JP2014077766A - センサ素子の製造方法 - Google Patents

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俊幸 松岡
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Abstract

【課題】センサ素子が備える金属膜を簡単な方法により形成することが可能な、圧力又は荷重を検知するセンサ素子の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体基板10を準備する基板準備工程後に、センシング部21及び配線部22を形成するデバイス層加工工程を行う。その後、犠牲層12を選択的に除去して、センシング部21と、支持基板11との間に空間を形成する犠牲層除去工程を行う。その後、半導体基板10と、封止基板14とを接合して、センシング部21を封止する接合工程を行う。その後、スルーホール110を封止基板に形成するスルーホール形成工程を行う。その後、スルーホール110の底面117及びスルーホール110の開口25が形成されている面24に金属膜75,19を形成する金属膜形成工程を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、振動体と、振動体を振動させる信号が入力される駆動電極と、振動体の振動を検知する検知電極とを備えた微小電気機械素子である、圧力又は荷重を検知するセンサ素子の製造方法に関する。
従来、マイクロマシンニング技術を利用して形成した微小電気機械素子として、ジャイロセンサ素子、及び圧力センサ素子等の各種センサ素子が知られている。この種のセンサ素子では、外部の温度、湿度、及び微粒子等の影響を避けるため、一般に、シリコン基板に微小加工を施して形成されたセンシング部を他の基板で覆って気密封止する。この構成を採用した場合、封止されたセンシング部と外部との導通を取るためにスルーホールが必要になる。
例えば、特許文献1に記載の小型電子部品は、ガラス基板を貫通して設けると共にこれに連続して信号出力部の少なくとも一部を穿って設けられたスルーホールと、該スルーホールの内壁に設けられガラス基板の表面側に延びる導電膜とを備える。特許文献1に記載の小型電子部品は、薄肉部加工工程、第1の接合工程、機能部加工工程、第2の接合工程、連通孔加工工程、及び導電膜加工工程の順に各工程が実施されることによって製造される。薄肉部加工程では、シリコン基板の一方の表面に凹溝部を設ける。振動体の変位量を検出する電極板を第1のガラス基板上に形成した後、第1の接合工程では、シリコン基板と第1のガラス基板とが陽極接合等によって面接合される。機能部加工工程では、シリコン基板の薄肉部に機能部(センシング部)と信号出力部とが加工される。第2の接合工程では、シリコン基板の第2の表面に第2のガラス基板が面接合される。連通孔加工工程では、第1,第2のガラス基板のうち少なくともいずれかにサンドブラスト等の機械的な加工手段によってスルーホールが形成される。導電膜加工工程では、スルーホールの内壁に、信号出力部を通じてセンシング部に電気的に接続された導電膜が形成される。
特開2000−186931号公報
薄肉部加工工程では、シリコン基板の表面側からマスクを通してエッチング処理を施すことによって、シリコン基板の薄肉部にセンシング部と信号出力部とが加工される。シリコン基板と対向する側の第1のガラス基板の表面には電極板が形成されており、エッチング処理によってシリコン基板の薄肉部が貫通すると、電極板が浸食される可能性がある。このため、電極板に保護膜を形成する、又は浸食されない材料を用いて電極板を形成することが必要である。電極板には、使用時の耐熱性及び信頼性等が要求されるため、エッチング処理を考慮して材料を選択することは困難である。したがって、電極板を保護するために、保護膜を形成したり、不要になった保護膜を除去したりする複雑な工程が必要になる。また、導電膜加工工程では、連通孔の位置に合わせて、メタルマスクを配置した上で、金属薄膜を形成する必要がある。メタルマスクは、金属薄膜を形成後除去する必要がある。
本発明は、センサ素子が備える金属膜を簡単な方法により形成することが可能な、圧力又は荷重を検知するセンサ素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る圧力又は荷重を検知するセンサ素子の製造方法は、支持基板と、前記支持基板上に形成された犠牲層と、前記犠牲層上に形成されたデバイス層とを備える半導体基板を準備する基板準備工程と、前記基板準備工程後に、前記半導体基板のうちの前記デバイス層を加工して、前記支持基板に対して変位可能に支持された振動体と、前記振動体を振動させる信号が入力される駆動電極と、前記振動体の振動を検知する検知電極とを備えるセンシング部、及び当該センシング部と電気的に接続された配線部を形成するデバイス層加工工程と、前記デバイス層加工工程後に、前記犠牲層を選択的に除去して、前記センシング部と、前記支持基板との間に空間を形成する犠牲層除去工程と、前記犠牲層除去工程後に、前記半導体基板と、封止基板とを接合して、前記センシング部を封止する接合工程と、前記接合工程後に、前記配線部と外部とを導通させるスルーホールを形成するスルーホール形成工程と、前記スルーホール形成工程後に、前記スルーホールの形成によって前記デバイス層が露出した部位である前記スルーホールの底面、及び前記スルーホールの開口が形成されている面に金属膜を形成する金属膜形成工程とを備える。
本態様のセンサ素子の製造方法では、デバイス層を加工してセンシング部を形成し、従来技術のように犠牲層除去工程前にセンシング部又は配線部を構成する金属膜を形成しない。したがって、本態様の製造方法では、従来技術のように、犠牲層除去工程においてセンシング部を構成する金属製部材(電極、配線等)を保護するために、金属製部材を覆う保護膜を形成したり、不要になった保護膜を除去したりする複雑な工程が不要である。上記金属製部材を形成した後に、犠牲層除去工程を行う従来技術では、金属製部材に対する他の構成要素の相対位置を所定範囲に合わせるための位置合わせ回数が2から3回必要であったのに対し、本態様ではそのような位置合わせを行う必要がない。さらに、本態様の金属膜形成工程では、スルーホールの底面と、封止基板が備える面のうちのスルーホールの開口が形成されている面とに、例えば、スパッタ及び蒸着等の方法によって、金属膜を形成する。したがって、金属膜形成工程では、金属膜を形成しない部位を保護するためのパターニングを行う必要がない。以上のように、本態様のセンサ素子の製造方法では、センサ素子が備える金属膜を、従来の方法に比べ簡単な方法により形成することが可能である。
本態様のセンサ素子の製造方法において、前記振動体は、少なくとも一端側が前記支持基板に対して固定された梁状部を備えてもよい。この場合の製造方法で製造されたセンサ素子では、振動体が梁状部を備えることにより、支持基板に対して変位しやすくなる。したがって、センサ素子を利用すれば、振動体の振動に基づき圧力又は荷重を精度よく検知することが可能である。なお、振動体は、一端側が支持基板に対して直接又は間接的に固定されていればよい。
本態様のセンサ素子の製造方法において、前記駆動電極は、一対の平行櫛歯状第一電極を備え、前記一対の平行櫛歯状第一電極のうちの一方は、前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されてもよい。この場合の製造方法で製造されたセンサ素子は、駆動電極が平行櫛歯状電極でない場合に比べ、一対の駆動電極間の静電容量を大きくすることができるので、駆動電極が平行櫛歯状電極ではない場合に比べ、振動体の振動量を大きくすることができる。振動体の振動量が大きくなると、検知電極が出力する信号が表す静電容量の変化も大きくなる。したがって、この場合のセンサ素子を用いれば、圧力又は荷重を精度よく検知することが可能である。
本態様のセンサ素子の製造方法において、前記検知電極は、一対の平行櫛歯状第二電極を備え、前記一対の平行櫛歯状第二電極のうちの一方は、前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されてもよい。この場合の製造方法で製造されたセンサ素子は、検知電極が平行櫛歯状電極でない場合に比べ、一対の検知電極間の静電容量を大きくすることができるので、検知電極が平行櫛歯状電極ではない場合に比べ、静電容量の変化を大きくすることができる。したがってこの場合のセンサ素子を用いれば、検知電極が出力する信号が表す静電容量の変化に基づき、圧力又は荷重を精度よく検知することが可能である。
本態様のセンサ素子の製造方法において、前記駆動電極は、一対の平行櫛歯状第一電極を備え、前記検知電極は、一対の平行櫛歯状第二電極を備え、前記一対の平行櫛歯状第一電極のうちの一方と、前記一対の平行櫛歯状第二電極のうちの一方とは一体に形成された共通電極であり、当該共通電極は前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されてもよい。この場合の製造方法で製造されたセンサ素子は、駆動電極と、検知電極とで、共通電極を共用するため、それぞれ別に設ける場合に比べ、センサ素子の大きさを小さくすることができる。また、上述の駆動電極を一対の平行櫛歯状第一電極とした場合及び検知電極を一対の平行櫛歯状第二電極とした場合の効果を奏することができる。
センサ素子1の分解斜視図である。 センシング部21を拡大した斜視図である。 デバイス層13の平面図である。 図3の4−4線の矢視方向に対応するセンサ素子1の断面図である。 センサ素子1の製造方法が備える各工程で形成される中間体の、図3の4−4線の矢視方向に対応する断面を用いた、センサ素子1の製造方法の説明図である。
以下、本発明を具体化したセンサ素子1の一実施形態について、図面を参照して順に説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載している装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図4及び5において、視認性を考慮し、犠牲層12,接合膜16,金属膜19及び75は実際の厚みよりも厚く図示している。
図1から4を参照してセンサ素子1の構成について説明する。図1の上側、下側、左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、及び右斜め下側を、それぞれ、センサ素子1の上側、下側、左側、右側、後ろ側、及び前側と言う。センサ素子1の左右方向、前後方向及び上下方向を、それぞれ、X方向、Y方向及びZ方向とも言う。Z方向の長さを厚み又は高さとも言う。図1に示すように、センサ素子1は、マイクロマシンニング技術を利用して形成した微小電気機械素子であり、外部から加えられる荷重(圧力)に応じて振動体30の共振周波数が変化することを利用して、外部の圧力又は荷重を検知可能な素子である。
図1に示すように、センサ素子1は、平面視正方形状の支持基板11,犠牲層12,デバイス層13,及び封止基板14を主に備える。センサ素子1は、支持基板11とデバイス層13とにより犠牲層12が挟み込まれたSOI(Silicon on Insulator)基板10の上面が封止基板14により覆われた構成を有する。センサ素子1の大きさは、例えば、平面視の正方形の一辺の長さが4(mm)であり、厚みが約460(μm)である。支持基板11及びデバイス層13は、例えば、単結晶シリコンを用いて形成される。犠牲層12は、例えば、絶縁性の二酸化ケイ素(SiO)を用いて形成される。封止基板14は、例えば、シリコン、ガラス、及びセラミクス等を用いて形成される。
支持基板11は、他の層を支持する基板である。支持基板11の厚みは、例えば、200(μm)である。犠牲層12は、支持基板11とデバイス層13との間に一定の間隔を形成するための層である。犠牲層12の厚みは、支持基板11とデバイス層13との間の間隔とほぼ等しく、例えば、3(μm)である。デバイス層13は、後述するセンシング部21と、配線部22とを備える。デバイス層13の厚みは、例えば、50(μm)である。封止基板14は、外部の温度、湿度、及び微粒子等の影響を避けるために、センシング部21を覆って気密封止する。封止基板14の厚みは、例えば、200(μm)である。
デバイス層13と封止基板14とは、接合材料製の膜16(以下、接合膜16と言う。)を介して接合されている。接合材料は、金属又は樹脂である。接合膜16の厚みは、1から10(μm)である。図4に示すように、封止基板14の下面のセンシング部21に対向する部位には、凹部15が設けられている。凹部15には、接合膜16が形成されておらず、接合膜16の厚みは凹部15の高さとほぼ等しい。凹部15は、封止基板14がデバイス層13に貼り合わされたときに、センシング部21が封止基板14に接触しないようにするために設けられている。センシング部21の動作を保証するために、凹部15の高さは、1(μm)以上あることが好ましい。封止基板14には、SOI基板10と外部とを導通させるスルーホール111から114が、封止基板14を貫通するように形成されている。封止基板14の上面には金属膜19が形成されている。金属膜19の厚みは、0.2から1.0(μm)である。金属膜19は、デバイス層13及び封止基板14間に発生する寄生容量を低減するために、封止基板14に固定電圧を与えるための電極として使用される。
図1から図4を参照して、デバイス層13に形成されたセンシング部21,配線部22及び枠部23について説明する。図1に示すように、センシング部21は、センサ素子1の平面視中央付近に設けられている。図2に示すように、センシング部21は、振動体30,駆動電極40,及び検知電極50を主に備える。センシング部21の下方において犠牲層12は除去されている。
図3に示すように、配線部22は、センシング部21と外部とを電気的に接続するための、配線70,80,及び90を備える。配線部22はさらに、電気パット部71,83,84,91,及び101を備える。配線部22の下方において犠牲層12が残されており、配線部22は支持基板11に固定されている。枠部23は、平面視矩形の枠状であり、デバイス層13の外周をなす。枠部23の下方において犠牲層12が残されており、枠部23は支持基板11に固定されている。枠部23は、外部と、センシング部21及び配線部22とを区画する。
センシング部21,配線部22及び枠部23は同一平面上に配置されている。センシング部21,配線部22及び枠部23は、例えば、後述するデバイス層加工工程において、SOI基板10をエッチング処理することによって区画、形成される。以下、センシング部21及び配線部22が備える部材について説明する。センシング部21及び配線部22は、電気パット部101の構成を除き、XY平面上X方向の中心線CL1について対称に構成されているので、主にデバイス層13の右側部について説明する。
図2に示すように、振動体30は、センシング部21の中央部に設けられた前後方向に長い矩形枠状の形状を有する。振動体30は、梁状部31,32と、支持部33,34とを備える。梁状部31,32は、Y方向に延びる細長い梁状の形状を有し、Y方向に加わる荷重(圧力)に応じて弾性変形可能である。Y方向に加わる荷重は、Y方向に加わる圧縮力又は張力である。梁状部31,32は、少なくとも一端側が支持基板11に対して固定されている。本実施形態では、梁状部31,32の後端は、支持部33を介して間接的に支持基板11に固定され、梁状部31,32の前端は、支持部34を介して間接的に支持基板11に固定されている。すなわち、梁状部31,32の両端は、間接的に支持基板11に対して固定されている。梁状部31,32のY方向の長さ及びX方向の幅は、振動体30に加わる荷重(圧力)、すなわち、センサ素子1を用いて検知する圧力又は荷重の範囲を考慮して定められる。
図3に示すように、支持部33の後端側は、配線90に接続している。また図1に示すように、振動体30は、導電性を有する材料で形成されたデバイス層13に形成されている。このため、振動体30は、配線90と機械的に接続されているとともに、電気的にも接続されている。支持部34の前端側は固定部92に接続している。図3に示すように、固定部92は、振動体30を支持基板11に対して間接的に固定するための部位である。固定部92は、振動体30よりも前方となる位置に平面視矩形状に区画、形成されている。
図2に示すように、駆動電極40は、振動体30を振動させる信号(例えば、交流電圧)が入力される電極である。駆動電極40は、互いに向き合ように平行に配列された一対の平行櫛歯状第一電極41,42を備える。第一電極41,42の複数の歯(電極)は、XY平面において、振動体30の梁状部31,32に対して直角方向(X方向)に延設されている。第一電極41,42の隣り合う歯の間隔、並びに各歯のX及びY方向の長さは、一定である。第一電極41,42の歯の先端は、対向する電極の歯と歯の間の隙間に位置する。すなわち、第一電極41,42は、隙間を介して噛み合っている。
検知電極50は、振動体30の振動を検知する電極である。検知電極50は、互いに向き合うように平行に配列された一対の平行櫛歯状第二電極51,52を備える。第一電極41,42と同様に、第二電極51,52の複数の歯(電極)は、XY平面において、振動体30の梁状部31,32に対して直角方向(X方向)に延設されている。第二電極51,52の隣り合う歯の間隔、並びに各歯のX及びY方向の長さは、一定である。第二電極51は、Y方向において電極53,54に2分割されている。第一電極41の歯と、第二電極51の歯とのそれぞれは、XY平面上Y方向の同じ位置に同数形成されている。同様に第一電極42の歯と、第二電極52の歯とのそれぞれは、XY平面上Y方向の同じ位置に同数形成されている。第二電極51,52の歯の先端は、対向する電極の歯と歯の間の隙間に位置する。すなわち、第二電極51,52は、隙間を介して噛み合っている。
本実施形態では、第一電極42と、第二電極52とは一体に形成され、接続部64,65とともに共通電極60をなす。接続部64は、第一電極42及び第二電極52のY方向における中央付近に配置され、接続部65は、振動体30の梁状部32と接続部64とを接続している。接続部65は、梁状部32に対して直角に、梁状部32と接続している。前述のように、振動体30及び共通電極60の下部の犠牲層12は、除去されている。一方、配線90と、固定部92とのそれぞれの下部の犠牲層12は残っている。したがって、振動体30及び共通電極60は、支持基板11に対して一定の間隔をあけて浮いた状態になっており、支持部33及び配線90の接続点と、支持部34及び固定部92の接続点とを支点として、支持基板11に対して変位可能である。
振動体30及び共通電極60は、XY平面上X方向の中心線CL1及びY方向の中心線CL2について対称に構成されている。また、支持部33及び配線90の接続点と、支持部34及び固定部92の接続点とのそれぞれは、中心線CL1上にある。振動体30及び共通電極60は、上記の2点を支点として支持された状態で、バランスを崩すことなく、XY平面上で変位可能である。
図2及び3に示すように、配線70は、駆動電極40の第一電極41と外部とを電気的に接続するとともに、第一電極41を支持するアンカとしての機能を有する。配線70は、一端が駆動電極40の第一電極41に接続され、他端が電気パット部71と接続している。電気パット部71には、平面視矩形状の金属膜72が形成されている。配線80は、検知電極50の第二電極51と外部とを電気的に接続するとともに、第二電極51を支持するアンカとしての機能を有する。配線80は、配線81,82を備える。配線81は、一端が検知電極50の電極53に接続され、他端が電気パット部83と接続している。電気パット部83には、平面視矩形状の金属膜85が形成されている。配線82は、一端が検知電極50の電極54に接続され、他端が電気パット部84と接続している。電気パット部84には、平面視矩形状の金属膜86が形成されている。配線90は、共通電極60と外部とを電気的に接続するとともに、振動体30及び共通電極60を支持するアンカとしての機能を有する。配線90は、一端が振動体30を介して共通電極60に接続され、他端が電気パット部91と接続している。電気パット部91には、平面視矩形状の金属膜93が形成されている。配線70,80,及び90の幅は一定である。
金属膜72,85,86及び93は、金及び白金等の導電性の高い金属を用いて形成される。電気パット部71,83,84及び91はそれぞれ、図1に示すスルーホール111,115,116,及び113を介して外部と導通している。金属膜72,85,86及び93の平面形状は、スルーホール111,115,116,及び113の平面形状とほぼ同一である。金属膜72,85,86及び93には、それぞれ外部と、センシング部21とを電気的に接続するための配線(図示外)が接続される。
図1に示すスルーホール114は、支持基板11及びデバイス層13の枠部23の電位をとるために形成されている。支持基板11は、電気パット部101に形成された取出口105及びスルーホール114を介して外部と導通している。デバイス層13の枠部23は電気パット部101と接続しており、スルーホール114を介して外部と導通している。図1及び3に示すように、支持基板11の上面のうちの、取出口105が形成されている部分には、金属膜103が形成されている。金属膜103には、外部と、支持基板11とを電気的に接続するための配線(図示外)が接続される。同様に、電気パット部101のうち、スルーホール114が形成されている部分には、金属膜102が形成されている。金属膜102には、枠部23を接地するための配線(図示外)が接続される。金属膜102及び103は、金属膜72,85,86及び93と同じ金属を用いて形成される。
次に、センサ素子1を利用した圧力又は荷重の検知原理について説明する。センサ素子1に、Y方向の荷重(圧力)が加わると、振動体30の梁状部31,32が弾性変形し、荷重(圧力)に比例して振動体30の共振周波数が変化する。一方、第一電極41,42間に交流電圧を印加すると、第一電極41,42間に生じる静電引力によって、振動体30の共振周波数に応じて共通電極60及び振動体30がXY平面上X方向に振動する。互いに対向する第二電極51,52は、コンデンサを形成している。共通電極60が振動すると、第二電極51,52間の静電容量が変化する。したがって、検知電極50が検知した、第二電極51,52間の静電容量の変化を、検知電極50と電気的に接続されたプロセッサ(電気回路等)によって検知することによって、振動体30の共振周波数、ひいては、センサ素子1に印加された圧力又は荷重を検知することができる。
次に、図5を参照して、上記構成を有するセンサ素子1の製造方法を説明する。図5に示すように、センサ素子1の製造方法は、実施順に、基板準備工程、デバイス層加工工程、犠牲層除去工程、接合工程、スルーホール形成工程、及び金属膜形成工程を含む。以下、各工程について詳述する。なお、以下の説明において、センサ素子1が備える複数のスルーホール111から114(図1参照)を総称してスルーホール110と言う。金属膜72,85,86,93及び102を総称して金属膜75と言う。
[基板準備工程]
支持基板11,犠牲層12,及びデバイス層13を含む積層体であるSOI基板10を準備する。例えば、支持基板11の一方の主面に犠牲層12,及びデバイス層13を順に形成することによってSOI基板10が得られる。デバイス層13の厚みは、センシング部21の厚みとほぼ等しい。犠牲層12の厚さは、センシング部21における支持基板11とデバイス層13との空間26の高さとほぼ等しい。
[デバイス層加工工程]
基板準備工程後に、SOI基板10のうちのデバイス層13を加工して、センシング部21,配線部22,枠部23を形成する。センシング部21は、支持基板11に対して変位可能に支持された振動体30と、振動体30を振動させる信号が入力される駆動電極40と、振動体30の振動を検知する検知電極50とを備える。配線部22は、センシング部21と電気的に接続されている。デバイス層加工工程ではまず、SOI基板10の上面(デバイス層13の上面)にフォトレジストを塗布し、露光及び現像すること(フォトリソグラフィ)によって、保護膜17を形成する。保護膜17の平面形状は、センシング部21,配線部22,及び枠部23の平面形状とする。その後、保護膜17をマスクとしてデバイス層13をZ方向に異方性エッチングする。デバイス層加工工程では、犠牲層12をエッチングストッパとして利用する。デバイス層加工工程によって、保護膜17のパターンと同一パターンの横断面を有する直柱体がデバイス層13に形成される。保護膜17は、デバイス層13の加工が終了した後に除去される。なお、センシング部21には、後述の犠牲層除去工程において、犠牲層12を選択的にエッチングするためのエッチングホール(図示外)が形成されてもよい。エッチングホールは、例えば、平面視矩形状に形成され、センシング部21に亘って等間隔にX方向及びY方向に並んで配置されてもよい。
[犠牲層除去工程]
デバイス層加工工程後に、犠牲層12を選択的に除去して、センシング部21と、支持基板11との間に空間26を形成する。犠牲層12の除去は、等方性エッチングを用いて行われる。具体的には、犠牲層12の除去は、フッ酸(HF)及び緩衝フッ酸(BHF)等のエッチング剤を用いたウエットエッチング又はフッ酸系ガス等のエッチング剤を用いたドライエッチングによって行うことができる。エッチング剤(液又はガス)は、上記デバイス層加工工程で除去された部位を介して犠牲層12に到達し、デバイス層13が除去された部位の下方に存在する犠牲層12に加え、センシング部21の下方に位置している犠牲層12を側面から除去する。
[接合工程]
犠牲層除去工程後に、SOI基板10と、封止基板14とを接合して、センシング部21を封止する。接合強度及び耐久性の観点から、SOI基板10と封止基板14とは、金属拡散接合又は樹脂接合によって、接合膜16を介して接合されることが好ましい。金属拡散接合により接合する場合、例えば次のような手順で接合される。まず、SOI基板10の上面に第一金属膜が選択的に形成され、封止基板14の下面に第二金属膜が選択的に形成される。図5に示すように、少なくともセンシング部21の上部となる部分、及びスルーホール110が形成される部分には第一金属膜及び第二金属膜が形成されない。次に、第一金属膜と第二金属膜とを重ね合わせた状態で、加圧及び加熱して熱圧着させる。この場合の、第一金属膜の材料と、第二金属膜の材料とのそれぞれは、SOI基板10のデバイス層13及び封止基板14のそれぞれの材質に応じて選択される。例えば、SOI基板10のデバイス層13と、封止基板14とのそれぞれが単結晶シリコンによって形成されている場合、第一金属膜及び第二金属膜の材料は、同一の金属である場合と、互いに異なる金属である場合とがある。第一金属膜及び第二金属膜が同一の金属で形成される場合、例えば、金(Au)、及び金(Au)合金が用いられる。第一金属膜と、第二金属膜とで異なる金属が用いられる場合、一方の材料としてアルミニウム(Al)が用いられ、他方の材料としてゲルマニウム(Ge)が用いられる。金属拡散接合は、陽極接合に比べより高い気密性を実現できるという利点がある。
同様に、樹脂接合に用いられる樹脂は、デバイス層13及び封止基板14のそれぞれの材質に応じて異なる。例えば、デバイス層13と、封止基板14とのそれぞれが単結晶シリコンによって形成されている場合、樹脂接合に用いられる樹脂は、例えば、ポリイミドである。樹脂接合では、接合面に凹凸があっても、樹脂によってその凹凸を吸収して平滑化できるという利点がある。樹脂接合によってデバイス層13と、封止基板14とを接合する場合、例えば、封止基板14又はデバイス層13の表面に接合膜16を予め選択的に形成する。このとき、図5に示すように、少なくともセンシング部21の上部となる部分、及びスルーホール110が形成される部分には接合膜16が形成されない。その後、接合方法に応じた条件下で、デバイス層13及び封止基板14を接合膜16を介して接合する。金属拡散接合及び樹脂接合の接合作業はそれぞれ、真空中、不活性ガス雰囲気中又は乾燥ガス中で行われることが好ましい。センサ素子1内から湿気を排除することによって、センシング部21の機械的及び電気的な動作を確保するためである。
[スルーホール形成工程]
接合工程後に、配線部22と外部とを導通させるスルーホールを形成する。本実施形態では、封止基板14にスルーホール110を形成する。具体的には、デバイス層加工工程と同様に、封止基板14の上面にフォトレジストを塗布し、露光及び現像することによって、保護膜18を形成する。保護膜18が形成されていない領域の平面形状は、スルーホールの開口25の平面形状とする。保護膜18をマスクとして封止基板14をZ方向に異方性エッチングする。エッチングは、例えば、ドライエッチング及びシリコン深掘りエッチング(Deep reactive−ion etching:DRIE)を採用可能である。スルーホール形成工程では、デバイス層形成工程のようにエッチングストッパを設けていない。このためスルーホール形成工程では、スルーホールによってデバイス層13を確実に外部に露出させつつ、デバイス層13が過度に除去されることがないように、エッチング条件が調整される。スルーホール形成工程によって、保護膜18のパターンと同一パターンの横断面を有する直柱体が封止基板14に形成される。
[金属膜形成工程]
スルーホール形成工程後に、スルーホール110の底面117,及び封止基板14の上面24に、それぞれ金属膜75,19を形成する。図5に示すように、スルーホール110の底面117は、スルーホール110の形成によってデバイス層13が露出した部位である。また封止基板14の上面24は、封止基板14が備える面のうちのスルーホール110の開口25が形成されている面である。金属膜19,及び75は、例えば、金、白金等の耐食性に優れた金属が用いられる。金属膜19及び75の厚みは、0.2から1.0(μm)である。金属膜19,及び75は、例えば、スパッタ及び蒸着等の方法によって形成される。金属膜形成工程では、マスクを介さずに金属膜19,及び75を形成する。このため、金属膜19は、開口25の縁に及ぶ。金属膜75の形状は、開口25の形状とほぼ同じである。なお、本実施形態の電気パット部101には取出口105が設けられている。このため、スルーホール114(図1参照)の底面は、スルーホール114の形成によってデバイス層13が露出した部位に加え、取出口105によって支持基板11が露出した部位を含む。このため、金属膜形成工程では、取出口105に対応する支持基板11の部位にも金属膜103が形成される。なお、金属膜19,及び75は、スルーホール110によって断線されている。金属膜19,及び75をより確実に断線させるために、例えば、スルーホール110を逆テーパー状に形成させてもよいし、図5に示すように接合膜16の開口をスルーホール110の開口よりも大きくしてもよい。このようにすれば、金属膜19,及び75の成膜時に、両者をより確実に断線させることが可能である。
以上詳述したセンサ素子1の製造方法において、基板準備工程、デバイス層加工工程、犠牲層除去工程、接合工程、スルーホール形成工程、及び金属膜形成工程は、それぞれ本発明の基板準備工程、デバイス層加工工程、犠牲層除去工程、接合工程、スルーホール形成工程、及び金属膜形成工程に対応する。SOI基板10,支持基板11,犠牲層12,デバイス層13,封止基板14,振動体30,駆動電極40,検知電極50及び共通電極60は、それぞれ、本発明の半導体基板,支持基板、犠牲層、デバイス層、封止基板、振動体、駆動電極、検知電極及び共通電極に相当する。第一電極41,42は、本発明の一対の平行櫛歯状第一電極に相当する。第二電極51,52は、本発明の一対の平行櫛歯状第二電極に相当する。
以上詳述した製造方法によってセンサ素子1は製造される。センサ素子1を用いて圧力又は荷重を検知する場合には、センサ素子1の金属膜72,85,86,93,102及び103には、信号を入力したり取り出したりするためのボンディングワイヤが溶接される。本実施形態のセンサ素子1の製造方法では、SOI基板10を使用してセンサ素子1を製造している。このため、デバイス層加工工程及び犠牲層除去工程において、通常のシリコン半導体デバイスで使用される設計手法、加工方法を使用して、精度よくセンシング部21を加工可能である。センサ素子1が備える金属膜は、接合膜16(金属拡散接合によって接合した場合のみ)並びに金属膜19,75,及び103である。接合膜16及び金属膜19,75,及び103はいずれも、犠牲層除去工程後に形成される。このため、従来技術のように、犠牲層除去工程においてセンシング部を構成する金属膜を保護するために、金属膜を覆う保護膜を形成したり、不要になった保護膜を除去したりする複雑な工程が不要である。
従来技術のように、スルーホールをサンドブラスト等の機械的な工程により形成した場合には、スルーホールのXZ又はYZ断面形状がテーパー状になり、スルーホールの底面を基準としてスルーホールの大きさを設計した場合には、スルーホールの開口が大きくなる傾向にあった。これに対し本実施形態のスルーホール形成工程では、エッチングによってスルーホールを形成するため、本実施形態のスルーホール110の開口25の大きさと底面117の大きさとはほぼ等しくすることができる。したがって、スルーホールの底面を基準としてスルーホールの大きさを設計した場合にも、従来に比べスルーホールの開口の大きさを小さくすることができる。具体的には、上記実施形態のように平面視正方形状の開口及び底面を有し、底面の一辺の長さが0.25(mm)となるスルーホールを形成する場合、2から3回の位置合わせを有する製造方法によって製造された場合には、該開口の一辺の長さは0.3(mm)程度であった。これに対し、本実施形態の製造方法によれば、該開口の一辺の長さをスルーホールの底面の一辺の長さとほぼ同じ約0.25(mm)にすることが可能である。スルーホールは、センサ素子1のXY平面に占める割合が大きいため、従来に比べスルーホールの開口の大きさを小さくした場合、センサ素子1の小型化が可能であり、センサ素子1の設計の自由度が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。例えば、以下の(1)から(5)に示す変形が適宜加えられてもよい。
(1)センサ素子1が備える構成の形状、材料及び数等は適宜変更されてよい。例えば、支持基板11及びデバイス層13は、例えば、多結晶シリコンを用いて形成されてもよいし、シリコン以外の半導体材料を用いて形成されてもよい。他の例では、センサ素子1のセンシング部21は、XY平面上X方向の中心線CL1及びY方向の中心線CL2について対称の形状を有していたが、非対称の形状を有していてもよい。
(2)振動体30は、外部から加えられる荷重(圧力)に応じて共振周波数が変化する構成であればよい。例えば、振動体30は、両端が支持基板11に対して間接的に固定された梁状部31,32を備えていたが、梁状部の数は2以外であってもよいし、梁状部の一端側のみが、直接又は間接的に支持基板11に対して固定されていてもよい。振動体30は、梁状部を備えない構成でもよい。
(3)駆動電極40は、振動体30を振動させる信号が入力された場合に、振動体30を振動させるものであればよく、一対の平行櫛歯状第一電極41,42に限定されない。例えば、駆動電極は、一定の間隙を設けて対向する一対の平行電極、又は多孔質電極によって複数の電極対を構成する電極でもよい。同様に、検知電極50は、振動体の振動を検知可能なものであればよく、一対の平行櫛歯状第二電極51,52に限定されない。
(4)センサ素子1は、共通電極60を備えていたが、駆動電極40の第一電極42と、検知電極50の第二電極52とは、それぞれ別体であってもよい。
(5)センサ素子1の製造方法は適宜変更されてよい。例えば、基板準備工程では、支持基板11,犠牲層12,及びデバイス層13の材料に応じて形成方法を変更してもよい。他の例では、接合工程において、陽極接合等の金属拡散接合及び樹脂接合以外の方法によって、デバイス層13と封止基板14とが接合されてもよい。他の例では、上記実施形態では、接合膜16の厚みが凹部15の高さとなっていたが、凹部15の高さは、接合膜16の厚みで調整される他、支持基板11の下面を加工することによって調整されてもよい。他の例では、スルーホール形成工程において、サンドブラスト等の機械的な方法によってスルーホールが形成されてよい。また、スルーホールは支持基板に設けられてもよい。この場合、スルーホールの開口は支持基板の下面に形成され、スルーホールの底面はデバイス層の底面に形成される。このため金属膜形成工程において、支持基板の下面に金属膜が形成されることになる。
1 センサ素子
10 SOI基板
11 支持基板
12 犠牲層
13 デバイス層
14 封止基板
21 センシング部
22 配線部
24 上面
25 開口
30 振動体
31,32 梁状部
40 駆動電極
41,42 第一電極
50 検知電極
51,52 第二電極
72,75,85,86,93,102,103 金属膜
110,111,112,113,114,115,116 スルーホール
117 底面

Claims (5)

  1. 支持基板と、前記支持基板上に形成された犠牲層と、前記犠牲層上に形成されたデバイス層とを備える半導体基板を準備する基板準備工程と、
    前記基板準備工程後に、前記半導体基板のうちの前記デバイス層を加工して、前記支持基板に対して変位可能に支持された振動体と、前記振動体を振動させる信号が入力される駆動電極と、前記振動体の振動を検知する検知電極とを備えるセンシング部、及び当該センシング部と電気的に接続された配線部を形成するデバイス層加工工程と、
    前記デバイス層加工工程後に、前記犠牲層を選択的に除去して、前記センシング部と、前記支持基板との間に空間を形成する犠牲層除去工程と、
    前記犠牲層除去工程後に、前記半導体基板と、封止基板とを接合して、前記センシング部を封止する接合工程と、
    前記接合工程後に、前記配線部と外部とを導通させるスルーホールを形成するスルーホール形成工程と、
    前記スルーホール形成工程後に、前記スルーホールの形成によって前記デバイス層が露出した部位である前記スルーホールの底面、及び前記スルーホールの開口が形成されている面に金属膜を形成する金属膜形成工程と
    を備えることを特徴とする微小電気機械素子である、圧力又は荷重を検知するセンサ素子の製造方法。
  2. 前記振動体は、少なくとも一端側が前記支持基板に対して固定された梁状部を備えることを特徴とする請求項1に記載のセンサ素子の製造方法。
  3. 前記駆動電極は、一対の平行櫛歯状第一電極を備え、
    前記一対の平行櫛歯状第一電極のうちの一方は、前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ素子の製造方法。
  4. 前記検知電極は、一対の平行櫛歯状第二電極を備え、
    前記一対の平行櫛歯状第二電極のうちの一方は、前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のセンサ素子の製造方法。
  5. 前記駆動電極は、一対の平行櫛歯状第一電極を備え、
    前記検知電極は、一対の平行櫛歯状第二電極を備え、
    前記一対の平行櫛歯状第一電極のうちの一方と、前記一対の平行櫛歯状第二電極のうちの一方とは一体に形成された共通電極であり、当該共通電極は前記支持基板に対して変位可能に前記振動体に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ素子の製造方法。
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