行う負荷レポートの送信頻度を減らすか完全に
停止する為である。
【0059】第2に、処理ユニット上の本来の処理実行
以外の要因も含めた総体的な負荷を把握できることであ
る。その理由は、負荷率を表す負荷送信間隔を管理対象
の処理ユニット上で実際に動作を行うか、資源等の状態
を測定して決定する為である。
【0060】第3に、一時的に複数の処理が同じ処理ユ
ニットに集中するのを回避し、複数の処理ユニットの負
荷を平均化することが可能である。その理由は、負荷が
ある水準以下である複数の処理ユニットを可能な限り順
次選択して分散する為である。
【0061】第4に、処理要求の発生がシステムの許容
量を超え、システム全体が高負荷になり過ぎてシステム
ダウンするのを回避し、既に実行開始している処理の処
理効率を維持することが可能である。その理由は、水準
以下の負荷である処理ユニットが存在しないとき、処理
の実行を中止するか、処理ユニットの負荷が低下する迄
待機する為である。
【0062】第5に、処理ユニット上の他のジョブやネ
ットワークの一時的高負荷等の本来の処理実行以外の要
因で負荷レポートが遅れたとき、それも処理実行効率が
低下した高負荷の一部として認識し、通常の制御論理内
で対処可能である。その理由は、負荷レポートの遅れは
負荷の増加として認識する為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施形態例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のシステムの負荷レポート送受信時の動作
を示すフローチャートである。
【図3】図1のシステムの処理要求受付けから処理実行
までの動作を示すフローチャートである。
【図4】図1のシステムの動作の具体例を示す図であ
る。
【図5】本発明による第2実施形態例の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図5のシステムの図3と同様のフローチャート
である。
【図7】図5のシステムの動作の具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100、500 負荷分散処理装置 101 負荷レポート受付手段 102、502 負荷状況記録部 103、503 負荷調整手段 104、504 処理要求制御手段 105 ネットワーク 110a〜110n 処理ユニット 111a〜111n 負荷レポート送信手段 112a〜112n 処理実行手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続された複数の処理ユニ
    ット及び該処理ユニットによる処理要求の負荷制御を行
    う負荷分散処理装置を含む負荷分散処理システムにおい
    て、 前記各処理ユニットは処理実行手段と負荷レポート送信
    手段を含み、該負荷レポート送信手段から前記負荷分散
    処理装置への負荷レポート送信頻度を、前記処理ユニッ
    トの負荷に応じて減少することを特徴とする負荷分散処
    理システム。
  2. 【請求項2】前記負荷分散処理装置は、前記負荷レポー
    トを受信して負荷率を算出する負荷レポート受付手段
    と、処理要求を受付けて前記複数の処理ユニットのうち
    選択された処理ユニットへ送信する処理要求制御手段
    と、前記負荷率を処理割当て時に補正して最小負荷率を
    選択する負荷調整手段とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の負荷分散処理システム。
  3. 【請求項3】前記負荷分散処理装置は、前記負荷レポー
    トの受信時刻及び前記負荷率を記憶する負荷状況記録部
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の負荷分散処理
    システム。
  4. 【請求項4】前記負荷率は前記負荷レポートの受信間隔
    に基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の
    負荷分散処理システム。
  5. 【請求項5】処理要求を負荷分散処理装置の制御下で各
    々処理実行手段を含む複数の処理ユニットに割振って処
    理実行する負荷分散処理方法において、 前記各処理ユニットから送信される負荷レポートの送信
    間隔を前記処理ユニットの負荷状態に応じて可変するこ
    と、及び該可変負荷レポートの間隔により負荷率を算出
    して前記負荷分散処理装置で処理要求を実行する処理ユ
    ニットを選択することより成る負荷分散処理方法。
  6. 【請求項6】前記負荷率を予め定めたしきい値と比較
    し、該比較結果により条件を満足する1以上の処理ユニ
    ットに分散して処理要求の実行を割振ることを特徴とす
    る請求項5に記載の負荷分散処理方法。
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