JP2014072294A - 光電変換装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

光電変換装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 性能の高い光電変換装置を提供する。
【解決手段】 光電変換素子が設けられた、第1半導体層を含む第1素子部と、
第1導電体層および第1絶縁体層を含む第1配線部と、半導体素子が設けられた、第2半導体層を含む第2素子部と、第2導電体層および第2絶縁体層を含む第2配線部と、を備え、第1導電体層と第2導電体層とを電気的に接続する導電部材は、第2半導体層および第2絶縁体層を貫通して第1導電体層に接触する貫通部を有し、貫通部と第1半導体層との間に第1絶縁体層が位置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は複数の素子部を有する半導体装置に関する。
半導体装置の一種であるCMOSイメージセンサなどの光電変換装置では、複数の光電変換素子を有する光電変換ユニットと、光電変換ユニットからの電気信号を処理する信号処理ユニットとを1つの半導体基板にモノリシックに作り込んでいた。光電変換ユニットと信号処理ユニットとを別々の部品(チップ)に分けて形成し、これらの部品を重ね合せ、部品同士を導電部材で電気的に接続することが検討されている。このようにすることで、光電変換装置が搭載される電子機器における光電変換装置の占有面積(フットプリント)を効率的に活用することができる。このような構造は、いわゆるシステムインパッケージを実現する種々の半導体装置に応用が可能である。
特許文献1には、部品に相当する半導体基板(34、45)同士の電気的接続を得るための導電部材として、貫通接続導体(64)、接続導体(65)、および接続用配線(72)を設けることが記載されている(特許文献1の図3参照)。あるいは導電部材として、1つの貫通接続導体(84)を設けることが記載されている(特許文献1の図15参照)。
特開2010−245506号公報
特許文献1に記載された技術では、貫通接続導体や接続導体が、光電変換素子(フォトダイオードPD)が設けられた素子部を貫通している。そのため、光電変換素子で暗電流が発生しやすくなり、光電変換装置としての十分な性能が得られない場合があった。暗電流の発生の原因としては、導電部材の存在あるいは導電部材の形成による光電変換素子へのストレスや金属汚染等が考えられる。本発明は、暗電流が低減された、性能の高い光電変換装置を提供することを目的とする。また、本発明は、性能の高い光電変換装置を簡単に製造できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段の一つの観点は、光電変換素子が設けられた、第1半導体層を含む第1素子部と、第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部と、半導体素子が設けられた、第2半導体層を含む第2素子部と、第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部と、前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材と、を備え、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置し、前記第1配線部が前記第1素子部と前記第2配線部との間に位置する光電変換装置であって、前記導電部材は、前記第2素子部および前記第2配線部を貫通して前記第1導電体層に接触する貫通部を有し、前記貫通部と前記第1半導体層との間に前記第1絶縁体層が位置することを特徴とする。
課題を解決するための手段の一つの観点は、半導体装置の製造方法であって、第1半導体層を含む第1素子部と、第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部と、を有する第1部品を用意し、第2半導体層を含む第2素子部と第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部と、を有する第2部品を用意し、前記第1部品と前記第2部品とを、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置するように接合する接合工程と、前記第2半導体層および前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材を形成する導電部材形成工程と、前記第2半導体層および前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層および前記第2導電体層の少なくとも一方と外部端子とを電気的に接続する接続部材を形成する接続部材形成工程と、を備え、前記導電部材形成工程の少なくとも一部と前記接続部材形成工程の少なくとも一部とを並行して行うことを特徴とする。
課題を解決するための手段の一つの観点は、半導体装置の製造方法であって、第1半導体層を含む第1素子部と第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部とを有する第1部品を用意し、第2半導体層を含む第2素子部と第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部とを有する第2部品を用意し、前記第1部品と前記第2部品とを、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置するように接合する接合工程と、前記第2半導体層を貫通して前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材を形成する導電部材形成工程と、を備え、前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層に接触する第1貫通部を、前記接合工程の後に形成し、前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する第2貫通部を、前記接合工程の前に形成することを特徴とする。
本発明によれば、導電部材を第1半導体層から遠ざけることができるため、導電部材の存在に起因する光電変換素子へのストレスや金属汚染等が低減される。そのため、性能の高い光電変換装置を提供することができる。また、本発明によれば、性能の高い光電変換装置を簡単に製造することが出来る。
半導体装置の一例の模式図。 半導体装置の一例の模式図。 半導体装置の製造方法の一例の模式図。 半導体装置の製造方法の一例の模式図。 半導体装置の製造方法の別の例の模式図。 半導体装置の製造方法の別の例の模式図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、複数の図面を相互に参照する場合がある。また、同一あるいは類似の構成については共通の符号を付しており、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
本実施形態の半導体装置の一例としての光電変換装置を、図1を用いて説明する。図1(a)は半導体装置の主要部である半導体デバイス1の斜視図である。図1(b)、(c)は半導体デバイス1の一例の分解斜視図である。図1(b)は半導体デバイス1を含む半導体装置3および電子機器5の模式図である。
図1(a)に示した半導体デバイス1においては、図1(b)または図1(c)に示したように、第1部分10と第2部分20が重なっている。本実施形態は、主に、第1部分10と第2部分20との電気的接続を得るための導電部材に関する。第1部分10は、第1素子部30と第1配線部31によりなる。第2部分20は第2素子部50と第2配線部51よりなる。第2配線部51が第1部分10と第2素子部50との間に位置する。本実施形態では、第1部分10の第1配線部31が第1素子部30と第2素子部との間に位置するが、第1部分10の第1素子部30が第1配線部31と第2素子部50との間に位置する形態も考えられる。
本実施形態では、第1部分10は入射光に応じて信号電荷が発生する光電変換ユニット11を有する。光電変換ユニット11は光電変換素子を含む。光電変換ユニット11は光電変換素子で発生した信号電荷に基づく電気信号を生成する信号生成回路を含み得る。信号生成回路は、例えば、増幅トランジスタや転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタを含む。他の例の光電変換ユニット11は、光電変換素子と信号電荷を転送するためのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)を含み得る。
本実施形態では、第2部分20は、信号処理ユニット22を有する。信号処理ユニット22は、光電変換ユニット11で発生した信号電荷に基づく電気信号を処理する。信号処理ユニット22は、ノイズ除去回路、増幅回路、変換回路、画像処理回路を含むことができる。ノイズ除去回路は、例えばCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路である。増幅回路は、例えば列アンプ回路である。変換回路は、例えばコンパレータとカウンタで構成されたADC(Analog Digital Converter:アナログデジタル変換)回路である。画像信号処理回路は、例えばメモリとプロセッサを含み、アナログデジタル変換されたデジタル信号から画像データを生成したり、画像データに画像処理を施したりする。
図1(a)では、光電変換ユニット11の位置を一点鎖線で囲んで示し、信号処理ユニット22の位置を二点鎖線で囲んで示している。ここでは光電変換ユニット11の、第2部分20への正射影領域の一部に信号処理ユニット22の一部が位置している。しかし、光電変換ユニット11の第2部分20への正射影領域の全部に信号処理ユニット22の全部または一部が位置していてもよい。あるいは、第2部分20における光電変換ユニット11の正射影領域の一部に、信号処理ユニット22の全部または一部が位置していてもよい。なお、信号処理ユニット22の一部が第1部分10に設けられていてもよい。例えば、ノイズ除去回路や増幅回路などアナログ信号用の信号処理ユニットを第1部分10に設け、変換回路や画像処理回路などデジタル信号用の信号処理ユニットを第2部分20に設けることもできる。
図1(b)、(c)に示す様に、半導体デバイス1は、光電変換ユニット11を制御する制御ユニット12、および/または、信号処理ユニット22を制御する制御ユニット21を更に備えることができる。これら制御ユニットは、第1部分10と第2部分20の少なくとも一方に設けることができる。図1(b)に示した例では制御ユニット12が第1部分10に設けられており、図1(c)に示した例では制御ユニット21が第2部分20に設けられている。光電変換ユニット11用の制御ユニットを第1部分10に、信号処理ユニット22用の制御ユニットを第2部分20に分けて設けることもできる。制御ユニット12は垂直走査線を介して画素回路に駆動信号を供給する垂直駆動回路や、電源回路を含み得る。制御ユニット21は信号処理ユニット22を駆動するためのタイミング発生回路や、変換回路へ参照信号を供給する参照信号供給回路、増幅回路あるいは変換回路から信号を順次読み出すための水平走査回路を含み得る。
図1(d)に示す様に、半導体装置3は、半導体デバイス1の1次実装用の実装部材として、パッケージ2を含むことができる。半導体デバイス1はこのパッケージにダイボンドされ、収容されうる。パッケージ2はPGA(Pin Grid Arryay)やLGA(Land Grid Arryay)、BGA(Ball Grid Arryay)、リードフレーム等の外部端子を含み得る。図1(d)に示す様に、半導体装置3は、2次実装用の実装部材として、回路基板4を含むことができる。パッケージ2はこの回路基板4に実装されうる。回路基板4は、リジッド基板、フレキシブル基板あるいはリジッドフレキシブル基板等のプリント基板でありうる。光電変換装置としての半導体装置3は半導体デバイス1に光を導くための光学系を含みうる。
半導体装置3は、種々の電子機器に搭載が可能である。電子機器5は半導体装置3に加えて、演算装置、記憶装置、記録装置、通信装置あるいは表示装置などの周辺装置6を備える。これら周辺装置は、半導体装置3と接続されて、直接的にあるいは間接的に信号のやり取りをおこなう。電子機器5としては、携帯電話やパーソナルコンピュータなどの情報端末、カメラやディスプレイなどの映像機器などが挙げられる。勿論、カメラ付きの情報端末なども含まれる。
半導体デバイス1の一例の詳細を、図2を用いて説明する。図2(a)は第1実施形態であり、図2(b)は第2実施形態である。まずは、第1実施形態と第2実施形態とで共通する点について説明する。図2は、図1(a)に示した点Pと点Qを含む面における半導体デバイス1の断面図である。なお、図2は図1(b)の様に、制御ユニット12を有する例である。
以下の説明において、導電体層は半導体層よりも導電率の高い材料からなるものとし、絶縁体層は半導体層よりも導電率の低い材料からなるものとする。
また、以下の半導体化合物や金属化合物の説明において、炭化窒化物および酸化窒化物は窒化物に含める。炭化物は、窒化炭化物および酸化炭化物を含むものとする。炭化窒化物は窒素との結合が炭素との結合に比べて支配的であるものである。逆に、窒化炭化物は、炭素との結合が窒素との結合に比べて支配的であるものである。
まず、第1部分10について、第1素子部30と第1配線部31のそれぞれの構成を説明する。
第1素子部30は第1半導体層33を含む。第1半導体層33は例えばシリコン層である。第1素子部30は、図1(b)における光電変換ユニット11を構成する半導体素子(光電変換素子)として第1半導体層33に設けられたフォトダイオードPDを有する。フォトダイオードPDは、第1半導体層33のp型半導体領域32とn型半導体領域34とp型半導体領域35を含む。光電変換素子はフォトゲートでもよい。光電変換ユニット11は光電変換素子で発生した信号電荷に基づく電気信号を生成する信号生成回路を含み得る。信号生成回路は、MOSトランジスタ等の半導体素子で構成することができる。図2には、第1部分10の光電変換ユニット11の転送トランジスタTr1と、リセットトランジスタTr2とを示している。また、図1(b)における第1部分10の制御ユニット12の半導体素子として、トランジスタTr3、Tr4とを示している。
本例では、第1素子部30を構成する第1半導体層33の表面103の一部はMOSトランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4のゲート絶縁膜と界面を成している。第1素子部30にはSTI(Shallow Trench Isolation)やLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)などの素子分離38が設けられている。第1半導体層33の上には、第1半導体層33の表面103を保護する、窒化シリコンや酸化シリコンなどの絶縁体層からなる第1保護膜(不図示)が設けられている。このように、第1素子部30は第1半導体層33に加えて、素子分離38やゲート絶縁膜、ゲート電極、第1保護膜を含み得る。
第1配線部31は、導電体層および絶縁体層を含む。第1配線部31は複数の配線レベルを有しうる。1つの配線レベルは、配線パターンとプラグを有しうる。典型的な導電体層は配線パターンを構成する。さらに典型的な導電体層は配線パターンの内で電流密度の大きい主導電層を構成するが、導電体層は配線パターンの内で主導電層よりも電流密度の小さい副導電層を構成する場合もある。導電体層は下の配線レベルとの導通を得るためのビアプラグ、あるいは第1素子部30との導通を得るためのコンタクトプラグを構成する場合もある。
ビアプラグやコンタクトプラグもまた、主導電層と副導電層で構成され得る。これら副導電層は典型的にはバリアメタルでありうる。バリアメタルのバリア機能としては、主導電層と絶縁体層との間での拡散に対するバリア、或いは主導電層と絶縁体層との間の反応に対するバリアが挙げられる。しかし、「バリアメタル」は、副導電層に与えられる便宜的な呼称であって何らかのバリア機能を有しているとは限らない。バリアメタルは、これらのバリア機能を必要としない場合であっても、単に主導電層を形成する際の下地としてや、エレクトロマイグレーションやストレスマイグレーションの緩和などを目的として用いられうる。
絶縁体層は同じ配線レベルの配線パターン同士を絶縁する配線間絶縁層および/または異なる配線レベルの配線パターン同士を絶縁する層間絶縁層として機能し得る。第1配線部31は1層以上の導電体層で構成された、多数の電気経路(配線)を有する。一つの配線は、コンタクトプラグ、ビアプラグおよび配線パターンで構成されうる。
第1配線部31の詳細な構成を説明する。第1配線部31には、コンタクトプラグ44aと、配線パターン40a、40b、40cおよびビアプラグ44b、44cが設けられている。導電体層で構成されたこれらコンタクトプラグ、配線パターン、ビアプラグが多数の電気経路を構成する。コンタクトプラグ44aは主にタングステン層からなり、タングステン層に加えて、チタン層および/または窒化チタン層を含むバリアメタルを有する。配線パターン40a、40b、40cおよびビアプラグ44b、44cは主に銅層からなり、銅層に加えて、窒化タンタル層および/またはタンタル層を含むバリアメタルを有する。配線パターン40aは1つの銅層で構成され、配線パターン40bとビアプラグ44b、および配線パターン40cとビアプラグ44cは、それぞれ1つの銅層で一体的に構成される。本例の第1配線311は、配線パターン40cを含んでおり、半導体素子とは、不図示の部分で、コンタクトプラグ44aと、配線パターン40a、40bおよびビアプラグ44b、44cを介して接続されている。
第1配線部31には、酸化シリコンや窒化シリコン、炭化シリコンなどからなる絶縁体層39a、39b、39c、が設けられている。絶縁体層39a、39b、39cは、層間絶縁層あるいは配線間絶縁層でありうるが、配線パターン40a、40b、40cに含有される銅の拡散防止層であってもよい。拡散防止層は、層間絶縁層と配線パターンの間に配され得る。絶縁体層39a、39b、39cは層間絶縁層、配線間絶縁層および拡散防止層で構成された絶縁体層群であってもよい。絶縁体層39a、39bは、配線パターン40cと第1半導体層33との間に設けられている。絶縁体層39aは、配線パターン40aと第1半導体層33との間に設けられている。絶縁体層39cは、配線パターン40cに対して、第2配線部51側に設けられている。絶縁体層39bは絶縁体層39aと絶縁体層39cとの間に設けられている。
次に、第2部分20について、第2素子部50と第2配線部51のそれぞれの構成を説明する。
第2素子部50は第2半導体層55を含み、信号処理ユニット22を構成する半導体素子としてのMOSトランジスタTr5、Tr6、Tr7、Tr8を有する。本例では、第2半導体層55の表面203の一部は、MOSトランジスタTr5、Tr6、Tr7、Tr8のゲート絶縁膜と界面を成している。第2素子部50にはSTIやLOCOSなどの素子分離58が設けられている。第2半導体層55の上には、第2半導体層55の表面203を保護する窒化シリコンや酸化シリコンなどの絶縁体からなる第2保護膜(不図示)が設けられている。第2素子部50は第2半導体層55に加えて、素子分離58やゲート絶縁膜、ゲート電極、第2保護膜を含み得る。
第2配線部51は、導電体層および絶縁体層を含む。第2配線部51の導電体層および絶縁体層も、第1配線部31の導電体層および絶縁体層と同様の機能を有する。
第2配線部51の詳細な構成を説明する。第2配線部51には、コンタクトプラグ54aと、複数の配線パターン53a、53b、53cおよびビアプラグ54b、54cが設けられている。導電体層で構成されたこれらコンタクトプラグ、配線パターン、ビアプラグが多数の電気経路を構成する。コンタクトプラグ54aは主にタングステン層からなり、タングステン層に加えて、チタン層および/または窒化チタン層を含むバリアメタルを有する。配線パターン53a、53b、53cおよびビアプラグ54b、53cは主に銅層からなり、銅層に加えて、窒化タンタル層および/またはタンタル層を含むバリアメタルを有する。配線パターン53aは1つの銅層を含み構成される。配線パターン53bとビアプラグ54b、および、配線パターン53cとビアプラグ54cは、それぞれ1つの銅層で一体的に構成される。配線パターン53a、53b、53cは主にアルミニウム層からなってもよく、その場合には、アルニミウム層に加えて、チタン層および/または窒化チタン層を含むバリアメタルを有することもできる。また、ビアプラグ54b、53cは、主にタングステン層からなってもよく、タングステン層に加えて、チタン層および/または窒化チタン層を含むバリアメタルを有することもできる。本例の第2配線512は、配線パターン53cを含んでおり、半導体素子とは、不図示のコンタクトプラグ54aと、配線パターン53a、53bおよびビアプラグ54b、54cを介して接続されている。
第2配線部51には、酸化シリコンや窒化シリコン、炭化シリコンなどからなる絶縁体層49a、49b、49cが設けられている。絶縁体層49a、49b、49cの絶縁体層は、層間絶縁層あるいは配線間絶縁層でありうるが、配線パターン53a、53bに含有される銅の拡散防止層であってもよい。拡散防止層は、層間絶縁層と配線パターンの間に配され得る。絶縁体層49a、49b、49cは層間絶縁層、配線間絶縁層および拡散防止層で構成された絶縁体層群であってもよい。絶縁体層49aは、配線パターン53aと第2半導体層55との間に設けられている。
絶縁体層49a、49bは、配線パターン53cと第2半導体層55との間に設けられている。絶縁体層49cは、配線パターン53aに対して、第1配線部31側に設けられている。絶縁体層49bは絶縁体層49aと絶縁体層49cとの間に設けられている。
配線パターン40a、40b、40c、53a、53bやプラグ44a、44b、44c、54a、54b、54cにおいて、銅層やタングステン層、アルミニウム層は、配線における導電率の高い主導電層として機能する。主導電層は、バリアメタルに用いられるタンタル層や窒化タンタル層、チタン層、窒化チタン層などの副導電層よりも導電率の高い材料からなり、また、電流が流れる方向における断面積が小さく、低抵抗である。
配線パターン40a、40b、40c、53a、53bが主に銅層からなる例を示したが、これらには、配線パターン53cの様に、主にアルミニウム層からなる配線パターンを採用することもできる。なお、銅層やアルミニウム層は単体の銅のみならず、他の金属が添加された合金であってもよい。例えば、銅層は銅よりも少ないアルミニウムやシリコンなどを添加物として含み得るし、アルミニウム層はアルミニウムより少ない銅やシリコンなどを添加物として含み得る。絶縁体層39a、39b、39c、39d1、39d2、39e、49a、49b、49c、49d、49eは酸化シリコンからなる例を挙げたが、BSGやPSG、BPSGなどのケイ酸塩ガラスを用いることもできる。また、酸化シリコンよりも低誘電率の低い材料(low−k材料)を用いることもできる。
第1配線部31の配線パターンを配線パターン40a、40b、40cの3レベル、第2配線部51の配線パターンは53a、53b、53cの3レベルとする例を示した。しかし、配線パターンのレベル数は適宜設定可能であり、第1配線部31と第2配線部51とで異なっていてもよい。例えば、第2配線部51の配線パターンのレベル数を第1配線部31の配線パターンのレベル数よりも多くしてもよい。
続いて、半導体デバイス1の他の構造について説明する。
第1部分10と第2部分20は、第1配線部31と第2配線部51とで接合されている。第1配線部31の絶縁体層39cと第2配線部51の絶縁体層49cが、接合面60を介して接合されている。配線パターン40cと配線パターン53cとの間に、絶縁体層39cおよび絶縁体層49cが位置する。
本例の半導体デバイス1は、第1半導体層33のトランジスタTr1〜4が設けられた面(表面103)とは反対側の面(裏面104)が受光面となる裏面照射型の光電変換装置を構成する。裏面照射型の光電変換装置において、第1部分10の第1半導体層33の厚みは10μm未満であり、例えば2〜5μmである。第2半導体層55の厚みは第1半導体層33よりも厚く、第2半導体層55は第1半導体層33の支持体として機能する。第2半導体層55の厚みは10μm以上であり、例えば20〜500μmである。
第1半導体層33の裏面104側には、光学部材41が設けられている。
光学部材41は、反射防止層61、絶縁体層62、遮光層63、絶縁体層69、平坦化層71、カラーフィルタアレイ73およびマイクロレンズアレイ74を含みうる。光学部材41は第1素子部30の受光面(裏面104)を構成するp型半導体領域32に接触している。光学部材41の第1素子部30側の面とは反対側の面401が光学部材41の光入射面である。本例では光入射面はマイクロレンズアレイ74で構成されている。
半導体デバイス1には、第1配線311と第2配線512を相互に接続する導電部材68が設けられている。本実施形態の導電部材68は、第1貫通部65と、第2貫通部66と、それらを接続する連結部67とを有する。
第1貫通部65は、第2素子部50および第2配線部51を貫通して第1配線部31の第1配線311に接続する。第2貫通部66は、第2素子部50を貫通して第2配線部51の第2配線512に接続する。第2貫通部66は第2素子部50を貫通するものの、第2配線部51は貫通しないため、第2部分20を貫通しない。一方、第1貫通部65は第2素子部50および第2配線部51を貫通するため、第2部分20を貫通する。第1配線311と第2配線512との電気的接続を達成するため、第1貫通部65、第2貫通部66、連結部67は導電材料で構成されているが、複数種類の導電材料で構成されていてもよい。
導電部材68の他の形態としては、第1貫通部65と第2貫通部66が一体化した形態が挙げられる。このような形態は、特開2010−245506号公報の図15に記載された貫通接続導体(84)や特開2011−96851号公報の図21に記載された基板間配線(68)を参考にすることができる。
また本例では、第1貫通部65は配線パターン40cに接触し、第2貫通部66は配線パターン53aに接触する例を示した。しかし、それに限らず、第1貫通部65は配線パターン40a、40b、40cの何れか、もしくは複数に接触しても良く、第2貫通部66は配線パターン53a、53b、53cの何れか1つ、もしくは複数に接触しても良い。また、第1貫通部65、第2貫通部66は、配線パターンの導電層(銅層やアルミニウム層)に接触する場合もあるし、配線パターンのバリアメタルの層(チタン層や窒化チタン層、タンタル層)に接触する場合もある。また、配線パターンのバリアメタルの導電体層を貫通して、導電体層に接触する場合もある。
導電部材68の第1貫通部65は絶縁領域650に囲まれている。絶縁領域650は第1貫通部65と第2半導体層55との間に位置する。導電部材68の第2貫通部66は絶縁領域660に囲まれている。絶縁領域660は第2貫通部66と第2半導体層55との間に位置する。
導電部材68により、光電変換ユニット11と信号処理ユニット22、光電変換ユニット11と制御ユニット21、制御ユニット12と信号処理ユニット22とが電気的に接続されている。部分間の接続に関わる導電部材68、第1配線311、第2配線512、絶縁領域650、660を含むブロックが設けられる。このブロックは、複数個が並列に配されることが好ましい。ブロックが複数に並列に配されることにより、光電変換ユニット11の列毎または行毎の信号を信号処理ユニット22に受け渡し、信号処理ユニット22は光電変換ユニット11で発生した信号電荷に基づく電気信号を処理することが可能となる。またブロックは縦列に配されてもよいし、縦列と並列を併用してもよい。
半導体デバイス1には外部端子79が設けられている。外部端子79はハンダや金などの金属からなる金属バンプである。半導体デバイス1は、外部端子79によってパッケージ2にフリップチップ接続される。外部端子79は接続部材78に接続されている。接続部材78は、電極部77と貫通部76を有している。外部端子79は電極部77に接触している。貫通部76は電極部77に接触し、第2素子部50を貫通して配線パターン40aに接触している。接続部材78は、配線パターン40b、40c、53a、53b、53cの何れか1つ、もしくは複数に接触しても良い。外部端子79を設けるフリップチップ接続に替えて、電極部77をボンディングパッドとするワイヤボンディング接続を採用することもできる。
以上が、半導体デバイス1の構成の一例である。これらの構成は、適宜変更することができる。
<第1実施形態>
図2(a)に示した第1実施形態における導電部材68について詳細に説明する。
導電部材68の第1貫通部65は、第1配線311の配線パターン40cの導電体層(主導電層または副導電層)に接触する。第1貫通部65は、第2半導体層55を貫通する。また、第1貫通部65は絶縁体層49a、49b、39bを貫通する。第1貫通部65は絶縁体層49aと絶縁体層39bとの界面である接合面60を貫通する。第1貫通部65と第1半導体層33との間には絶縁体層39aが位置しており、第1貫通部65は絶縁体層39aおよび第1半導体層33を貫通しない。導電部材68の先端である、第1貫通部65の先端は配線パターン40cに接触している。第1貫通部65が配線パターン40cを貫通してもよく、第1貫通部65が絶縁体層39aに接触してもよい。
導電部材68の第2貫通部66は、第2配線512の配線パターン53aの導電体層(主導電層または副導電層)に接触する。典型的な第2貫通部66は、配線パターン53aのバリアメタルである副導電層に接触し、配線パターン53aの主導電層には接触しない。第2貫通部66は、第2半導体層55を貫通する。また、第2貫通部66は絶縁体層49aを貫通する。第2貫通部66と第1半導体層33との間には絶縁体層49b、39b、39aが位置しており、第2貫通部66は絶縁体層49b、39b、39aおよび第1半導体層33を貫通しない。
このように、導電部材68と第1素子部30は、間に第1配線部31の一部を介して離間して設けられている。詳細には、第1貫通部65および第2貫通部66と第1半導体層33との間には、少なくとも絶縁体層39b、39aが位置している。つまり、導電部材68は第1素子部30に達していない。これにより、絶縁体層39a、39bは第1半導体層33と第1貫通部65および第2貫通部66とを隔離し、導電部材68の第1半導体層33への影響を低減することができる。
光電変換素子で生じうる暗電流の原因としては、光電変換素子が設けられた半導体層の金属汚染である。本実施形態では、導電部材68の第1貫通部65、第2貫通部66、接続部材78の貫通部76が第1半導体層33を貫通せず、第2半導体層55を貫通する。そのため、光電変換素子が設けられた第1半導体層33で生じる暗電流を低減することが出来る。また、半導体層のストレスも挙げられる。従来の様に、光電変換素子が設けられた半導体基板を金属からなる導電体が貫通すると、例えば半導体と導電体の熱膨張率の違いにより、製造時や使用時の熱サイクル等を通じて、半導体基板に応力が生じる場合がある。本実施形態では、第1半導体層33から導電部材68を離間させていることにより、光電変換素子にこのような問題が生じることを抑制することができる。なお、典型的には、導電部材68を多数設ける必要がある。このとき、多数の導電部材68の一部が第2半導体層55を貫通するように設け、他の一部の導電部材68が第1半導体層33を貫通するように設けてもよい。接続部材78についても同様である。全部の導電部材68が第1半導体層33を貫通するように設けるよりは、暗電流低減の効果を奏するからである。しかしながら、導電部材68と接続部材78の全てが第1半導体層33を貫通することが無いように、これらが第2半導体層55を貫通するように設けることが望ましい。
カラーフィルタアレイ73は、光電変換ユニット11から制御ユニット12の上に延在しており、制御ユニット12を覆っている。カラーフィルタアレイ73の正射影に導電部材68が位置している。また、ここでは、制御ユニット12の外側の領域の正射影に導電部材68が位置しているが、制御ユニット12の正射影に導電部材68が位置してもよく、光電変換ユニット11の正射影に導電部材68が位置してもよい。本実施形態においては、導電部材68光電変換ユニット11の位置の制約を受けにくい。そのため、半導体装置の占有面積を大きくすることなく、光電変換ユニット11の面積を大きくすることもできる。
第1実施形態では、第1貫通部65については、第2半導体層55を貫通する部分の径が、絶縁体層49aを貫通する部分の径よりも大きい。第2貫通部66についても、第2半導体層55を貫通する部分の径が、絶縁体層49aを貫通する部分の径よりも大きい。第1貫通部65、第2貫通部66の双方について、第2半導体層55を貫通する部分の径と絶縁体層49aを貫通する部分の径は等しくてもよい。
図2(a)に示した第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図3(a−1)を参照して説明する。第1半導体基板33aを準備する。第1半導体基板33aは例えばシリコン基板である。第1半導体基板33aの第1面(表面)103にSTIなどの素子分離38を形成する。次いで第1半導体基板33aにフォトダイオードPDおよびトランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4を形成する。このようにして、第1素子部30を形成する。
次いで、第1素子部30の上に層間絶縁層を形成し、層間絶縁層にコンタクトプラグ44aを形成する。コンタクトプラグ44aに接続するように、シングルダマシン法を用いて配線パターン40aを形成する。さらに層間絶縁層を形成した後、デュアルダマシン法を用いて配線パターン40bおよびビアプラグ44b、配線パターン40cおよびビアプラグ44cを形成する。その後、絶縁体層39bを平坦化する。このようにして、第1配線部31を形成する。
以上の様にして、第1部分10となる第1部品10aを作成する。
図3(a−2)を参照して説明する。第2半導体基板55aを準備する。第2半導体基板55aは例えばシリコン基板である。第2半導体基板55aの第1面(表面)203にSTIなどの素子分離38を形成する。次いで第2半導体基板55aにTr5、Tr6、Tr7、Tr8を形成する。このようにして、第2素子部50を形成する。
次いで、第2素子部50の上に層間絶縁層を形成し、層間絶縁層にコンタクトプラグ54aを形成する。コンタクトプラグ54aに接続するように、シングルダマシン法を用いて配線パターン53aを形成する。さらに層間絶縁層を形成した後、デュアルダマシン法を用いて配線パターン53bおよびビアプラグ54b、配線パターン53cおよびビアプラグ54cを形成する。その後、絶縁体層49bを平坦化する。このようにして、第2配線部51を形成する。
以上の様にして、第2部分20となる第2部品20aを作成する。
図3(b)を参照して説明する。上述のようにして第1部品10aと第2部品20aを用意し、第1部品10aと第2部品20aとを、第1部品10aと第2部品20aとを、第1素子部30と第2素子部50との間に第1配線部31および第2配線部51が位置するように接合する。この工程を接合工程と称する。この接合は、平坦化された絶縁体層39bおよび絶縁体層49bとのプラズマ接合の他、第1配線部31と第2配線部51の各々の表面に露出した金属層同士の金属接合、或いは接着剤層を介した接着で実現できる。
次いで、第2半導体基板55aを、第2素子部30の第2配線部31側とは反対側(裏面側)から、位置204まで薄化することにより、第2半導体層55を得る。この薄化は、研磨や研削、エッチングなどの周知の方法で行われる。この薄化は、当初の第2半導体基板55aが700μm以上の厚みを有するのに対して、第2半導体基板55aの薄化後における第2半導体層55の厚みが500μm以下、さらには250μm以下となるように行うことが出来る。なお、第2半導体基板55aの薄化は必須ではなく、当初の第2半導体基板55aをそのまま第2半導体層55として用いることも可能である。
図4(c)を参照して説明する。第2半導体層55の裏面上に第2半導体層55の保護層としての絶縁体層59aを形成する。次いで、絶縁体層59aの上に絶縁体層59bを形成する。絶縁体層59bに連結部67用の連結溝671を形成する。また、電極部77用の接続溝771を形成する。
連結溝671の底面に、第2半導体層55および絶縁体層49a、49bを貫通し、配線パターン40cに向かう第1接続孔を形成する。
この段階で第1接続孔は絶縁体層39bを貫通する必要はない。また、連結溝671の底面に、第2半導体層55を貫通し、配線パターン40cに向かう第2接続孔を形成する。また、接続溝771の底面に、第2半導体層55および絶縁体層49a、49bを貫通し、配線パターン40cに向かう第3接続孔を形成する。この段階で第2接続孔および第3接続孔は絶縁体層49aを貫通する必要はない。第2接続孔と第3接続孔は別々に形成することができるが、同時に形成することが好ましい。第1接続孔と第2接続孔は同時に形成することができるが、深さが異なることから別々に形成することが好ましい。
第1接続孔、第2接続孔、第3接続孔の側面および底面に沿って酸化シリコンなどの絶縁体膜を形成する。エッチバック法を用いての絶縁体膜の第1接続孔、第2接続孔、第3接続孔の側面に形成された部分を残しつつ、底面に形成された部分を除去する。これにより、絶縁領域650、660、760が形成される。第1接続孔の底面に現れた絶縁体層39b、第2接続孔の底面および第3接続孔の底面に現れた絶縁体層49aをエッチングする。このようにして、第1接続孔から絶縁体層39bを貫通する第1貫通孔651を形成する。また、第2接続孔から絶縁体層49aを貫通する第2貫通孔661を形成する。また、第3接続孔からおよびら絶縁体層49aを貫通する第3貫通孔761を形成する。これにより、第1貫通孔652には配線パターン40cが、第2貫通孔662および第3貫通孔762には配線パターン53aがそれぞれ露出する。露出するのは、配線パターンの主導電層であってもよいし、副導電層であってもよい。第1接続孔、第2接続孔、第3接続孔の形成は同時であってもよいが、深さの異なる第1接続孔と第2接続孔は別々に行うこともできる。第1貫通孔651、第2貫通孔662、第3貫通孔762の形成は別々であってもよいが、同時に行うことが好ましい。
図4(d)を参照して説明する。第1貫通孔651、第2貫通孔661、第3貫通孔761および連結溝671、接続溝771に銅などの導電材料を埋め込む。連結溝671と接続溝771からはみだした余分な導電材料をCMP法などにより除去する。このように、デュアルダマシン法により、導電材料を孔と溝に埋め込むことができる。導電材料の第1貫通孔651、第2貫通孔661、第3貫通孔761への埋め込みは同時に行うことが好ましい。しかし、第1貫通孔651、第2貫通孔651、第3貫通孔761の形成を別々に行う場合には、孔の形成とその孔への導電材料の埋め込みを、孔ごとに繰り返してもよい。以上の様にして、第1貫通部65と第2貫通部66と連結部67とを有する導電部材68が形成される。また、電極部77と貫通部76とを有する接続部材78が得られる。その後、図2(a)に示す様に、キャップ層として窒化シリコンや炭化シリコンなどからなる絶縁体層59cを形成する。この工程は、導電部材68を形成する導電部材形成工程と、接続部材78を形成する接続部材形成工程とが同時に行われる工程である。
この後の工程を、図2(a)を参照して説明する。第1素子部30が上になるように反転させ、第2素子部50の裏面側を図示しない支持基板に固定する。この支持基板は必須ではないが、薄化された第2半導体層55の剛性が不十分な場合には支持基板を用いることにより、この後の工程で第2半導体層55の反りや割れ等を防ぐことができる。
次いで、第1半導体基板33aを、第1素子部30の第1配線部31側とは反対側(裏面側)から、位置104まで薄化することにより、第1半導体層33を得る。この薄化は、CMPなどの研磨やグラインドなどの研削、エッチングなどの周知の方法で行われる。この薄化は、当初の第1半導体基板33aが700μm以上の厚みを有するのに対して、第2半導体基板55aの薄化後における第1半導体層33の厚みが500μm以下、さらには10μm以下となるように行うことが出来る。この時点で、第1半導体層33の厚みは第2半導体層55の厚みよりも小さくされうる。
次に、第1素子部30の第1配線部31とは反対側に光学部材41を形成する。まず、第1半導体層33の裏面104の上に反射防止層61、絶縁体層62を形成する。その後、遮光層63を形成する。反射防止層61はシリコンと酸化シリコンとの間の屈折率を有する材料、例えば窒化シリコンや酸化ハフニウム等で形成することが好ましい。反射防止層61は複数の膜を積層する構成でも良い。絶縁体層62は例えば酸化シリコン層である。遮光層63はアルミニウムやタングステンを堆積し、パターニングすることで形成できる。遮光層63は各画素間、オプティカルブラック画素上、および光の入射による影響を受ける素子の上に配するのが好ましい。遮光層63を堆積する前に反射防止層61、絶縁体層62をパターニングしてから、遮光層63を堆積することで遮光層63と第1半導体層33とを接続させることも可能である。
さらに、遮光層63の上に平坦化層72を形成する。平坦化層72は無機絶縁体膜や有機絶縁体膜であり、複数の層で構成することも可能である。また平坦化層72は適宜CMPなどで平坦化することも可能である。平坦化層72の上に樹脂からなるカラーフィルタアレイ73、マイクロレンズアレイ74をこの順で適宜形成する。その後、第2素子部30側に設けていた支持基板を除去する。
再び第2素子部30が上になるように反転させ、第1素子部30の裏面側を図示しない支持基板に固定する。この支持基板は必須ではないが、薄化された第1半導体層33および第2半導体層55の剛性が不十分な場合には支持基板を用いることにより、この後の工程で第1半導体層33および第2半導体層55の反りや割れ等を防ぐことができる。絶縁体層59cに、電極部77を露出させる開口を設ける。この開口を介して電極部77に接続する、はんだバンプや金バンプなどの外部端子79を形成する。以上の様にして、図2(a)に示す半導体デバイス1を作製することが出来る。外部端子79の形成を、光学部材41の形成後に行った例を示したが、光学部材41の形成前に行うこともできる。
その後は、半導体デバイス1を1次実装する際に、外部端子79を用いてフリップチップ接続を行うことができる。以上によって、図1(d)に示す構成が得られる。なお、電極部77をボンディンパッドとしてワイヤボンディングにて1次実装を行ってもよい。
光電変換素子で生じうる暗電流の原因の一つとしては、光電変換素子が設けられた半導体層のエッチングによるダメージである。本実施形態では、導電部材68の第1貫通部65、第2貫通部66、接続部材78の貫通部76が第1半導体層33を貫通せず、第2半導体層55を貫通する。そのため、光電変換素子が設けられた第1半導体層33で生じる暗電流を低減することが出来る。
<第2実施形態>
図2(b)に示した第2実施形態における導電部材68について詳細に説明する。一方、第2実施形態では、第1貫通部65については、第2半導体層55を貫通する部分の径が、絶縁体層49aを貫通する部分の径よりも大きい。しかし、第2貫通部66については、第2半導体層55を貫通する部分の径が、絶縁体層49aを貫通する部分の径よりも小さい。なお、第1貫通部65、第2貫通部66の双方について、第2半導体層55を貫通する部分の径と絶縁体層49aを貫通する部分の径は等しくてもよい。
図2(b)に示した第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
第1部品10aの作製において、第1素子部30の形成と第1配線部31の形成は第1実施形態と同様に行うことが出来るため説明を省略する。
第2部品20aの作製において、第2素子部50の形成は第1実施形態と同様に行うことが出来るため説明を省略する。
図5(a−2a)は第2配線部51の形成途中の状態である。まず、第2素子部50の上に絶縁体層49aを形成する。そして、絶縁体層49aを貫通し、第2半導体基板55の位置204に達する(本例では位置204を通過する)第2接続孔662と第3接続孔762を形成する。第2接続孔662と第3接続孔762は別々に形成することができるが、同時に形成することが好ましい。第2接続孔662と第3接続孔762の底面および側面に沿った絶縁体膜を形成する。この絶縁体膜がのちに絶縁領域660、760となる。第2接続孔662と第3接続孔761に銅などの導電材料を埋め込み、第2接続孔662と第3接続孔762からはみ出た余分な導電材料をCMP法などで除去する。これにより、第2接続孔662の中に設けられた第2接続部663が形成される。第2接続部663については、絶縁体層49aを貫通する部分の径が第2半導体基板55aに位置する部分の径よりも大きい。また、第3接続孔762の中に設けられた接続部763が形成される。この時、絶縁領域660、760を形成するための第2接続孔662と第3接続孔762からはみ出た余分な絶縁体膜を本例では除去しているが、残しておいてもよい。この工程では、導電部材68を形成する導電部材形成工程の一部である第2接続部663を形成する段階と、接続部材78を形成する接続部材形成工程の一部である接続部763を形成する段階とを同時に行っている。また、この第2接続部663を形成する段階は、導電部材68を形成する導電部材形成工程の内、後述する接合工程の前に行っている。
次に、絶縁体層49aにコンタクトプラグ54aを形成する。コンタクトプラグ54aに接続するように、シングルダマシン法を用いて配線パターン53aを形成する。この時、配線パターン53aの第2配線512の一部となる部分に関しては、第2接続部663に接触するように形成される。また、配線パターン53aの内、外部端子79に接続されるべき部分は、第3接続部763に接触するように形成される。さらに層間絶縁層を形成した後、デュアルダマシン法を用いて配線パターン53bおよびビアプラグ54b、配線パターン53cおよびビアプラグ54cを形成する。その後、絶縁体層49bを平坦化する。このようにして、第2配線部51を形成する。以上の様にして、第2部分20となる第2部品20aを作成する。
このように、後に第2貫通部66となる第2接続部663や、後に貫通部76となる第3接続部763を第2部品20aの段階で形成することができる。ここでは、第2接続部663や第3接続部763に接触する配線パターンを配線パターン53aとした。そして、この配線パターン53aの形成に先立って形成されるプラグ(ここではコンタクトプラグ44a)は、第2接続部663や第3接続部763が貫通する絶縁体層49aに設けられる。配線パターン53aの形成に先立って形成されるプラグを形成する前に、第2接続部663や第3接続部763を形成することができる。コンタクトプラグ44aを先に形成することもできるが、コンタクトプラグ44aの周辺ではエロージョンが生じる可能性がある。このエロージョンで生じた凹部に第2接続部663や第3接続部763を形成するための導電材料がCMPで除去されずに残留すると、コンタクトプラグ44a同士がショートする可能性がある。第2接続部663や第3接続部763を先に形成することで、コンタクトプラグ44a同士がショートする可能性を低減できる。
ここでは、第2接続部663や第3接続部763が配線パターン53aに接触する例において、同じく配線パターン53aに先立って形成されるコンタクトプラグ44aの前に第2接続部663や第3接続部763を形成する例を示した。第2接続部663や第3接続部763が例えば配線パターン53b(または配線パターン53c)に接触する場合であっても同様である。つまり、同じく配線パターン53b(または配線パターン53c)に先立って形成されるビアプラグ44b(またはビアプラグ44c)の前に第2接続部663や第3接続部763を形成する。デュアルダマシン法を用いて配線パターン53bとビアプラグ44bが同時に形成される場合には、第2接続部663や第3接続部763を形成した後に、第2接続部663や第3接続部763に接触する配線パターン53bとビアプラグ44bを形成することができる。第2接続部663や第3接続部763が配線パターン53cに接触する場合も同様である。
図5(b)を参照して説明する。上述のようにして第1部品10aと第2部品20aを用意し、第1部品10aと第2部品20aとを、第1部品10aと第2部品20aとを、第1素子部30と第2素子部50との間に第1配線部31および第2配線部51が位置するように接合する。
次いで、第2半導体基板55aを、第2素子部30の第2配線部31側とは反対側(裏面側)から、位置204まで薄化することにより、第2半導体層55を得る。この薄化によって、予め第2部品20aに形成されていた第2接続部663や第3接続部763が露出する。このことにより、第2接続部663や第3接続部763は第2半導体層55を貫通する第2貫通部66、貫通部76になる。この第2貫通部66を形成する段階は、導電部材68を形成する導電部材形成工程の内、前述した接合工程の後に行っている。この薄化は、研磨や研削、エッチングなどの周知の方法で行われる。この薄化は、当初の第2半導体基板55aが700μm以上の厚みを有するのに対して、第2半導体基板55aの薄化後における第2半導体層55の厚みが500μm以下、さらには250μm以下となるように行うことが出来る。
図5(c)を参照して説明する。第2半導体層55の裏面上に第2半導体層55の保護層としての絶縁体層59aを形成する。次いで、第2半導体層55および絶縁体層49a、49bを貫通し、配線パターン40cに向かう第1接続孔を形成する。この段階で第1接続孔は絶縁体層39bを貫通する必要はない。
第1接続孔を形成する際には、第2貫通部66との位置関係および第1配線311との位置関係を正確に把握しておくことが求められる。そこで、予め第2接続部663を形成する際に、第2接続部663の形成と同時にアライメントマークを形成しておくことができる。このアライメントマークは、第2半導体層55の薄化による第2貫通部66の露出に伴って、第2半導体層55から露出し得る。このアライメントマークを用いて第1接続孔を形成することで、第2半導体層55が多少厚くても、第1接続孔の形成時のためのアライメント精度を十分に確保することができる。
第1接続孔の側面および底面に沿って酸化シリコンなどの絶縁体膜を形成する。エッチバック法を用いての絶縁体膜の第1接続孔の側面に形成された部分を残しつつ、底面に形成された部分を除去する。これにより、絶縁領域650が形成される。第1接続孔の底面に現れた絶縁体層39bをエッチングして、絶縁体層39bを貫通する第1貫通孔651を形成する。これにより、第1貫通孔651には配線パターン40cが露出する。露出するのは、配線パターンの主導電層であってもよいし、副導電層であってもよい。
図5(d)を参照して説明する。第1貫通孔651に銅などの導電材料を埋め込む。第1貫通孔651からはみだした余分な導電材料をCMP法などにより除去する。このようにして、導電材料を第1貫通孔651に埋め込むことにより第1貫通部65が形成できる。また、この第1貫通部65を形成する段階は、導電部材68を形成する導電部材形成工程の内、前述した接合工程の後に行っている。
次いで、絶縁体層59bを形成し、絶縁体層59bに第1貫通部65を露出するビアホールを形成し、絶縁体層59aと絶縁体層59bに第2貫通部66を露出するビアホールと貫通部76を露出するビアホールを形成する。このビアホールにタングステンなどの導電材料を埋め込んでビアプラグを形成する。ビアプラグに接続するようにアルミニウムなどの導電層を形成して連結部67および電極部77を形成する。以上の様にして、第1貫通部65と第2貫通部66と連結部67とを有する導電部材68が形成される。また、電極部77と貫通部76とを有する接続部材78が得られる。その後、図2(a)に示す様に、キャップ層として窒化シリコンや炭化シリコンなどからなる絶縁体層59cを形成する。
この後の工程は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
33 第1半導体層
30 第1素子部
40c 配線パターン(導電体層)
39a 絶縁体層
31 第1配線部
55 第2半導体層
50 第2素子部
53c 配線パターン(導電体層)
49a 絶縁体層
51 第2配線部
65 第1貫通部
66 第2貫通部
67 連結部
68 導電部材

Claims (15)

  1. 光電変換素子が設けられた、第1半導体層を含む第1素子部と、
    第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部と、
    半導体素子が設けられた、第2半導体層を含む第2素子部と、
    第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部と、
    前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材と、
    を備え、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置し、前記第1配線部が前記第1素子部と前記第2配線部との間に位置する光電変換装置であって、
    前記導電部材は、前記第2素子部および前記第2配線部を貫通して前記第1導電体層に接触する貫通部を有し、前記貫通部と前記第1半導体層との間に前記第1絶縁体層が位置することを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記導電部材は、前記第2素子部および前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する貫通部をさらに有する請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記第2導電体層に接触する前記貫通部は、前記第2絶縁体層を貫通する部分の径が、前記第2半導体層を貫通する部分の径以上である請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記第1導電体層および前記第2導電体層の少なくとも一方と外部端子とを電気的に接続する接続部材を備え、前記接続部材は、前記第2半導体層および前記第2絶縁体層を貫通する貫通部を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  5. 前記外部端子が、実装部材にフリップチップ接続された請求項4に記載の光電変換装置。
  6. 前記第1素子部の前記第1配線部側とは反対側には、カラーフィルタが設けられており、前記カラーフィルタの正射影に前記導電部材が位置する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 第1半導体層を含む第1素子部と、第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部と、を有する第1部品を用意し、第2半導体層を含む第2素子部と第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部と、を有する第2部品を用意し、前記第1部品と前記第2部品とを、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置するように接合する接合工程と、
    前記第2半導体層を貫通して前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材を形成する導電部材形成工程と、
    前記第2半導体層を貫通して前記第1導電体層および前記第2導電体層の少なくとも一方と外部端子とを電気的に接続する接続部材を形成する接続部材形成工程と、を備え、
    前記導電部材形成工程の少なくとも一部と前記接続部材形成工程の少なくとも一部とを並行して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記導電部材形成工程および前記接続部材形成工程は、前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層に接触する貫通部と、前記接続部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層に接触する接続部と、を並行して形成する段階を前記接合工程の後に有する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記導電部材形成工程および前記接続部材形成工程は、前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する貫通部と、前記接続部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する接続部と、を並行して形成する段階を前記接合工程の後に有する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記導電部材形成工程および前記接続部材形成工程は、前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する貫通部と、前記接続部材の前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する接続部と、を並行して形成する段階を前記接合工程の前に有する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記導電部材形成工程および前記接続部材形成工程は、前記接合工程の後に前記第2半導体層を薄化することにより、前記貫通部および前記接続部に前記第2半導体層を貫通させる段階を有する請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 第1半導体層を含む第1素子部と第1導電体層および前記第1半導体層と前記第1導電体層との間に位置する第1絶縁体層を含む第1配線部とを有する第1部品を用意し、第2半導体層を含む第2素子部と第2導電体層および前記第2半導体層と前記第2導電体層との間に位置する第2絶縁体層を含む第2配線部とを有する第2部品を用意し、前記第1部品と前記第2部品とを、前記第1素子部と前記第2素子部との間に前記第1配線部および前記第2配線部が位置するように接合する接合工程と、
    前記第2半導体層を貫通して前記第1導電体層と前記第2導電体層とを電気的に接続する導電部材を形成する導電部材形成工程と、を備え、
    前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第1導電体層に接触する第1貫通部を、前記接合工程の後に形成し、
    前記導電部材の、前記第2絶縁体層を貫通して前記第2導電体層に接触する第2貫通部を、前記接合工程の前に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記接続工程では、前記第2半導体層を薄化することにより、前記第2貫通部を露出させる請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2絶縁体層を貫通する前記第2貫通部を形成した後に、前記第2絶縁体層にプラグを形成する請求項12または13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第2貫通部の形成と同時にアライメントマークを形成し、前記アライメントマークを用いて前記第1貫通部を形成する請求項12乃至14のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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