JP2014073088A - 種子保持具および発芽方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易かつ発芽率の高い種子保持具を提供する
【解決手段】 種子保持シート100は、紙材のシート体1、水溶紙P、および複数の種子Sを備えている。シート体1は、ほぼ中央に設けられた折り線L1で折りたたみ可能であり、折り線L1をはさんで、ほぼ対称の位置に貫通穴1hとリブ付き穴2が形成されている。リブ付き穴2は、中央に十字のリブ2bが形成されており、これにより、扇状の穴2aが4つ形成されている。リブ2aにより運搬時、または組み立て時等に水溶紙Pが破れるのを防止できる。貫通穴1h側を上にして種子保持シート100を土に置いて、水をかけると、水溶紙Pが溶解し、種子Sが土の上に落ちる。
【選択図】図1

Description

本発明は種子保持具に関し、特に、発芽率が高い発芽方法に関する。
特許文献1には、植物の種子を、土中に播くことができる種子保持具が開示されている(第1頁、図1参照)。この種子保持具は、両主表面の少なくとも一方に形成され、該種子保持具が埋設されるべき土表面に対する相対位置を示す目印である埋設目印と、両主表面の一面に他面方向に向かって窪むように埋設目印から所定距離離れた位置に一部が存在するように形成され、種子を収容し保持する凹部である種子保持部と、を備えている。
実用新案登録第3157030号公報
特許文献1の種子保持具は、園芸用スコップやレーキ等の工具を用いて土中に垂直状に埋設するための作業が必要であった。また、土の中に種を埋めるために発芽する率が低いという問題があった。
本発明は、簡易かつ発芽率の高い種子保持具および発芽方法を提供することを目的とする。
(1)本発明にかかる種子保持具は、板状部材の広面積面を種子被散布体の表面に対向して載置することにより、前記種子被散布体の表面に内部に保持した植物の種子を散布するための種子保持具であって、前記板状部材の広面積面に、貫通穴を形成すると共に、この貫通穴の部分に、水溶性部材を保持させ、さらに、この水溶性部材に種子を保持させている。
したがって、前記板状部材の広面積面を種子被散布体の表面に対向して載置し、前記貫通穴に水をかけるだけで、前記種子被散布体の内部ではなく、表面に前記種子を散布することができ、発芽率を向上させることができる。
(2)本発明にかかる種子保持具は、前記貫通穴の一部に、リブが形成されている。したがって、いたずらで前記水溶性部材を破られてしまうことを防止できる。
(3)本発明にかかる種子保持具においては、前記リブは、前記貫通穴のほぼ中央に十字で構成されている。したがって、発芽の際に邪魔する問題と、いたずら防止の相反する課題を解決することができる。
(4)本発明にかかる種子保持具においては、前記リブは、前記板状部材の面よりも、前記種子散布体の表面側に位置する段差が形成されている。
(6)本発明にかかる発芽方法は、板状部材の広面積面に設けられた貫通穴の部分に、水溶性部材を保持させ、この水溶性部材に種子を保持させ、前記板状部材の広面積面を種子被散布体の表面に対向して載置し、前記貫通穴の部分に水を与えて、前記水溶性部材を溶解させて、前記種子被散布体の表面に、前記種子を散布する。このように、前記広面積面を前記種子被散布体の表面に対向して載置し、水を与えるだけで、前記種子被散布体の表面に前記種子を散布することができ、発芽率を向上させることができる。
本明細書において、用いた用語について説明する。「板状部材」とは、実施形態では、シート体1が該当する。実施形態では2つに折った場合について説明したが、これに限定されない。「広面積面」とは、実施形態では、種子保持シート100の側面ではなく、平面が該当する。「種子被散布体」とは、実施形態では、プランタ内に収納された土が該当するが、発芽が可能な物であればどのようなものであってもよい。
種子保持シート100の一実施形態を示す。図1Aは構成部材を分離して示す斜視図、図1Bは、水溶紙の他の実施態様を示す斜視図、図1Cは、種子保持シートの斜視図である。 図2Aは、口紙に種子保持シート100を設けた展開表面図、図2Bは、同裏面図である。 図3Aは、種子保持シート一体の口紙200設けた展開表面図、図3Bは、一部を折りたたんだ裏面図である。 商品の靴下に、種子保持シートと一体化させた口紙を取り付けた状態を示す正面図である。 ポストカードと一体化させた種子保持シートを設けた状態を示す平面図である。 本発明に係る種子保持シートにフィギュアを取り付けた状態の斜視図である。
本発明に係る種子保持シートの一実施形態を、図1を用いて説明する。図1Aに、種子保持シート100の構成部材を示す。種子保持シート100は、紙材で構成されたシート体1、水溶紙P、および複数の種子Sを備えている。シート体1は、ほぼ中央に設けられた折り線L1で折りたたみ可能に構成されている。折り線L1をはさんで、ほぼ対称の位置に貫通穴1hとリブ付き穴2が形成されている。リブ付き穴2は、中央に十字のリブ2bが形成されており、これにより、扇状の穴2aが4つ形成されている。
水溶紙Pおよび、シート体1には、肥料成分HMを全体及び/又は一部に含浸又は保持させている。これにより種子Sは発芽後も順調に成育する。
種子保持シート100の組み立て方法について説明する。シート体1の上に、水溶紙Pを載置し、貫通穴1hとリブ付き穴2の上に位置するように、接着剤で貼付する。種子Sを貫通穴1h上の水溶紙Pに載置する。折り線L1にてシート体1を谷折りすることにより、図1Cに示すように、サンドイッチ状態に保持される。リブ付き穴2には、リブ2aが形成されているので、運搬時、または組み立て時等に水溶紙Pが破れるのを防止できる。
種子保持シート100の使用方法について説明する。図1Cに示す種子保持シート100を、貫通穴1h側を上にして土に置いて、発芽するまで定期的に水をかける。この水により、水溶紙Pが溶解し、種子Sが土の上に落ちる。なお、既に説明したように、シート体1の穴2側には、ほぼ中央部に十字のリブ2aが構成されている。リブ2aの上に、種子Sが位置していると、リブに引っかかって、土の上に落ちないおそれがある。ただ、発芽までは数回水をかけられるので、リブに引っかかっていた種子も、一旦水溶紙Pが溶解したあとは、通孔2bから土の上に落ちる。したがって、通孔2bから発芽が可能となる。種子Sは発芽後も肥料成分HMにより順調に成育することができる。
また、図1Bに示すように、水溶紙Pの貫通穴1hに対応する位置にエンボス加工等により凹部DTを形成するようにしてもよい。これにより、製造時に種子Sを保持しやすくなる。
また、図2に示すように、シート体1もリブ部分2aを凹部に形成してもよい。これにより、種子Sは、シート体1の面1aよりも下部に位置することになるので、使用時に水に押されて、一部の種子が、シート体1の間に入り込むことが防止できる。したがって、確実に土の表面に種子Sを落とすことができる。
本実施形態においては、水溶紙を2つ折りにするようにしたが、種を保持できる形態であればこれに限定されない。
図3に、種子保持シート100を商品タグと一体化させた種子保持シート一体化口紙200を示す。図3Aは、種子保持シート一体化口紙200の展開表面図である。
種子保持シート一体化口紙200は、口紙として用いられる時は、切り取り線C1で山折り、折り線L1で山折りされる。図1に示す実施形態と同様に、穴1h、リブ付き穴2aのあたりに、種子Sをはさんだ水溶紙Pが挟み込まれる。靴下SXのタグとしての使用状態を図4に示す。種子保持シートとしての使用方法について説明する。図3Bに示すように,種子保持シート一体化口紙200を、切り取り線C1における山折りを元に戻す。この状態で、切り取り線C1で紙片21を切り取る。そして、紙片22を裏返して、土を入れたプランタにおいて、水をかける。これにより、図1と同様に、発芽させることができる。この場合、紙片22の商品名などを記載した面22aが上を向いた状態で、プランタ内に載置されるので、商品の広告機能をも果たす。
図5に、DM用の種子保持シート一体化ポストカード300を示す。ポストカード300は、図3Bの口紙をはがきの形状としたものである。すなわち、折り線L1で山折りされており、リブ付き穴2の位置に種子Sが保持されている。ポストカード300はそのまま、土の上に置いてもよいし、切り取り線C2で切り離してから、使用してもよい。
図6に、余白部にフィギュアFGを取り付けたフィギュア付き種子保持シート400の斜視図を示す。シート体1が余白部を有する程度に大きい以外の構造は上記種子保持シート100と同様である。
このように、種子保持シート100は、単に種子保持シートとだけでなく、口紙200、ポストカード300に適用可能である。また、下げ札、封筒、パンフレット、カレンダーなど、各種表示物又は印刷物等にも一体的に形成して適用可能である、
なお、本明細書において、「山折り」とは折り目の線が外側になるように折ることをいい、「谷折り」とは折り目の線が内側に隠れてしまうように折ることをいう。
本実施形態においては、水溶性部材を水溶紙Pで構成したが、水溶性素材、例えば、オブラート等で構成してもよい。水溶性部材を水溶紙のように隙間がないものでなく、種子が落ちない程度の網目で構成してもよい。また、シート体1は、紙で構成したが、シート状に形成できるものであればどのようなものであってもよく、例えば、一部または全部を木材などで構成してもよい。
また、本実施形態においては、リブ付き穴2を土の表面に対向して載置するようにしたが、穴1h側を土の表面に対向して載置するようにしてもよい。
本実施形態においては、種子保持シートの形状は矩形としたが、これに限定されず、任意の形状であってもよい。
貫通穴についても、双方同じ径の円形としたが、これに限定されず、異質形状であってもよい。さらに、同じ円形でも径を変更してもよい。
100…種子保持シート、
1…シート体、
1h…貫通穴、
2…リブ付き穴
2a…リブ
S…種子
L1…折り線
200…口紙
300…ポストカード

Claims (6)

  1. 板状部材の広面積面を種子被散布体の表面に対向して載置することにより、前記種子被散布体の表面に内部に保持した植物の種子を散布するための種子保持具であって、
    前記板状部材の広面積面に、貫通穴を形成すると共に、この貫通穴の部分に、水溶性部材を保持させ、さらに、この水溶性部材に種子を保持させたこと、
    を特徴とする種子保持具。
  2. 請求項1の種子保持具において、
    前記貫通穴の一部に、リブを形成したこと、
    を特徴とする種子保持具。
  3. 請求項2の種子保持具において、
    前記リブは、前記貫通穴のほぼ中央に十字で構成されていること、
    を特徴とする種子保持具。
  4. 請求項2または請求項3の種子保持具において、
    前記リブは、前記板状部材の面よりも、前記種子散布体の表面側に位置する段差が形成されていること、
    を特徴とする種子保持具。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかの種子保持具と一体化させた、商品の口紙、はがき、下げ札、封筒、パンフレット、またはカレンダー。
  6. 板状部材の広面積面に設けられた貫通穴の部分に、水溶性部材を保持させ、
    この水溶性部材に種子を保持させ、
    前記板状部材の広面積面を種子被散布体の表面に対向して載置し、
    前記貫通穴の部分に水を与えて、前記水溶性部材を溶解させて、前記種子被散布体の表面に、前記種子を散布すること、
    を特徴とする発芽方法。
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