JP2014075134A - 携帯端末、アラーム通知方法、及びプログラム - Google Patents

携帯端末、アラーム通知方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】イヤホン付きの携帯端末を使用中のユーザに、回りの人間、物体の接近を気づかせる。
【解決手段】ユーザが携帯電話でイヤホンを使用していて外部の音が遮断されている環境で、音声を発している人や物体が接近してくると、携帯電話に内蔵している感知センサが音声周波数を検知する。このとき、携帯電話は、自動的にイヤホンで聞いている音声のボリュームを制御してフェードアウトさせ(音量を徐々に下げ)、アラーム通知音声をユーザに対して送る。また、携帯電話は、音声周波数の違いでどのような物体が接近してきているのか判定し、携帯電話の画面上にアラームを通知する。また、携帯電話は、ドップラー効果の原理を用いて周波数の変化を検知し、音声周波数が増加する物体にだけアラームを出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末に関し、特にアラーム(警報、警告)通知を行う携帯端末に関する。
昨今、街中で、イヤホンを装着して音声や音楽を聴きながら、当該イヤホン付の携帯電話機を操作しつつ歩いているユーザが急増している。
しかし、ユーザ(利用者)は、イヤホンを装着して携帯電話機を操作しながら歩いていると、近くに自動車などの危険物が接近しても気付かないことが多く、危険物が接近した場合、重大な事故に繋がる恐れがある。また、治安の悪化により、夜間における不審者の襲撃も多発している。
このような状況に対し、今まで、事故や事件が「発生した時」のアラーム(警報、警告)通知を備えた携帯電話機はあったが、「事前」の防止につながるアラーム通知を備えた携帯電話機は存在していない。
また、従来、イヤホンを用いて音声や音楽を聴きながら、携帯電話機を操作しているユーザは、外部から音声が遮断されているので、周囲の人間、物体の接近を気付かせる手段としては、バイブでの鳴動やLED(発光ダイオード)での光の点滅などの手段に限られていた。
しかし、これらの手段は、携帯端末に意識を集中させているユーザに対して瞬時に気付かせることはできなかった。その結果、自動車などの移動体との接触事故や、不審者の襲撃などが頻発して安全を脅かされる事態になっている。
なお、関連する技術として、特開平07−069132号公報(特許文献1)に車両用音声報知装置が開示されている。
この関連技術では、集音装置の入力アンプで増幅された環境音の電気信号は、音声認識装置の弁別部で前記登録データと対比され、人声と車両騒音だけが抽出される。この抽出された車両騒音について音圧レベルから車両の距離計算がシミュレーションのもとに行われ、また、一定の時間差をおいてサンプリングされた車両騒音の音圧レベルと比較することによって、歩行者等や他車両が接近して来るのか遠ざかって行くのかが判定される。歩行者や他車両が接近して来る場合には、システムコントローラは音声情報変換装置で得られた所定の音声情報を、スピーカーで構成される出力装置によって運転者に報知し、運転者の注意を喚起したり、具体的な運転指示を与える。
特開平07−069132号公報
本発明の目的は、アラーム(警報)通知の手段に対する解決策として、音声授受システムや音声再生システムに、外部からの音声検知機能を付加した携帯端末を提供することである。
例えば、ユーザが能動的に行っている音楽視聴や画面を眺めるという行為に対して、音声のフェードアウト(音量を徐々に下げること)や画面上のアラーム通知などの変化を与えることで、異変を容易に気付かせることができると考えられる。
本発明の携帯端末は、接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知する検波器と、検波器から、波動周波数を受け取り、一定時間の間、波動周波数をサンプリングし、波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すセンサ制御手段と、波動周波数データに応じた物体のプロファイルを管理するプロファイル管理手段と、センサ制御手段から、波動周波数データを受け取ると、プロファイル管理手段に送出し、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、現在流れている音声がある場合、現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行い、プロファイル管理手段から、プロファイルを受け取ると、プロファイルに基づいて、ユーザに対するアラーム通知処理を行う端末データ処理手段とを具備する。
本発明のアラーム通知方法は、携帯端末により実施されるアラーム通知方法であって、接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知するステップと、一定時間の間、波動周波数をサンプリングし、波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すステップと、波動周波数データを受け取ると、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、現在流れている音声がある場合、現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行うステップと、波動周波数データを受け取ると、波動周波数データに応じた物体のプロファイルを払い出すステップと、プロファイルを受け取ると、プロファイルに基づいて、ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップとを含む。
本発明のプログラムは、接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知するステップと、一定時間の間、波動周波数をサンプリングし、波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すステップと、波動周波数データを受け取ると、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、現在流れている音声がある場合、現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行うステップと、波動周波数データを受け取ると、波動周波数データに応じた物体のプロファイルを払い出すステップと、プロファイルを受け取ると、プロファイルに基づいて、ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップとを携帯端末に実行させるためのプログラムである。
ここでは、波動周波数の例として、物体が発する音、光、及び電磁波の周波数や、物体に対する音、光、及び電磁波の反射周波数のうち、少なくとも1つの周波数を想定している。なお、音声、光、及び電磁波の反射周波数とは、携帯端末が発した音、光、及び電磁波が、物体に反射して返ってきた際の周波数を示す。但し、実際には、これらの例に限定されない。
ユーザが外部音響から遮断されている環境でも、ユーザに対して、危険物の接近を早期に通知することができる。
図1は、本発明の携帯端末の基本構成を示すブロック図である。 図2は、センサ制御部の基本構成を示すブロック図である。 図3は、プロファイル管理部の基本構成を示すブロック図である。 図4は、プロファイルテーブルの構成例を示す図である。 図5Aは、ユーザが携帯端末を用いてイヤホン及びディスプレイ上から物体に対するアラーム通知を受け取る際の動作を示すフローチャートである。 図5Bは、ユーザが携帯端末を用いてイヤホン及びディスプレイ上から物体に対するアラーム通知を受け取る際の動作を示すフローチャートである。 図6は、センサ制御部内での音声周波数判定の動作を示すフローチャートである。 図7は、プロファイル管理部内での音声周波数とアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルのマッチングの動作を示すフローチャートである。 図8は、本発明の携帯端末及び音楽プレーヤーの基本構成を示すブロック図である。 図9Aは、ユーザが携帯端末を用いて音楽プレーヤーのイヤホンから物体のアラーム音声を視聴する際の動作を示すフローチャートである。 図9Bは、ユーザが携帯端末を用いて音楽プレーヤーのイヤホンから物体のアラーム音声を視聴する際の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
本実施形態では、携帯端末でイヤホンを使用して音楽を視聴している際に、物体が発する音声を検知して、物体が接近している可能性を判断する。
図1に示すように、本発明の携帯端末10は、音声センサ11と、ディスプレイ12と、イヤホンレシーバ13と、センサ制御部14と、ユーザインタフェース部15と、プロファイル管理部16と、端末データ処理部17と、端末音声制御部18を備える。
携帯端末10は、ユーザ(利用者)が使用する携帯端末であり、外部I/F(interface:インタフェース)としてイヤホンが接続可能である。携帯端末10の例として、携帯電話機、モバイルノートPC(パソコン)、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、カーナビ(カーナビゲーションシステム)、又は同様の携帯型の電子機器等が考えられる。但し、実際には、これらの例に限定されない。
音声センサ11は、物体(接近物)の発する音響や音声を認識する音声感知センサ等の検波器である。音声センサ11は、認識された物体の音声周波数をセンサ制御部14に送出する。なお、音声センサ11の代わりに、マイクや振動センサを用いることも考えられる。ここでは、物体は、音声センサ11により検出された物体であり、接近している可能性のある物体を示す。
ディスプレイ12は、文字や図形を表示する装置である。ディスプレイ12は、モニタとも呼ばれる。ディスプレイ12は、ユーザインタフェース部15から受け取ったアラーム(警報)画面の情報に基づいて、メッセージ等を表示する。ディスプレイ12の例として、LCD(液晶ディスプレイ)やPDP(プラズマディスプレイ)、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)等の表示装置が考えられる。或いは、ディスプレイ12は、外部の表示装置に情報を出力するためのインタフェースでも良い。すなわち、ディスプレイ12は、何らかの出力装置であれば良い。但し、実際には、これらの例に限定されない。
イヤホンレシーバ13は、イヤホンと接続し、ユーザインタフェース部15からアラーム音声を受け取り、イヤホンからアラーム音声を鳴動させる。イヤホンレシーバ13の例として、アダプタ、スピーカー端子、その他の接続口(コネクタ)等が考えられる。イヤホンは、ヘッドホンでも良い。なお、イヤホンレシーバ13とイヤホンとの通信回線は、有線/無線を問わない。また、イヤホンレシーバ13とイヤホンは、一体化していても良い。
センサ制御部14は、音声センサ11から受け取った物体の音声周波数を一定の時間、サンプリングする。センサ制御部14は、音声周波数が増加していく場合には、物体が接近していると判断し、端末データ処理部17に、音声周波数に対応する音声周波数データを送出する。センサ制御部14は、音声周波数が一定(不変)の場合には、物体が静止していると判断し、音声周波数データを廃棄する。センサ制御部14は、音声周波数が減少していく場合には、物体が遠ざかっていると判断し、音声周波数データを廃棄する。すなわち、センサ制御部14は、音声周波数が増加してない場合には、物体が接近していないと判断し、対外的には、端末データ処理部17に対する音声周波数データの送出を制限する形になる。また、センサ制御部14は、音声周波数の増加量に応じて、フィルタリングする。すなわち、センサ制御部14は、接近する物体の速度に応じて、音声周波数データを端末データ処理部17に送出するか判断する。
ユーザインタフェース部15は、端末データ処理部17からアラーム画面の情報を受け取ると、受け取った情報に基づいて、ディスプレイ12上に「〜のようなものが接近してきています。注意しましょう。」という旨のメッセージを表示する。また、ユーザインタフェース部15は、端末データ処理部17からアラーム音声を受け取り、イヤホンレシーバ13を介してイヤホンからアラーム音声を鳴動させる。
プロファイル管理部16は、音声周波数データに応じた物体のプロファイルを管理する。例えば、プロファイル管理部16は、車やバイク等のエンジン音や、動物の鳴き声、靴音(足音)等、それぞれ物体が発する音声や音響を周波数毎に管理し、音声周波数と物体の属性とを紐付け(関連付け)して格納する。また、プロファイル管理部16は、端末データ処理部17から、音声周波数データを受け取り、音声周波数データに応じたアラーム表示プロファイルやアラーム音声プロファイルを、端末データ処理部17に送出する。
端末データ処理部17は、センサ制御部14から、音声周波数データを受け取ると、プロファイル管理部16に送出する。また、端末データ処理部17は、音声周波数データを受け取ると、現在流れている音楽(音声)があるか確認し、現在流れている音楽がある場合、端末音声制御部18に対して、ミュート(消音)にする命令を送出する。更に、端末データ処理部17は、プロファイル管理部16からアラーム表示プロファイルを受け取ると、ユーザインタフェース部15に送出する。また、端末データ処理部17は、プロファイル管理部16からアラーム音声プロファイルを受け取ると、端末音声制御部18に送出する。そして、端末データ処理部17は、端末音声制御部18からアラーム音声を受けると、ユーザインタフェース部15にアラーム音声を送出する。
端末音声制御部18は、音楽やアラーム音声の出力制御を行う。端末音声制御部18は、端末データ処理部17から現在流れている音楽を停止する旨の指令を受けると、音楽をミュート(消音)にする。このとき、端末音声制御部18は、音楽をフェードアウトさせる(音量を徐々に下げる)ようにしても良い。また、端末音声制御部18は、端末データ処理部17からアラーム音声プロファイルを受け取ると、アラーム音声プロファイルに対応したアラーム音声を、端末データ処理部17に送出する。すなわち、端末音声制御部18は、アラーム音声プロファイルに応じて、最終的に、イヤホンからアラーム音声を鳴動させる。
図2を参照して、センサ制御部14の基本構成について説明する。
センサ制御部14は、音声周波数データ処理部141と、音声周波数判定部142と、音声周波数テーブル143を備える。
音声周波数データ処理部141は、音声センサ11から受け取った音声周波数を音声周波数判定部142に送出する。また、音声周波数データ処理部141は、音声周波数テーブル143から払い出された音声周波数を端末データ処理部17に送出する。更に、音声周波数データ処理部141は、音声周波数判定部142から音声周波数非送出信号を受け取った場合、端末データ処理部17に何も送出しない。
音声周波数判定部142は、音声周波数データ処理部141から音声周波数を受け取り、一定時間の間、音声周波数をサンプリングする。音声周波数判定部142は、サンプリングされた音声周波数が増加している場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していると判断し、公式に基づき、物体が発している音声周波数に対応する音声周波数データを払い出すように、音声周波数テーブル143に命令する。また、音声周波数判定部142は、サンプリングされた音声周波数が一定(不変)の場合、ドップラー効果の原理により物体は静止していると判断し、音声周波数非送出信号を音声周波数データ処理部141に対して送出する。また、音声周波数判定部142は、サンプリングされた音声周波数が減少している場合、ドップラー効果の原理により物体は遠ざかっていると判断し、音声周波数非送出信号を音声周波数データ処理部141に対して送出する。すなわち、音声周波数判定部142は、音声周波数が増加してない場合には、物体が接近していないと判断し、音声周波数非送出信号を音声周波数データ処理部141に対して送出する。この理由は、静止している物体、又は遠ざかっていく物体は危険度が低いと考えられ、ユーザに対して頻繁なアラーム通知の煩わしさを軽減するためである。また、音声周波数判定部142は、サンプリング時間の調節や周波数帯域のフィルタリングを行う機能も有しており、特定の音声を発生する物体だけを判定することも可能である。これにより、本当に危険な物体が接近してきた場合にだけアラームを出し、後は、快適に音楽を視聴するようなシステムを構築することが可能となる。
音声周波数テーブル143は、音声周波数判定部142から、音声周波数に対応する音声周波数データを送出するように命令を受けると、音声周波数に対応する音声周波数データを音声周波数データ処理部141に送出する。このとき、音声周波数テーブル143では、音声周波数の波形等の特徴に基づいて、音声周波数と音声周波数データとが紐付け(関連付け)されている。音声周波数データは、ある特徴的な音声周波数を示すデータである。例えば、音声周波数テーブル143は、受け取った音声周波数の特徴が、所定の音声周波数データにより示される音声周波数の特徴と一致/類似していれば、これらの音声周波数と音声周波数データとが対応するものであると判定し、音声周波数に対応する音声周波数データを特定することができる。
なお、実際には、音声周波数テーブル143は、音声周波数判定部142に含まれていても良い。すなわち、音声周波数判定部142と音声周波数テーブル143は、一体化することができる。また、音声周波数テーブル143は、存在しなくても良い。例えば、音声周波数判定部142は、サンプリングされた音声周波数を平均化し、平均化された音声周波数を音声周波数データとして、音声周波数データ処理部141に対して送出するようにしても良い。
図3を参照して、プロファイル管理部16の基本構成について説明する。
プロファイル管理部16は、プロファイル管理データ処理部161と、プロファイル判定部162と、プロファイルテーブル163を備える。
プロファイル管理データ処理部161は、端末データ処理部17から受け取った音声周波数データをプロファイル判定部162に送出する。また、プロファイル管理データ処理部161は、プロファイルテーブル163から払い出されたプロファイルを端末データ処理部17に送出する。更に、プロファイル判定部162から非該当信号を受け取った場合、端末データ処理部17に何も送出しない。
プロファイル判定部162は、プロファイル管理データ処理部161から音声周波数データを受け取り、プロファイルテーブル163内に、音声周波数データに該当(対応)するアラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルがないか探索する。また、プロファイル判定部162は、プロファイルテーブル163内に、音声周波数データに該当するアラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルがあった場合、当該アラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルを送出するようにプロファイルテーブル163に対して命令する。また、プロファイル判定部162は、プロファイルテーブル163内に、音声周波数データに該当するアラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルがない場合、非該当信号をプロファイル管理データ処理部161に送出する。
プロファイルテーブル163は、プロファイル判定部162から、音声周波数データに該当するアラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルを送出するように命令を受けると、当該アラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルをプロファイル管理データ処理部161に送出する。
なお、実際には、プロファイルテーブル163は、プロファイル判定部162に含まれていても良い。すなわち、プロファイル判定部162とプロファイルテーブル163は、一体化することができる。
図4を参照して、プロファイルテーブル163の構成について説明する。
プロファイルテーブル163内部のフィールド内には、音声周波数帯域、アラーム表示、アラーム音声等の項目が存在し、各周波数帯域に対して一義に決まっている。例えば、音声周波数帯域がP1〜P2の範囲ならば、アラーム表示DAとアラーム音声SAが紐付け(関連付け)される。また、音声周波数帯域がP2〜P3の周波数帯域ならば、アラーム表示DBとアラーム音声SBが紐付け(関連付け)される。ここでは、「音声周波数帯域」は、音声周波数データを示す。また、「アラーム表示」は、アラーム表示プロファイルを示す。また、「アラーム音声」は、アラーム音声プロファイルを示す。
図5A、図5Bを参照して、ユーザが本発明の携帯端末10を用いてイヤホン及びディスプレイ12上から物体に対するアラーム通知を受け取る際の動作の流れを説明する。
まず、アラーム表示と音声がディスプレイ12とイヤホンレシーバ13を通じてユーザに通知される場合について説明する。
(1)ステップK101
携帯端末10は、初期状態にいる。このとき、ユーザは、携帯端末10にイヤホンを接続して音楽を視聴しながら画面を操作している。
(2)ステップK102
携帯端末10の音声センサ11は、物体が音声を発しながら接近してきた場合、その物体の音声周波数を検知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK103
ここで、センサ制御部14は、音声周波数のサンプリング及びフィルタリングを実施して、物体がどのような種類の周波数を発しているのか判断する。
(4)ステップK104
もし、音声周波数が増加していると判断した場合、センサ制御部14は、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出する。
(5)ステップK105
次に、端末データ処理部17は、音声周波数データを受け取ると、端末音声制御部18に音声鳴動中止の信号を送出する。
(6)ステップK106
端末音声制御部18は、音声鳴動中止の信号を端末データ処理部17から受け取ると、鳴動していた音楽を中止させる。
(7)ステップK107
一方で、端末データ処理部17は、音声周波数データをプロファイル管理部16に送出する。
(8)ステップK108
ここで、プロファイル管理部16は、アラーム表示及び音声と、音声周波数データのマッチング(有無判定)を実施する。すなわち、プロファイル管理部16は、音声周波数データに該当するアラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイルが存在するか確認する。
(9)ステップK109
プロファイル管理部16は、音声周波数データに該当するアラーム表示プロファイルが存在する場合、対応したアラーム表示プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
(10)ステップK110
同時に、プロファイル管理部16は、音声周波数データに該当するアラーム音声プロファイルが存在する場合、対応したアラーム音声プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
(11)ステップK111
次に、端末データ処理部17は、受け取ったアラーム表示プロファイルをユーザインタフェース部15に送出する。
(12)ステップK112
また、端末データ処理部17は、受け取ったアラーム音声プロファイルを端末音声制御部18に送出する。
(13)ステップK113
ユーザインタフェース部15は、受け取ったアラーム表示プロファイルに応じて、ディスプレイ12の画面上にアラーム画像(動画)を表示する。
(14)ステップK114
また、端末音声制御部18は、受け取ったアラーム音声プロファイルに応じて、アラーム音声を鳴動させる。例えば、端末音声制御部18は、アラーム音声プロファイルに応じたアラーム音声をユーザインタフェース部15に送出する。ユーザインタフェース部15は、イヤホンを介して、アラーム音声を鳴動させる。
(15)ステップK115
ユーザの装着しているイヤホンからは、視聴していた音楽がフェードアウトする(音量を徐々に下げる)とともに、アラーム音声が鳴動する。また、ユーザが操作していたディスプレイ12の画面上には、アラーム画像(静止画、動画等)が表示される。このとき、ユーザインタフェース部15は、アラーム画像(動画)の表示と、アラーム音声の出力を、同期させると好適である。例えば、ユーザインタフェース部15は、アラーム画像(動画)のデータとアラーム音声のデータが両方ともそろった場合に、同時に出力する。
次に、アラーム表示と音声がディスプレイ12とイヤホンレシーバ13を通じてユーザに通知されない場合について説明する。ここでは、以下のケース1とケース2に分けて説明する。
<ケース1>
(1)ステップK101
ユーザは、初期状態にいる。このとき、ユーザはイヤホンを接続して音楽を視聴しながら画面を操作している。
(2)ステップK102
携帯端末10の音声センサ11は、物体が音声を発しながら接近してきた場合、その物体の音声周波数を検知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK103
ここで、センサ制御部14は、音声周波数のサンプリングを実施して物体がどのような種類の周波数を発しているのか判断する。
(4)ステップK116
センサ制御部14は、音声周波数が取得できない場合、或いは、音声周波数が変化していない(不変)と判断した場合、及び、音声周波数が減少していると判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出しない。すなわち、センサ制御部14は、音声周波数が取得できない場合、或いは、音声周波数が変化していない(不変)と判断した場合、及び、音声周波数が減少していると判断した場合、対外的には、端末データ処理部17に対する音声周波数データの送出を制限する形になる。
(5)ステップK118
結果的に、ユーザは、携帯端末10で音楽を視聴し、画面を操作する行為を継続することになる。すなわち、携帯端末10は、現状の動作を継続する。
<ケース2>
(1)ステップK101
ユーザは、初期状態にいる。このとき、ユーザはイヤホンを接続して音楽を視聴しながら画面を操作している。
(2)ステップK102
携帯端末10の音声センサ11は、物体が音声を発しながら接近してきた場合、その物体の音声周波数を検知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK103
ここで、センサ制御部14は、音声周波数のサンプリングを実施して物体がどのような種類の周波数を発しているのか判断する。
(4)ステップK104
もし、音声周波数が増加していると判断した場合、センサ制御部14は、音声周波数データを端末データ処理部17に送出する。
(5)ステップK105
次に、端末データ処理部17は、音声周波数データを受け取ると、端末音声制御部18に音声鳴動中止の信号を送出する。
(6)ステップK106
端末音声制御部18は、音声鳴動中止の信号を端末データ処理部17から受け取ると、鳴動していた音楽を中止させる。
(7)ステップK107
一方で、端末データ処理部17は、音声周波数データをプロファイル管理部16に送出する。
(8)ステップK108
ここで、プロファイル管理部16は、アラーム表示及び音声と、音声周波数データのマッチング(有無判定)を実施する。
(9)ステップK117
プロファイル管理部16は、該当するデータがない場合、端末データ処理部17にアラーム表示プロファイルとアラーム音声プロファイルを送出しない。すなわち、プロファイル管理部16は、該当するデータがない場合、対外的には、端末データ処理部17に対するアラーム表示プロファイルとアラーム音声プロファイルの送出を制限する形になる。
(10)ステップK118
結果的に、ユーザは、携帯端末10で音楽を視聴し、画面を操作する行為を継続することになる。すなわち、携帯端末10は、現状の動作を継続する。
図6を参照して、センサ制御部14内での音声周波数判定の動作について説明する。
(1)ステップS101
センサ制御部14は、初期状態にいる。このとき、センサ制御部14は、音声センサ11から対象物が発する音声周波数を取得する。
(2)ステップS102
次に、音声周波数データ処理部141は、音声周波数データを音声周波数判定部142に送出する。
(3)ステップS103
音声周波数判定部142は、音声周波数のサンプリングを一定時間実施する。
(4)ステップS104
ここで、音声周波数判定部142は、音声周波数のフィルタリングを実施して、物体がどのような種類の周波数を発しているのか判断する。
(5)ステップS105
音声周波数判定部142は、音声周波数が増加していると判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを音声周波数データ処理部141に送出する。すなわち、音声周波数判定部142は、音声センサ11から取得した音声周波数を有効と判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを払い出すように、音声周波数テーブル143に命令する。音声周波数テーブル143は、音声周波数判定部142から、音声周波数に対応する音声周波数データを送出するように命令を受けると、音声周波数に対応する音声周波数データを音声周波数データ処理部141に送出する。
(6)ステップS106
音声周波数データ処理部141は、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出する。
(7)ステップS107
反対に、音声周波数判定部142は、音声周波数を取得できない場合、或いは、音声周波数が一定(不変)の場合、及び、音声周波数が減少していると判断した場合、音声周波数データ処理部141に非該当信号を送出する。すなわち、音声周波数判定部142は、音声センサ11から取得した音声周波数を無効と判断した場合、音声周波数データ処理部141に非該当信号を送出する。
(8)ステップS108
音声周波数データ処理部141は、非該当信号を受け取ると、端末データ処理部17に音声周波数を送出しない。すなわち、音声周波数データ処理部141は、非該当信号を受け取ると、対外的には、端末データ処理部17に対する音声周波数データの送出を制限する形になる。
図7を参照して、プロファイル管理部16内での音声周波数とアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルのマッチングの動作について説明する。
(1)ステップP101
端末データ処理部17は、初期状態にいる。このとき、端末データ処理部17は、音声周波数をプロファイル管理データ処理部161に送出する。
(2)ステップP102
プロファイル管理データ処理部161は、音声周波数を受け取ると、受け取った音声周波数をプロファイル判定部162に送出する。
(3)ステップP103
プロファイル判定部162は、音声周波数を受け取ると、プロファイルテーブル163内のフィールドを参照する。
(4)ステップP104
ここで、プロファイル判定部162は、音声周波数がテーブル内の周波数帯域に該当するか判断する。すなわち、プロファイル判定部162は、音声周波数とテーブル内の周波数帯域とのマッチング(有無判定)を実施する。
(5)ステップP105
プロファイル判定部162は、音声周波数がテーブル内の周波数帯域に該当した場合、対応するアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルをプロファイル管理データ処理部161に送出する。すなわち、プロファイル判定部162は、入力された音声周波数に対応するプロファイルテーブル163内の音声周波数、アラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルが存在した場合、対応するアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルをプロファイル管理データ処理部161に送出する。
(6)ステップP106
プロファイル管理データ処理部161は、対応するアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
(7)ステップP107
反対に、プロファイル判定部162は、音声周波数がテーブル内の周波数帯域に該当しなかった場合、プロファイル管理データ処理部161にプロファイル非該当信号を送出する。すなわち、プロファイル判定部162は、入力された音声周波数に対応するプロファイルテーブル163内の音声周波数、アラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルが存在しない場合、プロファイル管理データ処理部161に対して、プロファイル非該当信号を送出する。
(8)ステップP108
プロファイル管理データ処理部161は、プロファイル非該当信号を受け取ると、対応するアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルが存在しないため、端末データ処理部17にプロファイルを送出しない。すなわち、対外的には、プロファイル管理データ処理部161は、端末データ処理部17に対するプロファイルの送出を制限する形になる。
本発明を利用することで、ユーザは、イヤホン等を使用中で、外部音響から遮断されている環境でも、自分に接近している危険物に対して早期に認知することができ、事故や事件を未然に防ぐことが可能になる。
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態では、ユーザが、携帯端末10と近距離通信可能な音楽プレーヤーでイヤホンをつけて音楽を視聴していた場合について説明する。
例えば、携帯端末10がウェアラブル端末であるものとする。このとき、ユーザが携帯端末10を衣服やカバンに取り付けておき、当該音楽プレーヤーで音楽を視聴していた場合に、接近してきた物体の音声周波数を携帯端末10が感知し、アラーム音声を音楽プレーヤーに送る。ユーザは音楽プレーヤーのイヤホンからアラーム音声を聞き取ることができ危険物の接近を認知する。
図8は、本実施形態における携帯端末10及び音楽プレーヤー20の基本構成を示す。
携帯端末10は、音声センサ11と、センサ制御部14と、プロファイル管理部16と、端末データ処理部17と、近距離通信部19を備える。
また、音楽プレーヤー20は、イヤホンレシーバ23と、ユーザインタフェース部25と、端末データ処理部27と、端末音声制御部28と、近距離通信部29を備える。
なお、携帯端末10及び音楽プレーヤー20は、第1実施形態の携帯端末10と同様の構成を有していても良い。すなわち、携帯端末10及び音楽プレーヤー20は、第1実施形態の携帯端末10でも良い。例えば、第1実施形態の携帯端末10は、近距離通信の機能を有していれば、本実施形態における携帯端末10及び音楽プレーヤー20として使用可能である。
音声センサ11は、音響や音声を認識する音声感知センサ等の検波器である。音声センサ11は、認識された物体の音声周波数をセンサ制御部14に送出する。なお、音声センサ11の代わりに、マイクや振動センサを用いることも考えられる。
センサ制御部14は、音声センサ11から受け取った物体の音声周波数を一定の時間サンプリングする。音声周波数が増加していく場合には、物体が接近していると判断し端末データ処理部17に、音声周波数データを送出する。音声周波数が一定(不変)又は減少していく場合には、物体が静止しているか遠ざかっていると判断し、音声周波数データを廃棄する。また、音声周波数の増加量に応じてフィルタリングし接近する物体の速度に応じて周波数データを端末データ処理部17に送出するか判断する。
プロファイル管理部16には、音声周波数データに応じた物体のプロファイルが管理されている。例えば、プロファイル管理部16は、自動車などのエンジン音や動物の鳴き声、靴音(足音)など、それぞれ物体が発する音声を周波数毎に管理し、物体の属性を紐付け(関連付け)している。プロファイル管理部16は、端末データ処理部17から、音声周波数データを受け取ると、音声周波数データに応じたアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
端末データ処理部17は、センサ制御部14から、音声周波数データを受け取ると、プロファイル管理部16に送出する。また、プロファイル管理部16からアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルを受け取ると、近距離通信部19に送出する。
近距離通信部19は、近距離通信の機能を有し、端末データ処理部17から払い出されたアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルを、近距離通信回線を経由して外部に送出する。
近距離通信回線の例として、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)、微弱無線、シリアル通信回線等が考えられる。但し、実際には、これらの例に限定されない。
近距離通信部29は、携帯端末10から送出されたアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルを、近距離通信回線を経由して受け取る。また、受け取ったプロファイルを端末データ処理部27に送出する。
端末データ処理部27は、近距離通信部から受け取ったアラーム表示プロファイル、及びアラーム音声プロファイルのうち、前者(アラーム表示プロファイル)をユーザインタフェース部25に送出する。また、現在流れている音楽がある場合、停止するように端末音声制御部28に命令し、後者(アラーム音声プロファイル)を端末音声制御部28に送出する。更に、端末データ処理部27は、端末音声制御部28からアラーム音声を受け取ると、アラーム音声をユーザインタフェース部25に送出する。
端末音声制御部28は、端末データ処理部27から現在流れている音楽を停止するように指令を受けると、音楽をミュート(消音)にする。また、端末音声制御部28は、端末データ処理部27からアラーム音声プロファイルを受け取ると、対応した音声を鳴動させる。すなわち、端末音声制御部28は、受け取ったアラーム音声プロファイルに対応したアラーム音声を、端末データ処理部27に送出する。
ユーザインタフェース部25は、端末データ処理部27からアラーム画面の情報を受け取ると、ディスプレイ22上には「〜のようなものが接近してきています。注意しましょう。」という旨のメッセージを表示する。また、ユーザインタフェース部25は、端末データ処理部27からアラーム音声を受け取り、イヤホンレシーバ23を介してイヤホンからアラーム音声を鳴動させる。
図9A、図9Bを参照して、ユーザが本実施形態の携帯端末10を用いて音楽プレーヤー20のイヤホンから物体のアラーム音声を視聴する際の動作の流れを説明する。
まず、ユーザが音楽プレーヤーのイヤホンからアラーム音声を視聴する場合について説明する。
(1)ステップK201
携帯端末10は、初期状態にいる。ユーザは、携帯端末10を衣服、若しくは、鞄に取り付けている。
(2)ステップK202
携帯端末10内の音声センサ11は、物体が発する音声周波数を感知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK203
ここで、センサ制御部14は、一定時間、音声周波数のサンプリング及びフィルタリングを実施する。
(4)ステップK204
センサ制御部14は、音声周波数が増加していると判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出する。
(5)ステップK205
次に、端末データ処理部17は、音声周波数データをプロファイル管理部16に送出する。
(6)ステップK206
ここで、プロファイル管理部16は、プロファイルテーブル163を参照し、入手した音声周波数データに該当するアラーム音声プロファイルがあるかどうか探索する。
(7)ステップK207
プロファイル管理部16は、プロファイルテーブル163内に、入手した音声周波数データに該当するアラーム音声プロファイルが存在する場合、対応するアラーム音声プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
(8)ステップK208
端末データ処理部17は、対応するアラーム音声プロファイルを近距離通信部19に送出する。
(9)ステップK209
近距離通信部19は、近距離通信回線を経由して、携帯端末10から外部に、対応するアラーム音声プロファイルを送出する。
(10)ステップM201
音楽プレーヤー20内の近距離通信部29は、近距離通信回線を経由して、近距離通信部19が送出したアラーム音声プロファイルを受け取る。
(11)ステップM202
近距離通信部29は、受け取ったアラーム音声プロファイルを端末データ処理部17に送出する。
(12)ステップM203
端末データ処理部17は、アラーム音声プロファイルを受け取ると、音楽の鳴動を停止するように端末音声制御部18に命令する。
(13)ステップM204
端末音声制御部18は、音声鳴動中止の信号を端末データ処理部17から受け取ると、音楽の鳴動を停止する。
(14)ステップM205
端末データ処理部17は、音楽の鳴動が停止されると、アラーム音声プロファイルを端末音声制御部18に送出する。
(15)ステップM206
端末音声制御部18は、アラーム音声プロファイルに応じてアラーム音声を鳴動させる。
(16)ステップM207
ユーザは、音楽プレーヤー20のイヤホンからアラーム音声を視聴する。
次に、音楽プレーヤーからアラーム音声が鳴動せず、ユーザが音楽を視聴し続ける場合について説明する。ここでは、以下のケース1とケース2に分けて説明する。
<ケース1>
(1)ステップK201
携帯端末10は、初期状態にいる。ユーザは、携帯端末10を衣服、若しくは、鞄に取り付けている。
(2)ステップK202
携帯端末10内の音声センサ11は、物体が発する音声周波数を感知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK203
ここで、センサ制御部14は、一定時間、音声周波数のサンプリング及びフィルタリングを実施する。
(4)ステップK210
センサ制御部14は、音声周波数の未取得の場合、或いは、音声周波数が一定(不変)であると判断した場合、及び、音声周波数が減少していると判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出しない。すなわち、センサ制御部14は、音声周波数の未取得の場合、或いは、音声周波数が一定(不変)であると判断した場合、及び、音声周波数が減少していると判断した場合、対外的には、端末データ処理部17に対する音声周波数データの送出を制限する形になる。
(5)ステップK212
結果的に、ユーザは、アラーム音声を聴くことなく音楽を視聴し続ける。すなわち、音楽プレーヤー20は、現状の動作を継続する。
<ケース2>
(1)ステップK201
携帯端末10は、初期状態にいる。ユーザは、携帯端末10を衣服、若しくは、鞄に取り付けている。
(2)ステップK202
携帯端末10内の音声センサ11は、物体が発する音声周波数を感知してセンサ制御部14に送出する。
(3)ステップK203
ここで、センサ制御部14は、一定時間、音声周波数のサンプリング及びフィルタリングを実施する。
(4)ステップK204
センサ制御部14は、音声周波数が増加していると判断した場合、音声周波数に対応する音声周波数データを端末データ処理部17に送出する。
(5)ステップK205
次に、端末データ処理部17は、音声周波数データをプロファイル管理部16に送出する。
(6)ステップK206
ここで、プロファイル管理部16は、プロファイルテーブル163を参照し、入手した音声周波数データに該当するアラーム音声プロファイルがあるかどうか探索する。
(7)ステップK211
プロファイル管理部16は、プロファイルテーブル163内に、入手した音声周波数データに該当するプロファイル(アラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイル)が存在しない場合、プロファイルを端末データ処理部17に送出しない。すなわち、対外的には、プロファイル管理部16は、端末データ処理部17に対するプロファイルの送出を制限する形になる。
(8)ステップK212
結果的に、ユーザは、アラーム音声を聴くことなく音楽を視聴し続ける。すなわち、音楽プレーヤー20は、現状の動作を継続する。
以下に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態では、音声の代わりに、物体が発する光(又は電磁波)の周波数を検知するようにする。すなわち、本発明では、音声に限らず、光(又は電磁波)など他の波動の周波数を検知するようにしても良い。なお、音声、光、及び電磁波の周波数を全て検知できるようにすると、より確実に、物体の接近を検知することができるようになるため、好適である。
例えば、携帯端末10は、物体が発する光(又は電磁波)の周波数を検知し、アラーム表示をユーザの携帯端末10に表示し、音声を鳴動させる。
このとき、携帯端末10は、光(又は電磁波)センサを搭載している。この場合、前述の各実施形態(第1及び第2実施形態)において、「音声センサ11」を「光(又は電磁波)センサ」と読み替え、「音声周波数」を「光(又は電磁波)の周波数」と読み替える。すなわち、音声センサ11は、何らかの波動を検知する検波器である。
以下に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態では、携帯端末10が発する音や光(又は電磁波)の物体に対する反射周波数を検知するようにする。音声、光、及び電磁波の反射周波数とは、携帯端末10が発した音、光、及び電磁波が、物体に反射して返ってきた際の周波数を示す。なお、音声、光、及び電磁波の反射周波数を全て検知できるようにすると、より確実に、物体の接近を検知することができるようになるため、好適である。
例えば、携帯端末10は、音声や光(又は電磁波)を発生させ、これらの音声や光(又は電磁波)が物体に反射して送られてくる周波数を検知し、アラーム表示をユーザの携帯端末10に表示し、音声を鳴動させる。このとき、携帯端末10は、音声や光(又は電磁波)を発生させる装置又は回路を搭載している。例えば、携帯端末10は、スピーカーや照明機器、電磁波照射装置等を備える。この場合、前述の各実施形態(第1及び第2実施形態)において、「音声センサ11」が、スピーカーや照明機器、電磁波照射装置等を含むものとしても良い。
なお、携帯端末10が音の反射周波数を検知する場合、前述の各実施形態(第1及び第2実施形態)において、「音声周波数」を「音の反射周波数」と読み替える。
また、携帯端末10が光(又は電磁波)の反射周波数を検知する場合、携帯端末10は、光(又は電磁波)センサを搭載している。この場合、前述の各実施形態(第1及び第2実施形態)において、「音声センサ11」を「光(又は電磁波)センサ」と読み替え、「音声周波数」を「光(又は電磁波)の反射周波数」と読み替える。
以下に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態では、携帯端末10は、イヤホンの接続、着信、音楽再生等を検知して、自動的に、本発明に係るアラーム通知機能を起動する。
例えば、携帯端末10は、ユーザがイヤホンを使用していない場合、前述の各実施形態の動作を行わないものとする。そして、携帯端末10は、携帯端末10自体へのイヤホンの接続、着信、音楽再生を検知した際、或いは音楽プレーヤー20へのイヤホンの接続、音楽再生を検知した際に、自動的に、前述の各実施形態の動作を行うようにする。
なお、イヤホンの接続については、イヤホンレシーバ13やユーザインタフェース部15(或いは、イヤホンレシーバ23やユーザインタフェース部25)が検知し、端末データ処理部17に通知するものとする。また、音楽再生については、端末音声制御部18(或いは、端末音声制御部28)が検知し、端末データ処理部17に通知するものとする。端末データ処理部17は、イヤホンの接続や音楽再生を検知した旨の通知に応じて、自動的に、前述の各実施形態の動作を行う。
或いは、携帯端末10は、携帯端末10自体へのイヤホンの接続、着信、音楽再生を検知した際、或いは音楽プレーヤー20へのイヤホンの接続、音楽再生を検知した際に、自動的に、前述の各実施形態の動作を行うためのアプリケーションソフトウェアを起動するようにしても良い。
なお、前述の各実施形態は、組み合わせて実施することも可能である。
最後に、本発明の携帯端末の特徴的な機能(処理手段)について詳細に説明する。
音声周波数データ処理手段は、音声センサから受け取った音声周波数を音声周波数判定手段に送出する。また、音声周波数データ処理手段は、音声周波数テーブルから払い出された音声周波数を端末データ処理手段に送出する。更に、音声周波数データ処理手段は、音声周波数判定手段から音声周波数非送出信号を受け取った場合、端末データ処理手段に何も送出しない。
音声周波数判定手段は、音声周波数データ処理手段から一定時間の間、音声周波数をサンプリングする。音声周波数判定手段は、この周波数が増加している場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していると判断し、公式に基づき、物体が発している音声周波数に対応する音声周波数データを払い出すように音声周波数テーブルに命令する。また、音声周波数判定手段は、サンプリングされた音声周波数が一定(不変)である場合、又は減少している場合、ドップラー効果の原理により、物体は静止している、又は遠ざかっていると判断し、音声周波数非送出信号を音声周波数データ処理手段に対して送出する。これは、遠ざかっていく物体は危険度が低く、ユーザに対して頻繁なアラーム通知の煩わしさを軽減する効果を有する。また、音声周波数判定手段は、サンプリング時間の調節や周波数帯域のフィルタリングをする機能も有しており、特定の音声を発生する物体だけを判定することも可能である。これにより、本当に危険な物体が接近してきた場合にだけアラームを出し、後は、快適に音楽を視聴するようなシステムを構築することが可能となる。
音声周波数テーブルは、音声周波数判定手段から、音声周波数に対応する音声周波数データを送出するように命令を受けると、音声周波数に対応する音声周波数データを音声周波数データ処理手段に送出する。
プロファイル管理データ処理手段は、端末データ処理手段から受け取った音声周波数データをプロファイル判定手段に送出する。また、プロファイル管理データ処理手段は、プロファイルテーブルから払い出されたプロファイルを端末データ処理手段に送出する。更に、プロファイル管理データ処理手段は、プロファイル判定手段から非該当信号を受け取った場合、端末データ処理手段に何も送出しない。
プロファイル判定手段は、プロファイル管理データ処理手段から音声周波数データを受け取り、プロファイルテーブル内に、受け取った音声周波数データに該当するプロファイル(アラーム表示プロファイル及びアラーム音声プロファイル)がないか探索する。プロファイル判定手段は、該当するプロファイルがあった場合、該当するプロファイルを送出するようにプロファイルテーブルに対して命令する。プロファイル判定手段は、該当するプロファイルがない場合、非該当信号をプロファイル管理データ処理手段に送出する。
プロファイルテーブルは、プロファイル判定手段から、該当するプロファイルを送出するように命令を受けると、該当するプロファイルをプロファイル管理データ処理手段に送出する。
以上のように、本発明は、イヤホン使用時の接近物体感知システム及びアラーム(警報)システムに関する。
本発明では、ユーザが携帯端末でイヤホンを使用していて外部の音が遮断されている環境で、音声を発している人や物体が接近してくると、携帯端末に内蔵している感知センサが音声周波数を検知する。
このとき、携帯端末は、自動的にイヤホンで聞いている音声のボリューム(音量)を制御し、フェードアウトさせ(音量を徐々に下げ)、アラーム音声をユーザに対して送る。また、音声周波数の違いでどのような物体が接近してきているのか判定し、携帯端末の画面上にアラームを通知する。
また、本発明では、携帯端末に、ドップラー効果の原理を用いて周波数の変化を検知する部位を設け、音声周波数が増加する物体にだけアラームを出すようにしている。通常、音声を発信する物体が接近する場合は、音声周波数が増加し、物体が遠ざかる場合は、音声周波数が低下するという特徴がある。
本発明を利用すれば、物体の音声を検知する度にアラームが出続けてしまうような状況をなくすことができ、より効果的に物体に対してのアラーム通知を行うことができる。
更に、検知する周波数範囲毎に音声を発する物体をカテゴライズ(分類)したデータベースを持ち、その物体の情報をユーザに対して提供する。例えば「車らしき物体が接近してきています。」などと音声とディスプレイ12の画面上の表示で通知する。
本発明は、データ処理機能と通信機能を持つ携帯電話機、或いは、携帯型情報通信機器一般に適用することが可能である。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
10…携帯端末
11…音声センサ
12…ディスプレイ
13…イヤホンレシーバ
14…センサ制御部
15…ユーザインタフェース部
16…プロファイル管理部
17…端末データ処理部
18…端末音声制御部
19…近距離通信部
20…音楽プレーヤー
23…イヤホンレシーバ
25…ユーザインタフェース部
27…端末データ処理部
28…端末音声制御部
29…近距離通信部

Claims (19)

  1. 接近している物体の発する音響や音声、光、又は電磁波を認識するセンサと、
    接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知する検波器と、
    前記検波器から、前記波動周波数を受け取り、一定時間の間、前記波動周波数をサンプリングし、前記波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すセンサ制御手段と、
    前記波動周波数データに応じた物体のプロファイルを管理するプロファイル管理手段と、
    前記センサ制御手段から、前記波動周波数データを受け取ると、前記プロファイル管理手段に送出し、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、前記現在流れている音声がある場合、前記現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行い、前記プロファイル管理手段から、前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに基づいて、前記ユーザに対するアラーム通知処理を行う端末データ処理手段と
    を具備する
    携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記センサ制御手段は、
    前記検波器から、前記波動周波数を受け取る波動周波数データ処理手段と、
    前記波動周波数データ処理手段から前記波動周波数を受け取り、一定時間の間、前記波動周波数をサンプリングする波動周波数判定手段と、
    前記波動周波数判定手段から、前記波動周波数に対応する波動周波数データを送出するように命令を受けると、前記波動周波数に対応する波動周波数データを前記波動周波数データ処理手段に送出する波動周波数テーブルと
    を具備する
    携帯端末。
  3. 請求項2に記載の携帯端末であって、
    前記波動周波数判定手段は、前記サンプリングされた波動周波数が増加している場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していると判断し、公式に基づいて前記サンプリングされた波動周波数に対応する波動周波数データを前記波動周波数データ処理手段に対して払い出すように前記波動周波数テーブルに命令し、前記サンプリングされた波動周波数が増加していない場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していないと判断し、波動周波数非送出信号を前記波動周波数データ処理手段に対して送出し、
    前記波動周波数データ処理手段は、前記波動周波数テーブルから払い出された波動周波数を前記端末データ処理手段に送出し、前記波動周波数判定手段から波動周波数非送出信号を受け取った場合、前記端末データ処理手段に対する波動周波数データの送出を制限する
    携帯端末。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
    前記プロファイル管理手段は、
    前記波動周波数データと前記プロファイルとが紐付けされているプロファイルテーブルと、
    前記端末データ処理手段から前記波動周波数データを受け取り、前記波動周波数データに基づいて、前記プロファイルテーブルから払い出されたプロファイルを前記端末データ処理手段に送出し、前記波動周波数データに該当するプロファイルが存在せず、非該当信号を受け取った場合、前記端末データ処理手段に対するプロファイルの送出を制限するプロファイル管理データ処理手段と、
    前記プロファイル管理データ処理手段から、前記波動周波数データを受け取り、前記プロファイルテーブル内に、前記波動周波数データに該当するプロファイルがないか探索し、前記該当するプロファイルがあった場合、前記該当するプロファイルを前記プロファイル管理データ処理手段に送出し、前記該当するプロファイルがない場合、前記非該当信号を前記プロファイル管理データ処理手段に送出するプロファイル判定手段と
    を具備する
    携帯端末。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
    前記現在流れている音声を制御し、前記端末データ処理手段から前記現在流れている音声を停止する旨の指令を受けると、前記現在流れている音声をフェードアウトさせ、前記端末データ処理手段から前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに対応したアラーム音声を、前記端末データ処理手段に送出する端末音声制御手段と、
    前記端末データ処理手段から前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに対応したアラーム表示をディスプレイ上に表示し、前記端末データ処理手段から前記アラーム音声を受け取ると、前記イヤホンから前記アラーム音声を鳴動させるユーザインタフェース制御手段と
    を更に具備する
    携帯端末。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
    近距離通信回線を介して、他の携帯端末から前記プロファイルを受け取った場合、前記プロファイルを前記端末データ処理手段に送出し、前記ユーザが前記他の携帯端末のイヤホンを介して前記現在流れている音声を視聴している場合、前記端末データ処理手段から前記プロファイルを受け取り、前記近距離通信回線を介して、前記プロファイルを前記他の携帯端末に送出する近距離通信手段
    を更に具備する
    携帯端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
    前記検波器は、前記物体が発する音、光、及び電磁波の周波数と、前記物体に対する音、光、及び電磁波の反射周波数とのうち、少なくとも1つの周波数を、前記波動周波数として検知する
    携帯端末。
  8. 携帯端末により実施されるアラーム通知方法であって、
    センサを介して、接近している物体の発する音響や音声、光、又は電磁波を認識するステップと、
    接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知するステップと、
    一定時間の間、前記波動周波数をサンプリングし、前記波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すステップと、
    前記波動周波数データを受け取ると、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、前記現在流れている音声がある場合、前記現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行うステップと、
    前記波動周波数データを受け取ると、前記波動周波数データに応じた物体のプロファイルを払い出すステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに基づいて、前記ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップと
    を含む
    アラーム通知方法。
  9. 請求項8に記載のアラーム通知方法であって、
    前記サンプリングされた波動周波数が増加している場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していると判断し、公式に基づいて前記サンプリングされた波動周波数に対応する波動周波数データを波動周波数テーブルから払い出すステップと、
    前記サンプリングされた波動周波数が増加していない場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していないと判断し、波動周波数非送出信号を発生し、前記波動周波数データの送出を制限するステップと
    を更に含む
    アラーム通知方法。
  10. 請求項8又は9に記載のアラーム通知方法であって、
    前記波動周波数データと前記プロファイルとが紐付けされているプロファイルテーブルを参照するステップと、
    前記波動周波数データを受け取り、前記プロファイルテーブル内に、前記波動周波数データに該当するプロファイルがないか探索するステップと、
    前記該当するプロファイルがあった場合、前記プロファイルテーブルから前記波動周波数データに該当するプロファイルを払い出すステップと、前記該当するプロファイルがない場合、非該当信号を発生し、プロファイルの送出を制限するステップと
    を更に含む
    アラーム通知方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれか一項に記載のアラーム通知方法であって、
    前記現在流れている音声を制御し、前記現在流れている音声を停止する旨の指令を受けると、前記現在流れている音声をフェードアウトさせるステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに対応したアラーム表示をディスプレイ上に表示するステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記イヤホンから、前記プロファイルに対応したアラーム音声を鳴動させるステップと
    を更に含む
    アラーム通知方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれか一項に記載のアラーム通知方法であって、
    近距離通信回線を介して、他の携帯端末から前記プロファイルを受け取った場合、前記受け取ったプロファイルに基づいて、前記ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップと、
    前記ユーザが前記他の携帯端末のイヤホンを介して前記現在流れている音声を視聴している場合、前記近距離通信回線を介して、前記プロファイルを前記他の携帯端末に送出するステップと
    を更に含む
    アラーム通知方法。
  13. 請求項8乃至12のいずれか一項に記載のアラーム通知方法であって、
    前記波動周波数は、前記物体が発する音、光、及び電磁波の周波数と、前記物体に対する音、光、及び電磁波の反射周波数とのうち、少なくとも1つの周波数である
    アラーム通知方法。
  14. センサを介して、接近している物体の発する音響や音声、光、又は電磁波を認識するステップと、
    接近している可能性のある物体に係る波動周波数を検知するステップと、
    一定時間の間、前記波動周波数をサンプリングし、前記波動周波数に対応する波動周波数データを払い出すステップと、
    前記波動周波数データを受け取ると、ユーザが装着しているイヤホンを介して現在流れている音声があるか確認し、前記現在流れている音声がある場合、前記現在流れている音声をミュート(消音)にするための処理を行うステップと、
    前記波動周波数データを受け取ると、前記波動周波数データに応じた物体のプロファイルを払い出すステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに基づいて、前記ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップと
    を携帯端末に実行させるための
    プログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムであって、
    前記サンプリングされた波動周波数が増加している場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していると判断し、公式に基づいて前記サンプリングされた波動周波数に対応する波動周波数データを波動周波数テーブルから払い出すステップと、
    前記サンプリングされた波動周波数が増加していない場合、ドップラー効果の原理により物体が接近していないと判断し、波動周波数非送出信号を発生し、前記波動周波数データの送出を制限するステップと
    を更に携帯端末に実行させるための
    プログラム。
  16. 請求項14又は15に記載のプログラムであって、
    前記波動周波数データと前記プロファイルとが紐付けされているプロファイルテーブルを参照するステップと、
    前記波動周波数データを受け取り、前記プロファイルテーブル内に、前記波動周波数データに該当するプロファイルがないか探索するステップと、
    前記該当するプロファイルがあった場合、前記プロファイルテーブルから前記波動周波数データに該当するプロファイルを払い出すステップと、前記該当するプロファイルがない場合、非該当信号を発生し、プロファイルの送出を制限するステップと
    を更に携帯端末に実行させるための
    プログラム。
  17. 請求項14乃至16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記現在流れている音声を制御し、前記現在流れている音声を停止する旨の指令を受けると、前記現在流れている音声をフェードアウトさせるステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記プロファイルに対応したアラーム表示をディスプレイ上に表示するステップと、
    前記プロファイルを受け取ると、前記イヤホンから、前記プロファイルに対応したアラーム音声を鳴動させるステップと
    を更に携帯端末に実行させるための
    プログラム。
  18. 請求項14乃至17のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    近距離通信回線を介して、他の携帯端末から前記プロファイルを受け取った場合、前記受け取ったプロファイルに基づいて、前記ユーザに対するアラーム通知処理を行うステップと、
    前記ユーザが前記他の携帯端末のイヤホンを介して前記現在流れている音声を視聴している場合、前記近距離通信回線を介して、前記プロファイルを前記他の携帯端末に送出するステップと
    を更に携帯端末に実行させるための
    プログラム。
  19. 請求項14乃至18のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記波動周波数は、前記物体が発する音、光、及び電磁波の周波数と、前記物体に対する音、光、及び電磁波の反射周波数とのうち、少なくとも1つの周波数である
    プログラム。
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