JP2014075647A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Kenji Ebiya
賢治 蛯谷
Hirofumi Komatsubara
弘文 小松原
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Abstract

【課題】記録媒体上の位置を示す座標情報とその記録媒体のページを識別するための識別情報とを表す画像をページの画像に重畳させて印刷させる場合に、識別情報を無駄なく利用すること。
【解決手段】画像処理装置は、印刷対象となるページについてサイズを含むページの属性を取得するページ属性取得手段と、前記取得されたページの属性に関連づけられた1または複数の座標領域が分割された分割領域であって、前記属性に応じた大きさに分割された1または複数の分割領域のいずれかを前記印刷対象となるページに割り当てる割当手段と、前記いずれかの座標領域を識別する識別情報と記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域内の座標とを示す位置符号画像を含む前記ページの画像を印刷手段が前記記録媒体に印刷するように制御する印刷制御手段と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は画像処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、媒体上のページにおけるペンの位置を検出する技術が開示されている。その方法では、媒体にその媒体上の位置を示す座標情報とその媒体のページを識別するための識別情報とを表す画像をページの画像に重畳させて印刷し、ペンデバイスが取得した画像から座標情報と媒体の識別情報とを取得する。ここで、特許文献1に示す画像処理装置では、座標空間を互いにサイズの異なる複数の領域に分割し、印刷媒体のサイズに応じて座標空間内で利用する領域を異ならせている。
特許文献2には、さらに識別情報を媒体に関する情報の種類(例えばサイズ)ごとに管理する画像処理装置が記載されている。
特開2009−181363号公報 特開2011−171786号公報
本発明の目的は、本構成を有しない場合より識別情報を無駄なく利用することのできる画像処理装置およびプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、画像処理装置であって、印刷対象となるページについてサイズを含むページの属性を取得するページ属性取得手段と、前記取得されたページの属性に関連づけられた1または複数の座標領域が分割された分割領域であって、前記属性に応じた大きさに分割された1または複数の分割領域のいずれかを前記印刷対象となるページに割り当てる割当手段と、前記いずれかの座標領域を識別する識別情報と記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域内の座標とを示す位置符号画像を含む前記ページの画像を印刷手段が前記記録媒体に印刷するように制御する印刷制御手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記割当手段は、前記取得されたページの属性に関連づけられた座標領域が分割された複数の分割領域の割り当てに基づいて、新たな識別情報に対応する座標領域を前記ページの属性に関連づける、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は請求項1または2に記載の発明において、前記ページの属性は当該ページの向きをさらに含む、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、印刷対象となるページについてサイズを含むページの属性を取得するページ属性取得手段、前記取得されたページの属性に関連づけられた1または複数の座標領域が分割された分割領域であって、前記属性に応じた大きさに分割された1または複数の分割領域のいずれかを前記印刷対象となるページに割り当てる割当手段、および、前記いずれかの座標領域を識別する識別情報と記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域内の座標とを示す位置符号画像を含む前記ページの画像を印刷手段が前記記録媒体に印刷するように制御する印刷制御手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1,4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合より識別情報を無駄なく利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ある属性を有する印刷対象となるページの数が変動しても、本構成を有しない場合より識別情報を無駄なく利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、位置符号画像を生成する処理や位置符号画像を読み取る処理においてページの向きに応じて座標を変換する処理を省略することができる。
本発明の実施形態にかかる画像処理システムの構成の一例を示す図である。 画像処理装置が実現する機能を示す機能ブロック図である。 ページ情報取得部、ページ属性取得部および領域割当部の処理フローの一例を示す図である。 座標領域と分割領域との関係の一例を説明する図である。 座標領域と分割領域との関係の他の一例を説明する図である。 座標領域テーブルの一例を示す図である。 分割領域とページとを関連づける分割領域テーブルの一例を示す図である。 座標領域テーブルの他の一例を示す図である。 位置符号画像を構成するブロック画像の配置の一例を概略的に示す図である。 ブロック画像の一例を示す図である。 位置符号画像生成部および印刷制御部の処理フローの一例を示す図である。 画像読取部およびページ識別部の処理フローの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示す図である。同図に示すように、画像処理システムは、画像処理装置1と、印刷装置2と、読取装置3とを含んでいる。画像処理装置1は、中央制御部11と、記憶部12と、通信部13と、入出力部14とを含んでいる。画像処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータなどである。
中央制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。なお、上記プログラムは、インターネット等のネットワークを介して提供されるものであってもよいし、フラッシュメモリやCD−ROMやDVD−ROM等の情報記録媒体に格納されて提供されるものであってもよい。
記憶部12は、RAMやROM等のメモリ素子およびハードディスクドライブ等によって構成されている。記憶部12は、上記プログラムを格納する。また、記憶部12は、各部から入力される情報や演算結果を格納する。
通信部13は、他の装置と通信接続するための通信手段等で構成されている。通信部13は、中央制御部11の制御に基づいて、他の装置から受信した情報を中央制御部11や記憶部12に入力し、他の装置に情報を送信する。通信部13は、例えば有線LANや無線LANに接続するための通信用集積回路等により構成されている。
入出力部14は、液晶モニタ等の表示出力手段と、読取装置3、タッチパネル、マウス等の入力手段とを制御する手段などによって構成されている。入出力部14は、中央制御部11の制御に基づいて、画像データ等を表示出力手段に対して出力し、読取装置3が取得した画像の情報や操作者がタッチパネル等より入力した情報を取得する。
印刷装置2は、紙などの記録媒体上に画像を形成する装置である。画像処理装置1とはネットワークを介して接続されており、画像処理装置1が印刷するページの画像を示す印刷データを印刷装置2に送信し、印刷装置2はその印刷データに基づいて、そのページの画像を記録媒体上に印刷する。印刷装置2は、例えば、レーザープリンタなどである。なお印刷装置2の記録媒体は必ずしも紙のみに限られず、例えば裏面に磁性体がコーティングされたフィルムのようなものであってもよい。
読取装置3は、画像処理装置1の入出力部14と接続されている。読取装置3は撮像デバイスの一種であり、例えばペン先に画像読取を行うための素子が取付けられた電子ペンである。読取装置3は、画像処理装置1の制御に基づいて、紙面に印刷された画像のうち操作者により示された部分の画像を読取り、その情報を画像処理装置1に出力する。なお、読み取る画像は可視画像には限られず、赤外画像などであってもよい。
図2は、画像処理装置1が実現する機能を示す機能ブロック図である。画像処理装置1は機能的に、文書情報取得部51と、ページ属性取得部52と、領域割当部53と、位置符号画像生成部54と、印刷制御部55と、画像読取部56と、ページ識別部57とを含む。これらの機能は中央制御部11が記憶部12に格納されたプログラムを実行し、通信部13、および入出力部14を制御することによって実現される。
以下では、画像処理装置1が実現する機能の詳細について処理フローを用いて説明する。図3は、文書情報取得部51、ページ属性取得部52および領域割当部53の処理フローの一例を示す図である。
文書情報取得部51は、中央制御部11および記憶部12を中心として実現される。はじめに、文書情報取得部51は、印刷対象となる文書の文書情報を取得する(ステップS201)。この文書は、1または複数のページを有するものであり、また各ページのサイズと向きといった属性も設定されている。ページのサイズは、A4、A3といったあらかじめ定められた複数のサイズのうちどれに属するかによって設定され、またページの向きは縦向きと横向きのいずれかが設定される。文書情報は、各ページの文章を含む画像の情報と、上述のページのサイズや向きといった情報とを含む。文書情報取得部51は、あらかじめ外部記憶媒体などに記憶されている文書情報を取得してもよいし、通信部13を介してネットワーク上にある文書情報を取得してもよい。次に、文書情報取得部51は、ページの番号(順位)に相当する変数iを初期化するために、iに1を代入する(ステップS202)。
ページ属性取得部52は、中央制御部11および記憶部12を中心として実現される。ページ属性取得部52は、印刷対象となるページについてサイズと向きとを含む属性(ページ属性)を取得する。より具体的には、ページ属性取得部52は、i番目のページのサイズと向きとを取得する(ステップS203)。
領域割当部53は、中央制御部11および記憶部12を中心として実現される。領域割当部53は、ページ属性取得部52が取得したページ属性に関連づけられた1または複数の座標領域31が分割された複数の分割領域32のいずれかをそのページに割り当てる。
図4は、座標領域31と分割領域32との関係の一例を説明する図である。本図は座標領域31を縦向きのA4サイズで分割したもの、つまり分割領域32のサイズをA4とし、向きを縦向きとした場合の例である。座標領域31は、X座標とY座標の2つの座標値によって表される領域であり、その座標値はそれぞれあらかじめ定められた範囲内(例えばA0の長辺に相当する範囲)の値である。図4の例では座標領域31は一辺がA0の長辺に相当となる正方形の領域である。また、論理上は座標領域31の数は複数であり、この座標領域31を識別するための識別情報が存在する。識別情報は複数の座標領域31のそれぞれに付与されており、識別情報は座標領域31を代表している。
分割領域32は座標領域31が分割された領域であり、同じ座標領域31が分割された分割領域32の間では、分割領域32のサイズや向きは同じである。分割領域32のサイズや向きが同じであれば、座標領域31が異なっていても分割の仕方は同じでよい。分割領域32のそれぞれには後述する処理で用いられる領域番号が付与されている。領域番号はあらかじめ定められたルールにより1から連番で付与されている。
図5は、座標領域31と分割領域32との関係の他の一例を説明する図である。図5は分割領域32のサイズをA4とし、向きを横向きとした場合の例である。座標領域31のうち分割領域32が存在しないエリアの位置や、領域番号の付与の仕方などが異なっている。なお、分割領域32の数は必ずしも複数ではなくてもよい。例えばサイズがA0であれば、向きが縦向きでも横向きでも分割領域32の数は1となる。
以下では領域割当部53の処理の詳細について図3の処理フローに従い説明する。まず、領域割当部53は、ページ属性取得部52が取得したページ属性に関連付けられた座標領域31のうち、まだ割り当てられていない分割領域32を有するものを検索する(ステップS2204)。
図6は、座標領域テーブルの一例を示す図である。領域割当部53は記憶部12に記憶される座標領域テーブルを用いて上述の検索を行う。座標領域テーブルは、識別情報(座標領域31)とサイズや向きとを関連づけて記憶するためのテーブルであり、また座標領域テーブルには、その座標領域31について、既にいずれかの文書のページに割り当てられた分割領域32の数(割当数)やまだページに割り当てされていない分割領域32の数(未割当数)も記録されている。座標領域テーブルのレコードは、識別情報ごとに存在し、サイズ、向き、分割数、割当数、未割当数の項目を有する。分割数は、座標領域31を関連付けられたサイズで分割した場合の分割領域32の数である。分割数は分割領域32のサイズごとに定まる数である。より具体的な処理では、領域割当部53は、取得されたサイズと向きと、未割当数が1以上であることを検索条件として座標領域テーブルを検索する。ここで、図6は、A4縦の1ページからなる文書A(文書ID:A)と、A4横の2ページからなる文書B(文書ID:B)が割り当てられた後の座標領域テーブルの内容を示す。
次に、領域割当部53は、未割当の分割領域32を含む座標領域31(座標領域テーブルのレコード)が存在する場合には(ステップS205のN)、検索されたレコードの座標領域31(識別情報)を以降の処理対象として選択する。
また、領域割当部53は、取得されたページ属性に関連づけられた座標領域31が分割された複数の分割領域32の割り当てに基づいて、新たな識別情報に対応する座標領域31をそのページ属性に関連づける。より具体的には、領域割当部53は未割当の分割領域32を含む座標領域31が存在しない場合に(ステップS205のY)、新たな座標領域31(識別情報)をこれまでの処理におけるサイズや向きと関連付けて記憶する。具体的には領域割当部53は新たな識別情報と、サイズと向きとを含み、そのサイズに応じた分割数と、0の割当数と、分割数と同じ未割当数を有するレコードを生成する。また、領域割当部53はこの座標領域31(識別情報)を以降の処理対象として選択する。なお、新たな座標領域31とページの属性とを関連付ける処理は、未割当の分割領域32の数が閾値より少ない場合に行ってもよい。
そして、領域割当部53は、選択された座標領域31に含まれる分割領域32のうち、未割当のものをi番目のページに割り当てる(ステップS208)。より具体的には、領域割当部53は領域割当部53は、座標領域テーブルの選択された識別情報のレコードにおける(割当数+1)の領域番号により表される分割領域32をi番目のページに割り当てられる分割領域32とする。また座標領域テーブルの選択された識別情報のレコードにおける割当数を1増やし、未割当数を1減らす。
さらに領域割当部53は、割り当てられた分割領域32を示す識別情報と領域番号とを文書のi番目のページと関連づけて記憶する(ステップS209)。図7は、分割領域32とページとを関連づける分割領域テーブルの一例を示す図である。分割領域テーブルは、記憶部12に記憶され、識別情報と領域番号の範囲(領域番号の始めと終わりにより表される)に対応する文書のページを示す文書IDとページ範囲(ページ番号の始めと終わりにより表される)を示すレコードからなる。
図8は、座標領域テーブルの他の一例を示す図である。図7と図8とを用いて分割領域32の割り当ての例について説明する。ここで、図7および図8は、以下に示す処理がされた後の座標領域テーブルの内容を示す図である。まず、図6で説明した上述の文書Aと文書Bの次に、サイズと向きがA4縦である30ページの文書C(文書ID:C)について分割領域を割り当てる。領域割当部53は、文書Cの1ページ目について上述の処理をする際に、識別情報が1、領域番号の始めと終わりが2、文書IDがC、ページ始めと終わりが1のレコードを生成する。また領域割当部53は、文書Cの2ページ目から19ページ目までについての処理をする際に、このレコードの領域番号の終わりとページ終わりのそれぞれを1ずつ増やし、対応する座標領域テーブルの未割当数を1ずつ減らす。すると、識別情報が1である座標領域テーブルに含まれる分割領域32がすべて割り当てられ、未割当数が0になる。次のページについての処理の祭に、識別情報が3である座標領域31がA4縦に関連付けられ、その領域番号が1から11となる分割領域32が文書Cの20ページから30ページに関連付けられる。次にA0サイズ縦である2ページの文書D(文書ID:D)について、1ページ目が識別情報4の領域番号1に、2ページ目が識別情報5の領域番号1にそれぞれ関連付けられる。
なお、分割領域テーブルの構成は異なっていてもよい。例えば、領域割当部53は1つの分割領域32につき1つのレコードを設け、識別情報を領域番号の組み合わせごとに、割り当てられた文書IDとページ番号とを記憶してもよい。
次に、領域割当部53は、最後のページまで処理していない場合には(ステップS210のN)、変数iを1増やしてステップS203から繰り返す。また最後のページまで処理した場合は、領域割当部53の処理を終了し、位置符号画像生成部54の処理に進む。
位置符号画像生成部54は、中央制御部11および記憶部12を中心として実現される。位置符号画像生成部54は、割当られた分割領域32を含む座標領域31を識別する識別情報と、記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域32内の座標とを示す位置符号画像41の画像データを生成する。
図9は、位置符号画像41を構成するブロック画像42の配置の一例を概略的に示す図である。位置符号画像41は記録媒体に印刷される文書のページに対応する大きさの画像であり、本図の一点破線で囲まれているブロック画像42は、識別情報と座標情報とがそれぞれ読取られるように符号化されている。座標情報は、記録媒体上の位置に対応する座標の情報である。1つのブロック画像42は例えば約2ミリ角の大きさであり、位置符号画像41では複数のブロック画像42がマトリクス状に並んでいる。図9のそれぞれのブロック画像42には、X座標が符号化された符号ブロック列X11からX14を示す画像の領域と、Y座標が符号化された符号ブロック列Y11からY14を示す画像の領域と、識別情報が符号化された符号ブロック列I1からI16を示す画像の領域とを有する。
図10は、ブロック画像42の一例を示す図である。ブロック画像42のそれぞれは15×15の単位領域からなる。単位領域は本図の実線で分割された領域である。本図でハッチがされている単位領域は、その中に視覚的に認識することが難しい程度にドットが配置された領域を示し、ハッチがされていない単位領域はドットが配置されない領域を示す。記録媒体上では1つのブロック画像42は約2ミリ角に相当する。
以下ではこの位置符号画像41の生成方法と印刷制御部55の処理について処理フローを用いつつ説明する。図11は、位置符号画像生成部54および印刷制御部55の処理フローの一例を示す図である。図11に示す処理は、文書のページ毎に実行される。
はじめに位置符号画像生成部54は、領域割当部53が割り当てた識別情報を取得し(ステップS301)、ページのサイズおよび向きと分割領域32の領域番号とに基づいて、分割領域32の始点(左上)および終点(右下)の座標を取得する(ステップS302)。本実施形態では分割領域32のサイズと向きが決まれば、各領域番号の始点および終点の座標も決まるので、ページのサイズと向きごとに領域番号と始点及び終点の座標のリストを予め記憶しておき、位置符号画像生成部54その情報を検索して始点と終点の座標を取得すればよい。
次に、位置符号画像生成部54は、記録媒体上の位置を示すページ上の座標を、座標領域31内にある分割領域32内の座標に変換する。そのため、位置符号画像41を生成するループにおけるX座標およびY座標の開始位置を始点に設定する。より具体的にはブロック画像42に埋め込むY座標を示す変数Yを始点のY座標で初期化し(ステップS303)、またそれに埋め込むX座標を示す変数Xを始点のX座標で初期化する(ステップS304)。
次に、位置符号画像生成部54は、識別情報、変数Xの値、変数Yの値が符号化されたブロック画像42を生成する(ステップS305)。より具体的には、位置符号画像生成部54は識別情報に誤り訂正符号を付加し、さらにその付加された情報を6ビットごとに分割しI1からI16までの符号ブロック列を生成し、また、変数Xの値をX座標を示す符号ブロック列X11〜X14に符号化し、変数Yの値をY座標を示す符号ブロック列Y11〜Y14に符号化する。そして、その各符号ブロックの値に基づいて、例えば図10に示すようなブロック画像42を生成する。なお、左上に配置される符号ブロックAJは、読取時の位置あわせに用いる符号である。1つの符号ブロックは3×3の単位画像に符号化される。9つの単位画像のうち3つにドットが配置される。
次に、位置符号画像生成部54は、そのブロック画像42を位置符号画像41のうち、変数XやYが示す領域に配置する(ステップS306)。そして、変数Xの値が終点のX座標と等しくなければ(ステップS307のN)、位置符号画像生成部54は、Xの値を1だけ増やして(ステップS308)、ステップS305からの処理を繰り返す。また変数Xの値が終点のX座標と等しければ(ステップS307のY)、位置符号画像生成部54は、変数Yの値が終点のY座標と等しいか確認する(ステップS309)。終点のY座標と等しくなければ(ステップS309のN)、位置符号画像生成部54は、変数Yの値を1だけ増やして(ステップS310)、ステップS304からの処理を繰り返す。終点のY座標と等しければ(ステップS309のY)、印刷の処理に移る。
印刷制御部55は、中央制御部11、記憶部12、通信部13を中心として実現される。印刷制御部55は、上述の位置符号画像41を含むページの画像を印刷装置2が記録媒体に印刷するよう制御する。印刷制御部55は、はじめに、位置符号画像41を、文書のページの画像と重畳させた画像を生成する(ステップS311)。次に、印刷制御部55は、その重畳された画像のデータを印刷装置2に向けて出力し、印刷装置2にその重畳された画像を印刷させる(ステップS312)。このようにして、位置符号画像41が紙などの記録媒体に出力される。
なお、位置符号画像41を生成する処理や文書のページと合成する処理を、印刷装置2または印刷装置2に接続された他のコンピュータで行うようにしてもよい。この場合、印刷制御部55は位置符号画像41の生成に必要な識別情報や領域番号などを印刷装置2などに送信し、その印刷装置2に位置符号画像41を含むページの画像を印刷させればよい。またこの場合、画像処理装置1はページ属性の情報がれば文書情報そのものは取得しなくてもよい。
以下では、このようにして位置符号画像41が印刷された記録媒体上のある位置をペン状の読取装置3で指した際に、その位置を特定する処理について説明する。
図12は、画像読取部56およびページ識別部57の処理フローの一例を示す図である。画像読取部56は中央制御部11、記憶部12、入出力部14を中心として実現される。画像読取部56は入出力部14に接続された読取装置3が読み取った記録媒体上の部分的な領域の画像を取得する(ステップS401)。画像読取部56は取得された画像のデータを記憶部12に格納し、ページ識別部57にその画像のデータを渡す。
ページ識別部57は、中央制御部11および記憶部12を中心として実現される。ページ識別部57は、取得された画像から識別情報と座標とを取得し、さらにその識別情報に関連付けられたページ属性や分割領域32と文書のページとの関係に基づいて、文書のページとページ上の座標とを識別する。はじめに、ページ識別部57は、取得された画像から1つのブロック画像42を抽出する(ステップS401)。次に、ブロック画像42から識別情報と座標とを復号する(ステップS402)。この復号の方法については従来技術であるので詳細は省略する。
次に、復号された識別情報(座標領域31)に関連付けられたページの属性を、座標領域テーブルを識別情報を検索条件にして検索することで取得する(ステップS404)。そして、復号された座標が、いくつの領域番号を有する分割領域32に属するかを判定する(ステップS405)。これについては、あらかじめ領域番号ごと(分割領域32ごと)に始点(左上)と終点(右下)の座標を記憶しておき、ページ識別部57が、その復号された画像がその始点と終点で表される矩形の分割領域32内にあるかを判定し、判定された分割領域32を示す領域番号を取得すればよい。
次に、判定された分割領域32に関連付けられた文書のページを特定する(ステップS406)。より具体的には、ページ識別部57は、識別情報と領域番号を検索条件として分割領域テーブルを検索し、該当するレコードの値から文書とページ番号を特定すればよい。また、ページ識別部57は復号された座標をページ内の座標に変換する(ステップS407)。より具体的には、復号されたX座標、Y座標のそれぞれの値から、分割領域32の始点のX座標、Y座標の値を引けばよい。このようにすることで文書のページとページ内の座標が特定され、その結果は記憶部12に記憶され、また文書処理アプリケーションの処理にも用いられる。
なお、上述の説明では領域割当部53はページの属性としてページのサイズと向きとを識別情報に関連づけているが、ページのみを識別情報に関連付けてもよい。この場合、座標領域31を一律縦向きとして分割領域32に分割したものとし、ページ上の座標を座標領域31の座標に変換する際に、回転する変換を追加すればよい。ただし、この場合、ページ識別部57がページ上の座標を求める際に座標を回転させる処理が必要になる。
1 画像処理装置、2 印刷装置、3 読取装置、11 中央制御部、12 記憶部、13 通信部、14 入出力部、31 座標領域、32 分割領域、41 位置符号画像、42 ブロック画像、51 文書情報取得部、52 ページ属性取得部、53 領域割当部、54 位置符号画像生成部、55 印刷制御部、56 画像読取部、57 ページ識別部。

Claims (4)

  1. 印刷対象となるページについてサイズを含むページの属性を取得するページ属性取得手段と、
    前記取得されたページの属性に関連づけられた1または複数の座標領域が分割された分割領域であって、前記属性に応じた大きさに分割された1または複数の分割領域のいずれかを前記印刷対象となるページに割り当てる割当手段と、
    前記いずれかの座標領域を識別する識別情報と記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域内の座標とを示す位置符号画像を含む前記ページの画像を印刷手段が前記記録媒体に印刷するように制御する印刷制御手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記割当手段は、前記取得されたページの属性に関連づけられた座標領域が分割された複数の分割領域の割り当てに基づいて、新たな識別情報に対応する座標領域を前記ページの属性に関連づける、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ページの属性は当該ページの向きをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 印刷対象となるページについてサイズを含むページの属性を取得するページ属性取得手段、
    前記取得されたページの属性に関連づけられた1または複数の座標領域が分割された分割領域であって、前記属性に応じた大きさに分割された1または複数の分割領域のいずれかを前記印刷対象となるページに割り当てる割当手段、および、
    前記いずれかの座標領域を識別する識別情報と記録媒体上の位置に対応する座標であって前記割り当てられた分割領域内の座標とを示す位置符号画像を含む前記ページの画像を印刷手段が前記記録媒体に印刷するように制御する印刷制御手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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