JP2014077580A - 保冷庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、騒音を抑制できる保冷庫を提供することを目的とする。
【解決手段】貯蔵物を保冷する保冷室(20)と、保冷室(20)外に配置された閉空間を備える機械室(70)と、保冷室(20)内を冷却するための冷凍サイクルの一部を構成し、機械室(70)内に配置された圧縮機(30)と、ペルティエ効果により機械室(70)の閉空間から吸熱する吸熱面(80a)を備えたペルティエ素子(80)とを有するように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】貯蔵物を保冷する保冷室(20)と、保冷室(20)外に配置された閉空間を備える機械室(70)と、保冷室(20)内を冷却するための冷凍サイクルの一部を構成し、機械室(70)内に配置された圧縮機(30)と、ペルティエ効果により機械室(70)の閉空間から吸熱する吸熱面(80a)を備えたペルティエ素子(80)とを有するように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、貯蔵物を保冷する保冷庫に関する。
特許文献1には、凝縮器と、圧縮機と、凝縮器及び圧縮機に送風するファンと、吸音材が内周面に張り付けられた吸気ダクトとを有する保冷庫が開示されている。この保冷庫のフロントカバーには、吸気ダクトの上流端として、吸気のための孔を数多く備えた吸気口カバー(グリル)が設けられている。ファンが作動すると、吸気口カバー及び吸気ダクトを介して外部から吸気された冷却用空気が凝縮器及び圧縮機に送風される。これにより、凝縮器での熱交換及び圧縮機の冷却が行われるようになっている。
特許文献1に記載された保冷庫では、吸気ダクトの内周面に吸音材が設けられているものの、吸気口カバーには吸気用の孔が数多く設けられている。このため、圧縮機の騒音が吸気口カバーの孔を介して外部に漏れてしまうのを防ぐことが困難である。また上記の保冷庫では、凝縮器及び圧縮機に送風するためのファンが新たな騒音源になってしまうという問題がある。
本発明の目的は、騒音を抑制できる保冷庫を提供することにある。
上記目的は、貯蔵物を保冷する保冷室と、前記保冷室外に配置された閉空間を備える機械室と、前記保冷室内を冷却するための冷凍サイクルの一部を構成し、前記機械室内に配置された圧縮機と、ペルティエ効果により前記機械室の前記閉空間から吸熱する吸熱面を備えたペルティエ素子とを有することを特徴とする保冷庫によって達成される。
上記本発明の保冷庫において、貯蔵物を保温する保温室をさらに有し、前記ペルティエ素子は、ペルティエ効果により前記保温室内に放熱する放熱面を備えていることを特徴とする。
上記本発明の保冷庫において、前記保温室内の温度を調節する温度調節機構をさらに有することを特徴とする。
上記本発明の保冷庫において、前記冷凍サイクルの一部を構成する凝縮器は、前記保温室の内壁に沿って配置されていることを特徴とする。
上記本発明の保冷庫において、前記保温室は、前記保冷室の上方に配置されていることを特徴とする。
上記本発明の保冷庫において、前記保温室内に配置された蓄熱材をさらに有することを特徴とする。
上記本発明の保冷庫において、前記保冷室内に配置された蓄熱材をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、騒音を抑制できる保冷庫を実現できる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態による保冷庫について、図1を用いて説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、明細書中における構成要素同士の位置関係(例えば上下関係)は、保冷庫を使用可能な状態に設置したときのものである。図1は、本実施の形態による保冷庫1の概略の構成を示している。図1(a)は右側面側から見た保冷庫1の概略の構成を示しており、図1(b)は背面側から見た保冷庫1の概略の構成を示している。本例の保冷庫1は、直冷式の冷蔵庫である。
本発明の第1の実施の形態による保冷庫について、図1を用いて説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。また、明細書中における構成要素同士の位置関係(例えば上下関係)は、保冷庫を使用可能な状態に設置したときのものである。図1は、本実施の形態による保冷庫1の概略の構成を示している。図1(a)は右側面側から見た保冷庫1の概略の構成を示しており、図1(b)は背面側から見た保冷庫1の概略の構成を示している。本例の保冷庫1は、直冷式の冷蔵庫である。
図1(a)、(b)に示すように、本実施の形態の保冷庫1は、正面に開口部が形成された直方体形状の保冷庫本体10を有している。保冷庫本体10は、例えば金属薄板により形成された外壁と、例えばABS樹脂により形成された内壁(庫内壁)と、外壁と内壁との間の空間に充填された断熱材とを有している。すなわち保冷庫本体10は、外側から、外壁、断熱材及び内壁からなる層構造を有している。断熱材としては、繊維系断熱材(例えばグラスウール)、発泡樹脂系断熱材(例えばポリウレタンフォーム)などが用いられる。保冷庫本体10の内部には、貯蔵物を保冷する保冷室(例えば、冷蔵室)20が設けられている。
保冷室20の開口端には、保冷室20の開口部を開閉可能な扉部材21が設けられている。扉部材21は、不図示のヒンジ部を介して保冷庫本体10に対して回転可能に取り付けられている。閉状態の扉部材21は、不図示のパッキンを介して保冷室20の開口端の全周に当接するようになっている。扉部材21は、例えば金属薄板により形成された外壁と、例えばABS樹脂により形成された内壁と、外壁と内壁との間の空間に充填された断熱材とを有している。すなわち扉部材21は、保冷庫本体10と同様の層構造を有している。扉部材21が閉じられた状態では、断熱材によって囲まれた保冷室20は外部からほぼ断熱された断熱空間となる。
また保冷庫1は、保冷室20を冷却するための冷却機構として、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを有している。冷凍サイクルは、冷媒を圧縮する圧縮機30と、圧縮された冷媒を凝縮させて凝縮熱を外部に放熱する凝縮器40と、凝縮した冷媒を膨張させる不図示の膨張部(例えば、キャピラリーチューブ)と、膨張した冷媒を蒸発させて気化熱により保冷室20内を冷却する蒸発器50とが、冷媒配管60を介して環状に接続された構成を有している。図1(a)、(b)及び後述する各図では、冷凍サイクル内の冷媒の流れ方向の例を矢印で示している。また図1(a)、(b)及び後述する各図では、凝縮器40を簡略化して示しているが、凝縮器40は保冷庫本体10及び扉部材21の各外壁面に沿って蛇行するように配置されていてもよい。また凝縮器40は、冷媒配管60と一体的に形成されている場合がある。本実施の形態では、圧縮機30及び凝縮器40は上記の断熱空間(保冷室20)の外部に設けられ、蒸発器50は当該断熱空間の内部に設けられる。本例では、蒸発器50は保冷室20内に露出して設けられている。保冷室20内は、蒸発器50から放出された冷熱により冷却された空気が自然対流で循環することによって概ね均一に冷却される。
保冷庫1は、保冷室20外に配置された機械室70を有している。本例の機械室70は、保冷室20の下方の背面側(扉部材21とは反対側)に設けられており、断熱材を含む隔壁71によって保冷室20から隔離されている。また機械室70は、隔壁72によって保冷庫1の外部から隔離されている。本例では、機械室70の周囲を囲む隔壁(機械室70と保冷室20との間の隔壁71、機械室70と保冷庫1の外部との間の隔壁72)には、機械室70の内外で空気が容易に流出入する通気口などの貫通孔は形成されていない。隔壁71又は72には、保冷庫1の製造工程で機械室70内に所定の機械(例えば、圧縮機30)を取り付けるため、あるいは機械室70内の機械の保守を行うための開口部が設けられていてもよい。ただし、その開口部は、保冷庫1の使用時には、空気が容易に流出入しないように扉等で密閉される。このため、少なくとも保冷庫1の使用時において、機械室70内の空間には、外部との間で空気がほとんど流出入しないようになっている。すなわち、機械室70内の空間は、実質的に外部から密閉された閉空間となる。当該閉空間は、完全に気密状態となるように密閉されていてもよい。
また、機械室70周囲の隔壁の一部(例えば、隔壁72の一部)は、多孔質体(例えば、気泡同士が独立している独立気泡体、気泡同士が連続している連続気泡体)などの空気の流出入が困難な材料を用いて形成してもよい。特に、空気の流出入が困難で、かつ音を遮断又は吸収する効果の高い材料(例えば、ウレタンや金属不織布など)を用いるのが望ましい。
機械室70内には、少なくとも上記冷凍サイクルの圧縮機30が配置されている。本例では、上述のように機械室70内が閉空間となっているため、圧縮機30の動作音は保冷庫1の外部に伝達し難くなっている。これにより、保冷庫1の騒音を抑制することができる。保冷庫1の防音効果をさらに高めるために、隔壁71、72の機械室70側の内壁面に吸音材を設けてもよい。また、圧縮機30と隔壁71又は72とが接触する部分には、防振材を介在させるようにしてもよい。これにより、圧縮機30から隔壁71又は72に伝達される振動が軽減されるため、保冷庫1の防音効果をさらに高めることができる。
機械室70と保冷庫1の外部との間の隔壁72のうち少なくとも一部は、例えば長方形平板状のペルティエ素子(熱電素子)80を用いて形成されている。ペルティエ素子80の一方の表面(吸熱面)80aは機械室70に面しており、他方の表面(放熱面)80bは保冷庫1の外部(背面側)に面している。すなわち本例では、ペルティエ素子80の吸熱面80aは機械室70の内壁面の一部を構成しており、放熱面80bは保冷庫1の外壁面の一部を構成している。
本例のペルティエ素子80は、図示していないが、吸熱面80a側に設けられた吸熱側の電極と、放熱面80b側に設けられた放熱側の電極と、両電極の間に挟まれた複数組のP型半導体及びN型半導体とを有している。P型半導体及びN型半導体は、電気的には交互に直列接続され、熱的には吸熱面80aと放熱面80bとの間で並列接続されるように配置されている。またペルティエ素子80には、P型半導体とN型半導体との間に所定の直流電流を流す電流源(図示せず)が接続されている。P型半導体とN型半導体との間に所定の直流電流を流すと、ペルティエ効果により、ペルティエ素子80の吸熱面80aでは吸熱現象が生じ、放熱面80bでは放熱現象が生じる。これにより、ペルティエ素子80は、吸熱面80a側では機械室70内から所定の熱量を吸熱し、放熱面80b側では、吸熱面80aで吸熱した熱量及び自身で発生した熱量を保冷庫1の外部に放熱するようになっている。
圧縮機30の運転時には、圧縮機30で発生した熱は圧縮機30の筐体表面から機械室70内の空気に放出される。本例では、ペルティエ素子80(吸熱面80a)によって機械室70内の空気から吸熱することができるため、機械室70内の空気の温度上昇が抑制される。これにより、圧縮機30の筐体表面と機械室70内の空気との温度差を確保できるため、圧縮機30の筐体表面からの放熱を促進させることができる。したがって、本例の機械室70のように冷却用の空気を外部から導入するのが困難な構成であっても、圧縮機30を冷却することができる。
ペルティエ素子80は、圧縮機30の動作と連動して動作するようにしてもよいし、機械室70内の空気の温度又は圧縮機30の温度に基づいて動作するようにしてもよい。またペルティエ素子80の制御は、オンオフ制御であってもよいし、PID制御等の能力制御であってもよい。
また、圧縮機30の熱をペルティエ素子80で効率良く吸熱するために、圧縮機30の筐体とペルティエ素子80の吸熱面80aとの間に、熱伝導性が高く振動吸収性に優れた材料(例えば、金属不織布、グラファイト含有ゴム、金属フィラー含有粘度など)を用いて形成された部材を挟んでもよい。
以上説明したように、本実施の形態による保冷庫1は、貯蔵物を保冷する保冷室20と、保冷室20外に配置された閉空間を備える機械室70と、保冷室20内を冷却するための冷凍サイクルの一部を構成し、機械室70内に配置された圧縮機30と、ペルティエ効果により機械室70の閉空間から吸熱する吸熱面80aを備えたペルティエ素子80とを有している。
この構成によれば、ペルティエ素子80を用いて圧縮機30を冷却することができるため、圧縮機30を機械室70の閉空間(通気口等のない実質的に密閉された空間)に配置することができる。これにより、圧縮機30の動作音が外部に伝達し難くすることができる。したがって、保冷庫1の騒音を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態による保冷庫について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)2の概略の構成を示している。図2(a)は右側面側から見た保冷庫2の概略の構成を示しており、図2(b)は背面側から見た保冷庫2の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態による保冷庫について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)2の概略の構成を示している。図2(a)は右側面側から見た保冷庫2の概略の構成を示しており、図2(b)は背面側から見た保冷庫2の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図2(a)、(b)に示すように、保冷庫2の保冷庫本体10の内部には、保冷庫2の設置雰囲気温度よりも低い所定温度に貯蔵物を保冷する保冷室20と、保冷室20の上方(本例では真上)に配置され、保冷庫2の設置雰囲気温度よりも高い所定温度に貯蔵物を保温する保温室90とが設けられている。保冷室20と保温室90との間には、断熱材を用いて形成された仕切り壁100が設けられている。仕切り壁100は、例えば、保冷室20側の内壁と、保温室90側の内壁と、2つの内壁の間の空間に充填された断熱材とを有している。
保温室90の開口端には、保温室90の開口部を開閉可能な扉部材91が設けられている。扉部材91は、不図示のヒンジ部を介して保冷庫本体10に対して回転可能に取り付けられている。閉状態の扉部材91は、不図示のパッキンを介して保温室90の開口端の全周に当接するようになっている。扉部材91は、例えば金属薄板により形成された外壁と、例えばABS樹脂により形成された内壁と、外壁と内壁との間の空間に充填された断熱材とを有している。すなわち扉部材91は、保冷庫本体10と同様の層構造を有している。扉部材91が閉じられた状態では、断熱材によって囲まれた保温室90は外部からほぼ断熱された断熱空間となる。
本実施の形態の保冷庫2では、圧縮機30が収容される機械室70が、保温室90の下方の背面側であって保冷室20の上方に設けられている。機械室70は、断熱材を含む隔壁73によって保温室90から隔離されている。また機械室70は、断熱材を含む隔壁(本例では仕切り壁100の一部)によって保冷室20から隔離されている。さらに機械室70は、断熱材を含む隔壁74によって保冷庫2の外部から隔離されている。一般に、機械室70内と保温室90内との温度差、機械室70内と保冷庫2の外部との温度差、及び機械室70内と保冷室20内との温度差は、この順に大きくなる。温度差が大きいほど隔壁に高い断熱性が必要となるため、本例では、機械室70と保温室90との間の隔壁73、機械室70と保冷庫2の外部との間の隔壁74、及び機械室70と保冷室20との間の隔壁(仕切り壁100)のそれぞれの厚さはこの順に厚くなっている。
機械室70の周囲を囲む隔壁(隔壁73、74、仕切り壁100)には、第1の実施の形態と同様に、機械室70の内外で空気が容易に流出入する通気口などの貫通孔は形成されていない。このため、少なくとも保冷庫2の使用時において、機械室70内の空間は、実質的に外部から密閉された閉空間となる。
機械室70と保温室90との間の隔壁73のうち少なくとも一部は、ペルティエ素子80を用いて形成されている。ペルティエ素子80の一方の表面(吸熱面)80aは機械室70に面しており、他方の表面(放熱面)80bは保温室90に面している。すなわち本例では、ペルティエ素子80の吸熱面80aは機械室70の内壁面の一部を構成しており、放熱面80bは保温室90の内壁面の一部を構成している。
保温室90の上部(天井部)には、保温室90内の温度を調節する温度調節機構の一例として、排熱弁110が設けられている。後述するように、保温室90にはペルティエ素子80の放熱面80bから放熱されるが、その放熱量は成り行きであるため、保温室90内の温度を調節するためには、排熱弁110のような温度調節機構が必要となる。本例の排熱弁110は、保温室90内の温度が所定の上限温度に達したときに開放され、保温室90内の熱の一部を外部に排出するようになっている。これにより、保温室90内の温度が上限温度を超えるの防ぐことができる。なお、温度調節機構は、保温室90内と保冷庫2の外部との間で熱の出入りを制御できるものであればよいため、排熱弁110に限らず、開閉式の通気口、換気用のファン、ペルティエ素子などを用いることができる。また、ペルティエ素子80の放熱面80bからの放熱量では保温室90内の温度を維持するのに不足する場合には、保温室90内を加熱可能な温度調節機構として、補助ヒータ、ペルティエ素子などを用いることができる。また、開閉式の通気口、換気用のファン、ペルティエ素子、補助ヒータなどは、いずれか2つ以上を組み合わせて用いることもできる。
圧縮機30の運転時には、圧縮機30で発生した熱は圧縮機30の筐体表面から機械室70内の空気に放出される。本例では、ペルティエ素子80(吸熱面80a)によって機械室70内の空気から吸熱することができるため、機械室70内の空気の温度上昇が抑制される。これにより、圧縮機30の筐体表面と機械室70内の空気との温度差を確保できるため、圧縮機30の筐体表面からの放熱を促進させることができる。したがって、本例の機械室70のように冷却用の空気を外部から導入するのが困難な構成であっても、圧縮機30を冷却することができる。
また、ペルティエ素子80の吸熱面80aで吸熱した熱量、及びペルティエ素子80自身で発生した熱量は、放熱面80bから保温室90内に放熱される。これにより、保温室90内の温度を上昇させることができる。ただし、本例のペルティエ素子80は、保温室90内の加熱よりも機械室70内の冷却を優先して動作するため、放熱面80bからの放熱量は成り行き(例えば、機械室70内の熱負荷次第)となる。したがって、保温室90内の温度は、ペルティエ素子80とは別に設けられた温度調節機構(本例では排熱弁110)によって制御される。言い換えると、保温室90内の温度を調節する温度調節機構をペルティエ素子80とは別に設けることによって、ペルティエ素子80は、保温室90内の加熱よりも機械室70内の冷却を優先して動作させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、ペルティエ素子80を用いて圧縮機30を冷却することができるため、圧縮機30を機械室70の閉空間(通気口等のない実質的に密閉された空間)に配置することができる。これにより、圧縮機30の動作音が外部に伝達し難くすることができる。したがって、保冷庫2の騒音を抑制することができる。
また本実施の形態では、ペルティエ素子80の放熱面80bから放熱される熱を用いて保温室90内を加熱することができる。したがって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と比較して、吸熱面80aで吸熱した熱(圧縮機30の廃熱)を有効に利用することができる。また、一般的な加熱用ヒータのCOP(成績係数)は1を超えることがないのに対し、ペルティエ素子のCOPは1より大きくなる。したがって、本実施の形態によれば、ヒータ等を用いるよりも効率良く保温室90内を加熱することができる。
また本実施の形態では、保温室90内の温度を調節する温度調節機構(本例では排熱弁110)が設けられているため、ペルティエ素子80は、保温室90内の加熱よりも機械室70内の冷却を優先して動作させることができる。したがって、機械室70内をより確実に冷却することができる。
また本実施の形態では、保温室90が保冷室20の上方に配置されている。周囲よりも高温の空気は自然対流により上昇し、周囲よりも低温の空気は自然対流により下降することを考慮すると、保温室90を保冷室20の上方に配置することによって、保温室90内の熱が空気を介して保冷室20に伝達してしまうことや、保冷室20内の冷熱が空気を介して保温室90に伝達してしまうことを防ぐことができる。本例では、保温室90は保冷室20の真上に配置されているが、保温室90が保冷室20の斜め上方に配置されていてもよい。保温室90の開口部(扉部材によって開閉される部分)の底面は、保冷室20の開口部の底面よりも高い位置にあることが望ましく、保冷室20の開口部の天井面よりも高い位置にあることがさらに望ましい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態による保冷庫について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)3の概略の構成を示している。図3(a)は正面側から見た保冷庫3の概略の構成を示しており、図3(b)は左側面側から見た保冷庫3の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第2の実施の形態の保冷庫2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態による保冷庫について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)3の概略の構成を示している。図3(a)は正面側から見た保冷庫3の概略の構成を示しており、図3(b)は左側面側から見た保冷庫3の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第2の実施の形態の保冷庫2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3(a)、(b)に示すように、保冷庫3は、上面に開口部が形成された直方体形状の保冷庫本体10を有している。保冷庫本体10の内部には、貯蔵物を保冷する保冷室20と、保冷室20の側方に配置され、貯蔵物を保温する保温室90とが設けられている。本例では、保冷室20の開口部と保温室90の開口部とがほぼ同じ高さに配置されている。保冷室20と保温室90との間には、断熱材を用いて形成された仕切り壁100が設けられている。保冷室20の開口端には、保冷室20の開口部を開閉可能な扉部材21が設けられている。保温室90の開口端には、保温室90の開口部を開閉可能な扉部材91が設けられている。
本例では、圧縮機30が収容される機械室70は、保温室90の下方に、仕切り壁100を介して保冷室20に隣接して設けられている。機械室70は、断熱材を含む隔壁73によって保温室90から隔離されている。また機械室70は、断熱材を含む隔壁(本例では、仕切り壁100の一部)によって保冷室20から隔離されている。さらに機械室70は、断熱材を含む隔壁(本例では、保冷庫本体10の底面部の一部)によって保冷庫3の外部から隔離されている。
機械室70の周囲を囲む隔壁(隔壁73、仕切り壁100、保冷庫本体10の底面部)には、第1の実施の形態と同様に、機械室70の内外で空気が容易に流出入する通気口などの貫通孔は形成されていない。このため、少なくとも保冷庫3の使用時において、機械室70内の空間は、実質的に外部から密閉された閉空間となる。
機械室70と保温室90との間の隔壁73のうち少なくとも一部は、ペルティエ素子80を用いて形成されている。ペルティエ素子80の一方の表面(吸熱面)80aは機械室70に面しており、他方の表面(放熱面)80bは保温室90に面している。すなわち本例では、ペルティエ素子80の吸熱面80aは機械室70の内壁面の一部を構成しており、放熱面80bは保温室90の内壁面の一部を構成している。
保温室90の上部(本例では扉部材91)には、保温室90内の温度を調節する温度調節機構の一例として、排熱弁110が設けられている。本例の排熱弁110は、保温室90内の温度が所定の上限温度に達したときに開放され、保温室90内の熱の一部を外部に排出するようになっている。これにより、保温室90内の温度が上限温度を超えるの防ぐことができる。なお、温度調節機構としては、第2の実施の形態と同様に、開閉式の通気口、換気用のファン、ペルティエ素子、補助ヒータなどのうちいずれか1つを単独で、又は2つ以上を組み合わせて用いることもできる。
本実施の形態によれば、第1又は第2の実施の形態と同様に、ペルティエ素子80を用いて圧縮機30を冷却することができるため、圧縮機30を機械室70の閉空間(通気口等のない実質的に密閉された空間)に配置することができる。これにより、圧縮機30の動作音が外部に伝達し難くすることができる。したがって、保冷庫3の騒音を抑制することができる。
また本実施の形態では、ペルティエ素子80の放熱面80bから放熱される熱を用いて保温室90内を加熱することができる。したがって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と比較して、吸熱面80aで吸熱した熱(圧縮機30の廃熱)を有効に利用することができる。また、一般的な加熱用ヒータのCOPは1を超えることがないのに対し、ペルティエ素子のCOPは1より大きくなる。したがって、本実施の形態によれば、ヒータ等を用いるよりも効率良く保温室90内を加熱することができる。
また本実施の形態では、保温室90内の温度を調節する温度調節機構(本例では排熱弁110)が設けられているため、ペルティエ素子80は、保温室90内の加熱よりも機械室70内の冷却を優先して動作させることができる。したがって、機械室70内をより確実に冷却することができる。
なお、本実施の形態において、保温室90内の熱が空気を介して保冷室20に伝達してしまうことや、保冷室20内の冷熱が空気を介して保温室90に伝達してしまうことを防ぐために、保温室90の開口部を保冷室20の開口部よりも高い位置に配置するようにしてもよい。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態による保冷庫について図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)4の概略の構成を示している。図4(a)は右側面側から見た保冷庫4の概略の構成を示しており、図4(b)は背面側から見た保冷庫4の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第2の実施の形態の保冷庫2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施の形態による保冷庫について図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)4の概略の構成を示している。図4(a)は右側面側から見た保冷庫4の概略の構成を示しており、図4(b)は背面側から見た保冷庫4の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第2の実施の形態の保冷庫2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4(a)、(b)に示すように、保冷庫4は、凝縮器40の配置において第2の実施の形態と異なっている。保冷庫4の凝縮器40の少なくとも一部は、凝縮器40内を流れる高温冷媒の熱(例えば凝縮熱)を保温室90内の空気に伝達できるように、保温室90の内壁に沿って蛇行して配置されている。また本例では、凝縮器40のうち保温室90の内壁に沿って蛇行している部分は、高温冷媒が上方から下方に向かって流れるように、上流側ほど上方に配置されている。
図5は、本実施の形態において、保温室90の内壁に沿って配置されている凝縮器40の例を示している。なお、図5では、凝縮器40に接続される冷媒配管60の図示を省略している。図5(a)に示す例では、外壁10a、断熱材10b及び内壁(庫内壁)10cからなる層構造を有する保冷庫本体10に対して、凝縮器40は、内壁10cの外側表面(断熱材10b側の表面)に接触して配置されている。すなわち、内壁10c、凝縮器40、断熱材10b、外壁10aが内側(保温室90側)からこの順に配置されている。
図5(b)に示す例では、凝縮器40は、断熱材10bの内部であって内壁10c寄りの部分(外壁10aよりも内壁10cに近い部分)に配置されている。
図5(c)に示す例では、凝縮器40は、内壁10cよりも内側に配置されている。この場合、凝縮器40を保温室90内に露出させることができるため、凝縮器40内の高温冷媒の熱をより効率良く保温室90内の空気に伝達することができる。凝縮器40は、内壁10cの表面に接触していてもよいし、内壁10cの表面から離れていてもよい。
本実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、凝縮器40内の高温冷媒からの放熱によっても保温室90内の温度を上昇させることができる。すなわち、本実施の形態によれば、圧縮機30の廃熱に加えて凝縮器40の廃熱も有効に利用することができる。ただし、本例の冷凍サイクルは、保温室90内の加熱よりも保冷室20内の冷却を優先して動作するため、凝縮器40内の高温冷媒からの放熱量は成り行き(例えば、保冷室20内の熱負荷次第)となる。したがって、保温室90内の温度は、温度調節機構(本例では排熱弁110)によって制御される。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態による保冷庫について図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)5の概略の構成を示している。図6(a)は正面側から見た保冷庫5の概略の構成を示しており、図6(b)は左側面側から見た保冷庫5の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第3の実施の形態の保冷庫3と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第5の実施の形態による保冷庫について図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)5の概略の構成を示している。図6(a)は正面側から見た保冷庫5の概略の構成を示しており、図6(b)は左側面側から見た保冷庫5の概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1又は第3の実施の形態の保冷庫3と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6(a)、(b)に示すように、保冷庫5は、凝縮器40の配置において第3の実施の形態と異なっている。保冷庫5の凝縮器40の少なくとも一部は、凝縮器40内を流れる高温冷媒の熱(例えば凝縮熱)を保温室90内の空気に伝達できるように、保温室90の内壁に沿って蛇行して配置されている。また本例では、凝縮器40のうち保温室90の内壁に沿って蛇行している部分は、高温冷媒が下方から上方に向かって流れるように、下流側ほど上方に配置されている。
凝縮器40と保温室90の内壁との位置関係は、図5(a)〜(c)における凝縮器40と内壁10cとの位置関係と同様にすることができる。
本実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、凝縮器40内の高温冷媒からの放熱によっても保温室90内の温度を上昇させることができる。すなわち、本実施の形態によれば、圧縮機30の廃熱に加えて凝縮器40の廃熱も有効に利用することができる。ただし、本例の冷凍サイクルは、保温室90内の加熱よりも保冷室20内の冷却を優先して動作するため、凝縮器40内の高温冷媒からの放熱量は成り行き(例えば、保冷室20内の熱負荷次第)となる。したがって、保温室90内の温度は、温度調節機構(本例では排熱弁110)によって制御される。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態による保冷庫について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)6を右側面側から見た概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1、第2の実施の形態の保冷庫2又は第4の実施の形態の保冷庫4と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第6の実施の形態による保冷庫について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態による保冷庫(保温保冷庫)6を右側面側から見た概略の構成を示している。なお、第1の実施の形態の保冷庫1、第2の実施の形態の保冷庫2又は第4の実施の形態の保冷庫4と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、保冷庫6は、第4の実施の形態の保冷庫4と比較すると、保冷室20及び保温室90のそれぞれの内壁面に蓄熱材が設けられている点に特徴を有している。蓄熱材は温度変化のバッファとして機能するため、蓄熱材を保冷室20及び保温室90に配置することによって、保冷室20及び保温室90内の温度を時間的に安定化(一定化)することができる。このため、停電時や蒸発器の霜取り時においても保冷室20及び保温室90内を所定温度に維持することができる。
保冷室20及び保温室90に配置する蓄熱材としては、潜熱蓄熱材を用いることができる。潜熱蓄熱材は、固相及び液相間の相変化が可逆的に生じる相変化温度(融点)を有している。本実施の形態の潜熱蓄熱材の相変化温度は、保冷室20及び保温室90のそれぞれの庫内温度範囲に含まれている。潜熱蓄熱材は、相変化温度よりも高い温度では液相となり、相変化温度よりも低い温度では固相となる。潜熱蓄熱材の相変化温度は、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定することができる。潜熱蓄熱材は、相変化温度付近で長時間一定の温度を維持することができるため、潜熱蓄熱材を保冷室20及び保温室90に配置することによって、保冷室20及び保温室90内の温度を空間的に均一化することができる。
具体的には、保冷室20内には、保冷室20内の設定温度範囲に融点を有するパラフィン(例えば、テトラデカン(融点:6℃))又は無機塩を用いた複数の潜熱蓄熱材120が配置されている。本例の潜熱蓄熱材120は、扉部材21側を除いて保冷室20の内壁面のほぼ全体を覆うように取り付けられている。潜熱蓄熱材120は、扉部材21側にも配置するようにしてもよい。また潜熱蓄熱材120は、蒸発器50に接触するように取り付けられている。潜熱蓄熱材120を蒸発器50に接触させることによって、蒸発器50から放熱される冷熱を潜熱蓄熱材120に効率良く蓄熱させることができ、保冷効果を高めることができる。
また、保温室90内には、保温室90内の設定温度範囲に融点を有するパラフィン、無機塩又は糖アルコール(例えば、トレイトール(融点:71℃))を用いた複数の潜熱蓄熱材121が配置されている。本例の潜熱蓄熱材121は、扉部材91側を除いて保温室90の内壁面のほぼ全体を覆うように取り付けられている。潜熱蓄熱材121は、扉部材91側にも配置するようにしてもよい。また潜熱蓄熱材121は、ペルティエ素子80の放熱面80bに接触するように配置されている。さらに潜熱蓄熱材121は、保温室90内に放熱する凝縮器40に、内壁10c(図7では不図示)を介して近接するように配置されている。凝縮器40が保温室90内に露出して設けられている場合には、潜熱蓄熱材121は、凝縮器40に接触するように配置されていてもよい。潜熱蓄熱材121をペルティエ素子80の放熱面80bや凝縮器40などの熱源に接触又は近接させることによって、当該熱源から放熱される熱を潜熱蓄熱材121に効率良く蓄熱させることができ、保温効果を高めることができる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば上記実施の形態では、直冷式の保冷庫を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、ファン式(強制対流式)の保冷庫にも適用できる。
例えば上記実施の形態では、直冷式の保冷庫を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、ファン式(強制対流式)の保冷庫にも適用できる。
また上記実施の形態では、1枚のペルティエ素子80を備えた保冷庫を例に挙げたが、複数枚のペルティエ素子80を熱的に並列に配置してもよいし、複数枚のペルティエ素子80を熱的に直列に配置してもよい。
また上記の各実施の形態に記載されている技術的特徴(構成要件)は、互いに組合せ可能であり、組み合わせることによって新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、貯蔵物を保冷する保冷庫の分野において広く利用可能である。
1、2、3、4、5、6 保冷庫
10 保冷庫本体
10a 外壁
10b 断熱材
10c 内壁
20 保冷室
21、91 扉部材
30 圧縮機
40 凝縮器
50 蒸発器
60 冷媒配管
70 機械室
71、72、73、74 隔壁
80 ペルティエ素子
80a 吸熱面
80b 放熱面
90 保温室
100 仕切り壁
110 排熱弁
120、121 潜熱蓄熱材
10 保冷庫本体
10a 外壁
10b 断熱材
10c 内壁
20 保冷室
21、91 扉部材
30 圧縮機
40 凝縮器
50 蒸発器
60 冷媒配管
70 機械室
71、72、73、74 隔壁
80 ペルティエ素子
80a 吸熱面
80b 放熱面
90 保温室
100 仕切り壁
110 排熱弁
120、121 潜熱蓄熱材
Claims (7)
- 貯蔵物を保冷する保冷室と、
前記保冷室外に配置された閉空間を備える機械室と、
前記保冷室内を冷却するための冷凍サイクルの一部を構成し、前記機械室内に配置された圧縮機と、
ペルティエ効果により前記機械室の前記閉空間から吸熱する吸熱面を備えたペルティエ素子と
を有することを特徴とする保冷庫。 - 請求項1に記載の保冷庫において、
貯蔵物を保温する保温室をさらに有し、
前記ペルティエ素子は、ペルティエ効果により前記保温室内に放熱する放熱面を備えていること
を特徴とする保冷庫。 - 請求項2に記載の保冷庫において、
前記保温室内の温度を調節する温度調節機構をさらに有すること
を特徴とする保冷庫。 - 請求項2又は3に記載の保冷庫において、
前記冷凍サイクルの一部を構成する凝縮器は、前記保温室の内壁に沿って配置されていること
を特徴とする保冷庫。 - 請求項2から4までのいずれか一項に記載の保冷庫において、
前記保温室は、前記保冷室の上方に配置されていること
を特徴とする保冷庫。 - 請求項2から5までのいずれか一項に記載の保冷庫において、
前記保温室内に配置された蓄熱材をさらに有すること
を特徴とする保冷庫。 - 請求項1から6までのいずれか一項に記載の保冷庫において、
前記保冷室内に配置された蓄熱材をさらに有すること
を特徴とする保冷庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012224816A JP2014077580A (ja) | 2012-10-10 | 2012-10-10 | 保冷庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012224816A JP2014077580A (ja) | 2012-10-10 | 2012-10-10 | 保冷庫 |
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JP2014077580A true JP2014077580A (ja) | 2014-05-01 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012224816A Pending JP2014077580A (ja) | 2012-10-10 | 2012-10-10 | 保冷庫 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014077580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108826796A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-16 | 安徽水都信息技术有限公司 | 一种噪音小的冰箱 |
-
2012
- 2012-10-10 JP JP2012224816A patent/JP2014077580A/ja active Pending
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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