JP2014073122A - 集魚・誘引材 - Google Patents

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恭雄 森山
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Kazuyuki Hasegawa
一幸 長谷川
Takao Shima
隆夫 島
Yoshimi Onchi
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Abstract

【課題】 目標とする魚に対してきわめて高い集魚・誘引効果を発揮するとともに環境に対する負荷も小さい集魚・誘引材を提供する。
【解決手段】 魚介類由来の原料を発酵又は分解させたものを核材とする集魚・誘引材とした。前記核材に水中での拡散を抑制する拡散抑制剤、目標とする魚以外の魚の捕食を抑制する捕食抑制剤及びその他の複合材のうちの少なくとも一つを加えてもよい。原料としては魚腸を主成分とするものを用いることができ、前記原料を自己消化酵素または微生物により発酵させるとよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、きわめて高い集魚・誘引効果を発揮するとともに環境に対する負荷も小さい集魚・誘引材に関する。
オキアミやアミ類は、遊離アミノ酸濃度が高く、安価で視覚効果や味覚効果も期待できることから、従来からオキアミ(ナンキョクオキアミ)やアミ類(ツノナシオキアミ)が撒き餌として一般的に使用されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、目標とする魚が棲息する水深に達する前に撒き餌が他の魚に補食されたり、無駄に拡散して十分な集魚効果が得られないという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、撒き餌を乾燥固形化させたり(特許文献2参照)、撒き餌の表面に他の魚に補食させる被膜を形成したり(特許文献3参照)、撒き餌の周囲を保護餌で覆い、目標の水深で溶解又は割れるようにして撒き餌が露出するもの(特許文献4参照)の他、砂や小石を錘として混合し、沈降速度を高めたものなどが提案されている。
上記提案は、撒き餌の集魚・誘引効果を高めるには効果があるものの、従来と同じオキアミやアミ類等の甲殻類を撒き餌として用いているため、その効果には限界があり、さらに高い集魚・誘引効果を有する材料の開発が求められている。
ところで、撒き餌の集魚・誘引効果には、アミノ酸による臭覚効果、固形物による視覚効果及びたんぱく質やベタインなど味覚効果がある。このうち、広範囲からの集魚(覚醒させ摂餌誘引する)は臭覚効果が最も重要で、主としてアミノ酸がその効果を発揮し、しかも複数種類のアミノ酸を含む複合アミノ酸が良いとされている。
また、視覚効果の増大を目的として、オキアミやアミ類にヌカ、フスマ、オカラなど穀物残渣を混合することも行われている。
特開2008−271860号公報 特開平9−47233号公報 特開2006−238865号公報 特開2001−211798号公報 特開2007−244380号公報(段落0011〜0015の記載参照)
しかし、このような集魚剤は、以下のような問題がある。
(i) オキアミやアミ類は遊離アミノ酸が多く含まれるものの、特別な加工を施しているわけではないので、固形分の割合が高い。穀物残渣を用いる場合と同様、臭覚効果と視覚、味覚効果とのバランスが悪い。
(ii) アミノ酸が含まれる集魚剤は、濃度が低いか、魚介類の組成とは異なるため、高範囲に臭覚効果を発揮させることが難しい。
(iii) 集魚剤の摂食率が低いと残滓が海底に沈殿し、汚染の原因となる。特に、穀物残渣は魚が補食しないため、このような問題が大きい。
上記(iii)の問題点のうち、残滓が海底に沈殿することによる問題については特許文献5(特開2007−244380号公報)でも指摘されている。この文献では、EM菌により押麦、コーン、フスマ、ヌカ等を発酵させて大型魚の好む臭いや味覚成分を作り出すようにしていて、海底に沈殿した残滓もEM菌により分解されることが記載されている。
しかし、この文献に記載の集魚材も集魚効果が未だ不十分であるという問題がある。
本発明は特許文献1〜4及び特許文献5で提案されたような従来の撒き餌(集魚材)よりもはるかに高い集魚・誘引効果を奏することができるとともに、上記(i)〜(iii)の問題点を一挙に解決することができる安価な集魚・誘引材の提供を目的とする。
本発明の発明者が鋭意研究を行ったところ、魚介類由来の原料を発酵又は分解させたものがきわめて高い集魚・誘引効果を有することを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明は、魚介類由来の原料の発酵物又は分解物から集魚・誘引材を構成している。前記原料としては、魚腸を主成分とするものが好ましい。上記原料の発酵物又は分解物を核材とし、この核材に水中での拡散を抑制する拡散抑制剤、目標とする魚以外の魚の捕食を抑制する捕食抑制剤及びその他の複合材のうちの少なくとも一つを加えてもよい。
前記原料を、自己消化酵素や他の酵素、微生物によって発酵・分解させるとよく、前記原料を発酵又は分解させたものを濾過して得られる液状体又は半液状体のものを用いるのが好ましい。
前記捕食抑制剤及び拡散抑制剤としては塩を用いることができ、拡散抑制剤としては多糖類を用いることができる。また、前記複合材としては、オキアミ及びアミ類を含む甲殻類を用いることができる。
前記原料を食塩無添加で、40℃以上で1時間以上発酵させて核材を生成してもよい。この核材はそのまま用いてもよいが、前記核材に食塩を10重量%以上になるよう添加したり、酸度がpH5以下になるように酸性溶液を添加したりしてもよい。
本発明によれば、魚腸等の魚介類由来の原料を発酵又は分解させたものを用いることで、遊離アミノ酸がきわめて豊富に含まれる集魚・誘引材を得ることができる。また、発酵・分解によって得られた液状成分の割合と分解されずに残った残滓固形成分との割合とを適宜に調整することで、視覚、味覚、臭覚といった集魚・誘引効果のバランスを容易に調整することが可能である。特に、本発明によって得られた集魚・誘引材の液状成分は、広い範囲に亘って高い集魚・誘引効果を得ることができる。例えば魚腸を発酵・分解させたものは、1万倍に希釈しても高い集魚・誘引効果を得ることができた。
また、上記原料を発酵又は分解したものを核材とし、これに捕食抑制剤及び拡散抑制剤を添加することで、目標の魚が棲息する水深まで前記核材の拡散を抑制するとともに、当該水深に達するまでに間、他の魚からの補食も抑制されるので、目標とする水深で核材が拡散して、目標とする魚に対して高い集魚・誘引効果を得ることができる。
さらに、本発明の集魚・誘引材は、魚が食べない穀物残滓等の他の材料を含まないうえ、魚による摂食効率が高いので、沈殿する残滓の量を減らすことができるとともに、沈殿する残滓も発酵・分解を終えているので、海底や養殖場の汚染も低減できる。
また、本発明の集魚・誘引材を人工魚礁等における栄養成分として使用することで、従来の栄養成分に比して高い海藻の繁殖促進を図ることができ、魚の餌となるプランクトン等の飼料動物が増加して、集魚効果を数倍に高めることができた。
以下、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
本発明は集魚・誘引材は、魚介類由来の原料を発酵・分解させたものを用いる。
[原料]
本発明の集魚・誘引材に用いることのできる魚介類由来の原料としては、発酵や分解で遊離アミノ酸を豊富に含むものであればよく、例えばスケトウダラ、マダラ、コマイ、サンマ、サバ、マイワシ、カタクチイワシ、ヒラメ、ブリ、キチジ、メバル、クロソイ、カジカ、カワハギ、イカナゴ、ホテイウオ、サケ、マス、ニシン、ホッケ、カレイ、アジ、カツオ、マグロ、イカ、タコ及びホタテガイの1種以上を挙げることができる。これらの魚介類はそのまま用いてもよいが、これらの内臓(魚腸を含む)等の加工残滓を用いることでコストを安く抑制することができる。
これらの原料はそのままであってもよいし、ミキサー等で細かく粉砕してから用いてもよい。
[発酵・分解]
発酵・分解は、これらによって原料である魚介類のタンパク質が分解されアミノ酸が遊離されるものであればよい。発酵・分解は自己消化によるもの、酵素の添加によるもの、微生物の作用によるもののいずれであってもよい。酵素又は微生物の作用によるものとしては、プロテアーゼやペプチダーゼ等のタンパク質分解酵素によるもの、あるいはこれらの酵素を産生する微生物によるものを挙げることができる。これらの発酵・分解の他に、麹菌等の発酵・分解を促進させる添加剤を加えてもよい。
本発明においては、特開2011−182663号公報で開示された速醸法による発酵を好適に用いることができる。この方法は、12時間〜24時間程度の短時間で発酵・分解を終了させることができ、かつ、タンパク質の80%以上を分解してアミノ酸含有率が高いという特徴がある。
この方法では、雑菌の増殖が抑制された環境下で、塩を添加することなく、40℃以上の温度下で12時間〜24時間程度原料を発酵させる。発酵の過程で適宜に水を加えたり攪拌したりしてもよい。発酵の進捗は、生成してくるアミノ酸(特にグルタミン酸)の発酵液中の濃度を測定することにより確認することができ、魚集・誘引材として好適なグルタミン酸濃度は、3g/L以上、特に好まし
くは5g/L以上である。
本発明においては、ここまでの工程で得られたものを撒き餌等の集魚・誘引材として使用してもよい。上記工程で得られた生成物は主として液状体又は半液状体であるが、この中には発酵・分解されなかった残滓固形物が含まれている。濾過して液状又は半液状の体成分のみを集魚・誘引材として用いてもよいが、視覚効果を高めるために残滓固形物を含ませてもよい。
また、上記工程で得られた生成物を核材とし、この核材に水中での拡散を抑制する拡散抑制剤、目標とする魚以外の魚の捕食を抑制する捕食抑制剤及び複合材のうちのいずれか一つ又は複数を加えて集魚・誘引材を構成してもよい。
[核材の形成]
原料を発酵・分解させたのち、食塩を10重量%以上になるよう又は酸性溶液をpHが5以下になるように添加する。このようにして得られるものは液状体又は半液状体と残滓固形物との混合物である。これを濾過して液状又は半液状の核材を得てもよいし、視覚効果を高めるために濾過せずに固形又は半固形のものを残存させた核材を得てもよい。なお、この核材を撒き餌等の集魚・誘引材等として使用することも可能である。
[添加剤]
この核材に水中での拡散を抑制する拡散抑制剤や目標とする魚以外の魚の捕食を抑制する捕食抑制剤を添加してもよい。
拡散抑制剤は、目標とする魚が棲息する水深に到達するまで核材の拡散を抑制して、当該水深における目標とする魚の魚集・誘引効果を高める。
このような拡散抑制剤としては、主として核材の粘性を高めるデンプン類やゼラチンなどの増粘剤やゲル化剤を挙げることができる。これには、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム、寒天、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガム、グアガム、マンナン等の多糖類を用いることができる。
また、塩などの電解質を用いてもよい。塩などの電解質は核材を脱水効果により硬くすることで、目標の水深に至るまでの間の核材の拡散を抑制するとともに、目標の水深に至るまでの間、高い塩分濃度を保つことで他の魚の捕食を抑制することから、補食抑制剤としても作用する。
補食抑制剤としては、塩のほか、タンニンやリンゴ酸、ラルペン等を用いることができる。これらの他に特定の魚を忌避する忌避剤を用いてもよい。例えば、特定の魚が嫌う他の魚の臭いを発散するすり身や排泄物、体液等を用いてもよい。
上記した拡散抑制剤及び補食抑制剤は、目的とする魚の棲息する水深まで核材の拡散を抑制できる粘性又は塩分濃度、当該水深に達するまでに間に他の魚に補足されない塩分濃度で調整される。例えば、水深30m〜50mの海域に棲息するマダイを目標とする場合において、拡散抑制剤及び補食抑制剤として塩を用いた場合は、核材の重量に対して5〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の範囲において加える。そして、このように調整された拡散抑制剤及び補食抑制剤を、核材の表面に塗布したり核材に混合したりする。核材を複層構造にして、表面側の一〜二層に拡散抑制剤や補食抑制剤を混合してもよい。
拡散抑制剤や補食抑制剤を添加した核材は、オキアミ及びアミ類を含む甲殻類と組み合わせてもよい。例えば、オキアミやエビの体外に核材を塗布するようにしてもよいし、オキアミやエビの体内に核材を充填してもよい。このような甲殻類と組み合わせることで、臭覚効果、視覚効果、味覚効果のバランスを高めることができる。
本発明は、水産業および漁業の分野における撒き餌や餌添加剤、養殖餌料の摂餌促進物質として広く適用が可能である。水産生物の増殖用にも適用が可能である。例えば、本願出願人が特願2011−263217号で提案したような人工魚礁における栄養成分として利用することも可能である。
図1は、魚腸を原料とした本発明の集魚・誘引材を本願出願人が特願2011−263217号で提案したような水中設置構造物(人工魚礁)の栄養成分として利用した場合の適用例である。
人工魚礁1は、箱状の構造体11を主な構成要素とし、この構造体11の上端縁から少し下方に天井部分112を形成している。この天井部分112に形成された構造体11の内部の貯留部111に連通する貫通孔には、貯留部111に貯留された栄養成分Nを徐々に放出するための放出筒117が取り付けられている。放出筒117の上端には、栄養成分Nが放出できる隙間を残して、放出筒117の先端から貯留部111に海流が浸入しないようにするためのカバー118が被せられている。
また、天井部分112の表面には、海藻類を根付かせるための生物担持体46が敷設されている。さらに、天井部分112から貯留部111の内部に向けて導通管119が設置され、蓋115を取って開口部114から栄養成分Nを流し込むことで、貯留部111に対して栄養成分Nの補充ができるようになっている。
なお、栄養成分Nの流出量は、魚腸を発酵・分解させた核材に、アルギン酸からなる多糖類の増粘剤等を加えることで、例えば30日で15%程度の割合で流出するように粘性を調整することができる。また、図1に示すような人工魚礁1では、カバー118と放出筒117との間の隙間寸法を変化させることで、栄養成分Nの流出量を調整することができる。
[実施例1]
本発明の発明者は、本発明の集魚・誘引材を用いた栄養成分によって海藻の成長がどの程度促進されるか、実験によって検証を行った。
この実施例では、原料として魚腸を用いこれを発酵・分解させた液状又は半液状のもの(液化魚腸)を得たのち、無機栄養塩(PESI1%)と同量のN(窒素)量となるよう前記液化魚腸を添加した。そして、14日及び20日経過後のクロメ幼体を観察した。その他の条件は以下のとおりである。
光周期:12L・12D
光量(光量子束密度):15μmol/m
水温:17−19℃
比較例:無機栄養塩を栄養成分とした場合と栄養成分を何も用いなかった場合(ブランク)とを比較例とした。
本実施例1の結果を図2の写真に示す。図2は、左から順に、無機栄養塩を栄養成分とした場合(比較例)、液化魚腸を用いた場合(本発明)、ブランク(比較例)の場合のそれぞれにおける開始時、14日経過後、20日経過後の海藻の成長状態を示している。
この結果から、液化魚腸を用いると無機栄養塩を用いた場合と同等又はそれ以上に海藻の成長が促進されていることがわかる。従って、本発明の集魚・誘引材からなる栄養成分を人工魚礁等に用いることで、付着植物量や動物量の増大が期待できる。
[実施例2]
本発明の発明者は、本発明の集魚・誘引材によってどの程度の集魚効果があるのか実験によって検証を行った。
試験は千葉県地先海域で行い、凍らせたオキアミを入れた網カゴ(30cm×20cm×30cm)と液化魚腸(20cm×10cm×5cm)を入れた網カゴ(30cm×20cm×30cm)とを準備し、水深5mになるように垂下して、それぞれの集魚状況を調べた。
設置後3分を経過するまでに集まったメジナの最大尾数は、オキアミで30尾程度であったのに対し液化魚腸では約70尾であった。図3の写真は液化魚腸の集魚状況(左)とオキアミの集魚状況(右)を示すものである。
このことから液化魚腸はオキアミと同等かそれ以上の集魚効果があることがわかった。メジナのほかにイシダイ、スズメダイ、アイゴ、ウミタナゴ、ウツボでも同様の効果が確認できた。
[実施例3]
液化魚腸を海水で希釈し、20L/hの速度で水槽内に注入した場合のマダイの行動を調査した。水槽の海水量は500Lとし、5L/minのかけ流しとした。
希釈倍率は1千倍、5千倍、1万倍、10万倍とした。
その結果、1万倍に希釈してもマダイの集魚効果を確認できた。10万倍に希釈した場合でも、マダイに餌の探索行動が見られた。
この様子を図4の写真に示す。図4の左は希釈倍率1千倍で写真の下側から液化魚腸を投入したもの、同中央は希釈倍率5千倍で写真の上側から液化魚腸を投入したもの、同右は希釈倍率1万倍で写真の下側から液化魚腸を投入したものである。
この実験からも液化魚腸は希釈しても高い集魚効果があることがわかる。
本発明は、水産業および漁業の分野における撒き餌や餌添加剤、養殖餌料の摂餌促進物質として広く適用が可能である。水産生物の増殖用にも適用が可能である。
また、海水域に限らず湖や池、河川などの淡水域の魚に対しても適用が可能である。
本願出願人が特願2011−263217号で提案した水中設置構造物(人工魚礁)の断面図である。 本発明の実施例1にかかり、海藻の成長状態を示す写真である。 本発明の実施例2にかかり、メジナの集魚状況を示す写真である。 本発明の実施例3にかかり、マダイの行動を示す写真である。
1 魚礁
111 貯留部
112 天井部
114 補充孔
115 蓋
117 放出管
118 カバー
119 導通管
46 生物担持体
N 栄養成分

Claims (10)

  1. 魚介類由来の原料の発酵物又は分解物から構成されることを特徴とする集魚・誘引材。
  2. 前記原料が魚腸を主成分とするものであることを特徴とする請求項1に記載の集魚・誘引材。
  3. 前記原料の発酵物又は分解物を核材とし、この核材に水中での拡散を抑制する拡散抑制剤、目標とする魚以外の魚の捕食を抑制する捕食抑制剤及びその他の複合材のうちの少なくとも一つを加えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の集魚・誘引材。
  4. 前記原料を、自己消化酵素を含む酵素または微生物により発酵させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の集魚・誘引材。
  5. 前記核材が、前記原料を発酵又は分解させたものを濾過して得られる液状体又は半液状体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の集魚・誘引材。誘引
  6. 前記捕食抑制剤及び拡散抑制剤のいずれか一方又は両方が塩であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の集魚・誘引材。
  7. 前記拡散抑制剤が多糖類であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の集魚・誘引材。
  8. 前記複合材は、オキアミ及びアミ類を含む甲殻類であることを特徴とする請求項1〜7に記載の集魚・誘引材。
  9. 前記原料を食塩無添加で40℃以上で1時間以上発酵させて核材を生成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の集魚・誘引材。
  10. 前記核材に食塩を10重量%以上になるよう添加するか又は酸度がpH5以下になるように酸性溶液を添加したことを特徴とする請求項9に記載の集魚・誘引材。
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