JP2014075186A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014075186A
JP2014075186A JP2012220499A JP2012220499A JP2014075186A JP 2014075186 A JP2014075186 A JP 2014075186A JP 2012220499 A JP2012220499 A JP 2012220499A JP 2012220499 A JP2012220499 A JP 2012220499A JP 2014075186 A JP2014075186 A JP 2014075186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
range
light source
color
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012220499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6064205B2 (ja
Inventor
Yoko Matsubayashi
容子 松林
Takashi Saito
孝 斎藤
Kenji Mukai
健二 向
Katsumi Watanabe
加津己 渡辺
Satoru Yamauchi
哲 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012220499A priority Critical patent/JP6064205B2/ja
Priority to CN201310521303.3A priority patent/CN103715191B/zh
Publication of JP2014075186A publication Critical patent/JP2014075186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6064205B2 publication Critical patent/JP6064205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】白さ感を高めて視認性の向上を図ることができる照明装置を提供する。
【解決手段】LEDモジュール11は、相関色温度が5400K〜7000Kの範囲で、色偏差Duv−6〜8の範囲にあり、クロマ値が2.7以下となる分光放射特性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体発光素子を有する光源を備えた照明装置に関するものである。
近年、白熱電球や蛍光灯の代替光源として、固体発光素子(LED素子やOLED素子)の利用が広まっている。LEDは小型で、複数種の素子を組み合わせて、可変色ユニットを構成する技術が種々提案されている。
また、LEDを備えた照明装置では、JIS Z9110:2004に規定されている室内照明の使用条件を満足するため、平均演色評価数Raが80以上となるように設計されているものが多い。この平均演色評価数Raは、対象とする光源下で、基準光下に比べ、どの程度忠実に色を再現しているかを定量的に評価する指標である。すなわち、平均演色評価数Raが高いことにより、基準光に対しての色の見えの再現性は確保されることとなる。しかしながら、様々な光色での紙面が着色して見える状態は評価できない。そのため、平均演色評価数Raが高くても、紙面が着色して見えて、文字などと背景とのコントラストが低下して、文字がよみにくくなることがある。
そこで、紙面の白さ感を定量的に評価し、読書時などに適した光を提供することが求められている。特許文献1では、例えば紙面の白さ感を定量的に求める指標として、蛍光ランプでの分光スペクトルを用いて白色度の算出方法を定義している。そして特許文献1の照明装置では、光源として蛍光灯(蛍光ランプ)を用いて相関色温度5000K近傍と8000K近傍での色度領域を限定している。
特開2002−13982号公報
しかしながら、上記の照明装置では、光源として蛍光灯であるため、LEDを光源として用いるスペクトルとは大きく異なるため、そのまま適用することは難しい。また、前述したように、平均演色評価数Raのみによる光色評価では、紙面が色みをおびて見え、文字が読みにくくなる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、白さ感を高めて視認性の向上を図ることができる照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、照明装置は、固体発光素子を有する光源を備え、前記光源は、相関色温度が5400K〜7000Kの範囲で、色偏差Duv−6〜8の範囲にあり、The CIE 1997 Interim Color Appearance Model (Simple Version)で規定される算出方法を用いて求められたクロマ値が2.7以下となる分光放射特性を有することを特徴とする。
また上記構成において、前記光源は、相関色温度が5800K〜6700Kの範囲で、色偏差Duv−4〜5の範囲にある、前記クロマ値が2以下となる分光放射特性を有することが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、平均演色評価数Raが80以上となるように構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、平均演色評価数Raが90以上となるように構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、肌色の好ましさ指数PSが80以上となるように構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、目立ち指数FCIが100以上となるように構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記光源から出射される光の570〜780nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減する光低減部を備えることが好ましい。
また上記構成において、前記光低減部は、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が、銅、パラジウム、コバルト、ニッケル、酸化バナジウム、亜鉛、スズ、及びマンガンの内の少なくとも1種類である有機色素を含有することが好ましい。
また上記構成において、前記光低減部は570〜600nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減することが好ましい。
また上記構成において、570〜600nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減する前記光低減部は、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が、銅、パラジウム、酸化バナジウム、及び亜鉛の内の少なくとも1種類である有機色素を含有することが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、主たるピーク波長が380〜560nmの範囲にあることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、主たるピーク波長が450〜495nmの範囲にあることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、主たるピーク波長が425〜470nmの範囲及び525〜530nmの範囲の少なくとも一方にあることが好ましい。
また上記構成において、前記光源は、主たるピーク波長が450〜470nmの範囲にあることが好ましい。
本発明によれば、照明装置は、白さ感を高めて視認性の向上を図ることができる。
第1実施形態における照明装置の概略構成図である。 主観評価実験の実験結果を説明するための説明図である。 主観評価実験の実験結果を説明するための説明図である。 クロマ値計算に用いたコピー用紙の分光反射率の一例について説明するためのグラフである。 (a)はクロマ値と色温度及び色偏差Duvとの関係について説明するためのxy色度のグラフであり、(b)は(a)の要部を拡大したxy色度のグラフである。 (a)〜(c)は第1実施形態における照明装置のLEDモジュールの光を減光させた場合の効果について説明するためのグラフである。 第1実施形態における照明装置のLEDモジュールのスペクトルの一例を示す分光分布図である。 比較例として汎用LEDを用いたスペクトルの一例を示す分光分布図である。 比較例として3波長域発光形白色蛍光ランプを用いたスペクトルの一例を示す分光分布図である。 照明装置の効果について説明するための説明図である。 (a)〜(c)は別例における照明装置のLEDモジュールの光を増光させた場合の効果について説明するためのグラフである。 別例における照明装置のLEDモジュールのスペクトルの一例を示す分光分布図である。 第2実施形態における照明装置のLEDモジュールのスペクトルの一例を示す分光分布図である。 第2実施形態におけるフィルタの吸光スペクトルの一例を示すグラフである。 第2実施形態におけるフィルタの吸光スペクトルの一例を示すグラフである。 テトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリン銅を説明するための説明図である。 テトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリンパラジウムを説明するための説明図である。 ナフトールグリーンを説明するための説明図である。 3.3−ビス−4.5:4.5−ジベンゾ−9−エチルシアカルボシアニン ベタイン トリエチルアンモニウム塩を説明するための説明図である。 第2実施形態の照明装置の効果について説明するための説明図である。 別例における照明装置の概略構成図である。 (a)〜(c)は同上における照明装置の灯具の概略構成図である。 別例における照明装置の概略構成図である。 別例における照明装置の概略構成図である。 別例における照明装置の概略構成図である。
以下、照明装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の照明装置を構成するLEDモジュール11は、回路基板12にLED素子13が実装され、このLED素子13がシリコーン樹脂等の光透過部14により覆われている。
LED素子13は、例えば380〜500nmの範囲内に主たる発光ピーク(ピーク波長)を有して青色の光を出射する青色LED素子である。このようなLED素子13としては、窒化ガリウム系のLED素子が挙げられる。
光透過部14は、透光性材料内に、青緑蛍光体、黄緑蛍光体及び赤色蛍光体の少なくとも1種類以上の蛍光体15を含有している。青緑蛍光体は、青緑蛍光体は、青色LED1の出射光により励起され、青緑色光を出射する。緑色ないし黄色蛍光体は、青色LED1の出射光により励起され、緑色ないし黄色光を出射する。
青色蛍光体は、470nm〜500nmの主たる発光ピークを持ち、緑色蛍光体は、500nm〜540nmの波長域に主たる発光ピークを持ち、黄色蛍光体は、545nm〜595nmの波長域に主たる発光ピークを持つものとする。また、青緑色蛍光体(緑色蛍光体)としては、例えば、次のものが挙げられる。YAl12:Ce3+、TbAl12:Ce3+、BaYSiAl12:Ce3+、CaScSi12:Ce3+、(Ba,Sr)SiO:Eu2+、CaSc:Ce3+、BaSi12:Eu2+、β−SiAlON:Eu2+、SrGa:Eu2+。一方、緑ないし黄色蛍光体としては、例えば、次のものが挙げられる。(Y,Gd)Al12:Ce3+、YAl12:Ce3+,Pr3+、(Tb,Gd)Al12:Ce3+、(Sr,Ba)SiO:Eu2+、(Sr,Ca)SiO:Eu2+、CaSi:Eu2+、Ca−α−SiAlON:Eu2+、YSiC:Ce3+、CaGa:Eu2+。なお、蛍光体は特性のばらつきが大きく、組成式では黄色蛍光体に分類されても発光ピークでは緑色蛍光体に分類されるような場合や、その逆の場合がある。このため、本実施形態では両者を明確に分類できない場合もあることを考慮して、「緑色ないし黄色蛍光体」と表記している。
赤色蛍光体は、LED素子13および緑色ないし黄色蛍光体の出射光の少なくとも一方の出射光により励起され、赤色光を出射する。赤色蛍光体は、600nm〜650nmの波長域に主たる発光ピークを有する構成とされる。赤色蛍光体としては、例えば、次のものが挙げられる。Ca−α−SiAlON:Eu2+、CaAlSiN:Eu2+、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+、SrSi:Eu2+、Sr(Si,Al)(N,O):Eu2+、CaS:Eu2+、LaS:Eu3+。
また、LEDモジュール11の出射面側にはLED13から出射された光における570nm〜600nmの波長域の少なくとも一部の分光放射強度を低減するフィルタ16が配置されている。このようなフィルタとしては、例えば、ネオジウム化合物(代表的には酸化ネオジウム)を含むガラスまたは樹脂などが挙げられる。
上記のように構成された照明装置において、本発明者らは、可読性を向上させるべく、クロマ値に着目した。
先ず、本発明者らは照明装置の出射光による無地の紙面におけるクロマ値と、前記紙面に印刷された文字の読みやすさ感との関係を主観評価実験により求めた。さて、クロマ値は視対象物の白さ感を定量的に評価できる指標であり、クロマ値が高いと色みが強く、低いと色みが弱いことを意味し、いわゆるクロマ値が低いということは白さ感が高いということになる。この白さ感が高いと紙面に印刷した文字のコントラスト感度が上昇して文字が読みやすくなるということを次の主観評価実験により見出した。
主観評価実験は、基準光下とテスト光下に配置した紙面の一対比較による主観評価とした。照度を750lxとし、基準光を一般的にオフィス、デスクスタンド等で最も利用されている3波長域発光形昼白色蛍光ランプ(色温度5000K、色偏差Duv3)とした。そして、テスト光の色温度を2700、3500、5000、5400、5600、5800、6200、6500、7200、8000Kの10種類とした。
被験者の視対象物を平均的な無地のコピー用紙とし、読書視力チャート(MNREAD-J)から引用した30文字を紙面の中心に印刷した。実験開始前に基準光下で紙面からの視距離35cmから被験者がぎりぎりよめる文字サイズを4、6、7、9、11、14、18、22、及び28ptのいずれかから選択してもらう。そして、選択した文字サイズの30文字が紙面中心に印刷されたコピー用紙を基準光下及びテスト光下のそれぞれに配置した。なお、テスト光はキセノンランプに液晶フィルタを組み合わせて、液晶フィルタを制御することにより様々なスペクトル光の放射が可能な装置を用いた。なお、被験者は23〜56歳の男女10名とした。
また実験の手順として、1回目の主観評価の場合、先ず基準光に5分間順応後、10秒間基準光下の紙面の文字を読ませる。次いで、40秒間テスト光に順応後、10秒間テスト光下の紙面の文字を読ませ、基準光と比較してテスト光の主観評価を行ってもらった。2回目以降の主観評価の場合、先ず40秒間基準光に順応後、10秒間の基準光下の紙面の文字を読ませる。次いで、40秒間テスト光に順応後、10秒間テスト光下の紙面の文字を読ませ、基準光と比較してテスト光の主観評価を行ってもらった。この評価法としては、基準光での色の見えを100とし、基準光と比較して読みやすければ100より大きい数字を、読みにくければ100より低い数字を答えてもらう、マグニチュード推定法による評価を行った。また、この評価実験と並行して、読みやすさを「非常によみやすい」、「やや読みやすい」、「普通に読める」、「やや読みにくい」、「非常に読みにくい」の5段階で答えさせる評価も実施した。
図2は、前記主観評価実験の実験結果を示している。図2において横軸は色温度、縦軸はマグニチュード推定法による読みやすさ感評価値を示し、黒塗り菱形印は被験者10名の平均値であり、黒菱形に付随する線は標準誤差を示している。また、図2において7段階評価の『やや読みやすい』評価の出現率が50%以上となる時のマグニチュード推定法での評価値は110であり破線HL1で示している。また、図2において7段階評価の『かなり読みやすい』評価の出現率が50%以上となる時のマグニチュード推定法での評価値は120であり破線HL2で示している。
図3は同様の実験結果を、横軸をクロマ値にかえて示している。図3より波線の『やや読みやすい』を満たすクロマ値は2.7以下であり、『かなり読みやすい』を満たすクロマ値は2以下であることが分かる。
そして、本発明者らは、上記実験結果により得られたクロマ値の範囲と、色温度及び色偏差Duvとの関係について調査した。その結果を図5(a)(b)に示す。450nm近傍に発光ピークをもつLEDと前記LEDにより励起されるYAG蛍光体層を有するLED光源の発光スペクトルを用い、シミュレーションにおいてLED発光スペクトルおよびYAG蛍光体発光スペクトル強度の比率を変化させる。そして、各種色温度と色偏差(黒体放射軌跡からのずれ)を表すDuvいわゆる各種色度値となるスペクトルを生成し、前記スペクトルごとにThe CIE 1997 Interim Color Appearance Model(Simple Version)で規定される算出方法で、図4に示すコピー用紙の分光反射率、照度750lxを用いてクロマ値を算出した。なお、図5(a)(b)において細い破線で囲まれた領域Ar1〜Ar7はいずれもクロマ値の範囲を示すものである。図5(a)(b)において領域Ar1はクロマ値が9〜8の範囲、領域Ar2はクロマ値が8〜7の範囲、領域Ar3はクロマ値が7〜6の範囲、領域Ar4はクロマ値が6〜5の範囲、領域Ar5はクロマ値が5〜4の範囲を示している。図5(a)(b)において領域Ar6はクロマ値が4〜3の範囲を示し、領域Ar7はクロマ値が3〜1の範囲を示している。図5(a)(b)において太い破線の閉曲線でクロマ値2.7の等高線を示しており、その内側の領域D1が2.7以下のクロマ値の範囲である。更に、図5(a)(b)において太い実線の閉曲線でクロマ値2の等高線を示しており、その内側の領域D2が2以下のクロマ値の範囲である。図5(a)(b)からわかるように、クロマ値2.7以下の領域D1は、相関色温度が概ね5400〜7000Kの範囲で、色偏差Duvが概ね−6〜8の範囲となる。また、図5(a)(b)からわかるように、クロマ値2以下の領域D2は、相関色温度が概ね5800〜6700Kの範囲で、色偏差Duvが概ね−4〜5の範囲となる。
以上のことから、クロマ値2.7以下で相関色温度5400〜7000K、色偏差Duvが−6〜8を実現するスペクトルを有する光の下では紙面の印刷文字の読みやすさが『やや読みやすい』レベルとなる。更にクロマ値が2以下となる相関色温度5800〜6700K、Duvが−4〜5を実現するスペクトルを有する光の下では紙面の印刷文字の読みやすさが『かなり読みやすい』レベルになる。
ここで、現在は本、雑誌などにおいて多種の色が採用されており、照明光による色の見えも重要な要素となる。そこで、LEDモジュール11は、演色性(平均演色評価数Ra)について3波長域発光形白色蛍光ランプ(蛍光灯)と同程度以上の色の見えが望ましい。なお、平均演色評価数Raは、忠実な色の再現性を評価する指標であり、JIS Z9112「蛍光ランプの光源色及び演色性による区分」においてその指標の目安が示されている。具体的には、平均演色評価数Raは80以上であることが好ましく、90以上であればより好ましい。
また、LEDモジュール11は、顔色の肌の見えかたを示す肌色の好ましさ指数PSについても3波長域発光形白色蛍光ランプ(蛍光灯)と同程度以上であることが望ましい。具体的には、肌色の好ましさ指数PSは80以上であることが好ましい。ちなみに、PSの算出方法としては、例えば特開平11―258047号公報に開示されているように、肌色の好ましさに関する算出評価値Pを求めた後に、4×5から肌色の好ましさ指数PSを算出することができる。
また、LEDモジュール11は、目立ち指数FCIについても3波長域発光形白色蛍光ランプ(蛍光灯)と同程度以上であることが望ましい。なお目立ち指数FCIは例えば特開平9−120797号公報等にて提案されている指数であり、色の見えによる標準光D65に対して感じられる明るさ感の比率を示している。そして、この目立ち指数FCIを100以上にすることにより、標準光D65下での色の見えによる明るさ感を同等照度で同等以上とすることができる。
以上、全てを満たすスペクトルは、あらゆる空間で使用される照明装置として好ましい。
次に、本実施形態の照明装置の作用を説明する。
本実施形態の照明装置は、LEDモジュール11の光の一部を減光するフィルタ16を備える。ここで、フィルタ16に対し、上記指標を満足するスペクトルを導き出すため、本発明者らは、380〜780nmの可視域における強度が等しい等エネルギースペクトルに発光強度を低めた場合について検討した。
(発光強度を低くする場合の考察)
上記指標を満足するスペクトルの特徴を導き出すため、380nm〜780nmの可視域における強度が等しい等エネルギースペクトルにおいて、5nmの波長幅で5nmごとにスペクトル強度を0に低減して、各指標の数値を算出した。その結果を図6(a)〜(c)に示す。
図6(a)は、横軸に光強度を0とした波長、縦軸に等エネルギー白色に対するクロマ値の変化量を示している。クロマ値は色みを示しているため、低い値の方が、白色感が高くなる。そのため、図6(a)より、570〜580nm範囲の光強度を低減させることにより、白色感の高いスペクトルが得られることとなる。
図6(b)は、横軸に図6(a)と同様に光強度を0とした波長、縦軸に肌色評価指数PS値の等エネルギー白色に対する変化量を示している。PS値は高いほど好ましい肌色の再現が可能となる。そのため、図6(b)において正の数値となる範囲の光強度を高めることにより、PS値を高めて光が照射される範囲の人の肌の色を好ましくすることが可能となる。また、前述の図6(a)により得られた条件と、図6(b)の正の数値となる条件との両方を満たす、570〜600nm範囲の光強度を低減させることにより、白色感が高くかつ肌の見えが好ましいスペクトルを得られることとなる。
図6(c)は、横軸に前記図6(a)(b)と同様に光強度を0とした波長、縦軸に目立ち指数FCIの等エネルギー白色に対する変化量を示している。目立ち指数FCIは高いほど色による目立ち感が高く、明るさ感が高くなる。そのため、図6(c)において正の数値となる範囲の光強度を低減させることにより、目立ち指数FCIを高めて光が照射される範囲において、色による目立ち感が高く、明るさ感が高い環境とすることが可能となる。また、前述の図6(a)により得られた条件と図6(c)の正の数値となる条件との両方を満たす、570〜600nmの範囲の波長強度を低減させることにより、白色感が高く、かつ色による目立ち感が高く、明るさ感が高いスペクトルを得られることとなる。
また、図6(a)〜(c)のそれぞれで得られた条件を満たす、570〜600nm範囲の光強度を低減させることにより、白色感が高く、肌の見えが好ましく、かつ色による目立ち感が高く、明るさ感が高いスペクトルを得られることとなる。
次に、図7及び図10を用いて上記考察により得られるLEDモジュール11のスペクトルの一例について説明する。なお、比較例として、図9には3波長域発光形白色蛍光ランプのスペクトルの一例を示し、図8には汎用LEDのスペクトルの一例を示す。
図7に示すようにLEDモジュール11のLED素子13は、略450nmにピーク波長(発光ピーク)を有する。また、蛍光体15は、前記LED素子13の光により励起されて590nmに前記LED素子13の発光ピークよりも相対的に光強度が低いピーク波長を有する。また、フィルタ16は、570nm〜600nmの波長域を減光させる。このLEDモジュール11は、図10に示すように、相関色温度5971Kで、色偏差が0とされる。また、LEDモジュール11は、図10に示すように、平均演色評価数Raを92とすることができ、比較例として図9及び図8に示す3波長域発光形白色蛍光ランプや汎用LEDの平均演色評価数Raよりも高くでき、色再現性を向上させることができる。また、LEDモジュール11は、図10に示すように、肌色の好ましさ指数PSを80とすることができ、比較例として図8に示す汎用LEDよりも高く、図9に示す3波長域発光形白色蛍光ランプと同程度とすることができ、肌の見えを好ましくできる。また、LEDモジュール11は、図10に示すように、目立ち指数FCIを102とすることができ、比較例として図8に示す汎用LEDよりも高く、図9に示す3波長域発光形白色蛍光ランプと同程度とすることができる。また、LEDモジュール11のクロマ値は1.82であり、比較例として図9及び図8に示す3波長域発光形白色蛍光ランプのクロマ値(=3.36)と汎用LEDのクロマ値(=3.04)よりも低くできる。このため、読書時等において比較例よりも高い白色感により文字が読みやすい効果が得られる。
次に、本実施形態の照明装置の効果を記載する。
(1)LEDモジュール11は、相関色温度が5400K〜7000Kの範囲で、色偏差Duv−6〜8の範囲にあり、クロマ値が2.7以下となる分光放射特性を有するため、白さ感を高めて文字等の視認性の向上を図ることができる。
(2)さらにLEDモジュール11は、相関色温度が5800K〜6700Kの範囲で、色偏差Duv−4〜5の範囲にある、前記クロマ値が2以下となる分光放射特性を有することで、より白さ感を高めて文字等の視認性の向上を図ることができる。
(3)LEDモジュール11は、平均演色評価数Raが90以上となるように構成されるため、文字のみではなく、色などの再現性が高くなり、カラー印刷された図鑑などの読みやすさが向上できる。
(4)LEDモジュール11は、肌色の好ましさ指数PSが80以上となるように構成されるため、顔の色の見え(肌の色の見え)を良好とすることができる。
(5)LEDモジュール11は、目立ち指数FCIが100以上となるように構成されるため、色による明るさ感が高い環境を提供できる。
(6)570〜780nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減するフィルタ16を備えるため、照明装置による光によって、クロマ値を低減させて白さ感を高めつつ、PS値を高めて肌の見えを好ましくすることができる。また、フィルタ16は、光強度を低減する領域を570〜600nmの範囲内の少なくとも一部とすることで、さらに目立ち指数FCIを高めて色による明るさ感が高い環境を提供できる。
(第2実施形態)
次に、照明装置の第2実施形態を説明する。なお、本実施形態では、上記実施形態と比較して構成等は略同一であるため、第1実施形態と同一部材について同一符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
本実施形態の照明装置のフィルタ16は、光透過性樹脂の全部又は一部に波長選択吸収色素を添加して構成される。波長選択吸収色素とは、570〜600nm、もしくは570〜780nmの波長の光を選択的に吸収する性質を持つ色素のことである。具体的には、テトラアザポルフィリン、テトラフェニルポルフィリン、オクタエチルポルフィリン、フタロシアニン、シアニン、アゾ、ピロメテン、スクアリリウム、キサンテン、ジオキサン、オキソノールなどの有機化合物を主体とする色素が挙げられる。また、ネオジムイオン等の希土類金属イオンを含有する有機化合物を主体とする色素も挙げられる。
特に、テトラアザポルフィリン化合物は光源からの光照射に対しても堅牢性が高いため、好適に用いることができる。
テトラアザポルフィリン化合物は、中心金属の種類や置換基の種類によって、最大吸収波長が変化するものである。その一例としては、図16に示すテトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリン銅や、図17に示すテトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリンパラジウムなどが挙げられる。ここで、これら2種の化合物を一定量アセトンに溶解させた液を光路長1mmの石英セルにとり、分光光度計で吸光スペクトルを測定する。測定結果は、テトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリン銅であれば図14に示すような吸光スペクトルとなり、テトラ(tert-ブチル)テトラアザポルフィリンパラジウムであれば図15に示すような吸光スペクトルとなる。なお、図14,15のいずれにおいても、最大吸収波長における吸光度を1とした際の相対吸光スペクトル示しており、最大吸収波長はいずれも570〜780nmの範囲であり、より詳細には570〜600nmの範囲である。
フィルタ16の光透過性樹脂は、可視光を透過する機能を持つ樹脂のことである。その一例としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン、環状ポリオレフィンコポリマー、ポリメチルペンテン等の光学的に透明な熱可塑性樹脂や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの乳白色半透明な熱可塑性樹脂などが挙げられる。また、メタクリル酸樹脂やシリコーン樹脂に架橋成分を加えたのち、熱もしくは電子線、紫外線などのエネルギーを与えて固化させる熱硬化性樹脂などもあげられる。いずれも、樹脂固形分に対して所定量の選択吸収色素を溶媒に分散し、樹脂原料に添加したのち、射出成形、押出成形、プレス成形、キャスト成形、カレンダー成形などの成形手段を用いて所定の形状に成形加工する。また、光透過性樹脂もしくはガラス基材の表面に塗布したのちに、硬化させることも可能である。
また光透過性樹脂には波長選択吸収色素の他に、用途に応じて波長選択機能を損なわない範囲で、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、加水分解防止剤などを適宜加えてもよい。特に、LED素子13等の固体発光素子からの光照射による色素の褪色を防止するため、紫外線吸収剤および光安定剤を添加することが望ましい。添加する紫外線吸収剤は、例えばベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、トリアジン系等の紫外線吸収剤であり、特に波長選択吸収色素としてテトラアザポルフィリン系色素を使用する場合においては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が好適に用いられる。テトラアザポルフィリン系色素はその分子構造に起因するソーレー帯と呼ばれる吸収帯が340nm付近にあり、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の最大吸収波長(340〜350nm)とほぼ一致するため、色素の光吸収による変褪色を防止することができる。また、添加する光安定剤としてはヒンダードアミン系光安定剤が好適に用いられる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の照明装置は、上記実施形態同様に、LED素子13を備えるLEDモジュール11と、このLEDモジュール11の光を減光するフィルタ16を備える。本実施形態では例えばLED素子13は、図13に示すようなスペクトルを有する。またフィルタ16は、波長選択吸収色素を添加して構成される。ここで、フィルタ16の種類の違いによる、光に与える作用を評価する。
フィルタ16としては、以下の4つの実施例と1つの比較例との計5つを用いた。
(実施例3のフィルタ)
アクリル樹脂(VH001、三菱レイヨン製)を射出成形方法により、厚さ1.2mm、直径50mmの円板形状に形成した。この際、図18に示すように、波長選択吸収色素であるナフトールグリーン(code:12500、ORGANICA)を12ppm混合した。
(実施例4のフィルタ)
実施例3の円板形状のアクリル樹脂内に、図19に示すように、波長選択吸収色素である3.3−ビス−4.5:4.5−ジベンゾ−9−エチルシアカルボシアニン ベタイン トリエチルアンモニウム塩(code:12880、ORGANICA)を5ppm混合した。
(実施例5のフィルタ)
実施例3の円板形状のアクリル樹脂内に、図17に示すように、波長選択吸収色素であるテトラアザポルフィリン系色素(TAP-45、山田化学工業)を重量比で13ppm混合した。
(実施例6のフィルタ)
実施例3の円板形状のアクリル樹脂内に、図16に示すように、波長選択吸収色素であるトラアザポルフィリン系色素(TAP-18、山田化学工業)を重量比で10ppm混合した。
(比較例のフィルタ)
波長選択吸収色素を用いず実施例3の円板形状のアクリル樹脂単体で用いる。
上記いずれかのフィルタをLED(例えばCLL020 1202A1、シチズン電子製)の前面に固定し、フィルタを介して外部に照射された光を、瞬間マルチ測光システム(MCPD-7700、大塚電子製)を用いて、光照射スペクトルを測定した。また前記瞬間マルチ測光システムの解析システムを用いて、色温度、色偏差Duv、平均演色評価数Raを算出した。また、測定された光照射スペクトルをもとに、クロマ値、PS値、及び目立ち指数FCIを計算式により算出した。その結果を図20に示す。
図20から分かるように、比較例と比較して実施例3〜6のいずれのフィルタであってもクロマ値を低くすることができる。また、実施例3〜6のいずれのフィルタであって平均演色評価数Raを80以上とすることができる。また、実施例5及び実施例6のフィルタのように、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が銅やパラジウムなどで構成されることで、平均演色評価数Raを90以上にでき、肌色の好ましさ指数PSを80以上とすることができる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、次のような効果が得られる。
(7)570〜780nmの範囲内の光強度を低減するフィルタ16は、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が、銅、パラジウムであるため、LEDモジュール11の演色性の低減を抑えて十分確保しつつ、白色感を高めることができる。これに加えて、フィルタ16は、より狭い範囲の570〜600nmの範囲内の光強度を低減することで、肌色の好ましさ指数PSを高めることができる。
尚、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、フィルタ16を用いてLEDモジュール11の一部の波長の光強度を低減する構成としたが、LEDモジュール11の一部の波長の光強度を増加する構成としてもよい。本発明者らは光強度(発光強度)を高くする場合についても考察しており、以下に説明する。
(発光強度を高くする場合の考察)
本発明者らは380nm〜780nmの可視域における強度が等しい等エネルギースペクトルにおいて、5nmの波長幅で5nmごとにスペクトル強度を2倍に高め、各指標の数値を算出した。その結果を図11(a)〜(c)に示す。
図11(a)は、横軸に光強度を2倍に高めた波長、縦軸に等エネルギー白色に対するクロマ値の変化量を示している。クロマ値は色みを示しているため、低い値の方が、白色感が高くなる。そのため、図11(a)より380〜560nm範囲の光強度を高めることにより、白色感の高いスペクトルが得られることがわかる。
図11(b)は、横軸に図11(a)と同様に光強度を2倍に高めた波長、縦軸に肌色評価指数PS値の等エネルギー白色に対する変化量を示している。PS値は高いほど好ましい肌色の再現が可能となる。そのため、図11(b)において正の数値となる範囲の光強度を高めることにより、PS値を高めて光が照射される範囲の人の肌の色を好ましくすることが可能となる。また、前述の図11(a)により得られた条件と、図11(b)の正の数値となる条件との両方を満たす、450〜495nm範囲の光強度を高めることにより、白色感が高くかつ肌の見えが好ましいスペクトルを得られることとなる。
図11(c)は、横軸に前記図11(a)(b)と同様に波長強度を2倍に高めた波長、縦軸に目立ち指数FCIの等エネルギー白色に対する変化量を示している。目立ち指数FCIは高いほど色による目立ち感が高く、明るさ感が高くなる。そのため、図11(c)において正の数値となる範囲の光強度を高めることにより、目立ち指数FCIを高めて光が照射される範囲において、色による目立ち感が高く、明るさ感が高い環境とすることが可能となる。また、図11(a)により得られた条件と、図11(c)の正の数値となる条件との両方を満たす、425〜470nmの範囲及び525〜530nm範囲の少なくとも一方の光強度を高めることにより、白色感が高く、かつ色による目立ち感が高く、明るさ感が高いスペクトルを得られることとなる。
また、図11(a)〜(c)のそれぞれで得られた条件を満たす、450〜470nm範囲の光強度を高めることにより、白色感が高く、肌の見えが好ましく、かつ色による目立ち感が高く、明るさ感が高いスペクトルを得られることとなる。
次に、図12及び図10を用いて上記考察により得られるLEDモジュール11のスペクトルの一例について説明する。
図10に示すようにLEDモジュール11のLED素子13は、略460nmにピーク波長(発光ピーク)を有する。また、蛍光体15は、前記LED素子13の光により励起されて590nmに前記LED素子13の発光ピークよりも相対的に光強度が低いピーク波長を有する。このLEDモジュール11は、図10に示すように、相関色温度5991Kで、色偏差Duvが−0.1とされる。LEDモジュール11は、同図に示すように、平均演色評価数Raを81とすることができ、比較例として図9及び図8に示す3波長域発光形白色蛍光ランプや汎用LEDの平均演色評価数Raと同程度とすることができ、色再現性を十分に確保することができる。また、LEDモジュール11のクロマ値は0.79であり、比較例として図9及び図8に示す3波長域発光形白色蛍光ランプのクロマ値(=3.36)と汎用LEDのクロマ値(=3.04)よりも低くできる。このため、読書時等において比較例よりも高い白色感により文字が読みやすい効果が得られる。
・上記第2実施形態では、フィルタ16に含有されるテトラアザポルフィリン系色素の中心金属を、銅又はパラジウムとしたが、これに限らない。例えばフィルタ16により光強度が低減される光の範囲が570〜600nmの範囲内の少なくとも一部であれば、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属として酸化バナジウムや亜鉛などを用いてもよい。例えばフィルタ16により光強度が低減される光の範囲が570〜780nmの範囲内の少なくとも一部であれば、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属として、コバルト、ニッケル、酸化バナジウム、亜鉛、スズ、又はマンガンを用いてもよい。また、中心金属が異なるテトラアザポルフィリン系色素を、フィルタ16に複数含有してもよい。
・上記各実施形態では固体発光素子としてLED素子13(LEDモジュール11)を採用したが、これに限らず、例えばOLED素子を用いてもよい。
・上記各実施形態では、特に言及していないがLEDモジュール11等を備える照明装置としては、デスクスタンド、シーリングライトなどその形態は問わないが、その一例を以下に説明する。
図21は、所謂デスクスタンド20にLEDモジュール11を備えた構成である。図21に示すように、デスクスタンド20は、略円板状のベース21上に、照明本体22が取着されている。照明本体22は、アーム23を有する。アーム23の先端側の灯具30には前記LEDモジュール11を備える。また、照明本体22にはスイッチ部22aが設けられ、このスイッチ部22aをオン・オフ操作することでLEDモジュール11の点灯状態が変更されるようになっている。灯具30は、図22(a)に示すように、略有底円筒状のベース部31と、光源ユニット32と、配向制御部33と、フィルタ34と、カバー部35とを備える。光源ユニット32は、図22(b)に示すようにLEDモジュール11を有する。配向制御部33は、光源ユニット32の光を所望の配光に制御するために用いられるものであり、本構成ではレンズである。ただし、配向制御部33としては、レンズのほか、照明装置の構成によって反射板や導光板を指す。なお、フィルタ34と配向制御部33は、例えば一体構成としてもよい。その一例として例えば、図22(c)に示すように、配向制御部33を構成する透明樹脂部34aの表面にコーティングを施してフィルタ34として作用するコーティング部34bを形成してもよい。また、配向制御部33を構成する透明樹脂部34aにフィルタ34の要素である波長選択吸収色素を練り込んで構成してもよい。
図23は、所謂シーリングライト40にLEDモジュール11を備えた構成である。図23に示すように、シーリングライト40は、略有底円筒状のベース部41上に、LEDモジュール11を環状に配設される。シーリングライト40のLEDモジュール11は、その発光面と対向する位置に円環状のフィルタ42が設けられる。そして、フィルタ42及びLEDモジュール11は、配向制御部としての光学制御部43により覆われ、グローブ44及びベース部41で形成される収容空間内に収容されている。
図24は、オフィスなどに取り付けられる所謂ベースライト50にLEDモジュール11を備えた構成である。図24に示すように、ベースライト50は、筐体51と光拡散性及びフィルタ(光減光部)としての機能を有するカバー52とでなる収容空間内にLEDモジュール11が収容される。
図25は、所謂LED電球60にLEDモジュール11を備えた構成である。LED電球60は、電極をなす口金を有する筐体61と、放熱板62と、グローブ63とでその外郭をなすよう構成される。筐体61は、内部に回路基板64を有し、この回路基板64は前記放熱板62の一端面と当接される。また、放熱板62の他端面にはグローブ63内に収容されるLEDモジュール11が設けられる。図25に示すLEDモジュール11は、前記放熱板62と当接される回路基板65上にLED素子66が設けられ、このLED素子66はその出射面側が光透過部67により覆われている。
11…光源としての発光モジュール、13,66…固体発光素子としてのLED素子、16,34,42…光低減部としてのフィルタ。

Claims (14)

  1. 固体発光素子を有する光源を備え、
    前記光源は、相関色温度が5400K〜7000Kの範囲で、色偏差Duv−6〜8の範囲にあり、The CIE 1997 Interim Color Appearance Model (Simple Version)で規定される算出方法を用いて求められたクロマ値が2.7以下となる分光放射特性を有することを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記光源は、相関色温度が5800K〜6700Kの範囲で、色偏差Duv−4〜5の範囲にある、前記クロマ値が2以下となる分光放射特性を有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置において、
    前記光源は、平均演色評価数Raが80以上となるように構成されることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項3に記載の照明装置において、
    前記光源は、平均演色評価数Raが90以上となるように構成されることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源は、肌色の好ましさ指数PSが80以上となるように構成されることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源は、目立ち指数FCIが100以上となるように構成されることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源から出射される光の570〜780nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減する光低減部を備えたことを特徴とする照明装置。
  8. 請求項7に記載の照明装置において、
    前記光低減部は、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が、銅、パラジウム、コバルト、ニッケル、酸化バナジウム、亜鉛、スズ、及びマンガンの内の少なくとも1種類である有機色素を含有することを特徴とする照明装置。
  9. 請求項7又は8に記載の照明装置において、
    前記光低減部は570〜600nmの範囲内の少なくとも一部の光強度を低減することを特徴とする照明装置。
  10. 請求項9に記載の照明装置において、
    前記光低減部は、テトラアザポルフィリン系色素の中心金属が、銅、パラジウム、酸化バナジウム、及び亜鉛の内の少なくとも1種類である有機色素を含有することを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源は、主たるピーク波長が380〜560nmの範囲にあることを特徴とする照明装置。
  12. 請求項11に記載の照明装置において、
    前記光源は、主たるピーク波長が450〜495nmの範囲にあることを特徴とする照明装置。
  13. 請求項11に記載の照明装置において、
    前記光源は、主たるピーク波長が425〜470nmの範囲及び525〜530nmの範囲の少なくとも一方にあることを特徴とする照明装置。
  14. 請求項11〜13のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源は、主たるピーク波長が450〜470nmの範囲にあることを特徴とする照明装置。
JP2012220499A 2012-10-02 2012-10-02 照明装置 Active JP6064205B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012220499A JP6064205B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 照明装置
CN201310521303.3A CN103715191B (zh) 2012-10-02 2013-09-30 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012220499A JP6064205B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014075186A true JP2014075186A (ja) 2014-04-24
JP6064205B2 JP6064205B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=50408033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012220499A Active JP6064205B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 照明装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6064205B2 (ja)
CN (1) CN103715191B (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062887A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
DE102016102047A1 (de) 2015-02-12 2016-08-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Leuchtvorrichtung
DE102016103712A1 (de) 2015-03-11 2016-09-15 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Beleuchtungsvorrichtung
JP2017027916A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2017157480A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2017157485A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2017204348A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 スターライト工業株式会社 照明器具
JP2018088374A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
US10034345B1 (en) 2017-01-25 2018-07-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
JP2018527708A (ja) * 2015-08-13 2018-09-20 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ スリーピーライト
JP2018156956A (ja) * 2018-06-13 2018-10-04 シチズン電子株式会社 発光装置及び発光装置の製造方法
US10096749B2 (en) 2015-06-26 2018-10-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination light source, illumination apparatus, outdoor illumination apparatus, and vehicle headlight
US10121941B2 (en) 2015-09-30 2018-11-06 Nichia Corporation Light source device
JP2018180560A (ja) * 2015-07-10 2018-11-15 デクセリアルズ株式会社 蛍光体シート、該蛍光体シートを備える白色光源装置、並びに、該白色光源装置を備える表示装置
US10172203B2 (en) 2017-01-25 2019-01-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
US20190037654A1 (en) * 2017-07-26 2019-01-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Lt d. Illumination apparatus and illumination control system
WO2021256307A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 株式会社朝日ラバー 照明装置
WO2023074525A1 (ja) * 2021-10-28 2023-05-04 日亜化学工業株式会社 発光装置及び光源装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3454637B1 (en) * 2016-05-09 2021-07-07 Signify Holding B.V. Method to naturally brand a lettuce
CN111315828B (zh) * 2018-01-09 2023-09-29 株式会社艾迪科 组合物、固化物、光学滤波器及固化物的制造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013982A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 白色度評価方法及び照明用光源・照明装置
JP2004080046A (ja) * 2000-05-31 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ledランプおよびランプユニット
JP2007191680A (ja) * 2005-09-01 2007-08-02 Sharp Corp 発光装置
WO2011108053A1 (ja) * 2010-03-01 2011-09-09 パナソニック株式会社 Ledランプおよびled照明装置
JP2011221456A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Yamamoto Chem Inc 色補正フィルタ及び色補正フィルタに使用されるテトラアザポルフィリン化合物
JP2012099717A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体白色発光装置
JP2012155906A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Panasonic Corp 照明装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577073B2 (en) * 2000-05-31 2003-06-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Led lamp
CN100543361C (zh) * 2005-09-01 2009-09-23 夏普株式会社 发光装置
US8143777B2 (en) * 2007-08-23 2012-03-27 Stanley Electric Co., Ltd. LED lighting unit with LEDs and phosphor materials
JP5909694B2 (ja) * 2011-01-24 2016-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004080046A (ja) * 2000-05-31 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ledランプおよびランプユニット
JP2002013982A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 白色度評価方法及び照明用光源・照明装置
JP2007191680A (ja) * 2005-09-01 2007-08-02 Sharp Corp 発光装置
WO2011108053A1 (ja) * 2010-03-01 2011-09-09 パナソニック株式会社 Ledランプおよびled照明装置
JP2011221456A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Yamamoto Chem Inc 色補正フィルタ及び色補正フィルタに使用されるテトラアザポルフィリン化合物
JP2012099717A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体白色発光装置
JP2012155906A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Panasonic Corp 照明装置

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9797576B2 (en) 2014-09-12 2017-10-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Luminaire
JP2016062887A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
DE102016102047A1 (de) 2015-02-12 2016-08-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Leuchtvorrichtung
DE102016103712A1 (de) 2015-03-11 2016-09-15 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Beleuchtungsvorrichtung
US9544968B2 (en) 2015-03-11 2017-01-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination apparatus
US10096749B2 (en) 2015-06-26 2018-10-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination light source, illumination apparatus, outdoor illumination apparatus, and vehicle headlight
JP2018180560A (ja) * 2015-07-10 2018-11-15 デクセリアルズ株式会社 蛍光体シート、該蛍光体シートを備える白色光源装置、並びに、該白色光源装置を備える表示装置
CN111812889B (zh) * 2015-07-10 2023-03-24 迪睿合株式会社 荧光体片、具备该荧光体片的白色光源装置、以及具备该白色光源装置的显示装置
US11183617B2 (en) 2015-07-10 2021-11-23 Dexerials Corporation Phosphor sheet, white light source device including the phosphor sheet, and display device including the white light source device
EP3321718A4 (en) * 2015-07-10 2019-01-16 Dexerials Corporation PHOSPHORI LAYER, WHITE LIGHT SOURCE DEVICE WITH THIS PHOSPHOROUS LAYER AND DISPLAY DEVICE WITH THIS WHITE LIGHT SOURCE APPARATUS
US10529899B2 (en) 2015-07-10 2020-01-07 Dexerials Corporation Phosphor sheet, white light source device including the phosphor sheet, and display device including the white light source device
CN111812889A (zh) * 2015-07-10 2020-10-23 迪睿合株式会社 荧光体片、具备该荧光体片的白色光源装置、以及具备该白色光源装置的显示装置
JP2017027916A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2018527708A (ja) * 2015-08-13 2018-09-20 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ スリーピーライト
US10121941B2 (en) 2015-09-30 2018-11-06 Nichia Corporation Light source device
JP2017157480A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
US10222007B2 (en) 2016-03-03 2019-03-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus with lower color temperature lighting to a peripheral region
US10364964B2 (en) 2016-03-03 2019-07-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
US20170254487A1 (en) * 2016-03-03 2017-09-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
JP2017157485A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
JP2017204348A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 スターライト工業株式会社 照明器具
US10187954B2 (en) 2016-11-29 2019-01-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus for display illumination
JP2018088374A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
US10172203B2 (en) 2017-01-25 2019-01-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
US10034345B1 (en) 2017-01-25 2018-07-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus
US10455661B2 (en) 2017-07-26 2019-10-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination apparatus and illumination control system
JP2019029109A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置及び照明制御システム
DE102018116900A1 (de) 2017-07-26 2019-01-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Beleuchtungsvorrichtung und Beleuchtungssteuersystem
US20190037654A1 (en) * 2017-07-26 2019-01-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Lt d. Illumination apparatus and illumination control system
JP7016038B2 (ja) 2017-07-26 2022-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置及び照明制御システム
JP2018156956A (ja) * 2018-06-13 2018-10-04 シチズン電子株式会社 発光装置及び発光装置の製造方法
WO2021256307A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 株式会社朝日ラバー 照明装置
JPWO2021256307A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23
WO2023074525A1 (ja) * 2021-10-28 2023-05-04 日亜化学工業株式会社 発光装置及び光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103715191A (zh) 2014-04-09
CN103715191B (zh) 2017-12-01
JP6064205B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6064205B2 (ja) 照明装置
US10288233B2 (en) Inverse visible spectrum light and broad spectrum light source for enhanced vision
JP6160954B2 (ja) 照明装置
US9551468B2 (en) Inverse visible spectrum light and broad spectrum light source for enhanced vision
US8405299B2 (en) Light source apparatus
WO2011108053A1 (ja) Ledランプおよびled照明装置
JP5706097B2 (ja) 色補正フィルタ及び色補正フィルタに使用されるテトラアザポルフィリン化合物
US9797576B2 (en) Luminaire
US20100271842A1 (en) Multi-color illuminating back light structure
JP2020532874A5 (ja)
CN107946434B (zh) 白光发光二极管及背光模组
JP5974394B2 (ja) 白色発光装置及びこれを用いた照明器具
KR20100029878A (ko) 평판형 엘이디 조명등
US9488333B2 (en) Lighting device
US11538965B2 (en) Light-emitting diode filament structure and LED lighting lamp including the same
US20170030553A1 (en) Lighting System that Reduces Environmental Light Pollution
KR100919518B1 (ko) 고연색성 백색광원 및 그것을 이용한 조명장치
CN203297975U (zh) 发光二极管照明装置
KR20160058473A (ko) 연색성 led 조명기구
KR101548098B1 (ko) Led 조명기구
JP2016149229A (ja) 照明装置及び照明器具
EP3572712B1 (en) Light source module, and lighting apparatus
KR102164066B1 (ko) 청색광 차단 기능을 갖는 led 조명등
JP2015018677A (ja) 照明装置
JP2010534388A (ja) ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161128

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6064205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151