JP2014076494A - 円盤状研磨バフ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 周縁端面で円形綿不織布がばらけにくい円盤状研磨バフを提供する。
【解決手段】 この円盤状研磨バフは、円形綿不織布が複数枚積層されてなる。円形綿不織布は、木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなるものである。積層された各円形綿不織布は、その隣り合う円形綿不織布同士が水素結合によって接合されている。水素結合は、隣り合う各円形綿不織布中の木綿繊維相互間で生じている。かかる水素結合は、円形綿不織布を複数枚積層した円柱体を、軸方向に全体に加圧しながら養生することによって生じる。円形綿不織布は、木綿繊維が集積されてなる繊維ウェブに水流を施して、木綿繊維相互間を三次元的に交絡したものであるのが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、円盤状研磨バフ及びその製造方法に関し、主として、アルミ、真鍮、銅又はステンレス等を素材とする金属製品を研磨するのに適した円盤状研磨バフ及びその製造方法に関するものである。
金属製品を研磨するための研磨バフとして、従来より、円形綿織物を複数枚積層し、積層された円形綿織物間を綿糸で縫合した円盤状もの(いわゆる綿バフ)が用いられている。また、円形綿織物に代えて、円形綿不織布を用いることも提案されている(特許文献1)。円形綿不織布を用いた場合も、積層された円形綿不織布間は、その中央近傍又は全体が綿糸で縫合されて、円盤状となっている(特許文献1、段落0014)。円形綿不織布間を縫合する理由は、研磨時に、積層した複数枚の円形綿不織布がばらけにくくするためである。
円盤状の研磨バフを用いて研磨する方法としては、円盤の表面又は裏面で金属製品等を研磨する方法と、円盤の周縁端面で金属製品等を研磨する方法とがある。後者の方法で研磨する場合、積層された円形綿不織布はその周縁で縫合されているものではないため、周縁では各円形綿不織布がばらけており、円盤状研磨バフの周縁端面を金属製品等に押し当てても、面接触しにくいという欠点があった。面接触していない状態で研磨すると、研磨ムラや研磨スジが生じるということがあった。
実開平6−83261号明細書
本発明は上記した欠点を解消することを目的とし、円盤状研磨バフにおいて、その周縁端面で綿不織布がばらけにくくすることを課題とする。
すなわち、本発明は、木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなる円形綿不織布を複数枚積層すると共に、隣り合う円形綿不織布同士は各円形綿不織布中の木綿繊維相互間の水素結合によって接合されていることを特徴とする円盤状研磨バフに存する。
本発明に係る研磨バフは、円形綿不織布を複数枚積層してなる円盤状のものである。この円盤の厚さは、円形綿不織布の厚さとその積層枚数によって適宜決定することができる。本発明においては、一般に30〜200枚程度の円形綿不織布を積層して、円盤状研磨バフを得ている。円形綿不織布は、木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなるものである。木綿繊維相互間を三次元的に交絡するには、木綿繊維が集積されてなる繊維ウェブに、水流を施したり又はニードリングを施せばよい。水流による方法は、木綿繊維表面の油分も同時に洗い流されやすく、木綿繊維同士の水素結合がより生じやすくなるので好ましい。また、使用する木綿繊維は、精練された後、晒処理されたものであってもよいし、晒処理をしないものを用いてもよい。
円形綿不織布を複数枚積層した円柱体を、軸方向に全体に加圧して、円柱体を圧縮して円盤状とする。そして、円盤状に圧縮した状態で、室温下で養生する。加圧力及び養生時間は、隣り合う各円形綿不織布同士に水素結合が生じるような条件で行う。具体的には、後記実施例に示したような条件が採用される。
本発明において、隣り合う各円形綿不織布同士に水素結合が生じるのは、以下のような理由であると解釈される。まず、円形綿不織布として、木綿繊維相互間が三次元的に交絡してなるものを使用している。したがって、円形綿不織布表面も平滑ではなく凹凸状態となっており、積層された円柱体を軸方向に加圧圧縮すると、積層されている隣り合う円形綿不織布の木綿繊維同士が相互に入り込んだ状態となる。そして、木綿繊維表面のセルロース分子が近接して、水素結合が生じると考えられるのである。特に、水流によって三次元的に交絡された円形綿不織布の場合は、木綿繊維表面の油分が少なく、より水素結合を生じやすいと考えられるのである。たとえば、綿織物の場合は、木綿繊維集束体である綿糸によって形成されているため、隣り合う綿織物の綿糸中の木綿繊維同士が相互に入り込んだ状態とならず、また、木綿繊維表面に比較的多量の油分が存在しているので、本発明のような水素結合は生じにくいのである。
本発明に係る円盤状研磨バフは、その周縁端面を用いて、金属製品等の被研磨材を研磨するのに好適である。もちろん、その表裏面を使用して、被研磨材を研磨しても差し支えない。本発明に係る円盤状研磨バフは、金属製品の他に、ピアノやギター等の木工塗装品や合成樹脂成型品の塗装面を研磨して、つや出しするのにも適している。なお、被研磨材を研磨する際には、通常は市販の研磨剤を使用して行う。また、従来のように、円盤状研磨バフの中央近傍又は全体を綿糸で縫合しても差し支えない。
本発明に係る円盤状研磨バフは、木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなる円形綿不織布を複数枚積層すると共に、隣り合う円形綿不織布同士は各円形綿不織布中の木綿繊維間の水素結合によって接合されているのである。したがって、その周縁端面においても、各円形綿不織布同士が水素結合によって接合一体化されている。よって、周縁端面を用いて金属製品等を研磨する際、周縁端面が被研磨材に対して面接触するから、研磨ムラや研磨スジが生じるのを防止しうるという効果を奏する。
綿不織布として、ユニチカ株式会社製「コットエース 品番C100S/A01」を準備した。この綿不織布は、木綿繊維が集積されてなる繊維ウェブに水流を施して、木綿繊維相互間を三次元的に交絡したものであり、目付100g/m2で厚み0.5mmのものである。この綿不織布から、直径200mmの円形を打ち抜いて、円形綿不織布を得た。この円形綿不織布を170枚積層して円柱体を得た後、この円柱体を軸方向に105トンの荷重を負荷しながら、50時間養生し、厚さ13mmの円盤状研磨バフを得た。なお、円盤状研磨バフの密度は0.825g/m3であった。
この円盤状研磨バフを2100rpmで回転させながら、研磨剤として「Uライム」を使用し、研磨バフの周縁端面に銅メッキされた円筒形金属製品を押し当てて、約4分間研磨した。30個の円筒形金属製品を研磨したところ、いずれも、研磨ムラや研磨スジがなく、良好な金属光沢を持つものであった。なお、研磨後において、円盤状研磨バフの直径が185mmとなっており、30個の研磨でバフが15mm消耗していた。

Claims (3)

  1. 木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなる円形綿不織布を複数枚積層すると共に、隣り合う円形綿不織布同士は各円形綿不織布中の木綿繊維相互間の水素結合によって接合されていることを特徴とする円盤状研磨バフ。
  2. 円形綿不織布は、木綿繊維が集積されてなる繊維ウェブに水流を施して、木綿繊維相互間を三次元的に交絡したものである請求項1記載の円盤状研磨バフ。
  3. 木綿繊維相互間を三次元的に交絡してなる円形綿不織布を複数枚積層した円柱体を、軸方向に全体に加圧しながら養生することによって、隣り合う各円形綿不織布同士を、各円形綿不織布中の木綿繊維相互間の水素結合によって接合することを特徴とする円盤状研磨バフの製造方法。
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