JP2014076707A - 車両用樹脂バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアガラスの交換時にダンパーからの荷重を排除した状態でリアガラスの交換作業を行うことができる車両用樹脂バックドア構造を得る。
【解決手段】樹脂バックドア20は、樹脂製のインナパネル28と、周縁部34Bがインナパネル28に取り付けられたリアウインドガラス34と、を備えている。リアウインドガラス34の内側面34Aには、先端にボルト挿入部としての孔部41を備えたブラケット40が設けられている。インナパネル28にガスダンパーステー22が取付ボルト36により取り付けられると共に、取付ボルト36がインナパネル28に締結固定された状態で取付ボルト36の軸部36Bの先端部が孔部41に挿入されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用樹脂バックドア構造に関する。
下記特許文献1には、リアガラスが取り付けられた樹脂製のバックドア構造が開示されている。
特許第4771262号公報
上記特許文献1に記載の樹脂製のバックドア構造では、例えば、バックドア閉止時などにガスダンパーからの伸び方向の荷重がバックドアに作用した状態でリアガラスの交換を行うと、リアガラスの剛性によりリアガラスを取り外した瞬間にバックドア自体に変形が生じる可能性がある。この場合、バックドアに変形が生じた状態で新品のリアガラスを組み付けると、バックドアに変形が残ったままとなり、見切り隙の不良等の原因となる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、リアガラスの交換時にダンパーからの荷重を排除した状態でリアガラスの交換作業を行うことができる車両用樹脂バックドア構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用樹脂バックドア構造は、車両用バックドアを構成する樹脂製のドアパネルと、周縁部が前記ドアパネルに取り付けられたリアガラスと、前記リアガラスの車両内側の面に固定され、先端にボルト挿入部を備えたブラケットと、前記ドアパネルにダンパーステーを取り付けると共に、前記ドアパネルに締結固定された状態で先端部が前記ボルト挿入部に挿入された取付ボルトと、を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用樹脂バックドア構造において、前記取付ボルトが締結固定された状態で、前記取付ボルトの先端部と前記ボルト挿入部との間に隙間が形成されている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用樹脂バックドア構造において、前記リアガラスの周縁部と前記ドアパネルとは接着部により接合されており、前記ドアパネルには、前記接着部が切断されたときに、前記ボルト挿入部が前記取付ボルトの先端部から抜けないように前記ブラケットが当たる当接部が設けられている。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用樹脂バックドア構造において、前記ブラケットは、前記リアガラスの車両内側の面に接着剤により固定されており、前記ブラケットにおける前記接着剤の付着部を囲む位置に、前記リアガラス側に突出する隙詰め部が形成されている。
請求項1記載の本発明によれば、樹脂製のドアパネルに取り付けられたリアガラスの車両内側の面には、先端にボルト挿入部を備えたブラケットが固定されている。ドアパネルには、取付ボルトによりダンパーステーが取り付けられており、取付ボルトがドアパネルに締結固定された状態で取付ボルトの先端部がボルト挿入部に挿入されている。これにより、リアガラスの交換時には、取付ボルトの先端部とブラケットのボルト挿入部とが干渉するため、取付ボルトを取り外さないと、リアガラスの取り外しができない。このため、リアガラスの交換時にダンパーからの荷重を排除した状態でリアガラスの交換作業を行うことができる。
請求項2記載の本発明によれば、取付ボルトが締結固定された状態で、取付ボルトの先端部とボルト挿入部との間に隙間が形成されており、リアガラスのブラケットと取付ボルトとの位置のバラツキを吸収することができる。
請求項3記載の本発明によれば、リアガラスの周縁部とドアパネルとの接着部が切断されたときに、リアガラスを取り外そうとしても、ボルト挿入部が取付ボルトの先端部から抜けないようにブラケットがドアパネルの当接部に当たる。このため、リアガラスの周縁部とドアパネルとの接着部が切断された場合に、取付ボルトを取り外すことなく、リアガラスが取り外されることをより確実に回避することができる。
請求項4記載の本発明によれば、ブラケットにおける接着剤の付着部を囲む位置に、リアガラス側に突出する隙詰め部が形成されており、隙詰め部とリアガラスとの間に接着剤を切断するための工具を差し込みにくくなる。このため、ブラケットをリアガラスに固定する接着剤を切断してリアガラスを取り外すことを防止又は抑制することができる。
本発明に係る車両用樹脂バックドア構造によれば、リアガラスの交換時にダンパーからの荷重を排除した状態でリアガラスの交換作業を行うことができる。
第1実施形態に係る車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアを備えた車両の後部であって、樹脂バックドアが開放された状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアを示す斜視図である。 図1に示す樹脂バックドアの分解斜視図である。 図1に示す樹脂バックドアに用いられるリアウインドガラスの内側面を示す斜視図である。 図1に示す樹脂バックドアのドアインナパネルにガスダンパーステーの取付ボルトが締結固定された状態を示す断面図である。 第2実施形態に係る車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアのリアウインドガラスの周縁部とブラケットを示す断面図である。 比較例に係る車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアが閉止された状態でガスダンパーステーからの荷重の作用方向を示す側面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車両用樹脂バックドア構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印RRは車両後方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態の車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアを備えた車両の後部が斜視図にて示されている。また、図2には、本実施形態の車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドアが斜視図にて示されており、図3には、図2に示す樹脂バックドアが分解斜視図にて示されている。図1に示されるように、車両10のボデー本体11の後端部には、略矩形状のバックドア開口部12が設けられている。ボデー本体11には、車両上部に車両前後方向に沿って延在するルーフパネル14と、車両幅方向両サイドに車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在するサイドメンバアウタパネル(サイメンアウタ)16と、が配設されている。
ボデー本体11のバックドア開口部12は、樹脂バックドア20によって開閉される。ボデー本体11は、ルーフパネル14の後端部の車両内側に配置されてバックドア開口部12の上端周りを構成するリアルーフヘッダ18を備えており、樹脂バックドア20は、リアルーフヘッダ18に取り付けられたヒンジ(図示省略)によって支持されている。ヒンジは車両幅方向を軸方向とする回転軸を持ち、樹脂バックドア20がヒンジを中心にして上下方向に回転されることで、バックドア開口部12が開閉される。つまり、跳ね上げ式の樹脂バックドア20となっている。
樹脂バックドア20の車両幅方向両側には、ボデー本体11(サイドメンバアウタパネル16の後端部)との間に連結されて樹脂バックドア20を開閉させるためのダンパーステーとしてのガスダンパーステー22が設けられている。ガスダンパーステー22は、ボデー本体11(サイドメンバアウタパネル16の後端部)に連結されると共に高圧ガスが封入されたシリンダ22Aと、高圧ガスによりシリンダ22Aの軸方向に移動するピストンロッド22Bと、を備えている。ガスダンパーステー22は、ピストンロッド22Bの先端に設けられたボールジョイント部22Cにより、樹脂バックドア20のインナパネル28に回動可能に連結されている。ガスダンパーステー22は、ピストンロッド22Bの伸び出しによって、ボデー本体11に対して樹脂バックドア20を開き方向に付勢するようになっている。すなわち、樹脂バックドア20には常にシリンダ22Aの軸方向(ピストンロッド22Bの伸び方向)に荷重が付加されている。
図2及び図3に示されるように、樹脂バックドア20は、車室外側の上部側に配置されたアウタアッパ(アウタパネル)24と、車室外側の下部側に配置されたアウタロア(アウタパネル)26と、アウタアッパ24及びアウタロア26の車室内側に配置されたドアパネルとしての樹脂製のインナパネル28と、を備えている(図1参照)。言い換えると、アウタアッパ24は、インナパネル28の上部側における車両前後方向後方側に配置されており、アウタロア26は、インナパネル28の下部側における車両前後方向後方側に配置されている。本実施形態では、アウタアッパ24とアウタロア26は、樹脂製のパネルで形成されている。
図3に示されるように、樹脂バックドア20の車両幅方向両側には、アウタアッパ24及びアウタロア26とインナパネル28との間に車両上下方向に沿って金属製(例えば鋼板)のヒンジリインフォース30が配設されている。ヒンジリインフォース30は、車両後面視にて略逆L字状に形成されており、左右対称に配置されている。ヒンジリインフォース30の上部には、樹脂バックドア20をリアルーフヘッダ18(図1参照)に開閉可能に支持するヒンジ(図示省略)が取り付けられる。ヒンジリインフォース30は、インナパネル28に図示しない締結具によって締結固定されている。
インナパネル28の上部側には開口部32が設けられている。インナパネル28における開口部32の車両幅方向両側には、車両上下方向に沿って配置される側部29が設けられている。樹脂バックドア20には、開口部32を覆うようにリアガラスとしてのリアウインドガラス34が取り付けられている。
さらに、樹脂バックドア20には、ガスダンパーステー22をインナパネル28に締結固定するための取付ボルト36が設けられている。
図4に示されるように、リアウインドガラス34の車両内側の面としての内側面34Aには、周縁部34Bの所定の範囲に黒色の塗装を施した黒塗装部34Cが設けられている。リアウインドガラス34の内側面34Aの周縁部34Bは、図3に示すインナパネル28における開口部32の周囲に接着剤(図5中の接着剤46)により接合されている。リアウインドガラス34の内側面34Aの車両幅方向両側における黒塗装部34Cには、ブラケット40が固定されている。ブラケット40は、略L字状に形成されており、左右対称とされている。
図5に示されるように、ブラケット40は、接着剤44によりリアウインドガラス34の内側面34A(黒塗装部34C)に固着される取付部40Aを備えている。取付部40Aは、車両正面視にて略矩形状に形成されており、取付部40Aにおける接着剤44の付着部を囲む位置には、リアウインドガラス34側に突出するように隙詰め部40Bが形成されている。また、ブラケット40は、取付部40Aの一辺側の隙詰め部40B付近から取付部40Aと交差する方向に延びた壁部40Cを備えている。本実施形態では、壁部40Cは、取付部40Aの車両幅方向外側の一辺から取付部40Aと略直交する方向に延びている。壁部40Cの先端には、取付ボルト36の軸部36Bの先端部が挿入されるボルト挿入部としての孔部41が形成されている。
本実施形態では、孔部41は略円形状に形成されており、孔部41の内径は、取付ボルト36の軸部36Bの外径よりも大きく形成されている。これにより、取付ボルト36をインナパネル28(側部29)に締結固定したとき、取付ボルト36とブラケット40の位置のバラツキが生じても、取付ボルト36の軸部36Bが孔部41に接触しない(軸部36Bと孔部41との間に隙間が形成される)構成とされている。なお、孔部41の形状は、略円形状に限定するものではなく、他の形状に変更が可能である。
さらに、ブラケット40は、取付部40Aにおける壁部40Cと向かい合う位置にリアウインドガラス34と反対側に突出する突出部40Dを備えている。
このブラケット40では、取付部40Aが接着剤44によりリアウインドガラス34の内側面34Aに固着された状態で、隙詰め部40Bがリアウインドガラス34の内側面34Aに近接している。これにより、リアウインドガラス34の交換時に隙詰め部40Bとリアウインドガラス34との間に接着剤44を切断するためのカット工具が差し込まれないようにしている。このため、リアウインドガラス34の取り外しの際の接着剤(図5中の接着剤46)のカット時に、誤ってブラケット40の取付部40Aとリアウインドガラス34との間の接着剤44が切断されないようになっている。
なお、本実施形態では、隙詰め部40Bがリアウインドガラス34の内側面34Aに近接して配置され、隙詰め部40Bとリアウインドガラス34の内側面34Aとの間に隙間が形成されているが、隙詰め部40Bとリアウインドガラス34の内側面34Aとが接触するようにしてもよい。
また、このブラケット40では、隙詰め部40Bを設けることで、取付部40Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間を広くすることができる。取付部40Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間を広くするのは、リアウインドガラス34の周縁部34Bとインナパネル28との接着部における接着面間の寸法とほぼ同じにするためである。リアウインドガラス34の周縁部34Bは、接着部への過剰な入力を避けるため、接着面間を広くとって、接着剤の変形を許容し、応力を緩和させている。このため、取付部40Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間の寸法を、インナパネル28とリアウインドガラス34の周縁部34Bの接着面間の寸法をほぼ同じにすることで、塗布工程、設備を共有化できるようにしている。
インナパネル28は、前述のように、開口部32における車両幅方向外側に車両上下方向に沿って配置された側部29を備えている(図3参照)。図5に示されるように、側部29は、車両幅方向に沿った断面が略ハット状に形成された凹状部28Aを備えており、車両後方側に開口するように配置されている。凹状部28Aは、車両幅方向外側に配置された縦壁部28Bを備えており、縦壁部28Bの後端部には、略車両幅方向外側に延びたフランジ部28Cが形成されている。
インナパネル28のフランジ部28Cには、リアウインドガラス34の内側面34Aの周縁部34Bが接着剤46により接合されている。インナパネル28のフランジ部28Cとリアウインドガラス34の周縁部34Bとの接着部(接着剤46による接合部)47の車両幅方向外側には、接着部47を保護するためのリップ48が取り付けられている。接着剤46としては、例えば、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤などが用いられるが、これらに限定するものではなく、他の接着剤に変更可能である。
インナパネル28のフランジ部28Cにリアウインドガラス34の周縁部34Bが接着部47で接合された状態で、ブラケット40は、インナパネル28の凹状部28A内に収容されている。ブラケット40の壁部40Cは、インナパネル28の縦壁部28Bとほぼ平行に略車両前後方向に沿って配置されている。すなわち、図5では、ブラケット40の壁部40Cは、隙詰め部40B付近から略車両前方側に延びている。また、ブラケット40の突出部40Dは、凹状部28Aにおける車両幅方向内側の壁部の後端部(当接部)28Eと対向して配置されている。すなわち、後端部28Eとブラケット40の突出部40Dとの間には隙間Sが形成されている。
インナパネル28の縦壁部28Bには、取付ボルト36の軸部36Bが貫通される貫通孔28Dが形成されている。インナパネル28の縦壁部28Bの車両内側には、略U字状に形成されたヒンジリインフォース50が配置されている。ヒンジリインフォース50には、取付ボルト36の軸部36Bが貫通される貫通孔50Aが形成されている。貫通孔50Aの内径は、インナパネル28の貫通孔28Dの内径より小さく形成されている。ヒンジリインフォース50の車両内側には、略L字状に形成された第2のヒンジリインフォース52が配置されている。第2のヒンジリインフォース52には、取付ボルト36の軸部36Bが貫通される貫通孔52Aが形成されている。貫通孔52Aの内径と貫通孔50Aの内径は、ほぼ同じ大きさに形成されている。第2のヒンジリインフォース52におけるヒンジリインフォース50と反対側には、貫通孔52Aの周囲にウェルドナット54が溶接等により接合されている。
取付ボルト36は、頭部36Aと軸部36Bとを備えており、軸部36Bには螺子溝が形成されている。頭部36Aと軸部36Bの間には、半径方向外側に突出するフランジ36Cが形成されている。頭部36Aにおける軸部36Bと反対側には、頭部36Aから延びた球状部36Dが設けられており、球状部36Dの周面には、ガスダンパーステー22のボールジョイント部22Cが回動可能に連結されている。
インナパネル28の縦壁部28Bとヒンジリインフォース50と第2のヒンジリインフォース52とは、貫通孔28Dと貫通孔50Aと貫通孔52Aの位置を合わせて面接触状態で配置されており、縦壁部28Bの貫通孔28Dに金属製のカラー56が挿入されている。この状態で、カラー56の貫通孔とヒンジリインフォース50の貫通孔50Aと第2のヒンジリインフォース52の貫通孔52Aに取付ボルト36の軸部36Bが挿通され、軸部36Bがウェルドナット54に螺合されている。すなわち、取付ボルト36の軸部36Bがウェルドナット54に締結されることで、インナパネル28の縦壁部28Bに取付ボルト36が固定されている。
また、ブラケット40の孔部41は、取付ボルト36がインナパネル28の縦壁部28Bに固定されたときに、軸部36Bの先端部が孔部41に挿入される(ラップされる)位置に配置されている。本実施形態では、車両平面視にて軸部36B全体の長さの約1/4に相当する先端部(長さL1)が、ブラケット40の孔部41に挿入されるようになっている。これにより、リアウインドガラス34の交換時に、取付ボルト36の軸部36Bとブラケット40とが干渉することで、取付ボルト36を取り外さなければ、リアウインドガラス34の取り外しができないようになっている。
さらに、ブラケット40の突出部40Dと、インナパネル28の凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eとの間に隙間Sが形成されており、この隙間Sの長さL2は、取付ボルト36の軸部36Bが孔部41に挿入される長さL1よりも短く設定されている。すなわち、インナパネル28のフランジ部28Cとリアウインドガラス34の周縁部34Bとの接着部47を切断した状態では、ブラケット40の突出部40Dと凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eとの隙間Sの長さL2が、取付ボルト36の軸部36Bが孔部41に挿入される長さL1よりも短い。これにより、リアウインドガラス34を車両幅方向内方に移動しても、取付ボルト36の軸部36Bの先端部が孔部41から抜けないように、ブラケット40の突出部40Dが凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eに当たるようになっている。
また、ボデー本体11は、車室外側に配置されるサイドメンバアウタパネル(サイメンアウタ)16と、サイドメンバアウタパネル16より車室内側に配置される金属製のトルフパネル60と、トルフパネル60の車室内側に配置されるリインフォース62と、を備えている。サイドメンバアウタパネル16の車両内側の端部16Aと、トルフパネル60の車両内側の端部60Aと、リインフォース62の後端部62Aとは、溶接等により接合された接合部とされている。この接合部には、樹脂バックドア20が閉止されたときに接触するウェザーストリップ64が取り付けられている。ボデー本体11の車室内側には、樹脂製のデッキサイドトリム66が設けられている。
ここで、本実施形態の車両用樹脂バックドア構造の作用並びに効果を説明する前に、図7を用いて、比較例の車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドア100について説明する。
図7に示されるように、樹脂バックドア100は、上端部に設けられたヒンジ102によってボデー本体(図示省略)に回転可能に取り付けられている。樹脂バックドア100の下端部には、樹脂バックドア100の閉止時に作動するロック装置104が設けられている。樹脂バックドア100は、ロック装置104によるロックを解除することで、ガスダンパーステー22におけるピストンロッド22Bの伸び出しによって開き方向に回転する。
この樹脂バックドア100は、常にガスダンパーステー22から伸び方向の荷重を受けており、例えば、樹脂バックドア100の閉止時には、車両斜め下方側に向かう矢印A方向(ガスダンパーステー22の軸方向)の荷重を受けている。
一般的に、樹脂バックドアでは、鋼板製バックドアに比べて、バックドア全体の剛性が劣るため、鋼板製のリインフォースやガラス繊維入り樹脂等で補強するなどの手法がとられる。
リアウインドガラスは剛性が高いため、バックドア全体の剛性に寄与させることが望ましいが、リアウインドガラスの剛性を活用できていない樹脂バックドアの場合には、リアウインドガラスが無い状態で、上記の鋼板製のリインフォースやガラス繊維入り樹脂等で補強する必要がある。
樹脂バックドアは、常にガスダンパーから伸び方向の荷重を受けているため(図7参照)、樹脂バックドアの剛性が不十分である場合は、ガスダンパーステーからの荷重により、樹脂バックドア全体の変形を起こす可能性がある。このため、樹脂バックドアとボデー本体との見切り隙、段差不良による見栄えの低下、シール面間の不良などの原因となる可能性がある。
図7に示す樹脂バックドア100は、インナパネル28に接着されたリアウインドガラス34を含めてバックドア全体の剛性を確保する構造とされている。この場合、リアウインドガラス34の交換の間、すなわち、新しいリアウインドガラス34を貼り付け、接着剤が硬化するまでの間、ガスダンパーステー22を取り外し、ガスダンパーステー22からの荷重がかからないようにする必要がある。
ガスダンパーステー22からの荷重がかかった状態でリアウインドガラス34の交換を行うと、接着されたリアウインドガラス34を外した瞬間に樹脂バックドア100の剛性が低下し、ガスダンパーステー22の荷重により樹脂バックドア100の変形が生じる。この樹脂バックドア100の変形が起きた状態で新しいリアウインドガラス34を接着すると、変形状態を保持したまま接着剤が硬化してしまい、樹脂バックドア100の変形が残留してしまう。つまり、リアウインドガラス34の交換時には、ガスダンパーステー22の取り外しを確実に伴う構造にしなければ、市場での修理時に上記のような不具合が発生する可能性がある。
これに対して、図5に示されるように、本実施形態の樹脂バックドア20では、インナパネル28の縦壁部28Bとヒンジリインフォース50と第2のヒンジリインフォース52とが面接触状態で配置されており、縦壁部28Bの貫通孔28Dにカラー56が挿入されている。この状態で、カラー56の貫通孔とヒンジリインフォース50の貫通孔50Aと第2のヒンジリインフォース52の貫通孔52Aに取付ボルト36の軸部36Bが挿入され、軸部36Bがウェルドナット54に螺合されることで、取付ボルト36がインナパネル28の縦壁部28Bに固定されている。
インナパネル28の縦壁部28Bに取付ボルト36が固定された状態では、軸部36Bの先端部がブラケット40の孔部41に挿入されている(ラップされている)。さらに、ブラケット40の突出部40Dと、インナパネル28の凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eとの間に隙間Sが形成されており、この隙間Sの長さL2は、取付ボルト36の軸部36Bが孔部41に挿入される長さL1よりも短く設定されている。
このため、リアウインドガラス34の交換時には、取付ボルト36の軸部36Bの先端部とブラケット40の孔部41とが干渉するため、取付ボルト36を取り外さなければ(すなわち、ガスダンパーステー22を取り外さなければ)、インナパネル28からのリアウインドガラス34の取り外しができない。
また、インナパネル28のフランジ部28Cとリアウインドガラス34の周縁部34Bとの接着部47を切断した状態では、ブラケット40の突出部40Dと凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eとの間の隙間Sの長さL2が、取付ボルト36の軸部36Bが孔部41に挿入される長さL1よりも短い。このため、リアウインドガラス34を車両幅方向内方に移動しても、ブラケット40の突出部40Dが凹状部28Aの車両幅方向内側の後端部28Eに当たることで、取付ボルト36の軸部36Bの先端部が孔部41から抜けることを阻止することができる。これにより、リアウインドガラス34の交換時に取付ボルト36を取り外すことを徹底することができる。このため、リアウインドガラス34の交換時にガスダンパーステー22からの荷重を受けることなく(荷重を排除した状態で)リアウインドガラス34の交換作業を行うことができる。
また、本実施形態では、孔部41の内径が、取付ボルト36の軸部36Bの外径よりも大きく形成されており、孔部41と軸部36Bとの間に隙間が形成されている。これにより、取付ボルト36をインナパネル28に締結固定したとき、リアウインドガラス34のブラケット40と取付ボルト36との位置のバラツキを吸収することができる。
また、本実施形態では、ブラケット40の取付部40Aが接着剤44によりリアウインドガラス34の内側面34Aに固着された状態で、隙詰め部40Bがリアウインドガラス34の内側面34Aに近接している。これにより、リアウインドガラス34の交換時に隙詰め部40Bとリアウインドガラス34との間に接着剤44を切断するためのカット工具が差し込まれないようにしている。このため、リアウインドガラス34の取り外しの際の接着剤46のカット時に、誤ってブラケット40の取付部40Aとリアウインドガラス34との間の接着剤44が切断されることを防止又は抑制することができる。
次に、図6を用いて、本発明に係る車両用樹脂バックドア構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6には、本実施形態の車両用樹脂バックドア構造が適用された樹脂バックドア70のリアウインドガラスとブラケットが断面図にて示されている。図6に示されるように、ブラケット72は、接着剤74によりリアウインドガラス34の内側面34A(黒塗装部34C)に固着される略矩形状の取付部72Aと、取付部72Aの一辺から取付部72Aと交差する方向(リアウインドガラス34と離れる方向)に延びた壁部72Bと、を備えている。さらに、ブラケット72は、取付部72Aの壁部72Bと反対側の辺からリアウインドガラス34と離れる方向に突出する突出部72Cを備えている。壁部72Bの先端には、取付ボルト36の軸部36B(図5参照)の先端部が挿入される孔部41が形成されている。
このブラケット72では、取付部72Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間が狭く設定されている。すなわち、リアウインドガラス34の周縁部34Bとインナパネル(図5参照)との接着面間の寸法に対して、取付部72Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間の寸法のみを狭く構成している。ブラケット72には、通常、ガスダンパーステー22(図7参照)からの荷重はかからないため、取付部72Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間の寸法を狭くことが可能である。これにより、取付部72Aにおける接着剤74の付着部の周囲に隙詰め部を設ける必要がない。
取付部72Aとリアウインドガラス34の内側面34Aとの接着面間の寸法を狭くすることで、取付部72Aとリアウインドガラス34の内側面34Aと間に接着剤74を切断するためのカット工具を差し込みにくくなる。このため、リアウインドガラス34の取り外しの際に、誤ってブラケット72の取付部72Aとリアウインドガラス34との間の接着剤74がカットされることを防止又は抑制することができる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ブラケット40、72に取付ボルト36の軸部36Bの先端部が挿入されるボルト挿入部としての孔部41を設けたが、孔部に限定されるものではない。例えば、ボルト挿入部として、取付ボルト36の軸部36Bの先端部が挿入される窪み部(凹部、底面を有する穴部など)、又は取付ボルト36の軸部36Bが抜けないような形状のスリットや切り欠き部などを設けてもよい。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、取付ボルト36にガスダンパーステー22が取り付けられているが、これに限定されるものではない。例えば、オイル等の液体を封入したダンパーステーなど、他のダンパーステーを取り付けてもよい。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態においては、樹脂バックドアを構成するアウタパネルとインナパネルの構成は変更可能である。例えば、アウタアッパ24とアウタロア26に分割された2部材でアウタパネルが構成されているが、一体化した1枚のパネルでアウタパネルを構成し、当該アウタパネルの上部側にリアウインドガラスを取り付けるための開口部を形成してもよい。
10 車両
11 ボデー本体
20 樹脂バックドア
22 ガスダンパーステー(ダンパーステー)
28 インナパネル(ドアパネル)
28E 後端部(当接部)
29 側部(ドアパネル)
34 リアウインドガラス(リアガラス)
34A 内側面(車両内側の面)
34B 周縁部
36 取付ボルト
36B 軸部(先端部)
40 ブラケット
40B 隙詰め部
41 孔部(ボルト挿入部)
44 接着剤
47 接着部
70 樹脂バックドア
72 ブラケット
74 接着剤

Claims (4)

  1. 車両用バックドアを構成する樹脂製のドアパネルと、
    周縁部が前記ドアパネルに取り付けられたリアガラスと、
    前記リアガラスの車両内側の面に固定され、先端にボルト挿入部を備えたブラケットと、
    前記ドアパネルにダンパーステーを取り付けると共に、前記ドアパネルに締結固定された状態で先端部が前記ボルト挿入部に挿入された取付ボルトと、
    を有する車両用樹脂バックドア構造。
  2. 前記取付ボルトが締結固定された状態で、前記取付ボルトの先端部と前記ボルト挿入部との間に隙間が形成されている請求項1に記載の車両用樹脂バックドア構造。
  3. 前記リアガラスの周縁部と前記ドアパネルとは接着部により接合されており、
    前記ドアパネルには、前記接着部が切断されたときに、前記ボルト挿入部が前記取付ボルトの先端部から抜けないように前記ブラケットが当たる当接部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用樹脂バックドア構造。
  4. 前記ブラケットは、前記リアガラスの車両内側の面に接着剤により固定されており、
    前記ブラケットにおける前記接着剤の付着部を囲む位置に、前記リアガラス側に突出する隙詰め部が形成されている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用樹脂バックドア構造。
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