JP2014071737A - 生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラム - Google Patents

生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生体認証時の利用者の利便性を高めること。
【解決手段】XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有するセンサユニット11は、物体の表面の一部の画像を取得し、画像処理部12は、取得された複数の部分画像間の変化に基づいて、読み取りセンサに対する物体の相対的な移動方向を判定し、判定した移動方向に従って、X方向またはY方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して物体の表面の合成画像を生成し、照合部13は、合成画像と予め登録された生体情報とを照合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラムに関する。
情報処理装置の使用を特定の個人に制限するために、人間の生体情報を利用して特定の個人を認証する生体情報認証装置が普及している。
特に、携帯電話等の移動端末では、指紋を利用した生体情報認証装置が普及している。例えば、移動端末に備えられたセンサユニットによって取得された利用者の指紋画像と、移動端末に予め登録された指紋画像とを比較し、両者が一致する場合に移動端末の利用を許可する生体情報認証装置がある。
携帯電話等の移動端末は小型であるため、移動端末では、限られた面積の中にセンサユニットを配置することになる。そこで、移動端末に備えられるセンサユニットは、一度に指紋全体の画像を取得するような面積の大きなものではなく、指紋の複数の部分画像を順次取得するような面積の小さいものが多い。生体情報認証装置では、センサユニットによって取得された複数の部分画像を結合することにより指紋全体の合成画像を生成する。よって、移動端末の利用者は、指紋を利用した生体認証、すなわち、指紋認証を行う際には、センサユニットの読み取りセンサに指を触れた状態で、読み取りセンサ上で指を滑らせながら移動させることにより、センサユニットに複数の部分画像を取得させる。ここで、センサユニットのようなインターフェースに対する操作のうち、インターフェースに指を触れた状態で指を滑らせながら移動させる操作は「スワイプ」と呼ばれることがある。
また、従来の携帯電話では、読み取りセンサの専有面積を極力小さくするために、携帯電話の筐体の短手方向に細長い横長の読み取りセンサが筐体の表面に配置されている。よって、従来の携帯電話では、指紋認証を行う際の指の移動方向が携帯電話の筐体の長手方向の一方向に限られている。
特開2005-063020号公報
最近、データ通信可能な移動端末としてスマートフォン及びタブレット型端末が注目されている。スマートフォン及びタブレット端末は、従来の携帯電話のように筐体の短手方向を水平にした状態、すなわち、筐体を縦にした状態で用いられるだけでなく、筐体を縦にした状態から90°倒して、筐体の長手方向を水平にした状態、すなわち、筐体を横にした状態で用いられることも多い。
よって、従来の携帯電話のように指の移動方向が筐体の長手方向の一方向に限られていると、例えばスマートフォンの利用者は、スマートフォンの筐体を横にした状態で指紋認証を行うには、スマートフォンの向きに合わせて指を横向きにして筐体の長手方向に移動させる必要があり、不便である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、生体認証時の利用者の利便性を高めることができる生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラムを提供することを目的とする。
開示の態様の生体情報認証装置は、XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットと、取得された複数の前記画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成する画像処理部と、前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する照合部と、を具備する。
開示の態様によれば、生体認証時の利用者の利便性を高めることができる。
図1は、実施例1の生体情報認証装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。 図3は、実施例1の読み取りセンサの動作の説明に供する図である。 図4は、実施例1の生体情報認証装置の動作の説明に供する図である。 図5は、実施例1の生体情報認証装置の動作の説明に供する図である。 図6は、実施例1の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図7は、実施例1の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図8は、実施例1の画像処理部の処理の説明に供するフローチャートである。 図9は、実施例2のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。 図10は、実施例2の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図11は、実施例2の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図12は、実施例3のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。 図13は、実施例3の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図14は、実施例3の画像処理部の処理の説明に供する図である。 図15は、生体情報認証装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する生体情報認証装置、生体情報認証方法及び生体情報認証プログラムが限定されるものではない。また、実施例において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下の実施例では、XY平面上において、移動端末の筐体の長手方向をX方向、移動端末の筐体の短手方向をY方向とする。しかし、XY平面上において、移動端末の筐体の長手方向をY方向、移動端末の筐体の短手方向をX方向とした場合にも、以下の実施例と同様にして開示の技術を実施することができる。すなわち、移動端末の筐体の長手方向をY方向、移動端末の筐体の短手方向をX方向とする場合には、以下の実施例において、「X」を「Y」と読み替え、「Y」を「X」と読み替えればよい。
[実施例1]
<生体情報認証装置の構成>
図1は、実施例1の生体情報認証装置の一例を示す機能ブロック図である。図1において、生体情報認証装置10は、センサユニット11と、画像処理部12と、照合部13と、記憶部14とを有する。
センサユニット11は、物体の表面の一部の画像を取得可能なものである。センサユニット11により順次取得される複数の画像は、画像処理部12に入力される。
画像処理部12は、センサユニット11により取得された複数の画像を結合して物体の表面の合成画像を生成する。画像処理部12により生成された合成画像は、照合部13に入力される。
記憶部14は、利用者によって予め登録された生体情報を記憶する。
照合部13は、画像処理部12から入力された合成画像と、記憶部14に記憶された生体情報とを照合し、照合結果を出力する。
なお、合成画像と照合される、照合対象の生体情報は、必ずしも、生体情報認証装置10に記憶されている必要はない。例えば、照合部13は、生体情報認証装置10と離れた位置に設置されたサーバに予め登録された生体情報を照合対象としてネットワークを介して取得してもよい。この場合には、生体情報認証装置10は、記憶部14を備える必要がない。
<センサユニットのハードウェア構成>
図2は、実施例1のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。図2において、センサユニット11は、読み取りセンサ111と、変換回路112と、メモリ113とを有する。
読み取りセンサ111は、物体の表面の一部の凹凸を所定の周期で順次読み取る。所定の周期で読み取られた凹凸を示す情報(以下では「凹凸情報」と呼ばれることがある)は、変換回路112に順次入力される。
また、読み取りセンサ111は、XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成される。また、読み取りセンサ111は、一続きに帯状に形成される。つまり、実施例1では、読み取りセンサ111は、XY平面上でL字型に形成される。
変換回路112は、読み取りセンサ111から順次入力された凹凸情報を画像に変換する。変換後の画像は、メモリ113に順次入力される。
メモリ113は、変換回路112から順次入力される画像を記憶する。よってメモリ113には、物体表面の順次変化する複数の部分画像が記憶される。これら複数の部分画像は画像処理部12に入力され、画像処理部12によって結合される。
このようにして、センサユニット11は、読み取りセンサ111上でスワイプさせられる物体の表面の一部の画像を取得する。また、センサユニット11は、所定の周期で変化する複数の部分画像を順次取得する。
<読み取りセンサの動作>
図3は、実施例1の読み取りセンサの動作の説明に供する図である。図3には、一例として、読み取りセンサ111が、静電容量型の読み取りセンサである場合を示す。また、図3には、一例として、生体情報認証装置10が指紋認証装置である場合、すなわち、読み取りセンサ111により指の表面の凹凸を読み取る場合を示す。
読み取りセンサ111は、電極と保護膜とを有し、保護膜の上に指を置かれたときの電荷の変化を検出する。電極は、読み取りセンサ111のXY平面上にマトリクス状に配置される。各電極に電荷が蓄積される量は、指の表面の凹凸、すなわち、指紋の凹凸によって電極ごとに異なる。つまり、指の表面まで遠い箇所にある電極よりも、指の表面まで近い箇所にある電極の方に、より多くの電荷が蓄積される。そこで、読み取りセンサ111は、凹凸情報として、電極ごとの電荷量を変換回路112に出力する。
変換回路112は、読み取りセンサ111のXY平面上において、電荷量がより多い箇所ほど濃度をより濃く表示するようにして、凹凸情報を画像に変換する。
このようにして、センサユニット11は、指の表面の画像、すなわち、指紋の画像を取得することができる。
なお、読み取りセンサ111が読み取るものは、指の表面の凹凸に限定されない。例えば掌紋を用いた生体認証を行う場合には、読み取りセンサ111は、手のひらの表面の凹凸を読み取る。つまり、読み取りセンサ111は物体の表面の凹凸を読み取り、センサユニット11は、物体の表面の画像を取得する。
また、読み取りセンサ111は、静電容量型に限定されない。読み取りセンサ111は、圧力センサ、電界センサ等、コンタクトタイプの他の読み取りセンサであってもよい。
<生体情報認証装置の動作>
図4及び図5は、実施例1の生体情報認証装置の動作の説明に供する図である。図4及び図5には、一例として、生体情報認証装置10が移動端末に搭載される場合を示す。
また、図4には、移動端末の筐体20のY方向(短手方向)を水平にした状態、すなわち、筐体20を縦にした状態で指紋認証が行われる場合を示す。一方、図5には、移動端末の筐体20のX方向(長手方向)を水平にした状態、すなわち、筐体20を横にした状態で指紋認証が行われる場合を示す。
図4に示すように、利用者は、筐体20を縦にした状態で指紋認証を行うときは、センサユニット11上で、指をX方向に移動させる。一方で、図5に示すように、利用者は、筐体20を横にした状態で指紋認証を行うときは、センサユニット11上で、指をY方向に移動させる。これにより、センサユニット11は、指紋の一部の画像を順次取得することができる。
ここで、実施例1では、図2に示すように、読み取りセンサ111がXY平面上でL字型に形成されるため、センサユニット11は、X方向に細長いX方向の画像と、Y方向に細長いY方向の画像とから構成されるL字型の画像を取得する。また、図4及び図5のいずれの使用形態でも、センサユニット11は、X方向またはY方向のいずれか一方に結合可能なL字型の画像を取得することができる。すなわち、図4の使用形態では、L字型の読み取りセンサ111内のY方向に配置された電極により、Y方向に細長い、X方向に結合可能なY方向の画像を取得可能である。一方で、図5の使用形態では、L字型の読み取りセンサ111内のX方向に配置された電極により、X方向に細長い、Y方向に結合可能なX方向の画像を取得可能である。
<画像処理部の処理>
図6及び図7は、実施例1の画像処理部の処理の説明に供する図である。図6及び図7はいずれも、図4に示す使用形態において取得される部分画像を結合する場合を示す。図6には、L字型の複数の部分画像を結合できる場合を示し、図7には、L字型の複数の部分画像を結合できない場合を示す。
図6に示すように、画像処理部12が、L字型の部分画像30−1〜30−9をY方向の結合箇所31に従ってX方向に結合すると、Y方向の画像間の結合箇所31において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができる。つまり、図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のY方向の画像を結合することができる。よって、画像処理部12は、結合箇所31に従って、複数のY方向の画像をX方向に結合することにより、指紋全体の合成画像を生成することができる。また、複数のY方向の画像の結合により指紋全体の合成画像を生成可能な場合には、X方向の画像35は不要となる。よって、この場合には、画像処理部12は、L字型の部分画像30−1〜30−9の各々から、X方向の画像35を削除する。
一方で、図7に示すように、画像処理部12が、L字型の部分画像30−1と30−2とをX方向の結合箇所32に従ってY方向に結合すると、X方向の画像間の結合箇所32において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができない。つまり、図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のX方向の画像を結合することができない。
なお、図5に示す使用形態において取得されるL字型の部分画像の結合の可否に関しては、図6及び図7において、「X」を「Y」に読み替え、「Y」を「X」に読み替えたものになる。すなわち、図5に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のL字型の部分画像を結合箇所31に従ってY方向に結合することができる一方で、複数のL字型の部分画像を結合箇所32に従ってX方向に結合することができない。つまり、図4に示す使用形態と、図5に示す使用形態とでは、部分画像の結合が可能な方向が逆転する。
そこで、画像処理部12は、センサユニット11によって取得された複数の部分画像間の変化に基づいて読み取りセンサ111に対する指の相対的な移動方向を判定する。すなわち、画像処理部12は、複数のY方向の画像をX方向に結合可能な場合には、指の相対的な移動方向をX方向と判定する。一方で、画像処理部12は、複数のX方向の画像をY方向に結合可能な場合には、指の相対的な移動方向をY方向と判定する。
そして、画像処理部12は、判定した移動方向に従って、X方向またはY方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して指紋全体の合成画像を生成する。すなわち、画像処理部12は、移動方向をX方向と判定した場合には複数のY方向の画像をX方向に結合し、移動方向をY方向と判定した場合には複数のX方向の画像をY方向に結合する。
このように、画像処理部12は、移動方向の判定と、画像の結合とを並行して行う。
図8は、実施例1の画像処理部の処理の説明に供するフローチャートである。
まず、画像処理部12は、所定数の部分画像をX方向に結合する(ステップS40)。
画像処理部12は、ステップS40での結合ができた場合には(ステップS41:Yes)、読み取りセンサ111に対する指の相対的な移動方向をX方向と判定する(ステップS42)。
画像処理部12は、移動方向をX方向と判定すると(ステップS42)、残りの部分画像をX方向に結合するとともに(ステップS43)、すべての部分画像からX方向の画像を削除する(ステップS44)。
一方で、画像処理部12は、ステップS41での結合ができない場合には(ステップS41:No)、所定数の部分画像をY方向に結合する(ステップS45)。
画像処理部12は、ステップS45での結合ができた場合には(ステップS46:Yes)、読み取りセンサ111に対する指の相対的な移動方向をY方向と判定する(ステップS47)。
画像処理部12は、移動方向をY方向と判定すると(ステップS47)、残りの部分画像をY方向に結合するとともに(ステップS48)、すべての部分画像からY方向の画像を削除する(ステップS49)。
なお、画像処理部12は、ステップS40及びステップS45でのいずれの結合もできない場合には(ステップS41:No、及び、ステップS46:No)、読み取りセンサ111による指紋の読み取りが失敗したと判定して処理を終了する。
ここで、画像処理部12は、ステップS42において、所定数の部分画像間においてX方向に結合可能な線画像が存在する範囲のY方向の長さの、読み取りセンサ111のY方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、読み取りセンサ111に対する指の相対的な移動方向をX方向と判定するのが好ましい。また、画像処理部12は、ステップS45において、所定数の部分画像間においてY方向に結合可能な線画像が存在する範囲のX方向の長さの、読み取りセンサ111のX方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、読み取りセンサ111に対する指の相対的な移動方向をY方向と判定するのが好ましい。これにより、閾値の調節により、移動方向の判定精度を適度な精度に調節することができる。
また、画像処理部12は、ステップS41及びステップS46において、センサユニット11によって取得された複数の部分画像のうち、最初の画像から所定数の画像を用いて移動方向を判定するのが好ましい。これにより、センサユニット11による画像の取得開始から短時間で指の移動方向を判定することができる。
なお、図8においては、X方向の結合可否の判定を、Y方向の結合可否の判定よりも先に行った。しかし、Y方向の結合可否の判定を、X方向の結合可否の判定よりも先に行ってもよい。
また、図8において、ステップS43とステップS44の処理順序は逆であってもよい。同様に、ステップS48とステップS49の処理順序は逆であってもよい。つまり、削除処理を結合処理より先に行ってもよい。
以上のように実施例1によれば、XY平面上でX方向及びY方向に帯状に、すなわち、L字型に形成された読み取りセンサ111を有するセンサユニット11は、物体の表面の一部の画像を取得する。画像処理部12は、取得された複数の部分画像間の変化に基づいて、読み取りセンサ111に対する物体の相対的な移動方向を判定する。また、画像処理部12は、判定した移動方向に従って、X方向またはY方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して物体の表面の合成画像を生成する。そして、照合部13は、合成画像と予め登録された生体情報とを照合する。これにより、センサユニット11は、X方向に物体がスワイプされた場合、及び、Y方向に物体がスワイプされた場合のいずれの場合でも、X方向またはY方向のいずれか一方に結合可能な部分画像を取得することができる。よって、生体情報認証装置10は、X方向に物体がスワイプされた場合、及び、Y方向に物体がスワイプされた場合のいずれの場合でも、生体認証を行うことができる。すなわち、例えば生体情報認証装置10が移動端末に搭載される場合には、利用者は、移動端末の筐体を縦にした状態及び横にした状態のいずれの状態でも、同一の方向に指をスワイプさせて指紋認証を行うことができる。よって、生体認証時の利用者の利便性を高めることができる。
また、実施例1によれば、読み取りセンサ111は、XY平面上で一続きに帯状に形成される。このように、センサユニット11は、X方向用とY方向用のそれぞれ別の読み取りセンサを備えるのではなく、1つの読み取りセンサ111を備えるため、変換回路112も1つで足りる。よって、読み取りセンサ111の実装面積を小さくすることができる。
また、実施例1によれば、画像処理部12は、物体の移動方向をX方向と判定するときは、Y方向の複数の画像をX方向に結合して合成画像を生成する。一方で、画像処理部12は、物体の移動方向をY方向と判定するときは、X方向の複数の画像をY方向に結合して合成画像を生成する。これにより、X方向に物体がスワイプされた場合、及び、Y方向に物体がスワイプされた場合のいずれの場合でも、物体表面全体の合成画像を生成することができる。
[実施例2]
実施例2では、読み取りセンサ111が、XY平面上でT字型に形成される点が実施例1と相違する。
<センサユニットのハードウェア構成>
図9は、実施例2のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。図9における読み取りセンサ111は、実施例1(図2)と同様に、XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成される。また、読み取りセンサ111は、実施例1(図2)と同様に、一続きに帯状に形成される。但し、実施例2では、読み取りセンサ111は、XY平面上でT字型に形成される。
<生体情報認証装置の動作>
実施例2では、図9に示すように、読み取りセンサ111がXY平面上でT字型に形成されるため、センサユニット11は、X方向に細長いX方向の画像と、Y方向に細長いY方向の画像とから構成されるT字型の画像を取得する。また、図4及び図5のいずれの使用形態でも、センサユニット11は、X方向またはY方向のいずれか一方に結合可能なT字型の画像を取得することができる。すなわち、図4の使用形態では、T字型の読み取りセンサ111内のY方向に配置された電極により、Y方向に細長い、X方向に結合可能なY方向の画像を取得可能である。一方で、図5の使用形態では、T字型の読み取りセンサ111内のX方向に配置された電極により、X方向に細長い、Y方向に結合可能なX方向の画像を取得可能である。
<画像処理部の処理>
図10及び図11は、実施例2の画像処理部の処理の説明に供する図である。図10及び図11はいずれも、図4に示す使用形態において取得される部分画像を結合する場合を示す。図10には、T字型の複数の部分画像を結合できる場合を示し、図11には、T字型の複数の部分画像を結合できない場合を示す。
図10に示すように、画像処理部12が、T字型の部分画像50−1〜50−8をY方向の結合箇所51に従ってX方向に結合すると、Y方向の画像間の結合箇所51において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができる。つまり、図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のY方向の画像を結合することができる。よって、画像処理部12は、結合箇所51に従って、複数のY方向の画像をX方向に結合することにより、指紋全体の合成画像を生成することができる。また、複数のY方向の画像の結合により指紋全体の合成画像を生成可能な場合には、X方向の画像55は不要となる。よって、この場合には、画像処理部12は、T字型の部分画像50−1〜50−8の各々から、X方向の画像55を削除する。
一方で、図11に示すように、画像処理部12が、T字型の部分画像50−1と50−2とをX方向の結合箇所52に従ってY方向に結合すると、X方向の画像間の結合箇所52において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができない。つまり、上記図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のX方向の画像を結合することができない。
なお、図5に示す使用形態において取得されるT字型の部分画像の結合の可否に関しては、図10及び図11において、「X」を「Y」に読み替え、「Y」を「X」に読み替えたものになる。すなわち、図5に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のT字型の部分画像を結合箇所51に従ってY方向に結合することができる一方で、複数のT字型の部分画像を結合箇所52に従ってX方向に結合することができない。つまり、図4に示す使用形態と、図5に示す使用形態とでは、部分画像の結合が可能な方向が逆転する。
以上のように実施例2によれば、読み取りセンサ111をXY平面上でT字型に形成することにより、実施例1と同様の作用及び効果を得ることができる。
[実施例3]
実施例3では、読み取りセンサ111が、XY平面上で十字型に形成される点が実施例1と相違する。
<センサユニットのハードウェア構成>
図12は、実施例3のセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。図12における読み取りセンサ111は、実施例1(図2)と同様に、XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成される。また、読み取りセンサ111は、実施例1(図2)と同様に、一続きに帯状に形成される。但し、実施例3では、読み取りセンサ111は、XY平面上で十字型に形成される。
<生体情報認証装置の動作>
実施例3では、図12に示すように、読み取りセンサ111がXY平面上で十字型に形成されるため、センサユニット11は、X方向に細長いX方向の画像と、Y方向に細長いY方向の画像とから構成される十字型の画像を取得する。また、図4及び図5のいずれの使用形態でも、センサユニット11は、X方向またはY方向のいずれか一方に結合可能な十字型の画像を取得することができる。すなわち、図4の使用形態では、十字型の読み取りセンサ111内のY方向に配置された電極により、Y方向に細長い、X方向に結合可能なY方向の画像を取得可能である。一方で、図5の使用形態では、十字型の読み取りセンサ111内のX方向に配置された電極により、X方向に細長い、Y方向に結合可能なX方向の画像を取得可能である。
<画像処理部の処理>
図13及び図14は、実施例3の画像処理部の処理の説明に供する図である。図13及び図14はいずれも、図4に示す使用形態において取得される部分画像を結合する場合を示す。図13には、十字型の複数の部分画像を結合できる場合を示し、図14には、十字型の複数の部分画像を結合できない場合を示す。
図13に示すように、画像処理部12が、十字型の部分画像60−1〜60−8をY方向の結合箇所61に従ってX方向に結合すると、Y方向の画像間の結合箇所61において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができる。つまり、図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のY方向の画像を結合することができる。よって、画像処理部12は、結合箇所61に従って、複数のY方向の画像をX方向に結合することにより、指紋全体の合成画像を生成することができる。また、複数のY方向の画像の結合により指紋全体の合成画像を生成可能な場合には、X方向の画像65は不要となる。よって、この場合には、画像処理部12は、十字型の部分画像60−1〜60−8の各々から、X方向の画像65を削除する。
一方で、図14に示すように、画像処理部12が、十字型の部分画像60−1と60−2とをX方向の結合箇所62に従ってY方向に結合すると、X方向の画像間の結合箇所62において、指紋の各々の線画像を一続きに結合することができない。つまり、図4に示す使用形態では、画像処理部12は、複数のX方向の画像を結合することができない。
なお、図5に示す使用形態において取得される十字型の部分画像の結合の可否に関しては、図13及び図14において、「X」を「Y」に読み替え、「Y」を「X」に読み替えたものになる。すなわち、図5に示す使用形態では、画像処理部12は、複数の十字型の部分画像を結合箇所61に従ってY方向に結合することができる一方で、複数の十字型の部分画像を結合箇所62に従ってX方向に結合することができない。つまり、図4に示す使用形態と、図5に示す使用形態とでは、部分画像の結合が可能な方向が逆転する。
以上のように実施例3によれば、読み取りセンサ111をXY平面上で十字型に形成することにより、実施例1と同様の作用及び効果を得ることができる。
[実施例4]
画像処理部12による部分画像の結合が正しく行われて、部分画像間の結合関係が正しい合成画像が生成されたときは、その合成画像には、部分画像から削除された画像と一致する箇所が含まれるはずである。例えば、図6においてL字型の部分画像30−1〜30−9の各々から削除されたX方向の画像35と同一の画像が、X方向に結合された正しい合成画像には含まれるはずである。また例えば、図10においてT字型の部分画像50−1〜50−8の各々から削除されたX方向の画像55と同一の画像が、X方向に結合された正しい合成画像には含まれるはずである。また例えば、図13において十字型の部分画像60−1〜60−8の各々から削除されたX方向の画像65と同一の画像が、X方向に結合された正しい合成画像には含まれるはずである。
換言すれば、X方向の結合が行われることにより生成された合成画像において、削除されるX方向の画像と一致する箇所があるときは、その合成画像は正しい合成画像であると判定することができる。つまり、画像の結合が正しいと判定することができる。
一方で、X方向の結合が行われることにより生成された合成画像において、削除されるX方向の画像と一致する箇所がないときは、その合成画像は誤った合成画像であると判定することができる。つまり、画像の結合が誤っていると判定することができる。
Y方向の結合についても同様である。
そこで、実施例4では、画像処理部12は、移動方向をX方向と判定するときは、X方向の画像を用いて、X方向でのY方向の画像の結合が正しいか否か判定する。また、画像処理部12は、移動方向をY方向と判定するときは、Y方向の画像を用いて、Y方向でのX方向の画像の結合が正しいか否か判定する。
これにより、誤った合成画像によって誤った生体認証が行われることを防止できる。
ここで、照合部13での照合を、画像処理部12が画像の結合を正しいと判定したときにだけ行うのが好ましい。これにより、生体認証の精度を高めることができる。
また、画像処理部12は、生成した合成画像において画像間の結合関係が誤っていると判定した場合には、合成画像に所定の補正処理を施すのが好ましい。所定の補正処理として、具体的には、画像処理部12が、合成画像内における画像間の結合状態を補正する処理がある。例えば、画像処理部12は、合成画像において結合された2つの部分画像において、結合箇所に沿って一方の部分画像を他方の部分画像に対してシフトさせて、2つの部分画像間で一続きに結合する線画像対を変化させる。これにより、生体認証の精度をさらに高めることができる。
[他の実施例]
[1]上記実施例の生体情報認証装置10は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図15は、生体情報認証装置のハードウェア構成例を示す図である。
図15に示すように、生体情報認証装置10は、ハードウェアの構成要素として、センサユニット11と、CPU(Central Processing Unit)10aと、メモリ10bとを有する。メモリ10bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。
画像処理部12と、照合部13とは、CPU10aにより実現される。記憶部14は、メモリ10bにより実現される。
[2]画像処理部12及び照合部13での各種の処理は、予め用意されたプログラムをCPU10aに実行させることによっても実現できる。すなわち、画像処理部12と、照合部13とによって実行される各処理に対応するプログラムが予めメモリ10bに記憶され、各プログラムがCPU10aへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、各プログラムは、必ずしも予めメモリ10bに記憶される必要はない。すなわち、例えば、生体情報認証装置10に接続可能なフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録され、各プログラムがCPU10aへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また例えば、生体情報認証装置10が搭載される移動端末に、インターネット、LAN、WAN等を介して無線または有線により接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが予め記憶され、各プログラムがCPU10aへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
上記実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットと、
取得された複数の前記画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成する画像処理部と、
前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する照合部と、
を具備する生体情報認証装置。
(付記2)前記読み取りセンサは、一続きに前記帯状に形成される、
付記1に記載の生体情報認証装置。
(付記3)前記読み取りセンサは、L字型に形成される、
付記2に記載の生体情報認証装置。
(付記4)前記読み取りセンサは、T字型に形成される、
付記2に記載の生体情報認証装置。
(付記5)前記読み取りセンサは、十字型に形成される、
付記2に記載の生体情報認証装置。
(付記6)前記画像処理部は、前記移動方向を前記X方向と判定するときは、前記Y方向の複数の画像を前記X方向に結合して前記合成画像を生成する一方で、前記移動方向を前記Y方向と判定するときは、前記X方向の複数の画像を前記Y方向に結合して前記合成画像を生成する、
付記1から5のいずれか一つに記載の生体情報認証装置。
(付記7)前記画像処理部は、前記移動方向を前記X方向と判定するときは、前記X方向の画像を用いて、前記X方向での前記Y方向の画像の結合が正しいか否か判定する一方で、前記移動方向を前記Y方向と判定するときは、前記Y方向の画像を用いて、前記Y方向での前記X方向の画像の結合が正しいか否か判定する、
付記6に記載の生体情報認証装置。
(付記8)前記画像処理部は、前記Y方向の画像の結合が誤っていると判定する場合、または、前記X方向の画像の結合が誤っていると判定する場合は、前記合成画像内における画像間の結合状態を補正する、
付記7に記載の生体情報認証装置。
(付記9)前記画像処理部は、取得された前記複数の画像間において前記X方向に結合可能な線画像が存在する範囲の前記Y方向の長さの、前記読み取りセンサの前記Y方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、前記移動方向が前記X方向であると判定する一方で、前記複数の画像間において前記Y方向に結合可能な線画像が存在する範囲の前記X方向の長さの、前記読み取りセンサの前記X方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、前記移動方向が前記Y方向であると判定する、
付記1から8のいずれか一つに記載の生体情報認証装置。
(付記10)前記画像処理部は、取得された前記複数の画像のうち、最初の画像から所定数の画像を用いて前記移動方向を判定する、
付記9に記載の生体情報認証装置。
(付記11)XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットによって取得された複数の画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、
前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成し、
前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する、
生体情報認証方法。
(付記12)XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットによって取得された複数の画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、
前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成し、
前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する、
処理をコンピュータに実行させる生体情報認証プログラムを記憶する記録媒体。
(付記13)XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットと、
取得された複数の前記画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成し、前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合するプロセッサと、
を具備する生体情報認証装置。
10 生体情報認証装置
11 センサユニット
12 画像処理部
13 照合部
14 記憶部
20 移動端末の筐体

Claims (12)

  1. XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットと、
    取得された複数の前記画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成する画像処理部と、
    前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する照合部と、
    を具備する生体情報認証装置。
  2. 前記読み取りセンサは、一続きに前記帯状に形成される、
    請求項1に記載の生体情報認証装置。
  3. 前記読み取りセンサは、L字型に形成される、
    請求項2に記載の生体情報認証装置。
  4. 前記読み取りセンサは、T字型に形成される、
    請求項2に記載の生体情報認証装置。
  5. 前記読み取りセンサは、十字型に形成される、
    請求項2に記載の生体情報認証装置。
  6. 前記画像処理部は、前記移動方向を前記X方向と判定するときは、前記Y方向の複数の画像を前記X方向に結合して前記合成画像を生成する一方で、前記移動方向を前記Y方向と判定するときは、前記X方向の複数の画像を前記Y方向に結合して前記合成画像を生成する、
    請求項1から5のいずれか一つに記載の生体情報認証装置。
  7. 前記画像処理部は、前記移動方向を前記X方向と判定するときは、前記X方向の画像を用いて、前記X方向での前記Y方向の画像の結合が正しいか否か判定する一方で、前記移動方向を前記Y方向と判定するときは、前記Y方向の画像を用いて、前記Y方向での前記X方向の画像の結合が正しいか否か判定する、
    請求項6に記載の生体情報認証装置。
  8. 前記画像処理部は、前記Y方向の画像の結合が誤っていると判定する場合、または、前記X方向の画像の結合が誤っていると判定する場合は、前記合成画像内における画像間の結合状態を補正する、
    請求項7に記載の生体情報認証装置。
  9. 前記画像処理部は、取得された前記複数の画像間において前記X方向に結合可能な線画像が存在する範囲の前記Y方向の長さの、前記読み取りセンサの前記Y方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、前記移動方向が前記X方向であると判定する一方で、前記複数の画像間において前記Y方向に結合可能な線画像が存在する範囲の前記X方向の長さの、前記読み取りセンサの前記X方向の長さに対する割合が閾値以上のときに、前記移動方向が前記Y方向であると判定する、
    請求項1から8のいずれか一つに記載の生体情報認証装置。
  10. 前記画像処理部は、取得された前記複数の画像のうち、最初の画像から所定数の画像を用いて前記移動方向を判定する、
    請求項9に記載の生体情報認証装置。
  11. XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットによって取得された複数の画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、
    前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成し、
    前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する、
    生体情報認証方法。
  12. XY平面上でX方向及びY方向に帯状に形成された読み取りセンサを有する、物体の表面の一部の画像を取得可能なセンサユニットによって取得された複数の画像間の変化に基づいて、前記読み取りセンサに対する前記物体の相対的な移動方向を判定し、
    前記移動方向に従って、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の複数の画像を結合して前記表面の合成画像を生成し、
    前記合成画像と予め登録された生体情報とを照合する、
    処理をプロセッサに実行させる生体情報認証プログラム。
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