JP2008544365A - 位置符号化されたベースのオンデマンド生成 - Google Patents

位置符号化されたベースのオンデマンド生成 Download PDF

Info

Publication number
JP2008544365A
JP2008544365A JP2008516792A JP2008516792A JP2008544365A JP 2008544365 A JP2008544365 A JP 2008544365A JP 2008516792 A JP2008516792 A JP 2008516792A JP 2008516792 A JP2008516792 A JP 2008516792A JP 2008544365 A JP2008544365 A JP 2008544365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
subset
information
document
personal computing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008516792A
Other languages
English (en)
Inventor
エリクソン,ペッター
ブリボーン,マティアス
Original Assignee
アノト アクティエボラーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アノト アクティエボラーク filed Critical アノト アクティエボラーク
Publication of JP2008544365A publication Critical patent/JP2008544365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/0304Detection arrangements using opto-electronic means
    • G06F3/0317Detection arrangements using opto-electronic means in co-operation with a patterned surface, e.g. absolute position or relative movement detection for an optical mouse or pen positioned with respect to a coded surface
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/0304Detection arrangements using opto-electronic means
    • G06F3/0317Detection arrangements using opto-electronic means in co-operation with a patterned surface, e.g. absolute position or relative movement detection for an optical mouse or pen positioned with respect to a coded surface
    • G06F3/0321Detection arrangements using opto-electronic means in co-operation with a patterned surface, e.g. absolute position or relative movement detection for an optical mouse or pen positioned with respect to a coded surface by optically sensing the absolute position with respect to a regularly patterned surface forming a passive digitiser, e.g. pen optically detecting position indicative tags printed on a paper sheet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

パーソナルコンピューティング装置は、位置コードの複数のサブセットの表現を格納する位置コード格納部と、要求に応じて前記サブセットのうちの少なくとも一つをパーソナルコンピューティング装置に格納された文書に割り当てるコード割当部とを有する。このようにして、位置符号化されたベースのローカルなオンデマンド印刷を実行することができる。異なるパーソナルコンピューティング装置内で表される位置コードのサブセットは、同一であってもよい。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2005年6月17日に出願したスイス国特許出願第0501395−8号および2005年6月17日に出願した米国仮出願第60/691234号の利益を主張するものであり、この両方の出願が、参照によって本明細書に組み込まれている。
本発明は、全般的には情報管理に関し、具体的には、位置符号化されたベースのオンデマンド生成およびそのようなベースに記録された情報の処理に関する。
手書き情報を管理する情報管理システムが既知である(例えば、米国特許出願第2003/0061188号、米国特許出願第2003/046256号、米国特許出願第2002/0091711号参照)。これらのシステムでは、電子ペンが、位置コードを設けられたベース部材(ベース)上で作られるペンストロークを記録する。この位置コードは、ベース上の複数の絶対位置を符号化する。ペンは、ペンの先端にある位置コードを結像し、符号化された位置を復号することによってペンストロークを記録する。その結果、ペンの動きを反映する位置の並び(シーケンスともいう)が入手されるようになる。
米国特許出願公開第2003/0061188号明細書 米国特許出願公開第2003/046256号明細書 米国特許出願公開第2002/0091711号明細書
各ベースの位置コードは、非常に広大な抽象的な位置コードの小さい部分にすぎない。この全体的な位置コードは、複数のセグメントに分割することができ、これらの異なるセグメントは、異なる処理ルールに関連する。したがって、ベースは、ペンストロークの区別された処理を可能にするために、全体的な位置コードの異なるセグメントからの位置コードを備えてもよい。セグメントは、さらにサブセットに分割することができ、このサブセットのそれぞれは、例えば、一つの文書ページに実質的に対応するものとしてもよい。このようにして、同一のペンストローク処理を意図された異なるベースに、位置コードの異なるサブセットを与えることができる。これによって、情報管理システムが、ペンストロークを表す位置だけを使用して、異なるベースからのペンストロークを区別できるようになる。
ベースは、位置コードのほかに、テキスト、イメージ、シンボル、ボックス、フレーム、または文書もしくは任意の他の情報製品に通常みられる任意の他の人間が理解可能な表示を含むグラフィカルレイヤを備えてもよい。
グラフィカルレイヤと位置コードとの両方を有するベースを、すぐに使える製品としてユーザに配布してもよい。代替案では、ユーザが、事前に印刷された位置コードを有するベースを入手してもよい。その結果、ユーザ自身が、ローカルプリンタを使用してグラフィカルレイヤを印刷できるようになる。もう一つの代替案は、ベースのオンデマンド生成を可能にすることである。本発明は、この第3の代替案に関し、より具体的には、例えば情報管理システム内のディジタルペンおよび/またはコンピュータが異なるベース上で作られるペンストロークを分離できることを保証しながら、どのようにして便利な形でのオンデマンド生成を可能にするかという問題に関する。
参照によって本明細書に組み込まれている国際出願第WO2004/038651号は、位置符号化されたベースのオンデマンド印刷を可能にする配置を有する情報処理システムに関する。ユーザが、自己のコンピュータのブラウザプログラムを介して、印刷すべきグラフィックスファイルをネットワークベースのグラフィックス格納部から選択した時に、ブラウザプログラムは、ネットワークベースの位置割当部に位置データを要求し、この位置割当部は、全体的な位置コードの少なくとも一部を有するデータベースにアクセスする。位置割当部は、位置データを返し、次に、ブラウザプログラムが、符号化レイヤおよびグラフィックスレイヤをプリントアウトファイルに組み込み、このプリントアウトファイルがプリンタに送られて、適切な基板(サブストレート)に印刷される。
潜在的な欠点は、この解決策による位置符号化されたベースのオンデマンド印刷が、利用可能なネットワークリソースを要することである。
本発明の目的は、位置符号化されたベースのオンデマンド生成の代替的な解決策を提供することである。
この目的は、少なくとも部分的に、請求項1によるパーソナルコンピューティング装置および請求項13によるパーソナルコンピューティング装置内の方法によって達成される。
本発明の第1の態様によれば、パーソナルコンピューティング装置は、位置コードの複数のサブセットの表現を格納する位置コード格納部(リポジトリ)と、要求に応じて、複数のサブセットのうちの少なくとも一つをパーソナルコンピューティング装置に格納された文書に割り当てるコード割当部(アサイナ)とを備える。
この方法によれば、位置コード割当は、ネットワークリソースを使用する必要なしに、ユーザのコンピューティング装置内で、例えばユーザのパーソナルコンピュータ内でローカルに実行される。
位置コード格納部に格納されるサブセットは、一意的なものである必要がなく、したがって、位置コードの中央管理は不要である。少なくとも、位置コード格納部内で表される複数のサブセットを、同一の情報システム内の別のパーソナルコンピュータ装置の別の位置コード格納部内で表してもよい。すべての位置コード格納部内で表される位置コードのサブセットを、システム内のすべてのパーソナルコンピュータ装置内で正確に同一にすることもできる。このようにして、標準化された位置コード格納部を、情報管理システム内のユーザに配布してもよい。
コード割当部は、例えばランダム化されたアルゴリズムを使用することによって、位置コード格納部内の複数のサブセットの表現からサブセットを選択してもよい。これにより、異なるユーザが同一の位置コードを用いてベースを同時に生成する危険性が減る。
また、格納部内で表されるサブセットの個数が、文書の印刷物(プリントアウトともいう)の期待される数に関して多くなるように選択される場合には、1人または複数のユーザが短い期間内に同一の位置コードを有する二つのベースを生成する危険性が減る。
さらに、コード割当部は、位置以外の情報を符号化する情報コードを文書に割り当ててもよい。位置以外の情報は、情報管理システム内でベースを一意的なものにするのを助けてもよく、異なるベース上で作られるペンストロークを分離するのを助けてもよい。より具体的には、この情報アイテムは、ペンストローク情報の処理またはルーティングで使用されるパラメータ、例えば、ベースから記録される情報が送信されるアドレス、暗号化鍵、または一意識別子であってもよい。この情報コードは、位置コードにオーバーレイされてもよく、情報アイテムは、情報コード内で繰り返し符号化されてもよい。その結果、ベースからのペンストロークを電子的に記録するのに使用されるディジタルペンが、ペンストロークがベースのどこで作られるかとは独立に、情報アイテムを記録できるようになる。情報コードは、位置データの割当がどこでどのように実行されるかとは独立に、任意の文書で使用されてもよい。
パーソナルコンピューティング装置は、同時に一人のユーザによって使用されることを意図された任意のコンピューティング装置とすることができる。パーソナルコンピューティング装置は、例えば、PC、PDA(携帯情報端末)、または携帯電話機とすることができる。
コード割当部は、パーソナルコンピューティング装置内のプロセッサによって実行されるソフトウェア命令の組として実装されてもよい。また、コード割当部は、特に適合されたハードウェアで実装することもできる。
コード割当部を実装するソフトウェア命令は、可能であれば位置コード格納部とともに、コンピュータ可読記憶媒体に格納され、ユーザに配布されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子メモリ、光ディスク、磁気ディスクもしくは磁気テープ、またはある他の市販記憶媒体であってもよい。記憶媒体を、伝搬する信号とすることもできる。
位置コード格納部は、パーソナルコンピュータの持続的なメモリに格納されてもよい。
本発明のもう一つの態様によれば、パーソナルコンピューティング装置内の方法が、文書を提供することと、装置に格納された位置コードの複数のサブセットの表現からの少なくとも一つのサブセットを文書に割り当てることとを含む。
以下、本発明を、添付の概略図を参照して、例としてより詳細に説明する。
図1に、位置符号化されたベースのローカル生成を使用できる情報管理システムの例を示す。
人物Xが、文書を作成し、その文書が、彼のコンピュータ10のメモリに格納されると仮定する。Xは、人物Yがその文書の内容を再検討することを望む。Xは、プリンタ2を使用して、ベースに文書1を印刷する。ベース(被印刷体ともいう)は、ベースをその上での印刷に適するものにする任意の材料から作ることができる。位置コード3の一部を、この図に拡大されたフォーマットで概略的に示すが、その位置コード3も、ベースに印刷される。位置コードは、Yが、ディジタルペン5を使用してYによって作られた注釈4を電子的に記録することを可能にし、ディジタルペン5は、位置コードを記録する。
Yのペン5によって記録された注釈を、Xのコンピュータ10に送り返し、Xによる再検討のためにオリジナル文書に組み込むことができれば、さらに有益である。これを達成するためには、Yのペン5またはYのペンが電子的に記録された注釈4を転送する別のユニットが、注釈が送られるアドレスを知る必要がある。
文書1への位置コードのローカル割当を可能にするために、Xのパーソナルコンピュータ10は、コード割当部および位置コード格納部を備えている。位置コード格納部は、完全な位置コードの多数のサブセットの表現を含む。サブセットは、すべての位置コードまたはその一つもしくは複数の部分に対応してもよい。サブセットの個数は、ユーザの人数、プリントアウトの枚数、文書の使用の期待される形などに関して統計的に多くなるようにされる。当業者は、位置コード格納部のサイズを設計することができる。
Xのパーソナルコンピュータは、情報管理システムの一部であってよく、この情報管理システムには、位置符号化されたベースをローカルにオンデマンドで生成できるようにするためにそれぞれが位置コード格納部および位置割当部を設けられた複数の他のパーソナルコンピュータが含まれてもよい。Xのパーソナルコンピュータおよびこのシステム内の他のパーソナルコンピュータは、ネットワーク接続を有してもよく、有しなくてもよい。これらのパーソナルコンピュータは、それら自体またはこの情報管理システム内の任意の他のコンピュータによって生成されたベースからペンストロークを受け取ることができてもよく、受け取ることができなくてもよい。この情報管理システムは、さらに、一つもしくは複数のプリンタ、および/または一つもしくは複数のディジタルペン、および/または携帯電話機、PDA、もしくはコンピュータなど、ディジタルペンからのペンストロークを携帯電話機、PDA、もしくはコンピュータなどの受け取るユニットにルーティングする一つもしくは複数のルーティングユニットを含んでもよい。
位置コード格納部内で表される位置コードのサブセットは、ある情報管理システム内のすべてのコンピュータ内で同一であってもよい。
位置コード格納部内で表されるサブセットを、関連するサブセットの固まり(チャンク)に分割することができる。ある固まりに含まれるサブセットが、必ずしも、全体的な位置コード内で互いに隣接する必要はない。例えば所定のアルゴリズムによるなど、二つのサブセットが同一の固まりに属することを判定する手段が存在すれば十分である。格納部内のサブセットの固まりへの分割に関する情報は、ディジタルペンまたはベース上のコードを復号する他のユニットに格納するか、これらに入力することができる。
位置割当部は、ランダム化されたアルゴリズムまたはシーケンスを使用して、格納部内のサブセットの表現からサブセットを選択してもよい。これは、真にランダムであってもよく、または、擬似的にランダムであってもよい。このアルゴリズムまたはシーケンスは、ある特定のサブセットが位置割当部によって次に選択される前に、すべてのサブセットが使われるように配置するようなものでもよい。サブセットは、順序付けられた形で、例えば連続して選択されてもよい。格納部のサイズ、プリントアウトの枚数、およびプリントアウトされたベースの使用の頻度に応じて、同一のサブセットが次に割り当てられる前に長い時間がかかり、そのサブセットを与えられたベースが、おそらくはシステム内でもはや使用されなくなり、新しい文書にそのサブセットが与えられる場合に衝突が発生しなくなるので、どのサブセットが既に割り当てられたかを格納部内で記憶する必要がない場合がある。
Yの注釈4をXのコンピュータにどのようにして送り返すかに関する上述の問題を解決する一つの手段に、Xの文書上の位置コード3によって符号化された位置とXのコンピュータのネットワークアドレスとの間の関連付けを格納するルックアップサーバの使用を含めてもよい。しかし、この解決策は、仲介サーバが、使用可能であり、位置コードのどのサブセットがXの文書に印刷されたかに関する情報および注釈を送るべきアドレスを知らされていることを必要とする。
もう一つの手段は、必要なアドレス情報をXの文書上で符号化する情報コードを提供することである。この情報コードは、Yのディジタルペン5によって別々に記録される文書上の別々のフィールドに印刷されてもよい。代替案では、この情報コードは、位置コードにオーバーレイされてもよく、アドレス情報を繰り返し符号化してもよい。Yのペン5は、注釈4を記録しながらこのアドレス情報を取り込み、これを使用して、例えばインターネットまたは公衆遠隔通信システムなどのネットワーク6を介し、電子メール、SMS、ファクシミリ、HTTP、またはFTPなどの先在する一般的なメッセージングの概念を使用して、注釈をXのコンピュータ10に直接に送ってもよい。
情報コードでのアドレス表示の符号化が、情報コードの使用の例にすぎないことを強調しなければならない。情報コードは、位置以外の任意の情報アイテムを符号化するために使用してもよい。この情報アイテムは、ペンストロークの処理またはルーティングで使用されるパラメータであってもよい。このパラメータは、情報コードを与えられたベースを一意に識別するために使用されてもよい。
情報コードの次の例では、位置コードおよびディジタルペンを、まず、図2〜8を参照して、より詳細に説明する。次に、ユーザのパーソナルコンピューティング装置でのインストールを、図9〜10を参照して説明する。
図2に、組み合わされたコードを作成するために、Xの文書1上の位置コード3など、ベース上の位置コードにオーバーレイするか、これと一体化するか、これに埋め込むことができる例示的な情報コードのいくつかの基本原理を示す。この情報コードは、ベース1の表面をタイル張りのように埋める複数のセル6から構成されてもよい。セルは、位置コード(図2には図示せず)に関して固定された位置を有してもよい。したがって、組み合わされたコードの上を移動するディジタルペンによって撮影される現在のセルのセル座標は、セルのサイズが既知であるならば、位置コードから判定することができる。各セルは、各セル内の複数の符号化シンボルによって同一の情報を符号化することができる。したがって、各セルは、情報アイテムの一つのインスタンスを符号化することができる。情報アイテムは、複数の情報アイテム要素から構成されてもよい。図2に示された例では、情報アイテムは、セル6内の1〜12の番号を付けられた12個の要素からなる。各要素を、一つまたは複数の符号化シンボルまたはマークによって符号化することができる。情報アイテムは、例えば2進データから構成されてもよく、この2進データの各ビットは、情報コード内の一つの符号化シンボルによって符号化される。したがって、各情報アイテム要素は、一つまたは複数のデータビットを表すことができる。
情報コードのセルは、位置コードによる位置の判定に必要な符号化マークより多数、これより少数、または同一個数の符号化マークを含んでもよい。
ペンの現在位置が位置コードによって判定されるとすぐに、ペンによって撮影されている現在のセルを、セルサイズを用いて判定することができる。また、ペンによって撮影されれている各情報アイテム符号化シンボルの個数および対応する情報アイテム要素の数を、位置コード、セルサイズ、および情報アイテムが符号化システムによってどのように符号化されるかに関する情報を用いて判定することができる。
ユーザは、文書1上で一つまたは複数のペンストローク7を作ることができる。ペンストロークを、空間的および時間的に関係する位置のシーケンスとして記録することができる。ペンには、例えば、ペンがベースに置かれ、その後にベースから持ち上げられる時を検出する接触検出器を設けることができる。「ペンダウン」と次の「ペンアップ」との間に記録される位置を、ペンストロークと定義することができる。
ペンストローク7が作られる間に、ディジタルペンは、通常、複数のセル6にまたがって移動する。ペンの視野は、ペンが単一イメージ内で一つの完全な情報コードセルを記録するのに十分に大きくても、そうでなくてもよい。図2の例では、ペンストローク7中にペンによって取り込まれる各イメージ8は、二つの情報要素だけを含む。しかし、ペンが移動する時に、異なるセル内の異なる情報要素を含むさらなるイメージ8が、取り込まれ、最終的に、情報アイテムの要素1〜12のすべてが、記録される。その後、ペンは、異なるセルから集められた、要素に関する情報を使用して、情報コードのセル内で繰り返し符号化された情報アイテムを復号することができる。
情報コードのセル内で符号化される情報アイテムは、セル内で使用可能な情報スペースによって符号化できる任意の情報とすることができる。この情報アイテムは、位置以外のデータとすることができる。例えば、この情報アイテムは、アドレス表示(例えば、文書の作成者の電子メールアドレスまたは文書が送られなければならないURLなど)、ベースから情報を受け取るアプリケーションがその情報を正しく処理するのを助けるベースのレイアウトに関する情報、ベースから記録されたペンストロークを暗号化するのに使用できる暗号化情報(例えば暗号化鍵など)、あるいは、ベースの使用をある種のペンに制限するのに使用できるアクセス情報アイテムとすることができる。
情報コードがオーバーレイされる位置コードは、表面上の絶対位置を符号化する任意の種類の位置コードとすることができる。各位置を、単一のシンボルによって符号化することができ、このシンボルは、位置コードによって符号化される位置の個数に応じて、多少複雑にすることができる。代替案では、各位置を、複数のより単純なシンボルによって符号化することができる。最も単純なシンボルは、各シンボルが二つの可能な値のうちの一つだけを符号化する位置コードに使用することができる。この場合に、シンボルは、二つの区別可能な状態を有するだけでよい。
また、位置コードは、ベースをタイル張りのように埋めることができ、各位置が、その位置の符号化に排他的に使用される一つまたは複数のシンボルによって符号化されるようになる。代替案では、位置コードを、「浮動式」とすることができ、位置コードの所定のサイズの任意の部分エリアが一つの位置を定義するようになる。この場合に、位置の符号化に使用されるシンボルのうちの少なくともいくつかは、別の位置の符号化にも寄与する。
以下では、組み合わされたコードで使用できる特定の位置コードを例示する説明を続ける。この組み合わされたコードは、位置表示と一つまたは複数の繰り返される情報との両方を符号化する。この位置コードは、米国特許第6667695号に記載の種類の位置コードであり、米国特許第6667695号は、参照によって本明細書に組み込まれており、さらなる詳細についてはこの米国特許第6667695号を参照することができる。
位置コードは、以下で差数シーケンスと称する数シーケンス(数列)に基づく。この差数シーケンスは、所定の長さの任意の部分シーケンス、例えば5つの差数を有する部分シーケンスがとられる場合に、この部分シーケンスが、必ず、差数シーケンス内の曖昧さなしで判定される位置を有するという特性を有する。言い換えると、この部分シーケンスは、差数シーケンスに1回だけ現れ、したがって、位置判定に使用することができる。この特性を有するシーケンスは、時々、DeBruijnシーケンスと呼ばれる。より具体的には、差数シーケンスは、位置コードのx軸ならびにy軸に沿って「走っている」。
ベースに適用される実際の位置コードは、単純なグラフィカルシンボルまたはマーク22から構成され、これらは、公称点23またはラスタ点に関する各々の位置に応じて4つの異なる値0〜3をとることができる。図3からわかるように、各シンボル22は、ドットの形状を有し、公称点23に対する相対的な4つの異なる方向のうちの一つで距離24だけ変位される。公称点23は、可視、不可視、または仮想のラスタまたはグリッド内のラスタ線21の間の交点にある。シンボルによって符号化される値は、変位の方向によって決定される。各シンボル値0〜3を、x座標の符号化に使用される1ビットと、y座標の符号化に使用される1ビットとに変換することができる、すなわち、ビットの対(0,0)、(0,1)、(1,0)、および(1,1)に変換することができる。したがって、符号化は、x方向およびy方向で別々に行われるが、グラフィカル符号化は、xビットおよびyビットに共通する一つのシンボルを用いて行われる。
この符号化は、例えば、次のようなものであってもよいことに言及しなければならない。
Figure 2008544365
距離24は、適切には、二つの隣接するラスタ線21の間の距離の約1/8未満ではなく、約1/4を超えず、好ましくは、約1/6である。
各位置は、6×6個のシンボルによって符号化され、したがって、これを位置に関するx座標の6×6ビット行列およびY座標の6×6ビット行列に変換することができる。xビット行列を考慮する場合に、これをそれぞれ6ビットの6つの列に分割することができる。一つの列内のビットの各シーケンスは、63ビット長サイクルの主数シーケンス内の部分シーケンスを構成する。この63ビット長サイクルの主数シーケンスは、6ビットの長さを有する部分シーケンスが選択される場合に、これが、主数シーケンス内の曖昧さなしに判定される位置を有するという特性を有する。したがって、この6つの列を、主数シーケンス内の6つの位置に対応する6つの位置数またはシーケンス値に変換することができる。この6つの位置数の間で、5つの差数を隣接する対で形成することができる。これが、差数シーケンスの部分シーケンスを構成し、したがって、差数シーケンス内の曖昧さなしに判定される位置を有し、その結果、x軸に沿った曖昧さなしに判定される位置を有する。あるx座標について、位置数は、y座標に依存して変化する。その一方で、差数は、y座標と独立に同一である。というのは、位置数が、必ず主数シーケンスに従って変化し、主数シーケンスが、位置符号化パターン全体で数列内で循環式に繰り返されるからである。
これに対応して、yビット行列の6つの行は、主数シーケンスの6つの位置数を定義する。これらの6つの位置数は、5つの差数を定義し、これらの差数は、差数シーケンスの部分シーケンスを構成し、したがって、y軸に沿った曖昧さなしに判定される位置を有する。
図4に、4×4個のシンボルを用いる上記の特定の位置コードの非常に小さい部分を示す。ラスタ線21は、この図では例示のみのために図示されている。一般に、ラスタは仮想的である。
ディジタルペンが、位置コードの上で使用される時に、位置コードの異なる部分の画像(イメージ)を取り込んでもよい。これらのイメージには、6×6個よりかなり多数のシンボルが含まれてもよい。したがって、多数のシンボルがイメージ内で可視である場合に、位置コードを、6×6個のシンボルの異なる組に基づいて復号することができる。それを囲むシンボルを、復号において、とりわけ誤り検出および/または訂正に使用することもできる。しかし、ディジタルペンの視野が、位置の復号に厳密に必要な個数より多数のシンボルを含む場合であっても、記録されたイメージ内の有用なシンボルの個数が、例えばイメージの歪みに起因して、かなり少ない場合があることに留意されたい。
上述の例示的な位置コードは、いわゆる「浮動タイプ」の位置コードである。これは、所定の個数のシンボル、ここでは6×6個のシンボルを含む任意の部分エリアが、一つの位置を定義することと、その任意の部分エリア内のシンボルの少なくともいくつかが、複数の位置の符号化に寄与することとを意味する。言い換えると、任意の部分エリアが、1シンボル距離だけ上、下、左、または右に移動される場合に、新しい位置が、そのように移動された任意の部分エリア内のシンボルによって定義される。したがって、一意のx,y座標を、位置符号化パターン内の符号化シンボルごとに判定することができる。
上記の例示的な位置コードは、非常に多数の一意の絶対位置を符号化することができる。これら位置は、膨大な仮想上の表面を共同で定義すると考えることができる。ベース上で符号化される位置は、その仮想上の表面上の位置であり、位置座標の原点は、その仮想上の表面の原点である。
その仮想上の表面または全体的な位置コードを、異なるサイズのページに論理的に副分割することができる。したがって、仮想上の表面の副分割に関する知識を有する任意のユニット、例えばディジタルペンまたはコンピュータは、ベースから記録された仮想上の表面上の位置を、対応するページの表示およびそのページ上のローカル位置に変換することができる。
また、異なるベースに、全体的な位置コードの異なるサブセットを与えることができる。
上記の位置コードが、単なる例であることを強調しなければならない。他の種類の位置コード、例えば、より少数の位置を符号化し、ベース上に原点を有する位置コードを使用することもできる。
次に、情報コードの実施形態を、図5〜7を参照して、より詳細に説明する。
一般に、情報コードを、位置コードに重畳することによって(この場合に、その情報は、位置を符号化する位置コード内でも使用されるシンボルによって符号化される)または位置コードとインターリーブすることによって(この場合に、位置コードおよび情報コードは、それぞれ位置および情報の符号化に別々のシンボルを使用する)のいずれかで位置コードにオーバーレイすることができる。インターリーブおよび重畳の組合せも考えられる。その場合に、組み合わされたコード内のシンボルのいくつかは、位置符号化ならびに情報符号化に使用され、いくつかは、位置符号化だけに使用され、いくつかは、情報符号化だけに使用される。
情報コードを、ベース上の位置コードの範囲全体またはその一部だけのいずれかで位置コードにオーバーレイすることができる。
情報コードおよび位置コードを、ベース上でグラフィカルに異なって符号化し、あるいはグラフィカルに同一に符号化することができる。コードがインターリーブされる時など、位置コードおよび情報コードに別々のシンボルが使用される場合には、情報コードシンボルおよび位置コードシンボルのグラフィカル表現を、互いに独立にすることができる。両方のコードが、シンボルの異なる値を符号化するのに、同一のグラフィカル表現、例えば異なるサイズのドットを使用することができる。あるいは、これらのコードが、異なるパラメータを使用することができる。情報コードが、例えば、異なる値を符号化するために異なる向きに回転されるスラッシュを使用することができる。これに対して、位置コードが、異なる値を符号化するのに異なる形状のドットを使用することができる。
情報コードおよび位置コードがいくつかのシンボルを共有する場合に、これらのシンボルの同一のパラメータを、情報コード値および位置コード値の符号化に使用することができる。代替案では、異なるパラメータを使用することができる。第1の場合に、位置コード値および情報コード値の異なる組合せを、例えば、異なるサイズのシンボルまたはシンボルの異なる方向での変位で符号化することができる。第2の場合に、位置コード値を、例えばドットの変位の方向で符号化し、情報コード値を、ドットの異なる色または色強度によって符号化することができる。
組み合わされた位置コードおよび情報コードのシンボルを、所定のルールに従ってグループに分割することができる。各グループに、位置コードに属する所定の個数のシンボルおよび情報コードに属する所定の個数のシンボルを含めることができる。グループは、シンボル位置すなわち位置コードによって決定されるベース上の位置を情報コードの特定の符号化シンボルに相関させるアルゴリズム的な手法があるならば、任意の考えられる手法で形成することができる。シンボルを、例えば、図2のように、組み合わされたコードをタイル張りのように埋めるセルに分割することができる。セルは、組み合わされたコード内のコヒーレントなエリアとして定義することができる。つまり、そのエリアの中では、すべて情報符号化シンボルが情報アイテムの同一のインスタンスを符号化する。セルのサイズおよび形状は、異なるベースの間で、および情報コード内で符号化される情報に応じて、変更することができる。グループは、例えば、情報コードに属する32個、64個、128個、256個、または1024個のシンボルを含んでもよい。
シンボル位置を情報コードの特定の符号化シンボルに相関させるアルゴリズム的な形に対する代替案として、セルは、例えばベース上の追加のマークによってあるいは位置コードおよび/または情報コードに属するマークの特定の特徴によってベース上でグラフィカルにマークすることができる。その結果、セルの境界を光学的に検出できるようになる。
上述したように、シンボルの各グループには、視野内でペンによって撮影することができるシンボルより多数のシンボルを含めることができる。これは、情報アイテム内での大量のデータの符号化を許容する。
すべてのグループが、同一の情報または少数の異なる情報を符号化することができる。後者の場合に、復号するデバイスは、どのグループが第1の情報を符号化し、どのグループが第2の情報を符号化するかなどを区別できる必要がある。
以下では、ベース、例えば紙に適用される組み合わされたコードの特定の実施形態の例を、図5を参照して説明するが、図5には、組み合わされたコードの小さい部分が概略的に示されている。図5のすべてのシンボル22は、位置符号化に使用され、したがって位置コードに属する。これらのシンボルは、さらに、すべてが各々の公称位置(ノミナル位置)23から4つの方向のいずれかにオフセットされ、公称位置23は、ラスタ線またはグリッド線21の交点によって定義される。
情報コードは、位置コードに重畳され、情報コードが、位置を符号化するのにも使用されるシンボルを利用するようになっている。この例では、左上角から始めて、位置コード内の一つおきのシンボル(例えば、(x+y≡0 modulo 2)の場所)が、情報コードに使用される。図5では、ドット22iが、情報コードと位置コードとの両方に属し、ドット22pが、位置コードだけに属する。位置は、位置コードに属する符号化シンボルの変位の方向の変化によって符号化される。変位24pのサイズは、4つの方向のすべてについて同一である。情報アイテムは、情報コードに属する符号化シンボルの変位の大きさの変化によって符号化される。この例では、各情報符号化シンボルは、「0」を符号化するために公称位置から通常の距離24pだけオフセットされるか、「1」を符号化するために公称位置から通常の距離の2倍24iだけオフセットされるかのいずれかである。
図6に、組み合わされたコードのセルの例を概略的に示す。図6のセルは、位置コードの16×16個の符号化シンボルを含む。図5の例と同様に、一つおきのシンボルが、情報を符号化するのに使用される。図6のすべての正方形は、位置コードの符号化シンボルに対応する。番号付きの正方形は、情報コードにも属する符号化シンボルに対応する。この場合に、情報アイテムは、最大で128ビットのデータから構成されてもよく、各ビットは、一つの情報符号化シンボルによって符号化される。より一般的に、情報アイテムは、複数の情報アイテム要素から構成されてもよく、情報アイテム要素のそれぞれは、一つまたは複数の符号化シンボルによって符号化されてもよい。
シンボルの一部を、例えば、BCH(127,99,9)(これは、127ビットが情報符号化に使用され、そのうちの99ビットがデータに使用され、28ビットが誤り訂正に使用され、4ビットの誤りまたは8つの欠けているビットを訂正することが可能になることを意味する)などの産業標準の2進BCHコードを使用することによって、誤り訂正に使用することができる。1ビットが、未使用のままにされる。もちろん、他の誤り訂正方式も考えられる。
情報ビットのシーケンスは、情報コードのすべてのセルで同一とすることができる。しかし、ベース上のペンストロークの記録中に、例えばペンが完全な情報アイテムを一時に結像できない場合に、すべての情報アイテム要素を捕らえる可能性を高めるために、このシーケンスをセルの間で置換(並べ替え)することもできる。図6の情報ビット1…128の置換関数は、次の式で表されてもよい。
P(xi,yi,bit_number)=permuted_bit_number
ここで、xiおよびyiは、セル座標を表す整数であり、bit_numberは、セル内のビットの連続する番号を示す1と128との間の整数である。xiは、x/xsizeの整数部分として計算することができ、ここで、xsizeは、シンボルの個数として表されたx方向のセルサイズであり、xは、全体的な位置コード内の現在の符号化シンボルのx座標である。yiは、対応する形で、y/ysizeの整数部分として計算することができ、ここで、ysizeは、シンボルの個数として表されたy方向のセルサイズであり、yは、全体的な位置コード内の現在の符号化シンボルのy座標である。bit_numberは、次の式で計算することができる。
bit_number=x mod xsize+C*y mod ysize
ここで、Cは、x方向での情報コード要素の個数と等しい定数であり、この例では8である。permuted_bit_numberは、情報アイテム要素の個数を表す、やはり1と128との間の数である。したがって、この例では、関数Pは、1…128への1…128の1対1写像である。
当業者は、情報ビットシーケンスのより複雑なまたはより単純な置換が得られる異なる関数Pを考えることができる。
図7に、次の置換関数から得られる置換を示す。
P(xi,yi,bit_number)
=(bit_number+xi+yi)mod 128+1
図7には、6つの例示的な情報コードセルが示されている。各セルのセル座標は、各セルの中に示されている。図7から明白なとおり、この置換関数は、1セル右にまたは1セル下に移動する時に、情報ビットシーケンスを1ステップだけ順方向にシフトする。
上記の例では、128個の2進ビットを、情報コードセルに符号化することができる。したがって、128ビットによって表現できるすべての種類の情報(すべての誤り訂正を含む)を、図6の例示的な情報コードセルに符号化することができる。情報コードセル内の符号化シンボルのより大きい部分、例えば一つおきの符号化シンボルではなくすべての符号化シンボルを使用することによって、情報符号化密度を、セルサイズを増やさずに高めることができる。その代わりにまたは補足として、セルサイズを大きくすることができる。しかし、これは、情報アイテムを取り込む前に、より大きいペンストロークをベース上で行うことが必要になることになる可能性がある。
上述の置換は、情報アイテムのすべての要素が異なる種類のペンストローク中に撮影される可能性を高めるために、情報アイテムの符号化をセルの間でどのように変更できるかの例にすぎない。もう一つの種類の変形例は、すべてのセルで完全な情報アイテムを符号化するのではなく、一つまたは複数の情報アイテム要素を除外し、かつ/あるいは一つまたは複数の要素を一つまたは複数のセルで複数回符号化することによって得られる。情報アイテムの符号化を変更するこれらの異なる方法は、セルが位置の符号化に必要なもの以下の個数の符号化シンボルを含む場合に、組み合わされたコードで使用可能であることを理解されたい。
次に、組み合わされたコードをどのように生成できるかの例を説明する。この例では、情報アイテムが、誤り訂正を全く伴わずに128ビットからなり、置換関数Pが、上述の関数であると仮定する。
組み合わされたコードは、装置の符号化モジュール内で生成されてもよい。この符号化モジュールには、適切なタイプのプロセッサ、異なる種類のメモリ、およびデータ処理に通常使用される他のユニットが含まれてもよい。この装置は、一般的なコンピュータ、プリンタ、別の標準的なデバイス、または特殊目的デバイスであってもよい。この装置は、ユーザに関してローカルまたはリモートである装置であってもよい。
コード生成の第1ステップでは、符号化モジュールの符号化処理が、ベースに設けられる位置コードを生成する。このために、符号化モジュールは、生成される位置コードのサイズの表示(例えば位置コードに含まれる列および行の個数)と、使用される座標エリア(例えば特定のxy座標対から始まる座標エリア)とを、入力信号として受け取ることができる。この入力信号は、例えばユーザまたはシステムから発信することができる。この入力信号は、例えば、システム内のコード割当部から来るものであってもよい。
符号化処理は、入力信号に基づいて、位置コードの符号化シンボルのすべてを表す行列または別のデータ構造を作成してもよい。次に、符号化処理は、行列のすべての要素を通って、対応する符号化シンボルが関連する位置を符号化するためにベースに付けられる時にその符号化シンボルが有すべきグラフィカル状態を示す値を、各要素に関連付けしてもよい。この例では、この値は、シンボルが変位される方向を示す。
特定の位置を符号化する符号化シンボルの変位値をどのように計算できるかのより詳細な例を、米国特許第6667695号で見出すことができる。
位置コード生成ステップの出力は、グラフィカル状態値を有する行列であってもよい。このグラフィカル状態値は、位置コードの電子表現の一つの例である。位置コードデータは、異なるデータ構造に、例えばリストに編成されてもよい。
次のステップでは、情報アイテムが、ユーザによってまたはシステムの別の部分からのいずれかで、符号化モジュールに入力されてもよい。この情報アイテムは、例えば、静的であり、すべての文書に使用されるものであってもよく、あるいは、位置コードのどのサブセットが使用されるかに応じて変更してもよく、あるいは、ユーザによる判断に従って自由に変更してもよい。2進フォーマットへの情報アイテムデータの変換および誤り訂正ビットの計算も、このステップで実行することができる。
情報アイテムの符号化を開始する前に、セルサイズを定義する必要がある場合がある。これは、例えば、ユーザ選択によって、または符号化される情報アイテムに基づいて、行うことができる。セルサイズは、事前に決定され、関連する符号化処理によって作成されるすべての組み合わされたコードについて同一であってもよい。
情報コードを位置コードにオーバーレイし、情報アイテムを位置コードの符号化シンボルに符号化するために、符号化処理によって位置コード行列内のすべての点がループされていてもよい。より具体的には、符号化処理は、所定のアルゴリズムを使用して、位置コード内のどのシンボルを情報コードに使用しなければならないかを決定する。この例では、符号化処理は、位置コード行列内の一つおきのシンボルをスキップして、図5を用いて上述したように、情報符号化をチェス盤の形にする。
情報符号化シンボルごとに、位置コードの座標をさらに使用して、上述のxi、yi、およびbit_numberを計算してもよい。次に、どの情報アイテム要素を現在の情報符号化シンボルによって符号化すべきかを決定するために、置換関数P(xi,yi,bit_number)を使用してもよい。情報アイテム要素の2進値が1である場合には、符号化シンボルのグラフィカル状態値を変更して、オフセットが位置符号化に使用されるオフセットの2倍の大きさでなければならないことを示してもよい。一方、情報アイテム要素の2進値が0である場合には、符号化シンボルのグラフィカル状態値を未変更のままにして、その符号化シンボルを印刷する時に通常のオフセットを使用しなければならないことを示してもよい。したがって、このステップは、セルが位置コードにおいて定義されることと、情報アイテムがセル内で符号化されることとを意味する。
最終ステップとして、印刷ファイルをグラフィカル状態行列から作成し、組み合わされたコードをベースに印刷してもよい。印刷ファイルは、組み合わされたコードと一緒に文書、フォーム、イメージ、または任意の他の種類の情報を印刷するために、プリンタへの指示を含んでもよい。
一方では組み合わされたコードを、他方では任意の他の情報を、同一のインクまたは別々のインクを使用してベースに印刷することができる。後者の場合に、他の情報を印刷するのに使用されるインクは、ディジタルペンに透明である。同一のインクが、組み合わされたコードと他の情報との両方に使用される場合には、他の情報が組み合わされたコードにオーバーレイされるときに、組み合わされたコードが部分的に隠される可能性があり、復号処理でこの事実を特別に考慮しなければならない。
符号化処理の上の説明が、例示のみのために行われたことを強調しなければならない。当業者は、組み合わされたコードの生成を行う他の処理および/またはより効率的な処理を考えることができる。
また、上の例は、情報アイテムが2進データからなり、各情報符号化シンボルが1ビットの情報を符号化する事例に関する。当業者は、各情報アイテム符号化シンボルがデータの複数のビットを符号化する事例または各情報アイテム要素が複数の符号化シンボルによって符号化される事例のために上の例をたやすく変更することができる。
また、上の例は、組み合わされたコードが文書上で使用される事例に関する。もう一つの実施形態では、位置コードだけが生成され、ベースに印刷される。
組み合わされたコードを復号する方法の例を説明する前に、組み合わされたコードまたは位置コードのみの記録および/または復号に使用できるディジタルペンの例を説明する。このために、図8に、ディジタルペン200の実施形態を概略的に示す。ペン200は、それを通してイメージが記録される窓または開口部204を画定するペン形のケーシングまたはシェル202を有する。このケーシングは、カメラシステム、エレクトロニクスシステム、および電源を備える。
カメラシステム206は、少なくとも一つの照明用光源、レンズ配置、および光学イメージリーダー(この図には図示せず)を含む。光源は、適切には発光ダイオード(LED)またはレーザダイオードであるが、エリアのうちで、窓204を通して、赤外放射によって撮影できる部分を照明する。撮影されたエリアのイメージは、レンズ配置によってイメージリーダーに投影される。イメージリーダーは、通常は約70〜100Hzのレート(フレキシブルなレート、適応式のレート、または固定のレート)でイメージを取り込むためにトリガされる2次元CCD検出器または2次元CMOS検出器であってもよい。代替案では、センサは、シンボルの磁気特性を検出する磁気センサアレイを含んでもよい。さらに、センサは、シンボルの任意の化学的特性、音響特性、容量特性、または誘導特性のイメージを形成するように設計されてもよい。
ディジタルペンの電源は、電池208である。電池208は、代替案では、主電源(図示せず)に置換するか、主電源によって増補することができる。
エレクトロニクスシステムは、メモリブロック212に接続された制御ユニット210を含む。制御ユニット210は、ペン内の異なる機能に関与しており、CPU(「中央処理装置」)などの市販マイクロプロセッサによって、DSP(「ディジタル信号プロセッサ」)によって、またはFPGA(「フィールドプログラマブルゲートアレイ」)もしくはその代わりにASIC(「特定用途向け集積回路」)、ディスクリートアナログコンポーネントおよびディスクリートディジタルコンポーネントなどの他のプログラマブル論理デバイスによって、あるいは上記のある組合せによって有利に実装することができる。メモリブロック212は、好ましくは、作業メモリ(例えば、RAM)ならびにプログラムコードおよび持続性ストレージメモリ(不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリ)など、異なるタイプのメモリを含む。関連するソフトウェアが、メモリブロック212に格納され、制御ユニット210によって実行される。したがって、組み合わされた情報コードおよび位置コードまたは位置コードだけを復号するソフトウェアを、メモリブロック212に格納し、制御ユニット210によって実行することができる。
また、ケーシング202は、ペン先214を備え、ペン先214は、ユーザが、表面に置かれる普通の顔料ベースのマーキングインクによってその表面に物理的に書き込むか描くことを可能にする。ペン先214内のマーキングインクは、電子ペン内の光電子検出との干渉を避けるために、照明放射に対して適切に透明とされている。接触センサ216が、ペン先214に動作可能に接続されて、ペンが押し付けられ(ペンダウン)かつ/または持ち上げられる(ペンアップ)時を検出し、任意選択で、押し付ける力の判定を可能にする。接触センサ216の出力に基づいて、カメラシステム206は、ペンダウンとペンアップとの間にイメージを取り込むように制御される。
エレクトロニクスシステムは、さらに、コンピュータ、携帯電話機、PDA、ネットワークサーバなどの近くの装置またはリモート装置へのデータの通信用の通信インターフェース218を含む。したがって、通信インターフェース218は、有線もしくは無線の短距離通信用のコンポーネント(例えば、USB、RS232、無線伝送、赤外伝送、超音波伝送、誘導結合など)、および/または通常はコンピュータ、電話機、もしくは衛星通信ネットワークを介する有線もしくは無線の遠隔通信用のコンポーネントを提供してもよい。
また、ペンは、ユーザフィードバックのために選択的にアクティブ化されるMMI(マンマシンインターフェース)を備えてもよい。MMIは、ディスプレイ、インジケータランプ、バイブレータ、スピーカなどを含んでもよい。
さらに、ペンは、それによってペンをアクティブ化し、かつ/または制御することができる一つまたは複数のボタン222を含んでもよい。
上記のペン200の実施形態は、例示にすぎない。上述のコンポーネントのサブセットおよび/または部分的にもしくは完全に他のコンポーネントおよび/または部分的にもしくは完全に他の設計を有する他のディジタルペンを使用して、組み合わされたコードまたは位置コードを記録してもよい。例えば、より単純なディジタルペンは、イメージを記録し、さらなる処理のために別の装置にそれらのイメージを転送することだけができるものでもよい。もう一つの実施形態では、ディジタルペンは、ドットの位置などのコードの特徴を検出し、その情報をさらなる処理のために別の装置に転送してもよい。
以下では、組み合わされたコードを復号する方法の一つの例示的な実施形態を、上記のディジタルペン200および上記の例示的な組み合わされたコードを参照して説明する。
上記のペン200が、組み合わされたコードを有するベース上で使用される時に、接触センサ216は、ペン先がベースに押し付けられる時を検出し、カメラシステム206を始動させて、組み合わされたコードのうちでその視野内にある部分のイメージを取り込む。カメラは、ペンがベースから持ち上げられることを接触センサ216が検出するまで、イメージの取込を継続する。カメラシステム206によって取り込まれた一連のイメージは、組み合わされたコードの異なる部分エリアの一連の電子表現を構成する。
一連の電子表現における組み合わされたコードの復号は、ディジタルペンの復号モジュールで、または電子表現がペンから転送される別の装置の復号モジュールで、実行することができる。電子表現は、取り込まれたままの形でまたは多少処理された形で、転送することができる。その代わりに、復号をディジタルペンと別の装置とで分担し、その結果、ディジタルペンが復号の第1部分を実行し、他の装置が第2部分を実行するようにすることができる。
復号モジュールの復号処理の第1ステップでは、ペンによって取り込まれたイメージについて、位置の判定が行われる。上で例示したタイプの位置コードの復号は、イメージ内で符号化シンボルの場所を見つけるステップと、符号化シンボルにラスタをあてはめるステップと、ラスタ線交差によって定義される公称位置からの符号化シンボルの変位の方向を判定するステップと、符号化シンボルの変位に基づいて位置を計算するステップとを含んでもよい。位置復号の異なるステップをこの種類の位置コードについてどのように実行できるかのより詳細な説明については、例えば、参照によって本明細書に組み込まれている米国特許第6667695号および米国特許出願第2002/0044138号を参照されたい。
位置が、必ずしも計算によって位置コードから判定される必要がないことにも言及しなければならない。位置コードは、取り込まれたイメージの符号化シンボルを、ペンがあると予想されるあるエリア内の位置コードの表現と突き合わせることによって、位置を判定するために使用することもできる。あるいは、位置コードは、相対的な位置を確立するために、受け取られた電子表現内の符号化シンボルを前に受け取られた電子表現内の符号化シンボルと突き合わせることによって、位置を判定するのに使用することもできる。
イメージ内の符号化シンボルの位置が判定され、イメージ内の符号化シンボルを参照するxy位置が復号された時に、情報コードのうちでイメージ内で撮影される部分を復号することができる。復号のために、復号モジュールに関連する二つのメモリバッファが使用される。このメモリバッファのそれぞれは、情報コード内で符号化される情報と同一のサイズ、すなわちこの例では128ビットのサイズを有する。以下では、メモリバッファを、累積バッファ(アキュムレータバッファ)accおよび寄与バッファ(コントリビュータバッファ)conと呼ぶ。
情報コードに属するイメージ内の符号化シンボルごとに、次のステップが実行される。
1)符号化シンボルの中心と、関連するグリッド交差との間の距離offsを計算する。
2)整数xi、整数yi、および整数bit_numberを、上記と同様の方法で計算する。
3)P、xi、yi、およびbit_numberを使用して、permuted_bit_numberを計算する。
4)アキュムレータバッファaccを、offsを用いて更新する。
acc[permuted_bit_number]+=offs
5)コントリビュータバッファconを、1を用いて更新する。
con[permuted_bit_number]+=1
このようにして、アキュムレータバッファは、情報コードの異なるコード要素の各々の変位を累積し、コントリビュータバッファは、情報コードの特定のビットがペンによって撮影された回数を記憶する。
すべてのイメージが、上述のように処理された時に、結果のオフセットが、すべての情報アイテム要素について、次の式を用いて計算される。
offset[n]=acc[n]/con[n]
ここで、nは、1と128との間のインデックスである。conがいずれかの情報アイテム要素について0の値を有する場合、それは、情報アイテム要素がストロークに欠けていることを意味する。
代替案として、コントリビュータバッファを、1により更新するのではなく、情報コードの関連する符号化シンボルの観察の信頼性を反映する値によって更新してもよい。イメージの縁(エッジ)に近い符号化シンボルには、例えば、より小さい重みを与えてもよい。その理由は、これらのシンボルが、通常は遠近法によるひずみによってより大きく影響されるからである。
次に、閾値を適用し、それに従ってビット値を割り当てる。
offset[n]>threshold_valueの場合には、bit[n]=1、そうでない場合にはbit[n]=0となる。
組み合わされたコードを符号化する時に誤り訂正メカニズムが使用された場合には、復号処理は、同一の誤り訂正メカニズムを使用して、誤りおよび/または欠けているビットの検出および訂正も行う。
電子表現の上の処理は、一つまたは複数のペンストローク中すなわち一つまたは複数の電子ペンストローク内の、ベース上でのペン移動の電子表現を構成する一連の位置をもたらす。また、この処理は、復号された情報アイテムをもたらす。
最終ステップでは、復号処理は、情報アイテムを電子ペンストロークに関連付けてもよい。上記のように、位置コードから得られた各位置は、ページ表示およびそのページ上のローカル位置に変換されてもよい。ペンストロークは、通常、ページ表示および一連のローカル位置として表現されてもよい。このようにして、ペンは、ストロークがどのページに書き込まれるかを記憶することができる。情報アイテムが復号された時に、復号処理は、情報アイテムが既に復号され、現在のページに関連付けられているかどうかを検査してもよい。その場合、復号処理は、任意選択で、前に格納された情報アイテムとのビットごとの整合性を検査してもよい。現在の情報アイテムのビットデータが、前の情報アイテムのビットデータに十分に類似している場合には、異なるペンストロークのビットデータを集めることができる。このようにして、情報アイテムの正しい復号の可能性を高めることができる。反対に、復号された情報アイテムのビットデータが根本的に異なる場合には、これは、二つの異なるページに書き込まれたことを示す可能性があり、復号処理は、適切な処置を講じることができる。
時に、組み合わされたコードを複数ページ文書上で使用することが望ましい場合がある。復号処理は、複数ページ文書の異なるページで作られたペンストロークが、すべてのページに同一の情報コードを有する同一の文書に属することを確立する可能性を有する場合がある。その場合、この事実を使用して、異なるページ上のすべてのペンストロークから情報アイテムに関する情報を収集する。これによって、情報アイテムの正しい復号の可能性を高めることができる。復号処理は、例えば、ページの特定のグループ化が、絶対に別々の文書を表すのではなく、複数ページ文書に現れるのみであることを示す情報にアクセスできる場合がある。復号処理は、それに加えてまたはその代わりに、上記のように異なるページからのペンストロークから復号された情報ビットデータを比較し、データの類似性に基づいて、接続されたページに関する仮定を行うことができる。
それに対応して、復号処理は、特定のページの情報コードに使用されたセルサイズに関する情報にアクセスすることができる。代替案では、復号処理は、異なるセルサイズについて復号を並列に実行することができる。異なるペンストロークから収集された情報ビットデータを比較する時には、どのセルサイズが符号化に使用されているかがすぐに明白になる。
上の例では、組み合わされたコードが復号される。もう一つの実施形態では、ベースに、位置コードのみが設けられる。この位置コードは、上述したように復号することができる。
図9に、符号化されたベースのローカルなオンデマンド生成を可能にする、ユーザのパーソナルコンピュータ内での設定(インストール)の例を概略的に示す。このインストールは、プリンタドライバ91の一部であるかこれに関連するコード割当部90と、位置コード格納部92と、関連付けデータベース93とを含む。
ここで、ユーザXが、彼が作成した文書A.docを印刷することを望むと仮定する。この例では、文書はテキスト文書であるが、この文書は、イメージフォーマットの文書、計算シート、プレゼンテーションなど、ユーザXのコンピュータで作成できる任意の文書とすることができる。
ユーザは、アプリケーションプログラム94内で文書A.docを開く。ユーザは、アプリケーション内で印刷コマンドを呼び出す。応答として、コード割当部90は、位置コード格納部に格納されたサブセットのうちの少なくとも一つ、この事例ではページ123として識別されるサブセットを選択する。この選択は、ランダム化された形で実行することができるが、必ずそうである必要はない。
このサブセットは、例えば、位置コードのサブセットを曖昧さなしに識別するページアドレスまたは他のページID、位置コードのサブセットの二つの対向する角の位置、位置コードのサブセットを生成するアルゴリズムを有するファイル、位置コードのサブセットを含むファイル、あるいは、サブセットのサイズに関する知識を有するコード割当部90が位置コードのサブセットの他の位置をそれから計算できるサブセット内の単一の位置などの形で格納されてもよい。したがって、コード割当部90が、位置コードのサブセットを提供するために計算を実行しなければならない場合、コード割当部90は、適切なアルゴリズムを備えている。
一実施形態で、コード割当部90は、位置コードの選択されたサブセットのコードを生成する符号化モジュールを含んでもよい。サブセットが、各々のサブセットの既に生成された位置コードの形で位置コード格納部に格納される場合には、符号化モジュールが不要である可能性がある。位置コード格納部に、生成された位置コードを一切伴わないサブセットの識別の形でサブセットが格納される場合には、選択されたサブセットの識別を、対応する位置コードの生成のためにコード割当部の外部の符号化モジュールに送ることができる。
既に示したように、サブセットは、固まりに分割されてもよい。一例として、上記の全体的な位置コードは「セグメント」を含んでもよい。このセグメントは、複数の「シェルフ」に分割され、このシェルフのそれぞれは、複数の「ブック」を含み、このブックは、複数のページ単位に分割される。適切には、すべてのページ単位が、上の位置コード階層の1レベル内で同一のフォーマットを有する。例えば、いくつかのセグメントまたはシェルフが、A4フォーマットのページ単位から構成され、他のセグメントまたはシェルフが、A5フォーマットのページ単位から構成されてもよい。位置コード内のあるページ単位の識別を、多少IPアドレスに似た「セグメント.シェルフ.ブック.ページ」という形、例えば「99.5000.1.1500」という形のページアドレスとして表すことができる。処理効率の理由から、ページアドレスの内部表現は、異なるものであってもよく、例えば、所定の長さ、例えば64ビットの整数として与えられてもよい。
一つの例で、セグメントは、26000000個を超えるページ単位から構成されてもよく、各ページ単位は、約50×50cmのサイズを有する。一実施形態で、少なくとも一つのそのようなセグメントが、5175個のシェルフに分割され、各シェルフは、それぞれ2517ページの二つのブックからなる。
上記の固まりは、例えば、上記の階層内のブックに対応してもよく、サブセットは、ページ単位に対応してもよい。
位置コードが割り当てられる文書が複数ページ文書であるとき、コード割当部90は、特定のサブセットを文書の各ページに割り当てることができる。サブセットは、同一の固まりから選択されてもよい。
代替案では、固まりへのサブセットのグループ化がなされない。複数ページ文書の場合、コード割当部は、単純に複数のサブセットを選択する。このサブセットは、全体的な位置コード内で互いに近いものであるか、または隣接するものであってもよい。固まりへのグループ化と比べて、この動的な割当は、位置コード使用量に関してより効率的である。
位置コードを割り当てた後に、コード割当部90は、文書A.docと割り当てられたページ123との間の関連付けをコンピュータ内の関連付けデータベース93に格納してもよい。文書が複数ページ文書である場合には、固まりへの副分割が既知であるならば、第1ページに割り当てられたサブセットを格納することで十分である可能性がある。
次に、コード割当部90は、位置コードを変更することによって、生成された電子位置コードにオーバーレイすることができる情報コードを作成してもよい。この例では、情報コードは、電子メールアドレスすなわち「J_Doe@j.com」の形で情報アイテム95を符号化する。この情報アイテムは、例えば、位置割当部および位置コード格納部のインストールに関連して、コンピュータに以前に格納されたものでもよい。そうでない場合には、コード割当部が、情報アイテムを入力するようにユーザに促してもよい。
最後に、印刷ドライバ91は、文書A.docを含む印刷ファイルを、それに割り当てられた組み合わされた位置コードおよび情報コードとひとまとめにしてもよい。この印刷ファイルは、印刷のためにローカルプリンタに転送されてもよく、後続の印刷のために別のユーザのコンピューティング装置に送られてもよい。印刷された文書96は、ユーザによって作成されたA.docのテキスト(図9では図示せず)と、図9ではドットパターンとして概略的に示されている組み合わされた位置コードおよび情報コードとを含む。
コード割当部90、位置コード格納部92、関連付けデータベース93、およびユーザデータは、ユーザのコンピュータにインストールされたすべてのアプリケーションから使用可能になるように設計されてもよい。
図10に、印刷されたベース96上で作られるペンストロークをA.docにどのように組み込むことができるかを概略的に示す。ディジタルペン5は、文書A.doc上で使用される時に、組み合わされたコードをペンの先でローカルに結像する。組み合わされたコードのうちでイメージ内に現れる部分が、上記のように復号される。復号は、ペンストロークが描かれたページの表示(ページ123)、ローカル位置表示の形のペンストロークの表現、およびこの事例ではXの電子メールアドレスである情報アイテム(J_Doe@j.com)をもたらす。
上述のように、ペン5は、位置コードレジストリの固まりの定義を含んでもよい。この定義を使用して、ペンは、複数ページ文書に属するページを識別し、異なるページで作られたペンストロークを使用して、情報コードを復号できるようになるのに必要な情報を収集することができる。
位置コードのサブセットが、文書に動的に割り当てられている、すなわち、固まりが利用されない場合には、ディジタルペン5は、複数ページ文書に関係するペンストロークを識別してもよい。ペンストロークが復号された時に、そのペンストロークから復号された情報アイテム要素を、前のペンストロークの情報アイテム要素と比較してもよい。データが十分に類似している場合に、ペンは、それが同一の文書に関係すると結論付けて、データをマージしてもよい。
ここでは、ペン5は、記録されたペンストロークを、PC、携帯電話機、PDA、または類似物などの事前定義のネットワーク接続デバイスに送ってもよい。これらのネットワーク接続デバイスは、ページの表示(ページ123)およびローカル位置表示(ここでは、手書きのアルファ記号を形成する複数の座標対を表す)を含む電子メール、ファクシミリメッセージ、SMS、または任意の他のメッセージを作成し、Xのコンピュータ10に送る。
もう一つの実施形態では、組み合わされたコードの復号の少なくとも一部が、ペンが情報を送る別のデバイス内で実行される。
Xのコンピュータは、ペンストロークハンドラ97を有してもよい。ペンストロークハンドラ97は、受け取られたメッセージをスキャンし、ペンストローク情報をとりあげる。受け取られたペンストロークごとに、ページアドレス表示が、関連付けデータベース93内のエントリと比較される。この例では、ペンストロークハンドラ97は、受け取られたペンストロークが、その後に印刷するかXに表示することができる文書A.Docに挿入されなければならないことを見出す。
ペンストロークメッセージは、ユーザYに関係するデータを含んでもよい。これによって、ユーザXが、例えばストロークの作成者が誰であるかを知ることが可能になる。アプリケーションソフトウェアは、これを利用して、フィルタリング、統計の集約など、高度なユーザごとの処理を行うことができる。
上記の例では、文書に印刷される位置コードが、ユーザのパーソナルコンピュータ内で割り当てられた。もう一つの実施形態では、位置コードが、ネットワークベースの位置割当部によって中央で割り当てられてもよい。その場合、情報アイテムは、ユーザのパーソナルコンピュータ内で位置コードに符号化されてもよく、文書は、位置コードおよび/または情報コードと共にローカルに印刷されてもよい。関連付けデータベース93に、割り当てられた位置データと文書A.Docとの間の関連付けが格納される場合、ペンストロークハンドラ97は、上述のようにペンストロークを処理してもよい。
本発明を使用できるシステムの概略的な全体像を示す図である。 情報コードの実施形態を示す概略図である。 位置コードの実施形態での符号化シンボルの4つの異なる位置を示す図である。 位置コードの一部の実施形態を示す概略図である。 組み合わされたコードの実施形態での符号化シンボルの異なる配置を概略的に示す図である。 組み合わされたコードのセルの例を概略的に示す図である。 組み合わされたコードの一実施形態で、情報アイテムの要素をどのように置換できるかを概略的に示す図である。 組み合わされたコードを記録し、復号するのに使用できるディジタルペンの実施形態を概略的に示す図である。 位置符号化されたベースのローカルなオンデマンド生成を可能にするパーソナルコンピューティング装置内のインストールを概略的に示す図である。 位置符号化されたベースとして印刷された文書に、ペンストロークをどのように組み込めるかを概略的に示す図である。

Claims (24)

  1. 位置コードの複数のサブセットを表す表現を格納する位置コード格納手段と、
    要求に応じて、前記複数のサブセットのうちの少なくとも一つを自装置に格納された文書に割り当てるコード割当手段と、
    を備えることを特徴とするパーソナルコンピューティング装置。
  2. 前記コード割当手段は、ランダム化されたアルゴリズムを使用して、前記少なくとも一つのサブセットを選択する請求項1に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  3. 前記コード割当手段は、サブセットを二回目に選択する前に、前記複数のサブセットのすべてを一回りするように構成される請求項1または請求項2に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  4. 前記位置コードの前記複数のサブセットは、関係するサブセットの固まりに分割されており、
    前記コード割当手段は、複数ページ文書にサブセットを割り当てるときに、一つの固まりからサブセットを選択するように構成される請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  5. 前記位置コードの割り当てられたサブセットと前記文書との間の関連付けを前記コード割当手段が格納する関連付けデータベースを、さらに備える請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  6. 前記コード割当手段は、さらに、位置以外の情報を符号化する情報コードを前記文書に割り当てる請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  7. 前記情報コードは、位置以外の情報アイテムを繰り返し符号化するものであり、かつ、前記位置コードにオーバーレイされる請求項6に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  8. 前記文書に割り当てられた前記位置コードの前記サブセットを備えた前記文書を被印刷体上に印刷するプリンタをさらに備える請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  9. 前記位置コードを備えた前記文書の印刷物を用いて電子的に記録されるペンストロークを受け取り、前記ペンストロークを前記パーソナルコンピューティング装置に格納された前記文書に関連付けるように構成されたペンストローク関連付け手段を、さらに備える請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  10. 前記位置コードの前記サブセットのうちの少なくとも一部が、複数のパーソナルコンピューティング装置を備える情報管理システム内で唯一のものではなく、前記複数のパーソナルコンピューティング装置の各々が、前記位置コードの前記少なくとも一部のサブセットの表現を格納する位置コード格納手段を備える請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  11. 前記位置コードの複数のサブセットを表す前記表現は、
    前記複数のサブセットの各々について、前記サブセットの位置コードエリアを識別するサブセットID表示、前記サブセットの前記位置コードエリアの二つの対向する角の位置、前記サブセットの前記位置コードを生成するアルゴリズム、前記サブセットの前記位置コード、
    のうちの少なくとも一つを含む請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のパーソナルコンピューティング装置を、複数含むことを特徴とするネットワークベースの情報管理システム。
  13. パーソナルコンピューティング装置内で用いられる方法であって、
    文書を提供することと、
    前記装置に格納された位置コードの複数のサブセットの表現から少なくとも一つのサブセットを前記文書に割り当てることと、
    を含むことを特徴とする方法。
  14. ランダム化されたアルゴリズムを使用して、前記少なくとも一つのサブセットを選択することをさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. サブセットを二回目に選択する前に、前記複数のサブセットのすべてを一回りすることをさらに含む請求項13または請求項14に記載の方法。
  16. 前記位置コードの前記複数のサブセットは、関係するサブセットの固まりに分割されており、
    複数ページ文書にサブセットを割り当てるときに、一つの固まりからサブセットを選択することをさらに含む請求項13〜請求項15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記パーソナルコンピューティング装置内に、前記位置コードの割り当てられたサブセットと前記文書との間の関連付けを格納することをさらに含む請求項13〜請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 位置以外の情報を符号化する情報コードを、前記文書に割り当てることをさらに含む請求項13〜請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 位置以外の情報アイテムを前記情報コードに繰り返し符号化することと、
    前記情報コードを前記位置コードにオーバーレイすることと、
    をさらに含む請求項18に記載の方法。
  20. 前記文書に割り当てられた前記位置コードの前記サブセットを備えた前記文書を被印刷体上に印刷することをさらに含む請求項13〜請求項19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記パーソナルコンピューティング装置内で、前記位置コードを備えた前記文書の印刷物を用いて電子的に記録されるペンストロークを受け取ることと、
    前記ペンストロークを前記パーソナルコンピューティング装置に格納された前記文書に関連付けることと、
    をさらに含む請求項13〜請求項20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記位置コードの前記サブセットのうちの少なくとも一部が、複数のパーソナルコンピューティング装置を備える情報管理システム内で唯一のものではなく、前記複数のパーソナルコンピューティング装置の各々が、前記位置コードの前記少なくとも一部のサブセットの表現を格納する位置コード格納手段を備える請求項13〜請求項21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記位置コードの複数のサブセットを表す前記表現は、
    前記複数のサブセットの各々について、前記サブセットの位置コードエリアを識別するサブセットID表示、前記サブセットの前記位置コードエリアの二つの対向する角の位置、前記サブセットの前記位置コードを生成するアルゴリズムを有するファイル、前記サブセットの前記位置コードを含むファイル、
    のうちの少なくとも一つを含む請求項13〜請求項22のいずれか一項に記載の方法。
  24. コンピュータ上で実行される時に、請求項13〜請求項23のいずれか一項に記載の方法を実行する命令の組を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
JP2008516792A 2005-06-17 2006-06-16 位置符号化されたベースのオンデマンド生成 Pending JP2008544365A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69123405P 2005-06-17 2005-06-17
SE0501395 2005-06-17
PCT/SE2006/000735 WO2006135329A1 (en) 2005-06-17 2006-06-16 On demand generation of position-coded bases

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008544365A true JP2008544365A (ja) 2008-12-04

Family

ID=37532589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008516792A Pending JP2008544365A (ja) 2005-06-17 2006-06-16 位置符号化されたベースのオンデマンド生成

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080235282A1 (ja)
EP (1) EP1902410A4 (ja)
JP (1) JP2008544365A (ja)
WO (1) WO2006135329A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521364A (ja) * 2008-06-23 2011-07-21 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド 格納式ペン先及び力センサを備える電子ペン
JP2014241109A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 大日本印刷株式会社 情報処理装置、およびプログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0401647D0 (sv) 2004-06-28 2004-06-28 Anoto Ab Coding and decoding of data
WO2006135328A1 (en) 2005-06-17 2006-12-21 Anoto Ab Method and system for combining a position and information code
US8654973B2 (en) * 2006-11-22 2014-02-18 International Business Machines Corporation Method, system, and program product for encrypting portions of a document using selective annotation
US20100315660A1 (en) * 2007-11-26 2010-12-16 Stefan Lynggaard Printing of position-coded documents

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050549A1 (en) * 2003-11-18 2005-06-02 Anoto Ab Methods and arrangement in an information management system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079712B1 (en) * 1999-05-25 2006-07-18 Silverbrook Research Pty Ltd Method and system for providing information in a document
US7792298B2 (en) * 1999-06-30 2010-09-07 Silverbrook Research Pty Ltd Method of using a mobile device to authenticate a printed token and output an image associated with the token
FR2805359B1 (fr) * 2000-02-17 2003-11-28 Thierry Lamouline Systeme et procede de commande dans un environnement informatique
US7457413B2 (en) * 2000-06-07 2008-11-25 Anoto Ab Method and device for encrypting a message
US6959866B2 (en) * 2002-05-30 2005-11-01 Ricoh Company, Ltd. 2-Dimensional code pattern, 2-dimensional code pattern supporting medium, 2-dimensional code pattern generating method, and 2-dimensional code reading apparatus and method
SE523931C2 (sv) * 2002-10-24 2004-06-01 Anoto Ab Arrangemang och sätt i ett informations hanteringssystem som omfattar behovsstyrd generering av positionskodade underlag

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050549A1 (en) * 2003-11-18 2005-06-02 Anoto Ab Methods and arrangement in an information management system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521364A (ja) * 2008-06-23 2011-07-21 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド 格納式ペン先及び力センサを備える電子ペン
JP2014241109A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 大日本印刷株式会社 情報処理装置、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006135329A1 (en) 2006-12-21
EP1902410A1 (en) 2008-03-26
EP1902410A4 (en) 2010-12-22
US20080235282A1 (en) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4982486B2 (ja) 位置および情報の符号を組み合わせるための方法およびシステム
KR100752817B1 (ko) 일반 정보 관리 시스템
KR100745298B1 (ko) 달력
US9304605B2 (en) General information management system
KR101251695B1 (ko) 임베딩된 상호작용 코드 지원 디스플레이
US20030046256A1 (en) Distributed information management
US7710408B2 (en) Centralized information management based upon position information
CN101398838B (zh) 手写信息管理系统和手写信息管理方法
TW201035803A (en) Method of imaging coding pattern having merged data symbols
JP2003518698A (ja) 分散型情報管理
JP2008544365A (ja) 位置符号化されたベースのオンデマンド生成
US20090127006A1 (en) Information Management in an Electronic Pen Arrangement
KR101819076B1 (ko) 광학 펜을 이용한 절대 위치와 기타 정보용 도트 코드 패턴, 도트 코드 프린팅 방법, 및 도트 코드 읽는 방법
JP4934669B2 (ja) 非ペンストロークデータの転送に関する方法および装置
JP2007264713A (ja) 電子ペン用帳票製造方法、配置方法及び電子ペン用帳票
JP4996461B2 (ja) データのコーディングおよび復号化
TWI401607B (zh) 編碼與解碼方法及裝置
JP2008504598A5 (ja)
JP2004234468A (ja) シール台紙、帳票セット、識別処理システム、識別処理サーバ、識別処理装置及びプログラム
JP2008083773A (ja) 広告媒体を利用した情報配信システム及び方法
JP2005332351A (ja) マーク用紙およびそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111031

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120214