JP2014071810A - 電気錠解錠システム、および災害時居住者支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 津波の発生時に確実に建築物の扉の電気錠を速やかに解錠する。
【解決手段】 災害時居住者支援システム100は、サーバー180からの所定震度以上の緊急地震速報および津波警報を受信するインターネット送受信装置110と、各信号を受信したとき、メインエントランス20のオートドア22および非常口30の非常扉32に配置された電気錠21、31を所定時間だけ解錠する緊急地震速報・津波警報通知ユニット120、入口自動解錠制御ユニット130、オートドア制御盤140を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 災害時居住者支援システム100は、サーバー180からの所定震度以上の緊急地震速報および津波警報を受信するインターネット送受信装置110と、各信号を受信したとき、メインエントランス20のオートドア22および非常口30の非常扉32に配置された電気錠21、31を所定時間だけ解錠する緊急地震速報・津波警報通知ユニット120、入口自動解錠制御ユニット130、オートドア制御盤140を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、津波警報や緊急地震速報等の災害情報を受け取ったとき集合住宅等の電気錠を解除する電気錠解錠システム、および災害時に居住者を支援する災害時居住者支援システムに関する。
津波発生時には、地震の発生後速やかに高所に避難することが必要となる。この避難先としては、高層ビルや高層マンションが好適である。そこで、多くの自治体と高層マンション等の建物保有者とが協定を締結し、津波発生時には地域の人が避難できるようにしている。しかし、避難場所に適した高層マンションの多くは出入り口の扉がオートロック化されており、通常は電気錠で施錠されている。このような電気錠は、居住者等の入館者が入館するとき、キープレートによる操作や暗証番号の入力により、解錠される。
このため、津波発生時に避難者を入館できるようにするため、津波の発生を的確に検知して、確実に電気錠を解錠する必要がある。
災害時において電気錠を解錠する技術として、特許文献1は、集合住宅に設置され、有線回線を通じて緊急地震速報を受信し、前記集合住宅の共用部分に設置されている複数の照明装置に接続され、前記複数の照明装置の点灯および消灯を個別に文は一斉に制御する照明制御部と、前記集合住宅の扉が自動開閉扉文は電気錠が設置されている場合は、前記自動開閉扉の開閉を制御または前記電気錠の解錠および施錠を制御する制御部と、前記集合住宅にエレベーターが設置されている場合は、前記エレベーターの昇降および扉の開閉を制御するエレベーター制御部と、警報音文は音声による所定の情報を出力する音声情報出力部と、画像による所定の情報を出力する画像情報出力部と、を備えた負荷制御システムを開示する。
また、特許文献2は、扉の施錠および解錠を行う電気錠と、前記電気錠を介して扉の施錠および解錠状態を制御する入退室管理装置とを有し、前記入退室管理装置は、災害の発生を示す情報を受信すると、前記電気錠へ前記扉を解錠状態とする指示を出力する制御部を有し、前記電気錠は前記災害の発生を音声にて警告する音声出力手段を有し、前記制御部は、前記災害の発生を示す情報を受信すると、前記音声出力手段に前記音声による警告を出力させる避難支援システムを開示する。
特開2011−008499公報
特開2009−221704公報
本発明は上述した課題にかんがみてなされたものであり、津波の発生時に確実に建築物の扉の電気錠を速やかに解錠する電気錠解錠システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の発明は、建築物の扉に配置され、入力される信号で施解錠動作する電気錠を施解錠する電気錠解錠システムにおいて、外部から、前記建築物が立地する地域の災害情報を受信する受信装置と、前記災害情報を受けたとき、前記電気錠にあらかじめ定めた所定時間だけ前記電気錠を解錠する解錠制御装置と、を備える、ことを特徴とする電気錠解錠システムである。
本発明によれば、受信装置で災害情報を受け取ったとき、解錠制御装置であらかじめ定めた一定時間だけ扉の電気錠を解錠することができ、避難者を入館させることができる。
本発明によれば、受信装置で災害情報を受け取ったとき、解錠制御装置であらかじめ定めた一定時間だけ扉の電気錠を解錠することができ、避難者を入館させることができる。
同じく請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記解錠制御装置で解錠状態とされた前記電気錠を施錠する施錠設定装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電気錠が解錠状態であるとき、必要に応じて施錠することができる。
本発明によれば、電気錠が解錠状態であるとき、必要に応じて施錠することができる。
同じく請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記建築物の扉は、建築物のエントランスに配置した扉、および非常口の扉の少なくとも一方の扉であることを特徴とする。
本発明によれば、災害発生時、建築物のエントランスの扉、および非常口の扉を解錠することができる。
本発明によれば、災害発生時、建築物のエントランスの扉、および非常口の扉を解錠することができる。
同じく請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記受信装置は前記災害情報を発信するサーバーからインターネットを介して前記災害情報を受信するインターネット受信装置であることを特徴とする。
本発明によれば、インターネット受信装置でサーバーから直接災害情報を取得できるので、迅速かつ正確な災害情報を取得して電気錠の解錠を行うことができる。
本発明によれば、インターネット受信装置でサーバーから直接災害情報を取得できるので、迅速かつ正確な災害情報を取得して電気錠の解錠を行うことができる。
同じく請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記受信装置は、送信局から電波で発せられる前記災害情報を受信する電波受信装置であることを特徴とする。
本発明によれば、電波を受信することにより災害情報をより簡易な電波受信装置で受信して、電気錠の解錠を行うことができる。
本発明によれば、電波を受信することにより災害情報をより簡易な電波受信装置で受信して、電気錠の解錠を行うことができる。
同じく請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記災害情報が津波警報であることを特徴とする。
本発明によれば、津波の発生が予想されるとき、確実に電気錠の解錠を行うことができる。
本発明によれば、津波の発生が予想されるとき、確実に電気錠の解錠を行うことができる。
同じく請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムにおいて、前記災害情報があらかじめ定めた所定震度以上の緊急地震速報であることを特徴とする。
本発明によれば、所定震度以上の地震が予想されるとき、確実に電気錠の解錠を行うことができる。
本発明によれば、所定震度以上の地震が予想されるとき、確実に電気錠の解錠を行うことができる。
同じく請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、前記受信装置があらかじめ定めた所定震度以上の前記緊急地震速報を受信したとき、前記建築物のエレベーターを最寄り階まで運行し、利用者が降りた後にドアを閉じて停止させる動作を含む災害時動作を実行させるエレベーター制御装置と、を備えることを特徴とする災害時居住者支援システムである。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、所定震度以上の地震が予想されるとき、エレベーターを最寄り階に停止させる等の災害時運転をさせることができる。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、所定震度以上の地震が予想されるとき、エレベーターを最寄り階に停止させる等の災害時運転をさせることができる。
同じく請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、前記受信装置が前記災害情報を受けたとき、前記建築物に配置された館内放送装置から前記災害情報に関する情報を音声として出力させる放送手段と、を備えることを特徴とする災害時居住者支援システムである。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、災害情報に関する情報を館内放送により居住者に音声で告知できる。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、災害情報に関する情報を館内放送により居住者に音声で告知できる。
同じく請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、前記受信装置が前記災害情報を受けたとき、前記建築物に配置された館内放送装置から前記災害情報に関する情報を画像として表示する表示手段と、を備えることを特徴とする災害時居住者支援システムである。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、災害情報に関する情報を表示手段により居住者に画像として表示できる。
本発明によれば、電気錠の解錠を行うことできる他、災害情報に関する情報を表示手段により居住者に画像として表示できる。
本発明に係る電気錠解錠システムによれば、人手を介することなく、災害の発生時に自動的に建築物の扉をあらかじめ定めた一定時間だけ解錠できるので、セキュリティーを確保しつつ災害時に避難者を建築物内に受け入れることができる。
また、本発明に係る災害時居住者支援システムによれば、避難者を建築物内に受け入れることができる他、居住者に対しても地震や津波に対する警戒を促し、エレベーターへの搭乗者の閉じ込めを防止することができる。
また、本発明に係る災害時居住者支援システムによれば、避難者を建築物内に受け入れることができる他、居住者に対しても地震や津波に対する警戒を促し、エレベーターへの搭乗者の閉じ込めを防止することができる。
本発明を実施するための形態(以下では単に実施形態と記載する)に係る電気錠解錠システム、および災害時居住者支援システムについて説明する。
<実施形態1>
以下、本発明に係る災害時居住者支援システムの実施形態について説明する。この災害時居住者支援システムは、緊急地震速報および津波警報を受け出入り口扉の電気錠を一定時間解錠する電気錠解錠システムを備える他、館内放送で情報を告知するとともに、エレベーターを地震管制制御する機能を備える。
以下、本発明に係る災害時居住者支援システムの実施形態について説明する。この災害時居住者支援システムは、緊急地震速報および津波警報を受け出入り口扉の電気錠を一定時間解錠する電気錠解錠システムを備える他、館内放送で情報を告知するとともに、エレベーターを地震管制制御する機能を備える。
図1は本発明に係る災害時居住者支援システムの実施形態を示すブロック図である。実施形態1に係る災害時居住者支援システム100は、建築物である高層マンション等の集合住宅10に配置される。集合住宅10には、出入り口であるメインエントランス20と、非常口30とが配置されている。メインエントランス20には、電気錠21で施解錠されるオートドア22が配置され、また非常口30には、電気錠31で施解錠される非常扉32が配置される。
また集合住宅10には、館内放送設備40とエレベーター50とが配置されている。そして、集合住宅10の管理室60には、災害時居住者支援システム100を構成するインターネット送受信装置110と、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120と、解錠制御装置である入口自動解錠制御ユニット130と、オートドア制御盤140と、構内放送装置150と、エレベーター制御装置であるエレベーター制御盤160と、施錠設定装置であるキャンセルスイッチ170とが配置される。
メインエントランス20に配置されたオートドア22の電気錠21は、常時施錠状態であり、入館者のキー操作や暗証番号入力で解錠され、入館完了後、自動的に施錠状態となる。また、オートドア22の電気錠21は、集合住宅10からの退出者を検知して解錠され、退出完了後、自動的に施錠状態となる。
この電気錠21は、災害時居住者支援システム100の制御により、津波警報受信時およびあらかじめ定めた所定震度以上の地震速報を受信したときオートドア制御盤140で所定時間解錠される。
非常口30に配置された電気錠31は、常時施錠状態であり、火災などの非常時、内部からの操作により解錠できる。また、外部からの解錠はできない。なお、通常非常口の非常扉には、電気錠が配置されていないことが多い。このような場合には、実施形態1に係る災害時居住者支援システム100を採用するとき、既存の電気錠を備えない非常口扉に電気錠31を新たに配置することにより対処する。電気錠31は、災害時居住者支援システム100の制御により、津波警報受信時およびあらかじめ定めた所定震度以上の地震速報を受信したときオートドア制御盤140で所定時間解錠される。
館内放送設備40は、エントランスホール、エレベーターホール、共用廊下等の共用部に配置された拡声器41を備え、管理室60に配置された構内放送装置150からの音声を出力する。また、館内放送設備40として、各居室に配置されたインターホンを使用して音声を出力することができる。また、館内放送設備40の拡声器41には、津波警報受信時およびあらかじめ定めた所定震度以上の地震速報を受信したとき構内放送装置150から津波警報および地震速報が音声として出力される。
エレベーター50は、1または複数のかご51を備え、エレベーター制御盤160で運転制御される。エレベーター50は、エレベーター制御盤160でかご51の運転が高効率で行えるよう制御される。また、エレベーター50は、災害時居住者支援システム100の制御により、緊急地震速報を受信したとき、または建築物に配置された地震検知器で地震を検知したとき、エレベーター制御盤160の制御で地震管制運転に移行して最寄り階に停止して扉が開放される。
次に災害時居住者支援システム100について説明する。インターネット送受信装置110は、インターネット190を介して、常時サーバー180に接続されている。サーバー180は、気象庁が緊急地震速報および津波警報を発したとき、速やかに集合住宅10が建築されている地域の緊急地震速報および津波警報を契約者のインターネット送受信装置110に送出する。
なお、サーバー180は、気象庁から発表された緊急地震速報および津波警報を財団法人気象業務支援センターの配信システム経由で受信し、この緊急地震速報および津波警報をインターネット送受信装置110に配信する。
緊急地震速報および津波警報を受信したインターネット送受信装置110は、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120にその内容を出力する。インターネット送受信装置110としては、緊急地震速報および津波警報受信専用の端末装置を使用することができる。このような、端末装置は市販されており公知である。
緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、津波警報を受信したとき、および受信した緊急地震速報が所定の震度以上であるとき、入口自動解錠制御ユニット130およびオートドア制御盤140に解錠指示信号を発生する。
また、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、構内放送装置150に津波警報および緊急地震速報の内容を拡声器41から音声で出力させる。さらに、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、受信した緊急地震速報が所定の震度以上であるとき、エレベーター制御盤160にエレベーター50を地震管制運転させる。
緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、入力された緊急地震速報が所定の震度、例えば震度5以上であるかを判定する。この設定は必要に応じて変更できる。
入口自動解錠制御ユニット130は、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120の制御により、非常口30の電気錠31を所定時間だけ解錠し、所定時間が経過した後、電気錠31を施錠する。また、オートドア制御盤140は、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120の制御により、入口自動解錠制御ユニット130からの指示により、メインエントランス20の電気錠21を所定時間だけ解錠し、所定時間が経過した後、電気錠31を施錠する。この所定時間は、例えば1時間とし、この時間は必要に応じて変更できる。
キャンセルスイッチ170は、入口自動解錠制御ユニット130によって解錠状態としたメインエントランス20の電気錠21、および非常口30の電気錠31を施錠させる施錠信号(キャンセル信号)を緊急地震速報・津波警報通知ユニット120に出力する。キャンセルスイッチ170を操作することにより、解錠状態の電気錠21、31は施錠される。
次に災害時居住者支援システム100の動作について説明する。図2は図1に示した災害時居住者支援システムの動作を示すフローチャートである。インターネット送受信装置110がサーバー180から指定震度以上の緊急地震速報を受信する(ステップS1)か、津波警報を受信する(ステップS2)と、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、オートドア制御盤140によりメインエントランス20に配置されたオートドア22の電気錠21を解錠する(ステップS3)とともに、非常口30に配置された非常扉32の電気錠31を解錠する(ステップS4)。
これにより、あらかじめ設定された時間が経過するまで(ステップS8のyes)、あるいはキャンセルスイッチ170から施錠信号が出力されるまで(ステップS7のyes)、電気錠21および電気錠31は解錠された状態となる。従って、津波や地震時において、人手を介することなく、メインエントランス20のオートドア22、非常口30の非常扉32から集合住宅10内に待避できる状態とすることができる。
また、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120から構内放送装置150が館内放送設備40の拡声器41から緊急地震速報および津波警報の内容を音声で出力するよう指示する(ステップS5)。これにより、集合住宅10の居住者に緊急地震速報および津波警報の内容を告知できる。
さらに、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、エレベーター制御盤160がエレベーター50を地震管制運転させるよう指示する(ステップS6)。これにより、エレベーター50は、運転中のかご51を最寄り階まで運行し、搭乗者が降りた後に扉を閉じて停止させる。
そして、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、キャンセルスイッチ170からのキャンセル信号が入力される(ステップS7のyes)か、一定の時間が経過する(ステップS8のyes)と、電気錠21、31を施錠する。
従って実施形態1に係る災害時居住者支援システム100によれば、人手を介することなく、災害の発生時に自動的に建築物の扉をあらかじめ定めた一定時間だけ解錠できるので、セキュリティーを確保しつつ避難者を受け入れることができる。また、緊急地震速報および津波警報の内容を居住者に音声で告知できるとともに、エレベーター50を地震管制運転できるので、居住者に対しても地震や津波に対する警戒を促し、さらにエレベーター50のかご51への搭乗者の閉じ込めを防止することができる。
<実施形態2>
次に本発明に係る災害時居住者支援システムの他の実施形態について説明する。図3は本発明に係る災害時居住者支援システムの他の実施形態を示すブロック図である。実施形態2に係る災害時居住者支援システム200は、集合住宅10に配置され、電波で搬送される緊急地震速報および津波警報を受信して電気錠21、31の解錠、館内放送、およびエレベーターの地震管制運転を行う。
次に本発明に係る災害時居住者支援システムの他の実施形態について説明する。図3は本発明に係る災害時居住者支援システムの他の実施形態を示すブロック図である。実施形態2に係る災害時居住者支援システム200は、集合住宅10に配置され、電波で搬送される緊急地震速報および津波警報を受信して電気錠21、31の解錠、館内放送、およびエレベーターの地震管制運転を行う。
災害時居住者支援システム200では、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120に受信装置としてのテレビ受像機210を接続している。テレビ受像機210は、地上波デジタル放送を受信するものであり、放送局220からの電波をアンテナ230で受信する。また、テレビ受像機210は、緊急地震速報および津波警報を受信したとき、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120に対して、緊急地震速報または津波警報受信した旨と、それらの内容を送信できるように構成する。
実施形態2に係る災害時居住者支援システム200の構成は、インターネット送受信装置110に代え、テレビ受像機210を配置している以外は実施形態1に係る災害時居住者支援システム100と同じである。
テレビ受像機210は、緊急地震速報および津波警報を受信すると、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120に対して緊急地震速報および津波警報を受信した旨と、その内容を出力し、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120は、実施形態1に係る災害時居住者支援システム100と同様に動作をする。
従って、実施形態2に係る災害時居住者支援システム200では、人手を介せず災害の発生時に自動的に建築物の扉をあらかじめ定めた一定時間だけ解錠でき、セキュリティーを確保しつつ避難者を受け入れることができる。また、緊急地震速報および津波警報の内容を居住者に音声で告知できるとともに、エレベーターを地震管制運転でき、居住者に対しても地震や津波に対する警戒を促し、さらにエレベーターへの搭乗者の閉じ込めを防止することができる。
さらに、実施形態2では、サーバーから緊急地震速報および津波警報を受信する契約等、煩雑な手続きや設備を備えることなく、受信装置として簡易なテレビ受像機を使用することができる。
なお、電波で搬送される緊急地震速報および津波警報を受信する受信装置としては、テレビ受像機の以外に、同様の機能を備えるテレビチューナーを備えたコンピューター、テレビチューナー付き携帯電話、テレビチューナー付きスマートフォン、テレビチューナー付きカーナビゲーション装置などを使用することができる。
また、特定の電波利用サービスを目的に特定周波数帯の利用免許が与えられているにもかかわらず、使用されていない周波数領域(ホワイトスペース)を利用したエリア放送型システム、特定ラジオマイク、センサーネットワークおよび災害向け通信システム(災害時の安否情報取得等に用いる通信システムおよび被災地の情報取得通信システム)等を受信する装置を使用することができる。
また、上述した各実施形態では、緊急地震速報および津波警報の内容を音声で告知するようにしたが、緊急地震速報および津波警報の内容を画像として表示することができる。この場合には、建築物内に液晶表示装置、電光掲示板、その他の表示装置を配置し、緊急地震速報・津波警報通知ユニット120にこの表示装置に文字等の画像を表示させる画像表示制御装置を配置する。これにより、緊急地震速報および津波警報の内容を文字や画像として表示できる。
なお、前記各実施形態では、災害時居住者支援システムとして、電気錠の解錠を行う他、館内放送およびエレベーターの地震管制運転をするシステムを例としたが、単に電気錠の解錠を行う電気錠解錠システムであっても避難者を建築物内に避難できるようにでき、有効である。
10:集合住宅(建築物)
20:メインエントランス(出入り口)
21:電気錠
22:オートドア(扉)
30:非常口(出入り口)
31:電気錠
32:非常扉(扉)
40:館内放送設備
41:拡声器
50:エレベーター
51:かご
60:管理室
100:災害時居住者支援システム
110:インターネット送受信装置(受信装置)
120:緊急地震速報・津波警報通知ユニット
130:入口自動解錠制御ユニット(解錠制御装置)
140:オートドア制御盤
150:構内放送装置
160:エレベーター制御盤
170:キャンセルスイッチ
180:サーバー
190:インターネット
200:災害時居住者支援システム
210:テレビ受像機(受信装置)
220:放送局
230:アンテナ
20:メインエントランス(出入り口)
21:電気錠
22:オートドア(扉)
30:非常口(出入り口)
31:電気錠
32:非常扉(扉)
40:館内放送設備
41:拡声器
50:エレベーター
51:かご
60:管理室
100:災害時居住者支援システム
110:インターネット送受信装置(受信装置)
120:緊急地震速報・津波警報通知ユニット
130:入口自動解錠制御ユニット(解錠制御装置)
140:オートドア制御盤
150:構内放送装置
160:エレベーター制御盤
170:キャンセルスイッチ
180:サーバー
190:インターネット
200:災害時居住者支援システム
210:テレビ受像機(受信装置)
220:放送局
230:アンテナ
Claims (10)
- 建築物の扉に配置され、入力される信号で施解錠動作する電気錠を施解錠する電気錠解錠システムにおいて、
外部から、前記建築物が立地する地域の災害情報を受信する受信装置と、
前記災害情報を受けたとき、前記電気錠にあらかじめ定めた所定時間だけ前記電気錠を解錠する解錠制御装置と、
を備えることを特徴とする電気錠解錠システム。 - 前記解錠制御装置で解錠状態とされた前記電気錠を施錠する施錠設定装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気錠解錠システム。
- 前記建築物の扉は、前記建築物の出入り口に配置した扉、および非常口の扉の少なくとも一方の扉であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気錠解錠システム。
- 前記受信装置は前記災害情報を発信するサーバーからインターネットを介して前記災害情報を受信するインターネット受信装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気錠解錠システム。
- 前記受信装置は、送信局から電波で発せられる前記災害情報を受信する電波受信装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気錠解錠システム。
- 前記災害情報が津波警報であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気錠解錠システム。
- 前記災害情報があらかじめ定めた所定震度以上の緊急地震速報であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気錠解錠システム。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、
前記受信装置があらかじめ定めた所定震度以上の緊急地震速報を受信したとき、前記建築物のエレベーターを最寄り階まで運行し、利用者が降りた後にドアを閉じて停止させる動作を含む災害時動作を実行させるエレベーター制御装置と、
を備えることを特徴とする災害時居住者支援システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、
前記受信装置が前記災害情報を受けたとき、前記建築物に配置された館内放送装置から前記災害情報に関する情報を音声として出力させる放送手段と、
を備えることを特徴とする災害時居住者支援システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気錠解錠システムと、
前記受信装置が前記災害情報を受けたとき、前記建築物に配置された館内放送装置から前記災害情報に関する情報を画像として表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする災害時居住者支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219448A JP2014071810A (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 電気錠解錠システム、および災害時居住者支援システム |
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Publications (1)
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---|---|
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ID=50746912
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017091417A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | 美和ロック株式会社 | 電子錠管理装置および電子錠管理プログラム |
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2012
- 2012-10-01 JP JP2012219448A patent/JP2014071810A/ja active Pending
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