JP2014072514A - 発熱部品の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱部品に対する冷却性能の低下を抑制しながら、冷媒通路内からの冷媒の漏れの発生をより確実に防止することができ、発熱部品のレイアウトの自由度を向上させることができる発熱部品の冷却装置を得る。
【解決手段】冷却装置1は、第1のカバー部品2を有している。第1のカバー部品2は、発熱部品10が接触する接触領域11が一面に設定された第1のカバー壁21と、第1のカバー壁21の他面から突出し、冷媒を通す冷媒通路5に沿って設けられた通路用壁22と、第1のカバー壁21の他面において、共通の接触領域11に重なる部分から冷媒通路5を避けてそれぞれ突出するとともに通路用壁22にそれぞれ繋がる複数のリブ用壁24とを有し、第1のカバー壁21、通路用壁22及び各リブ用壁24がダイカスト法により一体に成形されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、発熱部品を冷却する発熱部品の冷却装置に関するものである。
従来、発熱部品(例えば半導体素子)を冷却するために、冷媒が流れる冷媒通路が内部に形成されたアルミニウム製の冷却用ケースに発熱部品を装着して、発熱部品からの熱を冷媒通路内の冷媒に逃すようにした冷却装置が知られている。冷却用ケースは、溶融アルミニウムを金型に流し込んで固めるダイカスト法により成形されている。冷却用ケースでは、冷媒通路の周囲の肉厚が、他の部分の肉厚に比べて薄くなっている。発熱部品は、冷却用ケースの肉厚が薄い部分に装着される(例えば特許文献1参照)。
特開2003−259656号公報
上記のような従来の冷却装置では、冷却用ケースの発熱部品が装着される部分の肉厚が、他の部分の肉厚よりも極端に薄くなっているので、ダイカスト法による鋳造時には、肉厚の薄い箇所で溶融アルミニウムが流れる量が絞られてしまい、肉厚の厚い箇所へ十分な溶融アルミニウムが流れきらないまま、溶融アルミニウムの凝固が始まることとなり、溶融アルミニウムが冷却用ケース全体に回りきらずに残った空間が鋳巣として冷却用ケースに生じてしまうおそれがある。
また、溶融アルミニウムが凝固する際に、溶融アルミニウムに溶け込んでいたガスが気泡となって生じるが、この気泡が溶融アルミニウム外に排出されずに溶融アルミニウムが凝固すると、気泡が鋳巣として冷却用ケースに生じてしまうおそれもある。通常のダイカストの工法では、金型の表面付近に冷却水を流して金型の温度を下げることによって溶融アルミニウムを凝固させるので、金型に接触する表面から内部へと溶融アルミニウムが凝固していく。従って、溶融アルミニウムで生じた気泡は、溶融アルミニウムの内部に残りやすい。
さらに、発熱部品の冷却性能を向上させるためには、発熱部品に対する冷却用ケースの接触面を加工して冷却用ケースに発熱部品を密着させることにより、冷却用ケースと発熱部品との間の接触面積を大きくする必要がある。しかし、冷却用ケースに鋳巣が生じていると、冷却用ケースの接触面を加工したときに、冷却用ケースの内部の鋳巣が冷却用ケースの接触面に露出してしまうおそれがある。この場合、冷却用ケースの鋳巣が冷媒通路内に繋がっていると、冷媒通路内の冷媒が鋳巣を通して冷却用ケース外に漏れることとなってしまう。
また、従来の冷却装置では、冷却用ケースの肉厚が薄い部分に発熱部品を接触させるだけでなく、肉厚が厚い部分にも発熱部品を接触させることにより、発熱部品のレイアウトの自由度を向上させることも考えられるが、上記のように、肉厚が厚い部分に鋳巣が露出した場合に、冷媒通路内の冷媒が冷却用ケース外に漏れるおそれがある。
さらに、肉厚が厚い部分を少なくするために、冷却用ケースの肉厚のうち、発熱部品からの熱を冷媒通路に伝える部分の肉厚のみを厚くすることも考えられるが、この場合でも、発熱部品のスペースに応じて肉厚が厚い部分も大きくなるので、冷却用ケースの肉厚が厚い部分で鋳巣が生じるおそれもある。
また、発熱部品を装着する範囲を広げるために、冷媒通路の一部の区間で冷媒通路の幅を広くすることも考えられるが、冷媒通路の幅の広い部分では、冷媒の流速が低下し、冷媒のよどみが生じてしまい、冷却装置の冷却性能が逆に低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、発熱部品に対する冷却性能の低下を抑制しながら、冷媒通路内からの冷媒の漏れの発生をより確実に防止することができ、また発熱部品のレイアウトの自由度を向上させることができる発熱部品の冷却装置を得ることを目的とする。
この発明に係る発熱部品の冷却装置は、発熱部品が接触する接触領域が一面に設定された第1のカバー壁と、第1のカバー壁の他面から突出し、冷媒を通す冷媒通路に沿って設けられた通路用壁と、第1のカバー壁の他面において、共通の接触領域に重なる部分から冷媒通路を避けてそれぞれ突出するとともに通路用壁にそれぞれ繋がり、第1のカバー壁からの熱を通路用壁に伝える複数のリブ用壁とを有し、第1のカバー壁、通路用壁及び各リブ用壁がダイカスト法により一体に成形されている第1のカバー部品、冷媒通路を介して第1のカバー壁に対向する第2のカバー壁を有する第2のカバー部品、及び第1のカバー部品の通路用壁と第2のカバー部品との間に挟まれ、冷媒通路内からの冷媒の漏れを防ぐガスケットを備え、第1のカバー壁と第2のカバー壁との間には、通路用壁を含む冷媒通路の側壁と、各リブ用壁を個別に含む複数の伝熱リブが設けられているとともに、上記冷媒用通路の側壁と上記伝熱リブとで囲まれる内部空間が形成され、各伝熱リブには、内部空間を外部に連通させる連通孔が設けられている。
また、この発明に係る発熱部品の冷却装置は、発熱部品が接触する接触領域が一面に設定された第1のカバー壁と、第1のカバー壁の他面から突出し、冷媒を通す冷媒通路に沿って設けられた通路用壁と、第1のカバー壁の他面において、共通の接触領域に重なる部分から冷媒通路を避けてそれぞれ突出するとともに通路用壁にそれぞれ繋がり、第1のカバー壁からの熱を通路用壁に伝える複数のリブ用壁とを有し、第1のカバー壁、通路用壁及び各リブ用壁がダイカスト法により一体に成形されている第1のカバー部品、冷媒通路を介して第1のカバー壁に対向する第2のカバー壁を有する第2のカバー部品、及び第1のカバー部品の通路用壁と第2のカバー部品との間に挟まれ、冷媒通路内からの冷媒の漏れを防ぐガスケットを備え、第1のカバー壁と第2のカバー壁との間には、通路用壁を含む冷媒通路の側壁と、各リブ用壁を個別に含む複数の伝熱リブが設けられているとともに、上記冷媒用通路の側壁と上記伝熱リブとで囲まれる内部空間が形成され、第1のカバー壁及び第2のカバー壁の少なくともいずれかには、内部空間及び各伝熱リブ間の空間のそれぞれを外部に開放する開放部が設けられている。
この発明に係る発熱部品の冷却装置によれば、複数のリブ用壁を介して発熱部品からの熱を冷媒通路内の冷媒に伝えることができるとともに、各リブ用壁に鋳巣が発生することを抑制することができるので、発熱部品に対する冷却性能の低下を抑制しながら、冷媒通路内からの冷媒の漏れの発生をより確実に防止することができ、また発熱部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1による発熱部品の冷却装置を示す斜視図である。 図1の冷却装置を示す分解斜視図である。 図1の冷却装置を示す縦断面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態2による冷却装置を示す縦断面図である。 図5のVI-VI線に沿った断面図である。 この発明による実施の形態3による冷却装置を示す縦断面図である。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4による冷却装置を示す縦断面図である。 図9のX-X線に沿った断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による発熱部品の冷却装置を示す斜視図である。また、図2は、図1の冷却装置を示す分解斜視図である。さらに、図3は図1の冷却装置を示す縦断面図、図4は図3のIV-IV線に沿った断面図である。図において、複数の発熱部品(例えば半導体素子等)10を冷却する冷却装置(発熱部品の冷却装置)1は、第1のカバー部品2と、冷媒を通す冷媒通路5を第1のカバー部品2との間に形成する第2のカバー部品3と、第1のカバー部品2と第2のカバー部品3との間に挟まれ、冷媒通路5内からの冷媒の漏れを防ぐガスケット4とを有している。
冷媒通路5は、図4に示すように、上流側通路部5aと、上流側通路部5aから離して設けられた下流側通路部5bと、上流側通路部5a及び下流側通路部5bの端部同士を結び、冷媒の方向を変えながら上流側通路部5aから下流側通路部5bへ冷媒を導く曲がり通路部5cとを有している。この例では、上流側通路部5a及び下流側通路部5bが平行に並ぶ直線状とされ、曲がり通路部5cが円弧状とされている。これにより、この例では、冷媒通路5の形状が略U字状とされている。冷媒通路5内を通される冷媒は、気体又は液体とされる。この例では、液体である水が冷媒として用いられる。
第1のカバー部品2は、一面(表面)及び他面(裏面)のうち他面に沿って冷媒通路5が形成される第1のカバー壁21と、第1のカバー壁21の他面から突出し、冷媒通路5の幅方向両側で冷媒通路5に沿って設けられた第1の内側通路用壁22及び第1の外側通路用壁23(一対の通路用壁22,23)と、冷媒通路5を避けて第1のカバー壁21の他面からそれぞれ突出するとともに第1の内側通路用壁22にそれぞれ繋がり、第1のカバー壁21からの熱を第1の内側通路用壁22に伝える複数(この例では、5枚)の第1のリブ用壁(リブ用壁)24とを有している。
第1のカバー壁21の一面には、図2に示すように、複数(この例では、2個)の発熱部品10が個別に接触する複数(この例では、2つ)の接触領域11が設定されている。一方の接触領域11は、第1のカバー壁21の一面のうち、冷媒通路5に重なる部分に設定され、他方の接触領域11は、第1のカバー壁21の一面のうち、冷媒通路5に重なる部分から外れた部分に設定されている。第1のカバー壁21の一面に設定された各接触領域11では、第1のカバー壁21に対する発熱部品10の密着度を向上させて発熱部品10と第1のカバー壁21との接触面積を増加させるための加工(例えば切削加工等)が行われている。
第1の内側通路用壁22は冷媒通路5のU字状の内側に設けられ、第1の外側通路用壁23は冷媒通路5のU字状の外側に設けられている。第1の内側通路用壁22及び第1の外側通路用壁23のそれぞれの高さ(即ち、第1のカバー壁21の他面から突出する寸法)は、冷媒通路5に沿った方向についてすべて同じ高さになっている。
各第1のリブ用壁24は、長さ方向を第1のカバー壁21の他面に沿わせて配置されている。各第1のリブ用壁24の長さ方向一端部は上流側通路部5aの内側通路用壁22に繋がり、各第1のリブ用壁24の長さ方向他端部は下流側通路部5bの内側通路用壁22に繋がっている。各第1のリブ用壁24は、第1のカバー壁21の他面において、共通の接触領域11に重なる部分からそれぞれ突出している。この例では、第1のカバー壁21の他面において、冷媒通路5から外れた他方の接触領域11に重なる部分から、各第1のリブ用壁24がそれぞれ突出している。また、この例では、上流側通路部5aと下流側通路部5bとの間の領域に各第1のリブ用壁24が設けられている。さらに、各第1のリブ用壁24は、上流側通路部5a及び下流側通路部5bに沿った方向へ互いに間隔を置いて並んでいる。この例では、各第1のリブ用壁24が等間隔で並んでいる。各第1のリブ用壁24の高さは、第1の内側通路用壁22の高さよりも低くなっている。
第1のカバー部品2は、第1のカバー壁21、第1の内側通路用壁22、第1の外側通路用壁23及び各第1のリブ用壁24がダイカスト法(即ち、圧力をかけながら溶融金属を型に流し込んで固める鋳造法)により一体に成形されたダイカスト部品とされている。この例では、第1のカバー部品2を構成する材料がアルミニウムとされている。
第1のカバー壁21、第1の内側通路用壁22、第1の外側通路用壁23及び各第1のリブ用壁24のそれぞれの厚さは、互いに同等の厚さの範囲内に調整されている。同等の厚さの範囲は、ダイカスト法による鋳造時に型に流し込まれる溶融金属の流量が急激に変化することを防止する観点から設定されている。この例では、第1のカバー壁21、第1の内側通路用壁22、第1の外側通路用壁23及び各第1のリブ用壁24のそれぞれの厚さが、互いに同一とされている。
第2のカバー部品3は、一面(表面)及び他面(裏面)のうち他面に沿って冷媒通路5が形成される第2のカバー壁31と、第2のカバー壁31の他面から突出し、冷媒通路5の幅方向両側で冷媒通路5に沿って設けられた第2の内側通路用壁32及び第2の外側通路用壁33(一対の通路用壁32,33)と、冷媒通路5を避けて第2のカバー壁31の他面からそれぞれ突出するとともに第2の内側通路用壁32にそれぞれ繋がり、第2のカバー壁31からの熱を第2の内側通路用壁32に伝える複数(この例では、5枚)の第2のリブ用壁(リブ用壁)34とを有している。
第2のカバー壁31の一面には、図2に示すように、複数(この例では、2個)の発熱部品10が個別に接触する複数(この例では、2つ)の接触領域11が設定されている。一方の接触領域11は、第2のカバー壁31の一面のうち、冷媒通路5に重なる部分に設定され、他方の接触領域11は、第2のカバー壁31の一面のうち、冷媒通路5に重なる部分から外れた部分に設定されている。第2のカバー壁31の一面に設定された各接触領域11では、第2のカバー壁31に対する発熱部品10の密着度を向上させて発熱部品10と第2のカバー壁31との接触面積を増加させるための加工(例えば切削加工等)が行われている。
第2の内側通路用壁32は冷媒通路5のU字状の内側に設けられ、第2の外側通路用壁33は冷媒通路5のU字状の外側に設けられている。第2の内側通路用壁32及び第2の外側通路用壁33のそれぞれの高さ(即ち、第2のカバー壁31の他面から突出する寸法)は、冷媒通路5に沿った方向についてすべて同じ高さになっている。
各第2のリブ用壁34は、長さ方向を第2のカバー壁31の他面に沿わせて配置されている。各第2のリブ用壁34の長さ方向一端部は上流側通路部5aの第2の内側通路用壁32に繋がり、各第2のリブ用壁34の長さ方向他端部は下流側通路部5bの第2の内側通路用壁32に繋がっている。各第2のリブ用壁34は、第2のカバー壁31の他面において、共通の接触領域11に重なる部分からそれぞれ突出している。この例では、第2のカバー壁31の他面において、冷媒通路5から外れた他方の接触領域11に重なる部分から、各第2のリブ用壁34がそれぞれ突出している。また、この例では、この例では、上流側通路部5aと下流側通路部5bとの間の領域に各第2のリブ用壁34が設けられている。さらに、各第2のリブ用壁34は、上流側通路部5a及び下流側通路部5bに沿った方向へ互いに間隔を置いて並んでいる。この例では、各第2のリブ用壁34が等間隔で並んでいる。各第2のリブ用壁34の高さは、第2の内側通路用壁32の高さよりも低くなっている。
第2のカバー部品3は、第2のカバー壁31、第2の内側通路用壁32、第2の外側通路用壁33及び各第2のリブ用壁34がダイカスト法により一体に成形されたダイカスト部品とされている。この例では、第2のカバー部品3を構成する材料がアルミニウムとされている。
第2のカバー壁31、第2の内側通路用壁32、第2の外側通路用壁33及び各第2のリブ用壁34のそれぞれの厚さは、互いに同等の厚さの範囲内に調整されている。同等の厚さの範囲は、ダイカスト法による鋳造時に型に流し込まれる溶融金属の流量が急激に変化することを防止する観点から設定されている。この例では、第2のカバー壁31、第2の内側通路用壁32、第2の外側通路用壁33及び各第2のリブ用壁34のそれぞれの厚さが、互いに同一とされている。また、この例では、第2のカバー部品3の形状が第1のカバー部品2の形状と同一形状とされている。
第1及び第2のカバー部品2,3は、第1の内側通路用壁22と第2の内側通路用壁32との間、及び第1の外側通路用壁23と第2の外側通路用壁33との間に、ガスケット4を個別に挟んだ状態で、互いに組み合わされている。冷媒通路5は、第1のカバー壁21と第2のカバー壁31との間に介在している。
各ガスケット4は、冷媒通路5に沿って配置されている。第1の内側通路用壁22と第2の内側通路用壁32との間の隙間、及び第1の外側通路用壁23と第2の外側通路用壁33との間の隙間は、各ガスケット4によりシールされている。この例では、各ガスケット4が液状ガスケットとされている。
第1のカバー壁21と第2のカバー壁31との間には、冷媒通路5の内側側壁41及び外側側壁42(冷媒通路5の側壁41,42)と、第1及び第2のカバー壁21,31のそれぞれからの熱を冷媒通路5の内側側壁41に伝える複数の伝熱リブ43とが設けられている。
冷媒通路5の内側側壁41は、第1の内側通路用壁22と、第2の内側通路用壁32と、第1及び第2の内側通路用壁22,32間に挟まれたガスケット4とによって構成されている。冷媒通路5の外側側壁42は、第1の外側通路用壁23と、第2の外側通路用壁33と、第1及び第2の外側通路用壁23,33間に挟まれたガスケット4とによって構成されている。
複数の伝熱リブ43は、上流側通路部5aと下流側通路部5bとの間で上流側通路部5a及び下流側通路部5bに沿って互いに間隔を置いて並んでいる。第1のカバー壁21と第2のカバー壁31との間には、冷媒通路5の内側側壁41と伝熱リブ43(曲がり通路部5cに最も近い伝熱リブ43)とで囲まれる内部空間44と、複数の伝熱リブ43を介して内部空間44に隣接し、外部に連通する外部連通空間45とが形成されている。
各伝熱リブ43のそれぞれは、第1のリブ用壁24及び第2のリブ用壁34により構成されている。また、第1及び第2のリブ用壁24,34は、第1のカバー壁21と第2のカバー壁31との間に互いに対向した状態で配置されている。第1のリブ用壁24の高さが第1の内側通路用壁22の高さよりも低く、第2のリブ用壁34の高さが第2の内側通路用壁32の高さよりも低くなっていることから、第1及び第2のリブ用壁24,34間には、第1及び第2のリブ用壁24,34の長さ方向に沿った隙間が形成されている。これにより、各伝熱リブ43のそれぞれには、第1及び第2のリブ用壁24,34間に形成された隙間を含む連通孔46が設けられている。各連通孔46は、外部連通空間45を介して内部空間44と外部とを連通する。
次に、動作について説明する。冷媒通路5内には、冷媒が通される。冷媒通路5に重なる一方の接触領域11に接触する発熱部品10から発生した熱は、第1のカバー壁21を介して冷媒に放出される。冷媒通路5から外れている他方の接触領域11に接触する発熱部品10から発生した熱は、第1のカバー壁21、各伝熱リブ43、冷媒通路5の内側側壁41の順に伝わり、冷媒に放出される。これにより、各発熱部品10が冷却される。
一方、内部空間44内の空気は、発熱部品10からの熱により膨張しやすくなっている。内部空間44内の空気が膨張した場合、膨張した空気は、各伝熱リブ43の連通孔46及び外部連通空間45を通して外部に放出される。これにより、内部空間44内の圧力が外部の圧力(大気圧)に調整され、内部空間44内の圧力が異常に高くなることが防止される。
このような発熱部品の冷却装置1では、第1のカバー壁21の他面において、共通の接触領域11に重なる部分から、複数の第1のリブ用壁24がそれぞれ突出しているので、各第1のリブ用壁24のそれぞれを介して発熱部品10からの熱を冷媒通路5内の冷媒に伝えることができる。これにより、発熱部品10からの伝熱量の低下を抑制することができる。また、発熱部品10からの熱の伝達を複数の第1のリブ用壁24のそれぞれで分担することができるので、各第1のリブ用壁24の厚さを調整することができ、第1のカバー壁21及び第1の内側通路用壁22のそれぞれの厚さに各リブ用壁24の厚さを近づけることができる。従って、ダイカスト法による鋳造時に、各リブ用壁24を成形する部分への溶融金属の流入量が不足することを防止することができ、各リブ用壁24の肉厚内での鋳巣の発生を抑制することができる。これにより、冷媒通路5内の冷媒が各リブ用壁24内の鋳巣を通して外部に漏れることを防止することができ、冷媒通路5内からの冷媒の漏れの発生をより確実に防止することができる。また、冷媒通路5に重なる一方の接触領域11だけでなく、冷媒通路5から外れた他方の接触領域11にも発熱部品10を接触させて発熱部品10を冷却することができるので、発熱部品10のレイアウトの自由度の向上を図ることができる。なお、第2のカバー部品3についても同様の効果を得ることができる。
また、各伝熱リブ43のそれぞれには、外部連通空間45を介して内部空間44と外部とを連通する連通孔46が設けられているので、内部空間44内の圧力を外部の圧力(大気圧)に調整することができる。
ここで、発熱部品10からの熱は、第1及び第2のカバー部品2,3を介して内部空間44内の空気にも伝わるが、空気の熱伝導率(0.00241W・m−1・K−1)は、第1及び第2のカバー部品2,3を構成するアルミニウムの熱伝導率(236W・m−1・K−1)よりも極端に低いので、内部空間44内の空気の温度が一旦上昇すると下がりにくくなり、発熱部品10からの熱が伝わった内部空間44内の空気は、冷媒通路5を通る冷媒で冷却される前に膨張することとなる。このように、内部空間44内の空気が膨張した場合であっても、内部空間44内の圧力を大気圧に調整することができるので、内部空間44内の圧力の異常な上昇を防止することができる。これにより、第1のカバー部品2と第2のカバー部品3とが内部空間44内の圧力の上昇によって外れることを防止することができ、冷媒通路5内からの冷媒の漏れの発生をさらに確実に防止することができる。
また、連通孔46は、第1のリブ用壁24と第2のリブ用壁34との間に形成された隙間を含んでいるので、第1のカバー部品2及び第2のカバー部品3を組み合わせるだけで、各伝熱リブ43に連通孔46を容易に形成することができる。
また、第1のカバー部品2を構成する材料は、アルミニウムであるので、伝熱性能の高い第1のカバー部品2を作製することができる。なお、第2のカバー部品3についても同様の効果を得ることができる。
また、冷媒が液体とされているので、発熱部品10に対する冷却効果をさらに高めることができる。
なお、上記の例では、第1のリブ用壁24の高さが第1の内側通路用壁22の高さよりも低く、第2のリブ用壁34の高さが第2の内側通路用壁32の高さよりも低くなっているが、連通孔46を伝熱リブ43に設けるためには、第1のリブ用壁24と第2のリブ用壁34との間に隙間が形成されていればよいので、第1及び第2のリブ用壁24,34のいずれかの高さのみが、第1及び第2の内側通路用壁22,32の高さよりも低くなっていればよい。
また、上記の例では、第2のカバー部品3が、第2のカバー壁31、第2の内側通路用壁32、第2の外側通路用壁33及び複数の第2のリブ用壁34を有しているが、第2のカバー部品3を平板である第2のカバー壁31のみとしてもよい。この場合、ガスケット4は、第1の内側通路用壁22及び第1の外側通路用壁23のそれぞれと第2のカバー壁31との間に個別に挟まれる。また、各伝熱リブ43には、各第1のリブ用壁24のそれぞれと第2のカバー壁31との間に形成された隙間を含む連通孔46が設けられる。さらに、この場合、冷媒通路5の内側側壁41が第1の内側通路用壁22及びガスケット4で構成され、冷媒通路5の外側側壁42が第1の外側通路用壁23及びガスケット4で構成され、各伝熱リブ43が各第1のリブ用壁24で構成される。また、この場合、第2のカバー部品3は、ダイカスト部品でなくてもよい。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による冷却装置1を示す縦断面図である。また、図6は、図5のVI-VI線に沿った断面図である。図において、各第1のリブ用壁24の長さ方向一端部は第1の内側通路用壁22に繋がった接続端部とされ、各第1のリブ用壁24の長さ方向他端部は第1の内側通路用壁22から離れた開放端部とされている。各第1のリブ用壁24は、接続端部及び開放端部のそれぞれの向きを交互にして並べられている。
各第2のリブ用壁34の長さ方向一端部は第2の内側通路用壁32に繋がった接続端部とされ、各第2のリブ用壁34の長さ方向他端部は第2の内側通路用壁32から離れた開放端部とされている。各第2のリブ用壁34は、接続端部及び開放端部のそれぞれの向きを、各第1のリブ用壁24の接続端部及び開放端部のそれぞれの向きに合わせて交互にして並べられている。
互いに対向する第1のリブ用壁24及び第2のリブ用壁34は、互いに接触しており、第1及び第2のリブ用壁24,34間に隙間は形成されていない。これにより、互いに接触する第1及び第2のリブ用壁24,34間では、熱が効率良く伝わるようになっている。各伝熱リブ43のそれぞれには、第1及び第2のリブ用壁24,34の開放端部と冷媒通路5の内側側壁41との間に形成された隙間を含む連通孔51が設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような発熱部品の冷却装置1では、各第1のリブ用壁24の長さ方向一端部が第1の内側通路用壁22に繋がった接続端部とされ、各第1のリブ用壁24の長さ方向他端部が第1の内側通路用壁22から離れた開放端部とされており、第1のリブ用壁24の開放端部と第1の内側通路用壁22との間に形成された隙間を含む連通孔51が伝熱リブ43に設けられているので、第1のカバー部品2及び第2のカバー部品3を組み合わせるだけで、各伝熱リブ43に連通孔51を容易に形成することができる。また、第1のリブ用壁24と第2のリブ用壁34とを互いに接触させることができるので、各伝熱リブ43の高さを実施の形態1よりも高くすることができる。これにより、例えば、第1及び第2のカバー壁21,31のうち、第1のカバー壁21にのみ発熱部品10が接触している場合には、伝熱リブ43を通して発熱部品10から冷媒通路5の内側側壁41に伝わる熱の量を増加させることができ、発熱部品10に対する冷却性能の向上を図ることができる。
なお、上記の例では、各第1のリブ用壁24が接続端部及び開放端部のそれぞれの向きを交互にして並べられているが、これに限定されることはない。例えば、複数の第1のリブ用壁24のうち、接続端部及び開放端部を同じ向きにした2つの第1のリブ用壁24を連続して並べてもよい。また、上記の例では、各第2のリブ用壁34が接続端部及び開放端部のそれぞれの向きを交互にして並べられているが、これに限定されることもない。
また、上記の例では、各第2のリブ用壁34が、接続端部及び開放端部のそれぞれの向きを各第1のリブ用壁24に合わせて並べられているが、各第2のリブ用壁34の接続端部及び開放端部のそれぞれの向きと、各第1のリブ用壁24の接続端部及び開放端部のそれぞれの向きとを合わせる必要はなく、各第2のリブ用壁34の接続端部及び開放端部のそれぞれの向きと、各第1のリブ用壁24の接続端部及び開放端部のそれぞれの向きとを、互いに逆向きにしてもよい。
実施の形態3.
図7は、この発明による実施の形態3による冷却装置1を示す縦断面図である。また、図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。図において、各第1のリブ用壁24の長さ方向一端部は上流側通路部5aの第1の内側通路用壁22に繋がり、各第1のリブ用壁24の長さ方向他端部は下流側通路部5bの第1の内側通路用壁22に繋がっている。各第2のリブ用壁34の長さ方向一端部は上流側通路部5aの第2の内側通路用壁32に繋がり、各第2のリブ用壁34の長さ方向他端部は下流側通路部5bの第2の内側通路用壁32に繋がっている。
各第1のリブ用壁24及び各第2のリブ用壁34のそれぞれの長さ方向中間部には、伝熱リブ43の高さ方向に沿った隙間が形成されている。これにより、各伝熱リブ43には、第1及び第2のリブ用壁24,34のそれぞれに形成された隙間を含むスリット状の連通孔61が設けられている。この例では、連通孔61から上流側通路部5aの内側側壁41までの伝熱リブ43の寸法と、連通孔61から下流側通路部5bの内側側壁41までの伝熱リブ43の寸法とが同一になっている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このような発熱部品の冷却装置1では、各第1のリブ用壁24の長さ方向中間部に形成された隙間を含む連通孔61が各伝熱リブ43に設けられているので、第1のカバー部品2及び第2のカバー部品3を組み合わせるだけで、各伝熱リブ43に連通孔61を容易に形成することができる。また、連通孔61が伝熱リブ43の長さ方向中間部に設けられるので、冷媒通路5の内側側壁41に繋がる伝熱リブ43の長さ方向の寸法を短くすることができる。これにより、第1及び第2のカバー壁21,31のそれぞれからの熱が冷媒通路5の内側側壁41に伝わるまでの時間を短くすることができ、発熱部品10に対する冷却性能の向上を図ることができる。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4による冷却装置1を示す縦断面図である。また、図10は、図9のX-X線に沿った断面図である。図において、各伝熱リブ43には、連通孔は設けられていない。第2のカバー壁31には、内部空間44、及び各伝熱リブ43間の空間を外部に開放する開放部71が設けられている。この例では、第2のカバー壁31のうち、内部空間44及び各伝熱リブ43間の空間のそれぞれに面する部分のすべてが開放されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような発熱部品の冷却装置1では、内部空間44、及び各伝熱リブ43間の空間を外部に開放する開放部71が第2のカバー壁31に設けられているので、内部空間44内の空気、及び各伝熱リブ43間の空間内の空気が膨張した場合であっても、内部空間44内及び各伝熱リブ43間の空間内のそれぞれの圧力を大気圧に調整することができる。これにより、内部空間44内及び各伝熱リブ43間の空間内のそれぞれの圧力の異常な上昇を防止することができ、冷媒通路5内からの冷媒の漏れの発生をより確実に防止することができる。また、第2のカバー部品3の材料の使用量を減らすことができ、冷却装置1の製造コストの低減化及び軽量化を図ることができる。
なお、上記の例では、第2のカバー壁31のうち、内部空間44及び各伝熱リブ43間の空間のそれぞれに面する部分のすべてが開放部71により開放されているが、内部空間44及び各伝熱リブ43間の空間のそれぞれが開放部71を通して外部に開放されていればよいので、第2のカバー壁31のうち、内部空間44及び各伝熱リブ43間の空間のそれぞれに面する部分の一部のみを開放部により開放するようにしてもよい。
また、上記の例では、第2のカバー壁31にのみ開放部71が設けられているが、第1のカバー壁21にのみ開放部71を設けてもよいし、第1及び第2のカバー壁21,31のそれぞれに開放部を設けてもよい。第1及び第2のカバー壁21,31のそれぞれに開放部を設ける場合、発熱部品10が接触する接触領域11を確保するために、第2のカバー壁31のうち、内部空間44及び各伝熱リブ43間の空間のそれぞれに面する部分の一部のみが開放部により開放される。
また、上記の例では、各伝熱リブ43に連通孔が設けられていないが、各伝熱リブ43に連通孔を設けてもよい。
なお、実施の形態2〜4では、第2のカバー部品3が、第2のカバー壁31、第2の内側通路用壁32、第2の外側通路用壁33及び複数の第2のリブ用壁34を有しているが、第2のカバー部品3を平板である第2のカバー壁31のみとしてもよい。この場合、ガスケット4は、第1の内側通路用壁22及び第1の外側通路用壁23のそれぞれと第2のカバー壁31との間に個別に挟まれる。また、この場合、冷媒通路5の内側側壁41が第1の内側通路用壁22及びガスケット4で構成され、冷媒通路5の外側側壁42が第1の外側通路用壁23及びガスケット4で構成され、各伝熱リブ43が各第1のリブ用壁24で構成される。さらに、この場合、第2のカバー部品3は、ダイカスト部品でなくてもよい。
また、各上記実施の形態では、冷却装置1により冷却される発熱部品10が例えば半導体素子等とされているが、発熱部品10を例えば車載用電気部品等としてもよい。車載用電気部品としては、例えば充電器、コンバータ又はインバータ等が挙げられる。このように、冷却装置1により冷却される発熱部品10を車載用電気部品としても、半導体素子と同様に、高い冷却効果を得ることができる。
また、各上記実施の形態では、第1及び第2のカバー部品2,3のそれぞれを構成する材料が、熱伝導率の高いアルミニウムとされているが、例えば第2のカバー部品3に発熱部品10を接触させないのであれば、第2のカバー部品3を構成する材料は、アルミニウムよりも熱伝導率の低い材料であってもよい。
1 冷却装置、2 第1のカバー部品、3 第2のカバー部品、4 ガスケット、10 発熱部品、11 接触領域、21 第1のカバー壁、22 第1の内側通路用壁、24 第1のリブ用壁、31 第2のカバー壁、32 第2の内側通路用壁、34 第2のリブ用壁、41 内側側壁、42 外側側壁、43 伝熱リブ、44 内部空間、46,51,61 連通孔、71 開放部。

Claims (9)

  1. 発熱部品が接触する接触領域が一面に設定された第1のカバー壁と、上記第1のカバー壁の他面から突出し、冷媒を通す冷媒通路に沿って設けられた通路用壁と、上記第1のカバー壁の他面において、共通の上記接触領域に重なる部分から上記冷媒通路を避けてそれぞれ突出するとともに上記通路用壁にそれぞれ繋がり、上記第1のカバー壁からの熱を上記通路用壁に伝える複数のリブ用壁とを有し、上記第1のカバー壁、上記通路用壁及び各上記リブ用壁がダイカスト法により一体に成形されている第1のカバー部品、
    上記冷媒通路を介して上記第1のカバー壁に対向する第2のカバー壁を有する第2のカバー部品、及び
    上記第1のカバー部品の上記通路用壁と上記第2のカバー部品との間に挟まれ、上記冷媒通路内からの冷媒の漏れを防ぐガスケット
    を備え、
    上記第1のカバー壁と上記第2のカバー壁との間には、上記通路用壁を含む上記冷媒通路の側壁と、各上記リブ用壁を個別に含む複数の伝熱リブが設けられているとともに、上記冷媒用通路の側壁と上記伝熱リブとで囲まれる内部空間が形成され、
    各上記伝熱リブには、上記内部空間を外部に連通させる連通孔が設けられている発熱部品の冷却装置。
  2. 上記連通孔は、上記第1のカバー部品の上記リブ用壁と上記第2のカバー部品との間に形成された隙間を含んでいる請求項1に記載の発熱部品の冷却装置。
  3. 上記リブ用壁の長さ方向一端部は上記通路用壁に繋がる接続端部とされ、上記リブ用壁の長さ方向他端部は上記通路用壁から離れた開放端部とされており、
    上記連通孔は、上記リブ用壁の開放端部と上記通路用壁との間に形成された隙間を含んでいる請求項1に記載の発熱部品の冷却装置。
  4. 上記リブ用壁の長さ方向一端部及び長さ方向他端部は、上記通路用壁にそれぞれ繋がっており、
    上記連通孔は、上記リブ用壁の長さ方向中間部に形成された隙間を含んでいる請求項1に記載の発熱部品の冷却装置。
  5. 上記第1のカバー部品を構成する材料は、アルミニウムである請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発熱部品の冷却装置。
  6. 上記冷媒は、液体である請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発熱部品の冷却装置。
  7. 上記発熱部品は、車載用電気部品である請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発熱部品の冷却装置。
  8. 上記車載用電気部品は、充電器である請求項7に記載の発熱部品の冷却装置。
  9. 発熱部品が接触する接触領域が一面に設定された第1のカバー壁と、上記第1のカバー壁の他面から突出し、冷媒を通す冷媒通路に沿って設けられた通路用壁と、上記第1のカバー壁の他面において、共通の上記接触領域に重なる部分から上記冷媒通路を避けてそれぞれ突出するとともに上記通路用壁にそれぞれ繋がり、上記第1のカバー壁からの熱を上記通路用壁に伝える複数のリブ用壁とを有し、上記第1のカバー壁、上記通路用壁及び各上記リブ用壁がダイカスト法により一体に成形されている第1のカバー部品、
    上記冷媒通路を介して上記第1のカバー壁に対向する第2のカバー壁を有する第2のカバー部品、及び
    上記第1のカバー部品の上記通路用壁と上記第2のカバー部品との間に挟まれ、上記冷媒通路内からの冷媒の漏れを防ぐガスケット
    を備え、
    上記第1のカバー壁と上記第2のカバー壁との間には、上記通路用壁を含む上記冷媒通路の側壁と、各上記リブ用壁を個別に含む複数の伝熱リブが設けられているとともに、上記冷媒用通路の側壁と上記伝熱リブとで囲まれる内部空間が形成され、
    上記第1のカバー壁及び上記第2のカバー壁の少なくともいずれかには、上記内部空間及び各上記伝熱リブ間の空間のそれぞれを外部に開放する開放部が設けられている発熱部品の冷却装置。
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