JP2014074425A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速比の自動制御中に、ライダーが望む適度な減速を得ることのできる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】アクセルグリップ24は、中立位置から正方向及び負方向に回転可能である。制御装置は、変速機の変速比がアクセルグリップ24の回転量に基づいて得られる変速比になるように変速機を制御する。制御装置はアクセルグリップ24の中立位置から負方向への回転に起因して、変速機の変速比をロウ側に変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクチュエータを利用してクラッチ及び変速機を制御する鞍乗型車両に関する。
従来、アクチュエータを利用してクラッチ及び変速機を制御する鞍乗型車両が利用されている。下記特許文献1には、このような鞍乗型車両の一例である自動二輪車が開示されている。この種の自動二輪車のなかには、車速とアクセルグリップの操作(アクセルグリップの回転量)とに基づいて変速比を自動で制御するものがある。
特開2010−117005号公報
自動二輪車の減速方法の例としては、i)ブレーキ操作による減速、ii)アクセルグリップの操作量を0にすることによるエンジンブレーキを利用する減速がある。一般的に、i)のブレーキ操作による減速度は大きく、ii)のエンジンブレーキを利用する方法は小さい。したがって、これらの2つの方法では、適度な減速度が得られない状況がある。このような状況では、クラッチ及び変速機を手動で操作することを要する従来の自動二輪車のライダーは、シフトペダルを操作し、変速比をロウ側に下げることでエンジンブレーキを増大して、減速する場合があった。この減速方法によれば、i)の方法とii)の方法の中程度の減速度が得られる。
しかしながら、上述した変速比の自動制御は、車速とアクセルグリップの操作量とに基づいて決まる変速比に変速機を設定するものである。そのため、変速比の自動制御の最中に、変速比をロウ側に下げることでエンジンブレーキを増大し、適度な減速度を得ることは難しかった。
本発明の目的は、変速比の自動制御中に、ライダーが望む適度な減速を得ることのできる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明に係る鞍乗型車両は、エンジンと、前記エンジンの動力を駆動輪に伝達する変速機と、変速比が変化するように変速機を動かすアクチュエータと、中立位置から正方向及び負方向に回転可能なアクセルグリップと、前記変速機の変速比が前記アクセルグリップの回転量に基づいて得られる変速比になるように前記変速機を制御する制御装置とを有している。前記制御装置は、前記アクセルグリップの前記中立位置から負方向への回転に起因して、前記変速機の変速比をロウ側に変更する。
上記鞍乗型車両によれば、変速比の自動制御の最中にグリップを負方向に回転させることで、変速比がロウ側に変更される。そのため、減速方法の選択肢を増やすことができる。つまり、i)ブレーキ操作による減速、ii)アクセルグリップの回転量を0にする、すなわちアクセルグリップを中立位置に配置することによるエンジンブレーキを利用する減速に加えて、iii)変速比のロウ側への変更によるエンジンブレーキを利用する減速を選択できる。その結果、変速比の自動制御を行いながら、ライダーが望む適度な減速を得ることができる。特にiii)の減速はアクセルグリップを負方向に回転させることにより実現されるので、簡単な操作でiii)の減速を得ることができる。その結果、複雑な操作を要することなく、ライダーの望む減速を実現することが可能となる。
上記鞍乗型車両は、前記アクセルグリップの負方向への回転量を検知するセンサーを備え、前記制御装置は、検知された回転量に基づいて変速比を制御してもよい。これによれば、変速比の制御の自由度を増すことができる。例えば、アクセルグリップの回転量に応じて変速のタイミングを変えることが可能となる。
前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、前記マップは、前記アクセルグリップの負方向への回転量が増すに従って、変速比をロウ側に変更する車速が高くなるように設定されてもよい。この形態によれば、アクセルグリップの負方向への回転量が大きくなるに従って、変速のタイミングを早めることが可能となる。
前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、前記マップは、アクセルグリップの負方向への回転量が車速に依らない一定の閾値を越えたときに変速比がロウ側に変化するように、規定されてもよい。この形態によれば、アクセルグリップの負方向への回転量が閾値を越えたときに変速比がロウ側に変更されるので、ライダーが意図したタイミングで変速が実行され得る。
前記鞍乗型車両は、前記アクセルグリップの回転量が閾値にまで達した否かを検知するスイッチを備え、前記制御装置は前記スイッチの出力に基づいて変速比をロウ側にシフトしてもよい。これによれば、アクセルグリップの回転量が閾値に達したときに、変速比をロウ側にシフトできる。
前記制御装置は前記アクセルグリップが負方向に回転した後の前記中立位置への復帰に起因して、前記変速機の変速比をハイ側に変更してもよい。これによれば、車両の操作性を向上できる。
前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、前記マップは前記アクセルグリップの正方向の回転量と負方向の回転量の双方について規定されてもよい。これによれば、アクセルグリップの正方向の回転量に基づく制御と、負方向の回転量に基づく制御とを共通のマップで行うことができるので、制御装置が実行する処理を簡素化できる。
発明の実施形態に係る自動二輪車の外観を示す図である。 上記自動二輪車の構成を示すブロック図である。 アクセルグリップを説明するための図である。 制御装置の機能を示すブロック図である。 シフトダウンマップ及びシフトアップマップの例を示す図である。 シフトダウンマップの例を示す図である。 オート変速判定部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の変形例による制御装置が有する機能を説明するブロック図である。 無段変速機を備える自動二輪車の制御装置の機能を示すブロック図である。 図9に示す制御装置が利用するマップの例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る鞍乗型車両の一例である自動二輪車1の外観を示す図である。同図(a)は側面図であり、同図(b)は平面図である。図2は自動二輪車1の構成を示すブロック図である。なお、本発明に係る鞍乗型車両は、スクータータイプの自動二輪車でもよい。また、鞍乗型車両は不整地走行車両やスノーモービルでもよい。
図1に示すように、自動二輪車1は前輪2を有している。前輪2はフロントフォーク4の下端で支持されている。フロントフォーク4は、ステアリングシャフト(不図示)を通してハンドル5に連結されている。ハンドル5とフロントフォーク4と前輪2はステアリングシャフトを中心として左右に回転可能となっている。ハンドル5の後方にはシート6が配置されている。
自動二輪車1はエンジンユニット10と駆動輪である後輪3とを有している。エンジンユニット10は、図2に示すように、エンジン11、クラッチ12、及び変速機13を含んでいる。エンジン11には、当該エンジン11に供給する空気量を制御するスロットルバルブ14が設けられている。スロットルバルブ14の開度はアクチュエータ21によって制御される。
クラッチ12及び変速機13は、エンジン11から後輪3に至る動力伝達経路に配置されている。クラッチ12は、エンジン11の動力を変速機13に伝達する状態(すなわち、クラッチ12の駆動部材と従動部材とが係合した係合状態)に設定されたり、変速機13への動力伝達を遮断する状態(駆動部材と従動部材とが係合していない非係合状態)に設定される。自動二輪車1は、クラッチ12による動力伝達状態が変化するようにクラッチ12を動かすクラッチアクチュエータ22を有している。
ここで説明する例の変速機13は複数の変速段を有する有段変速機である。すなわち、複数の変速段の変速比は離散的な値を有している。変速機13は複数の変速ギアを含み、それらを選択的に係合させて各変速段を形成する。変速機13はこれに限られず、例えば無段変速機でもよい。変速機13が無段変速機である場合、無段変速機に複数の変速段が規定され、後述する制御装置30は変速比を複数の変速段の間で変化させてもよい。また、制御装置30は無段変速機の変速比を連続的に変化させてもよい。無段変速機の変速比を連続的に変化させる形態については、後において詳説する。自動二輪車1は、変速機13の変速段が変化するように変速機13を動かすシフトアクチュエータ23を有している。
図2の例では、自動二輪車1には、クラッチ12を動かすクラッチアクチュエータ22と変速機13を動かすシフトアクチュエータ23とを有している。しかしながら、クラッチ12と変速機13は共通のアクチュエータによって動かされてもよい。すなわち、1つのアクチュエータが変速機13の変速ギアと、クラッチ12とを動かしてもよい。また、自動二輪車1には2つのクラッチが設けられてもよい。すなわち、変速機13が2つの入力軸を有し、エンジン11から一方の入力軸に至る経路と、エンジン11から他方の入力軸に至る経路のそれぞれにクラッチが設けられてもよい。また、変速機13が無段変速機である場合においては、自動二輪車1は自動クラッチ(例えば、遠心クラッチ)を備えてもよい。その場合、自動二輪車1はクラッチアクチュエータ22を備えなくてもよい。
図2に示すように、自動二輪車1はエンジン11、クラッチ12、及び変速機13を制御する制御装置30を有している。制御装置30は、制御に係る処理を実行するマイクロプロセッサを有している。また、制御装置30はROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリーを含む記憶装置31を有している。記憶装置31には、マイクロプロセッサが実行する処理を規定するプログラム、及び、処理の実行中に利用されるマップが予め格納されている。
図2に示すように、自動二輪車1は、車速を検知するための車速センサ41を有している。車速センサ41は、例えば前輪2の車軸、変速機13の出力軸、又は後輪3の車軸に設けられる。制御装置30は車速センサ41の出力信号に基づいて車速を算出する。自動二輪車1は、ライダーによって操作されるシフトスイッチ42を有している。この例のシフトスイッチ42は、ライダーのシフトアップ要求を受けるためのシフトアップスイッチ42aと、ライダーのシフトダウン要求を受けるためのシフトダウンスイッチ42bとを有している。シフトアップ要求は、変速段(変速比)をハイ側(HIGH側)に変更する変速要求である。シフトダウン要求は、変速段(変速比)をロウ側(LOW側)に変更する変速要求である。シフトスイッチ42は、シフトアップ要求及びシフトダウン要求に応じた信号をそれぞれ制御装置30に入力する。シフトスイッチ42は、例えばハンドル5に設けられる。また、シフトスイッチ42は、ライダーが足で操作可能なシフトペダルに設けられてもよい。制御装置30は、1回の変速要求に対応して、変速段を1段変更する。
この例の制御装置30は、変速機13の制御モードとして、オートモードとマニュアルモードとを有している。制御装置30は、オートモードにおいては、変速機13の変速段が、車速及び後述するアクセルグリップ24の操作に基づいて得られる変速段になるように、変速機13を制御する。マニュアルモードにおいては、制御装置30は、ライダーによってシフトスイッチ42が操作された時に、シフトスイッチ42から受ける変速要求に対応した変速段になるように変速機13を制御する。自動二輪車1は、ライダーによって操作されるモード選択スイッチ43を有している。モード選択スイッチ43はライダーによって操作され、操作に対応した制御モードについての切替要求を制御装置30に向けて出力する。これらの2つのモードにおける制御装置30の具体的制御については、後において詳説する。
図1(b)に示すように、自動二輪車1は、ハンドル5に設けられ、ライダーによって操作されるアクセルグリップ24を有している。図3はアクセルグリップ24を説明するための図である。図3(a)に示すように、アクセルグリップ24は、中立位置から正方向と負方向とに回転可能となっている(図3では中立位置、正方向、負方向はそれぞれ符号Po,Da,Dbで示されている)。アクセルグリップ24は中立位置Poに向けて付勢されている。すなわち、中立位置Poは、アクセルグリップ24を正方向Daに回転させる力及び負方向Dbに回転させる力が解除されたときにアクセルグリップ24が戻る初期位置である。
図3(b)は、アクセルグリップ24の上述した動作を実現する構造の一例を示す概略図である。この図において、アクセルグリップ24は中立位置Poに配置されている。この図の例では、支持軸50に、軸方向に並ぶ2つのプーリ51,52が設けられている。プーリ51,52は互いに相対回転可能である。第1のプーリ51は第1のワイヤー53を通してアクセルグリップ24が備えるグリッププーリ24aに接続され、第2のプーリ52は第2のワイヤー54を通してグリッププーリ24aに接続されている。第1のプーリ51は、アクセルグリップ24が正方向Daに回転したときに、第1のワイヤー53によって引っ張られて第1の方向D1に回転する。第2のプーリ52は、アクセルグリップ24が負方向Dbに回転したときに第2の方向D2に回転する。第1の方向D1と第2の方向D2は互いに反対向きである。第1のプーリ51は、ばね(不図示、例えばコイルスプリング)の弾性力F1によって第2の方向D2に付勢されている。また、第1のプーリ51は、アクセルグリップ24が中立位置Poにあるとき、ストッパ55にあたっている。アクセルグリップ24が中立位置Poにあるときに、ストッパ55は第1のプーリ51が第2の方向D2に回転するのを規制している。第2のプーリ52は、ばね(不図示、例えばコイルスプリング)の弾性力F2によって第1の方向D1に付勢されている。第2のプーリ52は、アクセルグリップ24が中立位置Poにあるとき、ストッパ56にあたっている。アクセルグリップ24が中立位置Poにあるときに、ストッパ56は第2のプーリ52が第1の方向D1に回転するのを規制している。このような構造によれば、アクセルグリップ24を正方向Daに回転させたとき、第1のプーリ51はばねの弾性力F1に抗して第1の方向D1に回転し、ストッパ55から離れる。アクセルグリップ24を正方向Daに回転させる力が解除されると、第1のプーリ51は弾性力F1によってストッパ55に当たるまで第2の方向D2に回転し、アクセルグリップ24は中立位置Poに戻る。アクセルグリップ24を負方向Dbに回転させたとき、第2のプーリ52はばねの弾性力F2に抗して第2の方向D2に回転し、ストッパ56から離れる。アクセルグリップ24を負方向Dbに回転させる力が解除されると、第2のプーリ52は弾性力F2によってストッパ56に当たるまで第1の方向D1に回転し、アクセルグリップ24は中立位置Poに戻る。
アクセルグリップ24を2方向に回転可能にする構造は図3(b)に示すものに限定されない。例えば、同構造にはプーリ51,52は必ずしも設けられていなくてもよい。また、アクセルグリップ24に、正方向Daの位置にあるアクセルグリップ24を中立位置Poに付勢する第1のばねと、負方向Dbの位置にあるアクセルグリップ24を中立位置Poに付勢する第2のばねとが設けられてもよい。
図2に示すように、自動二輪車1は、アクセルグリップ24の操作を検知するためのアクセル操作センサ44を有している。ここで説明する例のアクセル操作センサ44は、アクセルグリップ24の回転量及び方向に応じた信号を制御装置30に向けて出力する。例えば、アクセル操作センサ44は、アクセルグリップ24が正方向に回転したとき、正の回転量に応じた信号を出力し、アクセルグリップ24が負方向に回転したとき、負の回転量に応じた信号を出力する。アクセル操作センサ44は、例えばアクセルグリップ24に設けられる。また、アクセル操作センサ44はプーリ51,52側に設けられてもよい。この場合、アクセル操作センサ44は2つのセンサを含み、一方のセンサは第1のプーリ51の回転量に応じた信号を出力し、他方のセンサは第2のプーリ52の回転量に応じた信号を出力してもよい。
図4は制御装置30の機能を示すブロック図である。同図に示すように、制御装置30は、その機能として、エンジン制御部33と、変速制御部34とを有している。各部の機能は、記憶装置31に格納されたプログラムによって規定される処理によって実現される。
エンジン制御部33は、アクセル操作センサ44によって検知されるアクセルグリップ24の操作量(以下、アクセル回転量)に基づいてエンジン11を制御する。具体的には、エンジン制御部33は、アクセルグリップ24の中立位置から正方向への回転量(正のアクセル回転量)に基づいて、エンジン11を制御する。ここで説明する例では、スロットルバルブ14の開度(以下、スロットル開度)が、正のアクセル回転量に基づいて制御される。具体的には、エンジン制御部33は、正のアクセル回転量に応じた目標スロットル開度を算出し、実際のスロットル開度が目標スロットル開度になるようにスロットルアクチュエー21を作動させる。
エンジン制御部33は、アクセル回転量が増大するに従ってスロットル開度が大きくなるように、スロットルバルブ14を制御する。エンジン制御部33は、アクセルグリップ24が中立位置にあるとき、すなわち、アクセル回転量が0%であるとき、スロットル開度を最小(0%)に設定する。このとき、エンジンが出力するトルクはマイナスとなるので、エンジンブレーキが得られる。後述するように、本実施形態の制御装置30は、アクセルグリップ24が中立位置から負方向に操作されたときに、変速比をロウ側に変更する。これにより、さらに大きなエンジンブレーキが得られる。
変速制御部34は、オートモードが選択されているとき、ライダーによるシフトスイッチ42の操作を要することなくセンサによって検知する車両の運転状態に基づいて自動で変速機13を制御する。運転状態は、具体的には、車速センサ41を通して検知する車速と、アクセル操作センサ44を通して検知するアクセル回転量である。変速制御部34は、車速とアクセル回転量とに基づいて定める変速比に変速機13の変速比が一致するように変速機13を制御する。上述したように、ここで説明する変速機13は複数の変速段を有する有段変速機である。したがって、ここでの説明において、車速及びアクセル回転量に基づいて定める変速比とは、それらに基づいて定める変速段を意味する。変速制御部34は、変速機13の変速段が車速とアクセル回転量とに基づいて得られる変速段になるように、シフトダウン(変速段のロウ側への変更、1速側への変更)、又は、シフトアップ(変速段のハイ側への変更、最上段(一般的に5速や6速)側への変更)を実行する。
さらに、本実施形態の変速制御部34は、オートモードにおいて、アクセルグリップ24の中立位置から負方向への回転に起因して変速比をロウ側に変更する。すなわち、変速制御部34は、負のアクセル回転量の検知に起因してシフトダウンを実行する。換言すると、シフトダウンは、変速機13の変速段が、車速とアクセルグリップ24の負方向への回転量(負のアクセル操作量)とに基づいて定められる変速段に一致するように実行される。
車速とアクセルグリップの操作とに基づく変速段の自動制御によれば、変速段の変更のためにライダーがシフトスイッチやシフトペダルを操作することを要しないため、車両の操作性は向上する。このような自動制御を行う従来の自動二輪車では、アクセルグリップを中立位置(初期位置)に戻したときにエンジンブレーキが作用するので車両の加速は抑えられるものの、ライダーはその操作による減速度よりも大きい減速度を望む場合がある。本実施形態では、負のアクセル回転量の検知に起因してシフトダウンが実行されるため、ライダーはアクセルグリップ24を中立位置から負方向に回転させることにより、車両の減速度を増すことができる。その結果ライダーが望む適度な減速度を得ることが可能となる。
変速制御部34は、図4に示すように、オート変速判定部34aと、マニュアル変速判定部34bと、変速実行部34cと、モード選択部34dとを有している。なお、変速制御部34は、必ずしも、マニュアル変速判定部34bと、モード選択部34dとを有していなくてもよい。すなわち、制御装置30は、変速機13の制御モードとしてオートモードのみを有してもよい。この場合、自動二輪車1はシフトスイッチ42やモード選択スイッチ43を有していなくてもよい。
オート変速判定部34aは、車速とアクセル回転量とに基づいて、変速段を変更すべきタイミングが到来したか否かを判定する。すなわち、オート変速判定部34aは、車両の現運転ポイント(車速,アクセル回転量)が変速ポイントに至ったか否かを判定する。オート変速判定部34aは、現運転ポイントが変速ポイントに達したと判断した場合に、変速指令を生成する。変速実行部34cは、変速指令に応じた変速(シフトアップ又はシフトダウン)を実行する。オート変速判定部34aは、オートモードが選択されているときに、このような処理を行う。
オート変速判定部34aによる処理は、例えば次のように実行される。すなわち、記憶装置31には、変速を実行する変速ポイント(アクセル回転量・車速)を規定するマップ(以下、変速マップ)が予め格納されている。オート変速判定部34aは変速マップを参照し、センサ41,44を通して検知した現運転ポイントが変速ポイントに達した否か、すなわち変速タイミングが到来したか否かを判定する。
図5は変速マップの例を示す図である。同図において、横軸は車速を示し、縦軸はアクセル回転量を示している。アクセルグリップ24の中立位置はアクセル回転量0%に対応している。アクセルグリップ24の正方向の最大回転位置はアクセル回転量100%に対応し、アクセルグリップ24の負方向の最大回転位置はMin%に対応している。
記憶装置31には、変速マップとして、シフトダウン用のマップ(以下、シフトダウンマップ)と、シフトアップ用のマップ(以下、シフトアップマップ)とが格納されている。シフトダウンマップは、シフトダウンを実行する変速ポイントを規定し、シフトアップマップは、シフトアップを実行する変速ポイントを規定している。図5では、これらの2つのマップの例が重ねて示されている。以下の説明では、シフトダウンを実行する車速、シフトダウンを実行するアクセル回転量、シフトアップを実行する車速、及びシフトアップを実行するアクセル回転量を、それぞれシフトダウン車速、シフトダウン回転量、シフトアップ車速、シフトアップ回転量と称する。
シフトダウンマップでは、シフトダウン車速とシフトダウン回転量との関係を示す複数の線(以下、シフトダウンライン)が設定されている。複数のシフトダウンラインは、シフトダウンに係る変速段(例えば、2速から1速、3速から2速、4速から3速など)にそれぞれ対応している。図5では、例として、2つのシフトダウンラインDn1,Dn2が示されている。シフトダウンラインDn1は、例えば2速から1速への変速ポイントを示し、シフトダウンラインDn2は、例えば3速から2速への変速ポイントを示している。
オート変速判定部34aは、現運転ポイントが、車速の低下過程、或いはアクセル回転量の絶対値の増大過程でシフトダウンラインを越えたときに、シフトダウンのタイミングが到来したと判断する。図5を参照すると、例えば、運転ポイントが、車速の低下によりP1からP2に変化する過程で、シフトダウンラインDn1が規定する変速ポイントに達したとき、シフトダウンのタイミングが到来したと判断される。また、運転ポイントがアクセル回転量の正方向への増大によりP1からP3に変化する過程で、シフトダウンラインDn1が規定する変速ポイントに達したときにも、シフトダウンのタイミングが到来したと判断される。
シフトダウンマップは、正のアクセル回転量と負のアクセル回転量の双方について規定されている。すなわち、シフトダウンラインは、アクセル回転量が正の領域と負の領域の双方について規定されている。したがって、例えば、運転ポイントが、アクセル回転量の負方向への増大(絶対値の上昇)により、P4からP5に変化する過程でシフトダウンラインDn1の変速ポイントに達したときに、オート変速判定部34aはシフトダウンのタイミングが到来したと判断する。なお、アクセルグリップ24が中立位置にあるとき、すなわちアクセル回転量が0%である場合、エンジン制御部33はスロットル開度を最小に設定する。その結果、エンジントルクは負となり、エンジンブレーキが作用している。アクセル回転量が0%からさらに下がり(負方向に増大し)、現運転ポイントがシフトダウンラインに達したことによりシフトダウンが実行されると、エンジンブレーキが増大する。その結果、アクセル回転量が0%である場合に比して、車両は大きく減速する。
なお、図5の例において、アクセル回転量の負方向への増大が小さいために、運転ポイントがP4からP6までしか変化しなかった場合には、運転ポイントはいずれのシフトダウンラインにも達しないので、シフトダウンのタイミングが到来したとは判断されない。つまり、アクセル回転量が0%から負方向に増大する場合であっても、その増大量に応じて、現運転ポイントが変速ポイントに達した否かが判断され、その判断結果に応じてシフトダウンが実行される。
図5に示すように、アクセル回転量が正の領域において、シフトダウンラインは、シフトダウン回転量が0%から増すにしたがってシフトダウン車速が高くなるように規定されている。さらに、シフトダウンラインは、アクセル回転量が負の領域においても、シフトダウン回転量が負方向に増すに従ってシフトダウン車速が高くなるように規定されている。つまり、シフトダウンラインは、シフトダウン回転量の絶対値が増すに従ってシフトダウン車速が高くなるように規定されている。図5の例では、シフトダウンラインDn1,Dn2は、シフトダウン回転量が0%から負方向に大きくなるに従って、シフトダウン車速が高くなるように設定されている。したがって、ライダーによるアクセルグリップ24の負方向への回転が大きいほど、高い車速でシフトダウンが行われることとなる。なお、シフトダウンラインはこれに限られず、例えば、アクセル回転量が所定の負の値よりも大きい(0%に近い)領域では、シフトダウン車速は一定でもよい。
シフトダウンラインは、アクセルグリップ24が中立位置から負方向に下限まで回転したときに、すなわち、アクセル回転量が0%からMin%まで変化したときに、少なくとも1回のシフトダウンが実行されるように設定されている。図5を参照すると、隣接する2つのシフトダウンラインDn1,Dn2に注目した場合、一方のシフトダウンラインDn1が規定する最高のシフトダウン車速(図5においてV1)は、他方のシフトダウンラインDn2が規定する最低のシフトダウン車速以上である。なお、シフトダウンラインは、アクセル回転量が0%からMin%まで変化したときに、複数回のシフトダウンが実行されるように設定されてもよい。
図5に示すように、シフトアップマップでは、シフトアップ車速とシフトアップ回転量との関係を示す複数の線(以下、シフトアップライン)が設定されている。複数のシフトアップラインは、シフトアップに係る変速段(例えば、1速から2速、2速から3速、3速から4速など)にそれぞれ対応している。図5では、例として、2つのシフトアップラインUp2,Up3が示されている。シフトアップラインUp2は、例えば1速から2速への変速ポイントを示し、シフトアップラインUp3は、例えば2速から3速への変速ポイントを示している。
オート変速判定部34aは、現運転ポイントが、車速の上昇過程或いはアクセル回転量の絶対値の減少過程でシフトアップラインを越えたときに、シフトアップのタイミングが到来したと判断する。シフトアップラインと、シフトダウンラインとの間にはヒステリシスが設けられている。すなわち、隣接する2つのシフトアップライン(例えば、Dn1)とシフトアップライン(例えば、Up2)とに注目した場合、シフトアップラインは、シフトダウンラインに対して高速側にシフトしている。
シフトアップマップでは、アクセル回転量が負の値から所定値(例えば、0%)に復帰したときに変速段を戻すためのシフトアップライン(以下、変速復帰ライン)が規定されている。図5を参照すると、シフトアップラインUp2,Up3は変速復帰ラインUp21,Up31を含んでいる。図5の例では、シフトダウンラインDn1,Dn2は、アクセル回転量が負の領域に、部分a,bを有している。変速復帰ラインUp21,Up31は、この部分a,bよりもアクセル回転量0%寄りに規定されている。図5の例の変速復帰ラインUp21,Up31は、シフトアップ回転量がシフトアップ車速に依らず一定となるように規定されている。変速復帰ラインが規定するシフトアップ回転量は、例えば0%である。また、変速復帰ラインが規定するシフトアップ回転量は、0%よりわずかに高い正の値や、0%よりもわずかに低い値でもよい。
変速復帰ラインを規定することで、変速段は例えば次のように変化する。アクセル回転量の負方向への増大により、運転ポイントがP8からP9に変化し、シフトダウンラインDn2が規定する変速ポイントに達したとき、シフトダウン(3速→2速)が実行される。その後、アクセル回転量の正方向への増大により、運転ポイントがP9からP10に変化し、変速復帰ラインUp31が規定する変速ポイントに達した場合、オート変速判定部34aはシフトアップのタイミングが到来したと判断する。そして、2速から3速へのシフトアップが実行される。
図6はシフトダウンマップの変形例を示している。この図の例のシフトダウンマップにおいても、シフトダウン車速とシフトダウン回転量との関係を示す複数のシフトダウンラインが設定されている。図6では、例として、2つのシフトダウンラインDn3,Dn4が示されている。シフトダウンラインDn3は、例えば2速から1速への変速ポイントを示し、シフトダウンラインDn4は、例えば3速から2速への変速ポイントを示している。
シフトダウンラインDn3,Dn4は、アクセル回転量が正の領域と負の領域の双方において規定されている。シフトダウンラインは、アクセル回転量が正の領域では、シフトダウン回転量が増大するにしたがってシフトダウン車速が上昇するように設定されている。一方、シフトダウンラインは、アクセル回転量が負の領域に、回転量閾値ライン(図6においてDn31,Dn41)を含んでいる。回転量閾値ラインは、アクセル回転量について閾値(シフトダウン回転量閾値)Athを規定する。すなわち、センサ44を通して検知したアクセル回転量が、シフトダウン回転量閾値Athを負方向に越えたときに、シフトダウンが実行される。シフトダウン回転量閾値Athは、例えば、アクセルグリップ24の中立位置に対応する0%よりも低い値である。
図6を参照すると、シフトダウンラインDn3,Dn4は回転量閾値ラインDn31,Dn41を含んでいる。回転量閾値ラインDn31,Dn41は、シフトダウン回転量が、車速に依らずシフトダウン回転量閾値Athとなるように規定されている。なお、図6では、回転量閾値ラインDn31,Dn41の間には、これらの明瞭化のために、隙間が設けられているが、これらの2つの回転量閾値ラインDn31,Dn41は繋がっていてよい。
複数のシフトダウンラインが含む回転量閾値ラインが規定するシフトダウン回転量閾値Athは、互いに異なっていてもよい。例えば、シフトダウン回転量閾値Athは、シフトダウンに係る変速段(シフトダウン前後の変速段)が低くなるに従って、小さく設定されてもよい。すなわち、シフトダウン回転量閾値Athは、シフトダウンに係る変速段が低くなるに従って、マイナス方向に大きく設定されてもよい。図6を参照すると、回転量閾値ラインDn31が規定するシフトダウン回転量閾値Athは、回転量閾値ラインDn41が規定するシフトダウン回転量閾値Athよりも低くてもよい。こうすることで、アクセルグリップ24が負方向に大きく操作された場合にのみ、比較的低い変速段(例えば、1速や2速)へのシフトダウンが実行され、大きなエンジンブレーキが得られる。
図6の例のシフトダウンラインのそれぞれは、負のアクセル回転量の領域に、車速閾値ラインを含んでいる。車速閾値ラインは、車速についての閾値(シフトダウン車速閾値)Vthを規定している。すなわち、センサ41を通して検知した車速がシフトダウン車速閾値Vthを低速側に越えたときにシフトダウンが実行される。図6を参照すると、シフトダウンラインDn3,Dn4は車速閾値ラインDn32,Dn42を含んでいる。車速閾値ラインDn32,Dn42は、シフトダウン車速が、アクセル回転量に依らずシフトダウン車速閾値Vth3,Vth4となるように規定されている。
図6に示すシフトダウンマップによれば、アクセル回転量が負方向に大きくなりシフトダウン回転量閾値Athに達すると、オート変速判定部34aは、センサ41を通して検知する車速によらず、シフトダウンのタイミングが到来したと判断する。例えば、アクセル回転量が負方向に増大したことにより、現運転ポイントが、P11からP12への変化の過程で、車速閾値ラインDn42で規定する変速ポイントに達すると、3速から2速へのシフトダウンが実行される。その後の車速の低下により、現運転ポイントが、P12からP13への変化の過程で、車速閾値ラインDn32が規定する変速ポイントに達すると、2速から1速へのシフトダウンが実行される。なお、図6のシフトダウンマップによれば、アクセル回転量の急激な減少により、アクセル回転量が比較的高い正の値から負の値まで変化した場合には、シフトダウンは実行されない。例えば、現運転ポイントがP14からP12に急激に変化した場合には、変化の前後の運転ポイント(P14とP12)は、シフトダウンラインDn4に対して同じ側に位置しているため、変速段は2速で維持される。
図7は、オート変速判定部34aが実行する処理の例を示すフローチャートである。図7に示す一連の処理は、オートモードが選択されている間、所定の周期で繰り返し実行される。
オート変速判定部34aは、まず現在の運転ポイントを取得する(S101)。具体的には、オート変速判定部34aは、車速センサ41とアクセル操作センサ44の出力信号に基づいて、車速とアクセル回転量とをそれぞれ取得する。そして、オート変速判定部34aは、取得した運転ポイントがシフトダウンラインを越えた否かを判定する(S102)。例えば、オート変速判定部34aは、前回の処理で取得した運転ポイントと今回の処理の運転ポイントとを比較する。そして、オート変速判定部34aは、車速の減少過程又はアクセル回転量の絶対値の増大過程で、今回の運転ポイントがシフトダウンラインを越えたか否かを判定する。今回取得した運転ポイントがシフトダウンラインを越えている場合には、オート変速判定部34aは、当該シフトダウンラインに対応する変速指令(シフトダウン指令)を生成する(S103)。
S102において、今回取得した運転ポイントがいずれのシフトダウンも越えていない場合、オート変速判定部34aは、今回取得した運転ポイントがいずれかのシフトアップラインを越えた否かを判定する(S104)。例えば、オート変速判定部34aは、前回の処理で取得した運転ポイントと今回の処理の運転ポイントとを比較する。そして、オート変速判定部34aは、車速の上昇過程又はアクセル回転量の絶対値の減少過程で、今回の運転ポイントがシフトアップラインを越えたか否かを判定する。今回取得した運転ポイントがシフトアップラインを越えている場合には、オート変速判定部34aは、当該シフトアップラインに対応する変速指令(シフトアップ指令)を生成する(S105)。S104において、今回取得した運転ポイントがシフトアップラインを越えていない場合、オート変速判定部34aは今回の処理を終了し、再びS101から処理を開始する。
変速実行部34cは、オート変速判定部34a又は後述するマニュアル変速判定部34bによって変速指令が生成されたときに、クラッチアクチュエータ22及びシフトアクチュエータ23を作動させてクラッチ12と変速機13の変速ギアとを予め規定された手順で動かし、その変速指令に応じた変速を実行する。例えば、変速実行部34cは、まずクラッチ12を非係合状態に設定する。次に、変速実行部34cは、変速ギアの移動及び変速ギアの係合により、現在の変速段を変速指令が指定する次の変速段に変更する。最後に、変速実行部34cは、クラッチ12を係合状態に戻し、変速を終了する。
マニュアル変速判定部34bは、現在の変速段と、シフトスイッチ42を通して受ける変速要求とに基づいて、次の変速段を示す変速指令を生成する。変速実行部34cは、上述した処理により、生成された変速指令に応じた変速を実行する。マニュアル変速判定部34bは、シフトスイッチ42を通して受ける変速要求が適当か否かを運転状態に基づいて判定し、適当と認められる場合に変速実行部34cに対する変速指令を生成してもよい。例えば、シフトアップが許容される車速とシフトダウンが許容される車速とに上限値や下限値が設定される。その場合、マニュアル変速判定部34bは、車両の運転状態が、その上限値と下限値の範囲内であることを条件として、シフトアップ指令又はシフトダウン指令を生成してもよい。
モード選択部34dは、モード選択スイッチ43の操作がなされたときに、変速制御部34が実行する制御モードをオートモードとマニュアルモードとの間で切り替えるための処理を実行する。例えば、記憶装置31には現在の制御モードを示すフラグが格納される。モード選択部34dは、モード選択スイッチ43の操作がなされたときに、フラグを変更する。例えば、オートモードの最中にモード選択スイッチ43の操作がなされたときには、モード選択部34dは、フラグをマニュアルモードを示すものに変更する。このような処理が実行される形態では、フラグがオートモードを示している場合に、オート変速判定部34aの処理が実行され、フラグがマニュアルモードを示している場合に、マニュアル変速判定部34bの処理が実行される。
以上説明したように、制御装置30は、変速機13の変速比(変速段)がアクセル回転量に基づいて得られる変速比(変速段)になるように変速機13を制御するオートモードにおいて、アクセルグリップ24の中立位置から負方向への回転に起因して変速機13の変速比をロウ側に変更、すなわちシフトダウンを実行する。これによれば、ライダーが手動で変速機とクラッチとを操作する従来の自動二輪車と同様に、車両の減速方法として、i)ブレーキ操作による減速、ii)アクセルグリップの回転量を0にする、すなわちアクセルグリップを中立位置に配置することによるエンジンブレーキを利用する減速に加えて、iii)変速比のロウ側への変更によるエンジンブレーキを利用する減速を、オートモードにおいて選択できるようになる。つまり、減速方法の選択肢を増やすことが可能となる。その結果、車両の操作性を向上できる。また、iii)の減速はアクセルグリップを負方向に回転させることにより実現されるので、変速比のロウ側への変更による減速を簡単な操作で実現できる。
本発明は、以上説明した自動二輪車1に限られず、種々の変更が可能である。
例えば、アクセルグリップ24の負方向への回転量は、マニュアルモードにおいても利用されてよい。図8はこの形態に係る制御装置30の機能を示すブロック図である。この図では、これまで説明した箇所と同一箇所には同一符合を付している。この例の制御装置30は、マニュアル変速判定部34nを含んでいる。
マニュアル変速判定部34nは、上述したマニュアル変速判定部34bと同様に、シフトスイッチ42を通して受ける変速要求に基づいて変速指令を生成する。マニュアル変速判定部34nは、これに加えて、中立位置から負方向へのアクセルグリップ24の回転操作をシフトダウン要求として受け付け、当該シフトダウン要求に基づいて変速指令を生成する。すなわち、マニュアル変速判定部34nは、負のアクセル回転量に基づいてシフトダウン指令を生成する。例えば、センサによって検知したアクセル回転量が、アクセル回転量について予め設定された負の閾値(例えば、上述したアクセル回転量閾値Ar)を負方向に越えた場合、すなわち負の閾値よりも低くなった場合に、マニュアル変速判定部34nは、シフトダウン要求があったものと判断する。そして、マニュアル変速判定部34nは、このシフトダウン要求に基づいて、変速実行部34cに向けたシフトダウン指令を生成する。
以上の説明では、変速機13は複数の変速ギアを含む有段変速機であった。しかしながら、変速機13は無段変速機(以下、CVT)であってもよい。CVTはベルトが巻かれた2つのプーリを有し、各プーリはベルトを挟む2つのシーブによって構成される。この場合、シフトアクチュエータ23は、一方のプーリを構成する2つのシーブの間隔を調整することで、変速比を制御する。
変速機13がCVTである形態では、変速制御部34は、センサ41,44によって検知する車速とアクセル回転量とに基づいて、変速比についての目標値(以下、目標変速比)を算出する。そして、実際の変速比が目標変速比になるようにアクチュエータ23を通して変速機13を制御する。特に本実施形態の変速制御部34は、アクセルグリップ24の負方向への回転に起因して、変速比をロウ側に変更する。すなわち、アクセルグリップ24が負方向に回転したときに、変速制御部34は目標変速比をロウ側に変更する。
図9は、変速機13がCVTである形態において、変速制御部34が有する機能を示すブロック図である。図9に示す変速制御部34は目標回転速度算出部34eと、目標変速比算出部34fとを含んでいる。
目標回転速度算出部34eは、センサ41,44によって検知した車速とアクセル回転量とに基づいて、エンジン回転速度についての目標値(目標エンジン回転速度)を算出する。記憶装置31には、車速とアクセル回転量と目標エンジン回転速度とを対応づけるマップ(エンジン回転速度マップ)が格納されている。目標回転速度算出部34eはエンジン回転速度マップを参照して、センサ41,44によって検知した車速とアクセル回転量とに対応する目標エンジン回転速度を算出する。目標変速比算出部34fは、算出された目標エンジン回転速度と現在の車速とに基づいて、目標変速比を算出する。例えば、目標変速比算出部34fは、目標エンジン回転速度を車速で除算し、得られた値に基づいて目標変速比を算出する。変速実行部34cは、シフトアクチュエータ23を利用して、実際の変速比が目標変速比に一致するように変速機13が備えるプーリのシーブを動かす。
図10はエンジン回転速度マップの例を示す図である。この図において、横軸は車速であり、縦軸は目標エンジン回転速度である。エンジン回転速度マップでは、各アクセル回転量について、車速と目標エンジン回転速度との関係が規定されている。この図では、例として、アクセル回転量0%,60%、80%、100%について、車速と目標エンジン回転速度との関係を示す線(目標回転速度ライン)が示されている。エンジン回転速度マップでは、目標回転速度ラインはアクセル回転量について連続的に規定されている。各運転ポイント(車速・目標エンジン回転速度)と、原点とを結ぶ直線の傾きが変速比に対応している。また、線LOWは、変速比がロウである場合に得られる、車速と目標エンジン回転速度との関係を示している。線HIGHは、変速比がハイである場合に得られる、車速と目標エンジン回転速度との関係を示している。車速が一定で、アクセル回転量が正の値である場合、アクセル回転量が増すに従って変速比がロウに近づくように、エンジン回転速度マップは設定されている。
本実施形態では、エンジン回転速度マップは、負のアクセル回転量についても規定されている。すなわち、負のアクセル回転量についても、車速と目標エンジン回転速度との関係が規定されている。図10では、「−10%」及び「Min%(Minは負の値)」のアクセル回転量について、車速と目標エンジン回転速度との関係を示す目標回転速度線が、例として示されている。
車速が一定で、アクセル回転量が負の値である場合、アクセル回転量が減少するに従って(負方向に増大するに従って)変速比がロウに近づくように、エンジン回転速度マップは設定されている。すなわち、アクセル回転量が負の領域においては、アクセル回転量が減少するに従って目標エンジン回転速度は高くなる。そのため、負のアクセル回転量についての目標回転速度ライン上の運転ポイントと、原点とを結ぶ直線(例えば、線L1)の傾きは、アクセル回転量が負方向に増大するに従って大きくなる。例えば、運転ポイントがP15(車速:Va,アクセル回転量:0%)にある状況を仮定する。この状況で、アクセルグリップ24の負方向へ回転に起因して運転ポイントがP16(車速:Va,アクセル回転量:Min%)まで変化すると、各運転ポイントと原点とを結ぶ直線の傾きは増すので、変速比がロウ側に変化する。
また、以上の説明では、アクセル操作センサ44は、アクセルグリップ24の正方向への回転量だけでなく、アクセルグリップ24の負方向への回転量に応じた信号を出力していた。しかしながら、アクセル操作センサ44は、アクセルグリップ24の負方向への回転については、必ずしも回転量を検知しなくてもよい。すなわち、アクセル操作センサ44は、アクセル回転量が閾値にまで達した否かを検知するスイッチでもよい。この場合、アクセル操作センサ44は、アクセルグリップ24の正方向への回転量に応じた信号を出力するセンサと、負のアクセル回転量が負の閾値にまで達した否かに応じた信号を出力するセンサとを含んでもよい。オート変速判定部34aは、アクセル操作センサ44を通してアクセルグリップ24の負方向への回転が閾値に達したことを検知したときに、変速比をロウ側に変更する。すなわち、が有段変速機の場合には、オート変速判定部34aは、負方向への回転の有無に応じてシフトダウン指令を生成する。さらに、オート変速判定部34aは、アクセルグリップ24の負方向への回転を検知しなくなった場合には、変速段を復帰させるシフトアップ指令を生成してもよい。
1 自動二輪車、24 アクセルグリップ、30 制御装置、34 変速制御部、34a オート変速判定部、34b,34n マニュアル変速判定部、34c 変速実行部、 34d モード選択部、44 アクセル操作センサ。

Claims (7)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの動力を駆動輪に伝達する変速機と、
    変速比が変化するように変速機を動かすアクチュエータと、
    中立位置から正方向及び負方向に回転可能なアクセルグリップと、
    前記変速機の変速比が前記アクセルグリップの回転量に基づいて得られる変速比になるように前記変速機を制御する制御装置であって、前記アクセルグリップの前記中立位置から負方向への回転に起因して、前記変速機の変速比をロウ側に変更する制御装置と、
    を備える鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記アクセルグリップの負方向への回転量を検知するセンサーを備え、
    前記制御装置は、検知された回転量に基づいて変速比を制御する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、
    前記マップは、アクセルグリップの負方向への回転量が増すに従って、変速比をロウ側に変更する車速が高くなるように設定されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、
    前記マップは、アクセルグリップの負方向への回転量が一定の閾値を越えたときに変速比がロウ側に変化するように、規定されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記アクセルグリップの回転量が閾値にまで達した否かを検知するスイッチを備え、
    前記制御装置は前記スイッチの出力に基づいて変速比をロウ側にシフトする、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記制御装置は前記アクセルグリップが負方向に回転した後の前記中立位置への復帰に起因して、前記変速機の変速比をハイ側に変更する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記制御装置は、変速比をロウ側へ変更する車速とアクセルグリップの回転量との関係を表すマップを予め記憶する記憶装置を備え、
    前記マップは前記アクセルグリップの正方向の回転量と負方向の回転量の双方について規定されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
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